JPH04319489A - 熱昇華印刷用の受容材料 - Google Patents

熱昇華印刷用の受容材料

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JPH04319489A
JPH04319489A JP4056013A JP5601392A JPH04319489A JP H04319489 A JPH04319489 A JP H04319489A JP 4056013 A JP4056013 A JP 4056013A JP 5601392 A JP5601392 A JP 5601392A JP H04319489 A JPH04319489 A JP H04319489A
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dye
graft
acid
acrylate
shank
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JP4056013A
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Robert Dipl Chem Dr Bloodworth
ロバート・ブラツドワース
Wolfgang Podszun
ボルフガング・ポズツン
Heinrich Alberts
ハインリツヒ・アルベルツ
Hermann Uytterhoeven
ヘルマン・ウイツテルホーフエン
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Agfa Gevaert AG
Original Assignee
Agfa Gevaert AG
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5254Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、熱昇華印刷用の受容材料に関連
する。
【0002】ビデオやコンピュータに蓄えられている画
像情報をプリントアウトするには、いろいろな方法があ
るが、その中で熱昇華印刷法はその長所のために他の方
法よりもある種の要求に対して優れていることが分かっ
た。この記録方法は、シート状または巻取紙状の色素供
給層から色素受容層への色素の熱転写に基づいており、
例えば、電子写真協会資料(Electronic P
hotography Association Do
cuments)27(2),1988中の“昇華転写
記録材料による高品質の画像記録(HighQuali
tyImage Recording by Subl
imation Transfer Recordin
g Material)”および そこに挙げられてい
る文献中に記載されている。この印刷法のとくに優れて
いる点は、色濃度を細かく階調表現できる点である。
【0003】熱昇華印刷用の色素受容材は通常、色素受
容層を塗布された紙または透明フィルムなどの支持体よ
りなっている。その支持体と受容層との間にバインダー
層が配置されている場合もある。
【0004】いろいろな種類のポリマーが、その色素受
容層の材料として用いられる。
【0005】ここで、受容層に適した材料の次のような
実例が、ヨーロッパ特許公告−0234 563号に記
載されている: 1.ポリエステル、ポリアクリレート、ポリ酢酸ビニル
、スチレン/アクリレート樹脂およびビニルトルエン/
アクリレート樹脂などの、エステル結合を含む合成樹脂
2.ポリウレタン 3.ポリアミド 4.尿素樹脂 5.ポリカプロラクタム、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル
/酢酸ビニル共重合体およびポリアクリロニトリルなど
の、きわめて極性の高い結合を含むその他の合成樹脂。
【0006】ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、ポリ(スチレン−アクリロニ
トリル)共重合体、ポリカプロラクトン、およびこれら
の混合物は、色素受容層に適した材料として、アメリカ
特許公告−4,705,522号に記載されている。
【0007】共重合体の色素受容層は、ヨーロッパ特許
出願EP−A−0 261 505号、EP−A−0 
275 319号、EP−A−0 289 161号お
よびEP−A−0368 318号に詳細に記載されて
いる。さらに、ポリシロキサン鎖、フッ化炭素鎖または
長鎖のアルキル基を含むグラフト共重合体の受容層は、
EP−A−0368 320号に公表されている。
【0008】現在使用できる色素受容層は、色濃度の高
さ、画像の安定性および解像度の高さの点で十分満足す
べきレベルにまだ到達していない。横方向に僅かに拡散
するために、高い色濃度と適度の画像安定性を達成する
ことは極めて難しい。
【0009】もう一つの困難は、公知の色素受容材料が
色素供給材料に付着する傾向をもつことである。
【0010】本発明の目的は、前述の欠点のいずれをも
もたない熱昇華印刷用の色素受容材料を提供することに
ある。この問題は、受容材料に特殊なグラフトポリマー
を用いることによって解決された。
【0011】本発明は、幹として不飽和ポリエステル、
そして枝としてビニル共重合体よりなるグラフトポリマ
ーが色素受容層であることを特徴とする、支持体と色素
受容層よりなる熱昇華印刷用の色素受容材料に関係する
【0012】そのグラフト枝は、好ましくは、芳香族ビ
ニル化合物および/またはそのアルコール残基に1−3
個の炭素原子を含む(メタ)アクリレートの重合体を含
んでいる。
【0013】とくに好ましい具体例において、そのグラ
フト枝は、 a)芳香族ビニル化合物および/またはそのアルコール
残基に1−3個の炭素原子を含む(メタ)アクリレート
  10−80重量%  および b)その他のビニルモノマー  20−90重量%のビ
ニル共重合体よりなっている。
【0014】さらに好ましい具体例において、そのグラ
フト枝のb成分は、 b1)そのアルコール残基に4−18個の炭素原子を含
む(メタ)アクリレート10−70重量%b2)(メタ
)アクリロニトリル  5−40重量%b3)その他の
ビニルモノマー  0−30重量%の共重合体よりなっ
ている。
【0015】グラフト幹とグラフト枝との重量比は、通
常10:1−1:5であり、好ましくは、5:1−1:
3である。
【0016】グラフト幹の不飽和コポリエステルは、そ
の縮合モノマーの0.2−30モル%が重合可能な二重
結合をもっているという条件下で、ジオール、ジカルボ
ン酸および場合によってはハイドロキシカルボン酸の縮
合モノマーよりなっている。
【0017】脂肪族および芳香族のジオールを用いるこ
とができる。脂肪族ジオールの例は、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、プロパン−1,2−ジオー
ル、プロパン−1,3−ジオール、ブタン−1,4−ジ
オール、ネオペンチルグリコール、ヘキサン−1,2−
ジオール、ヘキサン−1,6−ジオール、シクロヘキサ
ン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメ
タノール、2,2’−ビス(4−ハイドロキシ−シクロ
ヘキシル)−プロパンなどである。その他の適合するジ
オールは、オクタン−1,8−ジオール、オクタン−1
,2−ジオール、デカン−1,2−ジオール、ドデカン
−1,2−ジオール、ドデカン−1,12−ジオール、
ヘキサデカン−1,16−ジオール、アイコサン−1,
20−ジオール、グリセロール  モノステアレート、
グリセロール  モノラウレート、およびペンタエリス
リトール  ジステアレートなどの長いアルキル鎖を含
むジオールである。  芳香族ジオールの例は、ビスフ
ェノールA、エトキシ化されたビスフェノールA、プロ
ポキシ化されたビスフェノールA、およびp−キシリレ
ングリコールなどである。
【0018】重合性の二重結合を含むジオールとして適
合する例は、2,3−ジハイドロキシプロピル  アク
リレート、2,3−ジハイドロキシプロピル  メタク
リレート、ペンタエリスリトール  ジアクリレート、
9−オクタデセン−1,12−ジオール、およびグリセ
ロール  モノオレエートなどである。
【0019】そのジカルボン酸は、脂肪族であっても芳
香族であってもよい。適合する芳香族ジカルボン酸は、
例えば、フタール酸、テレフタール酸、イソフタール酸
、スルフォイソフタール酸、ナフタレン−ジカルボン酸
、および2,2−ビス−(p−カルボキシフェニル)−
プロパンなどである。
【0020】脂肪族ジカルボン酸の例は、マロン酸、コ
ハク酸、グルタール酸、アジピン酸、セバチン酸、デカ
ンジカルボン酸、ドデシルマロン酸、オクタデシルマロ
ン酸、ドデシルコハク酸、テトラデシルコハク酸、ヘキ
サデシルコハク酸、およびオクタデシルコハク酸などで
ある。長鎖の不飽和モノカルボン酸から誘導される、い
わゆるダイマー脂肪酸、例えば、CAS登録番号687
83−41−5および688956−10−5として登
録された化合物も、使用可能である。
【0021】本発明に使用可能な重合性の二重結合を含
むジカルボン酸は、例えば、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、オクテニルコハク酸、イソオクテニルコハク
酸、ドデシルコハク酸、およびドコセニルコハク酸など
である。マレイン酸が好ましい。
【0022】適合するハイドロキシカルボン酸は、例え
ば、12−ハイドロキシステアリン酸、12−ハイドロ
キシ−9−オクタデセノイック酸およびリシノレイン酸
などである。
【0023】その縮合モノマーの5−45モル%が、一
つまたはそれ以上の芳香族基を含んでいるのが好ましい
【0024】本発明においてグラフト幹として用いられ
るポリエステルは、それ自身は公知のいろいろな縮合法
によって合成される。高温における熔融重縮合が特に好
ましい。界面重縮合を用いることもできる。
【0025】ジオールとジカルボン酸を出発物質として
直接用いる必要はなく、かわりに対応する誘導体を用い
ることもできる。例えば、ジオールの代わりにエポキシ
ドまたはアセテートを、そしてジカルボン酸のかわりに
そのエステルを用いることもできる。
【0026】架橋反応を阻止するために、その重縮合反
応中に、2,5−ジ−tert−ブチルフェノールなど
の、重合禁止剤を添加することも有益である。
【0027】このポリエステルの分子量は、通常1,0
00−30,000の範囲にある。
【0028】例えば、カルボキシレート基、スルフオネ
ート基アルコラート基、またはポリエチレンオキシド基
などの、親水性にする基は水中での分散性を付与するた
めにポリエステル中に結合される。例えば、スルフオテ
レフタール酸、スルフオイソフタール酸、またはスルフ
オオルソフタール酸を用いることによって、これを実施
することができる。
【0029】本発明の目的に適合する芳香族ビニル化合
物(成分a)は、スチレン、α−メチルスチレン、p−
メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−tert−
ブチルスチレン、p−クロロスチレン、p−クロロメチ
ルスチレン、ビニルナフタレンなどである。スチレンが
好ましい。
【0030】(メタ)アクリレートとは、メタクリル酸
およびアクリル酸のエステルと解釈される。そのアルコ
ール残基中に1−3個の炭素原子を含む(メタ)アクリ
レートは、メチルアクリレート、メチルメタクリレート
、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピ
ルアクリレート、プロピルメタクリレート、イソプロピ
ルアクリレート、およびイソプロピルメタクリレートで
ある。
【0031】4−18個の炭素原子を含む(メタ)アク
リレート(成分b1)は、場合によっては置換基をもつ
脂肪族、脂環族、芳香族、あるいは脂肪族と芳香族の混
じりあったアルコールから誘導される。その脂肪族残基
は直鎖状の場合も分鎖状の場合もあるいは酸素原子を含
む場合もある。
【0032】適合する(メタ)アクリレートの例は、n
−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、イ
ソブチルアクリレート、イソブチルメタクリレート、n
−ヘキシルアクリレート、n−ヘキシルメタクリレート
、エチルヘキシルアクリレート、エチルヘキシルメタク
リレート、n−オクチルアクリレート、n−オクチルメ
タクリレート、デシルアクリレート、デシルメタクリレ
ート、ステアリルアクリレート、ステアリルメタクリレ
ート、シクロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルメ
タクリレート、4−tert−ブチルシクロヘキシルメ
タクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタク
リレート、フェニルエチルアクリレート、フェニルエチ
ルメタクリレート、フェニルプロピルアクリレート、フ
ェニルプロピルメタクリレート、フェニルオクチルアク
リレート、フェニルノニルアクリレート、フェニルノニ
ルメタクリレート、3−メトキシブチルメタクリレート
、ブトキシエチルアクリレート、フルフリルメタクリレ
ート、およびテトラハイドロフルフリルアクリレートな
どである。
【0033】勿論、異なるエステルの混合物を用いるこ
ともできる。エチルヘキシルアクリレート、デシルメタ
クリレート、ドデシルメタクリレート、あるいはフェニ
ルエチルアクリレートを含む混合物がとくに好ましい。
【0034】(メタ)アクリロニトリル(成分b2)と
いう言葉は、メタクリロニトリルとアクリロニトリルと
の両者を表すものとする。
【0035】その他のモノマーとして適合する化合物(
成分b3)は、塩化ビニリデン、塩化ビニル、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、およびア
ジピン酸ビニルなどである。水中での分散性をよくする
ために、親水性のモノマーを用いることも可能で、その
ようなモノマーとしては、例えば、スルフォエチルメタ
クリレート、アクリルアミドメチルスルフォン酸、(メ
タ)アクリル酸、ヒドロキシルエチル(メタ)アクリレ
ート、およびテトラエチレングリコール  モノ(メタ
)アクリレートなどのエチレンオキシドを含むモノマー
である。
【0036】グラフト反応を進行させるための方法は、
文献中、例えば、フウベン=ベイル(Houben−W
eyl)著、有機化学の方法(Methoden de
r Organischen Chemie),  E
20巻/第1部、626頁以下、に詳細に記載されてい
る。この反応は、ラジカル発生剤、好ましくはパーオキ
シド、によって開始される。
【0037】この反応は、バルクまたは溶液重合によっ
て均一層で実施することも、あるいは乳化重合によって
不均一層で実施することもできる。乳化剤としてアルキ
ル硫酸ナトリウム、また開始剤として過硫酸カリウムを
用いる乳化重合法が、本発明のグラフトポリマーを合成
するのにとくに適している。
【0038】本発明の受容層のための支持体として適し
ている材料は、とりわけ合成紙やポリマーを塗布した紙
などの紙、ならびに、例えば、ポリエステルやポリアミ
ドやポリ塩化ビニルやポリカーボネートなどのポリマー
フィルムである。
【0039】その受容材料は本発明による受容層の他に
、この目的のために公知のその他の層を含んでいる場合
もある。例えば剥離層がその受容層の上に塗布されてい
ることもある。適合する剥離層は、例えば、低分子量お
よび高分子量のポリシロキサンおよびポリシロキサン/
ポリエーテルのブロック共重合体である。受容層と支持
体との接着性を改善するために、例えばゼラチンなどの
、中間層を設けることもできる。
【0040】そのグラフトポリマーは、溶液から塗布す
ることもできるが、好ましくは水分散液から塗布するこ
ともできる。適合する溶媒は、例えばアセトン、メチル
エチルケトン、テトラハイドロフラン、ジオキサン、酢
酸エチル、ジクロロメタンおよびジメチルホルムアミド
などである。その溶液または分散液はキャスティング(
流しかけ?)法またはナイフコーティング法によって支
持体に塗布される。
【0041】本発明による色素受容材料は、熱昇華印刷
において接触させられた色素供給材料と結合する。供給
材料と受容材料そのもの同士はお互いに接着する傾向を
もたない。得られた色素画像は、高い解像性、高い色濃
度、高い光沢そして長期間の安定性をもつ点で優れてい
る。
【0042】
【実施例】実施例1 不飽和ポリエステルの合成 テレフタール酸ジメチルエステル0.400モル、イソ
フタール酸ジメチルエステル0.400モル、5−スル
フォイソフタール酸ジメチルエステルナトリウム塩0.
150モル、マレイン酸0.05モル、および1,10
−デカンジオール1モルを、酢酸亜鉛0.0002モル
および酸化アンチモン(III)0.0001モルとと
もに熔融させ、得られた熔融物を窒素中200℃で反応
容器中で撹拌した。
【0043】エステル化反応が直ちに始まって、初めは
常圧の下でメタノールが留出した。その反応生成物は、
所望の重合度に到達するまで減圧下200−250℃で
さらに縮合を続けた(約60−120分)。収率は10
0%に近かった。
【0044】実施例2−9 その他の不飽和ポリエステルを実施例1に記載した方法
で合成した。用いた出発物質の割合を表1に掲げる。
【0045】
【表1】
【0046】表中の数字は、ジオールとジカルボン酸の
全含有量を基準にした、ジオールとジカルボン酸成分の
モル%を表す。
【0047】記号の説明: TPA        テレフタール酸IPA    
    イソフタール酸SIPA      5−スル
フォイソフタール酸ナトリウム塩 MAL        マレイン酸 ITAC      イタコン酸 OSUC      オクテニルコハク酸ODSUC 
   オクタデセニルコハク酸DOLSUC  ドコセ
ニルコハク酸 EG          エチレングリコールDD  
        デカン−1,10−ジオールHDD 
       ヘキササデカン−1,2−ジオールGM
O        グリセロール  モノオレエイトD
IA        Dianol  22 (Akz
o)、 エトキシル化ビスフェノールA 実施例10−30 グラフトポリマーの合成 実施例1−9で得られた不飽和ポリエステル3gを、室
温で蒸留水30g中に分散させた。この分散液に窒素を
吹き込んでから70℃に加熱した。その後、追加原料1
の10%と過硫酸カリウム0.05gとを加えた。温度
を75℃に上げてから、追加原料1の残りと追加原料2
とを4時間かけて均一に添加した。添加し終わった時に
、過硫酸カリウムをさらに0.02g加え、その後75
℃で4時間撹拌を続けた。
【0048】
【表2】
【0049】 追加原料2:オクタデシルスルフォン酸ナトリウム塩の
2%水溶液 S    :スチレン、 EHA:エチルヘキシル  アクリレート、AN  :
アクリロニトリル、 DMA:デシル  メタクリレート、 MAN:メタクリロニトリル、 MMA:メチル  メタクリレート、 VDC:塩化ビニリデン 実施例  31−52 受容材料の製造と試験 実施例10−30で得られたグラフトポリマーの分散液
をイオン交換水でその固形分含有率を10%に調整し、
色素受容層の製造に直接使用した。
【0050】そのグラフトポリマーの10%分散液を、
厚さ50μmの硬化ゼラチンを塗布したポリエチレンラ
ミネート紙に濡れた状態で、ナイフコーターによって塗
布した。そのコート紙を室温で乾燥させた後、90℃で
15分間加熱した。乾燥した層の厚さは、約4.5μm
であった。
【0051】三菱CK−100S色素カセット付の三菱
CP−100Eビデオプリンターを用いて試験画像を、
ここで得られた受容材料に形成させた。その色濃度はマ
イクロデンシトメトリーによって測定した。つぎの表の
数字は、試験画像の黒色部分についてフィルターなしで
測定したモノクロム濃度である。
【0052】画像の鮮鋭度は、印刷直後、室温で3日間
保存後、および57℃で相対湿度35%で3日間、保存
後に視覚的に評価した。
【0053】
【表3】
【0054】 ++  きわめて良好 +    良好 0    付着性なし 1    極めて僅かに付着性 2    僅かに付着性 3    著しい付着性あり(印刷後に色素供給材料と
色素受容材料とがお互いに全部または一部付着する)。
【0055】以下本発明の好ましい実施態様について説
明する。
【0056】1.  幹として不飽和コポリエステル、
そして枝としてビニル共重合体よりなるグラフトポリマ
ーが色素受容層であることを特徴とする、支持体と色素
受容層よりなる熱昇華印刷用の色素受容材料。
【0057】2.その不飽和ポリエステルは、その縮合
モノマーの 0.2−30モル%が重合可能な二重結合
をもっているという条件下で、ジオール、ジカルボン酸
および場合によってはハイドロキシカルボン酸の縮合モ
ノマーよりなっていることを特徴とする、1項に記載の
色素受容材料。
【0058】3.縮合モノマーの5−45モル%が、一
つまたはそれ以上の芳香族基を含んでいることを特徴と
する、2項に記載の色素受容材料。
【0059】4.そのビニル共重合体がa)芳香族ビニ
ル化合物および/またはそのアルコール残基に1−3個
の炭素原子を含む(メタ)アクリレート  10−80
重量%  および b)その他のビニルモノマー  20−90重量%より
合成されることを特徴とする、1項に記載の色素受容材
料。
【0060】5.そのビニル共重合体がa)芳香族ビニ
ル化合物および/またはそのアルコール残基に1−3個
の炭素原子を含む(メタ)アクリレート  10−80
重量% b1)そのアルコール残基に4−18個の炭素原子を含
む(メタ)アクリレート10−70重量%b2)(メタ
)アクリロニトリル  5−40重量%b3)その他の
ビニルモノマー  0−30重量%より合成されること
を特徴とする、4項に記載の色素受容材料。
【0061】6.そのb3成分が親水性モノマーである
ことを特徴とする、5項に記載の色素受容材料。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  幹として不飽和コポリエステル、そし
    て枝としてビニル共重合体よりなるグラフトポリマーが
    色素受容層であることを特徴とする、支持体と色素受容
    層よりなる熱昇華印刷用の色素受容材料。
JP4056013A 1991-02-13 1992-02-07 熱昇華印刷用の受容材料 Pending JPH04319489A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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DE19914104294 DE4104294A1 (de) 1991-02-13 1991-02-13 Akzeptorelement fuer thermosublimationsdruckverfahren
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