JPH0431604B2 - - Google Patents

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JPH0431604B2
JPH0431604B2 JP4508087A JP4508087A JPH0431604B2 JP H0431604 B2 JPH0431604 B2 JP H0431604B2 JP 4508087 A JP4508087 A JP 4508087A JP 4508087 A JP4508087 A JP 4508087A JP H0431604 B2 JPH0431604 B2 JP H0431604B2
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voltage
equal
circuit
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/16Modifications for eliminating interference voltages or currents
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/0038Circuits for comparing several input signals and for indicating the result of this comparison, e.g. equal, different, greater, smaller (comparing pulses or pulse trains according to amplitude)
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/165Indicating that current or voltage is either above or below a predetermined value or within or outside a predetermined range of values
    • G01R19/16566Circuits and arrangements for comparing voltage or current with one or several thresholds and for indicating the result not covered by subgroups G01R19/16504, G01R19/16528, G01R19/16533
    • G01R19/16576Circuits and arrangements for comparing voltage or current with one or several thresholds and for indicating the result not covered by subgroups G01R19/16504, G01R19/16528, G01R19/16533 comparing DC or AC voltage with one threshold
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/30Modifications for providing a predetermined threshold before switching

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、比較器回路に、更に詳しくは動作
電圧線路の一方と相違する即ちそれに近い比較的
小さな電圧を検知する比較器回路に関するもので
ある。 〔発明の背景〕 多くの用途において、電子的スイツチによつて
駆動電圧源を負荷に選択的に結合させることが必
要である。しかし、多くの自動車用の場合のよう
に非常に大きな過渡的変化(トランジエント)に
遭遇することのある電圧源の場合には問題があ
る。たとえば、車載蓄電池および(または)電圧
調整器から供給される公称12ボルトの電圧は正方
向および負方向の非常に大きな過渡的変化(電圧
変化)にさらされる。この応用面で特に注意すべ
きものは、大きな負方向の過渡的変化であつて、
これは公称電圧のレベルを実質的に12ボルト以下
にそして負(すなわち0ボルトより低い値)にま
で低下させることがある。入力電圧が所定のレベ
ルよりも低い値に低下すると、負荷をこの入力電
圧源から分離または切離して負荷の適切な動作を
維持して、負荷が損傷を受けないようにすること
すなわち負荷に逆方向電流が流れないようにする
ことが必要であり、かつ望ましいことである。 しかし、スイツチを切りかつ出力負荷を入力電
圧源から切離すことは、重大な問題が伴う。たと
えば、このスイツチは、通常ターンオンされると
比較的正の電圧源から負荷に普通の電流を流すよ
うに設計されているバイポーラ・トランジスタの
様なものである。しかし、このトランジスタ・ス
イツチは両方向に導通し得るものであることを念
頭におかねばならない。すなわち、比較的正の入
力電圧源が負荷両端間の出力電圧に対して負にな
ると、このターンオンされているトランジスタ・
スイツチは正常な方向と逆の方向に電流を導通さ
せ、普通の電流を負荷から電圧源に流通させる。
所定の正常な方向と逆の方向に負荷を駆動する
と、および(または)負荷を通して逆方向に電流
を流すと、および(または)負荷に逆電圧をかけ
ると、それらを阻止する目的ですなわち保護のた
めにこのトランジスタ・スイツチを使用している
その負荷を損傷する可能性がある。 従つて、駆動電圧VINが負荷に加えられる出力
電圧VO以下にいつ下るかを検知することが望ま
しく、また必要になる。更に、電流が逆方向に流
れることを阻止するためには、VINがVO以下に低
下する場合、いつVINがVOと等しくなるかを検知
することも望まれる。しかし、正の(または負
の)電圧線路(たとえば、VINは入力および出力
回路の動作電圧である)と区別できる或いはそれ
に近い小さな電圧(たとえば、VINがVOに等しく
なる時点)を検知することは、非常に困難であ
る。またこの駆動電圧とそれに対応する負荷電圧
が、たとえば+3ボルトから+16ボルトという広
い範囲にわたつて変動する場合には、この検知に
伴う問題は一層深刻になる。 一旦この不良(フオルト)状態(すなわち、
VINがVOと同等またはそれ以下の状態)が検知さ
れると、VINをVOに結合するトランジスタ・スイ
ツチをターンオフさせるのにまた問題が残る。ト
ランジスタ・スイツチをターンオフさせること
は、電圧源と負荷の間に通常大電流を流通させ得
るようにこのトランジスタが非常に低い導通時イ
ンピーダンスを持つている必要がある場合に、困
難になる。トランジスタ・スイツチをターンオフ
させることに伴なうこの問題は、負荷に結合され
る入力電圧VINが通常その負荷に印加される電圧
VOと殆ど等しいといえる程近い値でしかもVIN
レベルがVOと等しいかそれより低い値に低下し
たときにターンオフさせることが望ましいか必要
である場合に、更に厳しくなる。 〔発明の概要〕 この発明による比較器は、たとえば前述のVIN
とVOという様な第1と第2の電圧がそれぞれ印
加される第1と第2の回路点(たとえば、相互間
の小さな電圧差が検出されるような、前述の線
路)を持つている。この比較器は、また、上記第
1と第2の両回路点間に結合されかつ両回路点間
の電圧差にそれぞれ応動する第1と第2の手段を
含んでいる。この第1の手段は、第1の電圧が第
2の電圧よりも増大するとそれに応じて指数関数
的に増大する第1の電流を生成する。第2の手段
は、第1の電圧が第1の電圧を超えて増大すると
指数関数的に増加する第2の電流を生ずる。この
比較器は、また、第1と第2の電流を合成して、
第1と第2の電圧のうちより大きな方に比例する
合成電流を生成する電流ミラー手段も具えてい
る。更にこの比較器は、第1と第2の電流の一方
と同様に指数関数的に増大する電流を発生し、ま
たこの発生した電流を上記合成電流に比例する電
流と加算して比較器の第1出力に、第1の電圧が
第2の電圧より大きいとき1つの値を持ち第1の
電圧が第2の電圧に等しいかそれより小さいとき
別の値を呈する差電流を生成する手段を具えてい
る。 この発明を実施した比較器は、トランジスタ・
スイツチが入力電圧VINを出力端子に結合しかつ
このトランジスタ・スイツチはVINが出力端子の
電圧VO以下に低下したときターンオフされるよ
うな回路に用いて特に有効である。この発明によ
る比較器は、入力電圧と出力電圧とを検知しかつ
その入力電圧と出力電圧の各レベルを表わす電流
を引出す手段を持つている。VOがVINに等しいか
それより大であることを表わす電流状態が生ずる
と、このトランジスタ・スイツチはターンオフさ
れて出力端子に入力電圧を結合しない。こうし
て、トランジスタ・スイツチのターンオフ問題は
この発明を実施した回路を使用して、入力電圧と
出力電圧に比例する両電流を比較し、トランジス
タ・スイツチをこの比較結果の関数として制御す
る手段を利用することにより、解決される。 〔詳細な説明と実施例〕 以下、図面に示す実施例を参照しつゝ詳細に説
明するが、各図を通して同様な参照符号は同等素
子を示すものとする。 第1図の回路は、入力端子11を有し、この端
子にはたとえば車載蓄電池のような電源13から
供給される直流電圧VINが印加される。PNPバイ
ポーラ・トランジスタQ1が、そのエミツタを
0.02オームの電流制限抵抗を介して回路11に、
そのコレクタを出力端子15にそれぞれ接続して
設けられ、出力端子15には出力電圧VOが生成
されまた上記VINによつて給電される負荷が接続
されている。この負荷は、両端間に濾波兼エネル
ギ蓄積キヤパシタCLが接続された抵抗RLで表わ
されている。しかし、この負荷RLは、個別に或
いは同時に給電される様な、種々の素子のうちの
どの様な種類のもの(たとえば、ランプ、DCモ
ータ、集積回路(IC)等)であつてもよい。Q
1は、ダイオード接続されたPNPトランジスタ
Q2、抵抗R1とR2およびNPNトランジスタ
Q3より成るバイアス回路によつて、通常はター
ンオンされている。Q2のエミツタは回路点11
に、またそのベースとコレクタは抵抗R2の一端
に接続されている。抵抗R2の他端は、Q3のベ
ースも接続されている端子17に接続されてい
る。Q3のエミツタは接地され、そのコレクタは
抵抗R1の一端に接続され、この抵抗の他端はQ
1のベースに接続されている。 VINがVOより大きな正常な動作状態では、VIN
が大地電位より2VBEボルト以上正であれば、電
流IR2がQ2のエミツターコレクタ通路と抵抗R
2を介してQ3のベースに流入する。するとQ3
は、Q1のベースからβ・IR2に等しい電流IR1
引出す。そこでQ1は、IR1にその順方向電流利
得を乗じた値に等しい出力電流IOを負荷に流すこ
とができる。正常時には、VINはVOよりも正で、
Q1がターンオンした時入力端子11における電
圧VINは通常端子15における出力電圧VOより0.1
乃至0.8ボルトだけ正である。 第1図の回路は、VINが所定の安全値(たとえ
ば、16ボルト)を超過するとそれを検出する比較
器22と、比較器22の出力信号W1とW2に応
動してVINが上記所定の安全値を超過したときQ
1をターンオフする回路とを持つている。このタ
ーンオフ回路は、エミツターコレクタ通路をQ1
のエミツタとベースの間に接続したPNPトラン
ジスタQ22を具えている。Q22はそのベース
を抵抗R22の一端に接続され、この抵抗の他端
はエミツタを接地したNPNトランジスタQ23
のコレクタに接続されている。トランジスタQ2
3のベース駆動電流はPNPトランジスタQ24
から供給され、このQ24のエミツタはVINに、
ベースはQ2のベースに、コレクタは抵抗R24
の一端にそれぞれ接続されており、抵抗R24の
他端は回路点24でQ23のベースに接続されて
いる。従つてQ24から供給されて回路点24に
流れ込む電流は電流IR2に比例する。回路点24
と17は、それぞれ、超過電圧比較器22のW1
出力とW2出力とに接続されている。比較器22
のW1出力は通常は大地電位またはそれに近い電
位の低クランピング回路点24にあつて、Q23
をターンオフさせそれによりQ22は通常オフで
ある。しかし、VINが規定の限界を超えるとW1
は高になりQ23とQ22のターンオンを可能に
する。するとQ22はQ1のエミツタとベースを
その低いオン状態の通路を介してクランプしQ1
をターンオフする。比較器22のW2出力は通常
高でIR2がQ3のベースに流入し得るようにして
いる。 しかし、前に説明したように、端子11に印加
された電圧VINが端子15のVOであるかVOよりも
負になると、問題が生ずる。VOがVINよりも正で
あると、Q1の通常エミツタとして働く電極e1
と通常Q1のコレクタとして働く電極c1とは役
割が逆転する。そして電極c1とe1はそれぞれ
Q1のエミツタおよびコレクタとして機能し、Q
1の低インピーダンス導通路を介して端子15か
ら端子11に電流が流れる。こうして、VINがVO
より低くなると、Q1がターンオンすれば出力端
子15から端子11に電流を導通させることがで
きる。従つて、如何なる負の過渡的変化も、負荷
回路の動作を停止させ、またその負荷がたとえば
集積回路か一方向のみに安全に電流を流すように
設計された他の負荷回路であればその負荷を損傷
する可能性がある。 VOがVINを超え、かつQ1の電極c1がQ1の
エミツタとして働くとQ1のベース電極はVO
VBEボルトに等しい電圧になることができる。も
しVINがVOよりも充分に低ければ、トランジスタ
Q22の電極c22もエミツタ電極として働き、
そのときQ22は(ターンオフされなければ)端
子15から端子11へと逆向きに電流を通すよう
に働く。従つて、VINがVOより低くなることに伴
つてもしQ1がターンオフされゝば、またQ1が
ターンオフされたとき、Q22も確実にターンオ
フされるようにすることが必要である。 Q1(およびQ22)をターンオフすることの
問題はVINとVOを比較器20内で検出し比較する
ことによつて解決できる。VINがVO以下になれば
必ず、常時ターンオンされているQ1はターンオ
フされ(Q1に対するベース駆動を取除くことに
よつて)それによつて端子15の負荷を端子11
の電圧入力から切り離す。しかし、VOの値がVIN
以下になれば直ちにQ1がターンオン状態に戻る
ことはもち論である。 この発明を実施した比較器回路の単純化した接
続図が第2図に例示されている。この回路は、そ
れぞれエミツタを端子11に接続したPNPバイ
ポーラ・トランジスタQ4,Q6とエミツタを端
子15に接続したPNPバイポーラ・トランジス
タQ5,Q7を持つている。なお特に断り書きの
ない限り、以下の論議の便宜上これらのトランジ
スタは相等しい順方向電流利得を有する(かつ同
じ或いは類似の特性を有する)ものとする。Q
4,Q5,Q6およびQ7のベースは共通のバイ
アス点19に接続されている。電流バイアス用
PNPバイポーラ・トランジスタQ8が、そのエ
ミツタを回路点19に、ベースを回路点21にま
たコレクタを大地に接続する形で設けられてい
る。Q8は、Q4,Q5,Q6およびQ7のベー
スからそれぞれベース電流Ib4,Ib5,Ib6およびIb7
を導出して、そのベース接続を介してより小さな
ベース電流Ib8を回路点21へ戻すように働く。 Q4とQ5のコレクタとQ8のベースはこの回
路点21に抵抗3の一端で接続されている。抵抗
R3の他端はNPNバイポーラ・トランジスタQ
10のコレクタとベースとに接続されると共に
NPNバイポーラ・トランジスタQ11のベース
に接続されている。それぞれエミツタを大地に接
続されたQ10とQ11とは、Q10のコレクタ
を入力としQ11のコレクタを出力とする電流ミ
ラー回路をなすように接続されている。Q11の
寸法はQ10の2分の1に作られているので、同
じベース−エミツタ間電圧が与えられたとき、Q
11はQ10が導通させるコレクタ電流の2分の
1のコレクタ電流を流す。Q11のコレクタは電
流加算点25に接続されており、またこの回路点
25にはQ6のコレクタと、エミツタが接地され
たNPNバイポーラ・トランジスタQ12のベー
スも接続されている。Q7とQ12のコレクタ
は、電流加算点として働く回路点27に接続され
ている。NPNバイポーラ・トランジスタQ13
とQ18のベースはそれぞれ抵抗R13とR18
を介して回路点27に接続されている。Q13と
Q18のエミツタは接地され、またQ13のコレ
クタは回路点17にQ18のコレクタは回路点2
4に接続されている。 次にこの第2図の回路の動作を、(1)VINがVO
りも大きな状態、(2)VOがVINより大きな状態およ
び(3)VINがVOに等しい状態のそれぞれについて検
討する。 先ず、Q1がターンオンされ、端子11におけ
るVINが端子15のVOより大である状態について
見ると、中間点19における電圧V19はVIN
VBEボルトである。このとき、Q4とQ6を介し
て流れる電流はQ5とQ7を介して流れる電流よ
り大である。説明の便宜上、Q5とQ7がターン
オフされQ4とQ6がターンオンされるようVIN
はVOよりも充分に大であるものとする。この様
な条件下では、Q5にはコレクタ電流Ic5が流れ
ずまたQ7にもコレクタ電流Ic7が流れない。し
かし、Q4とQ6はターンオン状態にあり相等し
い電流を流している。Q4のコレクタ電流Ic4
回路点21に流入しまたQ6のコレクタ電流Ic6
回路点25に流れ込む。R3を介して、電流ミラ
ー回路の入力である回路点23に流れ込む電流
IR3はIc4とIb8の和に等しい。しかしIb8は以下説明
するように無視することができる。 Q4のベースから流出するベース電流Ib4はQ4
のコレクタ電流をQ4のβで除した値に等しい。
またQ6のベース電流Ib6Q6のコレクタ電流を
Q6のβで除した値に等しい。Q8のエミツタ電
流Ic8はIb4+Ib6に等しく、またそのベース電流Ib8
は〔Ib4+Ib6〕/(β+1)に等しい。Ib4とIb6
等しいとすれば、Ib8はほゝ(2Ic4)/β2に等し
い。βの値が10より大であるとすれば、Ib8はIc4
に比べて極めて小さく、無視することができる。 それ故、VINがVOより大である場合、Ic4はR3
を流れる電流IR3にほゝ等しい。IR3の値は次式で
表わすことができる。 IR3=(VIN−3VBE)/R3 …(1) こゝで、3VBEはQ4,Q8およびQ10(ま
たはQ11)のVBEを含み、R3は抵抗R3のオ
ーム値である。 この電流IR3は、Q10とQ11の各ベースお
よびQ10のコレクタが接続されている回路点2
3へ流入する。Q11の寸法はQ10の寸法の2
分の1であるからQ11を流れ得るコレクタ電流
Ic11の値はIR3の2分の1で、回路点25から流出
する。Q4とQ6は同様な寸法のものとすれば、
同一バイアス条件では共に同等の電流を通じる。
従つて、上述の状態の場合には、IR3と実質的に
同大の電流Ic6が電流加算点25に流入する。同
時に、IR3の実質的に2分の1の値の電流Ic11が回
路点25から流れ出る。その結果として、(Ic6
Ic11)に等しくかつIR3の2分の1の値を有する正
味ベース電流Ib12がQ12のベースに流入する。
そこでQ12は、回路点27からIb12のベータ倍
のコレクタ電流Ic12を引出すことができる。Q7
はターンオフされているので、Q12は飽和状態
に駆動されてQ13とQ18のベースを、両者を
確実にターンオフ状態に保つ接地電位またはそれ
に近い電位にクランプする。Q13がターンオフ
されていれば、Q2とR2を介して引出される電
流IR2はQ3のベースに直接流入する。この後者
Q3はターンオンされてそのコレクタ電流IR1
Q1のベースから引出され、Q1がオン状態にス
イツチされて確実にVINが負荷に結合されるよう
にする。Q18はターンオフされているので最早
Q22とQ23の導通を制御することはない。Q
18がターンオフされていると、過大電圧比較器
22がQ23のターンオンとターンオフを制御
し、次いでQ23がQ22のターンオンおよびタ
ーンオフを制御する。以上が、VINがVOより大き
い場合のこの回路の正常な動作の説明である。 VINがVOより低くなると、回路点19の電圧は
今度は〔VO−VBE〕ボルトに等しくなり、VO
VINより大であるからQ4とQ6の導通度はQ5
とQ7の導通度より低下する。以下の説明の便宜
上、VINはVOより充分に低く、Q5とQ7は導通
しているがQ4とQ6は非導通状態にされるもの
と仮定する。この様な条件〔Ic4とIc6は零〕の下
では、Q5は導通しそのコレクタ電流Ic5は回路
点21に流入しまたR3を介してQ10のベース
およびコレクタとQ11のベースとに流れ込む。
そこで電流IR3は次式の通りになる。 〔VO−3VBE〕/R3 …(2) IR3はQ10のコレクタおよびベースとQ11
のベースとに流入する。前述のように、Q11は
Q10に流れる電流のミラー電流を流すが、Q1
1の寸法はQ10の2分の1であるから、回路点
25から流れるQ11のコレクタ電流Ic11はIR3
ほゝ2分の1である。しかし、VINがVOより大き
い状態とは全く対照的に、このとき回路点25に
流入する電流Ic6は、Q6がターンオフされてい
るので、零または零に近い値である。そしてQ1
1は飽和状態に駆動され、Q12のベースを大地
にクランプしてこれを確実にターンオフする。Q
7はターンオンされて、Ic5またはIR3にほゝ等し
い電流Ic7を回路点27に供給する。Q12がタ
ーンオフされQ7がターンオンされていれば、
Ic7はすべてQ13とQ18の両ベースに流れ込
む。VOがVINより大きいときに、Q13とQ18
をVOから取出される電流Ic7によつて駆動させる
ことは有利である。Q13へのベース電流Ib13
Q13のベータ倍されてコレクタ電流Ic13となり、
この電流は回路点17から取出されてQ3をター
ンオフさせる。Q3がターンオフされると、Q1
に対するベース駆動が無くなるからQ1はターン
オフされてVINと負荷との間の接続を遮断する。
こうして、VINがVOより低い場合には、Q1がタ
ーンオフされて負荷は入力電圧源から切離され
る。Q18もターンオンされて回路点24から大
きなコレクタ電流を取出し、Q23をターンオフ
する。Q23のターンオフによつてQ22のベー
ス駆動が無くなりQ22はターンオフする。Q2
2は、VINが安全値を超えるとターンオンされて
Q1をターンオフするものであるが、VOがVIN
り大きいと今度はターンオフされ、端子15から
Q1のコレクタ−ベース接合およびQ22のコレ
クタ−エミツタ導通路をそれぞれ介して端子11
に至る逆方向の素通り(フイードスルー)を阻止
する。 次に、Q1がターンオフされる転換点は、VIN
がVOに等しいときに生ずることを説明する。VIN
がVOに等しいと、Q4,Q5,Q6およびQ7
の各ベース−エミツタ間電圧は相等しく、従つて
それらはすべて同大またはほゝ等しい電流を流通
させる。この状態では、抵抗R3へ流入する電流
IR3はIc4とIc5の和に等しく、しかもIc4とIc5は相等
しい。既述のように、Q11とQ10の寸法比に
よつてQ11のコレクタ電流Ic11はコレクタ電流
Ic10の2分の1に等しく、かつIR3のほゝ2分の1
に等しい。IR3はIc4とIc5の和に等しいから、Ic11
Ic4とIc5のほゞ2分の1に等しい。従つて、回路
点25へ流入する電流Ic6は実質的にIc4に等しく
一方回路点22から流出する電流Ic11は実質的に
Ic4とIc5の和の2分の1に等しい。Ic5はIc4に等し
いから回路点25から引出される電流Ic11も実質
的にIc4に等しい。従つて、VIN=VOの状態の場
合、Ic6−Ic11に等しいQ12のベース電流Ib12
実質的に零で、Q12は非導通である。しかし、
Q7はターンオフされて電流Ic7を加算点27へ
流す。Q12が非導通であるから、全Ic7はトラ
ンジスタQ13とQ18の両ベースに流入し、両
トランジスタは導通状態とされてそのコレクタ−
エミツタ導通路に増幅された電流を流すことがで
きる。この様に、VINがVOに等しければ、Q13
はターンオンしてQ3とQ1をターンオフし、Q
18もターンオンしてQ23とQ22をターンオ
フさせる。 この発明明の重要な特徴は、VIN=VOの状態か
らずれるようなVINとVOの小さな変化に対するこ
の回路の応答を検討すれば良く理解できる。 加算点25から引出される電流Ic11は1/2
〔Ic4+Ic5〕にほゞ等しく、それはほゞIR3の2分の
1に等しい。電流IR3は、VINおよび/またはVO
関数として直線的に変化する。すなわち、IR3は、
もしVIN>VOであれば〔VIN−3VBE〕/R3に、
またもしVO>VINであれば〔VO−3VBE〕/R3に
等しい。 すなわち、IR3はIc4とIc5の和であるが、VIN
VOに対して極く微量またはVOがVINに対して極く
微量変化した時、Ic4とIc5は相当変化するかも知
れないがIR3は極く少ししか変化しない。Ic4とIc5
を加算することによりIc10が生成されるがIc10中の
Ic4とIc5の変動は実質的にマスクされて現われて
来ない。それはIc4とIc5のうちの一方が減少する
と他方が増加するからである。Ic10はミラー作用
によつてIc11を生成し、このIc11はIc4とIc5の平均
値であり加算点25から引出される。回路点25
に供給される電流Ic6はVOに対するVINの変化に応
じて指数関数的に変化する。従つて、加算点25
に生ずる差電流(Ic6−Ic11)または信号は、2つ
の直線的に変化する電流間の差を表わす線形信号
ではない。むしろそれは、直線的に変化する一方
の電流と指数関数的に変化する他方の電流との間
の差である。これによつて、VOに対するVINの微
小変化に対して比較的大きな信号を生成すること
ができる。 これは、第2図の比較器回路の簡単化した回路
図である第3図に例示されている。一例として、
VIN=VO=5ボルトと仮定する。また、各トラン
ジスタのVBEは0.7ボルトでR3は50キロオーム、
温度は25℃に等しいものとする。次にIR3の値を
以下IR3Fと示す或る値に設定する。VIN=VOの状
態ではIc4=Ic5=Ic6=1/2IR3F。Ic10はIR3Fに等し
いからIc11は1/2IR3Fに等しく、従つてまたIb12
0である。VIN=VO=5ボルトの場合には、Ic4
Ic5=Ic6=29マイクロアンペア、IR3=58マイクロ
アンペア、Ib12は0で、これらは後記の表1に示
す通りである。 しかし、VINまたはVOに小さな変化があつた場
合には、Ic6は目立つて変化するがIc11は比較的一
定であることが判る。 たとえば、VINがVOより24ミリボルトだけ正に
なると仮定する。VINがVOに対して24ミリボルト
正になると、Q4とQ6の導通度は増大するがQ
5の導通度は減少する。Q4を流れる電流Ic4
Q6を流れる電流Ic6は、Q5を流れる電流値の
2倍に等しいものと仮定することができる。 しかし、電流IR3の変化は極めて小さいことに
注目すべきである。それは、IR3は〔IR3F
24mv/R3〕に等しく、こゝでR3はたとえば
50KΩであるから、このIR3の変化は極めて小さい
ことによる。IR3は顕著に変化しないからIc11は事
実上1/2IR3Fに等しく維持される。しかし、Q
6を流れる電流は、VINがVOに等しいときの1/
2IR3Fに等しい値からVINがVOを24ミリボルトだけ
超えたときの2/3IR3に等しい値に変化してい
る。従つて、今度はIb12は1/6IR3になる。上記
の仮定と後記の表1に示された値の場合に、Ic4
とIc6は38.99マイクロアンベアに等しく、IR3
58.48マイクロアンペアであり、Ic11は29.24マイク
ロアンペアに等しくまたIb12は事実上9.75マイク
ロアンペアに等しくなる。
【表】 同様にして、もしVOがVINに対して24ミリボル
トに等しい大きさだけ増加すると、Ic5はIc4また
はIc6の値の2倍増加し、一方IR3はそれまでの値
IR3Fと実質的に等しいまゝであり、またIc11は実質
的に1/2IR3Fに等しい状態を保つ。しかし、Ic4
は1/3IR3に等しくなりIc5は2/3IR3に等しくな
る。従つて、回路点25からは実質的に1/6IR3
に等しい正味電流が引出される。 第3図は、また、エミツタが端子15に、ベー
スが回路点19に、コレクタが回路点39に接続
されたPNPトランジスタQ71を示しており、
上記回路点39にはNPNトランジスタQ111
のコレクタが接続されている。このトランジスタ
Q111のベースは回路点23に、またエミツタ
は大地に接続されている。トランジスタQ111
とQ11と同様な装置であるとすると、Q111
1を流れる電流Ic111はIc11と同様なものとなる。
回路点39に生成する差電流Id39はIc71−Ic111で、
表1に示すように回路点25に生ずる差電流
(Ib12)の値に対し相補的な値を持つている。 第4図の回路は、トランジスタQ10とQ11
のベース電流に起因する誤差を小さくするために
第3図の回路に付加された、PNPバイポーラ・
トランジスタQ15とPNPバイポーラ・トラン
ジスタQ14とを持つている。第4図の回路に
は、また、PNPトランジスタQ9を有し、この
トランジスタはQ6のコレクタ電圧をQ4とQ5
のコレクタ電圧のVBE以内に維持してそのPNP装
置の出力インピーダンスによつて生ずる誤差を最
小にしている。Q8のコレクタ電流の何分の1
かゞQ9のコレクタ電流に付加されて、回路点2
5に流入する電流を、VO=VINのときそのスイツ
チ点における電流IR3/2に等しいものとしてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施した一例装置の一部ブ
ロツクで示した回路図、第2図はこの発明を実施
した一例比較器回路の回路図、第3図はこの発明
を実施した比較器回路の簡単化した回路図、第4
図はこの発明を実施した比較器回路のより詳しい
回路図である。 11…第1の回路点、15…第2の回路点、2
0…比較器、VIN,VO…第1と第2の電圧、Q
4,Q5…第1と第2の手段(共に、PNPバイ
ポーラ・トランジスタ)、Ic4…第1の電流、Ic5
第2の電流、Q10,Q11…電流ミラー手段
(共にNPNバイポーラ・トランジスタ)、Ic111
合成電流、Q6…指数関数電流Ic6の発生手段、
25…第1の出力端子、Ib12…差電流。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1の電圧と第2の電圧がそれぞれ印加され
    る第1の回路点および第2の回路点と、 上記第1と第2の回路点の間に結合され、共に
    上記第1と第2の電圧間の差に応動する2つの手
    段であつて、上記第1の電圧が第2の電圧よりも
    増大するにつれて指数関数的に増加する第1の電
    流を生成する第1の手段および上記第2の電圧が
    第1の電圧よりも増大するにつれて指数関数的に
    増加する第2の電流を生成する第2の手段と、 上記第1の電流と第2の電流を合成して、上記
    第1と第2の電圧のうちより大きなものゝ線形関
    数である合成電流を生成する電流ミラー手段と、 上記第1と第2の電流の一方と同様な指数関数
    的電流を発生しかつその電流を上記合成電流に比
    例する電流と加算して、第1出力端子に、上記第
    1の電圧が上記第2の電圧より大であるとき1つ
    の値を有し、また上記第1の電圧が上記第2の電
    圧に等しいかそれより小であるとき他の値を有す
    る差電流を生成する手段と、を具備して成る比較
    器。
JP62045080A 1986-02-28 1987-02-26 比較器 Granted JPS62209916A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US834387 1986-02-28
US06/834,387 US4680483A (en) 1986-02-28 1986-02-28 Comparator circuit

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62209916A JPS62209916A (ja) 1987-09-16
JPH0431604B2 true JPH0431604B2 (ja) 1992-05-27

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JP62045080A Granted JPS62209916A (ja) 1986-02-28 1987-02-26 比較器

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JPS62209916A (ja) 1987-09-16
US4680483A (en) 1987-07-14

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