JPH04321881A - 磁気シール回転導入機 - Google Patents

磁気シール回転導入機

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JPH04321881A
JPH04321881A JP3117831A JP11783191A JPH04321881A JP H04321881 A JPH04321881 A JP H04321881A JP 3117831 A JP3117831 A JP 3117831A JP 11783191 A JP11783191 A JP 11783191A JP H04321881 A JPH04321881 A JP H04321881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
shaft
magnetic fluid
magnetic seal
housing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3117831A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ueki
植木 正行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH04321881A publication Critical patent/JPH04321881A/ja
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
  • Sealing Of Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気シール回転導入機
の構造に関係する。
【0002】
【従来の技術】近年、真空技術の発展と共に、その応用
が様々な方面で行なわれている。例えば、磁気記録媒体
の製造への応用においては、図5に示すような装置を真
空容器(チャムバー)(図示せず)内の真空雰囲気1中
に設けて磁気記録媒体を製造している。即ち、フィルム
2が送り出しロール3からプリヒートガイドロール4を
介しキャン5に送られ、キャン5上の膜形成部6で磁気
記録層をフィルム2に形成し、巻き取りロール7に巻き
取っている。このような装置で製造する磁気記録媒体の
磁気特性の抗磁力Hcは、一般に図6に示すように磁性
膜の作製温度に依存するため、磁性膜を形成するキャン
5の温度で制御している。
【0003】ここで、フィルム2がキャン5上で熱膨張
してしわが発生することを防止するため、キャン5の前
のプリヒートガイドロール4はフィルム2を徐々に加熱
するように温度制御している。このプリヒートガイドロ
ール4の温度制御は、その内部に設けたヒーター(図示
せず)と外部より導入する熱媒体19によって行なって
いる。また、製造する磁気記録媒体のカール量をフィル
ムに印加するテンションで制御しているために、これら
のロールは低いトルク損失でスムーズに回転することが
要求される。
【0004】ところで、真空チャムバー内のプリヒート
ガイドロール4やキャン5には、中空軸タイプの磁気シ
ール回転導入機が連結されており、従来の中空軸タイプ
の磁気シール回転導入機は図3に示すような構造となっ
ていた。
【0005】即ち、大気8と真空雰囲気1とを遮断する
真空容器9に取り付けられた、非磁性材料から成るハウ
ジング10には円筒状に配された磁石11と磁性材料か
ら成る円筒状ポールピース12とが、スペーサ13とベ
アリング14と共にストッパ15により固定されている
。磁性材料でできた軸16はベアリング14によって支
えられ、磁石11及びポールピース12とで磁気回路を
形成しているが、軸16とポールピース12とは接触し
ていない。ポールピース12と軸16との間には磁性流
体17があり、その間の微小なギャップに発生する漏洩
磁界によって保持されている。軸16は中空構造となっ
ており、ロールの軸18が貫通して固定されていて、ロ
ールに熱媒体19を供給及び排出している。ロールの軸
18を介して、熱媒体19から伝導する熱は、軸16、
磁性流体17、ポールピース12、ハウジング10と伝
導し、ハウジング10の冷却水路20を流れる冷却水2
1によって冷却される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上説明し
た従来の磁気シール回転導入機は図3に示すように、熱
媒体の温度がある温度を越えると、大気の真空中への漏
れが急増する。しかも、大気の真空中への漏れが急増し
た後は、熱媒体の温度を低くしても、漏れの量が減少し
ない。このため、この温度以上の熱媒体を導入できない
という問題点があった。
【0007】そこで、本発明の技術的課題は、熱媒体の
温度が高くても、熱媒体の冷却効果を高めて大気の真空
中への漏れを防止する磁気シール回転導入機を得ること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ハウジ
ング内で、回転軸のまわりに軸方向に交互に設けられた
磁石及びポールピースを磁性流体を介して磁気シールす
る磁気シール回転導入機において、前記磁石及び前記ポ
ールピースは前記回転軸に固定するとともに、前記磁性
流体を前記ハウジングに接触している構成としたことを
特徴とする、磁気シール回転導入機が得られる。
【0009】
【作用】発明者らは、熱媒体がある温度を越えると大気
の真空中への漏れが急増する原因が、磁性流体の過熱に
あることを究明した。
【0010】即ち、従来の磁気シール回転導入機は、ロ
ールの軸を介して熱媒体から伝導する熱が、ハウジング
の冷却水路を流れる冷却水によって冷却されるまでに、
軸、磁性流体、ポールピース、ハウジングと伝導してゆ
くが、磁性流体の接触している軸の温度が熱媒体から伝
達する熱により高温度になること、及び、磁性流体から
熱が伝導するポールピースの先端部分が磁気回路の構成
上、細く絞られていることが避けられないため熱伝導性
が良くないことから、磁性流体が過熱する。この結果、
磁性流体のベース液が蒸発し、粘度の上昇と流動性の劣
化など磁性流体の劣化が発生するため、軸の回転時に隙
間を生じ大気が真空中に漏れるのである。
【0011】従って、磁性流体の過熱を防止するために
、磁性流体が冷却水路のあるハウジングに接触する構造
、即ち、磁性流体やポールピースなどの配置を従来と逆
にすれば、熱媒体からの熱の伝導が、軸、ポールピース
、磁性流体、ハウジングとなるため、ポールピースから
磁性流体へ伝達した熱はハウジングに容易に伝導され、
磁性流体の過熱がなくなる。この結果、磁性流体のベー
ス液の蒸発が押さえられるため、磁性流体の劣化がなく
なり大気の真空中への漏れが生じなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例と、従来の比較例の実
験結果に基づき説明する。
【0013】(比較例)従来の磁気シール回転導入機で
、軸の温度と大気の真空中への漏れの量の関係を調べた
。軸の温度は、各温度で1時間保持した。この間、軸は
500rpm で回転させた。ハウジングの冷却水路に
は、常温の冷却水を毎分10cc流した。
【0014】(実施例)本発明の一実施例を図1に示す
。本発明の実施例においては、磁性流体17、ポールピ
ース12、磁石11及びスペーサ13の配置を、従来の
磁気シール回転導入機の配置から逆にし、磁性流体17
が外側にあるハウジング10に接触するようにした。 また、ハウジング10と軸18の材質を変更し、ハウジ
ング10を磁性材料で、軸18を非磁性材料で形成した
。その他は、従来の磁気シール回転導入機と何ら変わら
ない。表1に諸元を示す。
【0015】
【表1】
【0016】以上、比較例と実施例について、軸の温度
と大気の真空中への漏れの量の関係を図2に示す。従来
の磁気シール回転導入機が軸の温度120℃以上で漏れ
が急増しているのに比し、実施例においては250℃に
おいても漏れの急増が見られない。
【0017】以上、本発明の磁気シール回転導入機は、
軸の温度が高温になっても大気の真空中への漏れが発生
しないことが明白となった。
【0018】以上、本発明を真空の応用に用いられてい
る中空軸タイプの磁気シール回転導入機に基づき説明し
たが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、
中空軸タイプでない磁気シール回転導入機の場合でも、
軸の回転を高速で行なった場合、磁気流体の粘度によっ
て磁性流体そのものが発熱源となり、その熱で磁性流体
の劣化が生じるが、本発明の構造にすれば容易に効率よ
く冷却され磁性流体の劣化を防止できる。
【0019】即ち、本発明は、磁気シール回転導入機を
構成している磁石、ポールピース、磁性流体のうち、磁
石とポールピースは回転する軸に固定されており、磁性
流体は冷却機構を有するハウジングに接触していること
を特徴とするもので、軸の形状に限られないことは明白
である。ここで、ハウジングの冷却機構には、自然冷却
も含まれることは言うまでもない。また、用途は真空用
に限られるものでないことも言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、磁性流体が冷却水路の
あるハウジングに接する構造としたため、熱媒体の温度
が高くても、磁性流体への熱はハウジングに伝導されて
、磁性流体の劣化を防止し、大気の真空中への洩れを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気シール回転導入機の構造を示す断
面図である。
【図2】従来の磁気シール回転導入機の構造を(比較例
)とし、本発明の磁気シール回転導入機を(実施例)と
して比較した、軸の温度と大気の真空中への漏れの量の
関係を示す。
【図3】従来の磁気シール回転導入機の構造を示す断面
図である。
【図4】従来の磁気シール回転導入機の問題点を示すグ
ラフで、熱媒体の温度と大気の真空中への漏れの量の関
係を示す。
【図5】真空を利用した磁気記録媒体の製造装置の構成
の概略図である。
【図6】真空を利用した磁気記録媒体の製造における、
磁性膜の作製温度と磁気特性の抗磁力Hcの関係を示す
【符号の説明】
1    真空 2    フィルム 3    送り出しロール 4    プリヒートガイドロール 5    キャン 6    膜形成部 7    巻き取りロール 8    大気 9    真空容器 10    ハウジング 11    磁石 12    ポールピース 13    スペーサ 14    ベアリング 15    ストッパ 16    軸 17    磁性流体 18    ロールの軸 19    熱媒体 20    冷却水路 21    冷却水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ハウジング内で、回転軸のまわりに軸
    方向に交互に設けられた磁石及びポールピースを磁性流
    体を介して磁気シールする磁気シール回転導入機におい
    て、前記磁石及び前記ポールピースは前記回転軸に固定
    するとともに、前記磁性流体を前記ハウジングに接触し
    ている構成としたことを特徴とする、磁気シール回転導
    入機。
JP3117831A 1991-04-23 1991-04-23 磁気シール回転導入機 Withdrawn JPH04321881A (ja)

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JP3117831A JPH04321881A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 磁気シール回転導入機

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JP3117831A JPH04321881A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 磁気シール回転導入機

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JP3117831A Withdrawn JPH04321881A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 磁気シール回転導入機

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Effective date: 19980711