JPH043252Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH043252Y2
JPH043252Y2 JP6897285U JP6897285U JPH043252Y2 JP H043252 Y2 JPH043252 Y2 JP H043252Y2 JP 6897285 U JP6897285 U JP 6897285U JP 6897285 U JP6897285 U JP 6897285U JP H043252 Y2 JPH043252 Y2 JP H043252Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
support shaft
holding member
holding
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6897285U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61184947U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6897285U priority Critical patent/JPH043252Y2/ja
Publication of JPS61184947U publication Critical patent/JPS61184947U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH043252Y2 publication Critical patent/JPH043252Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は試料把持装置、例えば、ゴム材料の摩
擦摩耗試験に用いる環状の試料の試料把持装置に
関する。
(従来の技術) 従来の試料把持装置としては、例えば、第3図
に示すようなものがある。第3図において、31
は試料把持装置である。試料把持装置31は摩擦
摩耗試験装置の試料回転軸32に連結する支持軸
34を有している。支持軸34の中央部にはフラ
ンジ36が形成され、このフランジ36に接し回
転軸32と反対側の支持軸34には環状の試料3
3が嵌合される。35はねじ部であり、ねじ部3
5は支持軸34の先端部34aに支持軸34と同
一中心線M上に形成されている。37は締付けナ
ツトであた、締付けナツト37はねじ部35に螺
合し、座金38Aおよび中間リング38を挟んで
試料33を締付けている。
試料把持装置31は図示されてない摩擦摩耗試
験装置に連結され、試料33の摩擦摩耗試験が行
われる。
試料把持装置31に試料33を取り付ける場
合、まず、円環状のゴム試料33が支持軸34に
嵌合され、フランジ36に密着される。次に、中
間リング38および座金38Aで試料33を押さ
え、締付けナツト37がねじ部35に螺合され、
試料33をフランジ36と共働して締付ける。こ
の場合、多数の試料の締付け作業は多数の作業者
によつて行われる。このため、作業者によつて締
付け力が異なつたり、締付けナツト37を座金3
8Aを介して試料33を押圧しながら回転させる
ので、試料33が弯曲して、円周面33が変形し
たり、試料33に捩り力が加わり試料33に捩り
歪が発生する。このような試料33が変形したり
捩り歪が生じたままで、試料把持装置31に保持
されるという問題点がある。
このような試料を把持した試料把持装置31が
前記摩擦摩耗試験装置の回転軸32に連結される
と、試料33の外周面33aと砥石外周面とが一
様に接触しなかつたり、また、スリツプのため、
試料33の外周面33aには大きな周方向の力が
加わる。このため、試料33の締付け力が緩んだ
り、試料33の内部に生じている捩り歪が変化し
たりして摩耗量がばらついたりするという問題点
もある。
(考案の目的) 本考案の試料把持装置は、このような問題点を
解決し、試料が変形したり、試料に捩り歪を加え
ることなく、一定の所定量の締付け力で試料を把
持するとともに、同一の作業者による取り付け時
の締付け力が一定であり、また、作業者が変わつ
ても締付け力は一定であり、さらに、摩耗量の測
定値の再現性を向上し、測定値のバラツキを少な
くして、摩擦試験の信頼性を向上させ、さらにま
た、試料を試料把持装置に把持される操作が容易
で正確に行えるようにすることを目的とする。
(考案の構成) 本考案に係る試料把持装置は、所定の厚さを有
する環状の試料に嵌合し試料を支持する支持軸
と、この支持軸の一端部に形成されたフランジ
と、前記支持軸に軸方向に摺動可能に嵌合し前記
試料を介して前記フランジに対向し試料を押圧す
る押え面を有する押え部材と、この押え部材の押
え面の軸方向反対側の当接面に一端が当接し前記
支持軸と同軸上に圧縮して配置された弾性体と、
前記支持軸の他端部側で押え部材の当接面から一
定の距離の位置に設けられ前記弾性体の他端を保
持押圧して弾性体に所定歪を与える押圧手段と、
を備え、前記弾性体の所定歪により発生する反揆
力で押え部材を介して試料を押圧し、押え部材と
フランジとの間に試料を把持することを特徴とし
ている。
(実施例) 本考案に係る試料把持装置の一実施例を図面に
基づいて説明する。第1,2図は本考案の実施例
を示す一部断面図である。
まず、構成について説明する。第1,2図にお
いて、1は試料把持装置であり、試料把持装置1
は摩擦摩耗試験装置の試料回転軸2に連結される
支持軸4を有している。支持軸4の一端部にはフ
ランジ5が形成され、このフランジ5に接して所
定の厚さを有する環状の試料であるゴム試料3が
嵌合、支持されている。めねじ4aが支持軸4の
他端部側から軸中心を中央部まで形成されてい
る。押圧部材である試料押え部材6は支持軸4に
軸方向に摺動可能に嵌合し、ゴム試料3を押える
環状の押え部6Aと、押え部6Aの外周部分に一
体的に形成され支持軸4の他端部側に向かつて円
筒形状に形成された周壁部分6cとを有してい
る。押え部6Aはゴム試料3を介してフランジ5
に対向し、ゴム試料3を押圧する押え面6aを有
するとともに押え面6aの軸方向反対側に後述の
弾性体である圧縮コイルばね7の一端部が当接す
る当接面6eを有している。試料押え部材6の他
端部には複数個のピン6bが円筒上の周壁部分6
cから内方に突出するよう周壁部分6cに係止さ
れている。弾性体である圧縮コイルばね7はこの
一端部7aが当接面6eに当接し、支持軸4と同
軸線L上に圧縮して設けられている。略円筒状の
クランプハウジング8は圧縮コイルばね7の他端
部7bに当接し、支持軸4の同一軸L上に配置さ
れ、圧縮コイルばね7の他端部7bに当接する当
接面8dを有する環状部8Aと、環状部8Aに一
体的に形成され圧縮コイルばね7の他端部7b側
を覆う円筒状部材8bを有している。クランプハ
ウジング8の一端部の円筒状部分8bには複数個
のスリツト8cが軸方向に形成され、試料押え部
材6に固定したピン6bと嵌合している。クラン
プハウジング8の円筒状部分8bは試料押え部材
6の周壁部分6cの内面に嵌合し、試料押え部材
6とともに軸線L方向の相対移動を所定範囲内に
規制している。クランプハウジング8の他端部に
は従動面8aが設けられている。11はロツクカ
ムであり、ロツクカム11は従動面8aに摺動す
るカム面11aを有し軸線L上のピン10を中心
に回動可能である。ロツクカム11はロツクカム
11の長手方向、すなわち軸線Lに直交し、カム
面11aが従動面8aに接するロツク状態と、図
2に示すように、ロツクカム11の長手方向が軸
線L上に一致する開放状態と、がとれるようにな
されている。ピン10はカム調整棒12の一端部
に固定されている。カム調整棒12はカム調整棒
12の他端部におねじ12aが形成され、おねじ
12aをクランプハウジング8の環状部8Aを貫
通して支持軸4のめねじ4aに螺合し、支持軸4
の他端部側に突出するように設けられている。カ
ム調整棒12はおねじ12aをめねじ4aにねじ
込み、またはねじ戻すことにより、支持軸4の他
端からの突出量が調整可能である。おねじ12a
には、ロツクナツト9が設けられ、ロツクナツト
9を支持軸4側にねじ込むことにより、カム調整
棒12の突出量を固定する。カム調整棒12の突
出量は、ゴム試料3の厚さと試料押え部材6の軸
方向の押え部6Aから当接面6eまでの厚さを考
慮し、当接面6eから当接面8dまでの距離、す
なわち、圧縮コイルばね7に所定歪を与える長さ
Bになるように決められ、ロツクナツト9により
固定される。カム調整棒12、ロツクナツト9、
ロツクカム11およびクランプハウジング8は全
体として押圧手段を構成している。
(作用) 次に作用について説明する。ロツクカム11に
ゴム試料3を把持する場合、第2図において、ロ
ツクカム11の長手方向が支持軸4の軸線L上に
あるようになされる。所定の厚さを有する環状の
ゴム試料3の端面3aは試料把持装置1の支持軸
4に嵌合してフランジ5の側面5aに対面させら
れる。次に、試料押え部材6と圧縮コイルばね7
およびクランプハウジング8により構成される試
料クランプアツセンブリ14が支持軸4に嵌合さ
せられる。
試料押え部材6の摺動面6fは支持軸4の外周
面4bに摺動しつつ、試料押え部材6の押え面6
aがゴム試料3の他の側面3bに対面するまで嵌
入させられる。ロツクカム11がピン10を中心
に従動面8aとカム面11aとが対面するまです
なわち、ロツクカム11の長手方向が略軸線Lに
直交するまで回動させられると、圧縮コイルばね
7がこの軸線L方向の長さA(第2図に示す)か
ら所定歪である長さB(第1図に示す)まで圧縮
させられる。圧縮コイルばね7を押圧するクラン
プハウジング8はロツクカム11およびカム調整
棒12より支持軸4に固定され、圧縮コイルばね
7が長さBで所定歪になるようになされているの
で、圧縮コイルばね7は、所定歪である圧縮長さ
Bの復元力に等しい所定の反発力で試料押え部材
6を介してゴム試料3を圧縮押圧し、ゴム試料3
は試料把持装置1の試料押え部材6とフランジ5
との間に把持される。このため、ゴム試料3は圧
縮コイルばね7の長さBの復元力に等しい一定の
所定量の締付け力でのみ常時押圧される。したが
つて、同一の作業者による試料の取り付け毎によ
る試料の締付け力は変わることなく、常に一定で
ある。さらに、締付けすぎて試料が変形すること
もない。また、圧縮コイルばねの力は軸線L方向
に作用するので、ゴム試料3には捩れ力が加わる
ことがない。
なお、前述の実施例においては、ゴム試料3の
厚さは一定のものとして説明したが、ゴム試料3
の厚さが異なる場合はカム調整棒12のロツクナ
ツト9のロツクを解きカム調整棒を図中左右に調
節することによつて変更することができる。
また、ゴム試料3は所定の力で試料把持装置1
に把持されるものとしたが、この把持する力を変
更するときは圧縮コイルばね7を他の復元力を有
するものに交換すればよい。
また、前述の押圧手段13は圧縮コイルばね7
の圧縮した長さBを保持するものであればいかな
るものでもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、試料把
持装置1に試料を把持する場合、試料が変形した
り、試料に捩り力または捩り歪を加えることな
く、一定の所定量の締付け力でゴム試料を把持す
る。また、同一の作業者による試料の取り付け毎
の試料の締付け力は常に一定であり、作業者が変
わつても締付け力は一定である。したがつて、摩
擦量の測定値の再現性が向上し、測定値の信頼性
が向上し、かつ、試料の把持の操作性も向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図は本考案に係る試料把持装置の
一実施例を示す図で、第1図はその一部断面図、
第2図は第1図の部品が分解されたときのその一
部断面図である。第3図は従来の試料把持装置の
一部断面図である。 1……試料把持装置、2……ゴム試料(試料)、
4……支持軸、5……フランジ、6……試料押え
部材(押え部材)、6a……押え面、6e……当
接面、7……圧縮コイルばね(弾性体)、13…
…押圧手段、L……支持軸の軸線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の厚さを有する環状の試料に嵌合し試料を
    支持する支持軸と、この支持軸の一端部に形成さ
    れたフランジと、前記支持軸に軸方向に摺動可能
    に嵌合し前記試料を介して前記フランジに対向し
    試料を押圧する押え面を有する押え部材と、この
    押え部材の押え面の軸方向反対側の当接面に一端
    が当接し前記支持軸と同軸上に圧縮して配置され
    た弾性体と、前記支持軸の他端部側で押え部材の
    当接面から一定の距離の位置に設けられ前記弾性
    体の他端を保持押圧して弾性体に所定歪を与える
    押圧手段と、を備え、前記弾性体の所定歪により
    発生する反揆力で押え部材を介して試料を押圧
    し、押え部材とフランジとの間に試料を把持する
    ことを特徴とする試料把持装置。
JP6897285U 1985-05-09 1985-05-09 Expired JPH043252Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6897285U JPH043252Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6897285U JPH043252Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61184947U JPS61184947U (ja) 1986-11-18
JPH043252Y2 true JPH043252Y2 (ja) 1992-02-03

Family

ID=30604209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6897285U Expired JPH043252Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH043252Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61184947U (ja) 1986-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1147176A (en) Adjustable extension for socket wrenches or the like
US4618300A (en) Quick-clamping nut for use with a threaded member
US4376414A (en) Printing plate attachment arrangement
KR100226647B1 (ko) 고정장치용 고정력 조정장치
USRE38882E1 (en) Angle measuring system with a clampable shaft
AU3653697A (en) Method and apparatus for indicating a load
JPH043252Y2 (ja)
US2151255A (en) Spring nut
JPH04183602A (ja) 自転車用クイックレリーズ装置
JPS5952288B2 (ja) ねじリング
US3805619A (en) Calibration clip for a bourdon tube gauge
JPH06337017A (ja) 機械要素を、縦方向軸心の周りに可動な構造部材に、回転しないように結合させる装置
JPH04121870U (ja) ミシンの糸調子器
US4816801A (en) Variable resistor
JPH03146051A (ja) 歯根管器具用の締付け装置
US4019412A (en) Torque release wrench
US2212910A (en) Micrometer gauge
JP2928222B2 (ja) コレット及びこれを用いた緊定具
JPS626508Y2 (ja)
JPS6338964Y2 (ja)
US2674143A (en) Plier and wrench tool
JPS5848005Y2 (ja) コレツトチヤツク
US2563063A (en) Adjustable ring gauge
US2827779A (en) Torque coupling
JPH05309Y2 (ja)