JPH04309102A - 移動車の位置検出装置 - Google Patents
移動車の位置検出装置Info
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- JPH04309102A JPH04309102A JP3073532A JP7353291A JPH04309102A JP H04309102 A JPH04309102 A JP H04309102A JP 3073532 A JP3073532 A JP 3073532A JP 7353291 A JP7353291 A JP 7353291A JP H04309102 A JPH04309102 A JP H04309102A
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- pickup coils
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- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims abstract description 15
- 230000005674 electromagnetic induction Effects 0.000 claims abstract description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 29
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
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- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
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- 102100030589 Neurogenic differentiation factor 6 Human genes 0.000 description 1
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Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上側に設置された記
憶媒体に電磁誘導作用によって給電するための給電用コ
イルが移動車に設けられ、前記給電用コイルにて形成さ
れる磁界の強度を検出する磁界検出手段と、その磁界検
出手段からの検出情報に基づいて前記移動車と前記記憶
媒体との相対位置を算出する処理手段が設けられている
移動車の位置検出装置に関する。
憶媒体に電磁誘導作用によって給電するための給電用コ
イルが移動車に設けられ、前記給電用コイルにて形成さ
れる磁界の強度を検出する磁界検出手段と、その磁界検
出手段からの検出情報に基づいて前記移動車と前記記憶
媒体との相対位置を算出する処理手段が設けられている
移動車の位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる移動車の位置検出装置の従来例と
して、本出願人が先に出願した特願平2―145207
号に記載したものがある。この従来例において、記憶媒
体は移動車の走行経路に沿って設置され、移動車に与え
るべき走行制御が記憶されている。又、移動車との間で
電磁誘導による近接無線通信を行うための通信手段を備
える。この記憶媒体はバッテリーを内蔵せず、その消費
電力は移動車から電磁誘導作用によって非接触で供給さ
れる。移動車は記憶媒体に接近するに伴って、記憶媒体
に給電し、その記憶情報を通信によって読み出す。そし
てその情報に基づいて、その後の走行制御を行う。従っ
て、移動車には給電用コイルと通信用コイルが備えられ
、記憶媒体には受電用コイルと通信用コイルが備えられ
ている。
して、本出願人が先に出願した特願平2―145207
号に記載したものがある。この従来例において、記憶媒
体は移動車の走行経路に沿って設置され、移動車に与え
るべき走行制御が記憶されている。又、移動車との間で
電磁誘導による近接無線通信を行うための通信手段を備
える。この記憶媒体はバッテリーを内蔵せず、その消費
電力は移動車から電磁誘導作用によって非接触で供給さ
れる。移動車は記憶媒体に接近するに伴って、記憶媒体
に給電し、その記憶情報を通信によって読み出す。そし
てその情報に基づいて、その後の走行制御を行う。従っ
て、移動車には給電用コイルと通信用コイルが備えられ
、記憶媒体には受電用コイルと通信用コイルが備えられ
ている。
【0003】具体的には、移動車の走行路面に記憶媒体
Bが埋設され、移動車に、図5に示すように、平面視で
角型ループ状に巻回された給電用コイル3が備えられて
いる。そして、給電用コイル3の上方に5個のピックア
ップコイル5a,5b,……5eが配設され、給電用コ
イル3にて形成される磁界の強度を検出する磁界検出手
段を構成している。
Bが埋設され、移動車に、図5に示すように、平面視で
角型ループ状に巻回された給電用コイル3が備えられて
いる。そして、給電用コイル3の上方に5個のピックア
ップコイル5a,5b,……5eが配設され、給電用コ
イル3にて形成される磁界の強度を検出する磁界検出手
段を構成している。
【0004】各ピックアップコイルに発生する誘導電圧
は、該ピックアップコイルの真下に記憶媒体Bの中央部
がある位置関係のときに最も小さくなる。従って、これ
らのピックアップコイルに発生する誘導電圧から、逆に
、給電用コイル3と記憶媒体Bとの相対位置、即ち移動
車と記憶媒体Bとの相対位置を検出することができる。 例えば、図中の一対のピックアップコイル5a及び5b
の誘導電圧の差から、左右方向の相対位置を知ることが
できる。
は、該ピックアップコイルの真下に記憶媒体Bの中央部
がある位置関係のときに最も小さくなる。従って、これ
らのピックアップコイルに発生する誘導電圧から、逆に
、給電用コイル3と記憶媒体Bとの相対位置、即ち移動
車と記憶媒体Bとの相対位置を検出することができる。 例えば、図中の一対のピックアップコイル5a及び5b
の誘導電圧の差から、左右方向の相対位置を知ることが
できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例によって
移動車と記憶媒体との相対位置を検出する場合、移動車
が記憶媒体に対し、左右方向又は前後方向のいずれかに
ずれている場合は定量的な位置検出が可能であるが、斜
め方向にずれている場合は定量的な位置検出が難しかっ
た。ピックアップコイルが配設されている左右方向及び
前後方向の線上にある位置ずれに対しては、該ピックア
ップコイルの誘導電圧がリニアに変化するが、斜め方向
の位置ずれに対しては、各ピックアップコイルの誘導電
圧が非線型に変化することによる。
移動車と記憶媒体との相対位置を検出する場合、移動車
が記憶媒体に対し、左右方向又は前後方向のいずれかに
ずれている場合は定量的な位置検出が可能であるが、斜
め方向にずれている場合は定量的な位置検出が難しかっ
た。ピックアップコイルが配設されている左右方向及び
前後方向の線上にある位置ずれに対しては、該ピックア
ップコイルの誘導電圧がリニアに変化するが、斜め方向
の位置ずれに対しては、各ピックアップコイルの誘導電
圧が非線型に変化することによる。
【0006】本発明は、かかる実情に鑑みて為されたも
のであって、その目的は、上記のように、移動車と記憶
媒体との位置関係が斜め方向にずれている場合にも左右
方向の相対位置及び前後方向の相対位置を定量的に検出
できるようにすることにある。
のであって、その目的は、上記のように、移動車と記憶
媒体との位置関係が斜め方向にずれている場合にも左右
方向の相対位置及び前後方向の相対位置を定量的に検出
できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の移動車の位置検
出装置は、地上側に設置された記憶媒体に電磁誘導作用
によって給電するための給電用コイルが移動車に設けら
れ、前記給電用コイルにて形成される磁界の強度を検出
する磁界検出手段と、その磁界検出手段からの検出情報
に基づいて前記移動車と前記記憶媒体との相対位置を算
出する処理手段が設けられているものであって、第1の
特徴構成は、前記磁界検出手段が複数個のピックアップ
コイルを二次元マトリックス状に配設して構成され、前
記処理手段は、前記各ピックアップコイルからの複数個
の検出値に基づいて、前記二次元マトリックスの行方向
での前記相対位置及び列方向での前記相対位置を算出す
るように構成されている点にある。
出装置は、地上側に設置された記憶媒体に電磁誘導作用
によって給電するための給電用コイルが移動車に設けら
れ、前記給電用コイルにて形成される磁界の強度を検出
する磁界検出手段と、その磁界検出手段からの検出情報
に基づいて前記移動車と前記記憶媒体との相対位置を算
出する処理手段が設けられているものであって、第1の
特徴構成は、前記磁界検出手段が複数個のピックアップ
コイルを二次元マトリックス状に配設して構成され、前
記処理手段は、前記各ピックアップコイルからの複数個
の検出値に基づいて、前記二次元マトリックスの行方向
での前記相対位置及び列方向での前記相対位置を算出す
るように構成されている点にある。
【0008】第2の特徴構成は、第1の特徴構成を実施
する際の好ましい具体構成を特定するものであって、前
記処理手段が、列方向に並んだ複数個のピックアップコ
イルからの検出値を行毎に加算して得られる複数個の値
から行方向での前記相対位置を算出し、行方向に並んだ
複数個のピックアップコイルからの検出値を列毎に加算
して得られる複数個の値から列方向での前記相対位置を
算出するように構成されている点にある。
する際の好ましい具体構成を特定するものであって、前
記処理手段が、列方向に並んだ複数個のピックアップコ
イルからの検出値を行毎に加算して得られる複数個の値
から行方向での前記相対位置を算出し、行方向に並んだ
複数個のピックアップコイルからの検出値を列毎に加算
して得られる複数個の値から列方向での前記相対位置を
算出するように構成されている点にある。
【0009】
【作用】第1の特徴構成によれば、例えば図1に示すよ
うに、3行3列のマトリックス状に9個のピックアップ
コイルが配設されている。一般的に表現すれば、M行N
列のマトリックス状に複数(M×N)個のピックアップ
コイルが配設される。そして、処理手段は、各ピックア
ップコイルに発生する誘導電圧に対応する複数の検出値
を演算処理することにより、行方向での相対位置及び列
方向での相対位置を算出する。
うに、3行3列のマトリックス状に9個のピックアップ
コイルが配設されている。一般的に表現すれば、M行N
列のマトリックス状に複数(M×N)個のピックアップ
コイルが配設される。そして、処理手段は、各ピックア
ップコイルに発生する誘導電圧に対応する複数の検出値
を演算処理することにより、行方向での相対位置及び列
方向での相対位置を算出する。
【0010】第2の特徴構成によれば、図1の例の場合
、横方向(行方向)の相対位置を算出するには、先ず、
前後方向(列方向)に並んだ3個のピックアップコイル
(例えば5ac,5a,5ad)からの検出値を加算し
て、行毎の3個の値を得る。そして、これら3個の値か
ら左右方向の相対位置を算出するのである。前後方向(
列方向)の相対位置は列毎に3個の検出値を加算して得
られる3個の値から算出される。M行N列のマトリック
ス状に複数(M×N)個のピックアップコイルが配設さ
れている一般的な場合も同様である。
、横方向(行方向)の相対位置を算出するには、先ず、
前後方向(列方向)に並んだ3個のピックアップコイル
(例えば5ac,5a,5ad)からの検出値を加算し
て、行毎の3個の値を得る。そして、これら3個の値か
ら左右方向の相対位置を算出するのである。前後方向(
列方向)の相対位置は列毎に3個の検出値を加算して得
られる3個の値から算出される。M行N列のマトリック
ス状に複数(M×N)個のピックアップコイルが配設さ
れている一般的な場合も同様である。
【0011】このように、行方向(列方向)に並んだピ
ックアップコイルからの検出値を行毎(列毎)に加算し
て得られる複数の値に基づいて行方向(列方向)での相
対位置を算出するので、一つの行(列)のみの複数のピ
ックアップコイルからの検出値に基づいて算出する場合
に比べて信頼性が高い算出結果を得ることができる。
ックアップコイルからの検出値を行毎(列毎)に加算し
て得られる複数の値に基づいて行方向(列方向)での相
対位置を算出するので、一つの行(列)のみの複数のピ
ックアップコイルからの検出値に基づいて算出する場合
に比べて信頼性が高い算出結果を得ることができる。
【0012】その理由の一つは、いずれかのピックアッ
プコイルからの検出値がノイズ等により不正確な値であ
ったとき、その悪影響が緩和されることにある。他の一
つは、行方向(列方向)での相対位置を算出する際の列
方向(行方向)の位置ずれ及び上下方向の位置ずれに起
因する誤差が緩和されることにある。
プコイルからの検出値がノイズ等により不正確な値であ
ったとき、その悪影響が緩和されることにある。他の一
つは、行方向(列方向)での相対位置を算出する際の列
方向(行方向)の位置ずれ及び上下方向の位置ずれに起
因する誤差が緩和されることにある。
【0013】
【発明の効果】第1の特徴構成によれば、移動車と記憶
媒体との位置関係が斜め方向にずれている場合にも左右
方向の相対位置及び前後方向の相対位置を定量的に検出
できるようになった。つまり、二次元マトリックス状に
配設されている複数のピックアップコイルの外周を結ぶ
四角形の範囲内であれば、相対位置をリニアに検出する
ことができるようになった。
媒体との位置関係が斜め方向にずれている場合にも左右
方向の相対位置及び前後方向の相対位置を定量的に検出
できるようになった。つまり、二次元マトリックス状に
配設されている複数のピックアップコイルの外周を結ぶ
四角形の範囲内であれば、相対位置をリニアに検出する
ことができるようになった。
【0014】そして、第2の特徴構成の場合、発明の作
用で述べたように、一つの行(列)のみのピックアップ
コイルからの検出値に基づいて行方向(列方向)での相
対位置を算出する場合に比べて信頼性が高い算出結果を
得ることができるようになった。
用で述べたように、一つの行(列)のみのピックアップ
コイルからの検出値に基づいて行方向(列方向)での相
対位置を算出する場合に比べて信頼性が高い算出結果を
得ることができるようになった。
【0015】以上の結果、リアルタイムで得られる信頼
性の高い二次元の相対位置データに基づいて、移動車の
走行制御、操向制御、及び停止制御を的確に行うことが
できるようになった。
性の高い二次元の相対位置データに基づいて、移動車の
走行制御、操向制御、及び停止制御を的確に行うことが
できるようになった。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図4に示すように、移動車Aの走行路面に記憶媒
体Bが埋設されている。記憶媒体Bは、移動車Aの走行
経路に沿って複数箇所に設けられ、夫々に、その番地、
隣接する記憶媒体の番地と分岐方向、距離等の走行制御
情報を記憶させている。移動車Aは、記憶媒体Bに接近
すると通信装置11にて記憶媒体Bとの間で近接無線通
信を行い、その記憶情報を読み出す。そして、読み出し
た走行制御情報に基づいて、次の記憶媒体まで自律走行
し、複数の記憶媒体を順次たどるようにして所定の走行
経路に沿って走行する。
する。図4に示すように、移動車Aの走行路面に記憶媒
体Bが埋設されている。記憶媒体Bは、移動車Aの走行
経路に沿って複数箇所に設けられ、夫々に、その番地、
隣接する記憶媒体の番地と分岐方向、距離等の走行制御
情報を記憶させている。移動車Aは、記憶媒体Bに接近
すると通信装置11にて記憶媒体Bとの間で近接無線通
信を行い、その記憶情報を読み出す。そして、読み出し
た走行制御情報に基づいて、次の記憶媒体まで自律走行
し、複数の記憶媒体を順次たどるようにして所定の走行
経路に沿って走行する。
【0017】移動車Aには走行用モータ12にて推進駆
動されると共に操向用モータ13にて操向駆動される操
向輪兼用の走行輪14が前後左右に設けられている。各
走行輪14には回転数に比例する数のパルスを発生する
エンコーダ15が設けられている。図2に示すように、
移動車Aにはマイクロコンピュータを搭載した処理手段
4が備えられ、処理手段4は前記の走行制御情報と、エ
ンコーダ15のパルスから求められる走行距離や走行速
度、及び後述の記憶媒体との相対位置情報等に基づいて
、各走行輪14の走行用モータ12及び操向用モータ1
3を駆動制御して自律走行する。
動されると共に操向用モータ13にて操向駆動される操
向輪兼用の走行輪14が前後左右に設けられている。各
走行輪14には回転数に比例する数のパルスを発生する
エンコーダ15が設けられている。図2に示すように、
移動車Aにはマイクロコンピュータを搭載した処理手段
4が備えられ、処理手段4は前記の走行制御情報と、エ
ンコーダ15のパルスから求められる走行距離や走行速
度、及び後述の記憶媒体との相対位置情報等に基づいて
、各走行輪14の走行用モータ12及び操向用モータ1
3を駆動制御して自律走行する。
【0018】記憶媒体Bは、図2及び図3に示すように
、走行路面に露出する表面が約300mm角のタイル材
の表面板16で覆われ、その下に角型ループ状の受信用
コイル17、送信用コイル18、及び受電用コイル19
が中心から外側へ順次配設されている。受信用コイル1
7及び送信用コイル18は移動車Aとの間で近接無線通
信を行うためのもので、VHF帯の電波に同調する。 受電用コイルは移動車Aから約25KHzの電磁波で供
給される電力を非接触で受電するためのものある。つま
り、記憶媒体Bはバッテリーを搭載しておらず、その消
費電力は移動車Aから給電される。移動車Aが接近して
初めて記憶媒体Bは通電され、それ以外のときは無通電
状態であるので、記憶媒体本体部20に備える記憶素子
には不揮発性のICメモリが用いられている。
、走行路面に露出する表面が約300mm角のタイル材
の表面板16で覆われ、その下に角型ループ状の受信用
コイル17、送信用コイル18、及び受電用コイル19
が中心から外側へ順次配設されている。受信用コイル1
7及び送信用コイル18は移動車Aとの間で近接無線通
信を行うためのもので、VHF帯の電波に同調する。 受電用コイルは移動車Aから約25KHzの電磁波で供
給される電力を非接触で受電するためのものある。つま
り、記憶媒体Bはバッテリーを搭載しておらず、その消
費電力は移動車Aから給電される。移動車Aが接近して
初めて記憶媒体Bは通電され、それ以外のときは無通電
状態であるので、記憶媒体本体部20に備える記憶素子
には不揮発性のICメモリが用いられている。
【0019】移動車Aの通信装置11には、図2に示す
ように、記憶媒体Bの各コイルと向かい合うように送信
コイル1、受信コイル2、給電用コイル3が設けられて
いる。送信コイル1及び受信コイル2は、図2に示すよ
うに、夫々送信回路、受信回路を介して送受信I/Fに
接続され、送受信I/Fは処理手段4とデータの授受を
行う。
ように、記憶媒体Bの各コイルと向かい合うように送信
コイル1、受信コイル2、給電用コイル3が設けられて
いる。送信コイル1及び受信コイル2は、図2に示すよ
うに、夫々送信回路、受信回路を介して送受信I/Fに
接続され、送受信I/Fは処理手段4とデータの授受を
行う。
【0020】図1に示すように、給電用コイル3の内側
上方に、9個のピックアップコイル5a,5b,………
…が3行3列のマトリックス状に配設されている。以下
の説明において、これら9個のピックアップコイルを区
別する必要のないときは、ピックアップコイル5という
ことにする。
上方に、9個のピックアップコイル5a,5b,………
…が3行3列のマトリックス状に配設されている。以下
の説明において、これら9個のピックアップコイルを区
別する必要のないときは、ピックアップコイル5という
ことにする。
【0021】各ピックアップコイル5には、給電用コイ
ル3にて形成される磁界による誘導電圧が発生する。各
誘導電圧は図2に示すように、信号処理回路6にて増幅
され、バンドパスフィルタを通り、整流・平滑されて直
流電圧となり、A/D変換器でディジタル値に変換され
た検出値となって処理手段4に入力される。
ル3にて形成される磁界による誘導電圧が発生する。各
誘導電圧は図2に示すように、信号処理回路6にて増幅
され、バンドパスフィルタを通り、整流・平滑されて直
流電圧となり、A/D変換器でディジタル値に変換され
た検出値となって処理手段4に入力される。
【0022】ピックアップコイル5に発生する誘導電圧
は、給電用コイル3と記憶媒体Bの受電用コイル19と
の電磁結合の強さによって変化する。つまり、両者の電
磁結合が密である程、磁束の分布は給電用コイル3の下
方が密、上方が疎になり、その結果ピックアップコイル
5に発生する誘導電圧は低くなる。
は、給電用コイル3と記憶媒体Bの受電用コイル19と
の電磁結合の強さによって変化する。つまり、両者の電
磁結合が密である程、磁束の分布は給電用コイル3の下
方が密、上方が疎になり、その結果ピックアップコイル
5に発生する誘導電圧は低くなる。
【0023】そして、図2のように移動車Aの給電用コ
イル3が記憶媒体Bの真上にある場合は、例えば、ピッ
クアップコイル5aの誘導電圧とピックアップコイル5
bの誘導電圧は同等に低下するが、仮に、移動車Aが右
方向に変位すれば、ピックアップコイル5aの誘導電圧
の低下が、ピックアップコイル5bの誘導電圧の低下よ
り大きくなる。
イル3が記憶媒体Bの真上にある場合は、例えば、ピッ
クアップコイル5aの誘導電圧とピックアップコイル5
bの誘導電圧は同等に低下するが、仮に、移動車Aが右
方向に変位すれば、ピックアップコイル5aの誘導電圧
の低下が、ピックアップコイル5bの誘導電圧の低下よ
り大きくなる。
【0024】従って、処理手段4は、端的に言えば、ピ
ックアップコイル5aからの検出値Pcとピックアップ
コイル5bからの検出値Qcとの差(Pc−Qc)から
移動車Aと記憶媒体Bとの左右方向の相対位置を算出す
ることができる。実際には、鉛直方向の位置ずれによる
影響等を補正して、より正確に左右の相対位置の定量値
を得るために、以下のような演算処理を行っている。
ックアップコイル5aからの検出値Pcとピックアップ
コイル5bからの検出値Qcとの差(Pc−Qc)から
移動車Aと記憶媒体Bとの左右方向の相対位置を算出す
ることができる。実際には、鉛直方向の位置ずれによる
影響等を補正して、より正確に左右の相対位置の定量値
を得るために、以下のような演算処理を行っている。
【0025】第1に、移動車Aと記憶媒体Bとの鉛直方
向の距離のばらつきに起因するピックアップコイル5か
らの検出値の変化を補正するために、上記の検出値の差
を検出値の和の変化量で除算する。即ち(Pc−Qc)
/(2−(Pc+Qc))但し、各検出値は給電用コイ
ル3が記憶媒体Bと電磁結合していないときの値が1と
なるように正規化されている。
向の距離のばらつきに起因するピックアップコイル5か
らの検出値の変化を補正するために、上記の検出値の差
を検出値の和の変化量で除算する。即ち(Pc−Qc)
/(2−(Pc+Qc))但し、各検出値は給電用コイ
ル3が記憶媒体Bと電磁結合していないときの値が1と
なるように正規化されている。
【0026】第2に、移動車Aの給電用コイル3が記憶
媒体Bの真上にある場合に各ピックアップコイル5の感
度が低下するので、中央に設けたピックアップコイル5
eからの検出値Rcで補償する。即ち、(Pc−Qc)
/(3−(Pc+Qc+Rc))
媒体Bの真上にある場合に各ピックアップコイル5の感
度が低下するので、中央に設けたピックアップコイル5
eからの検出値Rcで補償する。即ち、(Pc−Qc)
/(3−(Pc+Qc+Rc))
【0027】第3に,
移動車Aと記憶媒体Bとが前後方向にもずれている場合
、左右のピックアップコイル5a及び5bの検出値の差
(Pc−Qc)が左右方向の相対位置に対してリニアに
変化しなくなる。そこで、前後方向の位置ずれによる影
響を補正するために、前後方向(列方向)に並んだ3個
のピックアップコイル5からの検出値を行毎に加算して
得られる3個の値を用いる。即ち、 P=Pf+Pc+Pr Q=Qf+Qc+Qr R=Rf+Rc+Rr なる3個の値P,Q,Rを用いて、 (P−Q)/(3−(P+Q+R)) なる式で算出される値から左右方向の相対位置を求める
。但し、Pf,Qf,Rfは、夫々ピックアップコイル
5ac,5c,5bcからの検出値とし、Pr,Qr,
Rrは、夫々ピックアップコイル5ad,5d,5bd
からの検出値とする。
移動車Aと記憶媒体Bとが前後方向にもずれている場合
、左右のピックアップコイル5a及び5bの検出値の差
(Pc−Qc)が左右方向の相対位置に対してリニアに
変化しなくなる。そこで、前後方向の位置ずれによる影
響を補正するために、前後方向(列方向)に並んだ3個
のピックアップコイル5からの検出値を行毎に加算して
得られる3個の値を用いる。即ち、 P=Pf+Pc+Pr Q=Qf+Qc+Qr R=Rf+Rc+Rr なる3個の値P,Q,Rを用いて、 (P−Q)/(3−(P+Q+R)) なる式で算出される値から左右方向の相対位置を求める
。但し、Pf,Qf,Rfは、夫々ピックアップコイル
5ac,5c,5bcからの検出値とし、Pr,Qr,
Rrは、夫々ピックアップコイル5ad,5d,5bd
からの検出値とする。
【0028】以上の処理の結果、左右方向の相対位置X
はオフセット定数C,Dを加えると、下記の式で求めら
れることになる。
はオフセット定数C,Dを加えると、下記の式で求めら
れることになる。
【0029】
【数1】
【0030】前後方向の相対位置Yも同様にして求めら
れる。即ち、左右方向(行方向)に並んだ3個のピック
アップコイル5からの検出値を列毎に加算して得られる
3個の値をS,T,Uとすれば、下式より求められる。
れる。即ち、左右方向(行方向)に並んだ3個のピック
アップコイル5からの検出値を列毎に加算して得られる
3個の値をS,T,Uとすれば、下式より求められる。
【0031】
【数2】
【0032】但し、
S=Pr+Rr+Qr
T=Pf+Rf+Qf
U=Pc+Rc+Qc
であり、E,Fはオフセット定数である。
【0033】上記実施例においては、前後方向又は左右
方向に並んだ3個のピックアップコイル5からの検出値
を行毎又は列毎に単に加算したが、各検出値に重み付け
をした後に加算するようにしてもよい。9個のピックア
ップコイルのうち、最も誘導電圧の変化が大きいピック
アップコイルが要素となる行及び列に配設されたピック
アップコイルからの検出値の重みを他より大きくするこ
とにより、処理は複雑になるが相対位置検出精度は高ま
る。
方向に並んだ3個のピックアップコイル5からの検出値
を行毎又は列毎に単に加算したが、各検出値に重み付け
をした後に加算するようにしてもよい。9個のピックア
ップコイルのうち、最も誘導電圧の変化が大きいピック
アップコイルが要素となる行及び列に配設されたピック
アップコイルからの検出値の重みを他より大きくするこ
とにより、処理は複雑になるが相対位置検出精度は高ま
る。
【0034】上記実施例においては、3行3列のマトリ
ックス状に9個のピックアップコイルを配設したが、2
行2列のマトリックス状に4個のピックアップコイルを
配設した場合も同様にして前後方向及び左右方向の相対
位置を検出することが可能である。逆に、ピックアップ
コイルの数をもっと増やして検出範囲を広げたり、検出
精度を高めたりすることができる。一般的に表現すれば
、M行N列のマトリックス状に(M×N)個のピックア
ップコイルを配設して、それらの検出値に基づいて実施
例に準じた演算処理を行い、前後方向及び左右方向の相
対位置を検出することができる。
ックス状に9個のピックアップコイルを配設したが、2
行2列のマトリックス状に4個のピックアップコイルを
配設した場合も同様にして前後方向及び左右方向の相対
位置を検出することが可能である。逆に、ピックアップ
コイルの数をもっと増やして検出範囲を広げたり、検出
精度を高めたりすることができる。一般的に表現すれば
、M行N列のマトリックス状に(M×N)個のピックア
ップコイルを配設して、それらの検出値に基づいて実施
例に準じた演算処理を行い、前後方向及び左右方向の相
対位置を検出することができる。
【0035】又、中央のピックアップコイル5cは、実
施例で述べたように記憶媒体Bの真上に移動車の給電用
コイルが位置するときの検出感度を補正するために設け
たが、もちろん、省略することも可能である。
施例で述べたように記憶媒体Bの真上に移動車の給電用
コイルが位置するときの検出感度を補正するために設け
たが、もちろん、省略することも可能である。
【0036】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【0037】
【図1】本発明の実施例に係る移動車の位置検出装置に
おけるピックアップコイル等の平面配置図及びブロック
図
おけるピックアップコイル等の平面配置図及びブロック
図
【図2】同じく、側面配置図
【図3】記憶媒体の平面視の部分断面図
【図4】本発明
の実施例に係る移動車と走行路面を示す概略側面図
の実施例に係る移動車と走行路面を示す概略側面図
【図5】従来例に係る移動車の位置検出装置におけるピ
ックアップコイル等の平面配置図
ックアップコイル等の平面配置図
3 給電用コイル
4 処理手段
5 ピックアップコイル
A 移動車
B 記憶媒体
Claims (2)
- 【請求項1】 地上側に設置された記憶媒体(B)に
電磁誘導作用によって給電するための給電用コイル(3
)が移動車(A)に設けられ、前記給電用コイル(3)
にて形成される磁界の強度を検出する磁界検出手段と、
その磁界検出手段からの検出情報に基づいて前記移動車
(A)と前記記憶媒体(B)との相対位置を算出する処
理手段(4)が設けられている移動車の位置検出装置で
あって、前記磁界検出手段が複数個のピックアップコイ
ル(5)を二次元マトリックス状に配設して構成され、
前記処理手段(4)は、前記各ピックアップコイル(5
)からの複数個の検出値に基づいて、前記二次元マトリ
ックスの行方向での前記相対位置及び列方向での前記相
対位置を算出するように構成されている移動車の位置検
出装置。 - 【請求項2】 前記処理手段(4)は、列方向に並ん
だ複数個のピックアップコイル(5)からの検出値を行
毎に加算して得られる複数個の値から行方向での前記相
対位置を算出し、行方向に並んだ複数個のピックアップ
コイル(5)からの検出値を列毎に加算して得られる複
数個の値から列方向での前記相対位置を算出するように
構成されている請求項1記載の移動車の位置検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3073532A JPH04309102A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 移動車の位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3073532A JPH04309102A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 移動車の位置検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04309102A true JPH04309102A (ja) | 1992-10-30 |
Family
ID=13520939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3073532A Pending JPH04309102A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | 移動車の位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04309102A (ja) |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP3073532A patent/JPH04309102A/ja active Pending
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