JPH04314921A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents
過給機付エンジンの制御装置Info
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- JPH04314921A JPH04314921A JP3082677A JP8267791A JPH04314921A JP H04314921 A JPH04314921 A JP H04314921A JP 3082677 A JP3082677 A JP 3082677A JP 8267791 A JP8267791 A JP 8267791A JP H04314921 A JPH04314921 A JP H04314921A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの吸気系及び
排気系に主過給機及び副過給機を並列に配し、同エンジ
ンの運転状態に応じて過給機の作動個数を切替えるよう
にした過給機付エンジンの制御装置に関するものである
。
排気系に主過給機及び副過給機を並列に配し、同エンジ
ンの運転状態に応じて過給機の作動個数を切替えるよう
にした過給機付エンジンの制御装置に関するものである
。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの吸気系及び排気系に対
して主及び副の二つの過給機(ターボチャージャ)を並
列に設け、エンジン低吸入空気量域では副ターボチャー
ジャの過給作動を停止させて主ターボチャージャのみで
過給を行わせ、エンジン高吸入空気量域では主・副の両
ターボチャージャを過給作動させるようにした、いわゆ
る「2ステージツインターボシステム」の過給機付エン
ジンが知られている。
して主及び副の二つの過給機(ターボチャージャ)を並
列に設け、エンジン低吸入空気量域では副ターボチャー
ジャの過給作動を停止させて主ターボチャージャのみで
過給を行わせ、エンジン高吸入空気量域では主・副の両
ターボチャージャを過給作動させるようにした、いわゆ
る「2ステージツインターボシステム」の過給機付エン
ジンが知られている。
【0003】同システムにおいては、主ターボチャージ
ャのみの作動状態(シングル過給ステージ)から、主・
副両ターボチャージャの作動状態(ダブル過給ステージ
)へのステージ切替えに先立ち、排気バイパス弁を小開
させるようにしている。この排気バイパス弁は、「シン
グル過給ステージ」において停止している副ターボチャ
ージャ側に排気ガスの一部を流し同副ターボチャージャ
を助走回転させることにより、ステージ切替え時のショ
ックを低減する機能と、「シングル過給ステージ」にお
ける過給圧を一定圧(設定過給圧)にする機能とを有す
る。
ャのみの作動状態(シングル過給ステージ)から、主・
副両ターボチャージャの作動状態(ダブル過給ステージ
)へのステージ切替えに先立ち、排気バイパス弁を小開
させるようにしている。この排気バイパス弁は、「シン
グル過給ステージ」において停止している副ターボチャ
ージャ側に排気ガスの一部を流し同副ターボチャージャ
を助走回転させることにより、ステージ切替え時のショ
ックを低減する機能と、「シングル過給ステージ」にお
ける過給圧を一定圧(設定過給圧)にする機能とを有す
る。
【0004】さらに、大気圧の低い高地での使用を考慮
した過給機付エンジンとして、例えば本出願人が先に特
願平2−141282号で提案したもの(従来技術■)
や、特開平2−119625号公報に開示されたもの(
従来技術■)がある。従来技術■では、大気圧の高低に
応じて排気バイパス弁の小開開始時期を調整している。 すなわち、大気圧が低くなる(高地)程、設定過給圧を
下げる(図12のPM1 からPM2 )ことにより小
開開始時期を早め、副ターボチャージャの助走時間を確
保してステージ切替え時のショックを低減している。
した過給機付エンジンとして、例えば本出願人が先に特
願平2−141282号で提案したもの(従来技術■)
や、特開平2−119625号公報に開示されたもの(
従来技術■)がある。従来技術■では、大気圧の高低に
応じて排気バイパス弁の小開開始時期を調整している。 すなわち、大気圧が低くなる(高地)程、設定過給圧を
下げる(図12のPM1 からPM2 )ことにより小
開開始時期を早め、副ターボチャージャの助走時間を確
保してステージ切替え時のショックを低減している。
【0005】また従来技術■では、大気圧が低くなる程
、ステージ切替え時の吸入空気量を下げる(図13のG
A1 からGA2 )ことにより、主ターボチャージャ
の回転上昇を抑制してオーバランを防止している。
、ステージ切替え時の吸入空気量を下げる(図13のG
A1 からGA2 )ことにより、主ターボチャージャ
の回転上昇を抑制してオーバランを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術■での小開開始時期の制御は、ステージ切替え時の吸
入空気量を所定値(GA1 )に保った状態で行うため
、ステージがシングルからダブルへ切替えられる時のエ
ンジン回転数NEが高速側(図12のNE1 からNE
2 )にずれる。これにより、「シングル過給ステージ
」が高速回転側まで要求されることになり、主ターボチ
ャージャがオーバランして破損するおそれがあった。
術■での小開開始時期の制御は、ステージ切替え時の吸
入空気量を所定値(GA1 )に保った状態で行うため
、ステージがシングルからダブルへ切替えられる時のエ
ンジン回転数NEが高速側(図12のNE1 からNE
2 )にずれる。これにより、「シングル過給ステージ
」が高速回転側まで要求されることになり、主ターボチ
ャージャがオーバランして破損するおそれがあった。
【0007】また、前記従来技術■においては、大気圧
が低くなる程ステージ切替え時の吸入空気量がGA1
からGA2 へ下げられることにより、副ターボチャー
ジャの助走時間(小開開始からステージ切替えまでの時
間)が短くなる。その結果、助走回転数が十分に上昇せ
ず、ステージ切替え時のショックが大きくなるという問
題があった。
が低くなる程ステージ切替え時の吸入空気量がGA1
からGA2 へ下げられることにより、副ターボチャー
ジャの助走時間(小開開始からステージ切替えまでの時
間)が短くなる。その結果、助走回転数が十分に上昇せ
ず、ステージ切替え時のショックが大きくなるという問
題があった。
【0008】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、高地運転時における主過給機の
オーバランを防止するとともに、主過給機の作動状態か
ら主・副両過給機の作動状態への切替えをスムーズに行
うことが可能な過給機付エンジンの制御装置を提供する
ことにある。
のであり、その目的は、高地運転時における主過給機の
オーバランを防止するとともに、主過給機の作動状態か
ら主・副両過給機の作動状態への切替えをスムーズに行
うことが可能な過給機付エンジンの制御装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、図1に示すように、エンジンM1
の吸気系M2及び排気系M3に並列に設けられた主過給
機M4及び副過給機M5と、前記副過給機M5に対応す
る吸気系M2及び排気系M3にそれぞれ設けられ、とも
に全開のときは副過給機M5に過給作動を行わせ、とも
に全閉のときには副過給機M5の過給作動を停止させる
吸気切替弁M6及び排気切替弁M7と、前記エンジンM
1への吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段M8と
、前記吸入空気量検出手段M8による吸入空気量が所定
の切替値を越えると、前記吸気切替弁M6及び排気切替
弁M7を切替え制御して、主過給機M4のみの過給作動
から両過給機M4,M5の過給作動へ切替える切替制御
手段M9と、前記エンジンM1の排気系M3に設けられ
、主過給機M4側へ流れた排気ガスの一部を副過給機M
5側へバイパス可能な排気バイパス弁M10と、前記エ
ンジンM1への過給圧を検出する過給圧検出手段M11
と、前記過給圧検出手段M11による過給圧に基づき、
主過給機M4のみの過給作動から両過給機M4,M5の
過給作動への切替えに先立ち前記排気バイパス弁M10
を小開し、排気ガスの一部を作動停止している副過給機
M5に流して同副過給機M5を助走回転させるとともに
、主過給機M4のみの過給作動時における過給圧を設定
過給圧に調整する小開制御手段M12とを備えた過給機
付エンジンの制御装置において、大気圧を検出する大気
圧検出手段M13と、前記大気圧検出手段M13により
検出された大気圧が低い程、前記小開制御手段M12の
設定過給圧を小さくさせる設定過給圧補正手段M14と
、前記大気圧検出手段M13により検出された大気圧が
低い程、前記切替制御手段M9の切替値を小さくさせる
切替値補正手段M15とを設けている。
に本発明においては、図1に示すように、エンジンM1
の吸気系M2及び排気系M3に並列に設けられた主過給
機M4及び副過給機M5と、前記副過給機M5に対応す
る吸気系M2及び排気系M3にそれぞれ設けられ、とも
に全開のときは副過給機M5に過給作動を行わせ、とも
に全閉のときには副過給機M5の過給作動を停止させる
吸気切替弁M6及び排気切替弁M7と、前記エンジンM
1への吸入空気量を検出する吸入空気量検出手段M8と
、前記吸入空気量検出手段M8による吸入空気量が所定
の切替値を越えると、前記吸気切替弁M6及び排気切替
弁M7を切替え制御して、主過給機M4のみの過給作動
から両過給機M4,M5の過給作動へ切替える切替制御
手段M9と、前記エンジンM1の排気系M3に設けられ
、主過給機M4側へ流れた排気ガスの一部を副過給機M
5側へバイパス可能な排気バイパス弁M10と、前記エ
ンジンM1への過給圧を検出する過給圧検出手段M11
と、前記過給圧検出手段M11による過給圧に基づき、
主過給機M4のみの過給作動から両過給機M4,M5の
過給作動への切替えに先立ち前記排気バイパス弁M10
を小開し、排気ガスの一部を作動停止している副過給機
M5に流して同副過給機M5を助走回転させるとともに
、主過給機M4のみの過給作動時における過給圧を設定
過給圧に調整する小開制御手段M12とを備えた過給機
付エンジンの制御装置において、大気圧を検出する大気
圧検出手段M13と、前記大気圧検出手段M13により
検出された大気圧が低い程、前記小開制御手段M12の
設定過給圧を小さくさせる設定過給圧補正手段M14と
、前記大気圧検出手段M13により検出された大気圧が
低い程、前記切替制御手段M9の切替値を小さくさせる
切替値補正手段M15とを設けている。
【0010】
【作用】エンジンM1の運転時に吸入空気量が吸入空気
量検出手段M8によって検出されると、切替制御手段M
9は検出された吸入空気量と切替値とを比較する。検出
値が切替値以下であると、切替制御手段M9は吸気切替
弁M6及び排気切替弁M7をともに閉じて主過給機M4
のみを過給作動させる。一方、切替制御手段M9は前記
検出値が切替値を越えると、前記吸気切替弁M6及び前
記排気切替弁M7をともに開いて主過給機M4及び副過
給機M5を過給作動させる。
量検出手段M8によって検出されると、切替制御手段M
9は検出された吸入空気量と切替値とを比較する。検出
値が切替値以下であると、切替制御手段M9は吸気切替
弁M6及び排気切替弁M7をともに閉じて主過給機M4
のみを過給作動させる。一方、切替制御手段M9は前記
検出値が切替値を越えると、前記吸気切替弁M6及び前
記排気切替弁M7をともに開いて主過給機M4及び副過
給機M5を過給作動させる。
【0011】また、前記エンジンM1の運転時には同エ
ンジンM1への過給圧が過給圧検出手段M11によって
検出される。小開制御手段M12は、前記過給圧検出手
段M11による過給圧に基づき、主過給機M4のみの過
給作動から主・副両過給機M4,M5の過給作動への切
替えに先立ち排気バイパス弁M10を小開する。排気バ
イパス弁M10が小開すると、排気ガスの一部が停止状
態の副過給機M5に流れ、副過給機M5が助走回転され
るとともに、同主過給機M4のみの過給作動時における
過給圧が設定過給圧に調整される。
ンジンM1への過給圧が過給圧検出手段M11によって
検出される。小開制御手段M12は、前記過給圧検出手
段M11による過給圧に基づき、主過給機M4のみの過
給作動から主・副両過給機M4,M5の過給作動への切
替えに先立ち排気バイパス弁M10を小開する。排気バ
イパス弁M10が小開すると、排気ガスの一部が停止状
態の副過給機M5に流れ、副過給機M5が助走回転され
るとともに、同主過給機M4のみの過給作動時における
過給圧が設定過給圧に調整される。
【0012】前記切替制御手段M9による吸気切替弁M
6及び排気切替弁M7の制御と、前記小開制御手段M1
2による排気バイパス弁M10の制御とは、いずれも大
気圧検出手段M13により検出された大気圧に基づいて
行われる。すなわち、設定過給圧補正手段M14は前記
大気圧が低い程、前記小開制御手段M12の設定過給圧
を小さくさせ、切替値補正手段M15は前記大気圧が低
い程、前記切替制御手段M9の切替値を小さくさせる。
6及び排気切替弁M7の制御と、前記小開制御手段M1
2による排気バイパス弁M10の制御とは、いずれも大
気圧検出手段M13により検出された大気圧に基づいて
行われる。すなわち、設定過給圧補正手段M14は前記
大気圧が低い程、前記小開制御手段M12の設定過給圧
を小さくさせ、切替値補正手段M15は前記大気圧が低
い程、前記切替制御手段M9の切替値を小さくさせる。
【0013】従って、大気圧の低い高地でのエンジン運
転時には、設定過給圧補正手段14によって小開制御手
段M12の設定過給圧が低下され、排気バイパス弁M1
0の小開開始時期が早められる(図10参照)。このと
きの設定過給圧の制御が、吸気切替弁M6及び排気切替
弁M7の切替値一定の状態で行われると、前記主過給機
M4のみの作動状態から主・副両過給機M4,M5の作
動状態へ切替えられる際のエンジン回転数が高速側にず
れる。しかし、本発明では、切替値補正手段M15によ
って切替制御手段M9の切替値が低下され、前記作動状
態の切替え時のエンジン回転数が下げられる(図11参
照)。このように、排気バイパス弁M10の小開時期が
早められることと、作動状態の切替え時期が早められる
こととから、主過給機M4のオーバランを防止しつつ副
過給機M5の十分な助走時間を確保することが可能とな
る。
転時には、設定過給圧補正手段14によって小開制御手
段M12の設定過給圧が低下され、排気バイパス弁M1
0の小開開始時期が早められる(図10参照)。このと
きの設定過給圧の制御が、吸気切替弁M6及び排気切替
弁M7の切替値一定の状態で行われると、前記主過給機
M4のみの作動状態から主・副両過給機M4,M5の作
動状態へ切替えられる際のエンジン回転数が高速側にず
れる。しかし、本発明では、切替値補正手段M15によ
って切替制御手段M9の切替値が低下され、前記作動状
態の切替え時のエンジン回転数が下げられる(図11参
照)。このように、排気バイパス弁M10の小開時期が
早められることと、作動状態の切替え時期が早められる
こととから、主過給機M4のオーバランを防止しつつ副
過給機M5の十分な助走時間を確保することが可能とな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図2〜
図11に従って説明する。図2,4,5は本実施例にお
ける車両に搭載された直列6気筒の過給機付ガソリンエ
ンジンシステムを説明する概略構成図である。エンジン
1の吸気系には、吸気脈動或いは吸気干渉を防止するた
めのサージタンク2が設けられている。また、サージタ
ンク2の上流側には、スロットルボディ3が設けられて
いる。このスロットルボディ3の内部には、図示しない
アクセルペダルの操作に連動して開閉されるスロットル
弁4が設けられている。そして、そのスロットル弁4が
開閉されることにより、サージタンク2への吸気流量が
調節される。さらに、サージタンク2の下流側は、エン
ジン1の各気筒#1,#2,#3,#4,#5,#6毎
へ分岐された吸気マニホルド5となっている。この吸気
マニホルド5には、エンジン1の各気筒#1〜#6毎に
燃料を噴射供給する燃料噴射弁(インジェクタ)6A,
6B,6C,6D,6E,6Fがそれぞれ設けられてい
る。各インジェクタ6A〜6Fには図示しない燃料ポン
プの作動により、フユーエルタンクから所定圧力の燃料
が供給されるようになっている。さらに、エンジン1の
各気筒#1〜#6に対応して、点火プラグ7A,7B,
7C,7D,7E,7Fがそれぞれ設けられている。
図11に従って説明する。図2,4,5は本実施例にお
ける車両に搭載された直列6気筒の過給機付ガソリンエ
ンジンシステムを説明する概略構成図である。エンジン
1の吸気系には、吸気脈動或いは吸気干渉を防止するた
めのサージタンク2が設けられている。また、サージタ
ンク2の上流側には、スロットルボディ3が設けられて
いる。このスロットルボディ3の内部には、図示しない
アクセルペダルの操作に連動して開閉されるスロットル
弁4が設けられている。そして、そのスロットル弁4が
開閉されることにより、サージタンク2への吸気流量が
調節される。さらに、サージタンク2の下流側は、エン
ジン1の各気筒#1,#2,#3,#4,#5,#6毎
へ分岐された吸気マニホルド5となっている。この吸気
マニホルド5には、エンジン1の各気筒#1〜#6毎に
燃料を噴射供給する燃料噴射弁(インジェクタ)6A,
6B,6C,6D,6E,6Fがそれぞれ設けられてい
る。各インジェクタ6A〜6Fには図示しない燃料ポン
プの作動により、フユーエルタンクから所定圧力の燃料
が供給されるようになっている。さらに、エンジン1の
各気筒#1〜#6に対応して、点火プラグ7A,7B,
7C,7D,7E,7Fがそれぞれ設けられている。
【0015】一方、エンジン1の排気系には、排気マニ
ホルド8が設けられている。この排気マニホルド8は排
気干渉を伴わない気筒群#1〜#3と、気筒群#4〜#
6との2つに集合され、その集合部8a,8bが連通路
9によって互いに連通されている。エンジン1の吸気系
及び排気系には、主過給機としての主ターボチャージャ
10及び副過給機としての副ターボチャージャ11がそ
れぞれ並列に設けられている。すなわち、主・副の各タ
ーボチャージャ10,11を構成する各タービン10a
,11aは、その上流側が排気マニホルド8の各集合部
8a,8bにそれぞれ連通されている。つまり、主ター
ボチャージャ10に対応してエンジン1の気筒群#1〜
#3が連通され、副ターボチャージャ11に対応してエ
ンジン1の気筒群#4〜#6が連通されている。また、
各タービン10a,11aの下流側は主・副別々の排気
通路12,13に連通されている。主・副の各排気通路
12,13はその下流側にて合流し、三元触媒を内蔵し
てなる触媒コンバータ14を介して外部に連通されてい
る。
ホルド8が設けられている。この排気マニホルド8は排
気干渉を伴わない気筒群#1〜#3と、気筒群#4〜#
6との2つに集合され、その集合部8a,8bが連通路
9によって互いに連通されている。エンジン1の吸気系
及び排気系には、主過給機としての主ターボチャージャ
10及び副過給機としての副ターボチャージャ11がそ
れぞれ並列に設けられている。すなわち、主・副の各タ
ーボチャージャ10,11を構成する各タービン10a
,11aは、その上流側が排気マニホルド8の各集合部
8a,8bにそれぞれ連通されている。つまり、主ター
ボチャージャ10に対応してエンジン1の気筒群#1〜
#3が連通され、副ターボチャージャ11に対応してエ
ンジン1の気筒群#4〜#6が連通されている。また、
各タービン10a,11aの下流側は主・副別々の排気
通路12,13に連通されている。主・副の各排気通路
12,13はその下流側にて合流し、三元触媒を内蔵し
てなる触媒コンバータ14を介して外部に連通されてい
る。
【0016】一方、主・副の各ターボチャージャ10,
11を構成する各コンプレッサ10b,11bは、その
上流側が主・副別々の吸気通路15,16に連通されて
いる。主・副の各吸気通路15,16の上流側は一本の
共通吸気通路17に合流してエアクリーナ18を介し外
部に連通されている。また、各コンプレッサ10b,1
1bの下流側は主・副別々の吸気通路19,20に連通
されている。主・副の各吸気通路19,20の下流側は
一本の共通吸気通路21に合流して連通され、吸気冷却
用のインタークーラ22、さらにはスロットルボディ3
を介してサージタンク2に連通されている。
11を構成する各コンプレッサ10b,11bは、その
上流側が主・副別々の吸気通路15,16に連通されて
いる。主・副の各吸気通路15,16の上流側は一本の
共通吸気通路17に合流してエアクリーナ18を介し外
部に連通されている。また、各コンプレッサ10b,1
1bの下流側は主・副別々の吸気通路19,20に連通
されている。主・副の各吸気通路19,20の下流側は
一本の共通吸気通路21に合流して連通され、吸気冷却
用のインタークーラ22、さらにはスロットルボディ3
を介してサージタンク2に連通されている。
【0017】本実施例において、主ターボチャージャ1
0はエンジン1の低吸入空気量域から高吸入空気量域ま
で作動されるものであり、副ターボチャージャ11はエ
ンジン1の低吸入空気量域で停止され、高吸入空気量域
のみで作動されるものであり、主・副の両ターボチャー
ジャ10,11により、いわゆる「2ステージツインタ
ーボシステム」が構成されている。
0はエンジン1の低吸入空気量域から高吸入空気量域ま
で作動されるものであり、副ターボチャージャ11はエ
ンジン1の低吸入空気量域で停止され、高吸入空気量域
のみで作動されるものであり、主・副の両ターボチャー
ジャ10,11により、いわゆる「2ステージツインタ
ーボシステム」が構成されている。
【0018】主・副の両ターボチャージャ10,11の
作動・停止を可能にするために、副ターボチャージャ1
1のタービン11aに連通する副排気通路13の途中に
は、排気切替弁23が設けられている。また、副ターボ
チャージャ11のコンプレッサ11bに連通する副吸気
通路20の途中には、吸気切替弁24が設けられている
。これら排気切替弁23及び吸気切替弁24は、それぞ
れ三方式の第1及び第2のバキュームスイッチングバル
ブ(以下単に「VSV」という)25,26の開閉切替
えによって駆動されるダイヤフラム式のアクチュエータ
27,28によってそれぞれ開閉されるようになってい
る。第1及び第2のVSV25,26の大気ポートには
エアフィルタ29を介して大気が導入され、圧力ポート
にはプレッシャータンク30から所要の高圧空気が導入
されるようになっている。
作動・停止を可能にするために、副ターボチャージャ1
1のタービン11aに連通する副排気通路13の途中に
は、排気切替弁23が設けられている。また、副ターボ
チャージャ11のコンプレッサ11bに連通する副吸気
通路20の途中には、吸気切替弁24が設けられている
。これら排気切替弁23及び吸気切替弁24は、それぞ
れ三方式の第1及び第2のバキュームスイッチングバル
ブ(以下単に「VSV」という)25,26の開閉切替
えによって駆動されるダイヤフラム式のアクチュエータ
27,28によってそれぞれ開閉されるようになってい
る。第1及び第2のVSV25,26の大気ポートには
エアフィルタ29を介して大気が導入され、圧力ポート
にはプレッシャータンク30から所要の高圧空気が導入
されるようになっている。
【0019】従って、第1及び第2のVSV25,26
の開閉切替えにより、各アクチュエータ27,28のダ
イヤフラム室27a,28aへの空気圧導入が調節され
ることにより、各アクチュエータ27,28が作動して
排気切替弁23及び吸気切替弁24がそれぞれ開閉され
る。すなわち、第1のVSV25はオンされることによ
り、排気切替弁23を全開とするようにアクチュエータ
27を作動させ、オフされることにより、排気切替弁2
3を全閉とするようにアクチュエータ27を作動させる
。また、第2のVSV26はオンされることにより、吸
気切替弁24を全開とするようにアクチュエータ28を
作動させ、オフされることにより、吸気切替弁24を全
閉とするようにアクチュエータ28を作動させる。そし
て、排気切替弁23及び吸気切替弁24の両方が全開の
ときには、主・副の両ターボチャージャ10,11が作
動する「ダブル過給ステージ」となり、両切替弁23,
24の両方が全閉のときには、主ターボチャージャ10
のみが作動する「シングル過給ステージ」となる。
の開閉切替えにより、各アクチュエータ27,28のダ
イヤフラム室27a,28aへの空気圧導入が調節され
ることにより、各アクチュエータ27,28が作動して
排気切替弁23及び吸気切替弁24がそれぞれ開閉され
る。すなわち、第1のVSV25はオンされることによ
り、排気切替弁23を全開とするようにアクチュエータ
27を作動させ、オフされることにより、排気切替弁2
3を全閉とするようにアクチュエータ27を作動させる
。また、第2のVSV26はオンされることにより、吸
気切替弁24を全開とするようにアクチュエータ28を
作動させ、オフされることにより、吸気切替弁24を全
閉とするようにアクチュエータ28を作動させる。そし
て、排気切替弁23及び吸気切替弁24の両方が全開の
ときには、主・副の両ターボチャージャ10,11が作
動する「ダブル過給ステージ」となり、両切替弁23,
24の両方が全閉のときには、主ターボチャージャ10
のみが作動する「シングル過給ステージ」となる。
【0020】副ターボチャージャ11のタービン11a
に連通する副排気通路13には、排気切替弁23を迂回
して主排気通路12に連通する排気バイパス通路31が
設けられている。また、この排気バイパス通路31には
、同通路31を開閉する排気バイパス弁32が設けられ
ている。この排気バイパス弁32は、ダイヤフラム式の
アクチュエータ33によって開閉されるようになってい
る。このアクチュエータ33のダイヤフラム室33aは
、吸気切替弁24よりも下流側の副吸気通路20に連通
されるとともに、二方式の第3のVSV34を介してコ
ンプレッサ10bよりも上流側の副吸気通路16に連通
されている。そして、この第3のVSV34の開閉によ
り、ダイヤフラム室33aにコンプレッサ10bによる
過給圧の導入が調節されることにより、アクチュエータ
33が作動されて排気バイパス弁32が開閉されるよう
になっている。すなわち、第3のVSV34はデューテ
ィ制御されることにより、主ターボチャージャ10のコ
ンプレッサ10bによる過給圧の大気へのブリード量を
調整し、ダイヤフラム室33aへの作動圧を調整して排
気バイパス弁32の開度(開口量)が可変とされる。
に連通する副排気通路13には、排気切替弁23を迂回
して主排気通路12に連通する排気バイパス通路31が
設けられている。また、この排気バイパス通路31には
、同通路31を開閉する排気バイパス弁32が設けられ
ている。この排気バイパス弁32は、ダイヤフラム式の
アクチュエータ33によって開閉されるようになってい
る。このアクチュエータ33のダイヤフラム室33aは
、吸気切替弁24よりも下流側の副吸気通路20に連通
されるとともに、二方式の第3のVSV34を介してコ
ンプレッサ10bよりも上流側の副吸気通路16に連通
されている。そして、この第3のVSV34の開閉によ
り、ダイヤフラム室33aにコンプレッサ10bによる
過給圧の導入が調節されることにより、アクチュエータ
33が作動されて排気バイパス弁32が開閉されるよう
になっている。すなわち、第3のVSV34はデューテ
ィ制御されることにより、主ターボチャージャ10のコ
ンプレッサ10bによる過給圧の大気へのブリード量を
調整し、ダイヤフラム室33aへの作動圧を調整して排
気バイパス弁32の開度(開口量)が可変とされる。
【0021】さらに、吸気切替弁24よりも上流側の副
吸気通路20と、主ターボチャージャ10のコンプレッ
サ10bよりも上流側の主吸気通路15との間には、両
通路20,15を連通する第1の吸気バイパス通路35
が設けられている。また、第1の吸気バイパス通路35
の一端側には、同通路35を開閉するために、ダイヤフ
ラム式のアクチュエータ36によって駆動される第1の
吸気バイパス弁37が設けられている。このアクチュエ
ータ36は三方式の第4のVSV38の開閉切替えによ
って駆動される。この第4のVSV38の大気ポートに
はエアフィルタ29を介して大気が導入され、圧力ポー
トにはプレッシャータンク30から所要の高圧空気が導
入されるようになっている。
吸気通路20と、主ターボチャージャ10のコンプレッ
サ10bよりも上流側の主吸気通路15との間には、両
通路20,15を連通する第1の吸気バイパス通路35
が設けられている。また、第1の吸気バイパス通路35
の一端側には、同通路35を開閉するために、ダイヤフ
ラム式のアクチュエータ36によって駆動される第1の
吸気バイパス弁37が設けられている。このアクチュエ
ータ36は三方式の第4のVSV38の開閉切替えによ
って駆動される。この第4のVSV38の大気ポートに
はエアフィルタ29を介して大気が導入され、圧力ポー
トにはプレッシャータンク30から所要の高圧空気が導
入されるようになっている。
【0022】従って、第4のVSV38の開閉切替えに
基づき、アクチュエータ36のダイヤフラム室36aへ
の空気圧の導入が調節されることにより、アクチュエー
タ36が作動して第1の吸気バイパス弁37が開閉され
る。すなわち、第4のVSV38はオンされることによ
り、第1の吸気バイパス弁37を全閉とするようにアク
チュエータ36を作動させ、オフされることにより、第
1の吸気バイパス弁37を全開とするようにアクチュエ
ータ36を作動させる。この第1の吸気バイパス通路3
5は主ターボチャージャ10のみの作動から、主・副の
両ターボチャージャ10,11の作動への切替えをスム
ーズにするために開かれる通路である。
基づき、アクチュエータ36のダイヤフラム室36aへ
の空気圧の導入が調節されることにより、アクチュエー
タ36が作動して第1の吸気バイパス弁37が開閉され
る。すなわち、第4のVSV38はオンされることによ
り、第1の吸気バイパス弁37を全閉とするようにアク
チュエータ36を作動させ、オフされることにより、第
1の吸気バイパス弁37を全開とするようにアクチュエ
ータ36を作動させる。この第1の吸気バイパス通路3
5は主ターボチャージャ10のみの作動から、主・副の
両ターボチャージャ10,11の作動への切替えをスム
ーズにするために開かれる通路である。
【0023】なお、プレッシャータンク30の圧力ポー
トはインタークーラ22よりも上流側の共通吸気通路2
1に連通されており、同プレッシャータンク30に対し
て主ターボチャージャ10による過給圧が供給されるよ
うになっている。また、副吸気通路20において吸気切
替弁24の上流側と下流側とを連通させるバイパス通路
39には、リード弁40が設けられている。そして、副
ターボチャージャ11のコンプレッサ11bの出口圧力
が主ターボチャージャ10のそれよりも大きくなったと
き、そのバイパス通路39及びリード弁40を介して吸
気切替弁24の上流側から下流側へと空気がバイパスさ
れるようになっている。
トはインタークーラ22よりも上流側の共通吸気通路2
1に連通されており、同プレッシャータンク30に対し
て主ターボチャージャ10による過給圧が供給されるよ
うになっている。また、副吸気通路20において吸気切
替弁24の上流側と下流側とを連通させるバイパス通路
39には、リード弁40が設けられている。そして、副
ターボチャージャ11のコンプレッサ11bの出口圧力
が主ターボチャージャ10のそれよりも大きくなったと
き、そのバイパス通路39及びリード弁40を介して吸
気切替弁24の上流側から下流側へと空気がバイパスさ
れるようになっている。
【0024】一方、主ターボチャージャ10において、
タービン10aの上流側と下流側との間にはウェイスト
ゲート通路41が設けられている。また、このウェイス
トゲート通路41には、同通路41を開閉するウェイス
トゲート弁42が設けられている。このウェイストゲー
ト弁42は、主ターボチャージャ10による過給圧が予
め設定された圧力を越えることを防止するために、その
タービン10aへの流入排気ガスを、出口側へバイパス
してタービン10aの出力を調節し、主ターボチャージ
ャ10による過給圧をコントロールするためのものであ
る。そして、ウェイストゲート弁42はダイヤフラム式
のアクチュエータ43によって開閉されるようになって
いる。このアクチュエータ43のダイヤフラム室43a
は、コンプレッサ10bよりも下流側の主吸気通路19
に連通されるとともに、二方式の第5のVSV44を介
してコンプレッサ10bよりも上流側の主吸気通路15
に連通されている。そして、その第5のVSV44の開
閉により、ダイヤフラム室43aにコンプレッサ10b
による過給圧の導入が調節されることにより、アクチュ
エータ43が作動してウェイストゲート弁42が開閉さ
れる。すなわち、第5のVSV44はデューティ制御さ
れることにより、過給圧の大気へのブリード量を調整し
、ダイヤフラム室43aの作動圧を調整してウェイスト
ゲート弁42の開度(開口量)が可変とされる。
タービン10aの上流側と下流側との間にはウェイスト
ゲート通路41が設けられている。また、このウェイス
トゲート通路41には、同通路41を開閉するウェイス
トゲート弁42が設けられている。このウェイストゲー
ト弁42は、主ターボチャージャ10による過給圧が予
め設定された圧力を越えることを防止するために、その
タービン10aへの流入排気ガスを、出口側へバイパス
してタービン10aの出力を調節し、主ターボチャージ
ャ10による過給圧をコントロールするためのものであ
る。そして、ウェイストゲート弁42はダイヤフラム式
のアクチュエータ43によって開閉されるようになって
いる。このアクチュエータ43のダイヤフラム室43a
は、コンプレッサ10bよりも下流側の主吸気通路19
に連通されるとともに、二方式の第5のVSV44を介
してコンプレッサ10bよりも上流側の主吸気通路15
に連通されている。そして、その第5のVSV44の開
閉により、ダイヤフラム室43aにコンプレッサ10b
による過給圧の導入が調節されることにより、アクチュ
エータ43が作動してウェイストゲート弁42が開閉さ
れる。すなわち、第5のVSV44はデューティ制御さ
れることにより、過給圧の大気へのブリード量を調整し
、ダイヤフラム室43aの作動圧を調整してウェイスト
ゲート弁42の開度(開口量)が可変とされる。
【0025】また、主ターボチャージャ10に関わり、
そのコンプレッサ10bよりも上流側の主吸気通路15
と同コンプレッサ10bよりも下流側の共通吸気通路2
1との間には、第2の吸気バイパス通路45が設けられ
ている。この第2の吸気バイパス通路45の一端側には
、同通路45を開閉するために、ダイヤフラム式のアク
チュエータ46によって駆動される第2の吸気バイパス
弁47が設けられている。このアクチュエータ46のダ
イヤフラム室46aはサージタンク2に連通されている
。従って、サージタンク2内が負圧になったときのみ、
第2の吸気バイパス弁47が開かれるようにアクチュエ
ータ46が作動され、それ以外のときには第2の吸気バ
イパス弁47が閉じられるようにアクチュエータ46が
作動されるようになっている。
そのコンプレッサ10bよりも上流側の主吸気通路15
と同コンプレッサ10bよりも下流側の共通吸気通路2
1との間には、第2の吸気バイパス通路45が設けられ
ている。この第2の吸気バイパス通路45の一端側には
、同通路45を開閉するために、ダイヤフラム式のアク
チュエータ46によって駆動される第2の吸気バイパス
弁47が設けられている。このアクチュエータ46のダ
イヤフラム室46aはサージタンク2に連通されている
。従って、サージタンク2内が負圧になったときのみ、
第2の吸気バイパス弁47が開かれるようにアクチュエ
ータ46が作動され、それ以外のときには第2の吸気バ
イパス弁47が閉じられるようにアクチュエータ46が
作動されるようになっている。
【0026】そして、エンジン1はエアクリーナ18を
通じて導入される外気を、共通吸気通路17、主・副の
各吸気通路15,16、主・副の各ターボチャージャ1
0,11のコンプレッサ10b,11b、インタークー
ラ22、サージタンク2及び吸気マニホルド5等を通じ
て取り込む。また、その外気の取り込みと同時に、エン
ジン1は各インジェクタ6A〜6Fから噴射される燃料
を取り込む。さらに、エンジン1はその取り込んだ燃料
と外気との混合気を各気筒#1〜#6の燃焼室にて爆発
・燃焼させて駆動力を得た後、その排気ガスを排気マニ
ホルド8、主・副の各ターボチャージャ10,11のタ
ービン10a,11a、主・副の各排気通路12,13
及び触媒コンバータ14を介して外部へ排出させる。
通じて導入される外気を、共通吸気通路17、主・副の
各吸気通路15,16、主・副の各ターボチャージャ1
0,11のコンプレッサ10b,11b、インタークー
ラ22、サージタンク2及び吸気マニホルド5等を通じ
て取り込む。また、その外気の取り込みと同時に、エン
ジン1は各インジェクタ6A〜6Fから噴射される燃料
を取り込む。さらに、エンジン1はその取り込んだ燃料
と外気との混合気を各気筒#1〜#6の燃焼室にて爆発
・燃焼させて駆動力を得た後、その排気ガスを排気マニ
ホルド8、主・副の各ターボチャージャ10,11のタ
ービン10a,11a、主・副の各排気通路12,13
及び触媒コンバータ14を介して外部へ排出させる。
【0027】エンジン1の運転状態を検出するセンサと
しては、スロットルボディ3においてスロットル弁4の
開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度セン
サ61が設けられている。サージタンク2には過給圧検
出手段としての吸気圧センサ62が設けられており、同
センサ62は過給圧PMとして、サージタンク2内の吸
気管圧力を検出する。エアクリーナ18の下流側には、
共通吸気通路17を通過する吸入空気量GAを測定する
吸入空気量検出手段としての可動ベーン式エアフローメ
ータ63が設けられている。エンジン1には、その冷却
水の温度(冷却水温)を検出する水温センサ64が設け
られている。また、主・副の両排気通路12,13の合
流部近傍には、排気中の酸素濃度を検出する酸素センサ
65が設けられている。この酸素センサ65は主排気通
路12にオフセットした位置に配置されている。さらに
、エンジン1外には大気圧P0 を検出する大気圧検出
手段としての大気圧センサ69が設けられている。
しては、スロットルボディ3においてスロットル弁4の
開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度セン
サ61が設けられている。サージタンク2には過給圧検
出手段としての吸気圧センサ62が設けられており、同
センサ62は過給圧PMとして、サージタンク2内の吸
気管圧力を検出する。エアクリーナ18の下流側には、
共通吸気通路17を通過する吸入空気量GAを測定する
吸入空気量検出手段としての可動ベーン式エアフローメ
ータ63が設けられている。エンジン1には、その冷却
水の温度(冷却水温)を検出する水温センサ64が設け
られている。また、主・副の両排気通路12,13の合
流部近傍には、排気中の酸素濃度を検出する酸素センサ
65が設けられている。この酸素センサ65は主排気通
路12にオフセットした位置に配置されている。さらに
、エンジン1外には大気圧P0 を検出する大気圧検出
手段としての大気圧センサ69が設けられている。
【0028】エンジン1の各気筒毎#1〜#6に設けら
れた各点火プラグ7A〜7Fには、ディストリビュータ
48にて分配された点火信号が印加される。ディストリ
ビュータ48はイグナイタ49から出力される高電圧を
エンジン1のクランク角に同期して各点火プラグ7A〜
7Fに分配するためのものである。そして、各点火プラ
グ7A〜7Fの点火タイミングは、イグナイタ49から
の高電圧出力タイミングにより決定される。
れた各点火プラグ7A〜7Fには、ディストリビュータ
48にて分配された点火信号が印加される。ディストリ
ビュータ48はイグナイタ49から出力される高電圧を
エンジン1のクランク角に同期して各点火プラグ7A〜
7Fに分配するためのものである。そして、各点火プラ
グ7A〜7Fの点火タイミングは、イグナイタ49から
の高電圧出力タイミングにより決定される。
【0029】ディストリビュータ48にはエンジン1の
回転に連動して回転される図示しないロータが内蔵され
ている。そして、このディストリビュータ48には、ロ
ータの回転からエンジン回転数NEを検出する回転数セ
ンサ66が設けられている。同じくディストリビュータ
48には、ロータの回転に応じてエンジン1のクランク
角の変化を所定の割合で検出する気筒判別センサ67が
それぞれ取付けられている。本実施例では、1行程に対
してエンジン1が2回転するものとして、気筒判別セン
サ67は360°CAの割合でクランク角を検出するよ
うになっている。また、エンジン1に駆動連結された図
示しないトランスミッションには、車速を検出するため
の車速センサ68が設けられている。
回転に連動して回転される図示しないロータが内蔵され
ている。そして、このディストリビュータ48には、ロ
ータの回転からエンジン回転数NEを検出する回転数セ
ンサ66が設けられている。同じくディストリビュータ
48には、ロータの回転に応じてエンジン1のクランク
角の変化を所定の割合で検出する気筒判別センサ67が
それぞれ取付けられている。本実施例では、1行程に対
してエンジン1が2回転するものとして、気筒判別セン
サ67は360°CAの割合でクランク角を検出するよ
うになっている。また、エンジン1に駆動連結された図
示しないトランスミッションには、車速を検出するため
の車速センサ68が設けられている。
【0030】そして、各インジェクタ6A〜6F、イグ
ナイタ49及び第1〜第5のVSV25,26,34,
38,44は、電子制御装置(以下単に「ECU」とい
う)71に電気的に接続され、同ECU71の作動によ
ってそれらの駆動タイミングが制御されるようになって
いる。次に、ECU71の構成について図3のブロック
図に従って説明する。ECU71は、切替制御手段、小
開制御手段、設定過給圧補正手段及び切替値補正手段を
構成する中央処理装置(CPU)72、所定の制御プロ
グラム等を予め記憶した読み出し専用メモリ(ROM)
73、CPU72の演算結果等を一時記憶するランダム
アクセスメモリ(RAM)74、予め記憶されたデータ
を保存するバックアップRAM75等と、これら各部と
外部入力回路76、外部出力回路77等とをバス78に
よって接続した論理演算回路として構成されている。
ナイタ49及び第1〜第5のVSV25,26,34,
38,44は、電子制御装置(以下単に「ECU」とい
う)71に電気的に接続され、同ECU71の作動によ
ってそれらの駆動タイミングが制御されるようになって
いる。次に、ECU71の構成について図3のブロック
図に従って説明する。ECU71は、切替制御手段、小
開制御手段、設定過給圧補正手段及び切替値補正手段を
構成する中央処理装置(CPU)72、所定の制御プロ
グラム等を予め記憶した読み出し専用メモリ(ROM)
73、CPU72の演算結果等を一時記憶するランダム
アクセスメモリ(RAM)74、予め記憶されたデータ
を保存するバックアップRAM75等と、これら各部と
外部入力回路76、外部出力回路77等とをバス78に
よって接続した論理演算回路として構成されている。
【0031】外部入力回路76には、前述したスロット
ル開度センサ61、吸気圧センサ62、エアフローメー
タ63、水温センサ64、酸素センサ65、回転数セン
サ66、気筒判別センサ67、車速センサ68及び大気
圧センサ69がそれぞれ接続されている。そして、CP
U72は外部入力回路76を介してエアフローメータ6
3及び各センサ61,62,64〜69からの出力信号
を入力値として読み込む。
ル開度センサ61、吸気圧センサ62、エアフローメー
タ63、水温センサ64、酸素センサ65、回転数セン
サ66、気筒判別センサ67、車速センサ68及び大気
圧センサ69がそれぞれ接続されている。そして、CP
U72は外部入力回路76を介してエアフローメータ6
3及び各センサ61,62,64〜69からの出力信号
を入力値として読み込む。
【0032】そして、CPU72は、これらの入力値に
基づいて、外部出力回路77に接続された各インジェク
タ6A〜6F、イグナイタ49及び第1〜第5のVSV
25,26,34,38,44等を好適に制御する。な
お、燃料噴射は各気筒#1〜#6毎の独立噴射となって
おり、各インジェクタ6A〜6Fは各気筒#1〜#6の
噴射タイミングが到来した時に個々に駆動制御されるよ
うになっている。本実施例のエンジン1においては、各
気筒#1〜#6の燃料噴射が気筒#1、気筒#5、気筒
#3、気筒#6、気筒#2及び気筒#4の順序で行われ
るようになっている。
基づいて、外部出力回路77に接続された各インジェク
タ6A〜6F、イグナイタ49及び第1〜第5のVSV
25,26,34,38,44等を好適に制御する。な
お、燃料噴射は各気筒#1〜#6毎の独立噴射となって
おり、各インジェクタ6A〜6Fは各気筒#1〜#6の
噴射タイミングが到来した時に個々に駆動制御されるよ
うになっている。本実施例のエンジン1においては、各
気筒#1〜#6の燃料噴射が気筒#1、気筒#5、気筒
#3、気筒#6、気筒#2及び気筒#4の順序で行われ
るようになっている。
【0033】前記ROM73には図6及び図7に示すよ
うなマップが予め記憶されている。図6のマップには、
大気圧P0 に対する設定過給圧PMa が規定されて
いる。この設定過給圧PMa は排気バイパス弁32の
制御によって調整される過給圧であり、本実施例では大
気圧P0 が低くなる(高地になる)程、設定過給圧P
Ma が直線的に減少するように設定されている。また
、図7のマップには大気圧P0 に対する切替吸入空気
量GAa が規定されている。この切替吸入空気量GA
a は「シングル過給ステージ」から「ダブル過給ステ
ージ」へ切替わる際の吸入空気量であり、本実施例では
大気圧P0 が低くなる(高地になる)程、切替吸入空
気量GAa が直線的に減少するように設定されている
。
うなマップが予め記憶されている。図6のマップには、
大気圧P0 に対する設定過給圧PMa が規定されて
いる。この設定過給圧PMa は排気バイパス弁32の
制御によって調整される過給圧であり、本実施例では大
気圧P0 が低くなる(高地になる)程、設定過給圧P
Ma が直線的に減少するように設定されている。また
、図7のマップには大気圧P0 に対する切替吸入空気
量GAa が規定されている。この切替吸入空気量GA
a は「シングル過給ステージ」から「ダブル過給ステ
ージ」へ切替わる際の吸入空気量であり、本実施例では
大気圧P0 が低くなる(高地になる)程、切替吸入空
気量GAa が直線的に減少するように設定されている
。
【0034】上記のように構成された過給機付ガソリン
エンジンシステムにおいて、CPU72はエアフローメ
ータ63及び各センサ61,62,64〜69からの入
力値に基づきその時々の運転状態を判断し、その運転状
態に応じて主ターボチャージャ10及び副ターボチャー
ジャ11の作動を次のように制御する。先ず、エンジン
1の運転状態が低速域で、かつ高負荷域である場合には
、CPU72は排気切替弁23及び吸気切替弁24がと
もに閉じるように、第1及び第2のVSV25,26を
切替え制御する。これによって、主ターボチャージャ1
0のみが作動される「シングル過給ステージ」となる。 この「シングル過給ステージ」において、エンジン1か
らの排気ガスは、図4に矢印で示すように、主ターボチ
ャージャ10のみを流れ、そのタービン10aを回転駆
動させる。さらに、そのタービン10aを通過した排気
ガスは、図4に矢印で示すように、主排気通路12を経
て主・副の両排気通路12,13の合流部に至り、さら
に下流の触媒コンバータ14を通過して外部へと排出さ
れる。このように、低吸入空気量域で「シングル過給ス
テージ」とする理由は、低速域では主ターボチャージャ
10のみによる過給特性の方が主・副の両ターボチャー
ジャ10,11による過給特性よりも優れているからで
ある。そして、このような「シングル過給ステージ」に
することより、エンジン1のトルクの立ち上がりが速く
なり、低速域のレスポンスを大幅に良くすることができ
る。
エンジンシステムにおいて、CPU72はエアフローメ
ータ63及び各センサ61,62,64〜69からの入
力値に基づきその時々の運転状態を判断し、その運転状
態に応じて主ターボチャージャ10及び副ターボチャー
ジャ11の作動を次のように制御する。先ず、エンジン
1の運転状態が低速域で、かつ高負荷域である場合には
、CPU72は排気切替弁23及び吸気切替弁24がと
もに閉じるように、第1及び第2のVSV25,26を
切替え制御する。これによって、主ターボチャージャ1
0のみが作動される「シングル過給ステージ」となる。 この「シングル過給ステージ」において、エンジン1か
らの排気ガスは、図4に矢印で示すように、主ターボチ
ャージャ10のみを流れ、そのタービン10aを回転駆
動させる。さらに、そのタービン10aを通過した排気
ガスは、図4に矢印で示すように、主排気通路12を経
て主・副の両排気通路12,13の合流部に至り、さら
に下流の触媒コンバータ14を通過して外部へと排出さ
れる。このように、低吸入空気量域で「シングル過給ス
テージ」とする理由は、低速域では主ターボチャージャ
10のみによる過給特性の方が主・副の両ターボチャー
ジャ10,11による過給特性よりも優れているからで
ある。そして、このような「シングル過給ステージ」に
することより、エンジン1のトルクの立ち上がりが速く
なり、低速域のレスポンスを大幅に良くすることができ
る。
【0035】また、本実施例において、酸素センサ65
の取付け位置は、主ターボチャージャ10のタービン1
0aに連通する主排気通路12にオフセットさせている
ことから、主ターボチャージャ10からの排気ガス流が
酸素センサ65に効率良く当たってその酸素濃度が検出
される。従って、酸素センサ65は排気ガス流によって
迅速に温められ、空燃比制御のための安定した出力温度
特性域に早期に達することができる。この「シングル過
給ステージ」においては、排気ガス流の全量が必ず酸素
センサ65に当たり、後に説明する「ダブル過給ステー
ジ」においても、常時作動する主ターボチャージャ10
からの排気ガス流が必ず酸素センサ65に当たることに
なり、その酸素センサ65により排気ガスの酸素濃度を
精度良く検出することができる。従って、酸素センサ6
5における検出信号をフィードバックすることにより、
常に正確な空燃比制御を行うことが可能となる。
の取付け位置は、主ターボチャージャ10のタービン1
0aに連通する主排気通路12にオフセットさせている
ことから、主ターボチャージャ10からの排気ガス流が
酸素センサ65に効率良く当たってその酸素濃度が検出
される。従って、酸素センサ65は排気ガス流によって
迅速に温められ、空燃比制御のための安定した出力温度
特性域に早期に達することができる。この「シングル過
給ステージ」においては、排気ガス流の全量が必ず酸素
センサ65に当たり、後に説明する「ダブル過給ステー
ジ」においても、常時作動する主ターボチャージャ10
からの排気ガス流が必ず酸素センサ65に当たることに
なり、その酸素センサ65により排気ガスの酸素濃度を
精度良く検出することができる。従って、酸素センサ6
5における検出信号をフィードバックすることにより、
常に正確な空燃比制御を行うことが可能となる。
【0036】さらに、エンジン1の運転状態が低速域で
、かつ低負荷域である場合には、CPU72は排気切替
弁23が閉じたままで吸気切替弁24のみが開かれるよ
うに、第1及び第2のVSV25,26を切替え制御す
る。これによって、「シングル過給ステージ」のままで
、主・副の両吸気通路15,16がともに開かれ、主タ
ーボチャージャ10のみの作動による吸気抵抗の増大を
抑えることができる。そして、このようにすることによ
り、低負荷域からの加速初期における過給圧の立ち上が
り特性、運転上のレスポンスを改善することができる。
、かつ低負荷域である場合には、CPU72は排気切替
弁23が閉じたままで吸気切替弁24のみが開かれるよ
うに、第1及び第2のVSV25,26を切替え制御す
る。これによって、「シングル過給ステージ」のままで
、主・副の両吸気通路15,16がともに開かれ、主タ
ーボチャージャ10のみの作動による吸気抵抗の増大を
抑えることができる。そして、このようにすることによ
り、低負荷域からの加速初期における過給圧の立ち上が
り特性、運転上のレスポンスを改善することができる。
【0037】また、エンジン1の運転状態が低吸入空気
量域から高吸入空気量域へ移行する場合、すなわち「シ
ングル過給ステージ」から「ダブル過給ステージ」へ切
替わる場合には、CPU72は排気切替弁23及び吸気
切替弁24がともに開かれるように、第1及び第2のV
SV25,26を切替え制御する。この際、排気切替弁
23が閉じられているときに排気バイパス弁32を開く
ように、CPU72が第3のVSV34を切替え制御す
る。すなわち、排気ガスの一部を副ターボチャージャ1
1に流すことにより、副ターボチャージャ11の助走回
転数を高めて、ステージ切替えをよりスムーズに行うこ
とができる。併せて、第1の吸気バイパス弁37を開く
ように、CPU72が第4のVSV38を切替え制御す
ることにより、ステージ切替えをさらにスムーズに行う
ことができる。
量域から高吸入空気量域へ移行する場合、すなわち「シ
ングル過給ステージ」から「ダブル過給ステージ」へ切
替わる場合には、CPU72は排気切替弁23及び吸気
切替弁24がともに開かれるように、第1及び第2のV
SV25,26を切替え制御する。この際、排気切替弁
23が閉じられているときに排気バイパス弁32を開く
ように、CPU72が第3のVSV34を切替え制御す
る。すなわち、排気ガスの一部を副ターボチャージャ1
1に流すことにより、副ターボチャージャ11の助走回
転数を高めて、ステージ切替えをよりスムーズに行うこ
とができる。併せて、第1の吸気バイパス弁37を開く
ように、CPU72が第4のVSV38を切替え制御す
ることにより、ステージ切替えをさらにスムーズに行う
ことができる。
【0038】一方、エンジン1の運転状態が高吸入空気
量域の場合には、排気切替弁23と吸気切替弁24がと
もに開かれたままで、かつ排気バイパス弁32が閉じら
れるように、CPU72は第1〜第3のVSV25,2
6,34を切替え制御する。これによって、主・副の両
ターボチャージャ10,11により過給が行われる「ダ
ブル過給ステージ」の状態が保持される。この「ダブル
過給ステージ」において、エンジン1からの排気ガスは
、図5に矢印で示すように、主・副の両ターボチャージ
ャ10,11を流れ、各タービン10a,11aを回転
駆動させる。さらに、各タービン10a,11aを通過
した排気ガスは、図5に矢印で示すように、主・副の両
排気通路12,13を経てそれらの合流部に至り、さら
に下流の触媒コンバータ14を通過して外部へと流れる
。このように、「ダブル過給ステージ」とすることによ
り、主・副の両ターボチャージャ10,11の両コンプ
レッサ10b,11bによって充分な過給圧が得られ、
高速域におけるエンジン1の出力が向上される。そして
、このときの過給圧が例えば「+500mmHg」を越
えないように、ウェイストゲート弁42を開閉させるよ
うに、CPU72は第5のVSV44を駆動制御(デュ
ーティ制御)する。
量域の場合には、排気切替弁23と吸気切替弁24がと
もに開かれたままで、かつ排気バイパス弁32が閉じら
れるように、CPU72は第1〜第3のVSV25,2
6,34を切替え制御する。これによって、主・副の両
ターボチャージャ10,11により過給が行われる「ダ
ブル過給ステージ」の状態が保持される。この「ダブル
過給ステージ」において、エンジン1からの排気ガスは
、図5に矢印で示すように、主・副の両ターボチャージ
ャ10,11を流れ、各タービン10a,11aを回転
駆動させる。さらに、各タービン10a,11aを通過
した排気ガスは、図5に矢印で示すように、主・副の両
排気通路12,13を経てそれらの合流部に至り、さら
に下流の触媒コンバータ14を通過して外部へと流れる
。このように、「ダブル過給ステージ」とすることによ
り、主・副の両ターボチャージャ10,11の両コンプ
レッサ10b,11bによって充分な過給圧が得られ、
高速域におけるエンジン1の出力が向上される。そして
、このときの過給圧が例えば「+500mmHg」を越
えないように、ウェイストゲート弁42を開閉させるよ
うに、CPU72は第5のVSV44を駆動制御(デュ
ーティ制御)する。
【0039】次に、本実施例の作用及び効果を図8のフ
ローチャートに従って説明する。処理がこのルーチンへ
移行すると、CPU72はまずステップ101で大気圧
センサ69によるそのときの大気圧P0 を取り込む。 次に、CPU72はステップ102へ移行し、図7のマ
ップを用いて前記大気圧P0に対応する切替吸入空気量
GAa を求める。この切替吸入空気量GAa は、車
両が大気圧P0 の高い平地を走行している場合には高
い値となる。
ローチャートに従って説明する。処理がこのルーチンへ
移行すると、CPU72はまずステップ101で大気圧
センサ69によるそのときの大気圧P0 を取り込む。 次に、CPU72はステップ102へ移行し、図7のマ
ップを用いて前記大気圧P0に対応する切替吸入空気量
GAa を求める。この切替吸入空気量GAa は、車
両が大気圧P0 の高い平地を走行している場合には高
い値となる。
【0040】続いて、CPU72はステップ103にお
いて、エアフローメータ63によるそのときの実吸入空
気量GAb を取り込み、ステップ104でその実吸入
空気量GAb と、前記ステップ102での切替吸入空
気量GAa とを比較する。そして、実吸入空気量GA
b が切替吸入空気量GAa よりも小さいと、CPU
72はステップ105で第1及び第2のVSV25,2
6をオフする。これにより、排気切替弁23及び吸気切
替弁24がともに閉じられて、主ターボチャージャ10
のみが作動する「シングル過給ステージ」となる。
いて、エアフローメータ63によるそのときの実吸入空
気量GAb を取り込み、ステップ104でその実吸入
空気量GAb と、前記ステップ102での切替吸入空
気量GAa とを比較する。そして、実吸入空気量GA
b が切替吸入空気量GAa よりも小さいと、CPU
72はステップ105で第1及び第2のVSV25,2
6をオフする。これにより、排気切替弁23及び吸気切
替弁24がともに閉じられて、主ターボチャージャ10
のみが作動する「シングル過給ステージ」となる。
【0041】さらに、CPU72はステップ106にお
いて、図6のマップを用いて前記ステップ101での大
気圧P0 に対応する設定過給圧PMa を求める。こ
の設定過給圧PMa は、車両が大気圧P0 の高い平
地を走行している場合には高い値となる。次に、CPU
72はステップ107へ移行し、吸気圧センサ62によ
るそのときの実過給圧PMb を取り込む。
いて、図6のマップを用いて前記ステップ101での大
気圧P0 に対応する設定過給圧PMa を求める。こ
の設定過給圧PMa は、車両が大気圧P0 の高い平
地を走行している場合には高い値となる。次に、CPU
72はステップ107へ移行し、吸気圧センサ62によ
るそのときの実過給圧PMb を取り込む。
【0042】そして、CPU72はステップ108で前
記実過給圧PMb を設定過給圧PMa にするための
処理を行う。すなわち、CPU72は実過給圧PMb
と設定過給圧PMa とを比較し、実過給圧PMb が
設定過給圧PMa よりも低い場合には、第3のVSV
34のコイルへのデューティ比を「0」にして排気バイ
パス弁32を閉じさせる。これにより、主・副両ターボ
チャージャ10,11のタービン10a,11a出口間
が遮断されて、排気ガスが副ターボチャージャ11側へ
は流れないので、主ターボチャージャ10による実過給
圧PMb がエンジン回転数NEの上昇にともなって高
くなる。実過給圧PMb が増加して設定過給圧PMa
になると、CPU72は第3のVSV34のコイルへ
のデューティ比を大きくして排気バイパス弁32を開か
せる。これにより、主・副両ターボチャージャ10,1
1のタービン10a,11a出口間が連通されて、排気
ガスが副ターボチャージャ11側へ流入する。そして、
CPU72は実過給圧PMb と設定過給圧PMa と
が一致するように第3のVSV34のコイルへのデュー
ティ比を調整する。
記実過給圧PMb を設定過給圧PMa にするための
処理を行う。すなわち、CPU72は実過給圧PMb
と設定過給圧PMa とを比較し、実過給圧PMb が
設定過給圧PMa よりも低い場合には、第3のVSV
34のコイルへのデューティ比を「0」にして排気バイ
パス弁32を閉じさせる。これにより、主・副両ターボ
チャージャ10,11のタービン10a,11a出口間
が遮断されて、排気ガスが副ターボチャージャ11側へ
は流れないので、主ターボチャージャ10による実過給
圧PMb がエンジン回転数NEの上昇にともなって高
くなる。実過給圧PMb が増加して設定過給圧PMa
になると、CPU72は第3のVSV34のコイルへ
のデューティ比を大きくして排気バイパス弁32を開か
せる。これにより、主・副両ターボチャージャ10,1
1のタービン10a,11a出口間が連通されて、排気
ガスが副ターボチャージャ11側へ流入する。そして、
CPU72は実過給圧PMb と設定過給圧PMa と
が一致するように第3のVSV34のコイルへのデュー
ティ比を調整する。
【0043】なお、前記ステップ104において実吸入
空気量GAb が切替吸入空気量GAa 以上であると
、CPU72はステップ109へ移行し、第1及び第2
のVSV25,26をオンする。これにより、排気切替
弁23及び吸気切替弁24がともに開かれて、主ターボ
チャージャ10及び副ターボチャージャ11がともに作
動する「ダブル過給ステージ」となる。続いて、CPU
72は「ダブル過給ステージ」における過給圧を設定過
給圧とするために、「シングル過給ステージ」の場合と
同様にステップ110〜112でウェイストゲート弁4
2の開閉制御を実行する。すなわち、CPU72はステ
ップ110において、図6のマップを用いて前記ステッ
プ101での大気圧P0 に対応する設定過給圧PMa
を求める。次に、CPU72はステップ111へ移行
し、吸気圧センサ62によるそのときの実過給圧PMb
を取り込む。
空気量GAb が切替吸入空気量GAa 以上であると
、CPU72はステップ109へ移行し、第1及び第2
のVSV25,26をオンする。これにより、排気切替
弁23及び吸気切替弁24がともに開かれて、主ターボ
チャージャ10及び副ターボチャージャ11がともに作
動する「ダブル過給ステージ」となる。続いて、CPU
72は「ダブル過給ステージ」における過給圧を設定過
給圧とするために、「シングル過給ステージ」の場合と
同様にステップ110〜112でウェイストゲート弁4
2の開閉制御を実行する。すなわち、CPU72はステ
ップ110において、図6のマップを用いて前記ステッ
プ101での大気圧P0 に対応する設定過給圧PMa
を求める。次に、CPU72はステップ111へ移行
し、吸気圧センサ62によるそのときの実過給圧PMb
を取り込む。
【0044】そして、CPU72はステップ112で前
記実過給圧PMb を設定過給圧PMa にするための
処理を行う。すなわち、CPU72は実過給圧PMb
と設定過給圧PMa とを比較し、実過給圧PMb が
設定過給圧PMa よりも低い場合には、第5のVSV
44のコイルへのデューティ比を小さくしてウェイスト
ゲート弁42を閉じさせる。逆に、実過給圧PMb が
設定過給圧PMa よりも高い場合には、第5のVSV
44のコイルへのデューティ比を大きくしてウェイスト
ゲート弁42を開かせる。このようにして、CPU72
は第5のVSV44をデューティ制御することにより、
主ターボチャージャ10のコンプレッサ10bによる過
給圧の大気へのブリード量を調整し、アクチュエータ4
3のダイヤフラム室43aへの作動圧を調整し、ウェイ
ストゲート弁42の開度を制御する。これにより、「ダ
ブル過給ステージ」における過給圧が設定圧を越えない
ように調整される。
記実過給圧PMb を設定過給圧PMa にするための
処理を行う。すなわち、CPU72は実過給圧PMb
と設定過給圧PMa とを比較し、実過給圧PMb が
設定過給圧PMa よりも低い場合には、第5のVSV
44のコイルへのデューティ比を小さくしてウェイスト
ゲート弁42を閉じさせる。逆に、実過給圧PMb が
設定過給圧PMa よりも高い場合には、第5のVSV
44のコイルへのデューティ比を大きくしてウェイスト
ゲート弁42を開かせる。このようにして、CPU72
は第5のVSV44をデューティ制御することにより、
主ターボチャージャ10のコンプレッサ10bによる過
給圧の大気へのブリード量を調整し、アクチュエータ4
3のダイヤフラム室43aへの作動圧を調整し、ウェイ
ストゲート弁42の開度を制御する。これにより、「ダ
ブル過給ステージ」における過給圧が設定圧を越えない
ように調整される。
【0045】ところで、車両が大気圧P0 の低い高地
を走行する場合には、図9において破線で示す過給圧特
性が実線で示す状態へ移行する。この過給圧特性におい
てはステージ切替えがエンジン回転数NE0 で行われ
る。 ここで、前記過給圧特性は、前述した図8の処理によっ
て図11の実線で示す状態に補正される。すなわち、ス
テップ106〜108の処理で設定過給圧PMa が下
げられる(図10のPMa1からPMa2)ことにより
、過給圧特性が図9の実線の状態から図10の実線の状
態へ移行する。すると、排気バイパス弁32の小開開始
時期が早められるとともに、ステージ切替え時のエンジ
ン回転数NEが高速側にずれる(NE0 から図10の
NE1 )。これにより、「シングル過給ステージ」が
高速回転側まで要求されることになる。しかし、本実施
例ではステップ102〜104の処理で切替吸入空気量
GAa が下げられている(図11のGAa1からGA
a2)ので、ステップ109において第1及び第2のV
SV25,26がオンされて「ダブル過給ステージ」へ
切替えられる際のエンジン回転数NEは、低速側(NE
1 から図11のNE2 )へ移動する。従って、排気
バイパス弁32の小開開始時期及びステージ切替え時期
がともに早められることになる。
を走行する場合には、図9において破線で示す過給圧特
性が実線で示す状態へ移行する。この過給圧特性におい
てはステージ切替えがエンジン回転数NE0 で行われ
る。 ここで、前記過給圧特性は、前述した図8の処理によっ
て図11の実線で示す状態に補正される。すなわち、ス
テップ106〜108の処理で設定過給圧PMa が下
げられる(図10のPMa1からPMa2)ことにより
、過給圧特性が図9の実線の状態から図10の実線の状
態へ移行する。すると、排気バイパス弁32の小開開始
時期が早められるとともに、ステージ切替え時のエンジ
ン回転数NEが高速側にずれる(NE0 から図10の
NE1 )。これにより、「シングル過給ステージ」が
高速回転側まで要求されることになる。しかし、本実施
例ではステップ102〜104の処理で切替吸入空気量
GAa が下げられている(図11のGAa1からGA
a2)ので、ステップ109において第1及び第2のV
SV25,26がオンされて「ダブル過給ステージ」へ
切替えられる際のエンジン回転数NEは、低速側(NE
1 から図11のNE2 )へ移動する。従って、排気
バイパス弁32の小開開始時期及びステージ切替え時期
がともに早められることになる。
【0046】このように、本実施例によると、大気圧の
高低に応じて設定過給圧PMa及び切替吸入空気量GA
aを補正するようにしたので、大気圧の低い高地での車
両走行時には、設定過給圧PMaが下げられることによ
り排気バイパス弁32の小開開始時期が早められ、切替
吸入空気量GAa が下げられることによりステージ切
替え時のエンジン回転数NEが下げられる。このため、
従来技術■及び従来技術■とは異なり、本実施例では「
シングル過給ステージ」が高速回転側まで要求されるこ
とがなく、主ターボチャージャ10のオーバランを防止
できる。また、副ターボチャージャ11の十分な助走時
間が確保でき、その結果、助走回転数が十分に上昇し、
ステージ切替え時のショックを小さくすることができる
。
高低に応じて設定過給圧PMa及び切替吸入空気量GA
aを補正するようにしたので、大気圧の低い高地での車
両走行時には、設定過給圧PMaが下げられることによ
り排気バイパス弁32の小開開始時期が早められ、切替
吸入空気量GAa が下げられることによりステージ切
替え時のエンジン回転数NEが下げられる。このため、
従来技術■及び従来技術■とは異なり、本実施例では「
シングル過給ステージ」が高速回転側まで要求されるこ
とがなく、主ターボチャージャ10のオーバランを防止
できる。また、副ターボチャージャ11の十分な助走時
間が確保でき、その結果、助走回転数が十分に上昇し、
ステージ切替え時のショックを小さくすることができる
。
【0047】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば以下のように発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更して具体化してもよい。前記実施例
では本発明を直列6気筒の過給機付ガソリンエンジンシ
ステムに具体化したが、直列式のエンジンではなくてV
型のエンジンに具体化したり、6気筒のエンジンではな
くて4気筒や8気筒等のエンジンに具体化したりするこ
とができる。
のではなく、例えば以下のように発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更して具体化してもよい。前記実施例
では本発明を直列6気筒の過給機付ガソリンエンジンシ
ステムに具体化したが、直列式のエンジンではなくてV
型のエンジンに具体化したり、6気筒のエンジンではな
くて4気筒や8気筒等のエンジンに具体化したりするこ
とができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、大
気圧が低い程、排気バイパス弁を小開する際の設定過給
圧を小さくさせるとともに、吸気切替弁及び排気切替弁
を開閉制御する際の吸入空気量の切替値を小さくさせる
ようにしたので、高地運転時における主過給機のオーバ
ランを防止するとともに、主過給機の作動状態から主・
副両過給機の作動状態への切替えをスムーズに行うこと
ができるという優れた効果を奏する。
気圧が低い程、排気バイパス弁を小開する際の設定過給
圧を小さくさせるとともに、吸気切替弁及び排気切替弁
を開閉制御する際の吸入空気量の切替値を小さくさせる
ようにしたので、高地運転時における主過給機のオーバ
ランを防止するとともに、主過給機の作動状態から主・
副両過給機の作動状態への切替えをスムーズに行うこと
ができるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の基本的構成を示す図である。
【図2】本発明を具体化した一実施例における過給機付
ガソリンエンジンシステムを示す概略構成図である。
ガソリンエンジンシステムを示す概略構成図である。
【図3】一実施例におけるECUの構成を示すブロック
図である。
図である。
【図4】一実施例の過給機付ガソリンエンジンシステム
の「シングル過給ステージ」における過給作動を説明す
る概略構成図である。
の「シングル過給ステージ」における過給作動を説明す
る概略構成図である。
【図5】一実施例の過給機付ガソリンエンジンシステム
の「ダブル過給ステージ」における過給作動を説明する
概略構成図である。
の「ダブル過給ステージ」における過給作動を説明する
概略構成図である。
【図6】一実施例において、大気圧に対する設定過給圧
が定められたマップを示す図である。
が定められたマップを示す図である。
【図7】一実施例において、大気圧に対する切替吸入空
気量が定められたマップを示す図である。
気量が定められたマップを示す図である。
【図8】一実施例の作用を説明するためのフローチャー
トである。
トである。
【図9】一実施例において、高地走行時のエンジン回転
数と切替吸入空気量と過給圧との関係を示す図である。
数と切替吸入空気量と過給圧との関係を示す図である。
【図10】一実施例において、図9の状態から設定過給
圧を低過給圧側へずらした場合のエンジン回転数と切替
吸入空気量と過給圧との関係を示す図である。
圧を低過給圧側へずらした場合のエンジン回転数と切替
吸入空気量と過給圧との関係を示す図である。
【図11】一実施例において、図10の状態から切替吸
入空気量を低吸入空気量側へずらした場合のエンジン回
転数と切替吸入空気量と過給圧との関係を示す図である
。
入空気量を低吸入空気量側へずらした場合のエンジン回
転数と切替吸入空気量と過給圧との関係を示す図である
。
【図12】従来技術■におけるエンジン回転数と切替吸
入空気量と過給圧との関係を示す図である。
入空気量と過給圧との関係を示す図である。
【図13】従来技術■におけるエンジン回転数と切替吸
入空気量と過給圧との関係を示す図である。
入空気量と過給圧との関係を示す図である。
1…エンジン、10…主過給機としての主ターボチャー
ジャ、11…副過給機としての副ターボチャージャ、1
2…排気系の一部を構成する主排気通路、13…排気系
の一部を構成する副排気通路、15,19…吸気系の一
部を構成する主吸気通路、16,20…吸気系の一部を
構成する副吸気通路、17,21…吸気系の一部を構成
する共通吸気通路、23…排気切替弁、24…吸気切替
弁、32…排気バイパス弁、62…過給圧検出手段とし
ての吸気圧センサ、63…吸入空気量検出手段としての
エアフローメータ、69…大気圧検出手段としての大気
圧センサ、72…切替制御手段、小開制御手段、設定過
給圧補正手段及び切替値補正手段を構成するCPU、G
Aa …切替値としての切替吸入空気量、PMa …設
定過給圧
ジャ、11…副過給機としての副ターボチャージャ、1
2…排気系の一部を構成する主排気通路、13…排気系
の一部を構成する副排気通路、15,19…吸気系の一
部を構成する主吸気通路、16,20…吸気系の一部を
構成する副吸気通路、17,21…吸気系の一部を構成
する共通吸気通路、23…排気切替弁、24…吸気切替
弁、32…排気バイパス弁、62…過給圧検出手段とし
ての吸気圧センサ、63…吸入空気量検出手段としての
エアフローメータ、69…大気圧検出手段としての大気
圧センサ、72…切替制御手段、小開制御手段、設定過
給圧補正手段及び切替値補正手段を構成するCPU、G
Aa …切替値としての切替吸入空気量、PMa …設
定過給圧
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンの吸気系及び排気系に並列に
設けられた主過給機及び副過給機と、前記副過給機に対
応する吸気系及び排気系にそれぞれ設けられ、ともに全
開のときは副過給機に過給作動を行わせ、ともに全閉の
ときには副過給機の過給作動を停止させる吸気切替弁及
び排気切替弁と、前記エンジンへの吸入空気量を検出す
る吸入空気量検出手段と、前記吸入空気量検出手段によ
る吸入空気量が所定の切替値を越えると、前記吸気切替
弁及び排気切替弁を切替え制御して、主過給機のみの過
給作動から両過給機の過給作動へ切替える切替制御手段
と、前記エンジンの排気系に設けられ、主過給機側へ流
れた排気ガスの一部を副過給機側へバイパス可能な排気
バイパス弁と、前記エンジンへの過給圧を検出する過給
圧検出手段と、前記過給圧検出手段による過給圧に基づ
き、主過給機のみの過給作動から両過給機の過給作動へ
の切替えに先立ち前記排気バイパス弁を小開し、排気ガ
スの一部を作動停止している副過給機に流して同副過給
機を助走回転させるとともに、主過給機のみの過給作動
時における過給圧を設定過給圧に調整する小開制御手段
とを備えた過給機付エンジンの制御装置において、大気
圧を検出する大気圧検出手段と、前記大気圧検出手段に
より検出された大気圧が低い程、前記小開制御手段の設
定過給圧を小さくさせる設定過給圧補正手段と、前記大
気圧検出手段により検出された大気圧が低い程、前記切
替制御手段の切替値を小さくさせる切替値補正手段とを
設けたことを特徴とする過給機付エンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082677A JPH04314921A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 過給機付エンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082677A JPH04314921A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 過給機付エンジンの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04314921A true JPH04314921A (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=13781049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3082677A Pending JPH04314921A (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 過給機付エンジンの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04314921A (ja) |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP3082677A patent/JPH04314921A/ja active Pending
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