JPH04314431A - 心理状態変化のリアルタイムパターン評価装置 - Google Patents

心理状態変化のリアルタイムパターン評価装置

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JPH04314431A
JPH04314431A JP3079601A JP7960191A JPH04314431A JP H04314431 A JPH04314431 A JP H04314431A JP 3079601 A JP3079601 A JP 3079601A JP 7960191 A JP7960191 A JP 7960191A JP H04314431 A JPH04314431 A JP H04314431A
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JP
Japan
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psychological state
value
processing means
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Application number
JP3079601A
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Inventor
Chie Akashi
明石 千恵
Mieko Osuga
美恵子 大須賀
Hiromi Shimono
下野 太海
Hiromi Terashita
寺下 裕美
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータを使っ
て業務を遂行するオペレータやプログラマなど、体動が
比較的少なく心理的負担が大きい作業者において、リア
ルタイムで心理状態変化を自動的に抽出し、上記作業者
を被験者として用いるコンピュータに載せたソフトウェ
アツールの使いやすさを評価する実験などにおいて、上
記変化が抽出された評価時刻にのみ、生理量、行動量、
外部環境パラメータ、他人の観察などによるデータ収集
を行い、実験時に収集する総データ量を減らすための心
理状態変化のリアルタイムパターン評価装置に関するも
のである。この発明は、コンピュータを使って業務を遂
行するオペレータやプログラマなど、体動が比較的少な
く心理的負担が大きい作業者において、リアルタイムで
心理状態変化を自動的に抽出し、上記作業者を被験者と
して用いるコンピュータに載せたソフトウェアツールの
使いやすさを評価する実験などにおいて、上記変化が抽
出された評価時刻を被験者の主観評価の収集タイミング
とし、作業を中断して作業者の内省をとることによって
、適切で詳細な内省を得るための心理状態変化のリアル
タイムパターン評価装置に関するものである。この発明
は、コンピュータを使って業務を遂行するオペレータや
プログラマなど、体動が比較的が少なく心理的負担が大
きい作業者において、リアルタイムで心理状態変化を自
動的に抽出し、作業者に注意を促すための心理状態変化
のリアルタイムパターン評価装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は特開平2−1218号公報に示さ
れた精神緊張モニターの心臓の収縮活動に関連した周期
波として心電波形を用いた実施例のブロック図であり、
図において1は被測定者に装着した心電図検出用電極、
2は生体増幅器、3は心電図R波検出パルス発生回路、
4は計測開始スイッチ、5はR波検出パルスと計測開始
信号を入力するディジタル入力、6は緊張度評価値を求
め、その値の表示を制御するマイクロコンピュータのC
PU(中央処理装置)、7はプログラムを保持するRO
M(Read  Only  Memory)、8は計
測データ、表示データを貯えるRAM(Random 
 Access  Memoly)、9は指標値を表示
する液晶ディスプレイ、10は計測状態信号と、リズム
・メロディーの開始・終了信号を表示するディジタル出
力、11は計測状態を表示する計測状態表示LED(L
ight  Emission  Diode)、12
はリズム・メロディー発生回路、13はスピーカあるい
はイヤホンである。14はCPU6、ROM7、RAM
8で構成されるマイクロコンピュータである。
【0003】次に動作について説明する。計測は開始ス
イッチ4により開始し、予め設定された時間Tだけ行う
。計測開始と同時に、計測状態表示LED11をオンし
、カウンタを初期設定するためゼロにクリアし、ディジ
タル出力を介してリズム・メロディー発生回路12を作
動させてスピーカまたはイヤホン13でリズム・メロデ
ィーを発生させる。これと同時、またはそれより前から
、被測定者に装着した電極11と生体増幅器12により
計測された心電波形は、R波検出パルス発生回路13に
入力されてR波に対応したパルスに変換され、ディジタ
ル入力15を介して、マイクロコンピュータ14に取り
込まれ、R波検出パルスの間隔を計測してRR間隔列と
してセーブする。計測時間が設定時間Tだけ経過すれば
リズム・メロディーをストップし、計測状態表示LED
をオフし、R波の生起間隔列の計測終了とする。マイク
ロコンピュータ14では、セーブされたRR間隔列の平
均値と呼吸成分値を求めて緊張度指標値とし、RR間隔
列の低周波成分値と呼吸成分周波数を信頼性評価値とし
、液晶ディスプレイに表示するものである。精神緊張度
モニターは、このようにして精神緊張度を測定し、精神
緊張度をチェックしたり、速やかに望ましい緊張度に自
己制御できるよう訓練するためのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の生理反応を用い
た心理状態変化の評価装置では単一指標を用いるものが
多く、呼吸パターンや姿勢などの変化による上記指標の
生理的な変化と、心理状態変化による上記指標の変化が
うまく分離できず、心理状態変化を正確に検出し評価で
きないという問題点があった。一方、従来例として挙げ
た精神緊張度モニターは、精神緊張度を測定し緊張度指
標値を一定の計測時間後に被測定者にフィードバックす
るものであり、リアルタイムで精神緊張度の変化を評価
していなかったことや、評価値の信頼性を向上させるた
めに呼吸統制を行わなくてはならなかった。
【0005】この発明は、心理状態の変化を生理学的な
メカニズムに基づいてより多面的に正確に評価し、その
結果をリアルタイムで出力する心理状態変化のリアルタ
イムパターン評価装置を得ることを第1の目的とする。 さらに上記第1の目的に加えて、計測した心理状態変化
を示す評価値の信頼性を向上させることができる心理状
態変化のリアルタイムパターン評価装置を得ることを目
的とする。さらに上記第1の目的に加えて、単一の生理
反応から複数の生理指標を得ることにより被測定者に対
する計測の負担を軽減しながら、心理状態の変化を生理
学的なメカニズムに基づいてより多面的に正確に評価し
、その結果をリアルタイムで出力する心理状態変化のリ
アルタイムパターン評価装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明である心理状
態変化のリアルタイムパターン評価装置は、被測定者の
心電を計測する第1計測手段、第1計測手段により計測
した心電波形に周期的に現れる特定波を検出する第1検
出手段、第1検出手段により上記特定波を正しく検出し
ているかどうかを検査し、検出の誤りを修正する検査修
正手段、上記特定波の間隔(あるいは心拍)、その間隔
(あるいは心拍)の変動の呼吸周波数成分の大きさ及び
心電波形のT波波高を求める第1処理手段、第1処理手
段により求めた3つの指標値に対してそれぞれ一定間隔
ごとの評価時刻における評価値を求めて心理状態評価値
とする第2処理手段、評価時刻以前の上記評価値を用い
て評価時刻における上記評価値の変化を検出し心理状態
変化値とする第3処理手段、上記変化値のうち2つ以上
を用いて、生理学的なメカニズムに基づいて変化し検出
されたかどうかを判定し心理状態変化のパターン評価を
リアルタイムで行う心理状態変化値判定評価手段、心理
状態変化値判定評価手段により評価した心理状態変化を
表示する表示手段を備えたものである。
【0007】また、第2の発明である心理状態変化のリ
アルタイムパターン評価装置は、被測定者の脈波を計測
する第2計測手段、第2計測手段により計測した脈波波
形に周期的に現れる特定波を検出する第2検出手段、第
2検出手段により上記特定波を正しく検出しているかど
うかを検査し、検出の誤りを修正する検査修正手段、上
記特定波の間隔(あるいは脈拍)、その間隔(あるいは
脈拍)の変動の呼吸周波数成分の大きさ及び脈波波高を
求める第4処理手段、第4処理手段により求めた3つの
指標値に対してそれぞれ一定間隔ごとのの評価時刻にお
ける評価値を求めて心理状態評価値とする第5処理手段
、評価時刻以前の上記評価値を用いて評価時刻における
上記評価値の変化を検出し心理状態変化値とする第6処
理手段、上記変化値のうち2つ以上を用いて、生理学的
なメカニズムに基づいて変化し検出されたかどうかを判
定し心理状態変化のパターン評価をリアルタイムで行う
心理状態変化値判定評価手段、心理状態変化値判定評価
手段により評価した心理状態変化を表示する表示手段を
備えたものである。
【0008】また、第3の発明である心理状態変化のリ
アルタイムパターン評価装置は上記1,2の発明に加え
、被測定者の呼吸活動に関連した信号を計測する第3計
測手段、第3計測手段により計測した信号から呼吸波形
を同定する呼吸波形同定手段、呼吸波形同定手段により
同定した呼吸波形の不規則性を抽出する第7処理手段、
呼吸波形同定手段により同定した呼吸波形から呼吸周波
数を算出する第8処理手段、第7処理手段により抽出し
た呼吸波形の不規則性と第8処理手段により算出した呼
吸周波数を上記心理状態変化値の判定に加味してその信
頼性を向上させる第1信頼性向上手段を備えた請求項1
,2の心理状態変化のリアルタイムパターン評価装置を
備えたものである。また、第4の発明である心理状態変
化のリアルタイムパターン評価装置は上記1,2の発明
に加え、被測定者の姿勢変化に関連した信号を計測する
第4計測手段、第4計測手段により計測した信号から姿
勢の変化を抽出する第9処理手段、第9処理手段により
抽出された姿勢の変化を上記心理状態変化値の判定に加
味してその信頼性を向上させる第2信頼性向上手段を備
えた請求項1,2の心理状態変化のリアルタイムパター
ン評価装置を備えたものである。
【0009】
【作用】第1の発明に係る心理状態変化のリアルタイム
パターン評価装置は、心理状態変化を検出する指標値と
して心電図における特定波の間隔(あるいは心拍)、そ
の間隔(あるいは心拍)の変動の呼吸周波数成分の大き
さ及び心電図におけるT波波高のうち2つ以上を用いる
ので、より多面的な評価を可能とする。心理状態変化と
上記指標値との関係の生理学的なメカニズムの詳細は明
らかにされていないが、どの指標値も心理的負担度が大
きくなるとその値が減少(心拍は増加)することは一般
に認められている。また、心電図の特定波の間隔(ある
いは心拍)は交感神経系及び副交感神経系支配の拮抗的
な支配を受けており、上記間隔列の呼吸周波数成分の大
きさは主に副交感神経系の影響を受けており、心電図の
T波波高は主に交感神経系の影響を受けているので少な
くとも異なった種類の心理状態変化の指標となっている
。従って、心理状態の変化を従来より正確に生理学的な
メカニズムに基づいて評価できる。
【0010】第2の発明に係る心理状態変化のリアルタ
イムパターン評価装置は、心理状態変化を検出する指標
値として脈波波形における特定波の間隔(あるいは脈拍
)、その間隔(あるいは脈拍)の変動の呼吸周波数成分
の大きさ及び脈波波形における脈波波高のうち2つ以上
を用いるので、より多面的な評価を可能とする。心理状
態変化と上記指標値との関係の生理学的なメカニズムの
詳細は明らかにされていないが、どの指標値も心理的負
担度が大きくなるとその値が減少(脈拍は増加)するこ
とは一般に認められている。また、脈波波形の特定波の
間隔(あるいは脈拍)は交感神経系及び副交感神経系支
配の拮抗的な支配を受けており、上記間隔列の呼吸周波
数成分の大きさは主に副交感神経系の影響を受けており
、脈波波形の脈波波高は主に交感神経系の影響を受けて
いるので少なくとも異なった種類の心理状態変化の指標
となっている。従って、心理状態の変化を従来より正確
に生理学的なメカニズムに基づいて評価できる。
【0011】また、第3の発明に係る心理状態変化のリ
アルタイムパターン評価装置は、第1の発明や第2の発
明の作用の信頼性を第1信頼性向上手段により向上させ
ることが可能である。上記3つの指標値のうち、心電図
(あるいは脈波波形)の特定波の間隔と間隔変動の呼吸
周波数成分の大きさは呼吸パターンにより大きく変化す
るので、この変化を心理状態変化として検出しないよう
にするために呼吸波形の不規則性を抽出し、その不規則
性の有無により上記2指標値の変化が心理状態変化によ
るものか、呼吸パターンの変化によるものかを判断する
ことができる。また、上記間隔変動の呼吸周波数成分の
大きさを算出するための呼吸周波数帯域は予め設定され
た帯域を用いるが、ここで同定される呼吸波形から呼吸
周波数を求めて予め設定された呼吸周波数帯域が適当な
ものであるかどうかを判断することができる。従って呼
吸波形の不規則性を抽出し、またここで算出される呼吸
周波数と予め設定された呼吸周波数を比較して心理状態
変化値の判定に加味すれば、上記評価の信頼性を向上さ
せることができる。
【0012】また、第4の発明に係る心理状態変化のリ
アルタイムパターン評価装置も、第1の発明や第2の発
明の作用の信頼性を第2信頼性向上手段により向上させ
ることが可能である。上記3つの指標値のうち、T波波
高(あるいは脈波波高)は姿勢の変化により大きく変化
するので、この変化を心理状態変化として検出しないよ
うにするために姿勢の変化を抽出し、その有無により上
記2指標値の変化が心理状態変化によるものか、姿勢の
変化によるものかを判断することができる。従って姿勢
の変化を抽出し心理状態変化値の判定に加味すれば、上
記評価の精度を向上させることができる。
【0013】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について説明する
。この実施例では心電波形に周期的に現れる特定波とし
て、例えば心電波形のR波を検出するものである。図1
において21は心電検出、22は心電増幅部、23は心
電図のR波検出部、24は心電図R波を正しく検出して
いるかどうかを検査し、検出の誤りを修正する検査修正
部、25は心電図のRR間隔(あるいは心拍)指標値を
求める第1指標値算出部、26はRR間隔の変動の呼吸
周波数成分の大きさの指標値を求める第2指標値算出部
、27は心電図のT波波高指標値を求める第3指標値算
出部、28は第1指標値の一定間隔ごとの評価時刻にお
ける評価値を求める第1評価値算出部、29は第2指標
値の一定間隔ごとの評価時刻における評価値を求める第
2評価値算出部、30は第3指標値の一定間隔ごとの評
価時刻における評価値を求める第3評価値算出部、31
は第1評価値の変化を検出し心理状態変化値とする第1
心理状態変化値算出部、32は第2評価値の変化を検出
し心理状態変化値とする第2心理状態変化値算出部、3
3は第3評価値の変化を検出し心理状態変化値とする第
3心理状態変化値算出部、34は上記変化値のうち2つ
以上を用いて、生理学的なメカニズムに基づいて変化し
検出されたかどうかを判定し心理状態変化のパターン評
価をリアルタイムで行う心理状態変化値判定評価部、3
5は心理状態変化値判定評価部において評価した心理状
態変化を表示する表示部である。また、36は胸囲変化
を検出するセンサ、37は胸囲変化への変換部、38は
胸囲変化より呼吸波形を同定する呼吸波形同定部、39
は同定された呼吸波形の不規則性を抽出する不規則性抽
出部、40は同定された呼吸波形から呼吸周波数を算出
する呼吸周波数算出部である。また、41は荷重検出、
42は重心位置算出部、43は重心移動から姿勢変化を
抽出する姿勢変化抽出部である。
【0014】心電検出21と心電計測部22とで第1計
測手段を構成し、心電図のR波検出部23が第1検出手
段、検査修正部24が検査修正手段であり、第1指標値
算出部25と第2指標値算出部26と第3指標値算出部
27で第1処理手段43を構成し、第1評価値算出部2
8と第2評価値算出部29と第3評価値算出部30とで
第2処理手段44を構成し、第1評価値変化検出部31
と第2評価値変化検出部32と第3評価値変化検出部3
3で第3処理部45を構成する。心理状態変化値判定評
価部34が心理状態変化値判定評価手段であり、表示部
35が表示手段である。この実施例では、心理状態変化
のパターン評価の信頼性を向上させるために、呼吸活動
に関連した信号として例えば胸囲変化を計測し、胸囲波
形から同定した呼吸波形の不規則性と呼吸周波数を心理
状態変化値判定評価部34における判定に加味しており
、胸囲変化を検出するセンサ36と胸囲変化への変換部
37で構成される第3計測手段と、胸囲変化より呼吸波
形を同定する呼吸波形同定部38(呼吸波形同定手段)
と、呼吸波形同定手段により同定した呼吸波形の不規則
性を抽出する不規則性抽出部39(第7処理手段)と、
呼吸波形同定手段により同定した呼吸波形から呼吸周波
数を算出する呼吸周波数算出部40(第8処理手段)と
、上記不規則性と上記呼吸周波数を心理状態変化値の判
定に加味する第1信頼性向上手段47とで実現している
。また、この実施例では、心理状態変化のパターン評価
の信頼性をさらに向上させるために、姿勢変化に関連し
た信号として例えば重心移動を計測し、重心移動から抽
出した姿勢変化を心理状態変化値判定評価部34におけ
る判定に加味しており、荷重検出41と重心位置算出部
42とで構成される第4計測部と、重心移動から姿勢変
化を抽出する姿勢変化抽出部43(第9処理手段)と、
上記姿勢変化を心理状態変化値の判定に加味する第2信
頼性向上手段48とで実現している。
【0015】以下、動作を図1に基づいて説明する。心
電図のR波の検出は、例えば特願平1ー162663号
明細書の心電図R波検出装置で実現された手法を用いて
実現できる。次に検査修正手段24の動作について説明
する。ここでは心電図のR波を正しく検出しているかど
うかを検査し、検出の誤りを修正する。例えば、R波を
検出した時刻からその前のいくつかのRR間隔列の平均
値か標準偏差値を求める。上記平均値の変化が大きくな
ったとき、あるいは標準偏差値が大きくなったときは、
そのとき算出されたRR間隔が、それ以前のRR間隔よ
り長すぎるか短すぎる、即ちR波検出の誤りの可能性を
示している。このようにして上記平均値あるいは標準偏
差値を用いてR波検出の検査を行う。RR間隔が長すぎ
る場合はR波を検出するべき箇所でR波を検出しなかっ
た可能性があるので、例えばその間のR波検出いき値を
下げて再検出する。またRR間隔が短すぎる場合はR波
でない波あるいはノイズなどをR波として検出した可能
性があるので、例えば短い2つのRR間隔を足して1つ
のRR間隔とする。上記のように求めた新しいRR間隔
値の方がそれまでの平均値に近づけば、そのRR間隔値
に修正する。
【0016】次に第1処理部44の動作について説明す
る。RR間隔は、となりあうR波の間隔を求めて得られ
る(第1指標値算出部25)。RR間隔変動の呼吸周波
数成分の大きさは、例えば等時間間隔に変換されたRR
間隔列を高速フーリエ変換しパワースペクトルを求め、
その呼吸周波数帯域のパワー(あるいは振幅)として求
めることができる(第2指標値算出部26)。呼吸周波
数帯域は予め設定された値を用いる。T波波高は、例え
ばP波とQ波の中点における値を補間して得られたベー
スラインのT波ピーク時におけるT波の値からベースラ
イン値を引いて求めることができる(第3指標値算出部
27)。次に第2処理部45の動作について説明する。 RR間隔評価値は、例えば等時間間隔に変換されたRR
間隔列データの呼吸周波数成分を除き、一定時間間隔(
t:1秒程度)分のデータを平均してtごとに求めるこ
とができる(第1評価値算出部28)。RR間隔変動の
呼吸周波数成分の大きさの評価値は、例えばtごとにそ
の指標値を求めることによって得られる(第2評価値算
出部29)。T波波高評価値は、例えば等時間間隔に変
換されたT波波高データの呼吸周波数成分を除き、一定
時間間隔(t)分のデータを平均してtごとに求めるこ
とができる(第3評価値算出部30)。次に第3処理部
45の動作について説明する。上記心理状態評価値の変
化値は評価時刻以前のtb秒の評価値の平均μと標準偏
差σとすると、例えば下式で求められる。
【0017】
【数1】
【0018】上記心理状態変化値を用いて、この値の絶
対値が1以上のとき評価値変化が検出されたとする。上
式における定数kを変化させることにより、検出される
評価値変化の時間割合が変化するので、適当な時間割合
で評価値変化を検出できるように定数kを設定する。例
えば、時間割合を10%程度にしたい場合(即ち、10
秒に1秒の割合で評価値変化を検出したい場合)、定数
kは1.3程度である(但し、各評価値列は正規分布を
していると仮定する)。
【0019】次に心理状態変化値判定評価部34の動作
について説明する。心理的負担度が大きくなったときの
生理学的なメカニズムに基づいたそれぞれの指標値の変
化は先に述べた通りで、例えば以下のような異なった種
類の心理状態変化パターンを考えることができる(負の
方向に変化する3つの心理状態変化値を用いた場合)。 心理状態変化値判定評価部34では3つの心理状態変化
値が下記パターンのうちのどれかにあてはまっているか
どうかを判定し、あてはまっている場合には、その評価
時刻における心理状態が心理的負担度が増大する方向に
変化したと評価する。   パターン1:交感神経系が賦活し、副交感神経系が
活動低下する変化パターン             
         第1心理状態変化値 C1  ≦ 
 −1,      かつ、          第2
心理状態変化値 C2  ≦  −1,      か
つ、          第3心理状態変化値 C3 
 ≦  −1  パターン2:交感神経系が賦活する変
化パターン                    
  第1心理状態変化値 C1  ≦  −1,   
   かつ、−1  ≦  第2心理状態変化値 C2
  ≦    1,      かつ、       
   第3心理状態変化値 C3  ≦  −1  パ
ターン3:副交感神経系が活動低下する変化パターン 
                     第1心理
状態変化値 C1  ≦  −1,      かつ、
          第2心理状態変化値 C2  ≦
  −1,      かつ、−1  ≦  第3心理
状態変化値 C3  ≦  1  図2(a)はこの発
明の一実施例に係わる表示手段の一例を示す。これはパ
ターン評価の表示に3指標をすべて用い、それぞれの指
標の心理状態変化値を3つの軸上プロットして三角形を
描いたものである。この三角形は心理的負担度が大きく
なる程大きくなる。図2(b)は、図2(c)、図2(
d)はそれぞれ、上記パターン1、パターン2、パター
ン3の心理状態において描かれる三角形の一例である。 パターンによって三角形の形が異なるが、上記3パター
ンとそれに属さないパターンの4種にに色分けをして評
価結果を表示する。
【0020】また、被測定者の胸囲変化から呼吸波形を
同定し、同定された呼吸波形データを例えば、高速フー
リエ変換しパワースペクトルを求めることによって、パ
ワーのピークであるピーク呼吸周波数と、設定したいき
値以上のパワーを持つ周波数帯域の面積の重心である重
心呼吸周波数を求める。図3に示すように呼吸波形が規
則的であると、上記2つの周波数は殆ど一致するが、呼
吸波形に不規則性があると、それらはあまり一致しない
ので呼吸波形の不規則性を抽出できる。このようにして
呼吸波形の不規則性が抽出された評価時刻におけるRR
間隔変化値とRR間隔変動の大きさの変化値は、先に述
べた通り、心理状態の変化によるものではなく呼吸パタ
ーンの変化による可能性が大きいので心理状態変化値判
定評価部34で変化値を判定するときに、例えばRR間
隔変動の呼吸周波数成分の大きさの変化値C2 は変化
が検出されなかった(ー1≦C2 ≦1)としてパター
ン評価し、評価の信頼性を向上させている。また、胸囲
変化から同定された呼吸波形データを例えば、高速フー
リエ変換し得られたパワースペクトルのピーク(ピーク
呼吸周波数)を呼吸周波数とし、第2指標値算出部にお
いてRR間隔変動の呼吸周波数成分の大きさを求めると
きに予め設定されている呼吸周波数帯域に、ここで得ら
れた呼吸周波数が含まれない場合は正確な第2指標値を
算出しているとは言えないので、心理状態変化値判定評
価部34で変化値を判定するときに、例えば第2心理状
態変化値C2 は変化が検出されなかった(ー1≦C2
 ≦1)としてパターン評価し、評価の信頼性を向上さ
せている(請求項3の実施例)。また、重心位置から重
心移動を求め、重心移動の大きさから例えば、重心移動
がある設定いき値を越えた評価時刻を姿勢変化があった
評価時刻として姿勢変化を抽出している。この時刻にお
けるT波振幅変化値も、先に述べた通り、心理状態の変
化によるものではなく姿勢変化による可能性が大きいの
で心理状態変化値判定評価部34で変化値の判定をする
ときに、例えばT波波高変化値C2 は変化が検出され
なかった(ー1≦C3≦1)としてパターン評価し、評
価の信頼性をさらに向上させている(請求項4の実施例
)。
【0021】実施例2.上記実施例では心電図を用いた
が脈波を用いても同様にできる。この場合、上記実施例
で用いた心電図のR波の代わりに脈波のピーク(あるい
はトラフ)を検出し、第1指標値としてピークとピーク
(あるいはトラフとトラフ)の間隔である脈波間隔を用
い、第2指標値として脈波間隔の呼吸周波数成分の大き
さを用い、第3指標値としてとなりあうピーク値とトラ
フ値の差で求められる脈波波高を用いてその他は心電図
の場合と全く同様に実現できる。上記実施例では、心電
図の周期的に現れる特定波として心電図のR波を用いた
がR波の代わりにP,Q,S,T波などを用いてもよい
。上記実施例では、検査修正手段でR波検出の誤りを修
正する手法として、再検出や短いRR間隔を加算して修
正する手法を例示したが、修正はせず、誤りのないRR
間隔データのみを用いて、誤って検出した区間を補間し
てもよい。また、第1指標値としてRR間隔を用いたが
、例えば下式で現わされる心拍を用いてもよい。
【0022】
【数2】
【0023】但し、心拍は心理的負担度が大きくなると
その値は増加し、上記実施例におけるRR間隔とは変化
の方向が逆であるので、RR間隔のかわりに心拍を用い
る場合には表示手段における心拍の軸の方向も反転させ
なければならない。また、第2指標値としてのRR間隔
変動の呼吸周波数成分の大きさを、等時間間隔列に変換
されたRR間隔列を高速フーリエ変換しパワースペクト
ルを求め、その呼吸周波数帯域のパワー(あるいは振幅
)として求めたが、高速フーリエ変換のかわりに他の手
法、例えばAR(自己回帰)モデルを用いてパワースペ
クトルを求めてもよい。あるいは、等時間間隔に変換さ
れたRR間隔列を中心周波数を呼吸周波数、幅を0.1
Hz程度とするバンドパスフィルタに通すとRR間隔列
の呼吸周波数成分が出力されるので呼吸周波数成分の変
動の大きさとして一定時間分の上記出力の標準偏差値等
を求めてもよい。また、第3指標値としてのT波波高は
P波とQ波の中点における心電波形の値を補間して得ら
れたベースラインのT波ピーク時におけるT波の値から
ベースライン値を引いて求めたが、補間しないベースラ
インの値(P波とQ波の中点における心電波形の値)を
用いてもよいし、例えばT波ピーク時におけるT波の値
からS波の頂点の値を引いて求めてもよいし、S波のか
わりにQ波を用いてもよい。図5に一般的な心電波形を
示す。
【0024】また、上記実施例では心理状態変化の評価
の信頼性を向上させる目的のために呼吸活動に関連した
信号として被測定者の胸囲変化を用いたが、胴囲変化で
もよいし、心電波形のR波振幅やT波振幅を用いて呼吸
波形を推定してもよい。あるいは、重心移動を用いても
よい。重心移動を用いる手法については特願平2ー10
2993号明細書の呼吸計測装置で実現された手法を用
いることができる。また、呼吸パターンが変化したとき
の心理状態変化値判定評価部34における変化値の判定
は、RR間隔変動の呼吸周波数成分の大きさの変化値C
2に変化が検出されなかった(−1≦C2 ≦1)とし
てパターン評価したが、同様にRR間隔変化値C1 に
変化が検出されなかった(−1≦C1≦1)としてパタ
ーン評価してもよいし、上記2つの変化値にともに変化
が検出されなかった(−1≦C1 ≦1,かつ−1≦C
2 ≦1)としてもよい。あるいは変化は検出されたと
してパターン評価を行うが評価の信頼性が低いことと、
その理由を付加して表示してもよい。また、同定した呼
吸波形から呼吸周波数を求めるために呼吸波形データを
高速フーリエ変換しパワースペクトルを求め、そのピー
ク周波数として求めたが、ピーク周波数のかわりに重心
周波数を用いてもよいし、高速フーリエ変換のかわりに
他の手法、例えばAR(自己回帰)モデルを用いてパワ
ースペクトルを求めてもよい。あるいは一定時間内のデ
ータから直流成分を除いてゼロクロスの回数を数え、周
波数を求めてもよい。また、上記目的のために姿勢変化
に関連した信号としては重心移動を用いたが、被測定者
をビデオに撮り、その画像を処理して姿勢変化を抽出し
てもよい。また、この心理状態変化のリアルタイムパタ
ーン評価手法は、マイクロコンピュータあるいは、ハー
ドウェアを用いて1つの装置として独立させてもよいし
、すべてをソフトウェアで実現し、計測部を伴ったコン
ピュータのツールとしてもよい。また、上記実施例の表
示部では心理状態変化値のパターン評価表示方法として
、パターンごとに色を変える例を示したが、パターンご
とにアラームの音を変えて出したり、アラームの回数を
変えてもよい。また、表示は、この発明装置のディスプ
レイ上でもよいし、コンピュータ作業者の使うコンピュ
ータのCRT画面上の一部分でもよい。また、上記実施
例の心理状態変化値判定評価部34及び表示部35では
3つの指標値をすべて用いた場合を示したが、2つの自
律神経系のどちらかの活動に注目したい場合、あるいは
どちらか一方の自律神経系の活動を評価しにくい場合に
は、心理状態変化パターンを片方の自律神経系の活動に
注目したパターンに設定しなおして表示指標を2指標に
減らし2次元表示方法を用いてもよい。あるいは、必要
な心理状態変化値をそれぞれ、数値あるいは棒グラフな
どで表示してもよいし、判定したパターンの結果のみ表
示してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、被
測定者の心電を計測する第1計測手段、第1計測手段に
より計測した心電波形に周期的に現れる特定波を検出す
る第1検出手段、第1検出手段により上記特定波を正し
く検出しているかどうかを検査し、検出の誤りを修正す
る検査修正手段、上記特定波の間隔(あるいは心拍)、
その間隔(あるいは心拍)の変動の呼吸周波数成分の大
きさ及び心電波形のT波波高を求める第1処理手段、第
1処理手段により求めた3つの指標値に対してそれぞれ
一定間隔ごとの評価時刻における評価値を求めて心理状
態評価値とする第2処理手段、評価時刻以前の上記評価
値を用いて評価時刻における上記評価値の変化を検出し
心理状態変化値とする第3処理手段、上記変化値のうち
2つ以上を用いて、生理学的なメカニズムに基づいて変
化し検出されたかどうかを判定し心理状態変化のパター
ン評価をリアルタイムで行う心理状態変化値判定評価手
段、心理状態変化値判定評価手段により評価した心理状
態変化を表示する表示手段を備えたことにより、心理状
態変化をリアルタイムで正確に多面的に生理学的なメカ
ニズムに基づいてパターン評価できる心理状態のリアル
タイムパターン評価装置が得られる効果がある。また、
第2の発明によれば、被測定者の脈波を計測する第2計
測手段、第2計測手段により計測した脈波波形に周期的
に現れる特定波を検出する第2検出手段、第2検出手段
により上記特定波を正しく検出しているかどうかを検査
し、検出の誤りを修正する検査修正手段、上記特定波の
間隔(あるいは脈拍)、その間隔(あるいは脈拍)の変
動の呼吸周波数成分の大きさ及び脈波波高を求める第4
処理手段、第4処理手段により求めた3つの指標値に対
してそれぞれ一定間隔ごとのの評価時刻における評価値
を求めて心理状態評価値とする第5処理手段、評価時刻
以前の上記評価値を用いて評価時刻における上記評価値
の変化を検出し心理状態変化値とする第6処理手段、上
記変化値のうち2つ以上を用いて、生理学的なメカニズ
ムに基づいて変化し検出されたかどうかを判定し心理状
態変化のパターン評価をリアルタイムで行う心理状態変
化値判定評価手段、心理状態変化値判定評価手段により
評価した心理状態変化を表示する表示手段を備えたこと
により、心理状態変化をリアルタイムで正確に多面的に
生理学的なメカニズムに基づいてパターン評価できる心
理状態のリアルタイムパターン評価装置が得られる効果
がある。また、第3の発明によれば、被測定者の呼吸活
動に関連した信号を計測する第3計測手段、第3計測手
段により計測した信号から呼吸波形を同定する呼吸波形
同定手段、呼吸波形同定手段により同定した呼吸波形の
不規則性を抽出する第7処理手段、呼吸波形同定手段に
より同定した呼吸波形から呼吸周波数を算出する第8処
理手段、第7処理手段により抽出した呼吸波形の不規則
性と第8処理手段により算出した呼吸周波数を上記心理
状態変化値の判定に加味してその信頼性を向上させる第
1信頼性向上手段を備えたことにより、心理状態変化の
リアルタイムパターン評価の信頼性が向上された心理状
態変化のリアルタイムパターン評価装置が得られる効果
がある。また、第4の発明によれば、被測定者の姿勢変
化に関連した信号を計測する第4計測手段、第4計測手
段により計測した信号から姿勢の変化を抽出する第9処
理手段、第9処理手段により抽出された姿勢の変化を上
記心理状態変化値の判定に加味してその信頼性を向上さ
せる第2信頼性向上手段を備えたことにより、心理状態
変化のリアルタイムパターン評価の信頼性が向上された
心理状態変化のリアルタイムパターン評価装置が得られ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の表示手段の一例を示す説明図である
【図3】この発明の呼吸波形の不規則性抽出手段の一例
を示す説明図である。
【図4】従来例(精神緊張度モニター)のブロック図で
ある。
【図5】一般的な心電波形図である。
【符号の説明】
21  心電検出 22  心電増幅 23  第1検出手段 24  検査修正手段 25  第1指標値算出部 26  第2指標値算出部 27  第3指標値算出部 28  第1評価値算出部 29  第2評価値算出部 30  第3評価値算出部 31  第1心理状態変化値算出部 32  第2心理状態変化値算出部 33  第3心理状態変化値算出部 34  心理状態変化値判定評価手段 35  表示手段 36  胸囲変化を検出するセンサ 37  胸囲変化への変換部 38  呼吸波形同定手段 39  不規則性抽出手段 40  呼吸周波数算出手段 41  荷重検出 42  重心位置算出部 43  姿勢変化抽出手段 44  第1処理手段 45  第2処理手段 46  第3処理手段 47  第1信頼性向上手段 48  第2信頼性向上手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定者の心電を計測する第1計測手段、
    第1計測手段により計測した心電波形に周期的に現れる
    特定波を検出する第1検出手段、第1検出手段により上
    記特定波を正しく検出しているかどうかを検査し、検出
    の誤りを修正する検査修正手段、上記特定波の間隔(あ
    るいは心拍)、間隔(あるいは心拍)の変動の呼吸周波
    数成分の大きさ及び心電波形のT波波高を求める第1処
    理手段、第1処理手段により求めた3つの指標値に対し
    てそれぞれ一定間隔ごとの評価時刻における評価値を求
    めて心理状態評価値とする第2処理手段、評価時刻以前
    の上記評価値を用いて評価時刻における上記評価値の変
    化を検出し心理状態変化値とする第3処理手段、上記変
    化値のうち2つ以上を用いて、生理学的なメカニズムに
    基づいて変化し検出されたかどうかを判定し心理状態変
    化のパターン評価をリアルタイムで行う心理状態変化値
    判定評価手段、心理状態変化値判定評価手段により評価
    した心理状態変化を表示する表示手段を備えた心理状態
    変化のリアルタイムパターン評価装置。
  2. 【請求項2】被測定者の脈波を計測する第2計測手段、
    第2計測手段により計測した脈波波形に周期的に現れる
    特定波を検出する第2検出手段、第2検出手段により上
    記特定波を正しく検出しているかどうかを検査し、検出
    の誤りを修正する検査修正手段、上記特定波の間隔(あ
    るいは脈拍)、間隔(あるいは脈拍)の変動の呼吸周波
    数成分の大きさ及び脈波波高を求める第4処理手段、第
    4処理手段により求めた3つの指標値に対してそれぞれ
    一定間隔ごとの評価時刻における評価値を求めて心理状
    態評価値とする第5処理手段、評価時刻以前の上記評価
    値を用いて評価時刻における上記評価値の変化を検出し
    心理状態変化値とする第6処理手段、上記変化値のうち
    2つ以上を用いて、生理学的なメカニズムに基づいて変
    化し検出されたかどうかを判定し心理状態変化のパター
    ン評価をリアルタイムで行う心理状態変化値判定評価手
    段、心理状態変化値判定評価手段により評価した心理状
    態変化を表示する表示手段を備えた心理状態変化のリア
    ルタイムパターン評価装置。
  3. 【請求項3】被測定者の呼吸活動に関連した信号を計測
    する第3計測手段、第3計測手段により計測した信号か
    ら呼吸波形を同定する呼吸波形同定手段、呼吸波形同定
    手段により同定した呼吸波形の不規則性を抽出する第7
    処理手段、呼吸波形同定手段により同定した呼吸波形か
    ら呼吸周波数を算出する第8処理手段、第7処理手段に
    より抽出した呼吸波形の不規則性と第8処理手段により
    算出した呼吸周波数を上記心理状態変化値の判定に加味
    してその信頼性を向上させる第1信頼性向上手段を備え
    た請求項1,2の心理状態変化のリアルタイムパターン
    評価装置。
  4. 【請求項4】被測定者の姿勢変化に関連した信号を計測
    する第4計測手段、第4計測手段により計測した信号か
    ら姿勢の変化を抽出する第9処理手段、第9処理手段に
    より抽出された姿勢の変化を上記心理状態変化値の判定
    に加味してその信頼性を向上させる第2信頼性向上手段
    を備えた請求項1,2の心理状態変化のリアルタイムパ
    ターン評価装置。
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Cited By (4)

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