JPH04322220A - スペーサーの分散方法及び分散装置 - Google Patents

スペーサーの分散方法及び分散装置

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JPH04322220A
JPH04322220A JP11812691A JP11812691A JPH04322220A JP H04322220 A JPH04322220 A JP H04322220A JP 11812691 A JP11812691 A JP 11812691A JP 11812691 A JP11812691 A JP 11812691A JP H04322220 A JPH04322220 A JP H04322220A
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spacer
spacers
substrate
dispersion device
suction
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JP11812691A
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English (en)
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Kazuhiro Sato
和弘 佐藤
Masahiko Yamaguchi
雅彦 山口
Kenichi Okuda
健一 奥田
Masami Igarashi
五十嵐 政美
Mitsuru Kano
満 鹿野
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Alps Alpine Co Ltd
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Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶素子(以下、L
CDと略称する)等の製造工程に係り、特にスペーサー
を基板表面に良好に分散させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LCDを製造する際には、二枚の基板の
間隔を一定に保つ事が必要な為、基板間に直径1μm〜
10μmのスペーサーを配置している。
【0003】図11は、従来のスペーサー分散工程を示
すものである。図11中符号3は、密閉された分散容器
である。この分散容器3の中に基板2をおく。そしてス
ペーサー1をフロン溶液の中に分散させた分散液4をマ
グネット5とマグネットスタラー6により攪はんしなが
ら、図12のスプレーノズルを使用し、窒素ガスで霧状
に噴霧する。この霧状の分散液を基板2上に向けて一定
時間吹き付ける。分散液4中のフロン溶液は下基板2表
面に達する前に揮発して基板2表面にはスペーサー1の
みが落下する。従来は以上のようにして、スペーサー1
を基板2表面に散布していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のスペ
ーサーの分散方法でスペーサー1を散布すると、微視的
に見た場合、図13に示すように、スペーサー1の分布
に密な部分と疎な部分が生じ易く、スペーサー1を基板
2表面に充分均一に分散できないという課題があった。 この様にスペーサー1の分布に密な部分と疎な部分が生
じると、図14に示すように、スペーサー1の疎なとこ
ろはスペーサー1が変形しやすくセル厚が薄くなり、ス
ペーサーが密なところはスペーサーが変形し難くセル厚
が厚くなる。したがって、前記従来のスペーサーの分散
方法によってスペーサー1を散布するとセル厚が一定に
成らず色むらが発生したり、コントラスト比のバラツキ
を招いていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のスペーサーの
分散方法では所定の位置に吸着口が設置されたスペーサ
ー分散装置を減圧状態にして各吸着口にスペーサーを吸
着し、ついでこの装置の吸着口に対向させて基板を配置
し、分散装置の減圧状態を解除し、基板上の所定の位置
にスペーサーを分散配置する事により前記課題の解決を
図った。
【0006】スペーサーの直径としてはLCDの構成に
合わせて最適なものが選ばれるが、10μm以下である
ことが望ましい。
【0007】また吸着口の直径はスペーサーの直径の2
0%〜80%であることが望ましく、20%未満ではう
まくスペーサーが吸着されないし、80%を越えると一
箇所に二個以上のスペーサーが吸着されることがある。
【0008】このスペーサーの分散方法を実施する為の
装置としては、圧力差を利用してスペーサーを吸着する
吸着手段と、前記スペーサーを離脱させる離脱手段とを
有す分散装置が好適である。
【0009】
【作用】請求項1のスペーサーの分散方法では、所定の
位置に吸着口が設置されたスペーサー分散装置を減圧状
態にして各吸着口にスペーサーを吸着し、ついでこの装
置の吸着口に対向させて基板を配置し、分散装置の減圧
状態を解除する。従って、スペーサー分散装置に所定の
位置に設置された吸着口一箇所につき一つのスペーサー
が吸着され、これら吸着されたスペーサーがそのままの
パターンで基板表面に配置される。
【0010】請求項2の分散装置は吸着手段と離脱手段
とを有するものなので、吸着手段により圧力差を利用し
てスペーサーを吸着し、ついで離脱手段により前記スペ
ーサーを離脱させることによりスペーサーを基板表面に
分散する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明のスペーサーの
分散方法を詳しく説明する。なお前記従来例と同一構成
部分には、同一符号を付して説明を簡略化する。
【0012】(実施例1)まず本実施例で用いたスペー
サー分散装置を説明する。図1にスペーサー分散装置の
概略構成図を示す。この装置は、スペーサー吸着部8と
減圧制御部9とで構成されている。
【0013】スペーサー吸着部8は強度を増すため積層
したシリコン板10とステンレス鋼からなる背板部12
、シリコン板10と背板部12とを接続するための押え
部13とで構成されている。又シリコン板10にはエッ
チング処理することによって形成した所望の数の吸着口
11が所望の位置に形成されている。この時、吸着口1
1をテーパー形状とするとスペーサーの吸着保持がより
確実になる。シリコン板10と背板部12との間には、
減圧室14が形成されている。
【0014】本実施例では、吸着口11の直径(φ)を
5μm、吸着口の間隔(D)を500μmとした。
【0015】前記減圧制御部9は、前記減圧室14につ
ながる圧力モニター15と、真空ポンプ16とによって
概略構成されている。そして、真空ポンプ16と減圧室
14との間にはリークバルブ18が設けられている。さ
らに圧力モニター15は制御回路17に接続されている
。そしてこの制御回路17により、リークバルブ18と
真空ポンプ16を制御している。
【0016】この実施例のスペーサーの分散装置では、
装置の帯電を防止するためにアース26が接続されてい
る。
【0017】このスペーサーの分散装置に於いては、前
記減圧制御部9の真空ポンプ16によって、圧力差を利
用してスペーサーを吸着する吸着手段が構成され、リー
クバルブ18によって、スペーサーを離脱させる離脱手
段が構成されている。
【0018】前記スペーサー分散装置を用いて行った本
実施例のスペーサーの分散方法を説明する。
【0019】先ず図2に示すように、前記スペーサー分
散装置を降下させて金属容器に収容されたスペーサー1
の表面にこのスペーサー分散装置を当接させた。この時
スペーサー1が収容されている容器を上昇させても目的
は達せられる。
【0020】本実施例のスペーサーの分散方法では、ス
ペーサー1に樹脂で構成されている密度の小さいミクロ
パールとガラスで構成されている密度の大きいシリカビ
ーズとの二種類に付いて実験を行った。スペーサー1の
直径は、いずれも10μmであった。
【0021】その後圧力モニター15でスペーサー1の
吸着状態を監視しながら真空ポンプ16により減圧室1
4の圧力を下げ、図3に示すように、スペーサー1を吸
着口11に吸着させた。この時のスペーサー1と吸着口
11とは、図5に示すように、密着していた。
【0022】次に各吸着口11にこのスペーサー1を吸
着させたスペーサー分散装置を、減圧したままスペーサ
ー1を配置したい基板2上に移動させた。スペーサーの
分散装置の吸着口11に対向する所望の位置に基板2を
移動させても構わない。移動後、図4に示すように、基
板2とスペーサー分散装置との距離が3mmになった時
点で減圧状態を解除したところ、スペーサー1は自重に
より基板2に落下した。この後、基板2表面を観察した
ところ、本実施例のスペーサーの分散方法で実験したシ
リカビーズ及びミクロパール二種のスペーサー1は共に
良好に基板2表面に配置された。
【0023】この実施例のスペーサーの分散方法では、
500μmの間隔で吸着口11が設置されたスペーサー
分散装置を減圧状態にし各吸着口11にスペーサー1を
分散させ、ついでこの装置をスペーサー1を配置したい
基板2上に移動させた。そして移動後、減圧状態を解除
してスペーサー1を基板2表面に落下させた。スペーサ
ー1は、スペーサー分散装置に所望の間隔パターンで設
置された吸着口11一箇所につき一つ吸着され、このス
ペーサー1がそのままのパターンで基板2表面に配置さ
れた。従って、この実施例のスペーサーの分散方法によ
れば、スペーサー1が吸着口11の配置されたパターン
と同一のパターンで基板2表面に均一な密度で分散され
るので、この基板2を用いてLCDを組み立てたときい
ずれの部分に於いてもスペーサー1にかかる圧力がより
均一になりスペーサー1の変形の度合に差が見られなく
なり、セル厚が均一なセルを得ることができた。
【0024】また、前記構成からなるスペーサーの分散
装置は真空ポンプ16によって構成された吸着手段とリ
ークバルブ18によって構成された離脱手段とを備えた
ものなので、吸着手段により圧力差を利用してスペーサ
ー1を吸着し、ついで離脱手段で減圧状態を解除して吸
着したスペーサー1を離脱させることにより基板2表面
にスペーサー1を配置できた。従ってこのスペーサーの
分散装置によれば、スペーサー1の分散を円滑に行うこ
とができた。
【0025】(実施例2)この実施例の方法が実施例1
の方法と異なる点は、実施例1では基板2にスペーサー
1を500μmで配置したのに対して、本実施例では1
00μmとした点である。その方法とは、実施例1と同
様のスペーサー分散装置を使用し、分散装置の位置をず
らしていく方法である。この時基板2側の位置をずらし
ても構わない。以下は、その方法の説明である。なお説
明のため、図6に示すように、吸着口11をAとBとC
とDで示す。
【0026】この方法では先ず、図7に示すように、一
回目の処理によってA1 、B1、 C1 、D1 の
位置にスペーサー1を配置した。その時のスペーサー1
の間隔は、スペーサー分散装置の吸着口11の間隔(D
)である500μmである。その後、スペーサー分散装
置を、図7中、X方向に100μm移動させ、スペーサ
ー1を配置した。その時のスペーサー1の位置をA2 
、B2 、C2 、D2 として表した。同様の操作を
4回繰り返すと100μm間隔にスペーサー1が並んだ
。ついでY方向に同様の操作を行うことによって、基板
2表面のA6 、B6 、C6 、D6の位置にスペー
サー1が配置された。 この操作を数回繰り返すことによって、全てのスペーサ
ー1が100μm間隔で基板2表面に配置された。これ
により、100μmの間隔でスペーサー1が基板2表面
に良好に配置することが確認された。
【0027】この実施例の方法に於いては、実施例1の
方法と同様の作用効果を得られる他、スペーサー分散装
置を100μmずつずらしてスペーサー1を配置するこ
とにより基板2表面のスペーサー1の間隔を100μm
と更に狭くすることができた。従って、この実施例のス
ペーサーの分散方法によれば、スペーサー1をより高密
度に分散させることができる。この実施例によれば、高
密度にシリコン板10を加工する必要がなくなるため、
シリコン板10の加工が容易になること及びシリコン板
10の機械強度が増すなどの更なる効果が得られる。
【0028】(実施例3)この実施例の方法が前記実施
例1と異なる点は、図8に示す構造を持つスペーサー1
を使用した点である。本実施例で使用したスペーサー1
は、中心部19が磁性体からなり、その周辺部20を樹
脂でコーティングしたものである。このスペーサー1の
直径は10μmとした。
【0029】このスペーサー1を実施例1と同様のスペ
ーサー分散装置を使用して以下の操作により基板2表面
に配置した。
【0030】まず、図2に示すように、スペーサー分散
装置を降下させて金属容器に収容されたスペーサー1の
表面にこのスペーサー分散装置を当接させた。
【0031】その後圧力モニター15でスペーサー1の
吸着状態を監視しながら真空ポンプ16により減圧室1
4の圧力を下げ、図3に示すように、スペーサー1を吸
着口11に吸着させた。この時のスペーサー1と吸着口
11とは、図5に示すように、密着していた。
【0032】次に各吸着口11にこのスペーサー1を吸
着させたスペーサー分散装置を、減圧したまま、図9に
示すように、磁界発生装置21の上に設置されていた基
板2上に移動させた。
【0033】磁界発生装置21は、電磁石24とステー
ジ23とで構成されている。又この電磁石24は、磁界
と減圧状態とを制御する制御回路22につながっている
【0034】この装置により、スペーサー分散装置と基
板2との距離が3mmになったとき、減圧室14のリー
クと同時に電磁石24を作動させる。すると磁力によっ
てスペーサー1は吸着口11から離れて基板2表面に吸
着された。
【0035】なお上記実施例に於いて、磁界発生装置2
1を電磁石24によって構成した場合を示したが、電磁
石24の代わりに永久磁石を用いて永久磁石24を移動
することによりスペーサー1に働く磁力を制御しスペー
サー1を基板2表面に吸着してもなんら差し支えない。
【0036】この実施例の方法に於いては、実施例1の
方法と同様の作用効果を得られる他、減圧室14のリー
クと同時に電磁石24を作動させるので、磁力によって
スペーサー1が強制的に基板2表面に吸着する。従って
、この実施例の方法では、スペーサー1が吸着口11に
残る事なくより良好に基板2表面に配置された。
【0037】(実施例4)この実施例のスペーサーの分
散方法が前記実施例3と異なる点は、各スペーサー1の
間隔を100μmにした点である。
【0038】つまり、実施例2と同様に、スペーサー1
を落下させるときのスペーサー分散装置の位置を100
μmずつずらして、スペーサー1を基板2表面に配置し
た。
【0039】これにより、100μmの間隔でスペーサ
ー1が良好に配置することが確認された。
【0040】この実施例の方法に於いては、実施例3の
方法と同様の作用効果を得られる他、スペーサー分散装
置を100μmずつずらしてスペーサー1を配置する事
により基板2表面のスペーサー1の間隔を100μmと
狭くすることができた。
【0041】(実施例5)この実施例のスペーサーの分
散方法が前記実施例1と異なる点は、配置するスペーサ
ー1の直径を5μmにした点及び、スペーサー分散装置
の吸着口11の間隔(D)を100μmとした点である
【0042】又本実施例のスペーサーの分散方法では、
使用したスペーサー1の直径に付随してスペーサー分散
装置の吸着口11の直径(φ)を、2μmとした。
【0043】この実施例の方法に於いては、実施例1の
方法と同様の作用効果を得られる他、スペーサー分散装
置の吸着口11の直径(φ)を2μmにした為、より小
さいスペーサー1を基板2表面に配置することができる
ようになった。更にスペーサー分散装置の吸着口11の
間隔(D)を100μmにした事により実施例1より短
い間隔でスペーサー1を基板2表面に配置できるように
なった。そのため基板を組み立てセルを作成するとより
正確にセル厚を保つことができるので、従ってLCDを
製造するとコントラスト比のばらつきが小さく表示むら
もないより高性能なセルが製造できた。
【0044】(実施例6)この実施例のスペーサーの分
散方法が前記実施例3と異なる点は、配置するスペーサ
ー1の直径を5μmにした点及び、スペーサー分散装置
の吸着口11の間隔(D)を100μmとした点である
【0045】又本実施例のスペーサーの分散方法では、
使用したスペーサー1の直径に付随してスペーサー分散
装置の吸着口11の直径(φ)は、2μmとした。
【0046】又本実施例のスペーサーの分散方法に於い
ては、実施例3の方法と同様の作用効果を得られる他、
スペーサー分散装置の吸着口11の直径(φ)を2μm
にした為、より小さいスペーサー1を下基板2表面に配
置することができるようになった。更に吸着口11の間
隔(D)を100μmにした事により実施例1より短い
間隔でスペーサー1を基板2表面に配置できるようにな
った。そのため基板を組み立てセルを作成した場合より
正確にセル厚を保つことができるので、従ってLCDを
製造するとコントラスト比のばらつきが小さく表示むら
もないより高性能なセルが製造できた。
【0047】(実施例7)この実施例のスペーサーの分
散方法が前記実施例1と異なる点は、図16に示すよう
に、スペーサー1の構成を中心部19にミクロパール、
周辺部20にポリメタクリル酸メチル(以下、PMMA
と略称する)25が形成されたスペーサー1を使用した
点である。
【0048】まず予め基板2を150℃から180℃に
熱しておいた。そしてスペーサー分散装置によって吸着
されたスペーサー1を上記基板2表面に押し付けた。す
ると、図10に示すように、スペーサー1の周辺部20
に形成されたPMMAが基板2の熱により融解し、スペ
ーサー1が基板2表面に接着された。
【0049】この実施例のスペーサーの分散方法に於い
ては、実施例1の方法と同様の作用効果を得られる他、
予め基板2を150℃から180℃に熱し、更にスペー
サー1の表面にPMMAを形成したので、スペーサー1
が基板2表面に当接するとPMMAが融解した。従って
、この実施例のスペーサーの分散方法によれば、基板2
表面に配置されたスペーサー1が当接すると直ちに接着
されて動かないという効果が得られた。
【0050】(実施例8)この実施例のスペーサーの分
散方法が前記実施例1と異なる点は、スペーサー分散装
置の構成素材にある。
【0051】つまり、上記実施例1で使用したスペーサ
ー分散装置のスペーサー吸着部8の中の吸着口11は、
強度を増すためにシリコン基板をエッチング処理し積層
したものから構成されているが、図15に示すように、
本実施例のスペーサーの分散装置では、スペーサー吸着
部8はすべて金属(例えばステンレス鋼)で構成されて
いる。
【0052】この実施例の方法に於いては、実施例1の
方法と同様の作用効果が得られる他金属製の材料で吸着
口11を形成したので、吸着口11をテーパー加工ある
いはスペーサー形状に沿う球面形状など加工形成しやす
くスペーサー分散装置の製造が容易である。
【0053】以上スペーサー1を一定間隔で基板2表面
に分散した実施例を示したが、本発明によれば、スペー
サー1を所望の位置に配置することができ、例えば単純
マトリックスLCDにおいては配線上以外の部分に選択
的に配置したり、薄膜トランジスターの様な能動素子付
きアクティブマトリックスLCDに於いては能動素子上
を避けて選択的に配置することができ、用いるLCD基
板構造により最適な位置にスペーサー1を配置できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように請求項1のスペーサ
ーの分散方法は、所定の間隔で吸着口が設置されたスペ
ーサー分散装置を減圧状態にして各吸着口にスペーサー
を吸着し、ついでこの装置の吸着口に対向させて基板を
配置し分散装置の減圧状態を解除することにより、スペ
ーサーを基板表面に配置させる方法なので、スペーサー
分散装置の所定の位置に設置された吸着口一箇所につき
一つのスペーサーが吸着され、これら吸着されたスペー
サーがそのままのパターンで基板表面に配置される。従
って請求項1のスペーサーの分散方法によれば、スペー
サーが所定の位置に並んだ基板を製作できる。このよう
にして得られたスペーサーが均一な密度で分散された基
板によれば、いずれの部分に於いても、スペーサーにか
かる圧力がより均一になるためスペーサーの変形の度合
に差が見られなくなり、セル厚が均一なセルを得ること
ができる。
【0055】従ってこのセルを用いて作成されたLCD
は、表示にむらがなくコントラスト比のバラツキも小さ
いものとなる。
【0056】請求項2のスペーサーの分散装置は、圧力
差を利用してスペーサーを吸着する吸着手段と、前記ス
ペーサーを離脱させる離脱手段とを有するので、吸着手
段により圧力差を利用してスペーサーを吸着し、ついで
離脱手段で減圧状態を解除して吸着したスペーサーを離
脱させることにより基板表面にスペーサーを配置できた
。従ってこのスペーサーの分散装置によれば、基板表面
にスペーサーを良好に分散することができた。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のスペーサーの分散方法に於て用いた
スペーサー分散装置を示す概略構成図
【図2】スペーサー分散装置をスペーサーの表面に当接
させた時の様子を示す概略断面図
【図3】スペーサー分散装置によりスペーサーを吸着し
たときの様子を示す概略断面図
【図4】スペーサー分散装置によりスペーサーを下基板
表面に配置したときの様子を示す概略断面図
【図5】図
3の吸着口部分の拡大図
【図6】実施例2及び実施例4を説明する為に用いた、
シリコン基板に形成された吸着口の配置を示す概略構成
【図7】実施例2及び実施例4により配置されたスペー
サーの位置を示す概略図
【図8】実施例3,4及び6で使用したスペーサーの断
面を示す概略図
【図9】実施例3及び実施例6で使用したスペーサー分
散装置を示す概略構成図
【図10】実施例7によりスペーサーが基板表面に融着
した状態を示す概略図
【図11】従来用いていたスペーサーを散布する装置を
示す概略断面図
【図12】図11に示した装置のスプレーノズルの部分
を示す概略断面図
【図13】従来の方法で基板にスペーサーを散布したと
きの状態を示す斜視図
【図14】スペーサーが不均一に分散したときの問題点
を説明するための断面図
【図15】実施例8において使用したスペーサー分散装
置を示す概略構成図
【図16】実施例7で用いたスペーサーの断面を示す概
略図
【符号の説明】
1  スペーサー 2  基板 3  分散容器 4  分散液 5  マグネット 6  マグネットスターラー 7  スプレーノズル 8  スペーサー吸着部 9  減圧制御部 10  シリコン板 11  吸着口 12  背板部 13  基板の押え部 14  減圧室 15  圧力モニター 16  真空ポンプ 17  制御回路 18  リークバルブ 19  スペーサー中心部 20  スペーサー周辺部 21  磁界発生装置 22  磁界と圧力とを制御する制御部23  ステー
ジ 24  電磁石 25  PMMA 26  アース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  所定の位置に吸着口が設置されたスペ
    ーサー分散装置を減圧状態にして各吸着口にスペーサー
    を吸着し、ついでこの装置の吸着口に対向させて基板を
    配置し、分散装置の減圧状態を解除することにより、ス
    ペーサーを基板表面に配置させることを特徴とするスペ
    ーサーの分散方法。
  2. 【請求項2】  圧力差を利用してスペーサーを吸着す
    る吸着手段と、前記スペーサーを離脱させる離脱手段と
    を有することを特徴とするスペーサーの分散装置。
JP11812691A 1991-04-22 1991-04-22 スペーサーの分散方法及び分散装置 Withdrawn JPH04322220A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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