JPH04319108A - 波を利用した融雪装置 - Google Patents

波を利用した融雪装置

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JPH04319108A
JPH04319108A JP11114891A JP11114891A JPH04319108A JP H04319108 A JPH04319108 A JP H04319108A JP 11114891 A JP11114891 A JP 11114891A JP 11114891 A JP11114891 A JP 11114891A JP H04319108 A JPH04319108 A JP H04319108A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
snow melting
snow
water
melting tank
beach
Prior art date
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Pending
Application number
JP11114891A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Inoue
正則 井上
Norihisa Kodan
小段 範久
Yutaka Yamauchi
豊 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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Publication of JPH04319108A publication Critical patent/JPH04319108A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、波を利用した融雪装
置、特に、高い融雪効率を得ることができる、波を利用
した融雪装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多雪地帯の都市において、雪処理は、円
滑な社会生活を確保する上できわめて重要な問題であり
、従来から種々の方法によって雪処理が行われてきた。 従来から行われている雪処理方法について、以下に説明
する。 ■  道路等の側溝に流水を導き、前記側溝内に除雪し
た雪を投入し、そして、前記側溝内を流れる流水によっ
て雪を河川や湖沼等まで運搬して融雪する。 ■  路面下に発熱線や温水配管等の加熱手段を埋設し
、前記加熱手段によって路面を加熱して路面上の雪を融
かす。 ■  水噴出孔を有するパイプを路面下に埋設し、温度
が比較的高い地下水を前記パイプに流して、水噴出孔か
ら地下水を路面に噴出させ、これによって、路面上の雪
を融かす。
【0003】しかしながら、上述した雪処理方法は、融
雪処理能力が比較的低いために、処理できない余剰の雪
は、トラックによって河川敷等の雪捨場に運搬していた
。ところが、都市内の河川敷等に捨てられた雪は、都市
景観を損ねるばかりか、雪の中に含まれる粉塵等によっ
て、融雪後において河川の汚濁を招く虞れがあった。
【0004】そこで、都市景観を損ねたり、河川の汚濁
を招いたりすることなく、大量の雪を処理することがで
きる融雪装置として、雪塊が投入される、水が溜められ
た融雪槽と、都市の廃熱等を利用して、前記融雪槽内の
水を加熱するための加熱手段とからなる融雪装置が提案
された。以下、この融雪装置を先行技術という。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術によっても雪の量によっては十分に処理でき
ない場合があり、さらに融雪効率の良い融雪装置の開発
が強く望まれている。しかし、このような融雪装置は、
未だ提案されていない。
【0006】従って、この発明の目的は、都市景観を損
ねたり、河川の汚濁を招いたりすることなく、大量の雪
を効率良く処理することができる、波を利用した融雪装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、雪塊が投入
される、水が溜められた融雪槽と、前記融雪槽内の水を
加熱するための加熱手段と、前記融雪槽内の水に波を発
生させるための造波機と、前記融雪槽の内壁の少なくと
も一部に設けられた、一端が前記造波機に接している帯
状のビーチとからなり、前記ビーチの長手方向の水深は
、その一端から他端に向かうにつれて連続的に浅く形成
され、且つ、前記ビーチの幅方向の水深は、前記融雪槽
の中心に向かうにつれて連続的に深く形成されており、
かくして、前記造波機により発生した波を、前記ビーチ
に沿って伝播させて、前記融雪槽内に投入された前記雪
塊の融雪効率を向上させることに特徴を有するものであ
る。
【0008】次に、この発明の、波を利用した融雪装置
の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。図1は
、この発明の、波を利用した融雪装置の一実施態様を示
す平面図、図2は、図1のA−A線断面図である。
【0009】図1および図2において、1は、雪塊6が
投入される、水が溜められた融雪槽であり、矩形状に形
成されている。2は、融雪槽1の各壁面に取り付けられ
た加熱手段である。加熱手段2は、融雪槽1内に配管さ
れた加熱用パイプ等からなっており、塵焼却場等から生
じる廃熱との熱交換によって加熱された温水を加熱用パ
イプ内に流すことにより、融雪槽1内の水を加熱する作
用を有している。3は、後述するビーチの一端側に設け
られている造波機である。造波機3は、造波板4と、造
波板4を前後に往復移動させるための駆動機5とからな
っており、駆動機5によって造波板4を前後方向に往復
移動させることにより、融雪槽1内の水に波を生じさせ
る作用を有している。7は、造波機3によって融雪槽1
内の水面に発生した波の一部を、融雪槽1内壁に沿って
伝播させるための帯状のビーチである。ビーチ7は、一
端が造波機3に接している。ビーチ7の長手方向の水深
は、7A、7B、7Cの順に、その一端から他端に向か
うにつれて連続的に浅く形成され、且つ、ビーチ7の幅
方向の水深は、融雪槽1の中心に向かうにつれて連続的
に深く形成されている。
【0010】なお、融雪槽内の水を加熱するための加熱
手段として、ある程度の熱エネルギーを保有する温下水
処理水を融雪槽内に注入する方法を採ることもでき、こ
れによって、温下水処理水の有効利用を更に一層図るこ
とができる。
【0011】このように構成されている、この発明の、
波を利用した融雪装置によれば、以下のようにして融雪
が行われる。トラック等によって運搬された雪塊6を融
雪槽1内に投入すると、雪塊6は、融雪槽1内の加熱さ
れた水と接触することによって融けるが、造波機3によ
って生じた波による融雪槽1内の水の攪拌効果、および
、造波機3によって生じた波による雪塊6の浸食効果に
よって、効率良く融かされる。造波機3によって生じた
波の一部は、ビーチ7の上を、7A、7B、7Cの順に
登りながら伝播して、融雪槽1内の周囲から中心部に向
かう波に変換される。この結果、上述した攪拌効果およ
び浸食効果による、雪塊6の融雪効果はより一層高まる
。ここで浸食効果とは、波によって融雪槽1内の雪塊6
に多数の孔が形成されて、雪塊6の表面積が増大する効
果をいう。
【0012】上述した、この発明による融雪効果を確認
するために、以下のような実験を行った。図1および図
2に示すように、縦1300mm、横1900mm、深
さ900mm の寸法を有する直方体の融雪槽1を用意
した。融雪槽1の内壁には、L字型に幅300mm の
ビーチ7を帯状に形成した。ビーチ7の長手方向の水深
は、その一端から他端に向かうにつれて7A、7B、7
Cの順に連続的に浅く形成し、且つ、ビーチ7の幅方向
の水深は、融雪槽の中心に向かうにつれて連続的に深く
形成した。このような融雪槽1内に、650mm の深
さまで水を注入した。初期水温は約10℃であった。融
雪槽1の短辺側に形成したピット1A内に、ビーチ7の
一端に接するように、長さ600mmの寸法を有する造
波板4を有する造波機3を設置した。造波板4は、前後
方向に2秒の周期で連続的に往復移動させた。融雪槽1
の内面には、融雪槽1内の水を加熱するための加熱手段
2として、合計5KWの電熱ヒーターを取り付けた。そ
して、融雪槽1内に、5Kgの雪塊6を2分間隔で50
Kg投入した。そして、融雪速度を調べた。この結果、
融雪速度は136Kg/h であった。
【0013】次に、造波機3の代わりに、融雪槽1の水
面下に長さ600 、幅50mmの攪拌用プロペラを水
平に沈め、このプロペラを30rpmの回転速度で連続
的に一方向に回転させて、融雪槽1内の水を攪拌し、そ
して、上述した条件と同一条件のもとで融雪槽1内に雪
塊を投入して、融雪速度を調べた。この結果、融雪速度
は59Kg/hであった。
【0014】次に、上記造波機3や攪拌用プロペラを設
けず、単に融雪槽1内に、上述した条件と同一の条件の
もとで融雪槽1内に雪塊を投入して、融雪速度を調べた
。以上の結果から、この発明の、波を利用した融雪装置
によれば、融雪槽1内の水を攪拌しない場合は勿論、プ
ロペラによって攪拌した場合に比べて極めて高い効率で
雪塊を融かすことができることが分かった。
【0015】次に、この発明において、融雪槽1に設け
たビーチ7の効果を調べるために、ビーチ7を設けなか
った以外は、図1および図2に示した融雪装置と同一構
造の融雪装置、即ち、図3および図4に示すような融雪
装置を用意し、図1および図2における場合と同一条件
の下で、雪塊6の融雪速度について調べた。この結果、
融雪速度は107Kg/h であり、ビーチ7が雪塊6
の融雪に大いに貢献していることが分かった。
【0016】なお、造波機3の造波板4の往復移動のス
トロークおよび周期を適当に調整すれば、融雪槽1内の
水に生じる波を共振させることができ、これによって、
造波機3に要する消費電力を最小限に押さえることがで
きることも確認した。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
、都市景観を損ねたり、河川の汚濁を招いたりすること
なく、大量の雪塊を効率良く融雪処理することができる
といった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の、波を利用した融雪装置の一実施態
様を示す平面図である。
【図2】第1図のA−A線断面図である。
【図3】この発明の、波を利用した融雪装置の融雪効果
を調べるための、ビーチを設けていない融雪装置の平面
図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1:融雪槽、 2:加熱手段、 3:造波機、 4:造波板、 5:駆動機、 6:雪塊、 7:ビーチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  雪塊が投入される、水が溜められた融
    雪槽と、前記融雪槽内の水を加熱するための加熱手段と
    、前記融雪槽内の水に波を発生させるための造波機と、
    前記融雪槽の内壁の少なくとも一部に設けられた、一端
    が前記造波機に接している帯状のビーチとからなり、前
    記ビーチの長手方向の水深は、その一端から他端に向か
    うにつれて連続的に浅く形成され、且つ、前記ビーチの
    幅方向の水深は、前記融雪槽の中心に向かうにつれて連
    続的に深く形成されており、かくして、前記造波機によ
    り発生した波を、前記ビーチに沿って伝播させて、前記
    融雪槽内に投入された前記雪塊の融雪効率を向上させる
    ことを特徴とする、波を利用した融雪装置。
  2. 【請求項2】  前記融雪槽は、矩形状に形成され、前
    記ビーチは、前記融雪槽の2辺に亘ってL字型に形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1記載の融雪装置。
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