JPH04325972A - 固定磁気ディスク装置 - Google Patents
固定磁気ディスク装置Info
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- JPH04325972A JPH04325972A JP12175691A JP12175691A JPH04325972A JP H04325972 A JPH04325972 A JP H04325972A JP 12175691 A JP12175691 A JP 12175691A JP 12175691 A JP12175691 A JP 12175691A JP H04325972 A JPH04325972 A JP H04325972A
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- head
- magnetic disk
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Landscapes
- Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定磁気ディスク装置
に関し、特に固定磁気ディスク装置において、高密度化
しヘッド浮上量を小さくするのに好適なダイナミックロ
ーディング方式に関するものである。
に関し、特に固定磁気ディスク装置において、高密度化
しヘッド浮上量を小さくするのに好適なダイナミックロ
ーディング方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固定磁気ディスク装置は、コンピ
ュータ用の外部記憶装置の1つとして、大型コンピュー
タ、オフィスコンピュータ、パーソナルコンピュータ等
のシステムで広く使用されている。
ュータ用の外部記憶装置の1つとして、大型コンピュー
タ、オフィスコンピュータ、パーソナルコンピュータ等
のシステムで広く使用されている。
【0003】これらのシステムで使用されている固定磁
気ディスク装置では、磁気ヘッドは記録媒体(磁気ディ
スク)との接触による損傷を避けるため、浮動ヘッドが
用いられている。また、磁気記録媒体は高密度記録化の
傾向に伴い、めっき、スパッタ法等で形成する薄膜媒体
が用いられるようになった。
気ディスク装置では、磁気ヘッドは記録媒体(磁気ディ
スク)との接触による損傷を避けるため、浮動ヘッドが
用いられている。また、磁気記録媒体は高密度記録化の
傾向に伴い、めっき、スパッタ法等で形成する薄膜媒体
が用いられるようになった。
【0004】上述した浮動ヘッドは、ヘッドと記録媒体
が高速で相対的に移動する時に、空気の粘性によって発
生する動圧を利用して、トランスデューサであるヘッド
と記録媒体の間に微小なすき間(浮上量)を保たせる気
体潤滑によって記録媒体上を走行する。これらの浮動ヘ
ッドには動圧を発生させる部分(浮上面と呼ぶ)がトラ
ンスデューサの一部に形成されているモノリシックヘッ
ド(例えば、ウィンチェスタ型ヘッド)、浮上面を有す
るセラミック等の構造体にトランスデューサをガラスで
固着したコンポジットヘッドや、半導体製造技術と同様
のプロセスによってつくられた薄膜素子を、セラミック
構造体に形成させた薄膜ヘッドがある。一般に広く使用
されている固定磁気ディスク装置は、ヘッドとディスク
の組合せ(ヘッドディスクアセンブリ)を固定化し、こ
れを密閉容器(ディスクエンクロージャ)内に封入した
構造を採っている。これによりヘッドとディスク間に塵
埃が入りヘッドやディスクを破損(ヘッドクラッシュ)
することを防止し、ヘッド浮上量を低くすることを可能
としている。また、ヘッドディスクアセンブリ(HDA
)を固定化したため、ヘッドとディスク間の位置補正が
不要となり、トラック密度も向上した。
が高速で相対的に移動する時に、空気の粘性によって発
生する動圧を利用して、トランスデューサであるヘッド
と記録媒体の間に微小なすき間(浮上量)を保たせる気
体潤滑によって記録媒体上を走行する。これらの浮動ヘ
ッドには動圧を発生させる部分(浮上面と呼ぶ)がトラ
ンスデューサの一部に形成されているモノリシックヘッ
ド(例えば、ウィンチェスタ型ヘッド)、浮上面を有す
るセラミック等の構造体にトランスデューサをガラスで
固着したコンポジットヘッドや、半導体製造技術と同様
のプロセスによってつくられた薄膜素子を、セラミック
構造体に形成させた薄膜ヘッドがある。一般に広く使用
されている固定磁気ディスク装置は、ヘッドとディスク
の組合せ(ヘッドディスクアセンブリ)を固定化し、こ
れを密閉容器(ディスクエンクロージャ)内に封入した
構造を採っている。これによりヘッドとディスク間に塵
埃が入りヘッドやディスクを破損(ヘッドクラッシュ)
することを防止し、ヘッド浮上量を低くすることを可能
としている。また、ヘッドディスクアセンブリ(HDA
)を固定化したため、ヘッドとディスク間の位置補正が
不要となり、トラック密度も向上した。
【0005】上記のようにHDAを固定化するメリット
はあるが、このとき、ヘッドのロード/アンロードを考
えると、非常に複雑な機構が必要となっていた。このた
め、現在の固定磁気ディスク装置ではヘッドのディスク
面への押付け荷重を15g以下とし、ディスク停止中は
、ヘッドはディスクに接触しており、ディスクの回転数
が上がるにつれ浮上するコンタクト・スタート・スット
プ方式(以下、CSS方式という)を採っている。この
ため、ディスク表面には固体潤滑層及び液体潤滑層を設
け、信頼性を向上させている。
はあるが、このとき、ヘッドのロード/アンロードを考
えると、非常に複雑な機構が必要となっていた。このた
め、現在の固定磁気ディスク装置ではヘッドのディスク
面への押付け荷重を15g以下とし、ディスク停止中は
、ヘッドはディスクに接触しており、ディスクの回転数
が上がるにつれ浮上するコンタクト・スタート・スット
プ方式(以下、CSS方式という)を採っている。この
ため、ディスク表面には固体潤滑層及び液体潤滑層を設
け、信頼性を向上させている。
【0006】浮動ヘッドスライダを磁気ディスク媒体上
に接触させたまま装置の起動停止を行ういわゆるCSS
方式は、周知のごとく、ウィンチェスタ技術において導
入された画期的な技術であった。この技術により機構が
簡略化され磁気ディスク装置の信頼性は大きく向上した
。しかし最近の薄膜媒体の実用化、スライダの超低浮揚
化に伴い、逆に大きな問題点が顕著なものとなってきた
。それはCSS時における浮動ヘッドスライダと磁気デ
ィスク媒体との接触による摩擦、摩耗、および吸着の問
題である。特に吸着はヘッド・ディスク間距離、即ち浮
上量を小さくしようとすればするほどより顕著となる。 そのため平滑にした磁気ディスク媒体面にわざわざ粗さ
をつけるテクスチャリングが施される。
に接触させたまま装置の起動停止を行ういわゆるCSS
方式は、周知のごとく、ウィンチェスタ技術において導
入された画期的な技術であった。この技術により機構が
簡略化され磁気ディスク装置の信頼性は大きく向上した
。しかし最近の薄膜媒体の実用化、スライダの超低浮揚
化に伴い、逆に大きな問題点が顕著なものとなってきた
。それはCSS時における浮動ヘッドスライダと磁気デ
ィスク媒体との接触による摩擦、摩耗、および吸着の問
題である。特に吸着はヘッド・ディスク間距離、即ち浮
上量を小さくしようとすればするほどより顕著となる。 そのため平滑にした磁気ディスク媒体面にわざわざ粗さ
をつけるテクスチャリングが施される。
【0007】最近、この矛盾した技術課題を解決するた
め、磁気ディスク媒体と非接触に浮動ヘッドスライダが
起動停止する方式が大きく注目されてきた。
め、磁気ディスク媒体と非接触に浮動ヘッドスライダが
起動停止する方式が大きく注目されてきた。
【0008】以上述べたような浮動ヘッドを磁気ディス
ク媒体と非接触状態で起動、停止を行う方法を以下では
ダイナミックローディング方式という。
ク媒体と非接触状態で起動、停止を行う方法を以下では
ダイナミックローディング方式という。
【0009】なお、関連する特許の例としては、特開昭
61−16079号公報、特開昭63−247981号
公報等が挙げられる。
61−16079号公報、特開昭63−247981号
公報等が挙げられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のダイナミックローディング方式では、磁気ヘッドを
磁気ディスク上に浮上させる際、磁気ヘッドが磁気ディ
スクに衝突ないし接触し、磁性層に傷が入ったり、場合
によってはヘッドクラッシュを発生する危険がある。
来のダイナミックローディング方式では、磁気ヘッドを
磁気ディスク上に浮上させる際、磁気ヘッドが磁気ディ
スクに衝突ないし接触し、磁性層に傷が入ったり、場合
によってはヘッドクラッシュを発生する危険がある。
【0011】そして、磁気ヘッドの低浮上量化がさらに
進み、ディスク最内周での浮上量が0.1μm以下の場
合には、より一層ヘッドックラッシュの発生が顕著にな
る。また、磁気ヘッドと磁気ディスクとの衝突等のため
、上記従来のダイナミックローディングにより浮上させ
た磁気ヘッドの姿勢や位置はすぐには安定しない。この
ため起動時からデータの読書きを行うまでの時間が長く
かかり、アクセス時間のロスが非常に問題となる。アク
セス時間を短縮するためには、磁気ディスクへの磁気ヘ
ッドの近接速度を増せばよいが、この場合、磁気ディス
クと磁気ヘッドとの衝突する確率が増大し、しかも衝突
時の衝撃がさらに大きくなり問題となる。
進み、ディスク最内周での浮上量が0.1μm以下の場
合には、より一層ヘッドックラッシュの発生が顕著にな
る。また、磁気ヘッドと磁気ディスクとの衝突等のため
、上記従来のダイナミックローディングにより浮上させ
た磁気ヘッドの姿勢や位置はすぐには安定しない。この
ため起動時からデータの読書きを行うまでの時間が長く
かかり、アクセス時間のロスが非常に問題となる。アク
セス時間を短縮するためには、磁気ディスクへの磁気ヘ
ッドの近接速度を増せばよいが、この場合、磁気ディス
クと磁気ヘッドとの衝突する確率が増大し、しかも衝突
時の衝撃がさらに大きくなり問題となる。
【0012】本発明の目的は、このような従来の問題を
解決し、ヘッドクラッシュを防止可能とし、かつアクセ
ス速度も向上させる固定磁気ディスク装置のダイナミッ
クローディング方式を提供することにある。
解決し、ヘッドクラッシュを防止可能とし、かつアクセ
ス速度も向上させる固定磁気ディスク装置のダイナミッ
クローディング方式を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、本発明の固定磁気ディスク装置は、磁気ディスク媒体
に対して浮動磁気ヘッドが非接触状態でほぼ垂直にロー
ド/アンロードされる固定磁気ディスク装置において、
ローディング場所でのディスク相対速度をVr(m/s
ec)、前記浮動磁気ヘッドを前記磁気ディスク媒体面
に対してほぼ垂直に近接させる近接速度をVd (m/
sec)、ローディング場所での前記浮動磁気ヘッドの
浮上量をFH(μm)とし、Vd をVd ≦20×1
0−3m/sec、Vr をVr ≦40m/sec、
Vr ・Vd 積をVr ・Vd ≦100(m/se
c)2 の範囲内に設定し、FHをFH≦0.15μm
になるように調整し、ダイナミックローディングを行う
ことに特徴がある。
、本発明の固定磁気ディスク装置は、磁気ディスク媒体
に対して浮動磁気ヘッドが非接触状態でほぼ垂直にロー
ド/アンロードされる固定磁気ディスク装置において、
ローディング場所でのディスク相対速度をVr(m/s
ec)、前記浮動磁気ヘッドを前記磁気ディスク媒体面
に対してほぼ垂直に近接させる近接速度をVd (m/
sec)、ローディング場所での前記浮動磁気ヘッドの
浮上量をFH(μm)とし、Vd をVd ≦20×1
0−3m/sec、Vr をVr ≦40m/sec、
Vr ・Vd 積をVr ・Vd ≦100(m/se
c)2 の範囲内に設定し、FHをFH≦0.15μm
になるように調整し、ダイナミックローディングを行う
ことに特徴がある。
【0014】前記固定磁気ディスク装置において、前記
Vr ・Vd 積が10(m/sec)2 ≦Vr ・
Vd≦50(m/sec)2 の範囲内であることに特
徴がある。
Vr ・Vd 積が10(m/sec)2 ≦Vr ・
Vd≦50(m/sec)2 の範囲内であることに特
徴がある。
【0015】
【作用】本発明においては、ローディング場所でのディ
スク相対速度をVr (m/sec)、前記浮動磁気ヘ
ッドを前記磁気ディスク媒体面に対してほぼ垂直に近接
させる近接速度をVd (m/sec)、ローディング
場所での前記浮動磁気ヘッドの浮上量をFH(μm)と
し、Vd をVd ≦20×10−3m/sec、Vr
をVr ≦40m/sec、Vr ・Vd 積をVr
・Vd ≦100(m/sec)2 の範囲内に設定
し、FHをFH≦0.15μmになるように調整し、ダ
イナミックローディングを行うことにより、ヘッドクラ
ッシュ防止とアクセス速度の向上が図れる。
スク相対速度をVr (m/sec)、前記浮動磁気ヘ
ッドを前記磁気ディスク媒体面に対してほぼ垂直に近接
させる近接速度をVd (m/sec)、ローディング
場所での前記浮動磁気ヘッドの浮上量をFH(μm)と
し、Vd をVd ≦20×10−3m/sec、Vr
をVr ≦40m/sec、Vr ・Vd 積をVr
・Vd ≦100(m/sec)2 の範囲内に設定
し、FHをFH≦0.15μmになるように調整し、ダ
イナミックローディングを行うことにより、ヘッドクラ
ッシュ防止とアクセス速度の向上が図れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面により詳細
に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す固定磁気
ディスク装置のダイナミックローデイング方式を説明す
るための図である。これは、磁気ディスク媒体に対して
浮動ヘッドがほぼ垂直にロード/アンロードされる機構
を有する固定磁気ディスク装置の例を示している。
に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す固定磁気
ディスク装置のダイナミックローデイング方式を説明す
るための図である。これは、磁気ディスク媒体に対して
浮動ヘッドがほぼ垂直にロード/アンロードされる機構
を有する固定磁気ディスク装置の例を示している。
【0017】図1において、1は直径130mm、厚さ
1.27mmのガラス基板(例えば、表面強化ガラス)
上に、スパッタリング等の気相成膜法により形成された
表面粗さ200オングストローム程度の金属磁性薄膜を
有する磁気ディスク媒体である。2は磁気ディスク媒体
1を固定し回転させるためのスピンドル軸であり、図面
には簡便のため磁気ディスク媒体1が1枚しか記載され
ていないが、通常複数枚取り付けられる。3はスライダ
を有し、磁気ディスク媒体1の回転による浮上力を受け
て非接触状態で磁気ディスク媒体1への記録または再生
を行う浮動ヘッドであり、例えばモノリシックヘッド、
コンポジットヘッド、薄膜ヘッドなどである。4は浮動
ヘッド3を取り付けたジンバル、6は浮動ヘッド3を直
線的に移動させるためのリニアアクチュエータ、7は浮
動ヘッド3をほぼ垂直に上下するためのリフタ、8はリ
フタ7を上下運動させるリフタ駆動装置である。
1.27mmのガラス基板(例えば、表面強化ガラス)
上に、スパッタリング等の気相成膜法により形成された
表面粗さ200オングストローム程度の金属磁性薄膜を
有する磁気ディスク媒体である。2は磁気ディスク媒体
1を固定し回転させるためのスピンドル軸であり、図面
には簡便のため磁気ディスク媒体1が1枚しか記載され
ていないが、通常複数枚取り付けられる。3はスライダ
を有し、磁気ディスク媒体1の回転による浮上力を受け
て非接触状態で磁気ディスク媒体1への記録または再生
を行う浮動ヘッドであり、例えばモノリシックヘッド、
コンポジットヘッド、薄膜ヘッドなどである。4は浮動
ヘッド3を取り付けたジンバル、6は浮動ヘッド3を直
線的に移動させるためのリニアアクチュエータ、7は浮
動ヘッド3をほぼ垂直に上下するためのリフタ、8はリ
フタ7を上下運動させるリフタ駆動装置である。
【0018】以下、図1のダイナミックローディング方
式の動作について説明する。ディスク停止中は、リフタ
7の支持によって浮動ヘッド3は、ディスク面から引き
上げられており、固定磁気ディスク装置の電源を入れる
と、スピンドルモータ(図示せず)が回転し、スピンド
ルモータ(図示せず)に取り付けられたスピンドル軸2
を回転させ磁気ディスク媒体1が回転し始める。
式の動作について説明する。ディスク停止中は、リフタ
7の支持によって浮動ヘッド3は、ディスク面から引き
上げられており、固定磁気ディスク装置の電源を入れる
と、スピンドルモータ(図示せず)が回転し、スピンド
ルモータ(図示せず)に取り付けられたスピンドル軸2
を回転させ磁気ディスク媒体1が回転し始める。
【0019】磁気ディスク媒体1が所望の回転数に達し
たとき、リフタ駆動装置8によって浮動ヘッド3を支持
しているジンバル4を支えていたリフタ7が下方向に動
き始め、ジンバル4の支持を解除する。このとき、浮動
ヘッド3は下降して、0.10μmの低浮上量で回転中
の磁気ディスク媒体1上に安定浮上しヘッドローディン
グを終了する。
たとき、リフタ駆動装置8によって浮動ヘッド3を支持
しているジンバル4を支えていたリフタ7が下方向に動
き始め、ジンバル4の支持を解除する。このとき、浮動
ヘッド3は下降して、0.10μmの低浮上量で回転中
の磁気ディスク媒体1上に安定浮上しヘッドローディン
グを終了する。
【0020】アンローディングは前記と逆であり、リフ
タ7により浮動ヘッド3を持ち上げた状態で磁気ディス
ク媒体1の回転を停止させる。
タ7により浮動ヘッド3を持ち上げた状態で磁気ディス
ク媒体1の回転を停止させる。
【0021】本第1の実施例では、図1に示すような磁
気ディスク媒体1に対して浮動ヘッド3がほぼ垂直にロ
ード/アンロードされる固定磁気ディスク装置を用い、
ダイナミックローディング試験(ヘッドの起動・停止)
を30万回行った後の浮動ヘッドの外観変化と電磁変換
特性変化を調べ、ローディング場所でのディスク相対速
度Vr (m/sec)と近接速度Vd (×10−3
m/sec)との関係からヘッドクラッシュを防止でき
アクセス速度の向上を図れるダイナミックローディング
方式を実現している。また、固定磁気ディスク装置に取
り付けた浮動ヘッドとしてはAl2 O3 −TiCの
薄膜ヘッドを用い、磁気ディスク媒体としては上述した
ような直径130mm、厚さ1.27mmのガラス基板
上に表面粗さRmax=200オングストロームで金属
磁性薄膜を形成した薄膜媒体を用いた。
気ディスク媒体1に対して浮動ヘッド3がほぼ垂直にロ
ード/アンロードされる固定磁気ディスク装置を用い、
ダイナミックローディング試験(ヘッドの起動・停止)
を30万回行った後の浮動ヘッドの外観変化と電磁変換
特性変化を調べ、ローディング場所でのディスク相対速
度Vr (m/sec)と近接速度Vd (×10−3
m/sec)との関係からヘッドクラッシュを防止でき
アクセス速度の向上を図れるダイナミックローディング
方式を実現している。また、固定磁気ディスク装置に取
り付けた浮動ヘッドとしてはAl2 O3 −TiCの
薄膜ヘッドを用い、磁気ディスク媒体としては上述した
ような直径130mm、厚さ1.27mmのガラス基板
上に表面粗さRmax=200オングストロームで金属
磁性薄膜を形成した薄膜媒体を用いた。
【0022】図2は、本発明の実施例におけるダイナミ
ックローディング試験結果を示す図である。これは、浮
動ヘッドの浮上量(FH)をローディングする場所でF
H=0.1μmとなるように調整し、ローディング場所
でのディスク相対速度Vr (m/sec)とヘッドを
ディスク面に対してほぼ垂直に近接させる近接速度Vd
(×10−3m/sec)とを変化させてダイナミック
ローディング試験(ヘッドの起動・停止)を約30万回
行い、その前後のヘッドの外観変化と電磁変換特性変化
(出力変化とPW50(孤立波の半値幅)変化)を示し
たものである。すなわち、ダイナミックローディング試
験を8回行い、第1回目はVr =5m/sec、Vd
=4×10−3m/sec、第2回目はVr =10
m/sec、Vd =2×10−3m/sec、第3回
目はVr =10m/sec、Vd =7×10−3m
/sec、第4回目はVr =10m/sec、Vd
=12×10−3m/sec、第5回目はVr =24
m/sec、Vd =1×10−3m/sec、第6回
目はVr =24m/sec、Vd =3×10−3m
/sec、第7回目はVr =24m/sec、Vd
=5×10−3m/sec、第8回目はVr =35m
/sec、Vd =2×10−2m/secと設定し、
ヘッド外観等を調べた。ここで、ヘッド外観は金属顕微
鏡を用いて100倍の倍率で検査し、図3に示す評価基
準に基づいて5段階評価したものであり、数値が大きい
程良好状態を示しており、数値1はヘッドの損傷がかな
り大きいことを示す。出力変化はダイナミックローディ
ング30万回前後での出力値の変化をパーセントで表し
たものである。PW50変化はダイナミックローディン
グ30万回前後での孤立波の半値幅の変化をパーセント
で表したものである。
ックローディング試験結果を示す図である。これは、浮
動ヘッドの浮上量(FH)をローディングする場所でF
H=0.1μmとなるように調整し、ローディング場所
でのディスク相対速度Vr (m/sec)とヘッドを
ディスク面に対してほぼ垂直に近接させる近接速度Vd
(×10−3m/sec)とを変化させてダイナミック
ローディング試験(ヘッドの起動・停止)を約30万回
行い、その前後のヘッドの外観変化と電磁変換特性変化
(出力変化とPW50(孤立波の半値幅)変化)を示し
たものである。すなわち、ダイナミックローディング試
験を8回行い、第1回目はVr =5m/sec、Vd
=4×10−3m/sec、第2回目はVr =10
m/sec、Vd =2×10−3m/sec、第3回
目はVr =10m/sec、Vd =7×10−3m
/sec、第4回目はVr =10m/sec、Vd
=12×10−3m/sec、第5回目はVr =24
m/sec、Vd =1×10−3m/sec、第6回
目はVr =24m/sec、Vd =3×10−3m
/sec、第7回目はVr =24m/sec、Vd
=5×10−3m/sec、第8回目はVr =35m
/sec、Vd =2×10−2m/secと設定し、
ヘッド外観等を調べた。ここで、ヘッド外観は金属顕微
鏡を用いて100倍の倍率で検査し、図3に示す評価基
準に基づいて5段階評価したものであり、数値が大きい
程良好状態を示しており、数値1はヘッドの損傷がかな
り大きいことを示す。出力変化はダイナミックローディ
ング30万回前後での出力値の変化をパーセントで表し
たものである。PW50変化はダイナミックローディン
グ30万回前後での孤立波の半値幅の変化をパーセント
で表したものである。
【0023】図4は、近接速度Vd とダイナミックロ
ーディング場所でのディスク相対速度Vr との関係を
示す図である。図4中、プロットされた記号(◎、○、
×)は図2の記号に対応している。縦軸は近接速度Vd
(×10−3m/sec)を示し、横軸はローディン
グ場所でのディスク相対速度Vr (m/sec)を示
している。 また、図4中、点線はVr ・Vd =10(m/se
c)2時の近接速度とディスク相対速度との関係を示し
、一点鎖線はVr ・Vd =50(m/sec)2
の時、破線はVr ・Vd =100(m/sec)2
の時の関係を示している。
ーディング場所でのディスク相対速度Vr との関係を
示す図である。図4中、プロットされた記号(◎、○、
×)は図2の記号に対応している。縦軸は近接速度Vd
(×10−3m/sec)を示し、横軸はローディン
グ場所でのディスク相対速度Vr (m/sec)を示
している。 また、図4中、点線はVr ・Vd =10(m/se
c)2時の近接速度とディスク相対速度との関係を示し
、一点鎖線はVr ・Vd =50(m/sec)2
の時、破線はVr ・Vd =100(m/sec)2
の時の関係を示している。
【0024】本実施例では、図2及び図4から明らかな
ように、Vd ≦20×10−3m/sec、Vr ≦
40m/sec、10(m/sec)2 ≦Vr ・V
d ≦50(m/sec)2 の範囲内がヘッドクラッ
シュ及びアクセス速度の観点から最適と言える。上記実
施例では、ローディング場所でのヘッドの浮上量FHが
0.1μmになるように調整してダイナミックローディ
ング試験を行ったが、FH=0.15μm程度でも良く
、その場合はVd ≦20×10−3m/sec、Vr
≦40m/sec、Vr ・Vd ≦100(m/s
ec)2 の範囲内であれば実用上問題はないと言える
。
ように、Vd ≦20×10−3m/sec、Vr ≦
40m/sec、10(m/sec)2 ≦Vr ・V
d ≦50(m/sec)2 の範囲内がヘッドクラッ
シュ及びアクセス速度の観点から最適と言える。上記実
施例では、ローディング場所でのヘッドの浮上量FHが
0.1μmになるように調整してダイナミックローディ
ング試験を行ったが、FH=0.15μm程度でも良く
、その場合はVd ≦20×10−3m/sec、Vr
≦40m/sec、Vr ・Vd ≦100(m/s
ec)2 の範囲内であれば実用上問題はないと言える
。
【0025】このように、本実施例においては、近接速
度Vd ≦20×10−3m/sec、ローディング場
所でのディスク相対速度Vr ≦40m/sec、Vr
・Vd ≦100(m/sec)2 、ローディング
場所での浮上量FH≦0.15μmの範囲内に設定し、
ディスクに対してヘッドをほぼ垂直にロード/アンロー
ドする固定磁気ディスク装置のダイナミックローディン
グを行うことにより、ヘッドクラッシュ防止を図ること
がで、かつアクセス速度を向上できる。
度Vd ≦20×10−3m/sec、ローディング場
所でのディスク相対速度Vr ≦40m/sec、Vr
・Vd ≦100(m/sec)2 、ローディング
場所での浮上量FH≦0.15μmの範囲内に設定し、
ディスクに対してヘッドをほぼ垂直にロード/アンロー
ドする固定磁気ディスク装置のダイナミックローディン
グを行うことにより、ヘッドクラッシュ防止を図ること
がで、かつアクセス速度を向上できる。
【0026】上記実施例では、浮動ヘッドとして薄膜ヘ
ッドを用いたが、通常のモノリシックヘッドやコンポジ
ットヘッドでも同様に本実施例を適用できることは言う
までもない。特にヘッド浮上量が0.1μmより小さい
値を得るには薄膜ヘッドが適している。
ッドを用いたが、通常のモノリシックヘッドやコンポジ
ットヘッドでも同様に本実施例を適用できることは言う
までもない。特にヘッド浮上量が0.1μmより小さい
値を得るには薄膜ヘッドが適している。
【0027】上記実施例では、表面粗さRmax =2
00オングストロームの金属磁性薄膜媒体を使用したが
、これに限定されるものではなく、所望の浮上量に応じ
て変更することは可能である。
00オングストロームの金属磁性薄膜媒体を使用したが
、これに限定されるものではなく、所望の浮上量に応じ
て変更することは可能である。
【0028】上記実施例では、浮動ヘッドとしてAl2
O3 −TiCの薄膜ヘッドを用いたが、これに限定
されるものではない。
O3 −TiCの薄膜ヘッドを用いたが、これに限定
されるものではない。
【0029】上記実施例において、浮動ヘッドの浮上量
FHの調整は、ヘッドスライダ幅やサスペンション(ジ
ンバル)荷重を変える等により行う。
FHの調整は、ヘッドスライダ幅やサスペンション(ジ
ンバル)荷重を変える等により行う。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
近接速度とローディング場所でのディスク相対速度との
関係に着目し、最適な速度範囲を設定し、ダイナミック
ローディングを行うことにより、浮上量が0.15μm
以下(特に0.1μm以下)でもヘッドクラッシュを防
止しつつ、かつアクセス速度の向上も図れる。
近接速度とローディング場所でのディスク相対速度との
関係に着目し、最適な速度範囲を設定し、ダイナミック
ローディングを行うことにより、浮上量が0.15μm
以下(特に0.1μm以下)でもヘッドクラッシュを防
止しつつ、かつアクセス速度の向上も図れる。
【図1】本発明の一実施例を示すダイナミックローディ
ング方式説明図である。
ング方式説明図である。
【図2】本発明の実施例におけるダイナミックローディ
ング試験結果を示す図である。
ング試験結果を示す図である。
【図3】ヘッド外観の評価基準例を示す図である。
【図4】本発明の実施例における近接速度とディスク相
対速度との関係を示す図である。
対速度との関係を示す図である。
1 磁気ディスク媒体
2 スピンドル軸
3 浮動ヘッド
4 ジンバル
6 リニアアクチュエータ
7 リフタ
8 リフタ駆動装置
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気ディスク媒体に対して浮動磁気ヘ
ッドが非接触状態でほぼ垂直にロード/アンロードされ
る固定磁気ディスク装置において、ローディング場所で
のディスク相対速度をVr (m/sec)、前記浮動
磁気ヘッドを前記磁気ディスク媒体面に対してほぼ垂直
に近接させる近接速度をVd(m/sec)、ローディ
ング場所での前記浮動磁気ヘッドの浮上量をFH(μm
)とし、Vd をVd ≦20×10−3m/sec、
Vr をVr ≦40m/sec、Vr ・Vd 積を
Vr ・Vd ≦100(m/sec)2 の範囲内に
設定し、FHをFH≦0.15μmになるように調整し
、ダイナミックローディングを行うことを特徴とする固
定磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 前記Vr ・Vd 積が10(m/s
ec)2 ≦Vr ・Vd ≦50(m/sec)2
の範囲内であることを特徴とする請求項1記載の固定磁
気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12175691A JPH04325972A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 固定磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12175691A JPH04325972A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 固定磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04325972A true JPH04325972A (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=14819112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12175691A Withdrawn JPH04325972A (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 固定磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04325972A (ja) |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP12175691A patent/JPH04325972A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980711 |