JPH04310337A - ワーク傾動装置およびチルティングテーブル - Google Patents

ワーク傾動装置およびチルティングテーブル

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JPH04310337A
JPH04310337A JP10040891A JP10040891A JPH04310337A JP H04310337 A JPH04310337 A JP H04310337A JP 10040891 A JP10040891 A JP 10040891A JP 10040891 A JP10040891 A JP 10040891A JP H04310337 A JPH04310337 A JP H04310337A
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tilting
operating
coupling
shaft
tool
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Isami Tanaka
田中 伊三美
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マシニングセンタ等
で加工されるワークを傾動させて多面加工を実現する装
置に関するもので、例えばワーク加工用のパレットに内
蔵してワークをパレット上で傾動可能とし、ワークをパ
レットに搭載してマシニングセンタに装填して1回の段
取りでワークの多面加工を実現する場合などに利用され
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワークの多面加工を実現する加工台とし
てインデックステーブルが知られている。インデックス
テーブルは、ワークを固定したテーブルを垂直軸または
水平軸まわりに回転できるようにしたものであるから、
工具軸と直交する方向の軸まわりに回転するテーブルを
使用することにより、4面加工が可能になる。1回の段
取りでワークの5面加工を実現しようとすると、テーブ
ルの回転機構とともに傾動機構を設けてやらねばならず
、このような加工台は通常チルティングテーブルと呼ば
れている。
【0003】インデックステーブルの割出角やチルティ
ングテーブルの傾動角は、カービックカップリングを用
いて固定するのが普通である。従来のチルティングテー
ブルは、傾動軸をテーブルのほぼ中心に配置し、この傾
動軸の下方に扇状のカービックカップリングを配置した
構造となっている。従ってテーブルを傾動させたときに
は、テーブルの半分が下方に回動することとなり、90
度までの回動を可能にするには、傾動軸をテーブルの半
径以上高い位置に設けてやらねばならず、テーブルを水
平にしたときのテーブルの位置がその分高くなってしま
う。このことは工作機械の加工空間を狭めることとなり
、チルティングテーブルの使用によって加工可能なワー
クの寸法が大幅に制約されることを意味する。
【0004】また従来のチルティングテーブルは、手動
でハンドルを回転させることによってテーブルを傾動さ
せるか、油圧シリンダや電動機を駆動源としてテーブル
を駆動する構造としており、テーブル傾動時のカービッ
クカップリングの係脱も、手動によるレバー操作か油圧
シリンダやソレノイドなどを利用して行っているのが普
通である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のチルティングテ
ーブルは、前述したように、テーブル面がテーブル据付
面より相当高い位置にあるため、チルティングテーブル
を使用することによって工作機械の最大加工可能寸法が
大幅に減少するという欠点があった。さらにカービック
カップリングの係脱やテーブルの傾動操作を手動で行う
ものは、ワークを搭載したテーブルを工作機械に自動的
に搬入搬出する装置を設けたとしても無人加工を行うこ
とは不可能であり、またカービックカップリングの係脱
やテーブルの傾動を油圧や電気駆動で行うものでは、テ
ーブルを工作機械に搬入搬出する際に油圧パイプや電気
ケーブルの着脱作業が必要になり、これらの着脱作業を
全自動で行おうとすると、非常に複雑で高価な装置が必
要となる上、接続部への切屑等の付着によって油漏れや
接続不良等のトラブルが発生する危険も大きいという問
題があった。
【0006】また従来簡易なインデックステーブルとし
て、押動杆を工作機械の工具ヘッドで上下動させること
によってテーブルを旋回させるようにした装置が知られ
ている。このような手段を用いれば、テーブルの傾動動
作を油圧や電気を用いることなく自動化できるけれども
、従来のこの種装置は、ラチェット等を使用していたた
め、高い精度の位置決めが不可能でかつテーブルを1方
向にのみしか旋回させることができないという欠点があ
り、テーブルの傾動装置としては充分に満足すべき機能
を備えていなかった。
【0007】この発明は、工作機械の工具ヘッドの動き
を利用して位置決め用のカービックカップリングの係脱
とテーブルの傾動操作とを同期させて行うことができる
合理的な構造を提供することにより、上記従来装置の問
題を解決することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の装置では、テ
ーブル1の傾動軸7をテーブル1の端部に配置してテー
ブル1を低い位置の傾動軸7まわりに傾動可能な構造と
し、この傾動軸の上方に扇状にカービックカップリング
10を配置する構造としている。カービックカップリン
グ10は、フレーム6に固定した固定歯11と、傾動軸
7と平行な方向に進退する係脱歯15と、固定歯11と
同一面内で傾動軸7まわりに旋回する旋回歯14とから
なる3ピース型のものが採用されている。
【0009】カービックカップリングの係脱歯15の係
脱操作および傾動軸7の回動操作は、フレーム6に回動
かつ軸方向移動自在に装着された操作杆34を工作機械
の工具ヘッドに装着した操作ツール49で操作すること
によって行われる。操作ツール49は、フォーク50の
中間にピン51を装架した先端を有しており、操作杆3
4に固着されたレバー35の先端に設けた溝36にピン
51を嵌合し、フォーク50でレバー35を挟んだ状態
でレバー35を平面的に前後左右に動かすことにより、
操作杆34を回動かつ軸方向移動させる。
【0010】操作杆34の軸方向移動は、操作杆34と
一体に軸方向移動するラック38とこれに噛合するピニ
オン39を介して傾動軸7を回動させる。操作杆34の
回動は、2組のラックピニオン43、42および44、
45を介して、あるいは傘歯車等を内在させた回転伝達
機構を介して、傾動軸7と同軸に設けた中空の係脱軸9
の回動動作に変換され、一方カービックカップリングの
係脱歯15は、傾動軸7と平行に設けた自由回転状態の
送りネジ20を介してフレーム6に連結され、この送り
ネジ20を係脱軸9に回転連結して回動させることによ
り、係脱歯15を進退させる。
【0011】カービックカップリングの係脱歯15の進
退は、操作杆34の回動動作をレバー46、47及び2
8、29、30を介してカム軸32の回動動作に変換し
、スプリングによって1方向に付勢された係脱歯15を
カム25によって係合あるいは解除させる構造とするこ
とも可能であり、操作杆34の回動動作を係脱刃15の
進退動作に変換する機構は、種々の構造を採用し得る。
【0012】これらの構造においては、操作杆34との
連接部に設けられたピニオン42やレバー46は、操作
杆34とスプライン41等を介して連接し、操作杆34
の軸方向動作がピニオン42やレバー46に伝達されな
いようにする。
【0013】
【作用】上記のように構成された傾動装置のテーブル1
にワークを固定した状態でワークを工作機械に据え付け
、工作機械の自動工具交換装置で工具ヘッドに操作ツー
ル49を装着し、工具ヘッドを工作機械のNC装置によ
り三次元的に移動させて操作杆34のレバー35の先端
に操作ツール49の先端を嵌合させ、次いでレバー35
を揺動させる方向に工具ヘッドを移動させてカービック
カップリング10の嵌合を解いた後、工具ヘッドを操作
杆34の軸方向に移動させることによってテーブル1を
所望の角度に傾動させ、その後レバー35を正立状態に
復帰させる方向に工具ヘッドを移動させることにより、
テーブル1を所望角度に傾動させてカービックカップリ
ング10でその傾動角を固定することができる。
【0014】このときのテーブル1の傾動は、テーブル
1の端部に設けた傾動軸7まわりに行われるので、水平
位置からテーブル1が上方にのみ移動して垂直状態にま
で変換されることとなり、水平状態となったときのテー
ブル1の高さを低くすることが可能で、チルティングテ
ーブルの使用によってワークの加工可能寸法が小さくな
るのを防止できる。
【0015】またカービックカップリング10は、テー
ブル1とともに傾動する旋回歯14をテーブル1の面直
角方向に延びるブラケット13の先端に短い幅で設け、
固定歯11と係脱歯15とを頂角90度の扇形に前記旋
回歯14の幅を加えた寸法で設けることにより、テーブ
ル1の90度の回動を保証しながら、テーブル1が水平
状態になったときにテーブル1の両側にカービックカッ
プリング10が存在しない加工空間を形成することが可
能である。またこの扇形の固定歯11および係脱歯15
は、テーブル1を垂直状態にしたときにはテーブル1の
両側に位置することとなるが、この状態ではテーブル1
に固定されたワークの上面の加工のみが行われるので、
このときのワークの加工面がカービックカップリング1
0の外周より高くなるようにワークをテーブル1に固定
することにより、カービックカップリング10によって
工具の動きが制限されることも防止できる。
【0016】さらにこの発明の装置では、自動工具交換
装置によって工具軸に装着される操作ツール49によっ
てテーブル1の傾動角を固定するカービックカップリン
グの係脱とテーブル1の傾動操作とを1本の操作杆34
を介して行っているため、カップリング10の離脱、テ
ーブル1の傾動およびカップリング10の嵌合による位
置決めを一連の操作として行うことができ、工作機械の
工具ヘッドをNC制御することによってこれらの操作が
全て可能となるので、油圧パイプや電気ケーブルの接続
を伴うことなく、テーブル1の傾動動作を無人で行うこ
とが可能で、しかもテーブル1の両回動方向への傾動動
作が可能であるとともに、カービックカップリングを用
いた正確な位置決めも可能になるという特長がある。
【0017】
【実施例】次に図面に示す実施例について説明する。図
には、テーブル1の傾動操作とテーブル1の旋回操作と
を工作機械の工具ヘッドの操作によって共に行うことが
できるようにした装置が示されており、かつ操作力の伝
達機構として各種のものが採用可能であることを示すた
めに、傾斜角固定用の左右のカップリング10への操作
力の伝達を異なる機構によって行っている例を示してあ
る。
【0018】ワークを固定するテーブル1は、テーブル
ケース2に旋回軸3まわりに回転自在に装着されている
。テーブルケース2は、テーブル1の一方の端に偏倚さ
せた位置で両側に突出する中空の支持軸4を有しており
、この支持軸が支持軸受5によりフレーム6に回動自在
に軸支されている。支持軸4の中空孔には、後述する割
出し杆55が貫通しており、かつ支持軸4の一方に傾動
軸7がフランジ8により固定されている。
【0019】傾動軸7は、支持軸4と同様に中空であり
、その中空孔内に割出し杆55が貫通している。さらに
この傾動軸7は、中空の係脱軸9の中空孔内を貫通して
いる。すなわち最外側の係脱軸9の中空孔に傾動軸7が
貫通し、傾動軸7の中空孔内に割出し杆55が貫通して
いる。
【0020】10はテーブルケース2の傾斜角固定用の
カービックカップリングである。フレーム6には支持軸
受5を中心とする扇状の固定歯11がテーブル1の両側
に歯面を外向きにして固定されている。一方テーブルケ
ース2にはその支持軸4の装着位置にテーブル面と直交
する方向のブラケット13が固定され、このブラケット
の先端に固定歯11の内側に沿って回動する幅狭い旋回
歯14が装着されており、この旋回歯14と固定歯11
とが同一平面となるように位置決めされている。
【0021】一方この固定歯11および旋回歯14と対
向して、扇状の係脱歯15が傾動軸7と平行な方向のス
ライド軸受16によりフレーム6に進退自在に装着され
ている。係脱歯15が前進して固定歯11および旋回歯
14と嵌合したときには、旋回歯14は係脱歯15を介
して固定歯11と嵌合し、これによって旋回歯14の位
置が固定歯11によって正確に規定される。一方係脱歯
15が後退したときには、旋回歯14の係合が外れ、テ
ーブルケース2は支持軸4回りに傾動可能な状態となる
【0022】図1の手前側のカップリングの係脱機構と
しては、ネジ機構が用いられている。スライド軸受16
で支持された係脱歯15と一体の支持ピン18の内側に
は雌ネジ19が設けられており、フレーム6に回転自在
かつ軸方向移動不能に軸支された送りネジ20がこの雌
ネジ19に螺合している。送りネジ20の端部には、歯
付プーリ22が固定されており、この歯付プーリ22が
前記係脱軸9に固定した歯付プーリ23によって、歯付
ベルト24を介して回転駆動される。すなわち係脱軸9
が回動すると、その回動は送りネジ20を回動させ、こ
れに螺合した支持ピン18を軸方向に移動させて係脱歯
15を進退させる。
【0023】一方、図1の奥側のカップリングの係脱歯
15は、図示しないバネによって離脱方向に付勢されて
おり、カム25によってカムシャフト26を押動するこ
とによって前進させ、固定歯11および旋回歯14と嵌
合させる構造となっている。連結ロッド27の軸方向移
動によりレバー28を揺動させて下側カム25aを回動
させ、また下側カム25aから延びるレバー29と上側
カム25bから延びるレバー30とをピン31で揺動連
結することにより上側カム25bを同期回動させる。こ
れらのカムのカム軸32はフレーム6に軸支されている
ことは勿論である。
【0024】これらのカップリングの係脱およびテーブ
ルケース2の傾動を行わせる操作杆34は、傾動軸7と
直交する方向でフレーム6に軸方向移動かつ回動自在に
支持されている。この操作杆34には操作レバー35が
固着されており、操作レバー35の先端に溝36が設け
られている。操作レバー35の軸方向移動は、操作杆3
4に回動可能かつ軸方向移動不能に設けたブラケット3
7に固定されたラック38を介して傾動軸7に固着した
ピニオン39に伝達され、ピニオン39を回動させる。
【0025】一方操作杆34の一端にはスプライン41
が設けられ、このスプラインにピニオン42が相対回動
不能かつ軸方向移動自在に装着されており、操作杆34
が軸方向に移動しても、ピニオン42は移動せず、かつ
操作杆34の回動動作がピニオン42に伝達されるよう
になっている。このピニオン42の回動は、上下方向の
ラック43に伝達され、このラックと一体の第2ラック
44を上下動させ、この第2ラック44が係脱軸9に固
定したピニオン45を回動させる。すなわち、操作杆3
4の回動動作がピニオン45すなわち係脱軸9の回動動
作に変換され、カップリング係脱用の送りネジ20を回
動させるようになっている。
【0026】また操作杆34の前記スプライン41には
、レバー46が軸方向摺動自在かつ相対回動不能に装着
されており、このレバー46にシーソーレバー47を介
して連結ロッド27が連結されている。すなわち操作杆
34の回動は、このレバー46およびシーソーレバー4
7を介して連結ロッド27の進退動作に変換され、前記
機構によりカム25a、25bを回動させている。
【0027】工作機械の工具に代えて工具ヘッドに装着
される操作ツール49には、フォーク50が形成され、
そのフォークの間にピン51が装架されている。このピ
ン51は、操作レバー35の先端の溝36に嵌合する形
状とされ、かつフォーク50の幅は操作レバー35の厚
さより遊隙分だけ広くなっている。従ってこの操作ツー
ル49を操作レバー35の溝36に嵌合させると、操作
ツール49と操作レバー35とは操作ツールの前後左右
の動きが操作レバー35の先端に伝達されるように嵌合
されることとなる。
【0028】図4ないし図7は、テーブル1の割出し機
構及び割出し位置固定用のカップリングの係脱機構を示
したものである。55はテーブルケース2に軸方向移動
自在かつ回転自在に装着された割出し杆で、テーブルケ
ース2の傾動軸7と同軸に設けられ、傾動軸7を貫通し
ている。この割出し杆55には、スプライン56を介し
てウオーム57が装着されており、このウオーム57の
軸方向位置は図示しないスラストベアリングによって規
制され、割出し杆55の軸方向移動に係わらず、ウオー
ム57が定位置で回転するようになっている。このウオ
ーム57にはテーブル1に相対回動不能かつ軸方向移動
可能に連接されたウオームホイール58が噛合しており
、割出し杆55の回転は、このウオーム57およびウオ
ームホイール58を介してテーブル1に伝達される。 ウオームホイール58の軸方向位置は図示しないスラス
トベアリングによって規制され、後述するカップリング
係脱時のテーブル1の軸方向移動に係わらず、ウオーム
ホイール58が定位置で回転するようになっている。
【0029】全体として示す59はテーブル1の割出し
位置を位置決めするカービックカップリングで、60は
テーブルケース2に固定した固定歯、61はテーブル1
に固定した旋回歯である。一方テーブルケース2には、
旋回軸3と同軸に送りネジ63が軸方向移動不能かつ回
転自在に装着されており、この送りネジに歯付プーリ6
4が固定されている。そしてこの送りネジ63には、テ
ーブルケース2に回動不能かつ軸方向移動自在に設けた
ナット部材65が螺合しており、このナット部材にテー
ブル1が相対回動可能かつ軸方向相対移動不能に連結さ
れている。
【0030】また割出し杆55には円ラック67が固定
されており、この円ラックにテーブルケース2に軸着し
たピニオン68が噛合している。このピニオン68には
歯付プーリ69が一体となって回転するように固定され
、プーリ69の回転が歯付ベルト70、互いに一体にな
って回転する歯付プーリ71、72および歯付ベルト7
3を介して送りネジ側の歯付プーリ64に伝達されてい
る。
【0031】傾動軸7を貫通した割出し杆55の先端に
は、周面に係合溝75を設けた操作円盤76が相対回動
可能かつ一定のストロークだけ軸方向移動自在に装着さ
れており、割出し杆55の端面とこれに対向する操作円
盤76の内側面には、噛み合い歯91、92が設けられ
、両者91、92を離隔方向に付勢するバネ93が設け
られている。すなわち操作円盤76がバネ93に抗して
押し込まれて噛み合い歯91、92相互が噛合したとき
のみその回転が割出し杆55に伝達され、傾動杆7の回
動によってその中を貫通している割出し杆55が回動し
たときには、その回動が操作円盤76に伝達されないよ
うになっている。一方、操作円盤76には1箇所に凹所
77が設けられ、フレーム6にはバネ78でこの凹所7
7に向けて付勢されたボール79が設けられている。 この凹所77とボール79とは、その嵌合によって後述
する操作ツール81が操作円盤76から離脱していると
きは、例えテーブル1が傾動しても、操作円盤76の係
合溝75が一定の方向を維持するように保持している。
【0032】操作円盤76を操作するための操作ツール
81は、操作円盤の係合溝75に嵌まり込むシャフト8
2と、操作円盤の両側に位置する鍔83、84とを備え
、シャフト82を係合溝75に嵌合したときに、鍔83
、84によって操作ツール81の軸方向移動が操作円盤
76に伝達されるようになっている。
【0033】テーブル1を割り出すときは、操作ツール
81を工作機械の工具ヘッドに装着し、そのシャフト8
2を操作円盤の係合溝75に嵌合して操作円盤76を軸
方向に押し動かして噛み合い歯91と92とを嵌合させ
、更に割出し杆55を押し込んでその軸方向移動により
カップリング59を離脱させ、その状態で操作円盤76
を割出し軸55回りに回転させることによってウオーム
57を回転させてテーブル1を旋回させる。そして所望
の角度旋回したら、操作ツール81を軸方向に後退させ
、噛み合い歯91、92の噛合が外れた後更に割出し杆
55を引き出してその軸方向移動によりカップリング5
9を嵌合させて割出し角を固定する。このとき、テーブ
ル1の最小割出し角度を操作円盤76の1回転に対応さ
せ、かつ噛み合い歯91、92のピッチをテーブル1の
最小傾動角に一致させておくことにより、テーブル1の
割出し角および傾動角に関わりなく、操作円盤76の係
合溝75の位置を一定の位置にすることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したこの発明の装置によれば、
テーブルの傾動を工作機械の工具軸の運動によって自動
的に行うことができるようにしたインデックステーブル
が得られ、テーブルの正逆両方向の傾動が可能で、傾動
角を高い精度で位置決めすることができ、かつテーブル
の位置決めのためのカップリングの係脱とテーブルの傾
動操作とを一連の動作で連続的に行うことができるイン
デックステーブルを得ることができる。更に実施例に示
すように、この発明により、テーブルの割出しと傾動と
を工作機械の工具ヘッドの運動によって高い精度で位置
決めできる加工台を得ることも可能になるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】チルティングテーブルの一実施例を示す斜視図
【図2】テーブル傾動装置のカップリング部分の拡大断
面図
【図3】テーブルケースへの傾動軸の装着部分の拡大断
面図
【図4】テーブルケースの正面図
【図5】テーブル割出し機構を示す断面図
【図6】テー
ブル割出し機構を示す斜視図
【図7】テーブル割出し機
構の操作部を示す拡大断面図
【符号の説明】
1  テーブル 6  フレーム 7  傾動軸 9  係脱軸 10  カップリング 11  固定歯 14  旋回歯 15  係脱歯 20  送りネジ 25  カム 28  レバー 29  レバー(下側カム) 30  レバー(上側カム) 32  カム軸 34  操作杆 35  操作レバー 36  溝 38  ラック 39  ピニオン 49  操作ツール 50  フォーク 51  ピン 58  ウオームホイール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  テーブル(1) の傾動軸(7) が
    テーブルケース(2) の端部に配置されてテーブル(
    1) が低い位置の傾動軸(7) まわりに傾動可能で
    あり、この傾動軸(7) の上方に扇状に傾動角固定用
    のカップリング(10)が配置されており、フレーム(
    6) に回動かつ軸方向移動自在に操作杆(34)が装
    着されており、この操作杆(34)を工作機械の工具ヘ
    ッドに装着した操作ツール(49)で回動方向及び軸方
    向に操作可能とする操作部(35)が設けられており、
    操作杆(34)の軸方向移動を直線回転伝達機構(38
    ,39) を含む運動伝達機構を介して傾動軸(7) 
    に伝達して傾動軸(7) を回動駆動すると共に、操作
    杆(34)の回動をスプライン(41)と回転直線運動
    機構(20,25) を含む運動伝達機構を介して上記
    カップリング(10)の係脱歯(15)に伝達して係脱
    歯(15)を進退駆動することを特徴とする、ワーク傾
    動装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載のワーク傾動装置を備え
    、テーブルケース(2)にテーブル(1) が割出し自
    在に装着されると共にその割出し角を固定する第2のカ
    ップリング(59)が設けられており、テーブルケース
    (2) に軸方向移動自在かつ回転自在に装着された割
    出し軸(55)が傾動軸(7) を貫通してその先端に
    この割出し杆(55)を工作機械の工具ヘッドに装着し
    た操作ツール(81)で回動方向及び軸方向に操作可能
    とする操作部(76)が設けられており、割出し杆(5
    5)の回転がスプライン(56)と回転伝達機構(57
    ,58) を含む運動伝達機構によりテーブル(1) 
    に伝達されてテーブル(1) を回転させ、割出し杆(
    55)の軸方向移動が直線回転機構(67,68) 及
    び回転直線機構(63)を含む運動伝達機構を介して上
    記第2のカップリング(59)に伝達されてこのカップ
    リング(59)の係脱が行われることを特徴とする、チ
    ルティングテーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011110643A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Takatori Corp ワイヤソー
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