JPH04310979A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04310979A
JPH04310979A JP3077795A JP7779591A JPH04310979A JP H04310979 A JPH04310979 A JP H04310979A JP 3077795 A JP3077795 A JP 3077795A JP 7779591 A JP7779591 A JP 7779591A JP H04310979 A JPH04310979 A JP H04310979A
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Koji Hayashi
浩司 林
Takashi Bisaiji
隆 美才治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリ等に応用されるの画像形成装置に関し、特に、
像担持体に形成した各色成分のトナー像を一旦中間転写
媒体に重ね合わせた後、転写材に転写する方式の画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー複写機等の画像形成装置で
は、ベルト状やドラム状の感光体を一様に帯電し、色分
解された原稿の光像を感光体上に投影して静電潜像を形
成し、第一色、例えば黄色のトナーで現像してトナー像
を作る。この場合、黄色トナーは、感光体と逆極性に帯
電されている。次に、上記感光体に、黄色トナーとは逆
極性に帯電され、例えばベルト状の中間転写媒体を当接
させ、感光体上に作られていた黄色トナー像を転写する
。感光体は、残存する黄色トナーを清掃した後、除電さ
れ、第一のカラーに対する現像・転写を終える。以下、
マゼンダ、シアン等、カラー画像を完成するに必要な各
カラートナーに対して、黄色トナーと同様の操作が繰り
返され、中間転写ベルト上には各色のトナーが順次重畳
されて転写される。そして、この重畳されたトナー像が
トナーと逆極性に帯電された用紙に転写され、定着され
てフルカラー画像の複写が終了する。ところで、上記の
複写過程で、第一色のトナーが複写された中間転写ベル
トに、感光体ベルト上の第二色及び第三色のトナー像を
順次重畳して転写する場合、これらのトナーは全て同極
性に帯電されているため、相互に反発して画像欠陥を生
ずる。特に、トナーが重なり合う部分では、転写毎に電
位が上昇するので、このような現象は顕著なものとなる
。そして、このような画像欠陥があると、特に文字や線
の周辺にトナーが飛散し(画像の滲み)、あるいは既に
転写されたトナーが逆転写により抜け部分が生じるなど
、画質が著しく劣化するものとなる。また、特に第2回
目の転写段階から第3回目の転写段階に入るまでの間に
中間転写媒体が回転(空回転)し、このとき中間転写媒
体に転写されたトナー像が再び感光体表面に移りトナー
画像が乱れるという問題があった。
【0003】そこで、これらの問題を解決し、画質の優
れた画像が得られるフルカラー対応の画像形成装置とし
て、例えば、特開平2−183276号公報記載のもの
が提案されている。すなわち上記公報には、感光体に形
成した各色成分のトナー像を一旦中間転写媒体に重ね合
わせた後、用紙に転写する方式のフルカラー複写装置に
おいて、感光体から各色成分のトナー像を前記中間転写
媒体に転写するするときに、最終転写段階の転写電位を
その直前の転写段階の電位より大きくする手段と、前記
各転写段階へ移る間に前記中間転写媒体に所定の電圧を
印加する手段とを備えたことを特徴とするフルカラー複
写装置が開示されている。そして上記複写装置において
は、最も転写効率の下がる最終転写段階で転写電位を大
きくしたので、転写効率の低下をカバーすることができ
ると共に、中間転写媒体の空回転中に、該中間転写媒体
に所定の電圧を印加したので、転写トナーの感光体への
飛散を防止することができる。特に空回転時の印加電圧
は、中間転写媒体のプロセススピードが遅いときは高く
、またプロセススピードが遅いときは印加電圧を低くし
ているので効果的にトナー飛散を防止することができる
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報には
、転写電圧、あるいは転写率に応じて、光学系の書き込
み光量及び書き込み時間を制御する技術は開示されてい
ない。一般に、感光体上に形成されたトナー像は転写材
に転写時に、ある割合を持って転写される。この割合の
ことを転写率と呼ぶと、この転写率は、トナー付着量に
よって一定ではない。中間転写ベルトを用いた場合もそ
の例にもれず、転写電圧(あるいは転写チャージャーを
用いた場合には転写電流)やトナー付着量やトナーの種
類、トナー帯電量により、転写率が異なっている。その
ため、感光体上に原稿と同様な再現性を有するトナー像
を形成しても、転写時に原稿再現性やカラー再現性を劣
化させてしまうという欠点がある。本発明は上記事情に
鑑みてなされたものであって、中間転写ベルトを用いた
場合に、転写電圧及びトナー付着量によって転写性が変
化しても、それを補正し、常に良好な原稿再現性及びカ
ラー再現性を得ることができるフルカラー対応の画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
、請求項1記載の発明は、像担持体に形成した各色成分
のトナー像を一旦中間転写媒体に重ね合わせた後、転写
材に転写する方式の画像形成装置において、転写電界を
制御する手段を有し、制御された転写電界に応じて潜像
形成手段の書き込み光量及び発光時間の少なくともいず
れか一方を制御する手段を備えたことを特徴とする。 すなわち、本発明では、現像剤を担持し像担持体と対向
した現像領域へと搬送する現像剤担持体を有する現像手
段を色成分毎に複数有し、各現像手段の現像剤担持体に
は少なくともキャリア及びトナーを含む2成分現像剤を
担持し、各色成分の現像毎に、感光体等の像担持体と現
像剤担持体との間に磁界と現像バイアス電界とを作用さ
せて像担持体上の潜像を現像して顕画像(トナー像)と
なし、像担持体に形成したトナー像を中間転写媒体に静
電的に1次転写し、これを各色成分毎に繰り返して、各
色成分のトナー像を一旦中間転写媒体に重ね合わせた後
、中間転写媒体から転写紙等の転写材に2次転写を行い
、カラー画像を得る方式の画像形成装置において、転写
電界を制御する手段を設け、制御された転写電界に応じ
て潜像形成手段の書き込み光量及び発光時間の少なくと
もいずれか一方を制御する手段を設ける。
【0006】また請求項2記載の発明は、上記画像形成
装置において、転写電界は、転写段階に応じて制御され
ることを特徴とする。また請求項3記載の発明は、上記
画像形成装置において、転写電界は、使用する現像剤に
応じて制御されることを特徴とする。また請求項4記載
の発明は、上記画像形成装置おいて、転写率を検知する
手段を有し、転写電界は、検知された転写率に応じて制
御されることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の画像形成装置においては、転写電界を
制御する手段を有し、制御された転写電界に応じて潜像
形成手段の書き込み光量及び発光時間の少なくともいず
れか一方を制御する手段を備えたことにより、転写電圧
及びトナー付着量によって転写性が変化しても、それを
補正することができる。
【0008】
【実施例】
[第1の実施例]以下、本発明を複写機に実施した実施
例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例
を示す複写機の概略構成図である。図1に示すように、
複写機本体101 のほぼ中央部に配置された像担持体
としての直径(φ)120mm の有機感光体(OPC
)ドラム102 の周囲には、該感光体ドラム102 
の表面を帯電する帯電チャージャー103 、一様に帯
電された感光体ドラム102 の表面上に半導体レーザ
光を照射して静電潜像を形成するレーザ光学系104 
、静電潜像に各色トナーを供給して現像し、各色毎にト
ナー像を得る黒現像装置105 及びイエロー(Y),
マゼンダ(M),シアン(C)の3つのカラー現像装置
106,107,108 、感光体ドラム102 上に
形成された各色毎のトナー像を順次転写する中間転写ベ
ルト109 、上記中間転写ベルト109に転写電圧を
印加するバイアスローラ110 、転写後の感光体ドラ
ム102 の表面に残留するトナーを除去するクリーニ
ング装置111 、転写後の感光体ドラム102 の表
面に残留する電荷を除去する除電部112 などが順次
配列されている。また、上記中間転写ベルト109 に
は、転写されたトナー像を転写材に転写する電圧を印加
するための転写バイアスローラ113 及び転写材に転
写後に残留したトナー像をクリーニングするためのベル
トクリーニング装置114 が配設されている。
【0009】また、中間転写ベルト109 から剥離さ
れた転写材を搬送する搬送ベルト115 の出口側端部
には、トナー像を加熱及び加圧して定着させる定着装置
116 が配置されていると共に、この定着装置116
 の出口部には、排紙トレイ117 が取り付けられて
いる。更に上記レーザ光学系104 の上部には、複写
機本体101 の上部に配置された原稿載置台としての
コンタクトガラス118 、このコンタクトガラス11
8 上の原稿に走査光を照射する露光ランプ119 、
原稿からの反射光を反射ミラー121 によって結像レ
ンズ122 に導き、光電変換素子であるCCD(Ch
arge Coupled Device)からなるイ
メージセンサアレイ123 に入光させ電気信号に変換
するる読取光学系等が配設されている。そして、CCD
からなるイメージセンサアレイ123で電気信号に変換
された画像信号は、図示しない画像処理装置を経て、前
記レーザ光学系104 中の半導体レーザのレーザ発振
を制御する。
【0010】次に、上記複写機に内蔵される制御系につ
いて説明する。図2に示すように、制御系はメイン制御
部(CPU)130 を備え、このメイン制御部130
 に対して所定のROM131 及びRAM132 が
付設されていると共に、上記メイン制御部130には、
インターフェースI/O133 を介してレーザ光学系
制御部134 、電源回路135 、光学センサー13
6 、トナー濃度センサー137 、環境センサー13
8 、感光体表面電位センサー139 、トナー補給回
路140 、中間転写ベルト駆動部141 、がそれぞ
れ接続されている。上記レーザ光学系制御部134 は
、前記レーザ光学系104 のレーザ出力を調整するも
のであり、また上記電源回路135 は、前記帯電チャ
ージャー113 に対して所定の帯電用放電電圧を与え
ると共に、現像装置105 ,106 ,107 ,1
08 に対して所定電圧の現像バイアスを与え、かつ前
記バイアスローラ110 及び転写バイアスローラ11
3 に対して所定の転写電圧を与えるものである。
【0011】光学センサー136 は、前記感光体ドラ
ム102 の転写後の領域に近接配置される発光ダイオ
ードなどの発光素子とフォトセンサーなどの受光素子と
からなり、感光体ドラム102 上に形成される検知パ
ターン潜像のトナー像におけるトナー付着量及び地肌部
におけるトナー付着量が各色毎にそれぞれ検知されると
共に、感光体除電後のいわゆる残留電位が検知されるよ
うになっている。この光電センサー136 からの検知
出力信号は、図示を省略した光電センサー制御部に印加
されている。光電センサー制御部は、検知パターントナ
ー像におけるトナー付着量と地肌部におけるトナー付着
量との比率を求め、その比率値を基準値と比較して画像
濃度の変動を検知し、トナー濃度センサー137 の制
御値の補正を行なっている。更に、トナー濃度センサー
137 は、現像装置105 〜108 内に存在する
現像剤の透磁率変化に基づいてトナー濃度を検知する。 そして、トナー濃度センサー137は、検知されたトナ
ー濃度値と基準値とを比較し、トナー濃度が一定値を下
回ってトナー不足状態になった場合に、その不足分に対
応した大きさのトナー補給信号をトナー補給回路140
 に印加する機能を備えている。電位センサー139 
は、像坦持体である感光体102 の表面電位を検知し
、中間転写ベルト駆動部141 は、中間転写ベルトの
駆動を制御する。
【0012】図1に示すように、各現像装置105〜1
08の内部には、感光体102 に対し所定のギャップ
を持って現像剤保持手段としての非磁性の円筒状の現像
スリーブ201B,201Y,201M,201Cが配
置されている(感光体ドラム102 とのギャップは、
例えば0.60mm)。この現像スリーブ201B,2
01Y,201M,201C内部には、図示しない複数
の異なる磁極が交互に配置されてなる現像磁石や磁性体
よりなる磁気シールド板がそれぞれ設けられ、これらは
不回転状態に保持されている。黒現像器105 内には
、黒トナーとキャリアを含む現像剤が収容されていて、
これは、剤撹拌部202 の回転によって撹拌され、現
像スリーブ201B上で、現像剤規制部材202 によ
ってスリーブ上に汲み上げられる現像剤量を調整する。 この供給された現像剤は、現像スリーブ201B上に磁
気的に坦持されつつ、磁気ブラシとして現像スリーブ2
01Bの回転方向に回転する。尚、磁気ブラシを構成す
るキャリアとしては、平均粒子径40〜60μmの非導
電性樹脂によって被覆された真比重5.0〜5.5[g
/cm3]のフェライトを芯材とするキャリアが用いら
れている。また、トナーには、疎水性シリカが添加され
た負帯電トナーが用いられ、反転現像法により現像され
る。また、キャリアとしては、フェライト・キャリア以
外にも、不定系鉄粉キャリアを用いることもできる。ま
た、トナーへの添加剤として、酸化チタンを用いること
もできる。
【0013】次に、中間転写ベルト109 を用いた場
合の、付着量に対する転写率の特性を図3に示す。中間
転写ベルトを用いた場合、付着量の転写率の特性は、バ
イアスローラ113 に印加する印加電圧に依存する。 また、転写電圧(転写電界)によって転写率は一定では
ないため、そのままでは原稿再現性は悪くなる。そのた
め、本発明では、以下に示すように、1ドット当りのレ
ーザー出力の発光時間または発光光量の補正を転写電界
に応じて行ない、顕像後の感光体上トナー付着量が補正
された値となるように制御する。この補正を用いた画像
処理部の概要を図4のブロック図に基づいて説明する。
【0014】図4において、401 はスキャナ、40
2 はシェーディング補正回路、403 はMTF補正
回路、404 はγ補正回路、405 は色補正−UC
R処理回路、406 は階調処理回路、407 は転写
率補正回路、408 は画像メモリ、409 はプリン
タである。複写すべき原稿は、カラースキャナ401 
によりR(赤),G(緑),B(青)に色分解されて読
み取られる。シャーディング補正回路402では、撮像
素子のムラ、光源の照明ムラなどが補正される。MTF
補正回路403 では、入力系の、特に高周波領域での
MTF特性の劣化を補正する。γ補正回路404 では
、入力データを反射率リニア、濃度リニアなどの所定の
望ましい特性となるように補正あるいは変換する。また
地肌飛ばしなども同時に行なうこともできる。色補正−
UCR処理回路405 は、入力系の色分解特性と出力
系の色材の分光特性の違いを補正し、忠実な色再現に必
要な色材Y(イエロー),M(マゼンダ),C(シアン
)の量を計算する色補正処理部と、Y,M,Cの3色が
重なる部分をBk(ブラック)に置き換えるためのUC
R処理部とからなる。色補正処理は下式のようなマトリ
クス演算することにより実現できる。
【数1】 ここで、R’,G’,B’は、R,G,Bの補数を示す
。マトリクス係数aijは入力系と出力系(色材)の分
光特性によって決まる。ここでは、1次マスキング方程
式を例に挙げたが、B’2,B’G’のような2次項、
あるいはさらに高次の項を用いることにより、より精度
良く色補正することができる。また、色相によって演算
式を変えたり、ノイゲバー方程式を用いるようにしても
良い。何れの方法にしても、Y,M,CはB’,G’,
R’(またはB,G,Rでもよい)の値から求めること
ができる。
【0015】一方、UCR処理は次式を用いて演算する
ことにより行なうことができる。 Y’=Y−α・min(Y,M,C) M’=M−α・min(Y,M,C) C’=C−α・min(Y,M,C) Bk=    α・min(Y,M,C)上式において
、αはUCRの量を決める係数で、α=1の時 100
%UCR処理となる。尚、αは一定値でも良い。例えば
、高濃度部では、αは1に近く、ハイライト部では、0
に近くすることにより、ハイライト部での画像を滑らか
にすることができる。色補正、UCR処理されたY,M
,C,Bkデータは、階調処理回路406 で2値また
はそれ以上の多値化処理が行なわれる。尚、多値化処理
としては組織的ディザ法が一般的であるが、誤差拡散法
のような他の方法でも多値化処理を行なうことができる
。次に、階調処理された画像データは転写率補正回路4
07 に送られ、転写率の補正が行われる。すなわち階
調処理の結果が 256階調のi番目の階調である場合
、そのときの感光体上のトナー付着量はmi[mg/c
m2]として、そのときの転写率がηi[%]とすると
、補正した転写率に対応するトナー付着量は、 mi/ηi×100 によって得られる。そして、この値と最も近いj番目の
トナー付着量mj のときのJ番目の階調処理データを
プリンタ409 部に送り、再生画像として出力する(
図5参照)。特に、レーザープリンタを用いた出力系で
は、階調処理データは直接ではなく画像メモリ408 
を介してプリンタ409 に送られる。尚、転写性は、
トナーの種類及び重ね合わせる順番によって異なるので
、トナーの種類及び重ね合わせる順番によって転写電圧
は変更される。 また、それに応じて、転写率補正係数が変更される。
【0016】[第2の実施例]次に、転写率を検出し、
その検出結果に基づいて転写電界を制御する方法につい
て図6を参照して説明する。図6(a)において、先ず
、感光体102 を周速V(ここでは、180[cm/
sec])で回転させながら、帯電チャージャー103
 により表面電位−600[V]に帯電させた。次に、
レーザ光により、基準パターンとなる静電潜像303 
を形成した。そして、現像装置の現像スリーブ201 
上のトナーによって現像され、感光体上102 に形成
されたトナー像304 の反射光は、光電センサー13
6 により検出され、検知信号としてメイン制御部13
0 に送られる。VSP,VSGをそれぞれ基準パター
ン部のトナー付着部からの光電センサー出力及び地肌部
の出力として、基準パターンに付着したトナーの単位面
積当たりの付着量m1[g/cm2]は、 m1=−ln(VSP/VSG)/β β=−6.0×103[cm2/g] の関係からトナー付着量が換算される。ここで、βは、
光電センサーとトナーによって決まる定数である。尚、
ここでは黒用トナーの値を用いた。また、イエロー、シ
アン、マゼンダについても同様に検出することができる
【0017】尚、感光体102 上に光学系104 に
よって、1つないし複数個のパターン潜像を形成する際
、1ドット当たりの書き込み幅(デューティー比)を変
えるか、もしくは、各パターンの現像時に現像電界を変
更することにより、現像後のトナー付着量を変えること
ができる。次に、図6(b)に示すように、基準パター
ン上のトナー像304 は、転写バイアス(一例として
、+850[V])が印加された転写ローラ110 に
より、中間転写ベルト109 に転写される。そして、
感光体ドラム102 上に残留したトナー像305 の
反射光が、第2の光電センサー306 により検出され
、検知信号としてメイン制御部130 に送られる。同
様に、光電センサー308 からの検出信号により中間
転写ベルト上のトナー付着量m2 が算出される。以上
の結果から転写率ηは、 η=m2/m1×100[%] として求められる。ここで、検知されたトナーの転写率
に基づいて、転写率が最適となるように転写電界(転写
電圧)を制御する方法の一例を、図7、図8のフローチ
ャートに示す。この図7、図8のフローチャートに示す
制御方法の目的は、転写率のn個の検知パターン(これ
らは、トナー付着量が異なる)の転写率をそれぞれηi
(i=1,2,・・・,n)として、その転写率の平均
値<η>が最も高く、かつ、分散値ST、
【数2】 が最も小さい転写電圧を求め、その転写電圧に設定する
ことである(この条件は、トナー付着量による転写率の
バラツキが小さい条件を表す)。以下、より具体的に説
明する。
【0018】図7に示すように、画像転写率補正の制御
が実行されると、先ず、基準パターンの作成及び顕像化
が行われ、次に各基準パターンの転写率η1i(i=1
,2,・・・,n)を検知する。そして、全てのパター
ンの転写率η1iを検知した後、転写率の平均値<η1
> 及び分散値ST1の計算が行われ、その結果がメモ
リに記憶される。次に、転写電圧VT を所定量ΔVT
 上げた後、検知パターンを作成し、全てのパターンの
転写率η2iを検知し、転写率の平均値<η2> 及び
分散値ST2の計算を行った後、分散値ST2と先に求
めた分散値ST1とを比較し、ST1≧ST2ならば、
次に転写率の平均値<η2>と<η1>を比較し、<η
1><<η2>ならばST1の値をST2の値に、<η
1>の値を<η2>の値にそれぞれ置き換え、再び転写
電圧を所定量上げ、ST1≧ST2または<η1><<
η2>の何れかがNOとなるまで制御を繰り返す。そし
て、ST1≧ST2または<η1><<η2>の何れか
がNOとなると、制御は図8に示すフローチャートに移
る。そして、先ず、転写電圧VT を所定量ΔVT 下
げた後、全てのパターンの転写率η2iを検知し、転写
率の平均値<η2> 及び分散値ST2の計算を行った
後、分散値ST2と先に求めた分散値ST1とを比較し
、ST1≧ST2ならば次に転写率の平均値<η2>と
<η1>を比較し、<η1><<η2>ならばST1の
値をST2の値に、<η1>の値を<η2>の値にそれ
ぞれ置き換え、再び、転写電圧を所定量下げ、ST1≧
ST2または<η1><<η2>の何れかがNOとなる
まで制御を繰り返す。そして、ST1≧ST2または<
η1><<η2>の何れかがNOとなると、制御はメイ
ン制御に戻り、転写率の検出結果に基づいた転写電圧の
設定が終了する。そして前述した制御手段により、上記
設定された転写電界に応じて潜像形成手段の書き込み光
量及び発光時間の少なくともいずれか一方が制御される
ため、転写電圧及びトナー付着量によって転写性が変化
しても、それが補正され、常に良好な原稿再現性及びカ
ラー再現性を得ることができる。
【0019】尚、転写率が最適となるように転写電界を
制御する方法の別の例としては、図9,図10,図11
のフローチャートに示すように、n個の転写率検知パタ
ーン(これらは、トナー付着量が異なる)の転写率をそ
れぞれηi(i=1,2,・・・,n)として、それら
の転写率が所定の値η0(例えば80[%])以上とな
る転写電圧に設定しても良い。また、周囲の環境などの
変動により、全ての検知パターンが上記の範囲に含まれ
ない場合には、例えば、トナー付着量が0.2[mg/
cm2]以上となる検知パターンにおいて、転写率が8
0[%]以上となる転写電圧を設定しても良い。ここで
は、付着量の検知を行っているので、メモリ中の多値階
調に対する付着量のテーブルの値を変更しながら転写率
の補正を行うことができる。尚、現像の際に用いるトナ
ーの種類によって転写性及びトナーの帯電特性は異なる
ので、上記の検知は使用する各色について行う必要があ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置においては、転写電界を制御する手段を有し、制御
された転写電界に応じて潜像形成手段の書き込み光量及
び発光時間の少なくともいずれか一方を制御する手段を
備えたことにより、転写電圧及びトナー付着量によって
転写性が変化しても、それを補正することができ、常に
良好な原稿再現性及びカラー再現性を得ることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す複写機の概略構成図で
ある。
【図2】上記複写機に内蔵される制御系の説明図である
【図3】中間転写媒体に中間転写ベルトを用いた場合の
、感光体上トナー付着量に対する転写率特性を示す図で
ある。
【図4】図1,2に示す複写機の画像処理部の概要を示
すブロック図である。
【図5】階調数、転写率と、感光体上トナー付着量との
関係を示す図である。
【図6】転写率を検出し、その検出結果に基づいて転写
電界を制御する場合の制御系の説明図である。
【図7】転写率を検出し、その検出結果に基づいて転写
電界を制御して転写率補正を行う制御方法の一例を示す
フローチャートである。
【図8】図7のA以降の制御を示すフローチャートであ
る。
【図9】転写率を検出し、その検出結果に基づいて転写
電界を制御して転写率補正を行う制御方法の別の例を示
すフローチャートである。
【図10】図9のB以降の制御を示すフローチャートで
ある。
【図11】図10のC以降の制御を示すフローチャート
である。
【符号の説明】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体に形成した各色成分のトナー像を
    一旦中間転写媒体に重ね合わせた後、転写材に転写する
    方式の画像形成装置において、転写電界を制御する手段
    を有し、制御された転写電界に応じて潜像形成手段の書
    き込み光量及び発光時間の少なくともいずれか一方を制
    御する手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、転
    写電界は、転写段階に応じて制御されることを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、転
    写電界は、使用する現像剤に応じて制御されることを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、転
    写率を検知する手段を有し、転写電界は、検知された転
    写率に応じて制御されることを特徴とする画像形成装置
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