JPH04319808A - 圧電共振子 - Google Patents

圧電共振子

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JPH04319808A
JPH04319808A JP11557091A JP11557091A JPH04319808A JP H04319808 A JPH04319808 A JP H04319808A JP 11557091 A JP11557091 A JP 11557091A JP 11557091 A JP11557091 A JP 11557091A JP H04319808 A JPH04319808 A JP H04319808A
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JP
Japan
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piezoelectric
electrodes
resonance
substrate
piezoelectric resonator
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Application number
JP11557091A
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English (en)
Inventor
Shigekazu Kita
北 繁和
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電共振子に関する。 例えば、本発明の圧電共振子は、FM変調用電圧制御発
振器(VCO)の発振素子等として用いられるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】FM変調用VCOの発振素子に要求され
る特性としては、共振周波数Frと反共振周波数Faと
の間の共振−反共振間周波数ΔF(=Fa−Fr)を大
きくし、かつ、端子間容量Cfを小さくすることがある
。これは、圧電共振子は共振周波数Frと反共振周波数
Faの間の周波数ΔFで使用されるから、周波数可変量
を大きくするためには、共振−反共振間周波数ΔFを大
きくする必要があるためであり、また、変調感度を大き
くするためには、共振−反共振間周波数ΔFを大きくす
ると共に端子間容量Cfを小さくする必要があるためで
ある。
【0003】このため、端子間容量Cfを小さくする方
法が、従来より種々提案されている。
【0004】端子間容量Cfを小さくする第1の方法は
、図5(a)に示すように、圧電共振子51と直列にコ
ンデンサCLを付加する方法である。
【0005】しかしながら、図5(a)のように圧電共
振子51と直列にコンデンサCLを付加した構成は、図
5(b)のような等価回路で表わされる。図5(b)の
等価回路において、L1は直列インダクタンス、C1は
直列容量、R1は直列抵抗、C0は並列容量を表わして
おり、圧電共振子51の共振周波数をFrとすると、コ
ンデンサCL(容量値もCLで表わす。)を直列に接続
された圧電共振子の共振周波数Frcは、次の数1のよ
うに表わされる。
【0006】
【数1】
【0007】したがって、コンデンサを直列に付加する
方法では、端子間容量Cfは、C0・CL/(C0+C
L)に小さくなるが、図6に示すように、共振周波数F
rcが元の圧電共振子51の共振周波数Frより大きく
なり、共振−反共振間周波数ΔFc=Fa−Frcは元
の共振−反共振間周波数ΔF=Fa−Frより狭くなる
という欠点があった。
【0008】また、端子間容量Cfを小さくする第2の
方法としては、圧電共振子を構成する圧電基板材料の誘
電率εを小さくする方法があるが、この方法には、圧電
共振子の周波数特性や共振−反共振間周波数等が大きく
変化するという問題があった。
【0009】端子間容量Cfを小さくする第3の方法は
、厚み滑り振動(TS)モードの圧電共振子61におい
て、図7に示すように圧電共振子61の幅wを狭くした
り、図8に示すように両主面の電極の対向部分Sの面積
を小さくしたり、あるいは、厚み縦振動(TE)モード
の圧電共振子71において、図9に示すように圧電基板
72の中央に小さな面積の電極73を設けたりすること
により、圧電共振子の励振用電極の電極面積を小さくす
る方法である。
【0010】しかし、この方法によれば、電極寸法が変
化するために不要なスプリアスが発生し、圧電共振子の
諸特性を劣化させる。加えて、圧電共振子の幅を小さく
する方法では、その機械的強度が低下するという欠点が
ある。
【0011】端子間容量Cfを小さくする第4の方法と
しては、複数個の圧電共振子を直列に接続する方法があ
り、この方法によれば端子間容量Cfを1/(素子数)
に小さくできる。
【0012】しかし、この方法には、コストが高くつく
、配線基板等への実装スペースが大きくなる、などの問
題がある。また、各圧電共振子の周波数特性に大きなバ
ラツキがあった場合には、インピーダンス波形にリップ
ルが発生し、圧電共振子の特性が劣化するという欠点が
あった。
【0013】本発明は、叙上の従来例の欠点に鑑みてな
されたものであり、特性を劣化させたり、共振−反共振
間周波数ΔFを狭くしたりすることなく、圧電共振子の
端子間容量を小さくすることを目的としてなされたもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の圧電共振子は、
圧電基板の両主面で対向する一対の励振用電極からなる
圧電振動素子を圧電基板に複数個設け、圧電基板に設け
た中間結合導体によって前記各圧電振動素子を直列に接
続させたことを特徴としている。
【0015】
【作用】本発明の圧電共振子にあっては、同一の圧電基
板上に複数の圧電振動素子を設けて直列に接続してある
ので、共振−反共振間周波数ΔFを変化させることなく
、端子間容量Cfを小さくすることができる。
【0016】しかも、複数の圧電振動素子を同一基板上
に形成しているので、製造コストが安価になり、また、
コンパクトに構成することができるため、配線基板等へ
の実装スペースも小さくできる。さらに、同一基板上に
複数の圧電振動素子を形成することにより、各圧電振動
素子の周波数特性のバラツキもなくなり、特性の良好な
圧電共振子を製作することができる。
【0017】
【実施例】図1及び図2(a)(b)は、本発明の一実
施例による厚み滑り振動モードの発振子エレメント1を
示す。PZT等の圧電材料からなる圧電基板2は全体に
わたって分極処理を施されており、圧電基板2の一方主
面の両端部にそれぞれ電極3,4が形成され、他方主面
の中央部に電極5が形成され、各電極3,4,5の互い
に対向する領域が励振用電極3a,4a,5a,5bと
なっており、励振用電極3a,4a,5a,5bにより
挟まれた各領域に圧電振動素子A,Bが構成されている
。電極3,4の励振用電極3a,4a以外の領域は両端
へ向けて引き出された電極引き出し部3b,4bとなっ
ており、電極引き出し部3b,4bには、例えばリード
端子が半田付けされる。電極5の励振用電極5a,5b
間の領域は中間結合導体5cとなっており、同一の圧電
基板2上に形成された2つの圧電振動素子A,Bは中間
結合導体5cによって内部的に従続接続されている。
【0018】図3(a)(b)は、本発明の別な実施例
による厚み縦振動モードの発振子エレメント11を示す
。この実施例においては、矩形状をした圧電基板12に
2箇所のエネルギー閉じ込め形圧電振動素子A,Bが設
けられており、各圧電振動素子A,Bは両主面で対向す
る一対の励振用電極13a,14a,15a,15bの
間の領域に形成されている。また、一方主面では各励振
用電極13a,14aから圧電基板12のコーナー部へ
電極引き出し部13b,14bが延出されており、他方
主面では両励振用電極15a,15bを中間結合導体1
5cによって接続してある。しかして、2箇所の圧電振
動素子A,Bは中間結合導体15cによって内部的に従
続接続されている。
【0019】なお、上記2つの実施例による発振子エレ
メントでは、2素子の圧電振動素子を直列に接続したが
、同様な構造によって3素子以上の圧電振動素子を直列
に接続してもよい。また、電極引き出し部にリード端子
を接続されたラジアルリード部品としてもよいが、補強
板や外装ケースを使用して外部電極を備えたリードレス
チップ部品としても差し支えない。さらに、同一基板上
に形成された複数の圧電振動素子の端子間容量Cfは等
しくなくてもよい。
【0020】次に、上記各実施例の特性について説明す
る。厚み滑り振動モードや厚み縦振動モードの圧電共振
子においては、その共振周波数Frは素子の厚みによっ
て決定され、共振−反共振間周波数ΔFは基板材料の電
気機械結合係数kによって決定されるので、電極面積す
なわち端子間容量Cfを変化させても、共振周波数Fr
と共振−反共振間周波数ΔFは変化しない。すなわち、
共振周波数Fr及び反共振周波数Faは一定である。
【0021】図1の厚み滑り振動モード、あるいは図3
の厚み縦振動モードの2つの圧電振動素子A,Bからな
る2素子型の発振子エレメントの模式図を図4(a)に
示し、その等価回路図を図4(b)に示す。図4(b)
の等価回路図において、La1,Lb1は各圧電振動素
子A,Bの直列インダクタンス、Ca1,Cb1は直列
容量、Ca0,Cb0は並列容量を表わしている。いま
、2πFr=ωr(一定)、2πFa=ωa(一定)と
すると、各圧電振動素子A,Bが単体の場合の端子間容
量Cfa,Cfbは、それぞれ次の数2で表わされ、

0022】
【数2】
【0023】それぞれのインピーダンスZa,Zbは次
の数3のようになる。
【0024】
【数3】
【0025】一方、2つの圧電振動素子A,Bを直列に
接続した図4(b)のような等価回路全体としてのイン
ピーダンスZは、次の数4のように表わされる。
【0026】
【数4】
【0027】従って、この端子間容量Cfは、Cf=(
Ca0・Cb0)/(Ca0+Cb0)<Ca0および
Cb0であるから、全体としての端子間容量Cfは、各
圧電振動素子の端子間容量Cfa,Cfbよりも小さく
なる。特に、Ca0=Cb0の場合には、端子間容量C
fはCfa=Cfbの1/2になる。したがって、本発
明によれば、共振−反共振間周波数ΔFを変化させるこ
となく、圧電共振子の端子間容量Cfを数分の1に低減
させることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、圧電共振子の共振−反
共振間周波数を狭めることなく、端子間容量を小さくす
ることができる。したがって、FM変調用電圧制御発振
器の発振子等に用いた場合、周波数可変量が大きくなり
、また変調感度も大きくなり、良好な特性を得ることが
できる。しかも、複数の圧電振動素子を同一基板上に設
けてあるので、コンパクトに構成することができ、この
圧電共振子を小型化でき、配線基板等への実装スペース
も小さくでき、また、製造コストも安価になる。さらに
、同一基板上に構成されているので、各圧電振動素子の
特性バラツキがなく、スプリアスやリップルの発生によ
る特性の劣化も回避できる。また、厚み滑り振動モード
の場合、素子幅を小さくする必要がないので、機械的強
度も劣化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による断面図である。
【図2】(a)(b)は同上の実施例の上面側からの斜
視図及び下面側からの斜視図である。
【図3】(a)(b)は本発明の別な実施例による平面
図及び下面図である。
【図4】(a)は直列に接続された2個の共振部を示す
模式図、(b)はその等価回路図である。
【図5】(a)は第一の従来例を示す模式図、(b)は
その等価回路図である。
【図6】同上の従来例による共振周波数の変化を示すイ
ンピーダンス特性図である。
【図7】別な従来例を示す斜視図である。
【図8】さらに別な従来例を示す斜視図である。
【図9】さらに別な従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
2  圧電基板 3a,4a,5a,5b  励振用電極5c  中間結
合導体 A,B  圧電振動素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧電基板の両主面で対向する一対の励
    振用電極からなる圧電振動素子を圧電基板に複数個設け
    、圧電基板に設けた中間結合導体によって前記各圧電振
    動素子を直列に接続させたことを特徴とする圧電共振子
JP11557091A 1991-04-18 1991-04-18 圧電共振子 Pending JPH04319808A (ja)

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