JPH04317590A - 交流負荷制御装置 - Google Patents

交流負荷制御装置

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Publication number
JPH04317590A
JPH04317590A JP3080210A JP8021091A JPH04317590A JP H04317590 A JPH04317590 A JP H04317590A JP 3080210 A JP3080210 A JP 3080210A JP 8021091 A JP8021091 A JP 8021091A JP H04317590 A JPH04317590 A JP H04317590A
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JP
Japan
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transistor
load
flywheel
current
diode
Prior art date
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Application number
JP3080210A
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English (en)
Inventor
Masaki Toyoda
豊田 正基
Hiroshi Tamura
宏 田村
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、インダクタンス成分を
有する交流負荷を適切に制御する交流負荷制御装置に関
し、特に省電力化を図るようにした交流負荷制御装置に
関するものである。
【0003】
【従来の技術】近年、モータ等のインダクタンス成分を
有する負荷の回転数を制御する方式としてPWM(PU
LSE WIDTH MODULATION)制御方式
が採用されている。
【0004】図5及び図6は直流モータのPWM制御回
路である。トランジスタ101のベースへ図6(A)に
示すようなパルス信号VINが与えられると、トランジ
スタ101がスイッチング動作してモータ103を駆動
する。このとき図6(B)に示すようなパルス状の電流
Iaがモータ103を流れる。モータ103はインダク
タンス分が大きいので、トランジスタ101がオンして
いるときに大きなエネルギーが蓄えられ、トランジスタ
101がオフしたときに図6(C)に示すようなサージ
電圧として現れる。このサージ電圧によってモータ10
3にブレーキがかかってしまう。
【0005】そこで、図7に示すようにフライホイール
ダイオード(以下、単にダイオードと称する)105を
モータ103と並列に接続する。これによりトランジス
タ101がオフしたときには、モータ103に蓄えられ
たエネルギーがダイオード105によって短絡され、図
8(B)に示すような電流ID がモータ103を流れ
る。トランジスタ101のスイッチングの周期をモータ
103の電気的な時定数よりも短く設定すると、トラン
ジスタ101がオンしたときには図8(A)に示すよう
な電流IC がモータ103を流れ、トランジスタ10
1がオフしたときには図8(B)に示すような電流ID
 がモータ103を流れる。従って、モータ103には
図8(C)に示すような電流IC と電流ID とを合
成した電流IM が流れる。このときのトランジスタ1
03からの出力電流はIC のみであり、電源107か
らの消費電流IS は次のごとく示される。
【0006】   IS =IC (t1 /T)         
                         
  ……(1)但し、Tはパルス状の電流IC の周期
であり、t1 は電流IC のパルス幅である。(1)
式からも明らかなように図7に示すPWM制御回路は消
費電流IS を電流IC の(t1 /T)に低減する
ことができる。また、トランジスタ101がオフしたと
きには、モータ103に蓄えられたエネルギーによって
滑らかな回転を持続することができる。また、トランジ
スタ101はコレクタ〜エミッタ間が飽和状態でスイッ
チング動作するので省電力化を図ることができる。
【0007】ところで、交流モータの回転数をPWM制
御する場合には、交流電源の半周期ごとにモータへ流れ
る電流の向きが反転するため双方向のフライホイール回
路が必要となる。
【0008】図9は従来の交流モータのPWM制御回路
である。フライホイール回路111はダイオード113
a,113b,113c,113dと、トランジスタ1
15とから構成されている。このフライホイール回路1
11はモータ117と並列に接続されている。また、交
流電源119にはチョッピング回路121が接続され、
このチョッピング回路121はダイオード123a,1
23b,123c,123dと、トランジスタ125と
から構成されている。トランジスタ125のベースには
図10(A)に示すパルス幅T1の駆動パルスが与えら
れ、トランジスタ115のベースには図10(B)に示
すパルス幅T3の駆動パルスが与えられる。トランジス
タ125をパルス幅T1の駆動パルスに応じてスイッチ
ング動作させることにより、図10(D)に示すような
電流IS をモータ117へ供給する。トランジスタ1
25がオフした後にトランジスタ115がオンすること
により、モータ117に蓄えられたエネルギーがフライ
ホイール回路111によって短絡され、図10(E)に
示すような電流ID がモータ117を流れる。この電
流ID の向きは交流電源119の極性に応じて半周期
ごとに反転する。ここで、トランジスタ115と125
がスイッチング動作する際の交流電源119の短絡を防
止するために、トランジスタ115へ与えられる駆動パ
ルスのパルス幅T3の長さを、トランジスタ125へ与
えられる駆動パルスのパルス幅T1よりも短く設定し、
図10(B)に示すようにデッドタイムtD1,tD2
を設ける必要があった。
【0009】このため図10(C)に示すようにサージ
電圧を完全に吸収することが困難であった。また、図1
0(F)に示すようにモータ117へ流れる電流IM 
が断続的となり、モータ117の回転にブレーキがかか
ってしまう。
【0010】そこで、上記問題点を解決するための交流
モータのPWM制御回路が実公昭55−43444号公
報に示されており、図11にその回路図を示す。このP
WM制御回路は、2つの同極性トランジスタ131,1
33から成る双方向のフライホイール回路を、モータ等
の負荷135へ流れる電流の向きに応じて動作させ、負
荷135への印加電圧がオフしたときに発生する逆起電
力を吸収する。
【0011】具体的に説明すると、スイッチ137によ
ってパルス信号が負荷135へ供給されると、電源13
9の端子PF から供給される正の半サイクルは、ダイ
オードDD10−負荷135−ダイオードDD1−スイ
ッチ137−端子PG の経路を流れる。また、電源1
39の端子PG から供給される負の半サイクルは、ス
イッチ137−ダイオードDD2−負荷135−ダイオ
ードDD9−端子PF の経路を流れる。このときのス
イッチ137の波形は図12(A)のようになり、負荷
135には同図(B)のWF2 に示す電圧が印加され
る。スイッチ137がオフして供給電圧が0になったと
きには、同図(B)のWB1 に点線で示す逆起電力が
発生する。ところで、スイッチ137がオンしている正
の半サイクルにおいては、端子PF −ダイオードDD
10−抵抗RR1−ダイオードDD7の経路でトランジ
スタ131のベースへバイアスが加わろうとするが、ダ
イオードDD1に発生した電圧によって、ダイオードD
D3を介してトランジスタ131のベースが引き込まれ
て、トランジスタ131のエミッタの電位が上昇し、ト
ランジスタ131が逆バイアスされるのでトランジスタ
131は非導通状態となる。同様に負の半サイクルにお
いては、ダイオードDD2に発生した電圧によって、ト
ランジスタ133が逆バイアスされるのでトランジスタ
133は非導通状態となる。電源139の正の半サイク
ルにおいてスイッチ137がオンからオフになると、負
荷135では図12(B)のWB1 に点線で示した逆
起電力が発生する。この逆起電力によって流れる電流は
トランジスタ133を介して負荷135を流れる。同様
に電源139の負の半サイクルにおいては、逆起電力に
よって流れる電流はトランジスタ131を介して負荷1
35を流れる。 この結果、負荷135に流れる電流は図12(C)に示
すように連続的な正弦波形となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図13は負荷135と
その周辺部を示した回路図である。トランジスタ133
がオンしたときのコレクタ〜エミッタ間の電圧VCEは
次の式により示される。
【0013】   VCE=VCB+VBE       =(ib2 ・RR2+VF(DD8)−
VF(DD6))+VBE          …(2
)但し、VCBはコレクタ〜ベース間の電圧、VBEは
ベース〜エミッタ間の電圧、ib2 は抵抗RR2を流
れる電流、VF(DD8)はダイオードDD8の両端電
圧、VF(DD6)はダイオードDD6の両端電圧であ
る。
【0014】また、トランジスタ131がオンしたとき
のトランジスタ131のコレクタ〜エミッタ間の電圧も
上記と同様に示される。
【0015】このように、トランジスタ131、133
のコレクタ〜ベース間に接続された抵抗RR1,RR2
による電圧降下のため、トランジスタ131、133が
飽和せず、電力損失が大きくなるという問題点を有して
いた。
【0016】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成により省電力化を図ることのできる安価
なモータ制御装置を提供することを目的とする。
【0017】[発明の構成]
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本願第1の発明は、フライホイルトランジスタと、この
フライホイルトランジスタのコレクタ〜エミッタ間と直
列に接続されるダイオードとを有してインダクタンス成
分を有する交流負荷と並列に接続されるフライホイル回
路と、交流電源をチョッピングし、このチョッピングし
た電源を前記インダクタンス成分を有する交流負荷へ供
給するチョッピング手段と、このチョッピング手段と並
列に接続され、当該チョッピング手段のオフ時に前記フ
ライホイルトランジスタのベース電流を供給するベース
電流供給手段とを有して前記チョッピング手段のオフ時
に発生する前記インダクタンス成分を有する交流負荷の
逆起電力による電流を前記フライホイル回路を介して当
該インダクタンス成分を有する交流負荷へ還流させるこ
とを特徴とする。
【0019】また、本願第2の発明は、インダクタンス
成分を有する交流負荷に対してコレクタ〜エミッタ間が
直列に接続されるフライホイルトランジスタと、交流電
源をチョッピングし、このチョッピングした電源を前記
フライホイルトランジスタを介してインダクタンス成分
を有する交流負荷へ供給するチョッピング手段と、この
チョッピング手段と並列に接続され、当該チョッピング
手段のオフ時に前記フライホイルトランジスタのベース
電流を供給するベース電流供給手段と、前記チョッピン
グ手段のオフ時に発生する前記インダクタンス成分を有
する交流負荷の逆起電力による電流を前記フライホイル
トランジスタを介して当該インダクタンス成分を有する
交流負荷へ還流させるフライホイルダイオードとを有し
て構成した。
【0020】また、本願第3の発明は、インダクタンス
成分を有する交流負荷に対してコレクタ〜エミッタ間が
直列に接続されるフライホイルトランジスタと、交流電
源をチョッピングし、このチョッピングした電源を前記
フライホイルトランジスタを介してインダクタンス成分
を有する交流負荷へ供給するチョッピング手段と、前記
フライホイルトランジスタのコレクタ〜エミッタ間と並
列に接続され、前記チョッピング手段のオン時に充電し
、当該チョッピング手段のオフ時に放電してフライホイ
ルトランジスタのベース電流を供給するベース電流供給
手段と、前記チョッピング手段のオフ時に発生する前記
インダクタンス成分を有する交流負荷の逆起電力による
電流を前記フライホイルトランジスタを介して当該イン
ダクタンス成分を有する交流負荷へ還流させるフライホ
イルダイオードとを有して構成した。
【0021】
【作用】本願第1の発明は、チョッピング手段が交流電
源をチョッピングし、このチョッピングした電源をイン
ダクタンス成分を有する交流負荷へ供給する。このイン
ダクタンス成分を有する交流負荷にはフライホイル回路
が並列に接続されると共に、ベース電流供給手段が前記
チョッピング手段と並列に接続され、当該チョッピング
手段のオフ時にフライホイルトランジスタのベース電流
を供給する。これにより前記チョッピング手段のオフ時
に発生する前記インダクタンス成分を有する交流負荷の
逆起電力による電流を前記フライホイル回路を介して当
該インダクタンス成分を有する交流負荷へ還流させる。 このときフライホイルトランジスタが飽和状態で動作す
るので、簡単な構成により省電力化を図ることができる
【0022】本願第2の発明は、インダクタンス成分を
有する交流負荷に対してフライホイルトランジスタのコ
レクタ〜エミッタ間が直列に接続され、チョッピング手
段によりチョッピングした電源を前記フライホイルトラ
ンジスタを介して交流負荷へ供給する。ベース電流供給
手段はチョッピング手段と並列に接続され、当該チョッ
ピング手段のオフ時に前記フライホイルトランジスタの
ベース電流を供給する。また、チョッピング手段のオフ
時に発生する交流負荷の逆起電力による電流を前記フラ
イホイルトランジスタを介して当該交流負荷へ還流させ
る。
【0023】従って、簡単な構成により安価なモータ制
御装置を提供することができる。
【0024】本願第3の発明は、インダクタンス成分を
有する交流負荷に対してフライホイルトランジスタのコ
レクタ〜エミッタ間が直列に接続され、チョッピング手
段によりチョッピングした電源を前記フライホイルトラ
ンジスタを介して交流負荷へ供給する。ベース電流供給
手段は前記フライホイルトランジスタのコレクタ〜エミ
ッタ間と並列に接続され、前記チョッピング手段のオン
時に充電し、当該チョッピング手段のオフ時に放電して
フライホイルトランジスタのベース電流を供給する。ま
た、前記チョッピング手段のオフ時に発生する交流負荷
の逆起電力による電流を前記フライホイルトランジスタ
を介して当該交流負荷へ還流させる。
【0025】従って、簡単な構成により省電力化を図り
つつ、交流負荷に逆起電力が発生する場合であっても滑
らかな回転を持続することができる。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を説明する。
【0027】図1は本発明に係る一実施例の回路図であ
る。交流電源PWからは一対の電源線La,Ldが引き
出され、電源線Laにはチョッピング手段であるチョッ
ピング回路1が接続されている。チョッピング回路1は
ダイオードD1,D2,D3,D4と、トランジスタQ
1とを有している。このトランジスタQ1のベースはス
イッチングトランジスタ駆動回路(以下、単に駆動回路
と略称する)3と接続されている。駆動回路3は図2(
A)に示すような駆動パルスをトランジスタQ1のベー
スへ供給する。チョッピング回路1はトランジスタQ1
が駆動パルスに応じてスイッチング動作をすることによ
り、交流電源PWをチョッピングし、このチョッピング
した電源をモータMへ供給する。従って、前記駆動パル
スのデューティ比を変化させることにより、モータMの
回転数を変化させることができる。また、チョッピング
回路1には抵抗R1が並列に接続されている。この抵抗
R1はベース電流供給手段であり、チョッピング回路1
のトランジスタQ1がオフした時に、後で説明するフラ
イホイルトランジスタのベース電流を供給する。
【0028】インダクタンス成分を有する交流負荷であ
るモータMには一対のフライホイル回路が並列に接続さ
れている。一方のフライホイル回路を説明すると、モー
タMの端子Paからは電源線Lcが引き出され、電源線
Lcはフライホイルトランジスタ(以下、単にトランジ
スタと称する)Q3のエミッタと接続され、トランジス
タQ3のコレクタはダイオードD7のカソードと接続さ
れている。ダイオードD7のアノードは電源線Ldと接
続されている。また、トランジスタQ3のベースは抵抗
R3、電源線Lbを介してチョッピング回路1と接続さ
れている。電源線Lbと、電源線Lcとの間にはダイオ
ードD11,D12が直列に接続されている。このダイ
オードD11とD12の直列回路にはダイオードD13
が逆方向へ並列に接続されている。
【0029】次に、他方のフライホイル回路を説明する
と、モータMの端子Pbからは電源線Leが引き出され
、電源線LeはトランジスタQ5のエミッタと接続され
、トランジスタQ5のコレクタはダイオードD9のカソ
ードと接続されている。ダイオードD9のアノードは電
源線Lbと接続されている。また、トランジスタQ5の
ベースは抵抗R5、電源線Ldを介して交流電源PWと
接続されている。電源線Ldと、電源線Leとの間には
ダイオードD15,D16が直列に接続されている。 このダイオードD15とD16の直列回路にはダイオー
ドD17が逆方向へ並列に接続されている。
【0030】次に図2を参照して作用を説明する。
【0031】まず、交流電源PWの正の半周期における
作用を説明する。駆動回路3から図2(A)に示すHレ
ベルの駆動パルスがトランジスタQ1のベースへ与えら
れると、トランジスタQ1がオンし、図2(B)に示す
ような電圧VM がチョッピング回路1、ダイオードD
11,D12を介してモータMへ印加され、図2(C)
に示すような電流IS がモータMを流れる。このとき
ダイオードD7によってトランジスタQ3のコレクタ〜
エミッタ間へ逆電圧が印加されるのを防止する。
【0032】次に、駆動回路3からLレベルの駆動パル
スがトランジスタQ1のベースへ与えられると、トラン
ジスタQ1がオフする。トランジスタQ1がオフすると
、抵抗R1、電源線Lb、抵抗R3を介して図2(D)
に示すようなベース電流ib1 がトランジスタQ3の
ベースへ供給され、トランジスタQ3がオンする。 この結果、図2(E)に示すようなモータMの逆起電力
による電流i1 がダイオードD17,ダイオードD7
,トランジスタQ3を介してモータMへ還流する。また
、交流電源PWの正の半周期においてはバイパス用のダ
イオードD17を介してモータ電流が流れるので、トラ
ンジスタQ5のベース〜エミッタ間に逆電圧が印加され
るのを防止する。
【0033】次に、交流電源PWの負の半周期における
作用を説明する。駆動回路3からHレベルの駆動パルス
がトランジスタQ1のベースへ与えられると、トランジ
スタQ1がオンし、図2(B)に示すような電圧VM 
がダイオードD15,D16を介してモータMへ印加さ
れ、図2(C)に示すような電流IS がモータMを流
れる。このときダイオードD9によってトランジスタQ
5のコレクタ〜エミッタ間へ逆電圧が印加されるのを防
止する。
【0034】次に、駆動回路3からLレベルの駆動パル
スがトランジスタQ1のベースへ与えられると、トラン
ジスタQ1がオフする。トランジスタQ1がオフすると
、抵抗R1、抵抗R5を介して図2(D)に示すような
ベース電流ib2 がトランジスタQ5のベースへ供給
され、トランジスタQ5がオンする。この結果、図2(
F)に示すようなモータMの逆起電力による電流i2が
ダイオードD13,ダイオードD9,トランジスタQ5
を介してモータMへ還流する。また、交流電源PWの負
の半周期においてはバイパス用のダイオードD13を介
してモータ電流が流れるので、トランジスタQ3のベー
ス〜エミッタ間に逆電圧が印加されるのを防止する。
【0035】以上の如く、交流電源PWの正の半周期に
おいてトランジスタQ1がオフした場合はトランジスタ
Q3がオンし、交流電源PWの負の半周期においてトラ
ンジスタQ1がオフした場合はトランジスタQ5がオン
するので、モータMに流れる電流IM は図2(G)に
示すように連続的な正弦波形となる。また、トランジス
タQ3のベースは電源線Lb側に接続され、エミッタは
電源線Lc側に接続され、コレクタは電源線Ld側に接
続され、抵抗R3の抵抗値は十分なベース電流を供給し
得る値に選定されており、トランジスタQ3は飽和状態
で動作する。同様にトランジスタQ5のベースは電源線
Ld側に接続され、エミッタは電源線Le側に接続され
、コレクタは電源線Lb側に接続され、抵抗R5の抵抗
値は十分なベース電流を供給し得る値に選定されており
、トランジスタQ5は飽和状態で動作する。この結果、
電力損失を軽減することができ省電力化を図ることがで
きる。
【0036】尚、モータMの逆起電力による電流i1 
,i2 が大きな値である場合にはトランジスタQ3,
Q5をそれぞれ複数のトランジスタを用いて構成し、こ
れらのトランジスタをダーリントン接続することにより
、抵抗R3,5における電力消費を低減することができ
る。
【0037】次に、図3を参照して本発明に係る他の実
施例を説明する。
【0038】本実施例は、フライホイルトランジスタ(
以下、単にトランジスタと称する)Q7,Q9のそれぞ
れのコレクタ〜エミッタ間をモータMと直列に接続する
と共に、トランジスタQ7,Q9のそれぞれのコレクタ
側にフライホイルダイオード(以下、単にダイオードと
称する)D21,D22を接続し、モータMの逆起電力
による電流をトランジスタQ7,ダイオードD21又は
トランジスタQ9,ダイオードD22を介してモータM
へ還流させるようにしたことを特徴とする。
【0039】具体的に説明すると、一方のフライホイル
回路はトランジスタQ7を有し、トランジスタQ7のエ
ミッタは電源線Lcと接続されている。また、トランジ
スタQ7のコレクタはダイオードD21を介して電源線
Ldと接続されると共に、ダイオードD23を介して電
源線Lbと接続されている。また、トランジスタQ7の
ベースは抵抗R7、電源線Lbを介してチョッピング回
路1と接続されている。電源線Lcと電源線Lbとの間
にはバイパス用のダイオードD25が接続されている。
【0040】次に、トランジスタQ9を有する他方のフ
ライホイル回路を説明すると、トランジスタQ9のエミ
ッタは電源線Leと接続されている。また、トランジス
タQ9のコレクタはダイオードD22を介して電源線L
bと接続されると共に、ダイオードD27を介して電源
線Ldと接続されている。また、トランジスタQ9のベ
ースは抵抗R9、電源線Ldを介して交流電源PWと接
続されている。電源線Leと電源線Ldとの間にはバイ
パス用のダイオードD29が接続されている。まず、交
流電源PWの正の半周期における作用を説明する。駆動
回路3からHレベルの駆動パルスがトランジスタQ1の
ベースへ与えられると、トランジスタQ1がオンし、図
2(B)に示すような電圧VM がチョッピング回路1
、ダイオードD23,トランジスタQ7を介してモータ
Mへ印加され、図2(C)に示すような電流IS がモ
ータMを流れる。このときダイオードD27が電源線L
bと電源線Ldの短絡を防止する。
【0041】次に、駆動回路3からLレベルの駆動パル
スがトランジスタQ1のベースへ与えられると、トラン
ジスタQ1がオフする。トランジスタQ1がオフすると
、抵抗R1、電源線Lb、抵抗R7を介して図2(D)
に示すようなベース電流ib1 がトランジスタQ7の
ベースへ供給され、トランジスタQ7はオン状態を継続
する。この結果、図2(E)に示すようなモータMの逆
起電力による電流i1 がダイオードD29,ダイオー
ドD21,トランジスタQ7を介してモータMへ還流す
る。また、交流電源PWの正の半周期においてはバイパ
ス用のダイオードD29を介してモータ電流が流れるの
で、トランジスタQ9のベース〜エミッタ間、及びコレ
クタ〜エミッタ間に逆電圧が印加されるのを防止する。
【0042】次に、交流電源PWの負の半周期における
作用を説明する。駆動回路3からHレベルの駆動パルス
がトランジスタQ1のベースへ与えられると、トランジ
スタQ1がオンし、図2(B)に示すような電圧VM 
がダイオードD27,トランジスタQ9を介してモータ
Mへ印加され、図2(C)に示すような電流IS がモ
ータMを流れる。このときダイオードD23が電源線L
bと電源線Ldの短絡を防止する。
【0043】次に、駆動回路3からLレベルの駆動パル
スがトランジスタQ1のベースへ与えられると、トラン
ジスタQ1がオフする。トランジスタQ1がオフすると
、抵抗R1、抵抗R9を介して図2(D)に示すような
ベース電流ib2 がトランジスタQ9のベースへ供給
され、トランジスタQ9はオン状態を継続する。この結
果、図2(F)に示すようなモータMの逆起電力による
電流i2 がダイオードD25,ダイオードD22,ト
ランジスタQ9を介してモータMへ還流する。また、交
流電源PWの負の半周期においてはバイパス用のダイオ
ードD25を介してモータ電流が流れるので、トランジ
スタQ7のベース〜エミッタ間、及びコレクタ〜エミッ
タ間に逆電圧が印加されるのを防止する。
【0044】以上の如く交流電源PWの正の半周期では
トランジスタQ7がオンし、交流電源PWの負の半周期
ではトランジスタQ9がオンするので、モータMに流れ
る電流IM を図2(G)に示すような連続的な正弦波
形とすることができる。また、簡単な構成により安価な
モータ制御装置が実現できる。
【0045】次に、図4を参照して本発明に係るその他
の実施例を説明する。
【0046】本実施例は、トランジスタQ7,Q9のベ
ース電流を供給するベース電流供給手段とてコンデンサ
C1,C3を用いて構成したことを特徴とする。
【0047】すなわち、ダイオード25と並列にコンデ
ンサC1を接続し、ダイオード29と並列にコンデンサ
C3を接続している。このコンデンサC1は交流電源P
Wの正の半周期において、チョッピング回路1のトラン
ジスタQ1がオンしているときに充電し、トランジスタ
Q1がオフしたときに放電してこの放電電流を抵抗R7
を介してトランジスタQ7のベースへ供給する。同様に
、コンデンサC3は交流電源PWの負の半周期において
、チョッピング回路1のトランジスタQ1がオンしてい
るときに充電し、トランジスタQ1がオフしたときに放
電してこの放電電流を抵抗R9を介してトランジスタQ
9のベースへ供給する。
【0048】尚、上記以外の回路構成については図3に
示した実施例と同様であり、同一番号を付して詳細な説
明を省略する。
【0049】以上のごとく図4に示す実施例は交流負荷
に逆起電力が発生する場合であっても、簡単な構成によ
り省電力化を図りつつ、滑らかな回転を持続させること
ができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本願第1の発明によ
れば、ベース電流供給手段がチョッピング手段と並列に
接続され、当該チョッピング手段のオフ時にフライホイ
ルトランジスタのベース電流を供給し、交流負荷の逆起
電力による電流をフライホイル回路を介して当該交流負
荷へ還流させるように構成したので、フライホイルトラ
ンジスタを飽和状態で動作させることができ、簡単な構
成により省電力化を図ることができる。
【0051】また、本願第2の発明によれば、ベース電
流供給手段をチョッピング手段と並列に接続し、当該チ
ョッピング手段のオフ時にフライホイルトランジスタへ
ベース電流を供給すると共に、チョッピング手段のオフ
時に発生する交流負荷の逆起電力による電流をフライホ
イルトランジスタを介して交流負荷へ還流させるように
構成したので、簡単な構成により安価なモータ制御装置
を提供することができる。
【0052】また、本願第3発明によれば、ベース電流
供給手段をフライホイルトランジスタのコレクタ〜エミ
ッタ間と並列に接続し、チョッピング手段のオン時に充
電し、当該チョッピング手段のオフ時に放電してフライ
ホイルトランジスタのベース電流を供給すると共に、チ
ョッピング手段のオフ時に発生する交流負荷の逆起電力
による電流をフライホイルトランジスタを介して交流負
荷へ還流させるように構成したので、簡単な構成により
省電力化を図りつつ、交流負荷に逆起電力が発生する場
合であっても滑らかな回転を持続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の回路図である。
【図2】図1に示した実施例の各部の信号波形図である
【図3】本発明に係る他の実施例の回路図である。
【図4】本発明に係るその他の実施例の回路図である。
【図5】従来例の回路図である。
【図6】図5に示した従来例の各部の信号波形図である
【図7】図5を改良した従来例の回路図である。
【図8】図7に示した従来例の各部の信号波形図である
【図9】他の従来例の回路図である。
【図10】図10に示した従来例の各部の信号波形図で
ある。
【図11】その他の従来例の回路図である。
【図12】図11に示した従来例の各部の信号波形図で
ある。
【図13】図11の負荷とその周辺部を示した説明図で
ある。
【符号の説明】
1  チョッピング回路 Q3  フライホイルトランジスタ Q5  フライホイルトランジスタ Q7  フライホイルトランジスタ Q9  フライホイルトランジスタ D7  ダイオード D9  ダイオード D21  フライホイルダイオード D22  フライホイルダイオード R1  抵抗 C1  コンデンサ C3  コンデンサ M  モータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フライホイルトランジスタと、このフライ
    ホイルトランジスタのコレクタ〜エミッタ間と直列に接
    続されるダイオードとを有してインダクタンス成分を有
    する交流負荷と並列に接続されるフライホイル回路と、
    交流電源をチョッピングし、このチョッピングした電源
    を前記インダクタンス成分を有する交流負荷へ供給する
    チョッピング手段と、このチョッピング手段と並列に接
    続され、当該チョッピング手段のオフ時に前記フライホ
    イルトランジスタのベース電流を供給するベース電流供
    給手段と、を有して前記チョッピング手段のオフ時に発
    生する前記インダクタンス成分を有する交流負荷の逆起
    電力による電流を前記フライホイル回路を介して当該イ
    ンダクタンス成分を有する交流負荷へ還流させることを
    特徴とする交流負荷制御装置。
  2. 【請求項2】インダクタンス成分を有する交流負荷に対
    してコレクタ〜エミッタ間が直列に接続されるフライホ
    イルトランジスタと、交流電源をチョッピングし、この
    チョッピングした電源を前記フライホイルトランジスタ
    を介してインダクタンス成分を有する交流負荷へ供給す
    るチョッピング手段と、このチョッピング手段と並列に
    接続され、当該チョッピング手段のオフ時に前記フライ
    ホイルトランジスタのベース電流を供給するベース電流
    供給手段と、前記チョッピング手段のオフ時に発生する
    前記インダクタンス成分を有する交流負荷の逆起電力に
    よる電流を前記フライホイルトランジスタを介して当該
    インダクタンス成分を有する交流負荷へ還流させるフラ
    イホイルダイオードと、を有することを特徴とする交流
    負荷制御装置。
  3. 【請求項3】インダクタンス成分を有する交流負荷に対
    してコレクタ〜エミッタ間が直列に接続されるフライホ
    イルトランジスタと、交流電源をチョッピングし、この
    チョッピングした電源を前記フライホイルトランジスタ
    を介してインダクタンス成分を有する交流負荷へ供給す
    るチョッピング手段と、前記フライホイルトランジスタ
    のコレクタ〜エミッタ間と並列に接続され、前記チョッ
    ピング手段のオン時に充電し、当該チョッピング手段の
    オフ時に放電してフライホイルトランジスタのベース電
    流を供給するベース電流供給手段と、前記チョッピング
    手段のオフ時に発生する前記インダクタンス成分を有す
    る交流負荷の逆起電力による電流を前記フライホイルト
    ランジスタを介して当該インダクタンス成分を有する交
    流負荷へ還流させるフライホイルダイオードと、を有す
    ることを特徴とする交流負荷制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2747522A1 (fr) * 1996-04-12 1997-10-17 Francoise Mirabella Procede et dispositif d'alimentation d'un moteur a courant continu

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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