JPH04327111A - 青果物の包装方法 - Google Patents

青果物の包装方法

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JPH04327111A
JPH04327111A JP9184991A JP9184991A JPH04327111A JP H04327111 A JPH04327111 A JP H04327111A JP 9184991 A JP9184991 A JP 9184991A JP 9184991 A JP9184991 A JP 9184991A JP H04327111 A JPH04327111 A JP H04327111A
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JP
Japan
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film
fruit
vegetable
vegetables
fruits
Prior art date
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Withdrawn
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JP9184991A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Tsuri
釣 登志宏
Katsunari Akane
赤根 克成
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉フィルムを用いて
、青果物を自動包装する包装技術に関する。
【0002】
【従来技術】平坦な薄肉フィルムを用いて青果物を機械
的に包装することは知られている(例えば特開昭53−
74988号公報、特開昭55−20117号公報、実
開昭58−188803号公報、特開昭63−2819
22号公報、実開平2−99703号公報等)。その方
法、装置は種々様々ではあるが、これらを要約すると、
青果物の一方側に平坦な薄肉フィルムのほぼ中央部を接
触させ、そのフィルムの四方側縁部を青果物の他方側に
たぐし寄せることで青果物をフィルムで包被し、そのた
ぐし寄せられたフィルム部分を収束し封束して、青果物
を包装する方法、と言うことができる。
【0003】そして、この場合の前記、そのたぐし寄せ
られたフィルム部分を収束し封束する、ことの具体的手
段として、たぐし寄せられたフィルムを開閉するレンズ
シヤッター様の装置で外周から把持し、かつそれを絞り
込んでフィルム部分を収束しておき、その収束されたフ
ィルム部分を、回転させて捩り固定したり、熱シールし
て固定したり、ワイヤーや粘着テープで結束したりして
封束することも、提案されている。
【0004】しかしながら、前記の方法、装置は、ポリ
エチレン系樹脂フィルムで代表される様な、柔軟でかつ
強靭な薄肉フィルムには十分適用できるが、例えば肉厚
が10〜25μmの薄肉であって、しかも剛性が大きく
(ループスティフネス測定値が100mg以上になる)
、その割りにエレメンドルフ衝撃引裂強度が2〜6g程
度と低くて脆いポリスチレン系樹脂フィルムで代表され
る様な合成樹脂フィルムに適用する時は、収束部でフィ
ルムが破断してしまう現象と、収束が不十分になって強
い封束状態を確保することが出来ない現象とが裏腹の関
係で発生し、それらを解消することが出来ないため自動
包装機として実用に供せない問題点がある。殊にポリス
チレン系樹脂フィルムでは、捩り固定することは実質上
不可能に近く、熱シールして固定するには時間が掛かり
過ぎ経済的に成り立たない問題が生じてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに一方ポリスチ
レン系樹脂フィルムには、水蒸気等のガス透過性が青果
物の鮮度保持に適切であり、クリアな透明度と輝く光沢
は青果物の商品価値を高める点で優れる等の大きな利点
がある。したがってこのような包装材を用いて、青果物
の機械包装を容易に行なえるようにすることは当業界が
持つ長年の課題であった。
【0006】本発明の目的は、剛性の強い例えばポリス
チレン系樹脂フィルムを用いた場合でも、収束部でフィ
ルムに穴があいたり破断したりすることなく、かつ封束
部がずれ動いてしまうことがない十分な封束状態が維持
できる青果物の機械包装を、経済的に行なえる包装方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の包装
方法は、青果物の一方側に薄肉フィルムのほぼ中央部を
接触させ、そのフィルムの側縁部を青果物の他方側にた
ぐし寄せて青果物をフィルムで包被し、そのたぐし寄せ
られたフィルム部分を収束し、封束して青果物を包装す
る青果物の包装方法において、上記たぐし寄せられたフ
ィルムを近接した二ケ所の部分で絞りこんで収束し把持
すること、次いでその収束把持している二ケ所のほぼ中
央部を、封束密度(封束部フィルムの実際の断面積÷封
束部の見掛けの断面積)が0.06〜0.3の状態に封
束固定することを特徴とする青果物の包装方法である。
【0008】以下本発明を図面などを用いて詳述する。 図1〜5は本発明の包装方法を実施するのに便利な工程
の一例を示す原理概念図であり、その工程の順序を示し
ている。図1は、ほぼ正方形に裁断された平坦なフィル
ム2の中央部に、その上から球状をした青果物1を載置
した状態を示している。すなわち青果物1の一方側に平
坦な薄肉フィルム2のほぼ中央部を接触させている。こ
の場合の青果物1の下部にある昇降台座4の窪みは、次
ぎの工程に移る際、フィルム2が青果物の表面にそって
奇麗にたぐし寄せられるための工夫である。
【0009】図2は、前記青果物1を載置した昇降台座
4が下降することによって、残余のフィルムの四方側縁
部が青果物1の他方側にたぐし寄せられた状態を示して
いる。すなわち、フィルム2の四方側縁部を青果物1の
他方側にたぐし寄せることで青果物1をフィルム2で包
被する状態を示している。図3は、前記たぐし寄せられ
たフィルム2を近接した二ケ所の部分で絞りこんで収束
し把持する状態を示している。この場合、具体的には例
えば上段、下段一対のシヤッター羽根5,6を近接して
配置した絞り装置3が、その両側からほぼ同時にたぐし
寄せられたフィルムを絞り込んで把持する。この近接距
離は5〜30mmの寸法範囲に設定することが、下記す
る封束密度を高める上で望ましい。また一対の絞り装置
の少なくとも片方が1/4〜1回転し、収束したフィル
ムを把持した状態のまま絞り装置間で捩るようにするこ
とも封束密度を高める上で望ましい。
【0010】図4は、収束把持されたフィルム部分を、
封束装置7で固定することを示している。この場合の封
束固定は、二ケ所で収束把持しているフィルム2のほぼ
中央部で行なうことが重要である。これを片方で行なお
うとすると封束密度の調節が困難となり、フィルムが破
断したり封束部8が脱落したりする原因となる。この場
合の管理指標には封束密度を用いるのが有効でその範囲
は0.06〜0.3である。この設定は例えばシヤッタ
ー羽根で絞り込まれるシヤッター絞りが全閉のときに、
シヤッター中央部に8〜22mmφの開口部が形成され
る機構に改良した絞り装置を用い、この上下2段の絞り
装置の開口部を調節することで行なうことが出来る。
【0011】この封束密度は、封束部フィルムの実際の
断面積を封束部の見掛けの断面積で徐した値で、封束の
強さの状態を示すものである。封束部フィルムの実際の
断面積は、この場合包装体を封束部で切断して内容物を
取り除き、残ったフィルムを丁寧に平坦に広げるとフィ
ルムはほぼ円形になる。したがってその円周をL、フィ
ルム厚みをTとすると、封束部フィルムの実際の断面積
はLTで示される。一方、封束部の見掛けの断面積は、
封束部の直径を直交する2方向の平均値Dとすると、(
πD2 )/4で示されるから、封束密度はLT÷(π
D2 )/4として計算できる。
【0012】そしてこの上限値0.3は、脆弱なフィル
ムの封束部近傍に傷や穴を生じることなく強く封束する
ためのものである。またその下限値0.06は、フィル
ムの性質で調整設定した青果物の鮮度保持の性能を設定
値通りに発揮させるための必要性の他に、包装物を移送
する過程で、封束部がずれ動いたり脱落してしまうこと
を防ぐためのものである。この値は厳密には0.25〜
0.09の範囲から選ぶことが望ましい。
【0013】図5は、包装ができ上がった包装体で、青
果物1の表面全体を覆うフィルム2の端部が、青果物1
の上部で収束し,封束体8で固定されている。この封束
体8の形成は、金属環でかしめる方法、化粧針金で締め
付ける方法、プラスチッククリップで止める方法、粘着
テープを巻き付ける方法等、種々の方法が採用できるが
、なかでも粘着テープを巻き付けて固定する方法が封束
部のフィルムを傷付けにくい点で望ましい。
【0014】本発明の包装方法で採用できるフィルムは
、厚みが10〜25μmの薄肉であって、しかも剛性(
ルーブスティフネス測定値が100mg以上になる)が
大きく、その割りにエレメンドルフ衝撃引裂強度が2〜
6g程度と低くて脆い合成樹脂フィルムに適用できる。 もちろん、これよりも強靭、又は柔軟なフィルム、例え
ばセロハンを始めとする種々の合成樹脂フィルム、具体
的には通常ポリオレフィン樹脂フィルムと呼称されてい
る高、中、低および超低密度のポリエチレン樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリプロピレン樹脂、エ
チレン−プロピレン共重合樹脂等のそれぞれ単独樹脂か
らなるフィルム、2種以上の混合樹脂からなるフィルム
およびそれら各種樹脂の積層フィルムも広く適用できる
。特に制限がない。しかし、本発明の特徴を最も発揮で
きるのは、肉厚が12〜20μmの薄肉であって、しか
もループスティフネス測定値が200〜600mg程度
の高い剛性をもつが、その割りにエレメンドルフ衝撃引
裂強度が3〜5g程度と低くて脆い処の、ポリスチレン
系樹脂フィルムを対象にする場合である。この種のフィ
ルムは、一般にブタジエンゴムなどの改質剤が添加され
て特性改良されたものが多いが、それでも従来の包装機
による青果物包装は不可能とされているものであって、
本発明によって、この種のフィルムの機械包装を可能に
した意義は極めて大きい。
【0015】本発明で採用できる青果物には、例えばレ
タス、キャベツ、白菜、西瓜、カボチャ、トマト、メロ
ン、リンゴ、ポンカン等の種々の野菜類や果実類があり
、特に制限はない。これらは個々に包装することでその
鮮度を維持し、さらに外観を美麗にして商品価値を高め
ることが出来る。本発明で言うループスティフネス測定
値は、市販の測定機(LOOP  STIFFNES 
 TESTERN581(株)東洋精機製作所)で測定
した値である。測定方法は図6において、試料幅25m
m、試料長250mmに切り出したフィルムサンプル2
を、ループ長さが50mmになるようにサンプル両端を
チヤック9に固定し、そしてループの上から荷重ピスト
ン10の荷重で押さえて、ループの頂きが10mm(a
で示す部分)時点の、その荷重をもってループスティフ
ネス測定値としたものである。この値の大きい方がフィ
ルムの剛性が大きいことを意味する。
【0016】
【実施例】図1〜5に示す工程の包装装置を用い、Lサ
イズのレタスの包装実験を行なった。この場合の条件は
つぎの通りである。 1)使用フィルム:厚み16μm、ループスティフネス
測定値50mg、エレメンドルフ衝撃引裂強度(JIS
  P−8116による)3g、一辺寸法500mmの
正方形の二軸延伸ポリスチレン樹脂フィルム(商品名O
PSフィルム、旭化成工業(株)社製)を用いる。 2)絞り装置の上下シヤッター羽根の間隔:25mm3
)封束体の形成:幅9.0mmのPET粘着テープを1
回巻き付けて完成する。 4)封束密度:0.04〜0.34 上下2段のシヤッターの穴を9〜27φにして調整する
。 5)包装能力:12個/分 6)評価項目:得られた各100個の包装体について、
封束部近傍の穴(フィルム破れ)の発生率と、箱詰めか
ら輸送時の過程で生じた封束部ズレの発生率の2種を評
価した。その結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】本発明は前述した構成によって、薄肉で
も剛性が大きくその反面脆弱なポリスチレン樹脂フィル
ムを用いた青果物包装を自動連続的に行なうことが出来
る。もちろんこの方法は他の強靭なフィルムを用いる場
合にも応用できる。本発明は自動包装の分野に果たす役
割の大きい、有用性に優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルム2の中央部に青果物1を載置した状態
を示す説明図である。
【図2】フィルム2の四方側縁部が青果物1の他方側に
たぐし寄せられた状態を示す説明図である。
【図3】フィルム2を二ケ所で絞りこんで収束し把持す
る状態を示す説明図である。
【図4】フィルム2が封束装置7で固定される状態を示
す説明図である。
【図5】包装体を示す説明図である。
【図6】ループスティフネス測定値を測定するのに用い
る測定機の正面図である。
【符号の説明】
1  青果物 2  薄肉フィルム 3  絞り装置 4  昇降台座 5  シヤッター羽根 6  シヤッター羽根 7  封束装置 8  封束部 9  チヤック 10  荷重ピストン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  青果物の一方側に薄肉フィルムのほぼ
    中央部を接触させ、そのフィルムの側縁部を青果物の他
    方側にたぐし寄せて青果物をフィルムで包被し、そのた
    ぐし寄せられたフィルム部分を収束し、封束して青果物
    を包装する青果物の包装方法において、上記たぐし寄せ
    られたフィルムを近接した二ケ所の部分で絞りこんで収
    束し把持すること、次いでその収束把持している二ケ所
    のほぼ中央部を、封束密度が0.06〜0.3の状態に
    封束固定することを特徴とする青果物の包装方法。
JP9184991A 1991-04-23 1991-04-23 青果物の包装方法 Withdrawn JPH04327111A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6918231B2 (en) * 2001-06-28 2005-07-19 Osprey Product Development, Llc Resiliently compressible force absorption system conformable to fruit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6918231B2 (en) * 2001-06-28 2005-07-19 Osprey Product Development, Llc Resiliently compressible force absorption system conformable to fruit
US7377392B2 (en) 2001-06-28 2008-05-27 Osprey Product Development, Llc Fruit protection system

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