JPH04316776A - 電動弁 - Google Patents
電動弁Info
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- JPH04316776A JPH04316776A JP8399591A JP8399591A JPH04316776A JP H04316776 A JPH04316776 A JP H04316776A JP 8399591 A JP8399591 A JP 8399591A JP 8399591 A JP8399591 A JP 8399591A JP H04316776 A JPH04316776 A JP H04316776A
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- gear
- stopper
- valve body
- valve
- rotation
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 7
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 abstract description 9
- 230000002950 deficient Effects 0.000 abstract 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 11
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
- Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、自動車の空調
システム、給湯器の流量調整弁、冷凍システムの膨張弁
等に用いられる電動弁に関するものである。
システム、給湯器の流量調整弁、冷凍システムの膨張弁
等に用いられる電動弁に関するものである。
【0003】
【従来の技術】図8に従来の電動弁を示す。この電動弁
は、バルブボディ11に流体管路12,13の途中に位
置する弁座部14が設けられ、この弁座部14に対向し
て弁体15が接離自在に設けられ、この弁体15を接離
方向に駆動する推進軸16が、ギアケース17のカバー
18と嵌合する非円形断面の回転規制部19により回転
を規制されており、この推進軸16にギア21a ,2
1b ,21c からなるギア列21の最終ギア21c
が螺合され、このギア列21の最初のギア21a に
、電動モータ22の駆動軸23が一体に嵌着されている
。
は、バルブボディ11に流体管路12,13の途中に位
置する弁座部14が設けられ、この弁座部14に対向し
て弁体15が接離自在に設けられ、この弁体15を接離
方向に駆動する推進軸16が、ギアケース17のカバー
18と嵌合する非円形断面の回転規制部19により回転
を規制されており、この推進軸16にギア21a ,2
1b ,21c からなるギア列21の最終ギア21c
が螺合され、このギア列21の最初のギア21a に
、電動モータ22の駆動軸23が一体に嵌着されている
。
【0004】そうして、この種の電動弁は、制御精度を
上げるために、電動モータ22の回転をギア列21にて
複数段に減速し、最終ギア21c の回転運動をこの最
終ギア21c と螺合するねじや螺旋形状を有する推進
軸16にて直進運動に変換し、弁体15の開度を調整し
ている。
上げるために、電動モータ22の回転をギア列21にて
複数段に減速し、最終ギア21c の回転運動をこの最
終ギア21c と螺合するねじや螺旋形状を有する推進
軸16にて直進運動に変換し、弁体15の開度を調整し
ている。
【0005】その場合、弁体15の全開および全閉の位
置を規制する手段として、推進軸16にストッパピン2
4を固着し、全開および全閉対応位置に係止部25,2
6を設け、推進軸16の軸方向移動量を規制している。
置を規制する手段として、推進軸16にストッパピン2
4を固着し、全開および全閉対応位置に係止部25,2
6を設け、推進軸16の軸方向移動量を規制している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の推進軸規制
構造によると、ストッパピン24が係止部25,26に
当たって、推進軸16の軸方向移動が規制されると、モ
ータ22から発生し減速ギア列21で増幅されて大きく
なった回転トルクが最終ギア21c と推進軸16との
螺合部27に作用し、この螺合部27にて強力な締付け
摩擦力が発生し、次に電動モータ22を逆転させようと
しても容易に動作しないロック現象が発生している。
構造によると、ストッパピン24が係止部25,26に
当たって、推進軸16の軸方向移動が規制されると、モ
ータ22から発生し減速ギア列21で増幅されて大きく
なった回転トルクが最終ギア21c と推進軸16との
螺合部27に作用し、この螺合部27にて強力な締付け
摩擦力が発生し、次に電動モータ22を逆転させようと
しても容易に動作しないロック現象が発生している。
【0007】そのため、逆転時は、電動モータ22に供
給する電流を増加してロック状態を外す操作を行う必要
がある。この場合、電源回路が複雑となり、さらにモー
タ自体も回転トルクを大きくするため大型のものを使用
している。
給する電流を増加してロック状態を外す操作を行う必要
がある。この場合、電源回路が複雑となり、さらにモー
タ自体も回転トルクを大きくするため大型のものを使用
している。
【0008】また、前記螺合部27に作用する締付け摩
擦力は、ねじのピッチを小さくする程、強く発生するた
め、通常は、かなり大きな特殊ピッチが用いられる。そ
のため、ギア21c の回転当たりの推進軸16の移動
量が大きくなってしまい、流量分解能が荒くなる問題点
もあり、実用的でない。
擦力は、ねじのピッチを小さくする程、強く発生するた
め、通常は、かなり大きな特殊ピッチが用いられる。そ
のため、ギア21c の回転当たりの推進軸16の移動
量が大きくなってしまい、流量分解能が荒くなる問題点
もあり、実用的でない。
【0009】さらに、前記弁体15の開度を変更する場
合は、構造上、係止部25,26の位置を容易に変更で
きず、また、弁体15の開度を大きく設定する場合は、
係止部25,26間の高さ寸法が大きくなり、この電動
弁が大型になってしまう問題もある。
合は、構造上、係止部25,26の位置を容易に変更で
きず、また、弁体15の開度を大きく設定する場合は、
係止部25,26間の高さ寸法が大きくなり、この電動
弁が大型になってしまう問題もある。
【0010】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、全開弁状態または全閉弁状態においてギアと推進
軸との螺合部にて締付け摩擦力が発生しないようにして
、この螺合部でのロック現象の発生による逆転時の弊害
を除き、さらに流量分解能を向上させ、また弁体の開度
に関連する問題を解決することを目的とするものである
。
ので、全開弁状態または全閉弁状態においてギアと推進
軸との螺合部にて締付け摩擦力が発生しないようにして
、この螺合部でのロック現象の発生による逆転時の弊害
を除き、さらに流量分解能を向上させ、また弁体の開度
に関連する問題を解決することを目的とするものである
。
【0011】〔発明の構成〕
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
、流体管路12,13の途中に位置する弁座部14が設
けられたバルブボディ11と、このバルブボディ11の
弁座部14に対向して接離自在に設けられた弁体15と
、回転を規制され前記弁体15を接離方向に駆動する推
進軸16と、この推進軸16に螺合されたギア21c
を有するギア列21と、このギア列21を駆動する電動
モータ22とから成る電動弁において、前記ギア列21
にて相互に噛合する二つのギア21b ,21c の周
縁部に、相互に対向されたときのみ係合してギア列21
の回転を規制するストッパ41,42がそれぞれ設けら
れた電動弁である。
、流体管路12,13の途中に位置する弁座部14が設
けられたバルブボディ11と、このバルブボディ11の
弁座部14に対向して接離自在に設けられた弁体15と
、回転を規制され前記弁体15を接離方向に駆動する推
進軸16と、この推進軸16に螺合されたギア21c
を有するギア列21と、このギア列21を駆動する電動
モータ22とから成る電動弁において、前記ギア列21
にて相互に噛合する二つのギア21b ,21c の周
縁部に、相互に対向されたときのみ係合してギア列21
の回転を規制するストッパ41,42がそれぞれ設けら
れた電動弁である。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
電動弁において、ストッパ41,42の少なくとも衝突
部分が緩衝部材41b ,42bにより形成されたもの
である。
電動弁において、ストッパ41,42の少なくとも衝突
部分が緩衝部材41b ,42bにより形成されたもの
である。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の電動弁において、相互に噛合する二つのギア2
1b ,21c の少なくとも一方の周縁部に沿って複
数の孔72,73が設けられ、この複数の孔72,73
にピン状のストッパ41,42が選択的に嵌着されたも
のである。
2記載の電動弁において、相互に噛合する二つのギア2
1b ,21c の少なくとも一方の周縁部に沿って複
数の孔72,73が設けられ、この複数の孔72,73
にピン状のストッパ41,42が選択的に嵌着されたも
のである。
【0015】
【作用】請求項1に記載の発明は、相互に噛合する二つ
のギア21b ,21c に設けられたストッパ41,
42がギアの回転途中で衝突することにより、ギア21
c の回転が停止され、推進軸16の移動が停止され、
弁体15が全開弁状態または全閉弁状態となる。ギア2
1b ,21c の歯数、ストッパ41,42の位置お
よび数等により決まる回転数だけギア21b ,21c
が逆方向に回転すると、両方のストッパ41,42が
再び衝突してギア21c の回転が止められる。このと
き、電動モータ22から発生した回転トルクは、二つの
ギア21b ,21c に設けられたストッパ41,4
2間で係止され、ギア21c と推進軸16との螺合部
27まで伝達されないので、この螺合部27での締付け
摩擦力の発生はなく、したがって、推進軸16の小さな
ねじピッチにより、流量分解能を精度良くすることがで
きる。
のギア21b ,21c に設けられたストッパ41,
42がギアの回転途中で衝突することにより、ギア21
c の回転が停止され、推進軸16の移動が停止され、
弁体15が全開弁状態または全閉弁状態となる。ギア2
1b ,21c の歯数、ストッパ41,42の位置お
よび数等により決まる回転数だけギア21b ,21c
が逆方向に回転すると、両方のストッパ41,42が
再び衝突してギア21c の回転が止められる。このと
き、電動モータ22から発生した回転トルクは、二つの
ギア21b ,21c に設けられたストッパ41,4
2間で係止され、ギア21c と推進軸16との螺合部
27まで伝達されないので、この螺合部27での締付け
摩擦力の発生はなく、したがって、推進軸16の小さな
ねじピッチにより、流量分解能を精度良くすることがで
きる。
【0016】請求項2に記載の発明は、相互に噛合する
二つのギア21b ,21c に設けられたストッパ4
1,42が互いに衝突する際の振動および衝撃音の発生
が、緩衝部材41b,42b により防止される。
二つのギア21b ,21c に設けられたストッパ4
1,42が互いに衝突する際の振動および衝撃音の発生
が、緩衝部材41b,42b により防止される。
【0017】請求項3に記載の発明は、複数の孔72,
73に嵌着されるストッパ41,42の位置または数を
選択することにより、規制される回転数を調整する。
73に嵌着されるストッパ41,42の位置または数を
選択することにより、規制される回転数を調整する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図1乃至図7に示される実施
例を参照して詳細に説明する。なお、図8の従来例と同
様の部分には同一符号を付する。
例を参照して詳細に説明する。なお、図8の従来例と同
様の部分には同一符号を付する。
【0019】図1(A)に示されるように、この電動弁
は、バルブボディ11に流体管路12,13の途中に位
置する弁座部14が設けられ、この弁座部14に対向し
て弁体15が接離自在に設けられ、この弁体15を接離
方向に駆動する推進軸16が、ギアケース17のカバー
18と嵌合する非円形断面の回転規制部19により回転
を規制されている。
は、バルブボディ11に流体管路12,13の途中に位
置する弁座部14が設けられ、この弁座部14に対向し
て弁体15が接離自在に設けられ、この弁体15を接離
方向に駆動する推進軸16が、ギアケース17のカバー
18と嵌合する非円形断面の回転規制部19により回転
を規制されている。
【0020】この推進軸16の上部には螺合部27が形
成され、この螺合部27にギア21a ,21b,21
c からなるギア列21の最終ギア21c が螺合され
、そして、このギア列21の最初のギア21a に、電
動モータ22の駆動軸23が一体に嵌着されている。ギ
ア列21の中間ギア21b は、シャフト28により前
記ギアケース17とカバー18との間に回転自在に軸支
され、ギア21a ,21c と噛合している。
成され、この螺合部27にギア21a ,21b,21
c からなるギア列21の最終ギア21c が螺合され
、そして、このギア列21の最初のギア21a に、電
動モータ22の駆動軸23が一体に嵌着されている。ギ
ア列21の中間ギア21b は、シャフト28により前
記ギアケース17とカバー18との間に回転自在に軸支
され、ギア21a ,21c と噛合している。
【0021】前記推進軸16の下部には弁室31の内部
で上下動される弁体保持部32が一体に設けられ、この
弁体保持部32により前記弁体15が軸方向摺動自在に
保持され、スプリング33により下方へ押付けられてい
る。弁体15を下降した時にこのスプリング33が圧縮
されて確実な閉弁状態が得られる。
で上下動される弁体保持部32が一体に設けられ、この
弁体保持部32により前記弁体15が軸方向摺動自在に
保持され、スプリング33により下方へ押付けられてい
る。弁体15を下降した時にこのスプリング33が圧縮
されて確実な閉弁状態が得られる。
【0022】さらに、前記バルブボディ11と前記ギア
ケース17との間にはホルダ34が介在されており、こ
のホルダ34とバルブボディ11との間および推進軸1
6との間に設けられたOリング35,36により、バル
ブボディ11の弁室31が気密または液密に保たれてい
る。
ケース17との間にはホルダ34が介在されており、こ
のホルダ34とバルブボディ11との間および推進軸1
6との間に設けられたOリング35,36により、バル
ブボディ11の弁室31が気密または液密に保たれてい
る。
【0023】図1(A)および(B)に示されるように
、前記ギア列21にて相互に噛合する二つのギア21b
,21c の周縁部の上面には、回転途中で相互に対
向されたときのみ係合してギア列の回転を規制するスト
ッパ41,42がそれぞれ一体に設けられている。
、前記ギア列21にて相互に噛合する二つのギア21b
,21c の周縁部の上面には、回転途中で相互に対
向されたときのみ係合してギア列の回転を規制するスト
ッパ41,42がそれぞれ一体に設けられている。
【0024】次に、図2を参照してギア列での回転規制
の原理を説明する。
の原理を説明する。
【0025】具体例として、中間ギア21b の歯数Z
b を35枚、最終ギア21c の歯数Zc を56枚
とした場合、Aに示されるようにストッパ41,42が
互いに衝突された位置にギア21b ,21c を設置
すれば、ギアを矢印方向に逆回転(Bで最終ギア21c
を1回転、Cで最終ギア21c を2回転、Dで最終
ギア21c を3回転、Eで最終ギア21c を4回転
、Fで最終ギア21c を5回転)させると、両方のギ
ア21b ,21c の最小公倍数すなわち歯数の28
0枚目にて、Fに示されるようにストッパ41,42が
再び衝突することになる。
b を35枚、最終ギア21c の歯数Zc を56枚
とした場合、Aに示されるようにストッパ41,42が
互いに衝突された位置にギア21b ,21c を設置
すれば、ギアを矢印方向に逆回転(Bで最終ギア21c
を1回転、Cで最終ギア21c を2回転、Dで最終
ギア21c を3回転、Eで最終ギア21c を4回転
、Fで最終ギア21c を5回転)させると、両方のギ
ア21b ,21c の最小公倍数すなわち歯数の28
0枚目にて、Fに示されるようにストッパ41,42が
再び衝突することになる。
【0026】この歯数280枚目は、回転数に換算する
と、中間ギア21b が8回転、最終ギア21c が5
回転することになる。すなわち、中間ギア21b が8
回転したとき、最終ギア21c が5回転して、この最
終ギア21c と螺合する推進軸16に所定の軸方向ス
トロークが得られることになる。
と、中間ギア21b が8回転、最終ギア21c が5
回転することになる。すなわち、中間ギア21b が8
回転したとき、最終ギア21c が5回転して、この最
終ギア21c と螺合する推進軸16に所定の軸方向ス
トロークが得られることになる。
【0027】下記の表1に、ギア回転数とギア21b
,21c の進み歯数との関係を示す。
,21c の進み歯数との関係を示す。
【0028】
【表1】
【0029】次に、図1および図2に示される実施例の
作用を説明する。
作用を説明する。
【0030】図2Aに示されるように中間ギア21b
のストッパ41と最終ギア21c のストッパ42とが
相互に当接された状態では、図1Aに示されるように最
終ギア21c に螺合している推進軸16の一端部に内
設されている弁体15は、スプリング33の荷重にて弁
座部14に当接されて閉弁状態となっている。
のストッパ41と最終ギア21c のストッパ42とが
相互に当接された状態では、図1Aに示されるように最
終ギア21c に螺合している推進軸16の一端部に内
設されている弁体15は、スプリング33の荷重にて弁
座部14に当接されて閉弁状態となっている。
【0031】電動モータ22により最初のギア21a
が図1Bにて反時計方向に回転されると、このギア21
a から中間ギア21b を経て最終ギア21c に回
転が減速伝達され、この最終ギア21c の回転運動は
螺合部27により推進軸16の直進運動に変換され、推
進軸16は上方へ移動し、弁体15は開弁動作される。
が図1Bにて反時計方向に回転されると、このギア21
a から中間ギア21b を経て最終ギア21c に回
転が減速伝達され、この最終ギア21c の回転運動は
螺合部27により推進軸16の直進運動に変換され、推
進軸16は上方へ移動し、弁体15は開弁動作される。
【0032】そして、図2Fで示されるように最終ギア
21c が5回転したところで、中間ギア21b のス
トッパ41と最終ギア21c のストッパ42とが再び
衝突して最終ギア21cの回転が止められ、弁体15は
全開状態で停止される。
21c が5回転したところで、中間ギア21b のス
トッパ41と最終ギア21c のストッパ42とが再び
衝突して最終ギア21cの回転が止められ、弁体15は
全開状態で停止される。
【0033】このようにして、中間ギア21b のスト
ッパ41と最終ギア21c のストッパ42とにより、
弁体15の全開状態および全閉状態が規制される。
ッパ41と最終ギア21c のストッパ42とにより、
弁体15の全開状態および全閉状態が規制される。
【0034】次に、前記説明では、最終ギア21c の
最大回転数が5回転であるが、ストッパの数および位置
を変更することにより、最大回転数内で任意に最終ギア
21c の回転数を設定できる。
最大回転数が5回転であるが、ストッパの数および位置
を変更することにより、最大回転数内で任意に最終ギア
21c の回転数を設定できる。
【0035】例えば、図3および図4にて、一つのギア
に複数個のストッパを用いることにより、任意の回転数
を設定することができる例を説明する。
に複数個のストッパを用いることにより、任意の回転数
を設定することができる例を説明する。
【0036】図3Aに示されるように、中間ギア21b
にストッパ41とともに,このストッパ41から歯数
56枚目の位置にストッパ43を設けることにより、B
に示されるように最終ギア21c (歯数56枚)を1
回転で係止することができる。
にストッパ41とともに,このストッパ41から歯数
56枚目の位置にストッパ43を設けることにより、B
に示されるように最終ギア21c (歯数56枚)を1
回転で係止することができる。
【0037】また、図4Aに示されるように、中間ギア
21b にストッパ41とともに,このストッパ41か
ら歯数112枚目の位置にストッパ44を設けることに
より、最終ギア21c (歯数56枚)を2回転(Bで
最終ギア21c を1回転、Cで最終ギア21c を2
回転)で係止することができる。
21b にストッパ41とともに,このストッパ41か
ら歯数112枚目の位置にストッパ44を設けることに
より、最終ギア21c (歯数56枚)を2回転(Bで
最終ギア21c を1回転、Cで最終ギア21c を2
回転)で係止することができる。
【0038】なお、以上の具体例では、中間ギア21b
の歯数Zb を35枚、最終ギア21c の歯数Zc
を56枚として説明したが、中間ギア21b の歯数
Zb と、最終ギア21cの歯数Zc とを選択して組
合わせることにより、最終ギア21c の最大回転数も
任意に設定できる。
の歯数Zb を35枚、最終ギア21c の歯数Zc
を56枚として説明したが、中間ギア21b の歯数
Zb と、最終ギア21cの歯数Zc とを選択して組
合わせることにより、最終ギア21c の最大回転数も
任意に設定できる。
【0039】次に、図5は弁構造が異なる本発明の他の
実施例を示す。
実施例を示す。
【0040】この図5において、ギア列21による駆動
機構は、図1に示されたものと同様であるから、その説
明は省略する。バルブボディ11の上部に一体的に設け
られたガイド51と、弁軸52に嵌着されたリテーナ5
3との間に設けられた圧縮スプリング54の反発力によ
って、弁軸52の下部にワッシャ55,56により取付
けられている弁体15が、対向する弁座部14に当接さ
れ、閉弁状態が保たれている。
機構は、図1に示されたものと同様であるから、その説
明は省略する。バルブボディ11の上部に一体的に設け
られたガイド51と、弁軸52に嵌着されたリテーナ5
3との間に設けられた圧縮スプリング54の反発力によ
って、弁軸52の下部にワッシャ55,56により取付
けられている弁体15が、対向する弁座部14に当接さ
れ、閉弁状態が保たれている。
【0041】さらに、弁室31の上部はダイアフラム5
7により密閉されている。このダイアフラム57の外周
縁はプレート58とホルダ59とにより挟持され、ダイ
アフラム57の内周部はダイアフラム押え60によって
弁軸52の凹溝61に嵌着されている。
7により密閉されている。このダイアフラム57の外周
縁はプレート58とホルダ59とにより挟持され、ダイ
アフラム57の内周部はダイアフラム押え60によって
弁軸52の凹溝61に嵌着されている。
【0042】そうして、前記ダイアフラム57の受圧面
積は、弁体15の受圧面積と等しく設定されているので
、流体管路12より弁室31に流入した流体の圧力は、
ダイアフラム57と弁体15とで相殺される。したがっ
て、弱いスプリング54の荷重でも弁体15を閉じるこ
とができる。
積は、弁体15の受圧面積と等しく設定されているので
、流体管路12より弁室31に流入した流体の圧力は、
ダイアフラム57と弁体15とで相殺される。したがっ
て、弱いスプリング54の荷重でも弁体15を閉じるこ
とができる。
【0043】このため、推進軸16に加わるスラスト荷
重はスプリング54の弱い荷重のみであるから、最終ギ
ア21c と推進軸16との螺合部27に加わる力は小
さく、この点でも螺合部27に締付け摩擦力が発生しに
くい。
重はスプリング54の弱い荷重のみであるから、最終ギ
ア21c と推進軸16との螺合部27に加わる力は小
さく、この点でも螺合部27に締付け摩擦力が発生しに
くい。
【0044】次に、図6は、少なくとも衝突部分が緩衝
部材により形成されたストッパを示すものである。
部材により形成されたストッパを示すものである。
【0045】図6AおよびBは、中間ギア21b にス
トッパ本体41aを一体に設けるとともに、このストッ
パ本体41a の外周面にゴム管等の緩衝部材41b
を固着し、同様に、最終ギア21c にストッパ本体4
2a を一体に設けるとともに、このストッパ本体42
a の外周面にゴム管等の緩衝部材42b を固着した
ものである。
トッパ本体41aを一体に設けるとともに、このストッ
パ本体41a の外周面にゴム管等の緩衝部材41b
を固着し、同様に、最終ギア21c にストッパ本体4
2a を一体に設けるとともに、このストッパ本体42
a の外周面にゴム管等の緩衝部材42b を固着した
ものである。
【0046】そうして、相互に噛合する二つのギア21
b ,21c に設けられたストッパ41,42が互い
に衝突する際の振動および衝撃音の発生が、前記緩衝部
材41b ,42b により防止される。
b ,21c に設けられたストッパ41,42が互い
に衝突する際の振動および衝撃音の発生が、前記緩衝部
材41b ,42b により防止される。
【0047】図6Cは、ゴム等の緩衝部材により成形さ
れたストッパ42c を、ギア21c のストッパ嵌着
溝71に挿着した例を示すものである。
れたストッパ42c を、ギア21c のストッパ嵌着
溝71に挿着した例を示すものである。
【0048】次に、図7は、相互に噛合する二つのギア
21b ,21cの周縁部に沿って複数の孔72,73
が設けられ、この孔72,73にピン状のストッパ41
,42が選択的に嵌着されるものである。なお、この複
数の孔72,73は、相互に噛合する二つのギア21b
,21c の一方のみに設けてもよい。
21b ,21cの周縁部に沿って複数の孔72,73
が設けられ、この孔72,73にピン状のストッパ41
,42が選択的に嵌着されるものである。なお、この複
数の孔72,73は、相互に噛合する二つのギア21b
,21c の一方のみに設けてもよい。
【0049】そうして、複数の孔72,73の中から回
転規制量に応じた孔を選択し、この孔72,73に挿着
されるストッパ41,42の位置または数を選択するこ
とにより、規制される最終ギア21c の回転数や、両
ストッパ41,42が衝突するギア位置を調整する。
転規制量に応じた孔を選択し、この孔72,73に挿着
されるストッパ41,42の位置または数を選択するこ
とにより、規制される最終ギア21c の回転数や、両
ストッパ41,42が衝突するギア位置を調整する。
【0050】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、弁体の
推進軸とギアとの螺合部より駆動側にて、相互に噛合す
る二つのギアの周縁部に回転を規制するストッパが設け
られたから、従来問題となっていた前記螺合部の締付け
摩擦力による逆転時の作動不良といった欠点がなくなり
、電動モータの小型化およびコストダウンを図ることが
でき、電源回路も単純化でき、さらに前記螺合部のねじ
ピッチを小さくできるため高精度の流量分解能が得られ
る。
推進軸とギアとの螺合部より駆動側にて、相互に噛合す
る二つのギアの周縁部に回転を規制するストッパが設け
られたから、従来問題となっていた前記螺合部の締付け
摩擦力による逆転時の作動不良といった欠点がなくなり
、電動モータの小型化およびコストダウンを図ることが
でき、電源回路も単純化でき、さらに前記螺合部のねじ
ピッチを小さくできるため高精度の流量分解能が得られ
る。
【0051】請求項2に記載の発明によれば、ストッパ
の少なくとも衝突部分が緩衝部材により形成されたから
、ストッパ間の衝突時に起こる振動および衝撃音の発生
を、この緩衝部材により防止できる。
の少なくとも衝突部分が緩衝部材により形成されたから
、ストッパ間の衝突時に起こる振動および衝撃音の発生
を、この緩衝部材により防止できる。
【0052】請求項3に記載の発明によれば、相互に噛
合する二つのギアの少なくとも一方の周縁部に沿って複
数の孔が設けられ、この複数の孔にピン状のストッパが
選択的に嵌着されたから、このストッパの位置および数
を容易に変更、選定でき、ギアの規制回転数すなわち弁
開度を自由に設定でき、しかも、弁全体の高さ寸法を変
更する必要もないから、この種の電動弁の小型化が可能
となる。
合する二つのギアの少なくとも一方の周縁部に沿って複
数の孔が設けられ、この複数の孔にピン状のストッパが
選択的に嵌着されたから、このストッパの位置および数
を容易に変更、選定でき、ギアの規制回転数すなわち弁
開度を自由に設定でき、しかも、弁全体の高さ寸法を変
更する必要もないから、この種の電動弁の小型化が可能
となる。
【図1】Aは本発明の一実施例を示す電動弁の断面図で
あり、Bはそのギア列の平面図である。
あり、Bはそのギア列の平面図である。
【図2】同上ギア列に設けられたストッパの一連の動作
を示すギアの平面図である。
を示すギアの平面図である。
【図3】同上ストッパの数を増やすことにより最終ギア
が1回転で停止される例を示すギアの平面図である。
が1回転で停止される例を示すギアの平面図である。
【図4】同上ストッパの位置を変更することにより最終
ギアが2回転で停止される例を示すギアの平面図である
。
ギアが2回転で停止される例を示すギアの平面図である
。
【図5】本発明の他の実施例を示す電動弁の断面図であ
る。
る。
【図6】Aは本発明に係るストッパに緩衝部材が適用さ
れた例を示すギアの斜視図であり、Bはその要部の断面
図であり、Cはその変形例である。
れた例を示すギアの斜視図であり、Bはその要部の断面
図であり、Cはその変形例である。
【図7】本発明に係るストッパの取付位置が容易に変更
できる例を示すギアの斜視図である。
できる例を示すギアの斜視図である。
【図8】従来の電動弁を示す断面図である。
11 バルブボディ
12,13 流体管路
14 弁座部
15 弁体
16 推進軸
21 ギア列
21b ,21c ギア
22 電動モータ
41,42 ストッパ
41b ,42b 緩衝部材
72,73 孔
Claims (3)
- 【請求項1】 流体管路の途中に位置する弁座部が設
けられたバルブボディと、このバルブボディの弁座部に
対向して接離自在に設けられた弁体と、回転を規制され
前記弁体を接離方向に駆動する推進軸と、この推進軸に
螺合されたギアを有するギア列と、このギア列を駆動す
る電動モータとから成る電動弁において、前記ギア列に
て相互に噛合する二つのギアの周縁部に、相互に対向さ
れたときのみ係合してギア列の回転を規制するストッパ
がそれぞれ設けられたことを特徴とする電動弁。 - 【請求項2】 ストッパの少なくとも衝突部分が緩衝
部材により形成されたことを特徴とする請求項1記載の
電動弁。 - 【請求項3】 相互に噛合する二つのギアの少なくと
も一方の周縁部に沿って複数の孔が設けられ、この複数
の孔にピン状のストッパが選択的に嵌着されたことを特
徴とする請求項1または2記載の電動弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3083995A JP2553253B2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 電動弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3083995A JP2553253B2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 電動弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04316776A true JPH04316776A (ja) | 1992-11-09 |
JP2553253B2 JP2553253B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=13818117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3083995A Expired - Fee Related JP2553253B2 (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 電動弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2553253B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007112407A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Hyundai Motor Co Ltd | 可変ステアリングラックシステム |
JP2008256031A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Kitz Corp | バルブ用アクチュエータ |
CN102444727A (zh) * | 2010-10-11 | 2012-05-09 | 徐秉朗 | 循环切换阀 |
CN111022732A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-04-17 | 浙江浙远益茂阀门有限公司 | 基于物联网的阀门智能管控系统 |
-
1991
- 1991-04-16 JP JP3083995A patent/JP2553253B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007112407A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Hyundai Motor Co Ltd | 可変ステアリングラックシステム |
JP2008256031A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Kitz Corp | バルブ用アクチュエータ |
CN102444727A (zh) * | 2010-10-11 | 2012-05-09 | 徐秉朗 | 循环切换阀 |
CN111022732A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-04-17 | 浙江浙远益茂阀门有限公司 | 基于物联网的阀门智能管控系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2553253B2 (ja) | 1996-11-13 |
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