JPH04324912A - 磁界発生装置 - Google Patents

磁界発生装置

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Publication number
JPH04324912A
JPH04324912A JP3095715A JP9571591A JPH04324912A JP H04324912 A JPH04324912 A JP H04324912A JP 3095715 A JP3095715 A JP 3095715A JP 9571591 A JP9571591 A JP 9571591A JP H04324912 A JPH04324912 A JP H04324912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
pair
magnetic
permanent magnet
permanent magnets
Prior art date
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Pending
Application number
JP3095715A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinya Matsuzawa
欣也 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体の断層像を撮影
する核磁気共鳴撮像装置(以下、MRI装置と呼ぶ)な
どに用いられる広い空隙内に高強度かつ高精度で均一な
静磁場を発生させる磁界発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置における磁界発生手段として
は、永久磁石方式、常電導磁石方式、超電導磁石方式の
3方式がある。この中で、永久磁石方式は電力やヘリウ
ムの消費を伴わないため最も経済的であり、また比較的
漏洩磁束が少ない、回路がコンパクトであるため設置性
に優れている等の長所を有する。さらに近年、強い磁力
を持つ希土類磁石の出現と信号検出装置の性能およびイ
メージング技術の向上によって、永久磁石方式MRI装
置は急速に普及している。
【0003】MRI装置では静磁場の強度と均一性が撮
影画像の画質に影響を及ぼすため、被検体が挿入される
空隙中心付近に高強度かつ10−4以下の精度で均一な
磁界が要求される。
【0004】従来の永久磁石方式の磁界発生装置は、そ
の構造から内磁型、外磁型、リング型の3つのタイプに
分類できる。このうち内磁型およびリング型磁気回路は
すでに実用化されており、特に内磁型磁気回路は比較的
製造が容易であり、また漏洩磁束も少ないことから今後
の普及タイプとして最も注目されている。従来の内磁型
磁気回路は図2に示すように、正方形の板状ヨークと4
本の支柱を用いて一対の円盤状永久磁石とポールピース
を磁気的結合して、あるいは長方形の板状ヨークと4本
の支柱を用いて一対の円盤状永久磁石とポールピースを
磁気的結合して磁気回路を構成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述の従来技術
においては、永久磁石とポールピースが円盤形状を成し
ているのに対してヨークが四角形形状を成し、また支柱
も4本であるため永久磁石およびポールピースからの漏
洩磁束量が永久磁石またはポールピースの周辺で不均一
となり、これが空隙中心の磁束密度分布に悪影響を与え
るという問題点を有していた。
【0006】そこで、上記の問題点を解決するために、
実開昭61−88210に開示される如く継鉄の内面に
漏洩磁束反発用磁石を配置する方法、実開昭62−10
1205に開示される如く長方形板状ヨークの長辺側に
磁極片に近接して磁束シャント板を配置する方法、特開
平2−184003に開示される如く対向するポールピ
ース間の中央部で一対の磁界調整用磁石を配置する方法
等が提案されている。ところが、上記の従来技術のよう
な調整方法は磁気回路の構造を複雑化し、製造時の作業
を困難なものにしていた。
【0007】そこで本発明の目的とするところは、永久
磁石およびポールピース周辺からの漏洩磁束量の違いか
らくる空隙中心付近の磁界の不均一性を、より効率的に
補正する手段を提案することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の磁界発生装置は
、空隙を形成して対向する一対の永久磁石の空隙対向面
に各々ポールピースを着設し、前記永久磁石対を磁性体
材から成る一対の四角形板状ヨークと4本の支柱で磁気
的結合して磁気回路を構成し、前記空隙に磁界を発生さ
せる磁界発生装置において、前記永久磁石対を各々四角
形の板状とし、前記永久磁石対のそれぞれの角を前記支
柱に近接して配置したことを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1は本発明の実施例における磁界発生装置
に用いる磁気回路を示す縦断面図および横断面図である
。本磁気回路は空隙7を形成して対向する一対のポール
ピース2の各々の反空隙側に各々永久磁石1を着設し、
これらを磁性体材から成る一対のヨーク3と4本の支柱
4で磁気的結合した構造を成す。
【0010】ポールピース2は略円盤形状を成しており
、空隙中心の磁界の均一性を高めるために前記ポールピ
ース2の空隙対向面の中央部には円盤状突起(以下、第
2シムと呼ぶ)が、その周縁部には環状突起(以下、第
1シムと呼ぶ)が設けられている。
【0011】ヨーク3は図1(b)に示すように正方形
形状を成しており、上側ヨークの4角にはポールピース
間距離およびヨーク3の傾斜を調整するための調整用ボ
ルト5が設置されている。そして上側ヨークと下側ヨー
クは4本の支柱によって保持されている。
【0012】一対の永久磁石1もまた正方形の板形状を
成しており、それぞれ前記ポールピース2とヨーク3の
間に配置した。このとき、永久磁石1の4つの角を4本
の支柱4と近接して配置することが重要である。また、
永久磁石1の着磁方向は図中矢印で示すように厚さ方向
であり、上下の磁石ともに同方向である。
【0013】ここで使用する永久磁石1は 、磁気回路
の重量増加を避け、かつ強い中心磁束密度を得るために
最大エネルギー積(BH)maxが25メガガウスエル
ステッド(MGOe)以上であるNd−Fe−B系、あ
るいはPr−Fe−B系などの希土類磁石が望ましい。 本実施例においては、基本組成がPr17原子%、Fe
76.5原子%、B5.0原子%、Cu1.5原子%で
、熱間/圧延加工によって製造された希土類磁石で、最
大エネルギー積が28.0MGOeのものを1.25t
on使用した。
【0014】ヨーク3及び支柱4に使用する材料として
は、安価であり磁気回路の重量増加を防ぐために飽和磁
化が高いことが要求されるため、本実施例では飽和磁化
14000GのS15Cを用いた。
【0015】ポールピース2はRFコイルやグラジェン
トコイル等に近接して配置されるため、材料としては透
磁率および飽和磁化がともに高いことが要求される。し
たがって本実施例では飽和磁化20000G、最大透磁
率10000の磁気特性を有する電磁軟鉄を用いた。
【0016】図3は磁界を測定する領域を表わす説明図
である。上記の磁気回路の上下のポールピース2の中心
点を結ぶ直線の中心点を空隙中心と定義し、空隙中心を
中心をした直径300mmの球の表面を測定して空間の
磁界均一度を評価する。(r,θ,φ)を球座標とする
と、本実施例においてはrは150mm、θおよびφは
30°毎の値をとる。このように球空間の表面を30°
ピッチで5つの横断面に分割し、分割した各面上30°
ピッチで磁束密度を測定する。この方法で測定された6
0点と空隙中心および球の最上点と最下点の計63点で
磁界分布を評価した。
【0017】上記の磁気回路のポールピース間距離を5
20mmに設定し、前記調整用ボルト5を微調整して空
隙中心の磁束密度を測定したところ1820Gであった
。 そして球空間の磁界分布の均一度は40ppmであった
【0018】図2は従来の磁気回路の構成を示す縦断面
図と横断面図である。空隙7を形成して対向する一対の
ポールピース2の各々の反空隙側に各々永久磁石1を着
設し、これらを磁性体材から成る一対の正方形板状ヨー
ク3と4本の支柱4で磁気的結合した構造を成す。この
磁気回路の磁界調整機構は、上側ヨークの4角の調整用
ボルト5である。この磁気回路に使用された永久磁石1
はポールピース2と同じ直径を持つ円盤形状を成してい
る。図1に示した磁気回路に用いた磁石、ヨーク、支柱
、ポールピースと同じ磁気特性の材料を用い、ポールピ
ース間距離を520mmとし調整して測定したところ、
空隙中心の磁束密度は1840G、球空間の磁界分布の
均一度は50ppmであった。
【0019】従来例においては、θ=0のときをz軸と
すると、このz軸に関してポールピース2と永久磁石1
は軸対称であるが、ヨーク3および支柱4は軸対称では
ない。このためポールピース2と永久磁石1の側面から
の漏洩磁束量に異差が生じ、これが空隙中心の磁界分布
の不均一性を生むことになる。すなわち、強磁性体から
成る支柱4に近接する永久磁石1とポールピース2の側
面から漏れる磁束は、他の側面から漏れる磁束より大き
い。したがって、本実施例のように支柱4に近接する部
分での磁束発生量を多くすることにより、空隙中心の磁
界分布を均一化することが可能となる。本実施例によれ
ば、空隙7の磁界の均一度は従来技術に比べ20%向上
することが確認された。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、空隙
を形成して対向する一対の永久磁石の空隙対向面に各々
ポールピースを着設し、前記永久磁石対を磁性体材から
成る一対の四角形板状ヨークと4本の支柱で磁気的結合
して磁気回路を構成し、前記空隙に磁界を発生させる磁
界発生装置において、前記永久磁石対を各々四角形の板
状とし、前記永久磁石対のそれぞれの角を前記支柱に近
接して配置することによって、従来技術に比べより良好
な均一磁界を容易に得ることを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における磁界発生装置の磁気回
路の基本構造を示す説明図。
【図2】従来の内磁型磁気回路の構造を示す説明図。
【図3】測定点を示す説明図。
【符号の説明】
1  永久磁石部 2  ポールピース 3  ヨーク 4  支柱 5  調整用ボルト 6  カバー 7  空隙

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  空隙を形成して対向する一対の永久磁
    石の空隙対向面に各々ポールピースを着設し、前記永久
    磁石対を磁性体材から成る一対の四角形板状ヨークと4
    本の支柱で磁気的結合して磁気回路を構成し、前記空隙
    に磁界を発生させる磁界発生装置において、前記永久磁
    石対を各々四角形の板状とし、前記永久磁石対のそれぞ
    れの角を前記支柱に近接して配置したことを特徴とする
    磁界発生装置。
JP3095715A 1991-04-25 1991-04-25 磁界発生装置 Pending JPH04324912A (ja)

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JP3095715A JPH04324912A (ja) 1991-04-25 1991-04-25 磁界発生装置

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