JPH04311075A - レーザ用ターボブロア - Google Patents

レーザ用ターボブロア

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JPH04311075A
JPH04311075A JP10377691A JP10377691A JPH04311075A JP H04311075 A JPH04311075 A JP H04311075A JP 10377691 A JP10377691 A JP 10377691A JP 10377691 A JP10377691 A JP 10377691A JP H04311075 A JPH04311075 A JP H04311075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbo
laser
blower
blades
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP10377691A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakahara
賢治 中原
Tsutomu Funakubo
勤 舟久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ発振器内にレーザ
ガスを循環させるレーザ用ターボブロアに関し、特に循
環効率の向上を図ったレーザ用ターボブロアに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の炭酸(CO2 )ガスレーザ発振
装置は、コンパクトで高出力が得られ、レーザビームの
質も向上している。そうしたことから、金属または非金
属材料等の切断および溶接等といったレーザ加工に広く
利用されるようになってきている。特に、CNC(数値
制御装置)と結合したCNCレーザ加工機として、複雑
な形状を高速かつ高精度で切断する分野において急速に
発展しつつある。
【0003】図4に従来のレーザ用ターボブロアの構造
を示す。アルミや鉄などでできたターボ翼1とシャフト
2はナット3で結合されている。シャフト2の中央には
ロータ4が固定され、その周りにはステータ5が設けら
れている。これらロータ4とステータ5とで高周波モー
ター6が構成されている。ターボ翼1はこの高周波モー
タ6によって、回転数約10万rpmの高速で回転され
る。そのため低速回転のルーツブロアに比較して回転数
に逆比例して体積が小さくなっている。
【0004】さらに、シャフト2の支持のために、高周
波モータの両側に一対のころがり軸受7及び8が使用さ
れている。ころがり軸受7および8の潤滑は、オイルを
定期的に軸受に供給するオイルジェットまたはオイルエ
ア潤滑方式、あるいはグリースを封入するグリース潤滑
方式が使用されている。このような構成によってレーザ
用ターボブロアは、ターボ翼1の回転により矢印Aのよ
うにレーザガスを導入口9から吸入し、吐出口10から
圧縮したレーザガスを矢印Bのように出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレーザ用タ
ーボブロアでは、1個のターボ翼1によってレーザガス
を強制循環させている。しかし、ターボ翼1のような遠
心式ブロアは、定圧縮比型のブロアであり、送風配管の
流体抵抗が増加するとガス流量が減少するという特性が
ある。この特性より、最大出力時では放電管内でのレー
ザガスの流体抵抗が最大となり、それに伴ってガス流量
が最小となる。すなわち、ガスの冷却効率が低下して、
ルーツブロアなどの定流量型のブロアと比較してレーザ
出力が下がってしまうという問題がある。
【0006】この最大出力時における出力低下を改善す
るためには、所要のガス流量が得られるように送風配管
の流体抵抗を低減するか、もしくは高い圧縮比をターボ
ブロアに持たせれば良いことになる。送風配管の流体抵
抗を低減するには、流体抵抗の最も大きい放電管の内径
を大きくする必要があるが、放電管内径を大きくすると
レーザビームの品質が悪化して、切断などに適したシン
グルモードを得られなくなる。
【0007】したがって、この出力低下を改善する方法
としては、ターボブロアの圧縮比を上げることが最も有
効となる。その方法には、同じターボ翼を使用して回転
数を上げる方法と、ターボ翼そのものを大型化して所要
の圧縮比を得るという方法が考えられる。しかし、前者
の方法では、高速回転に伴う振動、軸受寿命、モータの
信頼性、インペラの強度および騒音などの問題が生じる
ため、回転数を上げるのにも限界がある。
【0008】また、後者の方法は、大型化のためターボ
翼にかかる遠心力も増大し、疲労強度やクリープ強度な
どが低下してしまい、信頼性を著しく損なってしまうと
いう問題点がある。本発明はこのような点に鑑みてなさ
れたものであり、小型でありながら高い圧縮比を得るこ
とのできるレーザ用ターボブロアを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、レーザ発振器内にレーザガスを循環させ
るレーザ用ターボブロアにおいて、前記レーザガスを前
記レーザ発振器側へ送るターボ翼と、前記ターボ翼を支
持するシャフトと、前記シャフトを回転させるモータと
、前記回転するシャフトを支持する軸受と、前記シャフ
ト上で前記ターボ翼の上流側に取り付けられる軸流形の
動翼と、を有することを特徴とするレーザ用ターボブロ
アが提供される。
【0010】
【作用】ターボブロアに導入されたレーザガスは、軸流
形の動翼で圧縮され、さらにターボ翼で圧縮されてレー
ザ発振器側へ送られる。したがって、ターボ翼を大きく
したり、回転数を上げたりすることなく高い圧縮比を得
ることができる。また、それに伴いターボブロアの大型
化および耐久性の劣化を防止することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図2は本実施例のターボブロアが適用される炭
酸(CO2 )ガスレーザ発振装置の全体構成を示す図
である。放電管21の両端には出力結合鏡22と全反射
鏡23とからなる光共振器が設置されている。放電管2
1の外周上には金属電極24及び25が取り付けられて
いる。金属電極24は接地され、金属電極25は高周波
電源26に接続されている。金属電極24及び25の間
には高周波電源26から高周波電圧が印加される。これ
によって、放電管21内に高周波グロー放電が発生し、
レーザ励起が行われる。放電管21内のレーザビーム光
軸を33で、また、出力接合鏡22から外部に取り出さ
れるレーザビーム光軸を34でそれぞれ示す。
【0012】このようなガスレーザ発振装置を起動する
時には必ず最初に真空ポンプ32によって装置内部全体
の気体が排気される。ついでバルブ31が開放になり所
定流量のレーザガスがガスボンベ30から導かれ、それ
により装置内のガス圧が規定値に達する。その後は真空
ポンプ32の排気とバルブ31の補給ガス導入が続き、
装置内ガス圧は規定値に保たれたまま、レーザガスの一
部は継続して新鮮ガスに置換される。これによって装置
内のガス汚染は防止される。
【0013】さらに図2では、ターボブロア29によっ
てレーザガスを装置内で循環させている。この目的はレ
ーザガスの冷却にある。炭酸(CO2 )ガスレーザで
は、注入電気エネルギーの約20%がレーザ光に変換さ
れ、他はガス加熱に消費される。ところが、理論的には
レーザ発振利得は絶対温度Tの−(3/2) 乗に比例
するので、発振効率を上昇させるためにはレーザガスを
強制的に冷却してやる必要がある。
【0014】本装置では、レーザガスは約200m/s
ec以上の流速で放電管21内を通過して矢印で示す方
向に流れ、冷却器28に導かれる。冷却器28は主とし
て放電による加熱エネルギーをレーザガスから除去する
。そして、ターボブロア29は、冷却されたレーザガス
を圧縮する。圧縮されたレーザガスは冷却器27を介し
て放電管21に導かれる。これは、ターボブロア29で
発生した圧縮熱を放電管21に再度導かれる前に冷却器
27で除去するためである。これらの冷却器27及び2
8は周知であるので詳細な説明は省略する。
【0015】次に本発明に係るターボブロア29の構成
を説明する。図1はターボブロア29の構成を示す断面
図である。なお、図4と同一の構成のものには同一の符
号を付してある。シャフト2にはターボ翼1と軸流形の
動翼11がナット3で固定されている。シャフト2の中
央にはロータ4が固定され、ハウジング14にはステー
タ5が設けられている。これらロータ4とステータ5と
で高周波モータ6が構成されている。ターボ翼1はこの
高周波モータ6によって、回転数約10万rpmの高速
で回転される。そのため低速回転のルーツブロアに比較
して回転数に逆比例して体積が小さくなっている。
【0016】さらに、シャフト2の支持のために、高周
波モータの両側に一対のころがり軸受7及び8が使用さ
れている。ころがり軸受7および8は、それぞれ内輪7
a,8a、外輪7b,8bおよびボール7c,8cから
なっている。ころがり軸受7および8は、シャフト2の
軸芯に対して斜め方向の力を受け止めるアンギュラ玉軸
受である。ころがり軸受7および8の潤滑方式は、オイ
ルを定期的に軸受に供給するオイルジェットまたはオイ
ルエア潤滑方式、あるいはグリースを封入するグリース
潤滑方式が使用されている。
【0017】ころがり軸受7および8とハウジング14
との間には、オイルフィルムダンパ15、16が設けら
れている。オイルフィルムダンパ15,16は、それぞ
れころがり軸受7、8とその外周に設けられた図示され
ていないスリーブとの間の空間にOリング15a,bお
よび16a,bを設けたものであり、空間内には、グリ
ースまたはオイルが充填されている。このオイルフィル
ムダンパ15、16を設けることにより、シャフト2が
高速回転したときの振動を減衰させることができる。
【0018】ターボ翼1と反対側に位置するころがり軸
受8には、コイルバネ17が当接している。コイルバネ
17は、ころがり軸受7,8にスラスト方向の予圧(例
えば2kgf以上)を与えている。これにより、ころが
り軸受7,8の各内輪7a,8a、外輪7b,8bおよ
びボール7c,8c間に隙間ができないようにしている
【0019】ターボ翼1側に位置するころがり軸受7に
接してスラストメタル18が設けられている。このスラ
ストメタル18はテフロン(例えば四フッ化エチレン)
製であり、ボルト19a,19bによってハウジング1
4に固定され、コイルバネ17によるスラスト方向の予
圧を受け止めている。
【0020】レーザガスをブロア内に導入する導入口9
には、静翼12を有する円筒体13が挿入されている。 静翼12は、その位置が動翼11とターボ翼1との間に
くるように円筒体13に固定されている。これら動翼1
1と静翼12とにより後置静翼形の軸流ファンが形成さ
れている。動翼11と静翼12は、それぞれ12枚の羽
根11a,12aを有している。これらの羽根11a,
12aは、動翼11が回転することにより、導入口9か
らのレーザガスを軸方向に圧縮し、ターボ翼1へ送るよ
うに形成されている。
【0021】上記構成を有するターボブロア29は、導
入口9から矢印Aの向きに導入されたレーザガスを動翼
11で吸入し圧縮する。静翼12はこの動翼11で吸入
、圧縮されたレーザガスをさらに圧縮し、ターボ翼1に
送る。したがって、ターボ翼1に導入されるレーザガス
は、高圧力のものとなる。また、静翼12は動翼11に
よって乱れたレーザガスの流れを軸方向に向ける働きを
するので、レーザガスを効率よくターボ翼1に送ること
ができる。こうして高圧力のレーザガスは、ターボ翼1
によってさらに圧縮されて吹き出し口10から矢印Bの
ようにレーザ発振器側に送られる。
【0022】図3は従来のものと比較した本発明のター
ボブロア29の排気特性を示す図である。図中曲線41
〜43は、本実施例のターボブロア29の特性を示す曲
線、44〜46は従来のターボブロアの特性を示す曲線
である。また、曲線41と44は高回転数Hで、42と
45は中回転数Mで、43と46は低回転数Lでターボ
ブロアを動作させたときの特性である。図3から分かる
ように、どちらのターボブロアも回転数の上昇とともに
圧縮比が増大しており、その圧縮比はガス流量に対して
ほぼ一定の値を示している。しかし、同一回転数で比べ
ると、本実施例の場合は、従来より1.2倍の圧縮比を
得ている。
【0023】このように、ターボ翼1の上流に動翼11
と静翼12とを設けることにより、従来のレーザ用ター
ボブロアと比較して、同じ回転数でも高い圧縮比を得る
ことが可能となる。このため、回転数および負荷を抑え
ることができるので、耐久性が向上する。また、動翼1
1を軸流形とし、ターボ翼1と同じシャフト2上に固定
することにより、コンパクトなターボブロアが提供され
る。
【0024】なお、本実施例では、ターボ翼1に遠心式
のものを使用したが、これを軸流式、または斜流式のも
のにしてもよい。また、ころがり軸受7,8をセラミッ
クで構成することにより、ころがり軸受の寿命をさらに
長くすることができる。さらにころがり軸受7,8に代
えてころ軸受としてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、ターボ
ブロアに導入されたレーザガスを軸流形の動翼で圧縮し
、さらにターボ翼で圧縮してレーザ発振器側へ送るよう
にしたので、ターボ翼を大きくしたり、回転数を上げた
りすることなく高い圧縮比を得ることができる。また、
それに伴いターボブロアを小型化し、耐久性の劣化を防
止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るターボブロアの構成を示す断面図
である。
【図2】本発明の一実施例のターボブロアが適用される
炭酸ガスレーザ発振装置の全体構成を示す図である。
【図3】従来のものと比較した本発明のターボブロアの
排気特性を示す図である。
【図4】従来のレーザ用ターボブロアの構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
1  ターボ翼 2  シャフト 6  高周波モータ 7,8  ころがり軸受 11  動翼 12  静翼 15,16  オイルフィルムダンパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  レーザ発振器内にレーザガスを循環さ
    せるレーザ用ターボブロアにおいて、前記レーザガスを
    前記レーザ発振器側へ送るターボ翼と、前記ターボ翼を
    支持するシャフトと、前記シャフトを回転させるモータ
    と、前記回転するシャフトを支持する軸受と、前記シャ
    フト上で前記ターボ翼の上流側に取り付けられる軸流形
    の動翼と、を有することを特徴とするレーザ用ターボブ
    ロア。
  2. 【請求項2】  前記動翼の下流側でかつ前記ターボ翼
    の上流側には、前記レーザ用ターボブロア本体に固定さ
    れる静翼とが設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のレーザ用ターボブロア。
  3. 【請求項3】  前記軸受にはオイルフィルムダンパが
    設けられていることを特徴とする請求項1記載のレーザ
    用ターボブロア。
  4. 【請求項4】  前記軸受はアンギュラ玉軸受であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のレーザ用ターボブロア。
  5. 【請求項5】  前記軸受はころ軸受であることを特徴
    とする請求項1記載のレーザ用ターボブロア。
  6. 【請求項6】  前記軸受はセラミック軸受であること
    を特徴とする請求項1記載のレーザ用ターボブロア。
JP10377691A 1991-04-09 1991-04-09 レーザ用ターボブロア Pending JPH04311075A (ja)

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