JPH04322950A - 軸物ワ−クの仕上加工方法 - Google Patents

軸物ワ−クの仕上加工方法

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JPH04322950A
JPH04322950A JP11698791A JP11698791A JPH04322950A JP H04322950 A JPH04322950 A JP H04322950A JP 11698791 A JP11698791 A JP 11698791A JP 11698791 A JP11698791 A JP 11698791A JP H04322950 A JPH04322950 A JP H04322950A
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JP
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JP11698791A
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Hidetoshi Abe
安倍 英利
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸物ワ−クの仕上加工方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は軸物ワ−クの一例を示す図(図面
は符号の向きに見ること。)であり、この軸物ワ−ク1
01は多段軸であり、先端部102、ギヤ部103、第
1スプライン部104、中間部105、第2スプライン
部106及びねじ部107とからなる。中間部107に
はオイル孔108があけられている。
【0003】上記軸物ワ−ク101は切削成形された後
に、仕上工程にて、軸外径が製品公差に入るまで研磨等
の仕上げが為される。
【0004】図6はスプライン部の外径測定法を示す図
であり、一般に2個の接触ヘッド110 ,110で軸
物ワ−ク101を挟み、これらヘッド110 ,110
の相対差をもって、ワ−クの外径測定値としている。こ
の方式は2点接触式外径測定法と言われている。
【0005】図5の先端部102や、オイル孔108を
除いた中間部105は、単純な円断面であるから問題な
いが、第1スプライン部104及び第2スプライン部1
06は図6に示すとおり鋸歯状を呈し、ヘッド110 
,110が山谷を上下するので、測定値は大きくばらつ
き、外径は特定し難い。
【0006】従って、2点接触式外径測定法でスプライ
ン部を測定する場合には、谷の部分のデ−タをカットし
、具体的には読取値の最大値を外径測定値と見なすとい
うデ−タ処理が為されている。
【0007】一方、図7は3点法測定法の原理図で有り
、Vブロック111に軸物ワ−ク101を載せて回転し
、測微器112で指針の振れを求めることで、外径を割
り出す方法である。同等の測定法として3次元測定法も
知られている。3点法測定法や3次元測定法は所謂実験
室的測定法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6の2点接触式外径
測定法では、読取値の最大値を採用するために、外径測
定値が大きめに出る。又、表面に小さな突起があると、
外径測定値が更に大きめとなることがある。
【0009】図7の3点法測定法は、外径測定値の精度
は良好であるが、測定に時間がかかり、実験室向きであ
ることから量産生産ラインに組込むことはできない。
【0010】そこで、本発明の目的は生産ラインに組込
め、且つ、外径測定値の精度が高い方法を提供し、軸物
ワ−クの仕上げ方法を改善することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
すべく本発明は、軸物ワ−クの外径を2点接触ヘッドで
測定し、次に外径を一定量仕上げ、再測定する如くに繰
返して、製品公差に仕上げるものにおいて、前記2点接
触ヘッドが読込んだ複数個のデ−タから異常値を排除し
たものを第1次デ−タ群とし、これから平均値χ及び標
準偏差σを求め、スプライン断面の場合はχ+1σ未満
のデ−タを、またキ−溝有断面の場合はχ−0未満のデ
−タを、更にまたオイル孔有断面の場合はχ−1σ未満
のデ−タを、第1次デ−タ群から排除し、残ったデータ
を第2次デ−タ群とし、この第2次デ−タ群から平均値
χ2を求め、これに3点法測定法等の実験室的測定法を
参考にして予め定めた補正値Pを加え、このχ2+補正
値Pを、製品公差と比較することで仕上加工と測定とを
繰返すものである。
【0012】
【実施例】本発明方法に係る実施例を添付図面に基づい
て以下に説明する。図1は本発明方法の対象になる軸物
ワ−クの図であり、軸物ワ−ク1は従来の技術の項で述
べたものと同様に先端部2、ギヤ部3、第1スプライン
部4、中間部5、第2スプライン部6及びねじ部7から
なる多段軸であり、上記中間部5にオイル孔8があけら
れている。なお、軸物ワ−ク1は前工程まででほとんど
の切削加工が施されているが、外径だけは僅かに(仕上
げ代分)大き目とされている。上記軸物ワ−ク1は左右
のセンタ軸9 ,9で挟持されつつ回転し、図示せぬ工
具で精密仕上加工が為される。
【0013】図2は本発明の軸物ワ−クの仕上加工方法
のフロ−チャ−トであり、先ず図6の接触ヘッド110
 ,110で例えば図1の第1スプライン部4を挟み、
軸物ワ−ク1を比較的低速(例えば毎秒1回転)で連続
回転しつつ、1/2回転(180゜)当り100個(1
.8°毎に1個)の外径デ−タを読取る(S01;ステ
ップ01を意味する。以下同様。)。
【0014】一方、スプライン部4の外径の設計値は例
えば40mmであり、当該切削マシ−ンの保証加工公差
が±2μmとすれば、読取ったデ−タが40mmから大
きく外れることは無いはずである。
【0015】しかし、スプライン部4は谷の部分が大き
くマイナス側になり、又、外周面に切削もれによる突起
があればこの箇所のデ−タはプラス側に出る。そこでS
02において、(設計値±加工公差×N)なる判別項を
設ける。具体的には40±0.002×50(N=50
とした場合)=40±0.1  ,即ち39.9〜40
.1の範囲内のデ−タのみが残され、これらが第1次デ
−タ群を構成する(S03)。
【0016】S04で、第1次デ−タ群を母集団として
平均値χ及び標準偏差σを計算する。この時のデ−タ数
nは100以内であり、スプライン軸の場合はn≒70
である。
【0017】S05はセレクトステップであり、測定断
面が単純円断面、スプライン断面、キ−溝有断面、オイ
ル孔有断面のいずれかに区分される。現在はスプライン
が対象となっているので、S06が選択される。
【0018】図3(a)〜(d)は本発明方法に係る断
面の種類別の判別項の説明図であり、図3(a)は単純
円断面(切欠き無し軸)の場合で、ほぼ正規分布するデ
−タのχ±3σを残す。
【0019】図3(b)はスプライン断面の場合で、マ
イナス側のデ−タはほとんどスプラインの谷の部分で記
録されたものと見なし、χ+1σ〜χ+3σの範囲を残
す。
【0020】図3(c)はキ−溝有断面の場合であり、
マイナス側はキ−溝部分で記録されたものと見なし、且
つ、これの影響は前記スプラインの谷よりも小さいので
χ−0以下をカットして、χ−0〜χ+3σの範囲を残
す。
【0021】図3(d)はオイル孔有断面の場合であり
、マイナス側はオイル孔部分で記録されたものと見なし
、且つこれの影響は前記キ−溝よりも更に小さいのでχ
−1σ以下をカットして、χ−1σ〜χ+3σの範囲を
残す。
【0022】図2に戻り、この様に断面形状の種類に応
じて個々にデ−タを処理した結果残ったデ−タで第2次
デ−タ群(S07)を構成し、これに基づいて平均値χ
2を計算する(S08)。しかし、この平均値χ2は、
まだマイナス側の値である可能性がある。
【0023】そこで、本発明は、S10にて補正値を別
途設定しておくことに特徴がある。
【0024】図4は本発明の補正値を求める為のフロ−
チャ−トであり、1ロッド中から例えば1本のサンプル
を抽出し、これを図6で説明したところの2点法測定法
(S51)で測定外径値χ0(S52)を求め、次に、
同じサンプルを図2のS01〜S08のステップ(S5
3)で処理して平均値χ3(S54)を求め、これらχ
0とχ3を差引いて、補正値P(S55)を算出する。 この補正値Pは単純円断面の場合をPa、スプライン断
面の場合をPb、キー溝有断面の場合をPc、オイル孔
有断面の場合をPdと区別する。
【0025】この図4に示す補正値Pは原則として1回
だけ求めておけばよいから、時間と手間の掛る2点法測
定法(S51)を一部採用することでの生産ライン全体
に与える時間的損失等は軽微である。
【0026】図2に戻り、S09にてS08のχ2にP
bが加えられて補正測定値が求められる。S11でS0
9の補正測定値が製品公差に入っているかの判別をする
。軸物ワ−クは外径がプラス側で仕上工程に移されてい
るので、公差に入らなければS12にて精密仕上げ加工
を1工程のみ実施し、この後、S01に戻す。
【0027】このル−チンを何回か繰返した後に、軸物
ワ−クは製品公差内に入り、精密仕上げ加工は完了する
【0028】本発明方法の成果を実施例1 ,2と比較
例1 ,2を対比して説明する。
【0029】
【表1】
【0030】実施例1は図1の先端部2を本発明方法で
測定したもので、図2で述べた方法により、50回(個
)の補正測定値(S10に相当)を求めたところ、この
デ−タ群の値域は40.75261〜40.75004
mmであり、その幅は0.00257mmであった。
【0031】比較例1は図1の先端部2を図2のS01
〜S04までの方法により、50回(個)の平均値χを
求めたところ、このデ−タ群の値域は、40.7526
1〜40.75004mmであり、その幅は0.002
57mmであった。
【0032】即ち、単純円断面については実施例1と比
較例1に差は無いことが確認された。
【0033】一方、実施例2は図1の第1スプライン部
4を本発明方法で50回測定したもので、そのデ−タ群
の値域は40.10610〜40.10299mmで、
その幅は0.00311mmであった。
【0034】比較例2は図1の第1スプライン部4を比
較例1と同様な方法で50回測定したもので、そのデ−
タ群の値域は40.10882〜40.10353mm
で、その幅は0.00528mmであった。
【0035】実施例2のデ−タ幅(0.00311mm
)が比較例のそれ(0.00528mm)より約40%
圧縮されたことになり、計測外径値の信頼性がその分、
大幅に向上したと言える。
【0036】
【発明の効果】以上に述べたとおり本発明方法は、2点
接触式測定法を採用しているので測定具を生産ラインに
組込むことができ、断面の切欠きに応じてデ−タ群の取
捨選択をするので、スプライン軸等においても精度の良
い外径測定値を求めることができる。よって、本発明方
法を採用することにより、軸物ワ−クの仕上げ加工工程
の生産能率化を容易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の対象になる軸物ワ−クの図
【図2
】本発明の軸物ワ−クの仕上加工方法のフロ−チャ−ト
【図3】本発明方法に係る断面の種類別の判別項の説明
【図4】本発明方法に係る断面図の種類別の判別項の説
明図
【図5】軸物ワ−クの一例を示す図
【図6】従来のスプライン部の外径測定法を示す図
【図
7】3点法測定法の原理図
【符号の説明】
1…軸物ワ−ク、110…接触ヘッド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軸物ワ−クの外径を2点接触ヘッドで
    測定し、次に外径を一定量仕上げ、再測定する如くに繰
    返して、製品公差に仕上げるものにおいて、前記2点接
    触ヘッドが読込んだ複数個のデ−タから異常値を排除し
    たものを第1次デ−タ群とし、これから平均値χ及び標
    準偏差σを求め、スプライン断面の場合はχ+1σ未満
    のデ−タを、またキ−溝有断面の場合はχ−0未満のデ
    −タを、更にまたオイル孔有断面の場合はχ−1σ未満
    のデ−タを、第1次デ−タ群から排除し、残ったデータ
    を第2次デ−タ群とし、この第2次デ−タ群から平均値
    χ2を求め、これに3点法測定法等の実験室的測定法を
    参考にして予め定めた補正値Pを加え、このχ2+補正
    値Pを、製品公差と比較することで仕上加工と測定とを
    繰返すことを特徴とした軸物ワ−クの仕上加工方法。
JP11698791A 1991-04-19 1991-04-19 軸物ワ−クの仕上加工方法 Withdrawn JPH04322950A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071290A (ja) * 1993-06-15 1995-01-06 Tokyo Seimitsu Co Ltd 寸法異常検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071290A (ja) * 1993-06-15 1995-01-06 Tokyo Seimitsu Co Ltd 寸法異常検出方法

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Effective date: 19980711