JPH04315143A - 写真焼付露光量決定方法 - Google Patents

写真焼付露光量決定方法

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JPH04315143A
JPH04315143A JP10865391A JP10865391A JPH04315143A JP H04315143 A JPH04315143 A JP H04315143A JP 10865391 A JP10865391 A JP 10865391A JP 10865391 A JP10865391 A JP 10865391A JP H04315143 A JPH04315143 A JP H04315143A
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JP10865391A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Minamizawa
南沢 清志
Takaaki Satou
恭彰 佐藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/72Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus
    • G03B27/80Controlling or varying light intensity, spectral composition, or exposure time in photographic printing apparatus in dependence upon automatic analysis of the original

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真の焼付を処理する
際の写真焼付露光量決定方法に関し、詳細には、写真フ
ィルム等に形成された原画を走査し、そこから得られる
画像情報をもとに、印画紙等の感光材料上に焼付露光す
るための適正な焼付露光量もしくは露光補正量を決定す
る写真焼付露光量決定方法に関する。
【0002】
【従来技術】一般的な写真撮影において、被写体の青(
B)、緑(G)、赤(R)(以下、それぞれ単にB,G
,Rと記載する)の3原色の平均反射率は略一定である
ことが経験則として知られている。そこで、従来の写真
焼付装置では、写真原画の全面積の平均透過濃度(LA
TD)を測定し、測定された平均透過濃度に基づいて写
真焼付における露光量を決定することによって、印画紙
のB,G,Rの各色感光層に与える露光量を一定値に制
御し、濃度およびカラーバランスの良好な写真印画を作
成するようにしている。
【0003】この際、被写体において輝度分布や色の分
布に偏りがある場合に適正な写真印画が得られ難いとい
う欠点がある。これらの写真原画はサブジェクトフェリ
アと呼ばれ、特に被写体の輝度分布の偏りを原因とする
場合はデンシティフェリア、また色の分布の偏りを原因
とする場合はカラーフェリアと呼ばれる。LATDによ
る方法によると、実際には全体の65%程度の原画に対
して満足できる仕上りが得られることが経験的に知られ
ている。
【0004】デンシティフェリアに対して自動的に露光
量の調整を行なうことを目的とする公知の技術として、
特公昭56−2691号公報に開示された次のような技
術を挙げることができる。まず写真フィルム上の原画を
走査し、この走査で得られた画像濃度から画像の領域毎
に特性値、すなわち、各領域内の最高濃度・最低濃度・
平均濃度などを求め、次に、これらの特性値に基づいて
原画の分類を行ない、分類毎に予め定められた特性値の
関数により、その原画に対する露光量を調整するもので
ある。領域分割の方法として例えば、原画の画面を上下
左右および中心部/周辺部の小領域に分割する方法が示
されている。
【0005】原画分類の方法として、具体的には、上方
・下方・右方・左方・中央の濃度を比較し、その濃度差
の小さい原画と大きい原画とに分類する。濃度差の小さ
いものは、雪・海などのオープンフラットな原画に相当
し、コントラストの大きなシーンのうち、中心濃度が周
辺濃度に比して高いものがストロボ撮影の原画に相当す
る。また、周辺部のコントラストの高いものは、上下濃
度差と左右濃度差を比較することにより、正撮り・縦撮
りに分類し、さらにこれを天側高濃度か地側高濃度かに
より分類する。
【0006】この方法によると、一般的な撮影(正撮り
)では上方が空で下方が地であり、照明が空であること
から、ハイライト部が青空すなわちB濃度が高いことに
着目し、画像の正倒立を判別したり、上下の濃度差に比
して左右の濃度差が大きい場合縦撮りシーンと判別が可
能である。
【0007】しかしながら、焼付時のネガフィルムの挿
入方向が一定でなく天地が入れ替わる場合があることや
、フィルムのローディング方向が逆のカメラが存在する
こと、あるいは、E判サイズ/2E判サイズなど印画の
サイズが異なる場合同一原画であっても、ネガフィルム
の挿入方向が縦方向/横方向と異なる場合があるなどの
種々の条件のために、原画の分類を誤り、適正な焼付露
光量もしくは焼付補正量が得られないことがある。
【0008】原画の正倒立に依存することなく、適正な
焼付露光量もしくは焼付露光補正量を得ることを目的と
する公知の技術として、特開平1−195439号に開
示された下記のような技術がある。すなわち、まず写真
フィルム上の原画を走査し、この走査で得られた画像濃
度から原画の2次元画像情報を求め、この画像情報に従
って各画素の情報に整理・並べ換えを施す。次に、並べ
換えされた2次元画像情報をもとに画像の領域毎に特性
値を求め、これらの特性値に基づいて原画の分類を行な
い、分類毎に予め定められた特性値の関数により、その
原画に対する露光量を調整するものである。
【0009】この公知例によると、整理・並べ換えの方
法として、例えば、得られた2次元画像情報をもとに特
性値の行方向もしくは列方向の合計または平均値を求め
、その算出結果に基づいて行もしくは列の画素値全体を
昇べきまたは降べき順に入れ換える操作が示されている
。この整理・並べ換えの操作により像構造としての2次
元画像情報は失われるものの、濃度情報は原画の正倒立
や画像の主たるハイライト部分の位置によらず一様に取
り扱うことができるため、原画に応じた適正な焼付露光
量もしくは焼付露光補正量を得ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記の公知例に示され
る焼付露光量決定方法では、原画を走査することによっ
て得られた2次元画像情報をもとに算出した特性値に基
づいて、原画を予め定められた複数の集合のうちの1つ
に分類し(以下これを、クリスプ集合と称する)、各集
合に対応して予め記憶された露光補正関数をその原画に
適用することにより、焼付露光量もしくは焼付露光補正
量を決定している。
【0011】原画の分類方法として、原画全体の平均濃
度に応じて複数の集合に分類する方法や、主要被写体(
原画中央部)と背景(原画周辺部)とのコントラストに
応じて複数の集合に分類する方法が提案されている。
【0012】これらの方法では、あらかじめ用意された
多数の原画群(以下これを母集団と称する)の特性値を
もとに、統計的手法により分類の閾値を設定している。 例えば、主要被写体と背景とのコントラストに応じて複
数の集合に分類する場合、各原画の中央部と周辺部の濃
度差を計算し、この濃度差をもとに母集団に対して最適
な分類になるような複数個の分類閾値を設定している。 ところが、分類の閾値に近い濃度差を有する原画に関し
ては、分類される集合が変動し易く、適正な焼付露光量
もしくは焼付露光補正量を安定して得ることができない
場合がある。
【0013】また例えば、原画全体の平均濃度に応じて
複数の集合に分類する方法の場合には、同一のシーンを
露出を変えてカメラ撮影した複数の原画に対して異なっ
た集合に分類される可能性が高いため、ネガフィルムの
同一オーダー内での焼付露光量もしくは焼付露光補正量
を連続的にかつ安定して得ることができないという欠点
がある。
【0014】写真ラボにおける写真印画の出荷基準とし
て、同一オーダー内での印画の濃度およびカラーバラン
スの安定性と連続性が大きなウェイトを占めている。す
なわち、写真ラボにおける再焼の理由として、オーダー
内での印画品質の安定性と連続性の不足を原因とするも
のが高い頻度を占め、写真ラボにおける生産性と収益性
を落すことにつながっている。従って、前記の従来技術
におけるこれらの欠点を克服することが要望されている
【0015】一方、写真ラボにおいては、同じネガフィ
ルムに対して、同時プリント(初回注文)の他に、ネガ
プリント(焼増し注文)の処理を施すことが通常であり
、両者に対してネガフィルム上の原画から同一の仕上が
りの印画を得ることが必要条件とされている。
【0016】ところが、同時プリント処理とネガプリン
ト処理の間には通常、時間的な隔たりがある。たとえば
前記従来技術のように写真フィルム上の原画を走査し、
この走査で得られた画像濃度から画像の領域毎に特性値
を求め、次に、これらの特性値に基づいて原画の分類を
行ない、分類毎に予め定められた特性値の関数により、
当該原画に対する露光量を調整する方法の場合、走査部
の照明光学系が経時変化等により変動した際に、両者処
理で得られる画像濃度に差が生じ、原画の特性値および
分類される集合が異なり、従って、同一の仕上がりの印
画を得ることができない可能性がある。
【0017】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
ものであり、原画をあらかじめ定められた複数の集合の
うちの1つの(クリスプ集合)に分類することに伴う焼
付露光量もしくは焼付露光補正量の算出結果の変動を吸
収し、一定の品質の写真印画を安定して効率良く生産す
ることができる写真焼付露光量決定方法を提供すること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の写真焼付露光量
決定方法は、この目的を達成するために、写真フィルム
上の原画を走査し、得られた画像情報から該原画の画像
特性値を計算し、該画像特性値から予め定められた複数
の集合の全てもしくは一部へのグレード(所属度)も求
め、該集合に対応する関数の評価結果に対して該グレー
ドに応じた関数を適用することによって、該原画に対す
る露光量もしくは露光補正量を算出するものである。
【0019】さらに、前記複数の集合のすべてもしくは
一部に対応する関数は、画像情報もしくは画像特性値を
用いた演算式とするものである。
【0020】
【作用】本発明の写真焼付露光量決定方法では、写真フ
ィルムに形成された原画を走査し、得られた画像情報か
ら該原画の画像特性値を計算する。次にこの画像特性値
を用いて、予め定められた複数のファジー集合のすべて
もしくは一部の集合に対するグレード(所属度)を求め
る。各ファジー集合のメンバシップ関数は、原画の母集
団を統計的に解析することによって求めることができる
。ファジー集合およびメンバシップ関数については後に
詳説する。
【0021】次に、前記複数の集合のすべてもしくは一
部の集合に対して予め定められた関数、さらに詳しくは
、前記複数のファジー集合のすべてもしくは一部の集合
に対応して予め定められた画像情報もしくは画像特性値
を用いた演算式に対して、各グレードに応じた関数を適
用することにより焼付露光量もしくは焼付露光補正量を
算出する。
【0022】このため、従来のようにクリスプ集合に分
類し各集合に対応した関数により焼付露光量もしくは焼
付露光補正量を算出する場合に比して、一定の品質の写
真印画を安定にしかも連続性を保って生産することがで
きる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の写真焼付
露光量決定方法の実施例を説明する。
【0024】図1は、焼付処理が施された135写真フ
ィルムの構成を示している。
【0025】図において、現像が施され原画(群)Gが
形成された写真フィルムFはスプライス10によって複
数本に亘って接合されロール状に形成される。ロール状
にされた写真フィルムFには写真焼付工程の前段のノッ
チ工程において原画の中央位置を示すノッチ(群)12
がその端部に配置されている。また、この端部には周知
のパーフォレーション(群)Pが予め配置されている。 このノッチ12を検出して以後の工程における写真フィ
ルムFの位置決めなどの搬送制御が行なわれる。なお、
図示されるように写真フィルムFには、その品種を示す
バーコード14が付されている。なお、この例の写真フ
ィルムFは135写真フィルムに限らず、他の写真フィ
ルムでもよい。
【0026】このように処理されたロール状の写真フィ
ルムFは、写真焼付装置において焼付処理が施される。
【0027】図2は写真焼付装置の構成を示している。
【0028】写真フィルムFはスプール20にセットさ
れ、所定の搬送経路を経てスプール21に巻取られる。 経路の途中には、走査部22が設けられており、これに
よって写真フィルムFに記録された原画はB,G,Rの
各色に色分解され走査される。走査部22において得ら
れたB,G,R各色の画像信号は画像処理部24に送出
され、A/D変換され所定の形式の画像濃度情報に整形
された後、情報処理部26に送られる。
【0029】画像濃度情報は情報処理部26で以後説明
する処理が施され、この結果それぞれの原画に対する補
正量を演算し、この補正量の信号が通信回線28を通し
て露光制御部30に送信される。走査部22を通過した
写真フィルムFは、走査部22と露光部32との間にお
いて、両者の写真フィルムFの搬送速度の差を吸収する
と同時に露光に先立ち複数の原画を予め走査するために
設けられた緩衝部34を通じて露光部32に送られる。 なお、走査部22と露光部32との間の搬送経路は最大
で24枚撮り135写真フィルムに相当する長さとなっ
ており、これにより24枚撮り135写真フィルム1本
に記録されたほぼすべての原画Gに対応する画像濃度情
報を露光に先立って得ることができる。
【0030】写真フィルムFに形成された各原画は、露
光部32に位置決めされ、光源36から照射された光が
拡散部38によって均一化された光として照明される。 さらに、レンズ54によって写真印画紙40に光学的に
結像され露光される。
【0031】この際、B,G,R各色の測光フィルタ4
2a,42b,42cを通して原画のB,G,R各色の
平均透過光がフォトダイオード44a,44b,44c
によって受光される。この受光量を光電変換したB,G
,R各色の測光信号は露光制御部30に供給され、さら
にA/D変換され、この結果得られたデータおよび情報
処理部26から供給された補正量に基づいて露光量の演
算が行なわれる。
【0032】ここで得られた露光量は露光制御部30に
おいて、露光部32の上部に配置されたイエロー(Y)
、マゼンタ(M)、シアン(C)の減色式のカットフィ
ルタ50a,50b,50cおよび露光部32の下部に
配置されたシャッタ52の作動時間として変換される。 この作動時間に応じてカットフィルタ50a,50b,
50cおよびシャッタ52が露光光路に挿入され、写真
印画紙40の各色感光層に与える露光が調整される。こ
の露光の終了後、写真印画紙40は次の露光に備え所定
の距離だけ搬送されるとともに、次に焼付けるべき原画
Gを露光部32に位置決めすべく写真フィルムFが搬送
される。
【0033】このようにして、写真フィルムFに形成さ
れた原画Gは順次焼付処理が施される。
【0034】図3は、走査部22の構成を詳細に示して
いる。
【0035】走査部22は、光源59から照射される光
がレンズ60によって略平行光に形成される。この平行
光は写真フィルムFの搬送方向に沿って平行に配置され
た色分解フィルタ62a,62b,62cでB,G,R
各色に色分解される。
【0036】このようにしてB,G,R各色に色分解さ
れ、スリット64を通過した光によって写真フィルムF
が照明される。写真フィルムFを透過した光はB,G,
Rの各色のそれぞれの照明光に対応する位置に配置され
たCCDラインセンサ68a,68b,68cにより光
電変換される。なお、CCDラインセンサ68a,68
b,68cはいずれも2048画素で構成され、写真フ
ィルムFの幅方向に32mmの長さに亘って走査が可能
な1次元撮像素子が用いられる。
【0037】これらにより写真フィルムFの幅方向の3
2mmについて主走査が行なわれ、ここで得られたB,
G,R各色に関する画像信号は画像処理部24に供給さ
れる。また、写真フィルムFに付されたノッチ12やス
プライス10およびバーコード14は、それぞれ検出器
70a,70b,70cによって検出され、この検出信
号は搬送制御回路72に供給される。搬送制御回路72
はこれらの検出信号を処理し、その結果をノッチ信号、
スプライス信号およびバーコード信号として、画像処理
部24と情報処理部26にシステムバス74を介して送
出するとともに、パルスモータ75を駆動して写真フィ
ルムFの搬送を制御し、搬送パルスを画像信号のサンプ
リングにおける同期信号として画像処理部24に供給す
る。
【0038】なお、写真フィルムFはパルスモータ75
によって、0.25mm/pulse で搬送され、こ
れに伴って副走査が行なわれる。
【0039】図4は、画像処理部24の詳細な構成を示
している。画像処理部24では、次のような信号処理が
行なわれる。
【0040】走査部22から供給される画像信号は増幅
回路80によって増幅され、サンプルホールド回路82
およびA/D変換器84によりサンプリングされて、デ
ジタル信号に変換される。なお、タイミング制御回路8
6は、走査部22にCCDラインセンサ68a,68b
,68cを駆動するための駆動信号を送出するとともに
、前記のサンプリングのタイミングを制御する。ここで
サンプリング数は1走査に対して128回であり、A/
D変換は16ビットで処理される。デジタル化された画
像信号は、ROMなどで構成されるルックアップテーブ
ル(LUT)88を介して濃度値に変換され、画像バッ
ファ90に記憶される。LUT88には数1で示す変換
表が記憶されている。
【0041】
【数1】Y=a×log (X+b) ここで、XはLUT88に対する入力、Yはその出力で
ある。またaは、走査部22における撮像の分光特性に
よって定まる測光濃度から写真印画紙の分光感度によっ
て定まる焼付濃度への変換に係る定数であり、bは撮像
における暗電流の影響の除去に係る定数である。
【0042】LUT88には数1において、a,bに数
種類の数値を代入して求められる複数の変換表が用意さ
れており、CPU92によって予め選択されている。こ
こで選択される変換表はB,G,R各色毎に必ずしも同
一である必要はなく、異なっていてもよい。
【0043】このようにして、128画素からなる16
ビットの線画像濃度情報が画像バッファ90に記憶され
る。以後、これを第1次線画像濃度情報Daと呼ぶ。
【0044】次に、この画像処理部24における内部処
理(画像処理)について説明する。
【0045】CPU92は搬送パルスに同期して第1次
線画像濃度情報Daを取り出し以下の丸め込み処理を施
した後、走査毎にメモリ94に格納する主走査方向の画
像処理を行なう。
【0046】ここで、主走査方向(第1次線画像濃度情
報Da)において有効な画像領域は写真フィルムFのフ
ォーマットによって異なることである。そこでCPU9
2は、写真フィルムFのフォーマットに応じて予め記憶
された主走査方向の丸め込みの対象とする画像領域と、
丸め込みを行なう画素数を設定し、この設定された画像
領域にある各画素を設定した画素数によって丸め込むと
いう処理を行なう。
【0047】このような所定の画素数の線画像濃度情報
に加工した後、走査線毎にメモリ94に格納する。ここ
では、所定の画素数は16画素としている。
【0048】図5は、この態様の一例を示している。1
35写真フィルムから得られた第1次線画像濃度情報D
aでは、中央の20mmの幅に対応する画像領域が有効
領域として設定され、この長さに対応する画素数80を
所定の画素数16で除した数値5が丸め込みの画素数と
して設定される。
【0049】また、110写真フィルムの場合、この1
10写真フィルムから得られた第1次線画像濃度情報D
aでは、中央の12mmの幅に対応する画像領域が有効
領域として設定され、この長さに対応する画素数48を
所定の画素数16で除した数値3が丸め込みの画素数と
して設定される。
【0050】ここで丸め込みの処理は、画像濃度情報の
相加平均をとるものであるが、これは画像信号に含まれ
るノイズの影響を軽減する効果がある。しかしながら、
丸め込みは必ずしも選択された画像領域内にあるすべて
の画素を対象とする必要はなく、適度に間引を行なった
上相加平均をとる方法や、所定の画素数だけ間引きを行
なうのみで相加平均をとらない方法も演算速度を考慮し
た場合には有効である。
【0051】以上のような主走査方向の画像処理によっ
て、写真フィルムFのフォーマットによらず所定の画素
数、ここでは16画素からなる第2次線画像濃度情報D
bが得られ、この第2次線画像濃度情報Dbがメモリ9
4には写真フィルムFの搬送に伴って多数の走査線に対
応する線画像濃度情報として格納される。
【0052】さらに、CPU92はメモリ94に格納さ
れたこれらの第2次線画像濃度情報Dbを取り出し、次
の副走査方向の画像処理によって所定の形式の2次元画
像濃度情報に整形して情報処理部26に送出する。
【0053】ここで、写真フィルムFに形成された原画
と、メモリ94に格納されている第2次線画像濃度情報
Dbとの対応関係の管理が問題となる。この管理はノッ
チ信号に基づいて行なわれる。前記の通り、ノッチ12
は予め原画の中央位置に設けられており、走査部22で
検出される。この結果、走査部22から原画の位置に対
応するノッチ信号がシステムバス74を介してCPU9
2に送出される。CPU92はノッチ信号を受け取ると
搬送パルスを計数し、所定の処理開始計数値に至った時
点から、画像バッファ90に記憶された第1次画像濃度
情報Daを取り出し、所定の走査線数に至るまで前記の
主走査方向の画像処理を繰り返す。
【0054】メモリ94に格納された第2次線画像濃度
情報Dbのアドレスはノッチ信号に対応してメモリ94
の所定領域に記憶される。このようにして、第2次線画
像濃度情報Dbは写真フィルムFに形成された原画の位
置に対応して管理される。しかしながら、上記の対応関
係はB,G,Rの各色に対するCCDラインセンサ68
a,68b,68cの配置に関連する。従って、上記所
定の計数値は予め記憶された定数から色に応じて選択さ
れ設定される。
【0055】この選択は画像処理部24の内部に設けら
れた図示しないスイッチによる行なうことができる。こ
れによって、画像処理部24はB,G,Rの各色に共通
の構成とすることができ、その内部処理についても共通
にすることができる。また、これらを並列に動作させる
ことによって極めて高い処理速度が達成される。
【0056】ここで副走査方向(走査線数)において有
効な画像領域は写真フィルムFのフォーマットによって
異なることがある。そこでCPU92は、写真フィルム
Fのフォーマットに応じて予め記憶された走査線数を上
記所定の走査線数として設定するようにしている。走査
部22では0.25mmに1回の走査が行なわれるが、
たとえば、135写真フィルムのフルサイズの原画の処
理対象領域32mmに対応する走査線数は128本であ
るが、ハーフサイズの原画の処理対象領域16mmに対
応する走査線数は64本である。そこでCPU92は、
写真フィルムFのフォーマットに応じて予め記憶された
走査線数を上記所定の走査線数として設定するようにし
ている。さらに、設定された走査線数に応じて副走査方
向に丸め込みの処理を行ない、所定の副走査方向の画素
数からなる2次元画像濃度情報に加工するようにしてい
る。 ここでは、所定の副走査方向の画素数は16としている
【0057】図6はこの態様の一例を示している。
【0058】図において、フルサイズの原画から得られ
た第2次線画像濃度情報Dbに対しては、走査線数12
8を所定の副走査画素数16で除した数値8が丸め込み
の走査線数として設定される。またハーフサイズの原画
から得られた第2次線画像濃度情報Dbに対しては、走
査線数64を所定の副走査画素数16で除した数値4が
丸め込みの走査線数として設定される。
【0059】ここで丸め込みの処理は、副走査方向に画
像濃度情報の相加平均をとるものであるが、これは主走
査方向の画像処理同様に画像信号に含まれるノイズの影
響を軽減する上で効果がある。しかしながら、丸め込み
は必ずしも格納されたすベての第2次線画像濃度情報D
bを対象とする必要はなく、適度に間引を行なうのみで
相加平均をとらない方法も演算速度を考慮した場合には
有効である。
【0060】なお、主走査方向の画像処理はすべての搬
送パルスに応じて行なう必要はなく、間欠的に行なって
もよい。これにより、主走査方向の画像処理のみならず
、副走査方向の画像処理についてもその負荷が軽減され
るため処理速度を大幅に向上させることができる。この
場合、間欠的な処理の周期は、写真フィルムFのフォー
マットに応じて変えてもよい。
【0061】以上のような副走査方向の画像処理によっ
て、最終的には写真フィルムFのフォーマットによらず
所定の画素数、ここでは16×16画素からなる2次元
画像濃度情報が得られ、この情報が情報処理部26に送
られる。従って、情報処理部26では写真フィルムFの
フォーマットによらず共通の処理を行なうことができる
【0062】図7は、この情報処理部26の詳細な構成
を示している。
【0063】画像処理部24から送られるB,G,Rの
各色に関する2次元画像濃度情報はシステムバス74を
介してメモリ102に記憶される。CPU104はこの
メモリ102に記憶された2次元画像濃度情報を読み出
し、写真フィルムFに形成された各原画Gに対する補正
量を計算する。
【0064】この補正量は露光制御部30に通信回線2
8を通して送信される。また、走査部22の搬送制御回
路72からシステムバス74を介して送られるノッチ信
号、スプライス信号およびバーコード信号についてもメ
モリ102に記憶され、CPU104によって処理され
るようになっている。
【0065】補助記憶部106には保存すべき情報や処
理上必要は定数などが記憶される。なお補助記憶部10
6は、たとえば磁気ディスクであり、必要に応じて記録
情報を外部に取り出すことができるようになっている。 これによって、電源が遮断されても情報を保存すること
ができるため、長期間その情報が蓄積できるばかりでな
く、外部の独立した装置を用いて保存された情報を処理
したり、定数などを初期化・変更することもできる。
【0066】また、操作のために表示器112とキーボ
ード108が備っており、インタフェース回路110を
介して入出力が行なうことができるようになっている。
【0067】次に、情報処理部26における内部処理に
ついて説明する。
【0068】図8および図9は本発明の写真焼付露光量
決定方法を焼付濃度補正量の算出に適用した場合のCP
U104の内部処理のフローチャートを示す。
【0069】まず、ステップ1でメモリ102からB,
G,Rの各色に関する2次元画像濃度情報を取り出し、
変数XK (i,j)にセットする。ここでiは主走査
方向の画素位置、jは副走査方向の画素位置、KはB,
G,Rの各色を示す。
【0070】次に、ステップ2ではB,G,Rの各色の
2次元画像濃度情報から中性色の2次元画像濃度情報D
(i,j)が数2で計算される。
【0071】
【数2】 D(i,j) ={XB(i,j)+XG(i,j)+
XR(i,j)}/3ステップ3では、D(i,j)を
用いて原画Gの分割領域毎に特性値D′(m,n)が計
算される。ここでmは分割領域の識別子で、たとえば2
次元画像濃度情報の上方位置、下方位置、右方位置、左
方位置、中心位置、周辺位置、全体の領域に対応する。 またnは特性値の識別子で、たとえば、各領域における
最大値、最小値、平均値に対応する。
【0072】図10には、2次元画像濃度情報の領域分
割の例を示している。図中の表示はそれぞれエリア1が
中心位置、エリア2が上方位置、エリア3が下方位置、
エリア4が左方位置、エリア5が右方位置、エリア6が
周辺位置に相当する。
【0073】以下たとえば、エリア1(中心位置)の特
性値は D′(1,MAX).....エリア1の最大濃度D′
(1,MIN).....エリア1の最小濃度D′(1
,AVE).....エリア1の平均濃度のように表記
する。
【0074】ステップ4〜ステップ7では、2次元画像
濃度情報に従って各画素の情報を整理・並べ換えを行な
う。整理・並べ換えの方法には、2次元画像濃度情報の
各行もしくは各列の平均値(または合計値)に従ってそ
の行もしくは列を昇べき順(または降べき順)に並べ換
える方法と、各分割領域の特性値、たとえば領域内平均
濃度値に従って分割領域をそのまま並べ換える方法とが
あり、どちらも採用しても構わない。ここでは、後者の
方法を採用した場合の例を説明する。
【0075】ステップ4ではエリア2の平均濃度値とエ
リア3の平均濃度値との大小を比較する。エリア2の平
均濃度が大きい場合(図中Yes)は、そのままステッ
プ6に進む。
【0076】逆にエリア3の平均濃度が大きい場合(図
中No)は、ステップ5の整理・並べ換え操作に進む。 ステップ5の関数SWAP(a,b)はa,bの値を交
換する関数であり、ここではエリア2の特性値とエリア
3の特性値とを交換することを意味している。整理・並
べ換え操作の後、ステップ6に進む。
【0077】次に、ステップ6ではステップ4と同様に
エリア4の平均濃度値とエリア5の平均濃度値との大小
を比較する。エリア4の平均濃度が大きい場合(図中Y
es)はそのままステップ8に進む。
【0078】逆にエリア5の平均濃度が大きい場合(図
中No)はステップ7の整理・並べ換え操作に進む。ス
テップ7の関数SWAPによりエリア4の特性値とエリ
ア5の特性値とを交換することを意味している。整理・
並べ換え操作の後、ステップ8に進む。
【0079】このように、ステップ4〜ステップ7で整
理・並べ換えの操作を行なうことにより、像構造として
の2次元画像情報は失われるものの、濃度情報は原画の
正倒立や画像の主たるハイライト部分の位置によらず一
様に取り扱うことができる。
【0080】ただし、原画の正倒立情報が予め判明して
いる場合や、正倒立情報をオペレータがキーボード10
8から入力するように構成した場合には、ステップ4〜
ステップ7をスキップし、与えられた天地情報をもとに
整理・並べ換え操作を行なっても構わない。
【0081】ステップ8〜ステップ9では原画の特性値
を用いて予め定められた画像分類のファジー集合のすべ
てもしくは一部のファジー集合に対するグレード(所属
度)を求める。ここではたとえば、図10に示す分割領
域の中央部(エリア1)と周辺部(エリア6)の濃度差
に応じて画像分類の集合が設定されている場合を説明す
る。
【0082】ファジー集合とは、それに属するか属さい
ないかを判断する基準が明確に定まっていない対象物か
らなる集合であり、ある集合Xにおけるファジー集合A
とは、次のようなメンバシップ関数μA によって特性
付けされる。
【0083】μA :X  →  [0,1]これは、
Xなる定義域が写像μA により[0,1]の値域に変
換されることを意味している。集合Xの要素xに対する
μA (x)とはxがファジー集合Aに属する度合を表
わし、これをグレードという。この場合、グレードμA
 (x)が1に近いほどxのAに属する度合が高いこと
を示し、0に近いほど属する度合が低いことを表わして
いる。
【0084】一方、それに属するか属さないかをはっき
り判定できる集合のことをクリスプ集合という。この場
合各集合に対するグレードμA (x)は0または1の
いずれかの値のみとることを意味している。
【0085】図11(a)はエリア1の平均濃度D′(
1,AVE)とエリア6の平均濃度値D′(6,AVE
)の差により5種のファジー集合に画像分類する際の、
それぞれの集合のメンバシップ関数を示している。
【0086】これらのグラフは、横軸に数3により計算
される§をプロットし、縦軸にグレード(該集合への所
属度)をプロットしたものである。ただし、グレードは
0から1までの数値を連続的に取り得る。これらのメン
バシップ関数は、多数の原画からなる母集団を統計的手
法を用いて解析することにより求めることができる。以
後、集合pに対するメンバシップ関数をμP と表記す
る。
【0087】
【数3】§=D′(1,AVE)−D′(6,AVE)
ただし、集合1〜集合5は以下のように定義されている
ものとする。 集合No        分類定義         
                   §  1  
    中央部が周辺部に比べて小さい       
 NL(Negative Large)  2   
   中央部が周辺部に比べてやや小さい    NS
(Negative Small)  3      
周辺部と中央部がほぼ同じ            Z
R(Approximately Zero)  4 
     中央部が周辺部に比べてやや大きい    
PS(Positive Small)  5    
  中央部が周辺部に比べて大きい        P
L(Positive Large)ここでまず、ステ
ップ8では、処理する原画Gに関して数3により§を算
出する。
【0088】次に、ステップ9では、図11(b)に示
すように集合pに対するメンバシップ関数μp と前記
§を用いて数4により、集合pに対する該原画のグレー
ドGRp を求める。すなわち、
【0089】
【数4】GRp =μp (§) GRp はすべての画像集合もしくは一部の画像集合に
対して求め、それぞれ以下のステップで使用する。
【0090】ステップ10では、特性D′(m,n)を
用いて各原画が画像の集合pに所属すると判定された場
合の濃度補正値D″p が、次の数5で示されるような
関数によって求められる。
【0091】
【数5】 ここで、αp (m,n)は原画の母集団を統計的手法
を用いて画像の集合毎に予め設定した係数、βp は定
数である。
【0092】ステップ11では、ステップ9で求められ
たグレードGRpに対して、数6により、正規化の処理
を施し、グレードGR′p を求める。GR′p はす
べての集合もしくは一部の集合に対する該原画の所属確
率を表わす値である。
【0093】
【数6】 次に、ステップ12では、画像の画像集合pに対するグ
レードGR′p と画像集合pに対する濃度補正値D″
p を用いて、最終的に原画の濃度補正量D″L が数
7によって定められる。
【0094】
【数7】 このように、濃度補正量D″L はすべての集合もしく
は一部の集合に対する濃度補正量D″p に対して、グ
レードGR′p を重み付け係数とする関数で算出され
るため、走査時における照明光学系の変動があった場合
でも、GR′p の値がわずかな変動をこおむるに過ぎ
ず、従って濃度補正値D″L の変化を小さくすること
ができる。したがって、従来のようにクリスプ集合に分
類し各集合に対応した関数により濃度補正量を算出する
場合に比して、一定の品質の写真印画を安定にしかも連
続性を保って生産することができる。
【0095】一方、色補正値C″KLはたとえば特開平
2−6939号公報に開示された方法、すなわち、原画
のB,G,Rの各色と中性色の累積密度関数(CDF)
に基づいて色補正量を決定する方法により求めることが
できる。
【0096】以上のようにして得られた濃度補正値D″
L と、色補正値C″KLは露光制御部30に通信回路
28を通して送信され、写真焼付露光量の決定に用いら
れる。
【0097】次に露光制御部30における写真焼付露光
量の決定に0ついて説明する。
【0098】写真焼付露光量は数8に従って決定される
【0099】
【数8】       EK =LATDK −LATDOK +
α×C″KL+β×D″ L+EO Kここで、EK 
はB,G,Rの各色の露光量(露光時間の対数値)、L
ATDKは露光部32においてフォトダイオード44a
,44b,44cによりもたらされる焼付に供する原画
からの平均透過光測光値(対数)、LATDOK は標
準原画からの平均透過光測光値(対数)、C″KLは情
報処理部26から送信された色補正値、αは色補正の強
弱を調整するための係数、D″L は情報処理部26か
ら送信された濃度補正値、βは濃度補正の強弱を調整す
るための係数、EOK は標準原画に対して設定された
露光量(露光時間の対数値)、KはB,G,Rの各色、
Lは原画の処理順位を示す。従って、露光量は原画の平
均透過光測光値に基づいて求められ、濃度補正量および
色補正値によって修正される。
【0100】上記の実施例では、本発明の写真焼付露光
量決定方法を焼付濃度補正量の算出に適用し、さらに具
体的には、中心位置平均濃度と周辺位置平均濃度の差に
従って予め定められた複数のファジー集合のすべてもし
くは一部へのグレードを求め、これらの集合に対応する
関数の評価結果に対して前記グレードに応じた関数を適
用することによって、該原画に対する焼付濃度補正量を
算出する場合を説明したが、原画全体の平均濃度に応じ
て複数のファジー集合を設定することや、さらに一般的
には、原画Gの特性値の関数により算出した結果に応じ
て複数のファジー集合を設定することも可能である。
【0101】また、複数のカテゴリの分類それぞれに対
応したグレードを求め、その組合わせ、すなわち、和集
合(union) や、共通集合(intersect
ion)により原画のグレードを算出することも可能で
ある。これは、たとえば、『“中心位置平均濃度に比べ
周辺位置平均濃度が小さい”かつ、“画像全体の平均濃
度がやや大きい”ことを特徴とする集合』などの分類方
法に相当する。
【0102】さらに、本発明の写真焼付露光量決定方法
を色補正量の算出に適用し、予め定められた色度によっ
て分類される集合、たとえばカラーフェリア集合や異種
光源集合へのグレードを求め、これらの集合に対応する
関数の評価結果に対して前記グレードに応じた関数を適
用することによって、該原画に対する色補正量を算出す
ることも可能である。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の写真焼付
露光量決定方法によれば、写真フィルム上の原画を走査
し、得られた画像情報から該原画の画像特性値を計算し
、該画像特性値から予め定められた複数の集合のすべて
もしくは一部へのグレード(所属度)を求め、該集合に
対応する関数の評価結果に対して該グレードに応じた関
数を適用することによって、該原画に対する露光量もし
くは露光補正量を算出するため、一定の品質の写真印画
を安定して効率よく生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の写真焼付露光量決定方法の説明に供さ
れる135写真フィルムの構成図である。
【図2】本発明の写真焼付露光量決定方法が適用される
写真焼付装置の概略構成を示す模式図である。
【図3】図2における走査部を詳細に示す構成図である
【図4】図2および図3における画像処理部を詳細に示
す構成図である。
【図5】実施例の説明に供される主走査方向の画像処理
における一部を示す図である。
【図6】実施例の説明に供される副走査方向の画像処理
における一部を示す図である。
【図7】図2および図3における画像処理部を詳細に示
す構成図である。
【図8】情報処理部における内部処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】図8に続く情報処理部における内部処理を示す
フローチャートである。
【図10】実施例の説明に供される2次元画像情報の領
域分割の一例を示す図である。
【図11】実施例の説明に供される画像の分類方法とグ
レード算出の一例を示す図である。
【符号の説明】
20  スプール 22  走査部 24  画像処理部 26  情報処理部 28  通信回線 30  露光制御部 32  露光部 34  緩衝部 38  拡散部 40  写真印画紙 F    写真フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  写真フィルム上の原画を走査し、得ら
    れた画像情報から該原画の画像特性値を計算し、該画像
    特性値から予め定められた複数の集合のすべてもしくは
    一部へのグレードを求め、該集合に対応する関数の評価
    結果に対して該グレードに応じた関数を適用することに
    よって、該原画に対する露光量もしくは露光補正量を算
    出することを特徴とする写真焼付露光量決定方法。
  2. 【請求項2】  前記複数の集合のすべてもしくは一部
    に対応する関数は、画像情報もしくは画像特性値を用い
    た演算式であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の写真焼付露光量決定方法。
JP10865391A 1991-04-12 1991-04-12 写真焼付露光量決定方法 Pending JPH04315143A (ja)

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