JPH0432083Y2 - - Google Patents
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- JPH0432083Y2 JPH0432083Y2 JP16820287U JP16820287U JPH0432083Y2 JP H0432083 Y2 JPH0432083 Y2 JP H0432083Y2 JP 16820287 U JP16820287 U JP 16820287U JP 16820287 U JP16820287 U JP 16820287U JP H0432083 Y2 JPH0432083 Y2 JP H0432083Y2
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- Expired
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- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 claims 1
- 210000000013 bile duct Anatomy 0.000 description 9
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- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 2
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- 208000024891 symptom Diseases 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、経内視鏡的に胆管に挿入して、この
胆管に留置する留置型プロステーセスに関する。
胆管に留置する留置型プロステーセスに関する。
胆管閉塞症状が生じた場合、従来では第4図に
示すように、胆管1の狭窄部分に中空のプロステ
ーセス2を経内視鏡的に挿入して留置し、このプ
ロステーセス2によつて胆汁を排出したり、ある
いは薬液や造影剤を注入することが行なわれてい
る。
示すように、胆管1の狭窄部分に中空のプロステ
ーセス2を経内視鏡的に挿入して留置し、このプ
ロステーセス2によつて胆汁を排出したり、ある
いは薬液や造影剤を注入することが行なわれてい
る。
ところで、この種のプロステーセス2はポリエ
チレン等の可撓管からなり、その周壁の先端部と
後端部には、胆管1の内壁や十二指腸の乳頭3に
引掛かる脱落防止用のサイドフラツプ4が形成さ
れている。このサイドフラツプ4は可撓管の周壁
を切り起す、つまり、可撓管の周壁に径方向に沿
う切り込みを入れ、この切り込みを引き起すこと
により一体成形されており、この切り込みの終端
は鋭角に尖るとともに、可撓管の径方向を指向し
ているものであつた。
チレン等の可撓管からなり、その周壁の先端部と
後端部には、胆管1の内壁や十二指腸の乳頭3に
引掛かる脱落防止用のサイドフラツプ4が形成さ
れている。このサイドフラツプ4は可撓管の周壁
を切り起す、つまり、可撓管の周壁に径方向に沿
う切り込みを入れ、この切り込みを引き起すこと
により一体成形されており、この切り込みの終端
は鋭角に尖るとともに、可撓管の径方向を指向し
ているものであつた。
このため、例えばプロステーセス2を交換する
際に、サイドフラツプ4に切り込みを開こうとす
る方向の力が加わると、切り込みの終端に応力が
集中して、切り込み6がそのまま引き裂かれてし
まい、可撓管が胆管1内で分断されることがあつ
た。そして、このように可撓管が分断されると、
プロステーセス2が胆管1内から脱落することが
あり、胆汁の排出機能が損われて、黄疸症状に陥
る虞れがあつた。
際に、サイドフラツプ4に切り込みを開こうとす
る方向の力が加わると、切り込みの終端に応力が
集中して、切り込み6がそのまま引き裂かれてし
まい、可撓管が胆管1内で分断されることがあつ
た。そして、このように可撓管が分断されると、
プロステーセス2が胆管1内から脱落することが
あり、胆汁の排出機能が損われて、黄疸症状に陥
る虞れがあつた。
この対策として、従来、例えば「実開昭60−
180442号公報」に見られるように、切り込みの終
端を鋭角に尖らせずに円弧状に形成し、切り込み
の終端に応力が集中するのを防止したプロステー
セス2が開発されている。
180442号公報」に見られるように、切り込みの終
端を鋭角に尖らせずに円弧状に形成し、切り込み
の終端に応力が集中するのを防止したプロステー
セス2が開発されている。
ところが、この先行技術の場合、切り込みの終
端の曲率は、可撓管自体の強度を確保する必要
上、あまり大きく形成することができず、この曲
率の大きさには応力の大小に拘らず、自ずと制約
が生じるものであつた。
端の曲率は、可撓管自体の強度を確保する必要
上、あまり大きく形成することができず、この曲
率の大きさには応力の大小に拘らず、自ずと制約
が生じるものであつた。
このため、応力の集中を確実に防止することが
できず、サイドフラツプ2に切り込みを開く方向
の力が加わると、この切り込みの部分から可撓管
が分断される虞れがあつた。
できず、サイドフラツプ2に切り込みを開く方向
の力が加わると、この切り込みの部分から可撓管
が分断される虞れがあつた。
したがつて、本考案は、万一、切り込みが引き
裂かれたとしても、サイドフラツプのみが千切れ
るだけで済み、可撓管の分断を確実に防止できる
留置型プロステーセスの提供を目的とする。
裂かれたとしても、サイドフラツプのみが千切れ
るだけで済み、可撓管の分断を確実に防止できる
留置型プロステーセスの提供を目的とする。
そこで、本考案においては、可撓管の切り込み
の終端部を、その切り込み方向と対向して位置す
る可撓管の周壁以外の方向に向けて延長したこと
を特徴とする。
の終端部を、その切り込み方向と対向して位置す
る可撓管の周壁以外の方向に向けて延長したこと
を特徴とする。
この構成によれば、切り込みの終端を上記方向
に延長したことにより、サイドフラツプに切り込
みを開く方向の力が加わつた場合には、切り込み
は上記延長部の延長方向に沿つて引き裂かれてい
くことになり、この切り込みが可撓管の径方向に
沿つて引き裂かれずに済む。したがつて、最悪の
場合でも、サイドフラツプのみが可撓管の周壁か
ら千切れるだけに止まり、従来に比べて可撓管が
分断し難くなる。
に延長したことにより、サイドフラツプに切り込
みを開く方向の力が加わつた場合には、切り込み
は上記延長部の延長方向に沿つて引き裂かれてい
くことになり、この切り込みが可撓管の径方向に
沿つて引き裂かれずに済む。したがつて、最悪の
場合でも、サイドフラツプのみが可撓管の周壁か
ら千切れるだけに止まり、従来に比べて可撓管が
分断し難くなる。
以下本考案の第1実施例を、第1図にもとづい
て説明する。
て説明する。
第1図中符号11で示すプロステーセスは、例
えばポリエチレン等の合成樹脂材料で作られた中
空の可撓管12を備えている。可撓管12の先端
部は、先端開口部側に進むに従つて口径が逐次減
少するテーパ部13をなしており、この可撓管1
2の先端部と後端部の周壁14には、サイドフラ
ツプ15が形成されている。
えばポリエチレン等の合成樹脂材料で作られた中
空の可撓管12を備えている。可撓管12の先端
部は、先端開口部側に進むに従つて口径が逐次減
少するテーパ部13をなしており、この可撓管1
2の先端部と後端部の周壁14には、サイドフラ
ツプ15が形成されている。
サイドフラツプ15は、可撓管12の周壁14
の一部を一体に切り起す、すなわち、可撓管12
の周壁14に、その径方向に沿つて一定角度傾斜
して切り込んだ切り込み16を設け、この切り込
み16の切り込み口17の部分を径方向外側に引
き起すことで、径方向に起倒可能に一体成形され
ている。そして、切り込み16の終端部18は、
切り込み口17と対向する可撓管12の周壁14
以外の方向、つまり、本実施例では切り込み口1
7が開口された周壁14側に戻る方向に、滑らか
な円弧を描いて延長されている。この切り込み1
6の延長部19は、可撓管12の周壁14を図示
しない切り込み型に沿つてナイフ等で切り込むこ
とにより形成され、この延長部19の終端は、鋭
角に尖るとともに、切り込み口17が開口する可
撓管12の周壁14の方向を向いている。
の一部を一体に切り起す、すなわち、可撓管12
の周壁14に、その径方向に沿つて一定角度傾斜
して切り込んだ切り込み16を設け、この切り込
み16の切り込み口17の部分を径方向外側に引
き起すことで、径方向に起倒可能に一体成形され
ている。そして、切り込み16の終端部18は、
切り込み口17と対向する可撓管12の周壁14
以外の方向、つまり、本実施例では切り込み口1
7が開口された周壁14側に戻る方向に、滑らか
な円弧を描いて延長されている。この切り込み1
6の延長部19は、可撓管12の周壁14を図示
しない切り込み型に沿つてナイフ等で切り込むこ
とにより形成され、この延長部19の終端は、鋭
角に尖るとともに、切り込み口17が開口する可
撓管12の周壁14の方向を向いている。
このような構成によれば、サイドフラツプ15
を構成する切り込み16の終端部18を、切り込
み口17が開口する周壁14に向つて戻るように
円弧状に延長したので、サイドフラツプ15に切
り込み16を開こうとする方向の力が加わつた場
合には、切り込み16の終端部18は、第1図中
破線で示すように、切り込み口17が開口された
周壁14側に戻る方向に引き裂かれていくことに
なり、可撓管12の径方向に切り込みが進むこと
はない。
を構成する切り込み16の終端部18を、切り込
み口17が開口する周壁14に向つて戻るように
円弧状に延長したので、サイドフラツプ15に切
り込み16を開こうとする方向の力が加わつた場
合には、切り込み16の終端部18は、第1図中
破線で示すように、切り込み口17が開口された
周壁14側に戻る方向に引き裂かれていくことに
なり、可撓管12の径方向に切り込みが進むこと
はない。
したがつて、万一、サイドフラツプ15が引き
裂かれたとしても、このサイドフラツプ15のみ
が可撓管12の周壁14から千切れるだけで済
み、可撓管12の分断を確実に防止することがで
きる。
裂かれたとしても、このサイドフラツプ15のみ
が可撓管12の周壁14から千切れるだけで済
み、可撓管12の分断を確実に防止することがで
きる。
よつて、プロステーセス11の胆管からの脱落
を防止でき、胆汁の排出機能を良好に維持するこ
とができる。
を防止でき、胆汁の排出機能を良好に維持するこ
とができる。
また、上記先行技術では、切り込み16の終端
を円弧状に形成するために、特殊なカツタやドリ
ルを用いた孔開け加工および加熱溶融加工等のよ
うな面倒な後加工を必要とするが、本実施例によ
れば、切り込み16の延長部19は、可撓管12
の周壁14をナイフで切り込む際に、そのまま連
続して切り込み方向を変えるだけで良いから、従
来の如き格別な工具を用いての後加工は一切不要
となる。このため、切り込み16の成形が容易
で、加工に手間を要さず、コストの低減に寄与す
る。
を円弧状に形成するために、特殊なカツタやドリ
ルを用いた孔開け加工および加熱溶融加工等のよ
うな面倒な後加工を必要とするが、本実施例によ
れば、切り込み16の延長部19は、可撓管12
の周壁14をナイフで切り込む際に、そのまま連
続して切り込み方向を変えるだけで良いから、従
来の如き格別な工具を用いての後加工は一切不要
となる。このため、切り込み16の成形が容易
で、加工に手間を要さず、コストの低減に寄与す
る。
なお、本考案は上述した第1実施例に制約され
るものではなく、例えば第2図に示す本考案の第
2実施例のように、切り込み16の延長部19を
可撓12の軸と平行に設けても良い。
るものではなく、例えば第2図に示す本考案の第
2実施例のように、切り込み16の延長部19を
可撓12の軸と平行に設けても良い。
この構成によれば、サイドフラツプ15が切り
込み16を開く方向の力を受けた場合、延長部1
9の終端には、第2図中破線で示すように、可撓
管12の軸方向に沿つて引き裂かれていくことに
なる。
込み16を開く方向の力を受けた場合、延長部1
9の終端には、第2図中破線で示すように、可撓
管12の軸方向に沿つて引き裂かれていくことに
なる。
したがつて、上記第1実施例と同様に、可撓管
12が分断されずに済むとともに、サイドフラツ
プ15も千切れ難くなる利点がある。
12が分断されずに済むとともに、サイドフラツ
プ15も千切れ難くなる利点がある。
また、第3図に示す本考案の第3実施例のよう
に、切り込み16の延長部19の終端に、円形の
通孔31を形成しても良い。
に、切り込み16の延長部19の終端に、円形の
通孔31を形成しても良い。
このようにすれば、切り込み16の終端が鋭角
に尖らずに円弧状に形成されるから、切り込み1
6が引き裂かれ難くなり、たとえ切り込み16が
引き裂かれ始めたとしても、この切り込み16は
可撓管12の軸方向に引き裂かれていくから、サ
イドフラツプ15の千切れや可撓管12の分断を
より確実に防止できる利点がある。
に尖らずに円弧状に形成されるから、切り込み1
6が引き裂かれ難くなり、たとえ切り込み16が
引き裂かれ始めたとしても、この切り込み16は
可撓管12の軸方向に引き裂かれていくから、サ
イドフラツプ15の千切れや可撓管12の分断を
より確実に防止できる利点がある。
以上詳述した本考案によれば、切り込みが可撓
管の径方向に引き裂かれずに済むので、可撓管の
分断を確実に防止することができ、また、万一、
切り込みが引き裂かれても、サイドフラツプのみ
が単体で千切れるだけで済み、プロステーセス本
来の排出機能が損われずに済む利点がある。
管の径方向に引き裂かれずに済むので、可撓管の
分断を確実に防止することができ、また、万一、
切り込みが引き裂かれても、サイドフラツプのみ
が単体で千切れるだけで済み、プロステーセス本
来の排出機能が損われずに済む利点がある。
第1図は本考案の第1実施例を示す断面図、第
2図は本考案の第2実施例を示す断面図、第3図
は本考案の第3実施例を示す断面図、第4図は従
来のプロステーセスが胆管に保持された状態の断
面図である。 11……プロステーセス、12……可撓管、1
4……周壁、15……サイドフラツプ、16……
切り込み、19……延長部。
2図は本考案の第2実施例を示す断面図、第3図
は本考案の第3実施例を示す断面図、第4図は従
来のプロステーセスが胆管に保持された状態の断
面図である。 11……プロステーセス、12……可撓管、1
4……周壁、15……サイドフラツプ、16……
切り込み、19……延長部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 可撓管の周壁に径方向に沿う切り込みを設け、
この切り込みを引き起すことにより、サイドフラ
ツプを形成した留置型プロステーセスにおいて、 上記切り込みの終端部を、その切り込み方向と
対向して位置する可撓管の周壁以外の方向に向け
て延長したことを特徴とする留置型プロステーセ
ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16820287U JPH0432083Y2 (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16820287U JPH0432083Y2 (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0172206U JPH0172206U (ja) | 1989-05-15 |
JPH0432083Y2 true JPH0432083Y2 (ja) | 1992-07-31 |
Family
ID=31457172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16820287U Expired JPH0432083Y2 (ja) | 1987-11-02 | 1987-11-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0432083Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20030060842A1 (en) * | 2001-09-27 | 2003-03-27 | Yem Chin | Method and apparatus for measuring and controlling blade depth of a tissue cutting apparatus in an endoscopic catheter |
-
1987
- 1987-11-02 JP JP16820287U patent/JPH0432083Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0172206U (ja) | 1989-05-15 |
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