JPH04304815A - 土壌改良材及びその使用方法 - Google Patents

土壌改良材及びその使用方法

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JPH04304815A
JPH04304815A JP3091697A JP9169791A JPH04304815A JP H04304815 A JPH04304815 A JP H04304815A JP 3091697 A JP3091697 A JP 3091697A JP 9169791 A JP9169791 A JP 9169791A JP H04304815 A JPH04304815 A JP H04304815A
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JP
Japan
Prior art keywords
pieces
soil improvement
cut
improvement material
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP3091697A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Fukuda
福田 一
Giichi Kojima
小島 義一
Motonori Hiratani
平谷 元典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP3091697A priority Critical patent/JPH04304815A/ja
Publication of JPH04304815A publication Critical patent/JPH04304815A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植物栽培資材等として
利用される土壌改良材に係り、特に運搬時の取扱い性を
向上させたものに関する。
【0002】
【従来の技術】植物育成土壌の培地などの通水性、通気
性、保水性、保気性、保肥性などを良好に保ち、植物の
生育を良好にするための土壌改良材として、やし殻を用
いたものが提案されている(特開昭61−289820
号公報)。
【0003】この土壌改良材は、やし殻をその表皮と硬
質内殻とが付着した状態で、全体を不定形に裁断した後
、裁断片をふるい分けし、大、中、小、粗粉等の粒度別
に選別区分したものである。この土壌改良材に利用され
るやし果(ココナッツ)は、果汁と果肉とを内包した内
殻を繊維質の表皮(外皮)が覆った構造になっており、
この外皮には、窒素、リン酸、カリウム、カルシウムの
肥料要素が多く含まれている他、マンガン、銅、亜鉛、
鉄等の植物の生育に必要な要素が含有されている。
【0004】このようなやし殻を用いた土壌改良材は、
比重が0.06〜0.1程度であり、粒度別に梱包して
製品とした後、コンテナ等へ積み込まれ運搬される。そ
して使用時は、梱包を解いて、そのままの状態あるいは
、土壌中に混合して使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの土壌
改良材は、前記のように比重が0.06〜0.1程度と
小さいため、コンテナ等へ積み込み運搬する際にかさば
ってしまい、運搬コストが高くなってしまうという不満
があった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもので
、運搬時の取扱い性に優れ運搬コストを低減できる土壌
改良材及びその使用方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の土壌改良
材では、ココナッツの外皮が所望の大きさに裁断された
複数の裁断片を圧縮して所定形状に成形したことを課題
解決の手段とした。
【0008】請求項2記載の土壌改良材の使用方法では
、ココナッツの外皮が所望の大きさに裁断された複数の
裁断片を圧縮して所定形状に成形してなる土壌改良材を
、所定場所に運搬後、前記土壌改良材に水または湯を加
えることにより元の複数の裁断片に戻して使用すること
を課題解決の手段とした。
【0009】
【作用】ココナッツの外皮は木質繊維質からなり多量の
繊維や多孔質の木質部分を含んでいるため、この外皮が
所望の大きさに裁断された複数の裁断片を所定の圧力で
圧縮すると、空孔が減少すると共に木質繊維同士が複雑
に絡み合う。このため圧縮することによって、容積が減
少すると共に複数の裁断片が崩れずに一体化した土壌改
良材が得られる。ここで、裁断片に加える圧力を変化さ
せることにより、得られる土壌改良材の容積や取扱い強
度を変化させることができる。
【0010】またこの土壌改良材を所定場所に運搬した
後、使用時に土壌改良材に水または湯を加えると、土壌
改良材内部の複数の裁断片が水分を吸収して広がり、元
の複数の裁断片に戻るため、従来の裁断片と同様に使用
できる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の土壌改良材及
びその使用方法について詳しく説明する。
【0012】図1は、本発明の土壌改良材1の一実施例
を示すものである。このものは、ココナッツの外皮2が
所望の大きさに裁断された複数の裁断片6…を圧縮して
成形させたものである。
【0013】このような土壌改良材1の製造方法を図2
および図3に沿って説明する。図2は、この土壌改良材
1の原料となるココナッツを示す断面図である。原料の
ココナッツは、略球状の核と、この核を厚く覆った外皮
2とからなっている。この核は内殻(核殻)3と、この
内殻3の内面に厚く形成された果肉4と、この果肉4の
内側部分に有る果汁5とからなっている。
【0014】本発明に係る土壌改良材1は、前記の外皮
2のみを材料として用いる。まず、ココナッツから外皮
2のみを剥ぎ取った後、所望の大きさに裁断する。外皮
2を裁断するには、木材裁断片製造の際に使用される裁
断機等の周知の裁断機を使用することができ、特に一定
形状で大きさの揃った粒状に裁断可能な機械が好適であ
る。
【0015】裁断して得られた裁断片6…は、必要に応
じて篩分けされる。さらに、裁断された裁断片6…に蒸
気殺菌処理を施して、病害虫の混入を防止するのが望ま
しい。
【0016】図3は、各種の大きさに裁断した裁断片6
…の集合体を示すもので、図3(a)は、比較的大きな
塊状とした裁断片6…の集合体である。また図3(b)
は、粒状とした裁断片6…の集合体である。また図3(
c)は切断されバラバラになった繊維を多量に含んだ粉
末状の裁断片6…の集合体である。
【0017】本発明の土壌改良材は、前記の図3(a)
,(b),(c)に示した形状の裁断片6…の集合体を
、従来の粉末成型の際に用いられるような金型へ入れ、
プレス機内において所定の圧力でプレスする事によって
得られる。この土壌改良材1は、さらに梱包されて製品
とされた後、所定の販売店等へコンテナ等により運搬さ
れる。
【0018】なお、この土壌改良材1に使用される裁断
片6…は、図3(a),(b),(c)に示した形状の
みの裁断片6…に限定されることなく他にも様々な形状
に裁断された裁断片も用いることができる。
【0019】このようにして得られた土壌改良材1は、
複数の裁断片6…を集めただけのものに比べて容積が減
少しており、かつ複数の裁断片6…が一体化して成形さ
れているため、製品運搬時の取扱い性に優れ、運搬コス
トを低減することができる。
【0020】前記の製品を実際に土壌改良材として使用
する場合は、梱包を解いて土壌改良材1を取り出し、必
要な場所に並べて水または湯をかけ、元の裁断片6…に
戻してそのまま用いる。
【0021】なお、本発明による土壌改良材は、使用に
際し予め水または湯をかけ元の裁断片に復元して供する
のみならず、圧縮体をそのまま土壌に散布混合した後、
水分を与えて裁断片に復元して使用する事もできる。こ
の場合、牧草地その他の畑、水田等広域への土壌散布の
効率を上げることができる。
【0022】この土壌改良材の使用方法では、ココナッ
ツの外皮2が所望の大きさに裁断された複数の裁断片6
…を圧縮して成形した土壌改良材1に、使用時において
水または湯をかけて前記複数の裁断片6…に戻して使用
する方法であるため、コストがかからず容易に元の裁断
片6…に戻すことができる。
【0023】従ってこの土壌改良材の使用方法によれば
、従来のココナッツの外皮2を利用した裁断片と同様に
、植物育成土壌の培地などの通水性、通気性、保水性、
保気性、保肥性などを良好に保ち、植物の生育を良好に
することができる。
【0024】(実験例1)ココナッツの外皮の裁断片を
30g用意し、これらを直径8.2cmのモールド(円
筒径)内に詰め、圧力を変化させて圧縮した場合の圧縮
直後の厚さと、圧縮後一昼夜放置した後の厚さとを測定
した。
【0025】結果を図4に示す。なお、図4において、
●印は圧縮直後のものであり、×印は圧縮後一昼夜放置
したものである。(圧力解放後は、約5時間で復元は終
了する。)
【0026】この結果より、圧力を増加させるに従って
、圧縮直後の厚さ及び一昼夜放置した後の厚さは減少し
、また、圧縮直後と一昼夜放置後の厚さとの差が小さく
なった。すなわち、圧力を増加させるに従って、一昼夜
放置後の復元量が小さくなることが判った。
【0027】(実験例2)実験例1で圧力を変化させて
製造した圧縮体において、形状保持性(一昼夜放置後)
、取扱い性(一昼夜放置後)、復元性、比重(一昼夜放
置後)について調べた。結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】この結果より、圧縮圧力を50kg/cm
2以上にすると、圧縮体は一昼夜放置後においてもかろ
うじて持ち運べる程度になり、特に圧縮圧力を400k
g/cm2以上にすると、復元性のない板状にできるこ
とが判明した。
【0030】(実験例3)圧縮形状の保持性は、水分を
添加することで向上させることができるが、過剰の水分
は加圧時に絞り出され、圧縮力の解除と共に絞り出され
た水が圧縮体の表面に再吸収されると推定され圧縮形状
の保持に好ましくない。このため、ココナッツの外皮の
裁断片を、100kg/cm2,250kg/cm2,
400kg/cm2の3種類の圧力で圧縮した場合の許
容水分量を求めた。 許容水分量を求めるにあたっては、まず、ココナッツの
外皮の裁断片を30g用意し、これらに過剰の水を添加
した後、上下に濾紙をはさんで、所定圧力で圧縮した。 次に圧縮後、表面に付着している水を取り除き、濾紙を
交換して再び最初の圧力で圧縮した。圧縮後、重量を測
定して、重量増加分を許容水分量とした。
【0031】この結果より、100kg/cm2で圧縮
した圧縮体(30g)では許容水分量は11.6ccで
あったが、250kg/cm2及び400kg/cm2
で圧縮したものでは共に8.3ccとなった。以上の結
果より、適量な水分添加量が判明した。なお、この時、
ココナッツの外皮自体には重量比で15〜20%の水分
が当初から含まれていた。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の土壌改良材
では、ココナッツの外皮が所望の大きさに裁断された複
数の裁断片を圧縮して所定形状に成形したものであるた
め、単に複数の裁断片を集めただけのものに比べて容積
を減少できると共に、複数の裁断片が崩れることなく一
体化することができる。
【0033】従って本発明の土壌改良材によれば、運搬
時の取扱い性に優れ、運搬コストを低減することができ
る。
【0034】また、本発明の土壌改良材の使用方法では
、ココナッツの外皮が所望の大きさに裁断された複数の
裁断片を圧縮して所定形状に成形してなる土壌改良材を
、所定場所に運搬後、前記土壌改良材に水または湯を加
えることにより元の複数の裁断片に戻して使用する方法
であるため、コストがかからず容易に元の裁断片に戻す
ことができる。
【0035】従って本発明の土壌改良材の使用方法によ
れば、従来のココナッツの外皮を利用した裁断片と同様
に、植物育成土壌の培地などの通水性、通気性、保水性
、保気性、保肥性などを良好に保ち、植物の生育を良好
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土壌改良材の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】原料となるココナッツの概略断面図である。
【図3】各種の大きさに裁断した裁断片の集合体を示す
平面図であり、(a)は比較的大きな塊状裁断片の集合
体を示す平面図、(b)は粒状裁断片の集合体を示す平
面図、(c)は繊維状裁断片の集合体を示す断面図であ
る。
【図4】圧縮圧力と厚さとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1  土壌改良材 2  外皮 6  裁断片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ココナッツの外皮が所望の大きさに裁
    断された複数の裁断片を圧縮して所定形状に成形してな
    る土壌改良材。
  2. 【請求項2】  ココナッツの外皮が所望の大きさに裁
    断された複数の裁断片を圧縮して所定形状に成形してな
    る土壌改良材を、所定場所に運搬後、前記土壌改良材に
    水または湯を加えることにより元の複数の裁断片に戻し
    て使用する土壌改良材の使用方法。
JP3091697A 1991-03-29 1991-03-29 土壌改良材及びその使用方法 Pending JPH04304815A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5458662A (en) * 1992-08-11 1995-10-17 Toyone; Minoru Processed coconut outer husk chops and process for producing same

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5599130A (en) * 1979-01-23 1980-07-28 Tsurumatsu Ishigaki Material for nursery and production
JPH01312934A (ja) * 1988-06-14 1989-12-18 Mitsubishi Metal Corp 植物栽培用培地

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970408