JPH04325077A - シートたばこ及びその製造方法 - Google Patents

シートたばこ及びその製造方法

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JPH04325077A
JPH04325077A JP8907891A JP8907891A JPH04325077A JP H04325077 A JPH04325077 A JP H04325077A JP 8907891 A JP8907891 A JP 8907891A JP 8907891 A JP8907891 A JP 8907891A JP H04325077 A JPH04325077 A JP H04325077A
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JP
Japan
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sheet
tobacco
sheet tobacco
silica sol
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP8907891A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitoku Katayama
片山 良徳
Toshiro Samejima
鮫島 俊郎
Hagumu Tomari
泊り 育
Katsutoshi Sumita
勝俊 簾田
Masaharu Tanaka
正治 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Japan Tobacco Inc
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Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Japan Tobacco Inc filed Critical Asahi Glass Co Ltd
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Publication of JPH04325077A publication Critical patent/JPH04325077A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻たばこ等の原料に用
いられるシートたばこ及びその製造方法に関する。より
具体的には、本発明は、たばこ粉等のたばこ屑(本明細
書においては、シートたばこの原料として対象となり得
る全てのものを「たばこ屑」という用語で総称する)を
結合剤等で結合して得られるシートたばこ及びその製造
方法に関し、特にシートたばこの物理的特性を向上させ
る為の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】巻たばこ等の通常のたばこには、たばこ
の葉を裁刻したいわゆる刻たばこが用いられている。た
ばこの葉を裁刻する工程あるいは他のたばこ製造工程に
おいて、葉屑、刻屑、粉たばこ、中骨等の種々のたばこ
屑が発生する。これらのたばこ屑を有効利用する為、従
来からたばこ屑をシート状に成形加工し、更に裁刻し、
刻たばこに混入して巻たばこ等の原料として用いている
【0003】従来、公知のシートたばこ製造技術は、そ
の製造方式によって次の3方式に大別される。
【0004】(1)粉末状にしたたばこ屑に適宜、結合
剤、燃焼調節剤、保湿剤、香料等を配合した混合粉粒体
を水分約30〜70%に調製した後、圧延機のロール間
へ供給してシート状に圧延成形する圧延方式。
【0005】(2)たばこ屑を水注出処理し、抽出液を
分離したたばこの繊維質残渣を抄紙機で抄造してベース
シートを形成し、更にこのシートに上記抽出液を濃縮し
て還元する抄造方式。
【0006】(3)上記(1)に示したたばこ屑の混合
物を極微細化し、水分400〜700%のスラリーに調
製した後、このスラリーをステンレス製等のベルト上に
薄膜状となるように射出し、シート状に成形するスラリ
ー方式。
【0007】しかし、これらの各種の製造方式で成形し
たシートたばこは、(1)及び(3)の方式ではたばこ
屑を微粉末に粉砕する為にシートの組織が緻密になり、
また(2)の方式ではベースシートの抄造時に多量の水
を使用し、濾水する為にシートの緊度が高まる等、いず
れの方式によるものもぼうこう(膨嵩)性が低い欠点を
有していた。
【0008】この問題を解決する為、シートたばこ成分
に添加する結合剤等の添加物について種々の検討がなさ
れている。例えば、特公昭60−45914号公報では
、圧延方式によるシートたばこの製造方法において、ア
ルファ化でんぷん4〜10%と分子量10〜90万の加
水分解でんぷん4〜11%を添加することにより、シー
トたばこにしわを形成し、ぼうこう性を向上させること
が提案されている。
【0009】一方、近年、紙巻たばこへの消費者の嗜好
は、煙中のニコチン、タール等の含量の低い、喫味の穏
やかな製品へと移行している。喫味の穏やかな製品を作
る手段としては、たばこ葉の使用量を減らすのが最も効
果的であるが、製造時や喫煙時の変形を防ぎ、喫煙者の
吸いやすさを満足させる為には一定の巻硬さが要求され
る。この為、なるべく少ない原料で一定の巻硬さを得る
ことが必要である。
【0010】標準規格の紙巻たばこにおいて、一定の巻
硬さを得るのに必要なたばこ刻みの重量(以下てん充量
目という)を低減する技術として、たばこ屑に含浸させ
た低沸点の助剤の加熱気化時における膨圧を利用した膨
化処理や、凍結乾燥処理など刻の見掛け密度を小さくさ
せる方法がよく知られている。
【0011】しかし、このような方法は、効果の程度は
大きいが、処理品の香喫味が劣り、燃焼速度が速すぎ、
また、喫煙時に燃焼部分の熱や生成する水分により非喫
煙部分の巻硬さが著しく柔らかくなる(以下熱軟化とい
う)欠点を有していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】紙巻たばこの原料とし
ては、てん充量目低減の為にぼうこう性が高いこと、熱
軟化が少ないことが要望されている。
【0013】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
為になされたものであり、シートたばこのぼうこう性、
熱軟化度等の物理的特性を改善することを目的とするも
のである。
【0014】シートたばこの上記物理的特性を向上させ
ることは、上記てん充量目低減の為の膨化処理等を行っ
たたばこ原料の使用量の増大に伴う熱軟化度等の問題点
の改善に寄与する。
【0015】
【課題を解決する為の手段】発明者は、上記目的を達成
する為、鋭意検討した結果、シートたばこ成分にゾル状
の二酸化珪素(以下シリカゾルという)を添加し、熱処
理等によって該シリカゾルを転化し、生成したゲル状の
二酸化珪素(以下シリカゲルという)によってシートた
ばこを強化し、上記目的を達成し得ることを見出だし、
本発明を完成するに至った。
【0016】本発明は、前述のいずれの方式によるシー
トたばこの製造にも適用され得るが、本発明では、圧延
方式による方法について詳しく説明する。
【0017】図1図示の如く、原材料であるたばこ屑は
、先ずバッチ式配合機12で適当な補強材、保湿剤、耐
水化剤、結合剤等の補助成分と混合され、水分約30重
量%程度の湿潤粉に造粒される。この湿潤粉粒物は次に
、各処理ラインの定量供給機14に均等分配される。 各ラインにおいて、上記湿潤粉粒物は連続的に混練機1
6で練られ、そして成形機18でシート状に成形される
。この後、このシート状成形物はメッシュコンベア22
により搬送される間にヒータ若しくは熱風により乾燥さ
れ、裁断機24で物流用の寸法にラフカットされる。 そして最後に各ラインで処理された半製品が集められ、
梱包機26で梱包される。
【0018】上記湿潤粉におけるシートたばこ成分の配
合割合は、たばこ細粉、中骨等のたばこ屑50〜80重
量%、パルプの解繊品等の補強材5〜15重量%、プロ
ピレングリコール等の保湿剤5〜15重量%、グリオキ
ザール等の耐水化剤1〜5重量%及びカルボキシメチル
セルロースナトリウム(CMC)等の結合剤1〜5重量
%が一般的であるが、特に限定されてはいない。
【0019】シートたばこへのシリカゾルの添加は、予
め配合機12で粉末状態のたばこ屑に配合させるか、シ
ート状成形物(成形機18後)に噴霧添加することによ
り行うことができるが、シート状成形物に対して添加し
た場合には、シリカゲルの被膜がシート表面にのみ形成
されるのに対し、予め配合機12において配合された場
合には、シートたばこの表面のみならず内部にもシリカ
ゲルの被膜が形成される為、より強化されて好ましい。
【0020】シートたばこに添加されたシリカゲルは、
シート状成形物がメッシュコンベア22においてヒータ
若しくは熱風により乾燥される時の熱量でシリカゲルに
転化される。このシリカゲルによって、シートたばこは
強化され、上記物理的特性が改善される。
【0021】本発明で用いられるシリカゾルは、毒性が
なく、シートたばこの燃焼時に有害なガスの発生や異臭
の発生が無ければいかなるシリカゾルも適用できるが、
好ましくはゾルの粒径が150A(オングストローム)
以下の粒子状シリカゾルまたはその粒子が鎖状に連結し
た構造を有するシリカゾルである。
【0022】シリカゾルは添加に際し、pHを中性付近
、好ましくはpH5〜8に調整することが望ましい。 pHが5未満の場合は、シリカゾルがゲル化しやすくな
り、操作上支障を来すので好ましくない。pHが8を越
える場合は、シートたばこの変質や変色を来す為、好ま
しくない。pHの調節に際しては、無害で且つシリカゾ
ルを急速にゲル化させないような、例えば酢酸やアンモ
ニア水を用いるのが適当である。
【0023】また、シリカゾルは二酸化珪素固形分濃度
に換算して1〜30重量%程度に水または無害な溶媒(
例えばエタノール)で希釈して添加するのが好ましい。 30重量%を越える場合には、溶液の粘度が高くなり、
操作上支障を来すので好ましくない。
【0024】また、シリカゾルの添加量は、二酸化珪素
に換算して、シートたばこの1〜50重量%を置換する
量を添加する。置換量が1重量%未満の場合、シートた
ばこの上記物理的特性を強化できないので好ましくない
。また置換量が50重量%を越える場合、たばこの燃焼
を阻害する為、いずれも好ましくない。
【0025】
【実施例】図1図示の装置による工程に従い、表1、2
に示す条件で、本発明に係るサンプル及び比較用サンプ
ルとして複数のシートたばこを製造した。
【0026】続いて、上記製造した各シートたばこサン
プルについて、「引張り強さ」、「ぼうこう性」及び「
熱軟化度」の各物理的特性について測定を行った。
【0027】「引張り強さ」は、有効長50mm、幅1
5mmのシートたばこサンプルを、定速伸長形引張り試
験機によって引張り、破断した時の強さを測定して求め
た。即ち、数値が大きいほど引張り強さは高く、望まし
い。
【0028】「ぼうこう性」は、刻んだシートたばこサ
ンプル(通常の巻たばこの原料の態様)15gを内径7
0mmの円筒内に均一に充填し、ピストンで一定速度(
30mm/min)で圧縮し、圧縮応力250g/cm
2 を示した時の、上記刻んだシートたばこの嵩密度を
測定して求めた。即ち、数値が小さいほどぼうこう性が
高く、望ましい。
【0029】「熱軟化度」は、刻んだシートたばこサン
プルを、てん充量目1.10gで、長さ70mm、巻周
25mmの紙巻たばこに巻上げ、この紙巻たばこについ
て喫煙前後における未燃焼部の硬さの変化を測定した。 より具体的には、上記紙巻たばこを水平に配置し、1吸
煙直後に1秒間、巻の先端より35mmの位置に、14
3g/10×10mm圧縮プレートにより剪断方向荷重
を加圧した際の巻たばこの歪みから、 熱軟化度={(D1 −D2 )/D1 }×100の
式に従って求めた。ここでD1 は未燃焼時の巻の上記
35mm位置における水平高さ、D2 は1吸煙直後に
加圧した際の巻の上記35mm位置における水平高さを
示す。即ち、数値が小さいほど熱軟化度が低く、望まし
い。
【0030】上記各物理的特性の測定結果を表3に示す
。表3中において、各数値は、引張り強さ(g/cm)
、ぼうこう性(g/3.135cm3) 、熱軟化度(
%)の各測定値(M値)と、シリカ無添加サンプル(比
較用従来技術品)の数値を100とした場合の相対値(
R値)とで示してある。表3に示すように、本発明に係
るシートたばこのサンプルは、上記各物理的特性の全て
について、比較用サンプルよりも望ましい数値が得られ
ることが判明した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、香喫味を劣化させるこ
となくたばこのぼうこう性を向上させることができる。 従って、てん充量目を低減させ且つ喫味の穏やか紙巻た
ばこを提供することが可能となる。また熱軟化度も低く
なる為、紙巻たばこの喫煙時の変形を防止することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートたばこの製造装置の全体の概要を示す図
【符号の説明】
12…バッチ式配合機、14…定量供給機、16…混練
機、18…成形機、22…メッシュコンベア、24…裁
断機、26…梱包機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  全体に亘って分散するゲル状の二酸化
    珪素によりシートたばこ成分の一部が置換されたシート
    たばこ。
  2. 【請求項2】  上記二酸化珪素の含有量が1〜50重
    量%である請求項1記載のシートたばこ。
  3. 【請求項3】  ゾル状の二酸化珪素をシートたばこ成
    分に添加する工程と、上記ゾル状の二酸化珪素をゲル状
    に転化処理する工程と、を具備するシートたばこの製造
    方法。
JP8907891A 1991-03-29 1991-03-29 シートたばこ及びその製造方法 Pending JPH04325077A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015098447A1 (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 日本たばこ産業株式会社 たばこ成形体の製造方法
WO2015098445A1 (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 日本たばこ産業株式会社 たばこ成形体及び香味吸引具
CN110679984A (zh) * 2019-11-15 2020-01-14 湖北中烟工业有限责任公司 一种加热卷烟专用薄片的制备方法

Cited By (3)

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WO2015098445A1 (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 日本たばこ産業株式会社 たばこ成形体及び香味吸引具
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