JPH04322003A - 面発光照明スタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、きわめて効果的な指
向性をもった減衰の少ない配光とグレア（まぶしさ）の
全くない面発光照明ユニットを備えた面発光照明スタン
ドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の照明スタンドはスタンドの先端に
支持されるランプシェード内に配設された蛍光灯や白色
電球によって照明するように構成されている。

【０００３】また、面発光照明ユニットとして特開昭６
１−２４６７０２号公報に光拡散器が開示されている。

【０００４】図３は従来の照明スタンドの一例である蛍
光灯を用いた照明スタンドの構成側面図である。図３に
おいて、１は照明スタンド、２は照明スタンド１の台座
、３は支持アーム、４は蛍光灯、５は内面で蛍光灯４の
光を反射するランプシェード（以下シェードという）で
あり、６は蛍光灯４を点滅するスイッチである。

【０００５】以上の構成において、スイッチを押すと、
蛍光灯４が点灯して、蛍光灯４の直接光とシェード５の
内面からの反射光とにより照明される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来例は以上のように
構成されているので、蛍光灯４の光が分散するため、照
明が受光面の位置により不均一となり、また照度も低下
するだけでなく、シェード５の高さによって、蛍光灯４
の直接光が使用者の目に入り、グレアによって使用者が
疲労し易いという問題があった。

【０００７】また、前記公報に示された光拡散器は、２
個以上の導光体を組合せて光を均等に拡散させることに
特徴を有する単なる光拡散形の一般照明ユニットに関す
るものであって、この発明の面発光照明ユニットのよう
に単体の導光体を用いて、特定方向に均等に指向性をも
たせて配光を行うという構成も効果も期待できない。

【０００８】この発明は、以上のような従来例の問題点
を解消するためになされたもので、所望の方向に減衰の
少ない明るい光で配光し、きわめて効率よく照明を行う
とともに、グレアを全く感じさせない面発光照明スタン
ドの提供を目的としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る面発光照明スタンドは、複数の透光板を積層して各透
光板の片側端面を面一に揃え、他側面との中間の任意の
部位を所望の形状に屈曲させ、かつ他側面の各透光板の
長さを上側から下側に順次長く形成して不揃いに傾斜さ
せた多重導光体と、この多重導光体の面一な端面に添接
される管状光源と、この管状光源を収納しかつ前記多重
導光体を支持するスタンド台座と、前記多重導光体の不
揃いに傾斜させた側面に添って添接する反射板とから成
り、前記管状光源の光を前記多重導光体を介して前記反
射板から所定の方向に配光させることにより、前記の目
的を達成しようとするものである。

【００１０】

【作用】以上のような構成としたこの発明に係る面発光
照明スタンドは、管状光源と多重導光体と反射板とから
成る面発光照明ユニットにより、均等に、しかも指向性
をもった減衰の少ない明るい配光で所望の面が照明され
る。しかも、管状光源は前記照明スタンドの台座の中に
完全に収納されているので、管状光源の直接光は使用者
の目に入ることなく、従って、直接光によるグレアが全
くないので、使用者の疲労が軽減される。

【００１１】

【実施例】以下に、この発明の一実施例を図に基づいて
説明する。 （構成）図１はこの発明の一実施例を示す面発光照明ス
タンドの斜視図、図２は上記実施例の面発光照明スタン
ドの構成側断面図である。なお、従来例と同一または相
当部分は同一符号で表わす。

【００１２】図１および図２において、１Ａは面発光照
明スタンド（以下スタンドという）、２Ａはスタンド１
Ａの台座であり、収納部２ａ内に管状光源Ｌの一例であ
る従来の蛍光灯に比べて格段に小径の高輝度細管蛍光灯
（以下蛍光灯という）４ａを収納し、かつこの収納部２
ａの蛍光灯４ａを囲繞する面には反射面Ｓａが形成され
ている。４ｂは例えばメチルメタクリレート重合体のよ
うな透光性の優れた材料で形成された透光板Ｐを蛍光灯
４ａの直径に対応して５枚積層し、このそれぞれの透光
板Ｐの片側端面を面一に揃え、他側面との中間の任意の
部位で屈曲させ、かつ他側面の各透光板Ｐの長さを上側
から下側に順次長く形成して不揃いの階段状に傾斜させ
た多重導光体（以下導光体という）、ａは導光体４ｂの
面一に揃えた端面（以下面一の端面という）、ｂは同じ
く導光体４ｂの不揃いに階段状に傾斜させた側面（以下
傾斜側面という）であり、面一の端面ａには台座２Ａの
収納部２ａに収納された蛍光灯４ａが添接されて、かつ
、導光体４ｂが台座２Ａに直立して支持されている。 また傾斜側面ｂには、この傾斜側面ｂに添って反射板４
ｃが添接保持される。そして、導光体４ｂ自体が従来の
照明スタンドの支持アームを兼用している。

【００１３】４Ａは蛍光灯４ａ，導光体４ｂと反射板４
ｃとで構成される照明ユニットであり、Ｓ１，Ｓ２，Ｓ
３，Ｓ４，Ｓ５は積層された各透光板Ｐの傾斜側面ｂ側
端から投射される光を所定の方向に均等に反射する反射
板４ｃの反射面である。

【００１４】（動作）以上の構成に基づいて動作を説明
する。先ず、スイッチ６を押すと蛍光灯４ａが点灯され
る。蛍光灯４ａの光は、台座２Ａの収納部２ａの反射面
Ｓａによってすべて導光体４ｂの面一の端面ａに集中し
て投光される。この光は光ファイバと同じ原理により、
各透光板Ｐ内を傾斜側面ｂに向って拡散ロスを殆ど生じ
ることなく導かれ、傾斜側面ｂのそれぞれの透光板Ｐ側
端から反射板４ｃに均等に投射される。この光は、反射
板４ｃの反射面Ｓ１ないしＳ５から均等に受光面に指向
性をもって面発光状態で反射され、受光面上をシャープ
な減衰の少ない明るい配光で均等にかつ、効率よく照明
する。

【００１５】また、蛍光灯４ａは台座２Ａの収納部２ａ
内に完全に埋設され陰蔽されているので、蛍光灯４ａか
らの直接光は使用者の目に全く入ることがなく、従って
使用者のグレアによる疲労を防止できる。

【００１６】さらに、支持アームを兼ねる導光体４ｂは
非常に透明度が高いので、使用者はこの導光体４ｂを通
して後方を透視できるだけでなく、導光体４ｂの厚みを
薄く形成することが可能であり、使用者が照明スタンド
の存在を意識しないものとなる。

【００１７】また逆に、この導光体４ｂの直立面に好み
の画像などを付加すれば意匠的に優れた大変ユニークな
照明スタンドを得ることもできる。

【００１８】なお、面発光照明ユニットの多重導光体の
不揃いに傾斜させた側面形状は階段状に限定されず、透
光板の不揃いに積層される側面を傾斜状として、多重導
光体の傾斜させた側面が連続した傾斜面となるように形
成してもよい。

【００１９】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、管状光源と多重導光体と反射板とで構成される面発光
照明ユニットにより照明スタンドを形成したので、シャ
ープな減衰の少ない明るい配光で均等にかつ、効果的に
照明できるだけでなく、管状光源からの直接光によるグ
レアが全くなくなり、使用者の目の疲労を大幅に減少す
ることができる。

【００２０】さらに、支持アームを兼ねる多重導光体は
きわめて透明度が高く、かつ非常に薄く形成することが
可能であるので、使用者が照明スタンドの存在を意識し
ないものとなる。

【００２１】また、多重導光体の直立面を利用し、好み
の画像などを付加して、意匠的な効果を高めることも可
能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の実施例を示す面発光照明スタンドの
斜視図である。

【図２】上記実施例の面発光照明スタンドの構成側断面
図である。

【図３】従来例の照明スタンドの側面図である。

【符号の説明】

１Ａ　　　　面発光照明スタンド ２Ａ　　　　台座 ２ａ　　　　収納部 ４Ａ　　　　面発光照明ユニット ４ｂ　　　　多重導光体 ４ｃ　　　　反射板 ａ　　　　導光体の面一の端面 ｂ　　　　導光体の傾斜させた側面 Ｌ　　　　管状光源 Ｐ　　　　透光板 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　複数の透光板を積層して各透光板の片
   側端面を面一に揃え、他側面との中間の任意の部位を所
   望の形状に屈曲させ、かつ他側面の各透光板の長さを上
   側から下側に順次長く形成して不揃いに傾斜させた多重
   導光体と、この多重導光体の面一な端面に添接される管
   状光源と、この管状光源を収納しかつ前記多重導光体を
   支持するスタンド台座と、前記多重導光体の不揃いに傾
   斜させた側面に添って添接する反射板とから成り、前記
   管状光源の光を前記多重導光体を介して前記反射板から
   所定の方向に配光させることを特徴とする面発光照明ス
   タンド。