JPH04314437A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

［発明の目的］

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、被検体に対して超音波
を送受波して得た受波信号を基に構成した超音波画像を
画面上に表示する超音波診断装置に関し、特に超音波画
像の全体像（標準像）の中から指定した拡大表示部位を
画面上に拡大して同時表示するパン（ＰＡＮ）／ズーム
（ＺＯＯＭ）処理技術の改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の超音波診断装置における
パン／ズーム処理は、超音波画像の中から１箇所の拡大
表示部位を指定し、この拡大表示部位を画面上に表示す
るものであった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】そのため、従来のこの
種の超音波診断装置の場合においては、全体像の中から
異なる拡大表示部位を２箇所以上同時に指定して画面上
に同時表示することができなかった。従って、２箇所以
上の拡大表示部位を拡大して同時観測できないことにな
り、またその２箇所以上の拡大表示部位を交互に観測し
ようとする場合であっても、拡大表示部位の指定操作が
煩雑となるという不具合があった。

【０００４】本発明は、係る課題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、全体像を観測している
際、その全体像が表示されている画面上に、２箇所以上
の拡大表示部位を指定し、拡大して同時表示又は交互表
示することができる超音波診断装置を提供することにあ
る。 ［発明の構成］

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、被検体に対し超音波を送受波して得た受
波信号を基に構成した超音波画像を画面上に表示する超
音波診断装置において、超音波画像の全体像の中から複
数の拡大表示部位を同時に適宜指定し得る拡大表示部位
指定手段と、この拡大表示部位指定手段が示す複数の拡
大表示部位の中から選択した２以上の拡大表示部位を画
面上に拡大して同時表示又は交互表示する表示制御手段
と、を具備することを特徴とする。

【０００６】

【作用】本発明による超音波診断装置の構成であれば、
超音波画像の全体像を観測している際、その全体像の中
から２箇所以上の拡大表示部位を拡大表示部位指定手段
によって同時に指定することができる。そして、この指
定がなされている場合、全体像が表示されている画面上
にその２箇所以上の拡大表示部位を拡大して同時表示又
は交互表示することを表示制御手段によって行える。

【０００７】

【実施例】図１は、本発明が適用された一実施例の超音
波診断装置の概略を示すブロック図である。

【０００８】この一実施例の超音波診断装置は、システ
ム全体の制御中枢としてＣＰＵ１を備えており、このＣ
ＰＵ１の制御下で送受信部２、信号処理部１１、フレー
ムメモリコントロール回路３等の各部を動作させる。こ
れによりプローブ５によって被検体（不図示）に対して
超音波を送受波し、送受信部２で受波信号を得る。信号
処理部１１でＡ／Ｄ変換された受波信号をフレームメモ
リコントロール回路３の書き込み／読み出し制御に応じ
てフレームメモリ６に書き込み後に読み出してＤ／Ａ変
換器４にてＤ／Ａ変換し、表示系７の画面上に超音波画
像を表示することができるものである。

【０００９】そして、ＣＰＵ１は、拡大表示部位指定手
段８及び表示制御手段９としての各機能を有している。 この各機能において、拡大表示部位指定手段８は、表示
系７の画面上に超音波画像の全体像を表示している際、
操作部１０での所定の入力操作に応答してその全体像の
中から複数の拡大表示部位を同時に適宜指定し得るもの
である。表示制御手段９は、拡大表示部位指定手段９が
示す複数の拡大表示部位の中から、操作部１０での所定
の入力操作に応答して選択した２以上の拡大表示部位を
全体像が表示されている画面上に拡大して同時表示又は
交互表示する表示制御を行うもので、フレームメモリコ
ントロール回路３には表示フォーマット識別信号を送出
するようになされている。

【００１０】このような各部を備えた一実施例の構成で
あれば、例えば心臓領域で同時に又は交互に僧房弁、大
動脈弁の動きや血流の流れを詳細に観測したい場合、図
２〜図５の各表示を行える。

【００１１】図２は、表示系７の画面上に全体像を表示
して観察している際、その全体像の中からＮｏ．１の拡
大表示部位及びＮｏ．２の拡大表示部位が拡大表示部位
指定手段８によって指定された状態を示している。

【００１２】このように拡大表示部位指定手段８によっ
て拡大表示部位の指定がなされている場合、表示制御手
段９がＮｏ．１，Ｎｏ．２の拡大表示部位を拡大して同
時表示する旨の選択を行うことにより、ＣＰＵ１からフ
レームメモリコントロール回路３に加わる表示フォーマ
ット識別信号はＮｏ．１，Ｎｏ．２ともに同時書き込み
／読み出しする旨を示すことになり、これに対応するよ
うにフレームメモリコントロール回路３によってフレー
ムメモリ６がコントロールされる。従って、図３のよう
に全体像とともにＮｏ．１，Ｎｏ．２の拡大表示部位の
拡大画像が同時に構成され、この図３の内容が表示系７
の画面上に表示される。

【００１３】また、表示制御手段９がＮｏ．１，Ｎｏ．
２の拡大表示部位を拡大して交互表示する旨の選択を行
うことにより、ＣＰＵ１からフレームメモリコントロー
ル回路３に加わる表示フォーマット識別信号はＮｏ．１
，Ｎｏ．２を交互に書き込み／読み出しする旨を示すこ
とになり、これに対応するようにフレームメモリコント
ロール回路３によってフレームメモリ６がコントロール
される。従って、画像処理部４において、図４のように
全体像とともにＮｏ．１，Ｎｏ．２の拡大表示部位の拡
大画像が交互に構成され、この図４の内容が表示系７の
画面上に表示される。

【００１４】更に、表示制御手段９がＮｏ．１，Ｎｏ．
２の拡大表示部位いずれか一方をマルチウィンドウ表示
する旨の選択を行うことにより、ＣＰＵ１からフレーム
メモリコントロール回路３に加わる表示フォーマット識
別信号はマルチウィンドウ表示の対象とした例えばＮｏ
．１を書き込み／読み出しする旨を示すことになり、こ
れに対応するようにフレームメモリコントロール３によ
ってフレームメモリ６がコントロールされる。従って、
図５のように全体像とともに例えばＮｏ．１の拡大表示
部位についてマルチウィンドウ処理した画像が構成され
、この図５の内容が表示系７の画面上に表示される。

【００１５】前述した本発明の一実施例の説明では、全
体像の中から拡大表示部位を２点指定する場合を説明し
たが、全体像の中から拡大表示部位を３点以上指定する
こともできる。例えば拡大表示部位を４点指定し、この
中から適宜選択した２点あるいは３点を同時に又は交互
に表示させるようにすることもできる。

【００１６】また、表示系の画面上の内容を記録できる
システム構成を構築しておくことにより、図３〜図５に
それぞれ示す内容を１回のコピー操作で記録できるため
、数種類のデータ記録を１回のコピー操作でなし得る。

【００１７】更に、図３〜図５にそれぞれ示す内容は、
全体像に対してどの部位を拡大しているかを認識できる
関係にあるから、診断目的によっては大幅に診断能が向
上することになる。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、全
体像を観測している際、その全体像が表示されていてる
画面上に、２箇所以上の拡大表示部位を拡大して同時表
示又は交互表示することができるから、２箇所以上の拡
大表示部位の同時観測又は交互観測を行うことができ、
操作性乃至診断能向上の観点で好都合となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明が適用された一実施例の超音波診断装置
の概略を示すブロック図である。

【図２】全体像の中から複数の拡大表示部位を指定した
画面状態を示す図である。

【図３】全体像とともに複数の拡大表示部位を拡大して
同時表示した画像状態を示す図である。

【図４】全体像とともに複数の拡大表示部位を拡大して
交互表示した画面状態を示す図である。

【図５】全体像とともに複数の拡大表示部位のうち指定
した部位をマルチウィンドウ表示した画面状態を示す図
である。

【符号の説明】

１　　ＣＰＵ ２　　送受信部 ３　　フレームメモリコントロール回路４　　Ｄ／Ａ変
換器 ５　　プローブ ６　　フレームメモリ ７　　表示系 ８　　拡大表示部位指定手段 ９　　表示制御手段 １０　　操作部 １１　　信号処理部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　被検体に対して超音波を送受波して得
   た受波信号を基に構成した超音波画像を画面上に表示す
   る超音波診断装置において、超音波画像の全体像の中か
   ら複数の拡大表示部位を同時に適宜指定し得る拡大表示
   部位指定手段と、この拡大表示部位指定手段が示す複数
   の拡大表示部位の中から選択した２以上の拡大表示部位
   を画面上に拡大して同時表示又は交互表示する表示制御
   手段と、を具備することを特徴とする超音波診断装置。