JPH04320786A - シート材用マイクロ波加熱装置 - Google Patents

シート材用マイクロ波加熱装置

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JPH04320786A
JPH04320786A JP18061391A JP18061391A JPH04320786A JP H04320786 A JPH04320786 A JP H04320786A JP 18061391 A JP18061391 A JP 18061391A JP 18061391 A JP18061391 A JP 18061391A JP H04320786 A JPH04320786 A JP H04320786A
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JP
Japan
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sheet material
passage
waveguide
sheet
gas
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JP18061391A
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English (en)
Inventor
Susumu Takahashi
進 高橋
Toshikazu Kawai
河合 寿和
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Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Inoue Kinzoku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙又はプラスチツクフ
イルム等のシート材にマイクロ波を照射することにより
、シート材に塗布されている塗布剤及び/又はシート材
を加熱するシート材用マイクロ波加熱装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シート材用マイクロ波加熱装置1
には、図6に示す如く、シート材通路Rの進行方向(矢
符A方向)に沿って導波管2の複数本を配置したものが
ある。各導波管2は、シート材通路Rの横断方向に延設
したものであつて、両長手側板3,3にスリツト状の開
口部4,4を開設することにより、シート材通路Rを貰
通してある。各導波管2は、貫通するシート材通路Rで
内部が二つの区画室2a,2bに区画されている。導波
管2は、隣接する同士がコ字状の接合用導波管5で接合
されている。
【0003】シート材通路Rから見て上流側に位置する
導波管2は、そのフランジ部2cに、接合用導波管6を
介してマイクロ波供給機器(図示省略)が接続されてい
る。このマイクロ波供給装置は、マイクロ波発振機,ア
イソレータ,必要に応じて設けられるマイクロ波分配器
,パワーモニター及び整合器から構成されている。マイ
クロ波供給装置から供給されたマイクロ波は、各導波管
2の区画室2a,2bに導かれて、図中の分布線Fに示
す電界分布となり、シート材通路Rを通過するシート材
Mを加熱する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシート
材用マイクロ波加熱装置1は、シート材通路Rを通過す
るシート材Mを安定よく支持するガイド装置が設けられ
ていない。そのため、シート材Mは、移動中に発生する
シート材振動又はシート材耳端部の反り等により導波管
2の開口部4,4に接触して擦り傷が発生したり、最悪
の場合には破断することがある。この対処方法としては
、シート材Mを緊張することも考えられるが、シート材
Mの引張り強度等の関係から張力にも限界があり、根本
的な解決とはならない。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するために、
シート材を浮揚状態で支持しつつ、マイクロ波で加熱す
ることができるシート材用マイクロ波装置の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が採用した第1の
手段は、シート材通路の横断方向に延設した直線状の導
波管の複数本が、該シート材通路の進行方向に沿って適
宜配列間隔毎に配置され、各導波管の内部が、貰通する
シート材通路で二つの区画室に区画されたシート材用マ
イクロ波加熱装置において、前記シート材通路で区分さ
れた両側部位に、前記シート材通路の横断方向に延設し
た浮揚用ノズル箱の複数本が前記導波管の配列間隔と同
間隔毎に交互に配置され、各ノズル箱は、前記導波管の
二つの区画室の対応する一方を収納する凹部が設けられ
ると共に、この凹部の長手両外側部位に、シート材通路
に臨むガス噴出スリットが開設され、この一方の区画室
は、シート材通路に面する領域をガスクッション形成域
としたことを特徴するシート材用マイクロ波加熱装置で
ある。
【0007】本発明が採用した第2の手段は、シート材
通路の横断方向に延設した直線状の導波管を備え、該導
波管の内部が、貫通するシート材通路で二つの区画室に
区画されたシート材用マイクロ波加熱装置において、1
本の導波管に対してシート材通路の横断方向に延設した
浮揚用ノズル箱の2個が配置され、各ノズル箱は、前記
導波管の二つの区画室の対応する一方を収納する凹部が
設けられると共に、この凹部の長手両外側部位に、シー
ト材通路に臨むガス噴出スリットが開設され、これら区
画室の夫々は、シート材通路に面する領域をガスクッシ
ョン形成域としたことを特徴するシート材用マイクロ波
加熱装置である。
【0008】本発明が採用した第3の手段は、シート材
通路の横断方向に延設した直線状の導波管の複数本が、
該ソート材通路の進行方向に沿って適宜配列間隔毎に配
置され、各導波管の内部が、貰通するシート通路で二つ
の区画室に区画されたシート材用マイクロ波加熱装置に
おいて、前記シート材通路で区分された両側部位に、前
記シート材通路の横断方向に延設した浮揚用ノズル箱の
複数本が配置され、この両側部位の一方側部位に配置さ
れたノズル箱は、導波管の一方の区画室を収納する凹部
が設けられると共に、この凹部の長手両外側部位に、シ
ート材通路に臨むガス噴出スリットが開設され、導波管
の一方の区画室は、シート材通路に面する領域をガスク
ッション形成域とし、前記両側部位の他方側部位に配置
されたノズル箱は、隣接する導波管の間に位置すると共
に、シート材通路に臨む表面板の長手両外側にガス噴出
スリットが開設されたことを特徴するシート材用マイク
ロ波加熱装置である。
【0009】本発明が採用した第4の手段は、前記第1
、2又は3の手段における前記区画室のガスクッション
形成域を、前記ノズル箱のガス噴出スリット間に配置し
たマイクロ波透過板で形成したことである。
【0010】本発明が採用した第5の手段は、前記第1
、2又は3の手段における前記区画室の両端にマイクロ
波透過板からなるガス遮蔽板を配置し、両ガス遮蔽板の
間に前記ガスクッション形成域を形成したことである。
【0011】
【作用】第1の手段において、シート材通路で区分され
た両側部位に交互に配置されたノズル箱は、ガス噴出ス
リットから噴出したガスで、導波管のガスクッション形
成域にガスクッション層を形成する。このガスクッショ
ン層は、シート材通路で区分された両側部位に交互に形
成されるため、適宜張力下のシート材を両側部位から浮
揚状態に支持して、導波管の二つの区画室の間に形成さ
れているシート通路をシート材が確実に通過できるよう
にする。導波管で導かれたマイクロ波は、導波管に形成
したシート材通路を通過するシート材を加熱する。
【0012】第2の手段において、各ノズル箱のガス噴
出スリットから噴出したガスの一部は、導波管のガスク
ッション形成域にガスクッション層を形成する。このガ
スクッション層は、シート材通路で区分された両側部位
に対向するように形成されるため、適宜張力下のシート
材を両側部位から浮揚状態に支持して、導波管の二つの
区画室の間に形成されているシート材通路をシート材が
確実に通過できるようにする。導波管で導かれたマイク
ロ波は、導波管に形成したシート材通路を通過するシー
ト材を加熱する。
【0013】第3の手段において、シート材通路で区分
された一方側部位に配置されたノズル箱は、ガス噴出ス
リットから噴出したガスで、導波管のガスクッション形
成域にガスクッション層を形成する。シート材通路で区
分された他方側部位に配置されたノズル箱は、ガス噴出
スリットから噴出したガスで、表面板にガスクッション
層を形成する。これらガスクッション層は、シート材通
路で区分された両側部位に交互に形成されるため、適宜
張力下のシート材を両側部位から浮揚状態に支持して、
導波管の二つの区画室の間に形成されているシート通路
をシート材が確実に通過できるようにする。導波管で導
かれたマイクロ波は、導波管に形成したシート材通路を
通過するシート材を加熱する。
【0014】第4の手段において、マイクロ波透過板は
、その表面でガスクッション形成域の面を形成する。 導波管で導かれたマイクロ波は、マイクロ波透過板を透
過してシート材を加熱する。
【0015】第5の手段において、ガス遮蔽板は、ノズ
ル箱のガス噴出スリットから噴出して導波管の区画室に
流入したガスの流出を抑制するため、区画室にガスクッ
ション形成域を形成する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るシート材用マイクロ波加
熱装置(以下「本発明装置」という)を図面に示す実施
例に基づいて説明する。
【0017】(第1実施例)図1及び図2は、本発明装
置の第1実施例を示すものであつて、図1は一部を切欠
いて示す全体の斜視図、図2は主要部を横断して示す拡
大断面図である。本実施例は、導波管2の複数本と、ノ
ズル箱12の複数本とを備えている。
【0018】上記導波管2は、従来と同様に、シート材
通路Rの進行方向(矢符A方向)に沿って適宜の配列間
隔P毎に配置されている。各導波管2は、長手両側板3
,3にスリツト状の開口部4,4を開設してシート材通
路Rを貫通形成し、その内部をシート材通路Rで二つの
区画室2a,2bに区画してある。導波管2,2…は、
隣接する同士がコ字状の接合用導波管5(図1参照)で
接合されている。任意の導波管2には、そのフランジ部
2cに、接合用導波管6を介してマイクロ波供給機器(
図示は省略)が接続されている。マイクロ波供給装置か
ら供給されたマイクロ波は、各導波管2の区画室2a,
2bに導かれて、図1中の分布線Fに示す電界分布とな
り、シート材通路Rを通過するシート材Mを加熱する。
【0019】前記ノズル箱12は、図2に示す如く、シ
ート材通路Rで区分された両側部位B,Cに、前記導波
管2,2…の配列間隔Pと同間隔毎に交互に配置されて
いる。各ノズル箱12は、シート材通路Rを横断する方
向に延設され、シート材通路Rに面する表面板13と、
長手側板14,15と、両側板14,15を接合する底
板16と、両端の端板17,17とからなり、内部12
aが中空状に形成されている。底板15は、ガス供給孔
15aが設けられ、このガス供給孔15aを介してガス
供給ダクト18に接続されている。
【0020】各ノズル箱12は、表面板13と両側板1
4,15との間に、シート材通路Rに臨むガス噴出スリ
ット19,19が長手方向に開設され、内部12aに供
給された適宜温度のガスを噴出するようにしてある。表
面板13は、長手両側縁に適宜曲率の弯曲部13a,1
3aを必要に応じて形成し、折曲げ板20,21を延設
してある。湾曲部13a,13aがある場合には、ガス
噴出スリット19,19から噴出したガスの一部は、コ
アンダ効果により表面板13に向かうように方向変換す
る。折り曲げ板20,21は、折曲片部にガス通路用の
切欠き部20a,21aが長手方向に適宜ピツチで設け
られている。
【0021】各ノズル箱12は、表面板13の中央寄に
凹部22が折り曲げ形成され、この凹部22内に、導波
管2の区画室2a又は2bを形成する部分を収納してい
る。この凹部22には、表面板13の長手方向全域に亘
ってマイクロ波透過板23が配置され、マイクロ波透過
板23で区画室2a又は2bを覆ってある。マイクロ波
透過板23は、ガス噴出スリット19,19から噴出し
たガスが導波管2の区画室2a又は2bに侵入しないよ
うにすると共に、導波管2のガスクッション形成域Dを
形成するためのものである。なお、ノズル箱12は、凹
部22の壁面を導波管2の長手側壁3,3の一部及び長
手底板8で形成し、導波管2と一体化することも可能で
ある。
【0022】前記導波管2,2…、接合用導波管5,5
…、ノズル箱12,12…及びガス供給ダクト18,1
8は、図示は省略したが、ケーシングの内部に収納され
、シート加熱で発生した蒸発ガスを集中排出できるよう
にすることもある。このケーシングには、シート材通路
R用の開口部が設けられる。また、本実施例は、シート
材通路Rが水平状態に限定されるものではなく、シート
材通路Rが垂直状態又は傾斜状態であってもよい。
【0023】次に、本実施例の動作を説明する。シート
材通路Rで区分された両側部位B、Cに交互に配置され
たノズル箱12、12…は、ガス噴出スリット19,1
9から噴出したガスの一部で、導波管2のガスクッショ
ン形成域Dにガスクッション層Gを交互に形成する。こ
のガスクッション層は、両側部位B,Cに交互に形成さ
れるため、適宜張力下のシート材Mを両面側から浮揚状
態に支持して、導波管2を貫通するシート材通路Rをシ
ート材Mが確実に通過できるようにする。導波管2,2
…で導かれたマイクロ波は、各導波管2に形成したシー
ト材通路Rを通過するシート材Mを加熱する。
【0024】シート材Mの加熱により発生した蒸発ガス
は、ガス噴出スリット19,19から噴出したガスと共
に、各ノズル箱12の両側に形成されているガス還流空
間Sに導かれ外部に排出される。
【0025】(第2実施例)図3は、本発明装置の第2
実施例を示すものであつて、導波管2とノズル箱12と
の関係を示す一部切欠き斜視図である。本実施例が前記
第1実施例と異なる所は、導波管2の区画室2a(又は
2b)内の両端の夫々に、マイクロ波透過板からなるガ
ス遮蔽板25を配置し、両ガス遮蔽板25,25(図は
一方のみを示す)の間に、開口状態のガスクッション形
成域Dを形成した点である。
【0026】各導波管2に導かれたマイクロ波は、ガス
遮蔽板25を透過して導波管2を通過し、シート材通路
Rを通過するシート材Mを加熱する。ノズル箱12のガ
ス噴出スリット19,19から噴出したガスの一部は、
導波管2の区画室2a(又は2b)に流入するが、流入
した区画室2a(又は2b)からの流出がガス遮蔽板2
5,25で抑制されるため、区画室2a(又は2b)に
ガスクッション形成域Dを形成する。
【0027】(第3実施例)図4は、本発明装置の第3
実施例を示すものであつて、導波管2とノズル箱12と
の関係を示す横断面図である。本実施例が前記第1実施
例と異なる所は、1本の導波管2に対してノズル箱12
の2個を対向配置した点である。
【0028】各ノズル箱12は、導波管2の二つの区画
室2a,2bの対応する一方を収納する凹部22が設け
られると共に、この凹部22の長手両外側部位に、シー
ト材通路Rに臨むガス噴出スリット19,19が開設さ
れている。これら区画室2a,2bの夫々は、マイクロ
波透過板23で覆われ、シート通路Rに面する領域をガ
スクッション形成域D,Dとしてある。なお、図示は省
略したが、区画室2a,2bは、その内部の両端にマイ
クロ波透過板からなるガス遮蔽板25(図3参照)を配
置し、シート材通路Rに面する領域を開口したガスクッ
ション形成域D,Dとすることもある。
【0029】次に、本実施例の動作を説明する。シート
材通路Rを介して対向配置されたノズル箱12、12は
、各ガス噴出スリット19から噴出したガスの一部で、
導波管2のガスクッション形成域D,Dにガスクッショ
ン層G,Gを形成する。このガスクッション層G,Gは
、シート材通路Rを介して対向するため、適宜張力下の
シート材Mを両面側から挟むように浮揚状態で支持し、
導波管2を貫通するシート通路Rをシート材Mが確実に
通過できるようにする。導波管2で導かれたマイクロ波
は、各導波管2に形成したシート材通路Rを通過するシ
ート材Mを加熱する。
【0030】(第4実施例)図5は、本発明装置の第4
実施例を示すものであつて、導波管2とノズル箱12と
の関係及び導波管2とノズル箱32との関係を示す横断
面図である。本実施例が前記第1実施例と異なる所は、
シート材通路Rで区分された一方側部位Cにのみノズル
箱12を配置し、他方側部位Bにおける隣接する導波管
2,2の間にノズル箱32を配置した点である。
【0031】該ノズル箱32は、シート材通路Rを横断
する方向に延設され、シート材通路Rに面する表面板3
3と、長手側板34,35と、両側板34,35を接合
する底板36と、両端の端板37,37とからなり、内
部32aが中空状に形成されている。底板35は、ガス
供給孔35aが設けられ、このガス供給孔35aを介し
てガス供給ダクト38に接続されている。
【0032】ノズル箱32は、表面板33と両側板34
,35との間に、シート材通路Rに臨むガス噴出スリッ
ト39,39が長手方向に開設され、内部32aに供給
された適宜温度のガスを噴出するようにしてある。表面
板33は、長手両側縁に適宜曲率の弯曲部33a,33
aを必要に応じて形成し、折曲げ板40,41を延設し
てある。湾曲部33a,33aがある場合には、ガス噴
出スリット39,39から噴出したガスの一部は、コア
ンダ効果により表面板33に向かうように方向変換する
。折り曲げ板40,41は、折曲片部にガス通路用の切
欠き部40a,41aが長手方向に適宜ピツチで設けら
れている。
【0033】次に、本実施例の動作を説明する。シート
材通路Rで区分された一方側部位Cに配置されたノズル
箱12,12…は、ガス噴出スリット19,19から噴
出したガスで、導波管2のガスクッション形成域Dにガ
スクッション層Gを形成する。また、シート材通路Rで
区分された他方側部位Bに配置されたノズル箱32,3
2…は、ガス噴出スリット39,39から噴出したガス
で、表面板33上にガスクッション層Hを形成する。こ
れらガスクッション層G,Hは、シート材通路Rで区分
された両側部位C,Bに交互に形成されるため、適宜張
力下のシート材Mを両側部位から浮揚状態に支持して、
導波管2を貫通するシート材通路Rをシート材Mが確実
に通過できるようにする。導波管2,2…で導かれたマ
イクロ波は、各導波管2に形成したシート材通路Rを通
過するシート材Mを加熱する。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明装置は、シー
ト材の横断方向に発生したガスクッション層でシート材
を浮揚状態で支持しつつ、マイクロ波で加熱することが
できる。その結果、本発明装置は、移動中のシート材と
導波管の開口部との接触を防止することが可能となり、
擦り傷の発生を無くしてシート材の歩留りの向上を図る
ことができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の第1実施例の全体を示すものであ
って、一部を切欠いた斜視図である。
【図2】同実施例の主要部を横断して示す拡大断面図で
ある。
【図3】本発明装置の第2実施例における導波管とノズ
ル箱との関係を示す一部切欠き斜視図である。
【図4】本発明装置の第3実施例における導波管とノズ
ル箱との関係を示す横断面図である。
【図5】本発明装置の第4実施例を示す横断面図である
【図6】従来のシート材用マイクロ波加熱装置を示すも
のであって、一部を切欠いて示す斜視図である。
【符号の説明】
2…導波管      2a,2b…区画室     
 12…ノズル箱      22…凹部 19…ガス噴出スリット    32…ノズル箱   
 D…ガスクッション形成域 R…シート材通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  シート材通路の横断方向に延設した直
    線状の導波管の複数本が、該シート材通路の進行方向に
    沿って適宜配列間隔毎に配置され、各導波管の内部が、
    貫通するシート通路で二つの区画室に区画されたシート
    材用マイクロ波加熱装置において、前記シート材通路で
    区分された両側部位に、前記シート材通路の横断方向に
    延設した浮揚用ノズル箱の複数本が前記導波管の配列間
    隔と同間隔毎に交互に配置され、各ノズル箱は、前記導
    波管の二つの区画室の対応する一方を収納する凹部が設
    けられると共に、この凹部の長手両外側部位に、シート
    材通路に臨むガス噴出スリットが開設され、この一方の
    区画室は、シート材通路に面する領域をガスクッション
    形成域としたことを特徴するシート材用マイクロ波加熱
    装置。
  2. 【請求項2】  シート材通路の横断方向に延設した直
    線状の導波管を備え、該導波管の内部が、貫通するシー
    ト材通路で二つの区画室に区画されたシート材用マイク
    ロ波加熱装置において、1本の導波管に対してシート材
    通路の横断方向に延設した浮揚用ノズル箱の2個が配置
    され、各ノズル箱は、前記導波管の二つの区画室の対応
    する一方を収納する凹部が設けられると共に、この凹部
    の長手両外側部位に、シート材通路に臨むガス噴出スリ
    ットが開設され、これら区画室の夫々は、シート通路に
    面する領域をガスクッション形成域としたことを特徴す
    るシート材用マイクロ波加熱装置。
  3. 【請求項3】  シート材通路の横断方向に延設した直
    線状の導波管の複数本が、該シート材通路の進行方向に
    沿って適宜配列間隔毎に配置され、各導波管の内部が、
    貫通するシート通路で二つの区画室に区画されたシート
    材用マイクロ波加熱装置において、前記シート材通路で
    区分された両側部位に、前記シート材通路の横断方向に
    延設した浮揚用ノズル箱の複数本が配置され、この両側
    部位の一方側部位に配置されたノズル箱は、導波管の一
    方の区画室を収納する凹部が設けられると共に、この凹
    部の長手両外側部位に、シート材通路に臨むガス噴出ス
    リットが開設され、導波管の一方の区画室は、シート材
    通路に面する領域をガスクッション形成域とし、前記両
    側部位の他方側部位に配置されたノズル箱は、隣接する
    導波管の間に位置すると共に、シート材通路に臨む表面
    板の長手両外側にガス噴出スリットが開設されたことを
    特徴するシート材用マイクロ波加熱装置。
  4. 【請求項4】  前記区画室のガスクッション形成域を
    、前記ノズル箱のガス噴出スリット間に配置したマイク
    ロ波透過板で形成した請求項1、2又は3に記載のシー
    ト材用マイクロ波加熱装置。
  5. 【請求項5】  前記区画室の両端にマイクロ波透過板
    からなるガス遮蔽板を配置し、両ガス遮蔽板の間に前記
    ガスクッション形成域を形成した請求項1、2又は3に
    記載のシート材用マイクロ波加熱装置。
JP18061391A 1991-04-18 1991-04-18 シート材用マイクロ波加熱装置 Pending JPH04320786A (ja)

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JP (1) JPH04320786A (ja)

Cited By (1)

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