JPH04313782A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH04313782A
JPH04313782A JP3106802A JP10680291A JPH04313782A JP H04313782 A JPH04313782 A JP H04313782A JP 3106802 A JP3106802 A JP 3106802A JP 10680291 A JP10680291 A JP 10680291A JP H04313782 A JPH04313782 A JP H04313782A
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conductive
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Hiroharu Suzuki
弘治 鈴木
Yuichi Ueno
祐一 上野
Naotaka Iwata
尚貴 岩田
Shigekazu Enoki
繁和 榎木
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転駆動される現像剤
担持体に、一成分系現像剤を供給し、該担持体の表面に
前記現像剤を担持して搬送し、潜像担持体と前記現像剤
担持体が互いに対向した現像領域において、該潜像担持
体に形成された静電潜像を現像剤担持体に担持された前
記現像剤によって可視像化する現像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】潜像担持体に静電潜像を形成し、これを
現像剤によって可視像化して記録画像を得る電子複写機
、プリンタ或いはファクシミリ等の画像形成装置では、
粉体状の現像剤を用いる乾式の現像装置が広く採用され
ている。
【0003】かかる粉体状の現像剤としては、トナーと
キャリアを有する二成分系現像剤と、キャリアを含まな
い一成分系現像剤とが公知であり、前者の二成分系現像
剤を用いた二成分現像方式は、比較的安定した良好な記
録画像が得られる反面、キャリアの劣化やトナーとキャ
リアの混合比の変動が発生しやすく、装置の維持管理が
煩雑で、装置全体の構造が大型化しやすくなる欠点を有
している。
【0004】このような観点から、上述の欠点を有しな
い一成分系現像剤を用いた一成分現像方式が注目されて
いる。一成分系現像剤は、トナー粒子のみから成るもの
と、これに必要に応じて補助剤を外添し、トナー粒子と
補助剤を混合したものとがある。またトナーとしては、
その各トナー粒子自体に磁性粉を練り込んだ磁性トナー
と、磁性体を含まない非磁性トナーとがある。
【0005】ところで、一成分現像方式を採用した現像
装置においては、一成分系現像剤を現像剤担持体に担持
して搬送し、この担持体と潜像担持体とが互いに対向し
た現像領域において、潜像担持体に形成された静電潜像
を担持現像剤によって可視像化しているが、所定濃度の
高品質な可視像を形成するには、充分に帯電した必要と
される充分な量のトナーを現像領域に搬送し、かかるト
ナーによって潜像を可視像化する必要がある。
【0006】磁性トナーを用いた場合には、現像剤担持
体に内設した磁石の磁力を利用して、該担持体にこの一
成分系現像剤を担持できるので、従来より上述の要求を
満たすことが可能であったが、現像剤担持体に磁石を内
設する必要があるため、その構成が複雑となる不具合を
免れなかった。
【0007】一方、非磁性の一成分系現像剤を用いたと
きは、これを磁力によって現像剤担持体に担持させるこ
とはできないため、上述の要求を満たすことは特に難し
い。
【0008】これに対する対策も従来より各種提案され
ており、例えば特開昭61−43767号公報には、現
像剤担持体の表面に誘電体の層を積層形成し、これに対
して、例えばスポンジローラから成る現像剤供給部材を
圧接させ、両者を互いに異極性に摩擦帯電させると共に
、この誘電体と逆極性に帯電させた非磁性トナーを誘電
体に静電的に付着させ、かかる一成分系現像剤を現像領
域に搬送する構成が提案されている。ところがこの構成
によっても、誘電体表面の近傍に形成される電界の強さ
を充分に高めることができないため、現像剤担持体表面
に多量のトナーを担持させることは難しく、現像領域へ
搬送できる現像剤量が不足し、高濃度の可視像を形成す
ることは困難であった。
【0009】また現像剤担持体と現像剤供給部材の間に
、非磁性トナーが現像剤担持体側へ静電的に移行する向
きの電界を印加する構成も公知であるが、このような構
成を付加しても、現像剤担持体へ充分な量のトナーを付
着させることは難しい。
【0010】さらに、特開昭54−51841号公報等
に示されているように、現像領域を通過した後の現像剤
担持体上の一成分系現像剤を掻き取ったあと、この現像
剤担持体の表層に対してコロナ放電を行って電荷を付与
し、次いで現像剤供給部材により非磁性トナーを現像剤
担持体上に静電的に積極的に付着させるようにした技術
も提案されているが、誘電体表面に形成される電界強度
が小さいため、この構成によっても現像剤担持体表面の
現像剤担持量を上げることができず、現像領域へ多量の
現像剤を搬送することはできない。
【0011】また、特開昭60−53996号公報に示
されている如く、現像剤担持体の表面に凹凸を形成し、
これらの凹凸に非磁性の一成分系現像剤を充填させて担
持し、現像領域へ搬送される一成分系現像剤の量を増大
させた現像装置も提案されている。ところがこの構成に
よると、搬送できる現像剤量は増大するものの、搬送さ
れる現像剤中には帯電不足のトナーが多量に含まれてい
るため、これによって形成された可視像の画質が低下す
る恐れがある。
【0012】さらに特公昭55−9711号公報などに
、導電性の基体上に電気的絶縁層を介して格子状の導電
性スクリーン電極を設け、この電極に対して外部電源か
らバイアス電圧を印加し、現像剤担持体表面近傍に電界
を形成する構成も開示されている。ところが現像剤担持
体は回転する部材であるため、これに付設されたスクリ
ーン電極と外部電源とを電気的に接続することが容易で
なく、その構成が大変複雑化し、かつコストが上昇する
恐れを免れない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の実情に鑑み、簡単な構成によって、現像剤担
持体上に必要とされる充分な量の一成分系現像剤を担持
し、充分に帯電したトナーを現像領域に搬送して高画質
の記録画像を形成できる冒頭に記載した形式の現像装置
を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、回転駆動される現像剤担持体に一成分系現
像剤を供給し、該担持体の表面に前記現像剤を担持して
搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体が互いに対向し
た現像領域において、該潜像担持体に形成された静電潜
像を現像剤担持体に担持された前記現像剤によって可視
像化する現像装置において、前記現像剤担持体として、
導電性ローラ自体の導電部と、該導電性ローラに固着さ
れた微小の誘電体とが表面に規則的又は不規則に露出し
、該誘電体に電荷を保持せしめることにより前記表面の
近傍に多数の微小閉電界を形成し、この閉電界により、
個々に帯電したトナーを前記表面に吸引し、該トナーを
この表面に吸着させる現像剤担持体を使用し、前記誘電
体が、4以下の比誘電率と、温度30℃、相対湿度80
%の環境下で1013Ωcm以上の体積固有抵抗率を有
していることを特徴とする現像装置を提案する。
【0015】同様に本発明は、回転駆動される現像剤担
持体に一成分系現像剤を供給し、該担持体の表面に前記
現像剤を担持して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持
体が互いに対向した現像領域において、該潜像担持体に
形成された静電潜像を現像剤担持体に担持された前記現
像剤によって可視像化する現像装置において、前記現像
剤担持体として、導電性ローラ上にローレット加工によ
って溝を形成し、その上に樹脂をコートした後切削加工
を行い、導電性ローラ自体の導電部と前記樹脂より成る
微小の誘電体とを表面に規則的又は不規則に露出させ、
該誘電体に電荷を保持せしめることにより前記表面の近
傍に多数の微小閉電界を形成し、この閉電界により、個
々に帯電したトナーを前記表面に吸引して該表面に吸着
させる現像ローラを使用し、前記溝に埋設固定された誘
電体の表面、又は該誘電体の間の領域において露出した
導電部の表面のうち、前記閉電界の作用でトナーが静電
的に多量に吸着される方の表面の幅が、トナーの粒径の
3倍以上であって、500μm以下の大きさに設定され
、かつトナーが静電的に多量に吸着される方の表面の面
積が現像ローラの全表面の50%乃至80%を占めてい
ることを特徴とする現像装置を提案する。
【0016】また本発明は、回転駆動される現像剤担持
体に一成分系現像剤を供給し、該担持体の表面に前記現
像剤を担持して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体
が互いに対向した現像領域において、該潜像担持体に形
成された静電潜像を現像剤担持体に担持された前記現像
剤によって可視像化する現像装置において、前記現像剤
担持体として、導電性ローラ自体の導電部と、該導電性
ローラに固着された微小の誘電体とが表面に規則的又は
不規則に露出し、該誘電体に電荷を保持せしめることに
より前記表面の近傍に多数の微小閉電界を形成し、この
閉電界により、個々に帯電したトナーを前記表面に吸引
し、該トナーをこの表面に吸着させる現像剤担持体を使
用し、前記誘電体の厚さを50μm以上に設定した現像
装置を提案する。
【0017】さらに本発明は、回転駆動される現像剤担
持体に一成分系現像剤を供給し、該担持体の表面に前記
現像剤を担持して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持
体が互いに対向した現像領域において、該潜像担持体に
形成された静電潜像を現像剤担持体に担持された前記現
像剤によって可視像化する現像装置において、前記現像
剤担持体として、導電性ローラ上にローレット加工によ
って溝を形成し、その上に樹脂をコートした後切削加工
を行い、導電性ローラ自体の導電部と前記樹脂より成る
微小の誘電体とを表面に規則的又は不規則に露出させ、
該誘電体に電荷を保持せしめることにより前記表面の近
傍に多数の微小閉電界を形成し、この閉電界により、個
々に帯電したトナーを前記表面に吸引して該表面に吸着
させる現像ローラを使用し、前記溝に埋設固定された誘
電体の表面が、現像ローラの軸線方向に対して30°乃
至60°の角度をなして延び、かつ現像動作時の現像ロ
ーラの表面線速が潜像担持体の表面線速よりも高速とな
るように、各線速を設定したことを特徴とする現像装置
を提案する。
【0018】また本発明は、回転駆動される現像剤担持
体に一成分系現像剤を供給し、該担持体の表面に前記現
像剤を担持して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体
が互いに対向した現像領域において、該潜像担持体に形
成された静電潜像を現像剤担持体に担持された前記現像
剤によって可視像化する現像装置において、前記現像剤
担持体として、導電性部材自体の導電部と、該導電性部
材に固着された微小の誘電体とが表面に規則的又は不規
則に露出し、該誘電体に電荷を保持せしめることにより
前記表面の近傍に多数の微小閉電界を形成し、この閉電
界により、個々に帯電したトナーを前記表面に吸引し、
該トナーをこの表面に吸着させる現像剤担持体を使用し
、前記誘電体に電荷を保持せしめる手段として、現像剤
担持体の表面に当接しながら回転し、誘電体を摩擦帯電
させつつ前記現像剤を現像剤担持体に供給する摩擦帯電
兼現像剤供給部材を使用し、該部材の導電性芯部材表面
から現像剤担持体に接する摩擦帯電兼現像剤供給部材表
面までの抵抗値を温度10℃、相対湿度20%の環境下
で1010Ω以下に設定したことを特徴とする現像装置
を提案する。
【0019】導電部と誘電体とについては、導電性ロー
ラ上にローレット加工によって溝を形成し、その上に樹
脂をコートした後切削加工を行うことにより、導電性ロ
ーラ自体の導電部と前記樹脂より成る微小の誘電体とを
表面に露出させることが有利である。
【0020】
【作用】現像剤担持体表面の近傍に多数の微小閉電界が
形成されるので、その電界強度を著しく増大させること
ができ、充分に帯電した多量のトナーを現像剤担持体に
担持して現像領域に搬送できる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を電子複写機の現像装置として
構成した実施例につき、図面を参照して詳細に説明する
【0022】図1において、潜像担持体の一例であるド
ラム状の感光体1は矢印A方向に回転駆動され、これに
対向して現像装置2が設けられている。現像装置2の現
像容器3内には、必要に応じて補助剤が外添された非磁
性トナー4より成る一成分系現像剤が収容されている。 トナーの体積固有抵抗率は107〜1012Ωcm程度
であることが好ましい。現像容器3の前後の側板には、
該容器の開口から一部を露出した状態で、図12にも示
した現像ローラ5が支持され、該ローラ5は感光体1に
対向して、図における反時計方向に回転駆動される。
【0023】また現像容器3の前後の側板には現像剤供
給部材の一例であるトナー供給ローラ6が支持され、該
ローラ6は現像ローラ5に接触しながら反時計方向に回
転駆動される。
【0024】現像容器3内のトナー4は、時計方向に回
転するアジテータ7により撹拌されつつ、トナー供給ロ
ーラ6に運ばれ、次いでこのローラ6によって現像ロー
ラ5に供給される。この供給時にトナーは所定の極性、
本例では感光体1の静電潜像と逆極性の正極性、すなわ
ちプラスの極性に摩擦帯電され、現像ローラ5の周面に
静電的に付着し、現像ローラ5に担持される。これに関
連する構成と作用については後に詳しく説明する。
【0025】上述のように現像ローラ5の周面に供給担
持されたトナーは、該ローラ5の回転によって搬送され
、層厚規制部材の一例であるドクターブレード8によっ
てならされ、均一な厚さに規制される。次いでこのトナ
ーは感光体1と現像ローラ5の対向した現像領域9へ搬
送され、ここで、感光体1に形成された静電潜像に静電
的に移行し、該潜像が可視像化される。層厚規制部材と
しては、ドクターブレードのほかに、規制ローラや規制
ベルトなどを用いることもできる。
【0026】現像に供されずに現像領域9を通過したト
ナーは、現像ローラ5に担持されたままトナー供給ロー
ラ6のところに戻される。また感光体1上に形成された
可視像は図示していない転写紙に転写され、定着装置に
よって転写紙上に定着される。
【0027】上述した構成自体は従来の現像装置と変り
はなく、かかる従来の現像装置においては、トナー供給
ローラから現像ローラへ充分な量のトナーを供給するこ
とができず、可視像の濃度が低下する等の欠点を免れな
かった。
【0028】そこで本発明に係る現像装置においては、
図2及び図3に模式的に拡大して示したように、現像ロ
ーラ5として、例えばアルミニウムやステンレス鋼等の
導電性ローラ10より成る基体の周面部分に多数の微小
誘電体11が分散して固定されたローラが用いられてい
る。このローラの表面には導電性ローラ10自体の導電
部12と、該ローラ10に固着された微小の誘電体11
が規則的又は不規則状態で混在露出している。
【0029】本例では、導電性ローラ10の表面にロー
レット加工によって多数の溝100が形成され、その上
に樹脂をコートした後、該樹脂を切削加工することによ
り、図9乃至図11に例示したように、導電性ローラ自
体の導電部12と、上記樹脂より成る微小の誘電部11
とを表面に規則的又は不規則に露出させた現像ローラ5
が用いられている。
【0030】このようにローレット加工により溝100
を形成し、これに誘電体11を埋設固定して現像ローラ
5を製作すると、簡単に現像ローラ5の表面を平滑に形
成でき、しかも低コストで高精度に現像ローラ5を構成
することができる。
【0031】なお、図9乃至図11において、符号Xは
現像ローラの軸線の方向を示し(図12も参照)、図9
に示した例では溝100ないしはこれに埋設された誘電
体11が軸線方向Xに対してθで示した角度をなして延
び、図10に示した例では逆方向にθをなして延びてお
り、また図11に示した例では溝100、従って誘電体
11が軸線方向Xに対して共にθをなした格子状に延び
ている。勿論、各誘電体11を図9乃至図11に示した
方向以外に延在させてもよく、例えば図4(b)に示す
ように現像ローラ5の軸線方向X、又はこれに直交する
方向などに各誘電体11を適宜延ばすこともできる。
【0032】その際、長く延びた各誘電体11の幅、す
なわち各誘電体11の延在方向に直交する方向の幅D1
をトナー粒子の3倍以上で500μm以下に設定し、か
つ全ての誘電体11の全表面積を、現像ローラ5の全表
面積の50%乃至80%に設定することが望ましい。そ
の理由は後に詳しく説明する。また各誘電体11の中心
間距離P1(図3)は、例えば100μm乃至500μ
m程度に設定される。
【0033】現像剤担持体をベルトから構成するときも
、図3、図9乃至図11と同様に、そのベルトの導電性
基体の表面に微小な誘電体を多数固定すればよい。
【0034】誘電体11として、本例ではトナーの帯電
極性と反対の極性、すなわち負極性に摩擦帯電される材
質のものが選択されている。
【0035】一方、現像ローラ5に接するトナー供給ロ
ーラ6は、現像ローラ5の誘電体11に接触して、これ
をトナーの帯電極性と反対の極性(本例ではマイナス極
性)に摩擦帯電させ、かつトナー4をプラスに摩擦帯電
させる材料から構成されている。図1及び図2に示した
例では、トナー供給ローラ6が、導電性の芯部材14と
そのまわりに積層された円筒状の発泡体15より成り、
この発泡体15が弾性変形しながら現像ローラ5に圧接
している。このようなトナー供給ローラ6を用いた場合
、発泡体15を、上述のように誘電体11をマイナスに
、またトナー4をプラスに摩擦帯電させる材料によって
構成すればよい。
【0036】現像ローラ5は、後述するように電源20
(図1)によって所定の電圧を印加されるか、又はアー
スされている。
【0037】上記構成のより詳細な作用を説明すると以
下の通りである。
【0038】図1を参照して先に説明したように、現像
領域9を通過した現像ローラ部分はトナー供給ローラ6
のところに移動して該ローラ6に接触する。ここで現像
ローラ5上に担持されている、現像に供給されなかった
トナーはトナー供給ローラ6から受けるスキャベンジン
グ力によって掻き落される。同時に、現像ローラ5の誘
電体11は、トナー供給ローラ6との摩擦によってトナ
ーの帯電極性と反対の負極性に帯電される。すなわちマ
イナスの電荷が保持されるのである。その際、現像領域
9を通過した現像ローラ周面の誘電体11に、感光体1
の静電潜像の影響による静電的な残像が残っていても、
トナー供給ローラ6との摩擦により、誘電体11がほぼ
飽和状態まで帯電し、その電荷量が均一となるため、残
像はなくなり、現像ローラ5が初期化される。
【0039】一方、トナー供給ローラ6の周面に接触し
ながら現像ローラ5に運ばれるトナーは、トナー供給ロ
ーラ6との摩擦によってプラス極性に摩擦帯電され、現
像ローラ5に供給されるが、このときこの現像ローラ5
、特にその誘電体11との摩擦によりさらにプラス極性
に強く摩擦帯電され、現像ローラ5の周面に静電的に付
着する。またトナー材料は、導電部12及び誘電体11
いずれとの摩擦においてもプラス極性に帯電する材料か
ら構成されていることが望ましい。
【0040】このとき、現像ローラ5の各誘電体11は
マイナス極性に摩擦帯電していて、各誘電体11のまわ
りには現像ローラ表面に露出した導電部12が存在し、
しかも現像ローラ5の導電性ローラ10はアースされて
いるか、電圧を印加されているので、現像ローラ5の表
面は、多数の誘電体11のところだけに選択的にマイナ
ス極性の電荷が付与されて保持された状態となっている
。これにより図3に示すように、マイナスに帯電した各
誘電体11とそのまわりの導電部12との間に閉電界が
形成され、現像ローラ5の表面の近傍には無数と言える
程多数の微小閉電界(マイクロフィールド)が形成され
る。すなわち、電界の状態を表わす電気力線を考えた場
合、現像ローラ5の表面近傍の空間には、図3に円弧状
の多数の線で表わしたように電気力線が形成され、その
電気力線は現像ローラ5から出て同一の現像ローラ5に
戻り、各誘電体11と導電部12との間に閉電界が形成
されるのである。
【0041】各誘電体11の表面の幅D1は前述のよう
に微小であるため、各閉電界はフリンジング効果(周辺
電場効果)によってその強度が大変強くなる。かかる閉
電界によって、プラスに帯電した個々のトナーは誘電体
11に強く引かれ、該ローラ5の表面に多量に離れ難い
状態で吸着保持される。その際、トナーはトナー供給ロ
ーラ6と現像ローラ5との摩擦によって強く摩擦帯電し
ており、しかも現像ローラ5の表面に強い微小閉電界の
作用で吸着されるので、現像ローラ5上には高い電荷を
持った多量のトナーが担持される。
【0042】また導電部12にも、ファンデルファール
ス力、或いは帯電したトナーの電荷により誘起された電
荷によって少量のトナーを付着させることができ、例え
ば1層分のトナーを導電部12の表面に付着させること
が可能である。
【0043】上述のように現像ローラ5に担持されたト
ナーは、例えばウレタンよりなるドクターブレード8を
通るが、このブレード8によってトナーが層厚を規制さ
れるとき、帯電の充分なトナーは微小閉電界によって現
像ローラ5の表面に強く保持されるが、帯電量の小なる
トナーはドクターブレード8との接触圧によって除去さ
れ、結局、帯電量の大なるトナーだけが、従来よりも多
量に現像領域9へ搬送され、前述の如く静電潜像を可視
像化する。このため可視像の画像濃度を高め、かつその
地汚れを防止することができる。トナーの帯電量は、地
汚れ防止や、可視像のシャープ性を高めるべく、例えば
5乃至20(望ましくは10乃至15)μc/g程度に
帯電され、かかるトナーが現像領域9へ運ばれるのであ
る。
【0044】ドクターブレード8を通過するトナーの量
を減少させるには、このブレード8が現像ローラ5に圧
接する力を強め、逆に多くするときはブレード8の圧接
力を弱めればよく、ブレード8を通過した後のトナー層
の厚みを容易に調整することができるが、ドクターブレ
ード8に加える力を弱くしすぎると、トナー層が不均一
となり、逆に強くしすぎると画像濃度の低下を招く恐れ
があるので、これらを考慮してブレード8の圧接力を設
定すべきである。
【0045】また、現像ローラ5の表面近傍には、図3
に模式的に示したようにその全体に亘って微小閉電界が
形成される場合と、閉電界でない電界が閉電界に混在す
る場合とが考えられるが、いずれの場合も多数の閉電界
が存在するので、その強度が高められ、トナーを多量に
担持することができる。
【0046】上述のように、現像ローラ表面の誘電体1
1を摩擦帯電し、これによってトナーを現像ローラ5の
表面に吸着保持して現像領域9へ搬送するのであるが、
この搬送中に誘電体11の電荷が消失してしまえば、多
量のトナーを現像領域9まで搬送できなくなる。
【0047】そこで本発明では、上記誘電体11として
、4以下の比誘電率と、温度30℃、相対湿度80%の
環境下で1013Ωcm以上の体積固有抵抗率を有する
誘電体を使用している。このような特性を有する誘電体
11を用いれば、誘電体11がトナー供給ローラ6によ
って電荷を付与された後、これが現像領域9へ至るまで
電荷を保持でき、その表面電位の低下を防止できるので
、多量のトナーを現像ローラ表面に吸着させてこれを現
像領域9に搬送することができる。逆に誘電体11の比
誘電率が4より大であり、しかも前述の条件下における
誘電体の体積固有抵抗率が1013Ωcmよりも低いと
、現像領域へ至るまでに誘電体の表面電位が低下し、ト
ナーの吸着保持力が弱まって現像領域9へ搬送できるト
ナーの量が減少する恐れがある。
【0048】また溝100に埋設固定された誘電体11
の厚さT(図3)も適宜設定できるが、この厚さTがあ
まり薄いと、電気的な容量が大きくなり、誘電体11を
いくら摩擦してもその表面電位を高めることができず、
現像ローラ5へのトナーの付着量が低下する。
【0049】そこで本発明では、誘電体11の厚さ(深
さ)Tを、50μm以上に設定した。このようにすれば
誘電体11の容量を小さくでき、トナー供給ローラ6に
より摩擦帯電された後の誘電体11の表面電位を高め、
多量のトナーを現像ローラ5の表面に吸着保持させるこ
とができる。
【0050】なお、現在行われているローレット加工に
よると、溝100の深さを最大で500μm程度まで形
成できるのが普通であるため、誘電体11の厚さTも最
大で500μm程度となるが、今後の技術の進歩により
、厚さTを500μmよりも大きくすることも可能であ
る。
【0051】次に、本発明者の行ったより具体的な検討
結果を説明することにより、上述の利点をより具体的に
明らかにする。
【0052】図4(b)は現像ローラ5の表面を模式的
に拡大して示し、図4(a),(c)は図4(b)のI
V−IV線断面図である。これらの図に模式的に示すよ
うに、アルミニウムよりなる導電性ローラ10の表面部
分に幅D1が210μmで、深さTが100μmの多数
の誘電体(例:商品名ルミフロン  比誘電率ε=2.
7)11を300μmのピッチP1で配列し、その表面
と導電部12の表面を外部に露出させた現像ローラ5を
用意した。
【0053】一方、図5(a),(b)に示すようにア
ルミニウムの導電性ローラ10aの表面全体に、厚さT
が100μmで比誘電率εが2.7である誘電体111
aを層状に均一に積層した従来の現像ローラ5aを用意
した。
【0054】次いで両現像ローラ5,5aの表面の誘電
体11,111aを摩擦帯電させ、その帯電量を表面電
位で−200Vとしたときの、両現像ローラ5,5aの
表面近傍の電界の強さを有限要素法により求めた。
【0055】現像ローラ表面にトナーを引き付ける力F
は、この表面ないしはその近傍の電界の垂直方向成分の
強さEとトナー粒子の帯電量qによって決まり、F=q
Eで表わされる。従って各トナー粒子の帯電量が一定で
あると仮定すると、垂直方向の電界が大きい程、現像ロ
ーラに引き付けられるトナーの力、従って現像ローラに
付着するトナーの量が増大する。
【0056】そこで図4(c)及び図5(b)に模式的
に示すように、各トナー粒子4a,4b,4cの半径d
を5μmと仮定し、各現像ローラ5,5aの表面から1
層目のトナー粒子4aの中心までの距離d=5μm隔て
た第1の位置Y1における電界と、2層目のトナー粒子
4bの中心までの距離3d=15μm隔てた第2の位置
Y2における電界と、3層目のトナー粒子4cの中心ま
での距離5d=25μm隔てた第3の位置Y3における
電界の垂直方向成分のそれぞれを求めた。電界の方向は
、各現像ローラ5,5aの法線方向外側向きを正とした
。従って、電界が負を示せば、この電界によってトナー
が現像ローラ表面に引き付けられることを意味する。
【0057】図6(a)は図4(a),(b),(c)
に示した本発明に係る現像ローラ5における電界の垂直
方向成分を示し、図7は図5(a),(b)に示した従
来の現像ローラ5aの電界の垂直方向成分を示している
。これらの図の縦軸は電界の強さ(V/μm)を、横軸
は各現像ローラ5,5aの周面の方向を示しており、図
6(a)は図6(b)との比較から判るように、1つの
誘電体11を含む現像ローラ周方向のP2で示した長さ
部分(各誘電体の半ピッチ分)における電界の強さを示
している(図4(c)も参照)。図6(a)の横軸の「
0」は1つの誘電体11の、図4(c)及び図6(b)
における右端11aに相当し、同じく「90」は同じ誘
電体11の周方向のほぼ中央部11bに相当する。図7
の横軸も図6(a)と同じ現像ローラ位置を示している
【0058】ここで、図7の線E0は、現像ローラ5a
の表面近傍における前述の第1、第2及び第3の位置Y
1,Y2,Y3の電界の強さを示し、これらの位置の電
界の強さは全て−0.09V/μmであった。
【0059】これに対し、図6(a)の線E1,E2,
E3は図4(c)に示した第1乃至第3の各位置Y1,
Y2,Y3における電界の強さを示しており、これから
判るように、これらの位置Y1,Y2,Y3における最
大の電界の強さは、それぞれ−0.99V/μm、−0
.86V/μm、−0.74V/μmである。これは図
5(b)の各位置Y1,Y2,Y3における電界の強さ
である−0.09V/μmの約7乃至10倍の電界の強
さを示している。このように図4(a),(b),(c
)に示した現像ローラによると、図5(a),(b)に
示した従来の現像ローラ5aよりも著しく強い電界が得
られ、多量の帯電トナーをその表面に吸着させることが
できる。
【0060】従来の現像ローラ5aでは通常、図1に示
したドクターブレード8を通過した後の現像ローラの表
面に約0.1〜0.3mg/cm2を付着させることが
できるにすぎなかったが、本発明に係る現像ローラ5を
用いると、ドクターブレード通過後の現像ローラ表面に
例えば2乃至3層(1.0〜2.0mg/cm2)以上
のトナーを付着させることができ、トナーが黒トナーで
あるときも、また黒以外のカラートナーであるときも、
高品質な可視像を得ることができる。
【0061】なお、図6(a),(b)から判るように
、電界の強さは誘電体11の中央部付近で最大となって
いるが、これは、誘電体11のサイズが一辺で200μ
m程度であると、その全体に亘ってフリンジング電界が
作用し、誘電体11の端縁部11aよりも中央部の方が
電界が強くなるためであると考えられる。
【0062】また、誘電体11に与える電荷量が同じで
あっても、その比誘電率によって、誘電体11と導電部
12との間に形成される電界強度が変化することは当然
である。例えば、誘電体11に与える摩擦電荷量を単位
長さ(μm)当り7×10−11クーロンとし、誘電体
表面から5μm上方の空間位置での垂直方向に働く最大
の電界を考えたとき、誘電体11の比誘電率を4から3
に変えると、電界強度は約12%強くなる(例えば10
0μm幅の誘電体が与える電界は0.805V/μmか
ら0.918V/μmになる)。逆に比誘電率を4から
5に変えると電界強度は12%弱くなる。このような点
を考慮して、誘電体11の材質や大きさを設定し、その
比誘電率を4以下に設定することが望ましいのである。
【0063】以上のように、上述の現像ローラ5を用い
ることによって現像領域9へ多量のトナーを搬送できる
が、この効果を高めるには、各誘電体の幅D1をトナー
粒径の3倍以上で、500μm以下に設定することが有
利であることを先に説明した。ここで、その理由を明ら
かにする。
【0064】通常、トナー粒子の径は体積平均粒径で3
乃至20μm、好ましくは5乃至15μmであり、この
ような粒径のトナーを現像ローラ5で使用できるように
することが望ましい。
【0065】そこで本発明者は、平均粒径10μmのト
ナーを用い、各誘電体11の幅を各種変えて実験してみ
たところ、この幅が30μmより小さくなると、現像ロ
ーラ表面に担持できるトナー量が減少し、画像濃度が低
下する傾向のあることが判明した。これは、微小閉電界
を発生する各誘電体11の幅が、トナー粒径との比較に
おいて小さすぎるため、各誘電体11にトナー粒子を充
分に吸引して保持できなかったためであると考えられる
。各誘電体11の幅が30μmより小さくとも、これに
対応してトナー粒子の径が小さければ、誘電体11に多
量のトナーを付着させることができ、7μmの粒径のト
ナーを用いたときは、誘電体幅が30μmより小なると
きも、多量にトナーを担持できた。
【0066】以上のことから、誘電体11の幅をトナー
粒子の径の約3倍以上に設定することが望ましいこと、
従って3乃至15μmの粒径のトナーを支障なく使用で
きるようにするには、各誘電体11の幅D1を約9μm
以上にすることが望ましいことを理解できる。トナーの
粒径は10μm前後であることが多いが、このようなト
ナーを用いたときは、各誘電体11の幅D1をほぼ30
μm以上に設定するのである。またローレット加工で溝
100を形成するとき、その加工性を考慮すると、各誘
電体11の幅を50μm以上に設定することが特に望ま
しい。
【0067】また誘電体11の幅D1が500μmを超
えると、その中心部においてフリンジング効果が低下し
、各誘電体11の中心部の電界強度が低下してトナーを
吸引し難くなり、担持トナー量が減少して画像濃度が低
下する恐れがある。従って各誘電体11の幅は500μ
m以下とすることが望ましい。
【0068】ところで、従来の現像ローラ5aを用いる
と、上述のように現像領域へ搬送できるトナー量が不足
するため、従来は現像ローラの回転速度を高め、その表
面の線速を感光体の表面の線速の3乃至4倍程度に設定
し、これによって現像領域へ搬送されるトナー量を増大
させ、可視像の濃度低下を防止する方法も採用されてい
た。ところが、このように両者の線速を設定すると、感
光体上に形成されたベタ画像の感光体移動方向後端側だ
けが他の部分に比べて濃度が異常に高くなる「後端トナ
ー寄り」と称せられる現象が発生し、その画質が劣化す
る。また現像ローラ5aの回転数を高めると、回転むら
が発生しやすくなり、これによって可視像に濃度むらを
生じる恐れもある。
【0069】ところが本発明に係る現像ローラ5を用い
、ドクターブレード8を軽く当接させることで、多量の
トナーを現像領域に搬送できるので、従来のように現像
ローラの回転数を高めなくともよく、その表面線速を感
光体の表面線速と同等又はこれに近づけることができ、
後端トナー寄りや濃度むらのない高品質な可視像を得る
ことが可能となる。しかも現像ローラ5の表面線速を下
げることができるので、その駆動モータを小型化でき、
コストの低減を図ることが可能である。またトナーに与
える負荷を低減でき、その寿命を延ばすことが可能とな
る。
【0070】ところが、その反面、上述の両線速を等し
く設定すると次のような問題が発生する。
【0071】図示した実施例では、前述のように現像ロ
ーラ5の誘電体11の表面に多量のトナーが付着するの
で、現像ローラ5上に完全に均一にトナーを付着させる
ことは難しい。このため、現像ローラ5を感光体1と同
一の表面線速で回転させつつ現像動作を行うと、感光体
1上に形成された可視像には、現像ローラ5上のトナー
の付着状態のむらに対応した極く微小な「あと」ができ
る恐れがある。
【0072】このような不具合は、現像ローラ5の表面
に露出した誘電体11と導電部12を不規則に配置する
と生じ難くなるが、現像ローラ5の製造コストを下げ、
部品精度を上げるには、導電性ローラ10の表面に、前
述の如くローレット加工によって溝100を形成し、こ
こに誘電体11を埋め込むことが望ましい。ところがこ
のような方法によって現像ローラを製作すると、溝10
0、すなわち誘電体11が現像ローラ5の表面に規則性
をもって表われる傾向が強まるため、現像ローラ5と感
光体1の表面線速比を1に設定すると、可視像の画像面
に、極く微小ではあるがローレット加工のパターンがそ
のまま「むら」として現われてしまう恐れがある。
【0073】また両線速を等しくすると、感光体1上の
地肌に地汚れが発生しやすくなる。すなわち、現像ロー
ラ5の表面線速を感光体1の線速よりも大きくすると、
現像ローラ5上のトナーが感光体1の地肌部に対してス
キャベンジング作用を及ぼし、これにより地汚れが低減
するのであるが、両表面線速を等しくすると、スキャベ
ンジング効果を期待できず、地汚れが発生しやすくなる
【0074】上述したところから判るように、感光体1
と現像ローラ5の表面線速を等しく設定したときと、現
像ローラ5の表面線速を速くしたときとで、それぞれ利
害得失があり、従ってそのときの必要性に応じて、これ
らの表面線速を適宜設定すべきである。
【0075】ここで後者のように現像ローラ5の表面線
速を感光体1の表面線速よりも速くすれば、現像領域9
において、現像ローラ表面の誘電体11と導電部12が
感光体1に対して等速で対向することはなくなり、両者
間に相対速度ができるので、誘電体11や導電部12の
パターン、すなわちローレット加工の目が可視像に「む
ら」ないしは「あと」として現われる不具合を阻止でき
るのである。このように現像ローラ5の表面線速を感光
体1の表面線速よりも速くしたとき、上述の「あと」又
は「むら」の問題をより確実に防止するには、図9乃至
図11に例示したように、各誘電体11の表面が、現像
ローラ5の軸線方向Xに対して30°乃至60°、好ま
しくは45°の角度θをもって延びるように各溝100
を形成することが望ましい。このようにすると、各誘電
体11の表面に付着したトナーが、現像領域9において
現像ローラ5の軸線方向Xに亘って均一にならされた状
態で存在することになるので、誘電体11や導電部12
のパターンに対応した「むら」が可視像の感像面中に現
われる不具合をより確実に防止できる。
【0076】後述するように、誘電体11の帯電極性と
トナーの帯電極性を同極性とし、導電部12の方に多量
のトナーを吸着させるときも、誘電体11又は導電部1
2を現像ローラ5の軸線方向Xに対して30°乃至60
°の角度をもって延ばすことにより、上述したところと
全く同様にして、可視像上にローレットの目が現われる
不具合を防止できる。また前述のようにトナーが多量に
吸着する誘電体11の幅をトナー粒子の径の3倍以上に
設定することによっても、ローレットの目が可視像に現
われる不具合を抑制できる。
【0077】ここで、再び図1に示した現像装置2の説
明に戻ることとし、この装置2における現像ローラ5の
導電性ローラ10は、前述のように単にアースしておく
だけでもよいが、該ローラ10に電源20によってバイ
アス電圧を印加し、感光体1に形成される可視像の地汚
れを防止することが有利である。また導電性ローラ10
とトナー供給ローラ6の両者に電源20,21によりバ
イアス電圧を印加し、両者を同電位とし、或いはトナー
供給ローラ6から現像ローラ5の側へトナーが電気的に
引かれるように、現像ローラ5とトナー供給ローラ6に
同極性で、トナー供給ローラ6の方に高い電圧を印加し
、トナー供給ローラ6と現像ローラ5の間に電位差を持
たせ現像ローラ5へのトナー付着量を一層高めるように
することもできる。このようなバイアス電圧としては、
直流、交流、交流に直流を重畳したもの、或いはパルス
電圧等を適宜採用できる。また現像ローラ5上に付着し
たトナーは、該ローラ5に軽く(例えば10乃至100
g/cm)当接するドクターブレード8によって厚みが
規制され、安定な多層のトナー層を得ることができる。
【0078】ところで、図1に示した実施例では、現像
ローラ5の誘電体11に電荷を保持せしめる手段として
、現像ローラ5の表面に当接しながら回転し、誘電体を
摩擦帯電させつつトナー4を現像ローラ5に供給するト
ナー供給ローラ6が使用されている。すなわち、トナー
供給ローラ6は、摩擦帯電兼現像剤供給部材の一例を構
成しているのであるが、かかるトナー供給ローラ6の導
電性芯部材14の表面から、現像ローラ5に接するトナ
ー供給ローラ6の表面までの抵抗値があまり高いと、こ
のローラ6の発泡体15がトナー4との摩擦によって該
トナーを帯電させたとき、或いは現像ローラ5の誘電体
11との摩擦によって該誘電体11を帯電させたときに
、発泡体15に発生する電荷(トナー及び誘電体の帯電
極性と逆極性)が該発泡体15から逃げることができな
くなるため、トナー4と誘電体11をそれぞれ帯電させ
難くなる。
【0079】そこで、本例においてはトナー供給ローラ
6における導電性の芯部材14の表面から現像ローラ5
に接するトナー供給ローラ表面までの抵抗値を、温度1
0℃、相対湿度20%の環境下で1010Ω以下に設定
した。このように抵抗値を定めれば、発泡体15に発生
する電荷を迅速に導電性の芯部材14へ逃がすことがで
き、トナー4と誘電体11をそれぞれ所定の極性に支障
なく摩擦帯電させることができる。
【0080】またトナー供給ローラ6の抵抗値を上述の
ように1010Ω程度に設定すると、トナー供給ローラ
6から現像ローラ5の側にトナーが電気的に引かれるよ
うに、両者間に電位差をもたせたときも、1010Ωの
抵抗によって、両者間が導通状態となることを阻止でき
、両者の電位をそれぞれ所定の高さに維持することがで
きる。
【0081】図1乃至図3に示した現像ローラ5の誘電
体11は、導電性ローラ10に形成されたほぼ角形の溝
100に埋設固定されているが、このような現像ローラ
5は、例えば次のように簡単に製造できる。
【0082】すなわち、先ず図8(a)に示すように表
面平滑なアルミニウム等から成る導電性ローラ10を製
作し、次いで図8(b)のようにこのローラ10の表面
に、ローレット加工により微小な凹溝100を形成し、
さらに図8(c)に示すようにその上から樹脂より成る
誘電体11をコーティングし、その固化後、図8(d)
のように表面を研削して導電部12と誘電体11を表面
に混在露出させ、幅が9乃至500μm程の誘電体11
が表面に露出した現像ローラ5を完成する。
【0083】次に図1に示した現像装置を含む複写機の
より具体的な実施例を明らかにする。
【0084】(1)感光体1の表面線速:120mm/
sec (2)現像ローラ5の表面線速:120〜144mm/
sec (3)完成した現像ローラの径は25.4mmで、誘電
体11が埋設される角溝ローレットは、0.3mmピッ
チ、深さ0.1mm、溝幅0.15mmで、角溝の延在
方向と現像ローラの軸線方向の成す角度は45°である
(4)誘電体11としては、弗素系樹脂(旭硝子  ル
ミフロンLF200)を用い、これを、表面にローレッ
ト加工を施した導電性ローラ10にコーティングし、1
00℃で約30分乾燥した後、その表面を切削加工し、
導電部12を露出させる。このとき導電部12の面積は
25%で、誘電体の表面積は75%であった。 (5)トナー供給ローラ6の表面線速:現像ローラと逆
方向に0.5〜0.6倍 (6)トナー供給ローラ6の材料:発泡ポリウレタンカ
ーボン処理、径14mmのスポンジローラー(7)トナ
ー供給ローラ6の現像ローラ5への食い込み:1mm (8)トナー供給ローラ6の抵抗:表面で107Ω(9
)ドクターブレード8:弾性部材(t=0.1mmの燐
青銅)8a(図1)に弗素系樹脂PTFEシート(PT
FE樹脂テープ200μ:ニチアス(株))8bを貼り
合せ。現像ローラに対する押圧力は20g/cmとした
。 (10)現像バイアス現像ローラ5:パルス電圧1KV
(P−P)、250Hz、DC−500V重畳印加ディ
ーティー比(高電位部時間/1サイクル時間)=0.7
(11)感光体:OPC  SV:−800V(12)
現像ギャップ:100μm (13)トナー4:プラス帯電性トナー外添補助剤:S
iO2微粉末1.0wt%
【0085】上述した構成の
現像装置によると、ドクターブレード8を通過した後の
現像ローラ5の表面に1.2〜1.5mg/cm2のト
ナーを付着させ、かつトナーの帯電量を5〜15μc/
gとすることができ、安定したトナー層が得られた。
【0086】なお図1に示した実施例は、感光体1と現
像ローラ5をトナーを介して互いに非接触させて現像を
行う非接触現像であるが、接触現像を行うときはベルト
状の感光体を用い、該感光体を現像ローラに軽く当接さ
せればよい。このときも、現像ローラと感光体の周速比
をほぼ等速とし、かつバイアス電圧を変更などして、図
1に示した現像装置と同様な効果が得られる。
【0087】以上説明した実施例においては、現像ロー
ラ5表面を凹凸のない平滑な面に形成でき、よってトナ
ーの目詰まり発生を阻止できると共に、摩耗に対しても
強く、例えば図2に示した現像ローラ5の場合、誘電体
11の表面が消滅するまで摩耗させない限りその機能を
失わず、優れた耐摩耗性を示す。また現像剤担持体を帯
電させるために、外部電源を用いるときも、この電源と
現像剤担持体との接続を非常に簡素化できる。
【0088】以上説明した実施例では、トナーをプラス
に帯電させたが、これをマイナスに帯電させてもよいこ
とは当然であり、また上記実施例では現像ローラ5の誘
電体11に、トナーの帯電極性と逆極性の電荷を保持せ
しめて微小閉電界を形成したが、これとは逆に、現像ロ
ーラ5の誘電体11に、トナーの帯電極性と同極性の電
荷を保持させ、これによって多数の微小閉電界を形成し
、この閉電界によって、導電部12の方に多量のトナー
を付着させるように構成することもできる。この場合、
担持されたトナーの帯電量が低下しないように現像剤担
持体の材質を選択することが望ましい。例えば図2に示
した例では、誘電体11の表面に、これと同じ極性に帯
電したトナーが接触したとき、その摩擦によってトナー
の帯電量が大きく低下しないように、誘電体11の材質
を選択すべきである。
【0089】上述のように導電部12の表面の方に、閉
電界の作用によって多量のトナーを吸着させるときは、
導電部12の幅D2(図9乃至図11)を、トナーの粒
径の3倍以上であって、500μm以下に設定し、かつ
全導電部12の面積が現像ローラ5の全表面の50%乃
至80%を占めるようにすることは当然である。すなわ
ち、溝100に埋設固定された誘電体11の表面、又は
該誘電体11の間の領域において露出した導電部12の
表面のうち、微小閉電界の作用でトナーが多量に静電的
に吸着される方の表面の幅が、トナーの粒径の3倍以上
であって、500μm以下の大きさに設定され、かつト
ナーが静電的に多量に吸着される方の表面の面積が現像
ローラの全表面の50%乃至80%を占めるようにする
のである。
【0090】また上記実施例では、白黒画像だけでなく
カラー画像を形成するのにも最適な非磁性トナーを用い
た例を示したが、本発明は磁性トナー、或いは非磁性ト
ナーと磁性トナーを混合したトナーを用いたときにも適
用できることは当然である。磁性トナーを用いたときも
、現像剤担持体に磁石を内設することなく、このトナー
を担持搬送でき、装置の構造を簡素化できる。
【0091】また本発明は、電子複写機以外の各種画像
形成の現像装置にも適用できるものである。
【0092】
【発明の効果】請求項1乃至3に記載の現像装置によれ
ば、簡単な構成によって、現像剤担持体上に必要量の一
成分系現像剤を担持でき、充分に帯電したトナーによっ
て高濃度の高画質可視像を形成できる。
【0093】請求項4に記載の現像装置によれば、ロー
レット加工により形成された溝に埋設された誘電体又は
導電部のあとが可視像上に現われる不具合を防止できる
【0094】請求項5に記載の現像装置によれば、摩擦
帯電兼現像剤供給部材によって、現像剤担持体の誘電体
とトナーをそれぞれ所定の極性に支障なく摩擦帯電させ
ることができる。
【0095】請求項6に記載の構成によれば、低コスト
で簡単に現像剤担持体を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置の一例を示す断面図であ
る。
【図2】現像ローラの誘電体の構成と、該ローラに付着
するトナーを模式的に拡大して示した説明図である。
【図3】誘電体により形成される微小閉電界の電気力線
を示した説明図である。
【図4】現像ローラを模式的に示した説明図である。
【図5】現像ローラの模式図である。
【図6】図4に示した現像ローラの特性を示す説明図で
ある。
【図7】図5に示した現像ローラ表面近傍の電界を示す
グラフである。
【図8】現像ローラの製造方法の一例を示す説明断面図
である。
【図9】現像ローラの表面を拡大し、かつ展開して示す
説明図である。
【図10】現像ローラの表面を拡大し、かつ展開して示
す説明図である。
【図11】現像ローラの表面を拡大し、かつ展開して示
す説明図である。
【図12】現像ローラの斜視図である。
【符号の説明】
2  現像装置 4  トナー 5  現像ローラ 9  現像領域 11  誘電体 12  導電部 14  芯部材 100  溝 D1  幅 D2  幅 T  厚さ X  軸線方向 θ  角度

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  回転駆動される現像剤担持体に一成分
    系現像剤を供給し、該担持体の表面に前記現像剤を担持
    して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体が互いに対
    向した現像領域において、該潜像担持体に形成された静
    電潜像を現像剤担持体に担持された前記現像剤によって
    可視像化する現像装置において、前記現像剤担持体とし
    て、導電性ローラ自体の導電部と、該導電性ローラに固
    着された微小の誘電体とが表面に規則的又は不規則に露
    出し、該誘電体に電荷を保持せしめることにより前記表
    面の近傍に多数の微小閉電界を形成し、この閉電界によ
    り、個々に帯電したトナーを前記表面に吸引し、該トナ
    ーをこの表面に吸着させる現像剤担持体を使用し、前記
    誘電体が、4以下の比誘電率と、温度30℃、相対湿度
    80%の環境下で1013Ωcm以上の体積固有抵抗率
    を有していることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】  回転駆動される現像剤担持体に一成分
    系現像剤を供給し、該担持体の表面に前記現像剤を担持
    して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体が互いに対
    向した現像領域において、該潜像担持体に形成された静
    電潜像を現像剤担持体に担持された前記現像剤によって
    可視像化する現像装置において、前記現像剤担持体とし
    て、導電性ローラ上にローレット加工によって溝を形成
    し、その上に樹脂をコートした後切削加工を行い、導電
    性ローラ自体の導電部と前記樹脂より成る微小の誘電体
    とを表面に規則的又は不規則に露出させ、該誘電体に電
    荷を保持せしめることにより前記表面の近傍に多数の微
    小閉電界を形成し、この閉電界により、個々に帯電した
    トナーを前記表面に吸引して該表面に吸着させる現像ロ
    ーラを使用し、前記溝に埋設固定された誘電体の表面、
    又は該誘電体の間の領域において露出した導電部の表面
    のうち、前記閉電界の作用でトナーが静電的に多量に吸
    着される方の表面の幅が、トナーの粒径の3倍以上であ
    って、500μm以下の大きさに設定され、かつトナー
    が静電的に多量に吸着される方の表面の面積が現像ロー
    ラの全表面の50%乃至80%を占めていることを特徴
    とする現像装置。
  3. 【請求項3】  回転駆動される現像剤担持体に一成分
    系現像剤を供給し、該担持体の表面に前記現像剤を担持
    して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体が互いに対
    向した現像領域において、該潜像担持体に形成された静
    電潜像を現像剤担持体に担持された前記現像剤によって
    可視像化する現像装置において、前記現像剤担持体とし
    て、導電性ローラ自体の導電部と、該導電性ローラに固
    着された微小の誘電体とが表面に規則的又は不規則に露
    出し、該誘電体に電荷を保持せしめることにより前記表
    面の近傍に多数の微小閉電界を形成し、この閉電界によ
    り、個々に帯電したトナーを前記表面に吸引し、該トナ
    ーをこの表面に吸着させる現像剤担持体を使用し、前記
    誘電体の厚さを50μm以上に設定した現像装置。
  4. 【請求項4】  回転駆動される現像剤担持体に一成分
    系現像剤を供給し、該担持体の表面に前記現像剤を担持
    して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体が互いに対
    向した現像領域において、該潜像担持体に形成された静
    電潜像を現像剤担持体に担持された前記現像剤によって
    可視像化する現像装置において、前記現像剤担持体とし
    て、導電性ローラ上にローレット加工によって溝を形成
    し、その上に樹脂をコートした後切削加工を行い、導電
    性ローラ自体の導電部と前記樹脂より成る微小の誘電体
    とを表面に規則的又は不規則に露出させ、該誘電体に電
    荷を保持せしめることにより前記表面の近傍に多数の微
    小閉電界を形成し、この閉電界により、個々に帯電した
    トナーを前記表面に吸引して該表面に吸着させる現像ロ
    ーラを使用し、前記溝に埋設固定された誘電体の表面が
    、現像ローラの軸線方向に対して30°乃至60°の角
    度をなして延び、かつ現像動作時の現像ローラの表面線
    速が潜像担持体の表面線速よりも高速となるように、各
    線速を設定したことを特徴とする現像装置。
  5. 【請求項5】  回転駆動される現像剤担持体に一成分
    系現像剤を供給し、該担持体の表面に前記現像剤を担持
    して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体が互いに対
    向した現像領域において、該潜像担持体に形成された静
    電潜像を現像剤担持体に担持された前記現像剤によって
    可視像化する現像装置において、前記現像剤担持体とし
    て、導電性部材自体の導電部と、該導電性部材に固着さ
    れた微小の誘電体とが表面に規則的又は不規則に露出し
    、該誘電体に電荷を保持せしめることにより前記表面の
    近傍に多数の微小閉電界を形成し、この閉電界により、
    個々に帯電したトナーを前記表面に吸引し、該トナーを
    この表面に吸着させる現像剤担持体を使用し、前記誘電
    体に電荷を保持せしめる手段として、現像剤担持体の表
    面に当接しながら回転し、誘電体を摩擦帯電させつつ前
    記現像剤を現像剤担持体に供給する摩擦帯電兼現像剤供
    給部材を使用し、該部材の導電性芯部材表面から現像剤
    担持体に接する摩擦帯電兼現像剤供給部材表面までの抵
    抗値を温度10℃、相対湿度20%の環境下で1010
    Ω以下に設定したことを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】  導電性ローラ上にローレット加工によ
    って溝を形成し、その上に樹脂をコートした後切削加工
    を行うことにより、導電性ローラ自体の導電部と前記樹
    脂より成る微小の誘電体とを表面に露出させた請求項1
    ,3又は5記載の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007286399A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置
US9026015B2 (en) 2013-01-30 2015-05-05 Ricoh Company, Ltd. Developing roller, and developing device, process cartridge and image forming method and apparatus using the developing roller

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