JPH04304722A - 移動通信無線チャネル切替え方式 - Google Patents

移動通信無線チャネル切替え方式

Info

Publication number
JPH04304722A
JPH04304722A JP3068620A JP6862091A JPH04304722A JP H04304722 A JPH04304722 A JP H04304722A JP 3068620 A JP3068620 A JP 3068620A JP 6862091 A JP6862091 A JP 6862091A JP H04304722 A JPH04304722 A JP H04304722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
base station
radio
communication
radio channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3068620A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kuno
豊 久埜
Atsushi Tajima
淳 田島
Minoru Kuramoto
倉本 実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP3068620A priority Critical patent/JPH04304722A/ja
Publication of JPH04304722A publication Critical patent/JPH04304722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動通信無線チャネル切
替え方式に係り、特に、移動通信無線チャネルを介して
通信を行う無線基地局と移動局から構成され、複数個の
セルを有し、無線チャネルを一定間隔以上離れたセルで
繰り返し利用して通信を行い、必要に応じて無線チャネ
ルを切り替えて通信を行う時分割多重(TDM)方式の
移動通信無線チャネル切替え方式に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信の無線チャネルは、通信チャネ
ルと制御チャネルに大別され、これら無線チャネルの切
替えには制御チャネルを通信チャネルに切替えるものと
、通信チャネルから別の通信チャネルに切り替えるもの
とがある。
【0003】一般的な移動通信では発着信時に予め定め
られた共通制御チャネルを介して制御情報のやり取りを
行う。ここでいう制御情報は周波数、タイムスロット等
の通信チャネルに関する情報を含む。これにより、通信
チャネルの無線チャネルの切替えを制御チャネルにより
行い通信を開始する。また、通信で使用する無線チャネ
ル自体で発着信制御を行うシステムもある。
【0004】一方、ある通信チャネルから別の通信チャ
ネルへの無線チャネルの切替えはセルラ方式の移動通信
において現れる。図8はセルラ方式移動通信システムの
概略を示す。無線基地局71、72、73、74により
形成されるセルに、それぞれ無線チャネルが配置されて
いる。無線基地局71には無線チャネルf1 〜f3 
(a)、無線基地局72には無線チャネルf4 〜f6
 (b)、無線基地局73には無線チャネルf7 〜f
9 (c)、無線基地局74には無線チャネルf1 〜
f3 (d)が配置されている。同図中、無線チャネル
再利用間隔以上離れた無線基地局71、74には同じ無
線チャネルf1 〜f3(a),(d)が配置され、周
波数利用効率の向上を図っている。
【0005】ここで、無線チャネルf7 を用いて、通
信中の移動局70が無線基地局73から無線基地局74
の無線ゾーンに移行中とする。このとき移動局70から
の送信波(x,y)の受信レベルを上位局(交換局等)
が監視する。上位局での無線基地局73の送信波の受信
レベルが通信品質基準値を下回り、無線基地局74の送
信波の受信レベルが通信品質基準値を上回れば、現在使
用中の無線チャネルf7 を無線基地局74に割り当て
る。 この無線基地局74に割り当てられた無線チャネルf1
 〜f3 のうち1つのチャネルに対してセル間の無線
チャネル切替えを行うことで通信品質を基準値以上に保
つ。
【0006】前述の通信チャネルから通信チャネルへの
切替えは、上記のセル間の無線チャネル切替え以外にも
、周辺のセルからの干渉波等によって通信品質が劣化し
た場合に、自局セルに配置された品質基準を満たす通信
チャネルへの無線チャネル切替えを行い、通信品質の確
保を図るセル内無線チャネル切替えがある。
【0007】上記のように、無線チャネルを切り替える
のは通信品質を確保することが目的であり、それを達成
するためには、移動局、基地局の両者が回線品質監視機
能を設けるのが望ましい。しかし、従来のアナログ移動
通信システムでは移動局は常時信号の送受信を行ってお
り、移動局が電界監視に用いることのできる空き時間が
ない。従って、移動局が無線通信チャネルの下り回線(
無線基地局から移動局)の干渉波のレベル検出ができな
い。このため、基地局または、上位局は上り回線(移動
局から無線基地局)の干渉だけを考慮して通信チャネル
の割り当てを行なわざるを得ず、無線基地局における通
信品質を確保できなかった。
【0008】図9は従来のアナログ移動通信システムに
おける無線チャネル切替えの手順を示すフローチャート
である。 ステップ81;無線基地局の受信波レベルの品質劣化が
おきる。 ステップ82;周辺の無線基地局で受信波レベルの監視
を行う。 ステップ83;その監視結果において、他の基地局の受
信波レベルの通信品質の方が良好であれば、移動局の無
線ゾーンの移行先のセルを推定する。 ステップ84;そのセル内で空いている無線チャネルを
選択する。 ステップ85;選択した無線チャネルに対して無線チャ
ネル切替えを行う。
【0009】一方、最近提案されているディジタル移動
通信方式では、TDM方式が採られることが多い。図1
0は従来の3チャネルTDM方式の移動通信システムの
フレーム構成を示す。同図(A)は無線基地局からの送
出波であり、(B)は移動局の受信動作を示す。
【0010】各物理チャネルを1つの単位時間である1
フレームを3つのタイムスロットに分割して、それぞれ
別の通信に使用する。従って、無線基地局からの送出波
は(A)のような構成をとる。1フレームは移動局a,
移動局b,移動局cとの通信に使用される3つのタイム
スロットに分割される。(A)に示す無線基地局の送出
波を受信する移動局aの受信動作が(B)に示される。 移動局aが無線基地局から移動局a向けの送出波91を
受信すると、それに続く2タイムスロット分の時間は空
き時間94となる。この2タイムスロット部の時間は他
の用途に使用可能である。特に移動局では空き時間94
は下り回線(無線基地局から移動局)の干渉波レベル測
定等の電界監視等に使用できる。
【0011】図11は従来のTDMディジタル移動通信
システムにおける無線チャネル切替えの手順を示すフロ
ーチャートを示す。上記で説明した空き時間(空きタイ
ムスロット)において、移動局は常時周辺無線基地局か
らの送出波の受信レベルを測定し(ステップ100)、
現在使用中の通信チャネルの品質劣化がおきるか、ある
いはステップ100の測定によってさらに品質のよい通
信チャネルが見出された場合(仮にこの通信チャネルを
mとする)(ステップ101)、mを有するセルの通信
チャネル(必ずしもmではない)を選択し(ステップ1
04)、通信を継続する(ステップ105)。その際、
ステップ101とステップ104の間に割当て予定の通
信チャネルを仮指定を行い、(移動局に対する通信チャ
ネルの仮通知)(ステップ102)、移動局に該通信チ
ャネルの下り回線(基地局から移動局)干渉波レベルを
測定させ、その結果が良好であれば、該通信チャネルの
使用を決定する(ステップ103)という手順を挿入す
ることも可能である。
【0012】各無線基地局が複数の無線基地局間に張り
巡らされた伝送路または、上位局経由で信号のやり取り
を行いチャネルの割り当てを行う例について説明する。 図12は従来の方式による無線基地局が上位局を介して
チャネル切替えを行う移動通信システムの信号の流れを
示す。無線基地局111と現在通信中の移動局113が
無線基地局112により形成されるセルへ移行しようと
している。無線基地局111は上位局110から移動局
113が無線基地局112への移行を行うことを通知さ
れる。これにより無線基地局111は無線基地局112
に空きチャネル及びタイムスロットの問い合わせを行う
(e)。
【0013】次に無線基地局112が空きチャネル及び
タイムスロットの情報を無線基地局111に通知する(
f)。これを受信した無線基地局111は移動局113
に空きチャネルのうち、1つのチャネルを通知する(g
)。移動局113は下り回線(無線基地局から移動局)
の干渉波レベルの検出を上記で述べた空き時間帯に行う
。移動局113から干渉波のレベルが一定値以下である
との結果報告が返ってくれば、無線基地局111はその
チャネルを使用することを決定する。無線基地局111
はこのチャネル決定情報を無線基地局112に通知する
(h)。これにより移動局113と無線基地局112は
同期をとり(i)、新たに決定されたチャネルを用いて
通信を開始する(j)。
【0014】以上の手順において、無線基地局111と
無線基地局112と移動局113との間でやり取りされ
る信号のシーケンスについて説明する。図13は従来の
方式による下り干渉波レベル検出を行うディジタル移動
通信の信号シーケンスを示す。先ず、移動局113は発
呼要求信号または、無線基地局111からの送信波の受
信レベルが低下し、通信チャネルの品質劣化の状況を無
線基地局111に対して送信する(120)。次に無線
基地局111は無線基地局112より空きチャネル情報
を入手し(121)、その情報を移動局113に割り当
て予定の空き通信チャネルを仮指定する(122)。移
動局113は仮指定された通信チャネルの下り回線の干
渉波レベルを測定し(123)、その測定結果を無線基
地局111に報告する(124)。無線基地局111は
移動局113からの測定結果において干渉波レベルが高
く、仮指定した通信チャネルが使用できない場合には、
移動局113に対して再度、他の通信チャネルを仮指定
する(125)。また、干渉波レベルが低く、仮指定し
た通信チャネルが使用可能の場合には、移動局113に
仮指定した通信チャネルを切替え先の通信チャネルとし
て決定する(126)。無線基地局111は無線基地局
112に対して移動局113に先に仮に指定した通信チ
ャネルの使用を決定したことを報告する。移動局113
は無線基地局111から指定された通信チャネルにより
新たに無線基地局112と通信することになる。無線基
地局112は移動局113に同期信号を送出し(127
)、移動局113は同期が完了すると無線基地局112
に同期完了信号を送出する(128)。これにより、移
動局113と無線基地局112間で新チャネルを用いた
通信が開始される(129)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般的な移動
局は一時に複数の物理チャネルを受信する機能を具えて
はおらず、図10(B)に示した移動局の受信タイムス
ロットにおいて、他の通信チャネルの干渉波レベル測定
を行うことはできない。従って、制御チャネルから通信
チャネルへの切替え、セル内及びセル間の通信チャネル
から通信チャネル切替えのいずれの場合にも、移動局で
切替え前に使用していた無線チャネルと新チャネルの受
信時間帯が重なるケースが生じる。このとき移動局が通
信を中断して通信チャネルの下り回線(基地局から移動
局)の干渉波レベルの測定を行うために通信品質の改善
が図れないという問題がある。本発明は上記の点に鑑み
なされたもので移動局が無線チャネルの下り回線の干渉
波レベルをより的確に把握できる移動通信無線チャネル
切替え方式を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明するための図である。複数の無線基地局が移動局との
通信が可能な一定の範囲のセルを有し、無線チャネルの
周波数を一定間隔以上離れたセルで繰り返し利用して異
なった通信に割当て、移動局の位置に対応して無線チャ
ネルを切り替えて通信を行う時分割多重制御の移動通信
無線チャネル切替え方式において、現在移動局が使用中
である第1の無線チャネルから第2の無線チャネルへ切
替える際に、第1の無線基地局からの無線チャネル割当
て要求により第2の無線基地局は第1の無線チャネルの
受信時間帯と重ならない空き無線チャネルを優先的に選
択し、選択した空き無線チャネルの情報を第1の無線基
地局に送出し、第1の無線基地局は選択された無線チャ
ネル情報に基づいて無線チャネル及び受信時間帯を移動
局に対して仮割当てを行い、移動局は仮に割当てられた
無線チャネルに対する下り回線の干渉波のレベルの測定
を行い、測定結果を第1の無線基地局に送出し、測定結
果が所定値より低レベルであれば、仮に割当てられた無
線チャネルをチャネル切替え先の無線チャネルとしてチ
ャネル切替えを行い、無線チャネルを使用して移動局と
第2の無線基地局間での通信を開始する。
【0017】
【作用】本発明は移動局が現在通信中の無線基地局から
の送信波の通信品質の劣化により第1の無線チャネルか
ら第2の無線チャネルに切替えを行う際に、移行先の第
2の無線基地局では割当て予定の無線チャネルの受信時
間帯を第1の無線チャネルの受信時間帯と重ならないよ
うに移動局に割り当てることにより、通信を途中で中断
せずに移動局での無線チャネル下り回線の干渉波のレベ
ルの測定が極力可能となる。
【0018】
【実施例】本発明はセル間の通信チャネルから他の通信
チャネルへの切替えにおいて、各基地局間の同期がとれ
ている場合、とれていない場合、さらに、セル内の通信
チャネルから他の通信チャネルへの切替え、また制御チ
ャネルから通信チャネルへの切替えのいずれのケースに
おいても同様に適用できるものである。以下、各基地局
間の同期がとれている場合について詳しく説明する。他
のケースについては適用が同様であるので概略を示す。
【0019】(1).各基地局間の同期がとれている場
合 図2は本発明の一実施例の時分割多重方式のディジタル
移動通信システム構成を示す。同図において、無線基地
局Aのシステムはチャネル割り当て・切替え等の処理を
行う中央制御装置22、同期ずれ情報や空きチャネル情
報等を記憶するメモリ23、移動局と制御情報のやり取
りを行う制御用送受信装置24、通信に使用する通信用
送受信装置A25、通信用送受信装置B26、さらに、
他の無線基地局B29との局間回線m,nを介した情報
のやり取りにおいて、情報を一時的に蓄積する機能、送
られてきた情報を無線基地局内の情報のやり取りに適し
たプロトコルに変換する機能、反対に中央制御装置22
から送られてきた情報を局間回線のプロトコルに変換す
る機能等を具備しているデータ終端盤27とそれらの各
装置を結ぶバスから構成される。
【0020】また、同図に示す無線基地局A21はチャ
ネル切替え前の無線基地局とし、無線基地局B29はチ
ャネル切替え後の無線基地局とする。尚、図2に示す無
線基地局の構成は無線基地局A21として示しているが
、無線基地局B29も同様の構成である。
【0021】通信中の移動局28の通信品質が劣化する
と、無線基地局A21の中央制御装置22はデータ終端
盤27及び局間回線mを介して、無線基地局B29に現
在の移動局28の受信時間帯を通知し、空きチャネルの
割り当てを要請する。
【0022】無線基地局B29はメモリ23上の空きチ
ャネル情報をバスo,pにより参照して無線基地局A2
3から通知された受信時間帯と重ならない空きチャネル
を選択する。
【0023】図3は本発明の一実施例の各無線基地局間
で同期がとれている場合のフレーム構成を示す。同図に
示すフレーム構成は3チャネルTDM(1フレーム3タ
イムスロット)の場合である。同図中(A)は無線基地
局A21のフレーム構成、(B)は無線基地局B29の
フレーム構成、(C)は移動局28のフレーム構成を示
す。同図(A)の無線基地局A21の旧下り回線のうち
、斜線で示される部分は現在使用中のタイムスロット3
1である。無線基地局B29の新下り回線(B)のタイ
ムスロットのうち×で示したタイムスロット32、35
では同図(A)のタイムスロット31と重なりをもつた
めに、移動局28が下り回線の干渉波レベル検出を行う
ことができない。
【0024】そこで、本発明は、無線基地局B29が下
り回線の干渉波レベル検出を可能とするために、空きチ
ャネル33、34に示したチャネルうちの一つの空きチ
ャネル33を優先的に選択して、移動局28に仮割り当
てを行う。無線基地局B29は上記のようにして選択し
たチャネルのコード(タイムスロットに関する情報を含
む)を局間回線nを介し、データ終端盤27を経由して
無線基地局A21の中央制御装置22に報告する。
【0025】無線基地局A21は選択されたチャネルの
コード情報を受けると、中央制御装置22から制御送受
信装置24を介して仮チャネル指定信号tを移動局28
に送出する。この仮チャネル指定信号tの内容は移動局
番号、「仮」であることを示す情報、チャネルコード、
タイムスロット番号(無線基地局B29を示すコードを
含む)等である。
【0026】移動局28は仮チャネル指定信号tを受信
すると、そのチャネルの下り回線干渉波のレベルを測定
する。移動局28は制御用送受信装置24にそのレベル
測定結果を報告する(s)。レベル測定結果が一定値以
下であれば、移動局28は制御用送受信装置24を介し
て中央制御装置22に下り干渉波レベル検出の結果報告
を送信する。この結果報告の内容は移動局番号、干渉の
有無、チャネルコード、タイムスロット番号等である。
【0027】これにより、中央制御装置22は無線基地
局A21から無線基地局B29へ割り当てが決定した通
信チャネルの通知をデータ終端盤27、局間回線m,n
を介して行う。この通信チャネル通知の内容は「決定」
を意味する信号、移動局番号、チャネルコード、タイム
スロット番号等である。無線基地局B29がチャネル切
替えによって新しく通信に使用される通信用送受信装置
への使用決定の通知(移動局番号、タイムスロット番号
等の情報を含む)をすると、移動局28は図3(B)に
示す無線基地局B29の通信チャネル33にチャネル切
替えを行い、この新チャネルを用いた通信を開始する。
【0028】図4は本発明の一実施例の通信シーケンス
を示す。先ず、無線基地局A21は無線基地局B29に
対して空きチャネル割り当て要請を行う(41)。無線
基地局B29はこの要請を受けて図3(B)に示すタイ
ムスロットのうち、同図(A)と重ならない空きチャネ
ルを選択し(42)、無線基地局A21に選択チャネル
情報を報知する(43)。無線基地局A21は選択チャ
ネル情報により移動局28に対して仮チャネル指定信号
を送出する(44)。これにより移動局28は仮チャネ
ルの下り回線の干渉波レベル検出を行い(45)、その
測定結果を無線基地局A21に送出する(46)。無線
基地局A21は移動局28からのレベル測定結果に基づ
いて使用可能な通信チャネルであるかを判定して使用可
能なチャネルであれば、割り当て決定の通信チャネルで
あることを無線基地局B29に通知する(47)。無線
基地局B29は新しく使用される通信用送受信装置へ使
用決定を通知する(48)。さらに、無線基地局A21
は移動局28に対しても割当て決定通信チャネルを通知
し、移動局28は新しく使用される通信チャネルに切り
替える(49)。これにより移動局28と無線基地局B
29の通信が開始される(50)。
【0029】(2).各無線基地局間で同期がとれてい
ない場合 次にセル間の通信チャネルから他の通信チャネルへの切
替えで各基地局間で同期がとれていない場合についてそ
の概要を説明する。図5は本発明の一実施例のチャネル
切替えを行う際に各無線基地局間で同期がとれていない
場合のフレーム構成を示す。同図は3チャネルTDM方
式(1フレーム3タイムスロット)の場合を示す。無線
基地局A21と無線基地局B29の間には、対応するタ
イムスロット50と52との間に同図(B)に示す時間
差51の分だけ同期のずれが存在する。この同期のずれ
の時間差は無線基地局の上位局(交換局等)から試験用
信号を無線基地局経由で移動局が受信することによって
推定が可能である。
【0030】各無線基地局が上位局からの通知を受ける
か、あるいは、無線基地局間の情報のやり取りから、自
局と各無線基地局間の同期クロックのずれの値を知り、
メモリ23上にそのずれの値を保持しているとすれば、
無線基地局A21とタイムスロット50を用いて、通信
中の移動局28が無線基地局B29のセルに移行し、セ
ル間通信チャネルから他の通信チャネルに切替えを行う
ときに、メモリ23上の同期のずれに関する情報をチャ
ネル仮割当て要求(移動局の受信時間帯に関する情報等
を含む)と共に移行先の無線基地局B29に通知する。 無線基地局B29は現在使用中のタイムスロット50と
重ならない空きチャネル及びタイムスロットである53
を選択する。但し、このとき、無線基地局B29の下り
回線のタイムスロット53と同期ずれ51の存在により
2つのタイムスロット52、54は無線基地局A21の
タイムスロット50と重なりをもつので選択しない。従
って、選択した空きチャネル及びタイムスロットにより
同期がとれている場合と同様に、下り回線の干渉波レベ
ル測定結果を考慮したチャネル割当てを行うことができ
る。
【0031】(3).セル内の通信チャネルから他の通
信チャネルへの切替え 次にセル内の通信チャネルから他の通信チャネルに切替
えを行う場合について説明する。この場合のチャネルの
切替えは(1)で説明したセル間の通信チャネルから他
の通信チャネル切替えにおいて、各無線基地局間の同期
がとれている場合の手順と全く同様にチャネル選択を行
うことにより移動局における下り回線の干渉波レベルの
検出を行うことができる。
【0032】(4).制御チャネルから通信チャネルへ
の切替え 図6は本発明の一実施例の発着信時における制御チャネ
ルから通信チャネルへの切替えのフレーム構成の遷移を
示す。同図は3チャネルTDM(1フレーム3タイムス
ロット)の場合を示す。移動局が同図(A)に示す物理
チャネルAのタイムスロット61で制御チャネルで発着
信制御中であれば、無線基地局は物理チャネルBの空き
チャネルのうち物理チャネルAのタイムスロット61と
受信時間帯の重ならないタイムスロット62の通信チャ
ネルを割当てる。但し、この手順でチャネルを割り当て
る場合には無線基地局は外部から情報の通知を受ける必
要は全くない。次に、移動局は発着信制御中に通信チャ
ネルの下り回線の干渉波レベルを測定し、無線基地局は
その測定結果を考慮したチャネル割当てを行うことがで
きる。
【0033】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、下り回線
の干渉をより的確に考慮した無線通信チャネル割当てを
行うことが可能となり、通信品質を改善することができ
る。
【0034】例として、通信チャネルを切り替えた直後
の各通信チャネルの干渉劣化率が10%の場合をあげる
。図7はチャネル切替えを行う際の旧回線、割当て候補
回線のフレーム構成を示す。同図は3チャネルTDM方
式の例で、同図(A)は現在使用中のタイムスロット7
5を含む旧回線であり、同図(B)は割当て候補の3回
線を示し、(B)の斜線部分は他の通信に使用中である
とする。従来の方式では、空きタイムスロット76、7
7、78のうち4つを無作為に選択するため、干渉劣化
率は10%となる。しかし、本発明を用いた場合には(
A)と重なりを持たない空きタイムスロット77を先ず
優先的に割り当てることにすれば(タイムスロット77
で干渉劣化が起きる確率)×(次に選択したタイムスロ
ット76又は78で干渉劣化が起きる確率)が干渉劣化
率となり、この場合には1%となって、従来の方式の1
0%に較べ、10倍向上している。(但し、この例にお
いては、タイムスロット77で干渉波レベルが一定値を
越え、干渉有りと判定された場合には他の空きチャネル
を割り当てる方法を想定している。)このように、本発
明は上記に例示した3チャネルTDM方式の場合に限ら
ず、より一般的にnチャネルTDM(nは自然数)方式
においてnの値に関わらず、上記の効果を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の一実施例の時分割多重方式のディジタ
ル移動通信システム構成図である。
【図3】本発明の一実施例のチャネル切替えを行う際に
各無線基地局間で同期がとれている場合のフレーム構成
図である。
【図4】本発明の一実施例の通信シーケンスである。
【図5】本発明の一実施例のチャネル切替えを行う際に
各無線基地局間で同期がとれていない場合のフレーム構
成図である。
【図6】本発明の一実施例の発着信時における制御チャ
ネルから通信チャネルへの切替えのフレーム構成の遷移
を示す図である。
【図7】チャネル切替えを行う際の旧回線、割当て候補
回線のフレーム構成図である。
【図8】セルラ方式の移動通信システムの概略図である
【図9】従来のアナログ移動通信システムにおける無線
チャネルの切替えのフローチャートである。
【図10】従来の3チャネルTDM方式の移動通信シス
テムのフレーム構成図である。
【図11】従来のTDMディジタル移動通信システムに
おける無線チャネル切替えの手順を示すフローチャート
である。
【図12】従来の方式による無線基地局が上位局を介し
てチャネル切替えを行う移動通信システムの流れを示す
図である。
【図13】従来の方式による下り干渉波レベル検出を行
うディジタル移動通信の信号シーケンスを示す図である
【符号の説明】
21、29  無線基地局 22  中央制御装置 23  メモリ 24  制御用送受信装置 25、26  通信用送受信装置 27  データ終端盤 28  移動局 75  現在使用中のタイムスロット 76、78  使用中のタイムスロットと重なるタイム
スロット 77  現在使用中のタイムスロットと重ならないタイ
ムスロット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の無線基地局が移動局との通信が
    可能な一定の範囲のセルを有し、無線チャネルの周波数
    を一定間隔以上離れたセルで繰り返し利用して異なった
    通信に割当て、該移動局の位置に対応して無線チャネル
    を切り替えて通信を行う時分割多重制御の移動通信無線
    チャネル切替え方式において、現在前記移動局が使用中
    である第1の無線チャネルから第2の無線チャネルへ切
    替える際に、該第1の無線基地局からの無線チャネル割
    当て要求により第2の無線基地局は該第1の無線チャネ
    ルの受信時間帯と重ならない空き無線チャネルを優先的
    に選択し、前記選択した空き無線チャネルの情報を前記
    第1の無線基地局に送出し、前記第1の無線基地局は前
    記選択された無線チャネル情報に基づいて無線チャネル
    及び受信時間帯を前記移動局に対して仮割当てを行い、
    前記移動局は仮割当てられた無線チャネルに対する下り
    回線の干渉波のレベルの測定を行い、測定結果を前記第
    1の無線基地局に送出し、前記測定結果が所定値より低
    レベルであれば、仮に割当てられた無線チャネルをチャ
    ネル切替え先の無線チャネルとしてチャネル切替えを行
    い、該無線チャネルを使用して前記移動局と第2の無線
    基地局が通信を開始することを特徴とする移動通信無線
    チャネル切替え方式。
JP3068620A 1991-04-01 1991-04-01 移動通信無線チャネル切替え方式 Pending JPH04304722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3068620A JPH04304722A (ja) 1991-04-01 1991-04-01 移動通信無線チャネル切替え方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3068620A JPH04304722A (ja) 1991-04-01 1991-04-01 移動通信無線チャネル切替え方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04304722A true JPH04304722A (ja) 1992-10-28

Family

ID=13378986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3068620A Pending JPH04304722A (ja) 1991-04-01 1991-04-01 移動通信無線チャネル切替え方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04304722A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066856A (ja) * 1992-06-19 1994-01-14 Mitsubishi Electric Corp 移動体通信方式
JP2013150049A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Hitachi Ltd 無線通信装置、無線通信システム、及び無線通信制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH066856A (ja) * 1992-06-19 1994-01-14 Mitsubishi Electric Corp 移動体通信方式
JP2013150049A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Hitachi Ltd 無線通信装置、無線通信システム、及び無線通信制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2082598B1 (en) Wireless telecommunications systems
US7773947B2 (en) Method for terminal-assisted interference control in a multi-carrier mobile communication system
US8306539B2 (en) Efficient handover measurements for wireless multi-rat systems
US5157661A (en) Handoff method for cellular digital mobile communication system and mobile station
KR100730620B1 (ko) 이동 통신 시스템에 있어서의 타임 슬롯 할당방법, 신호전송 방법, 무선 기지국 제어장치, 무선 기지국 및 이동국
US5883884A (en) Wireless digital communication system having hierarchical wireless repeaters with autonomous hand-off
KR100699714B1 (ko) 셀룰러 통신 시스템에서 통신 리소스들을 시공유하는 방법
JP3490463B2 (ja) 移動無線システムにおける複数の無線伝送チャネルの管理と割当てのための装置および方法
EP0955781A2 (en) A method and system for determining handoff priority based on relative change of measured signal intensity
NZ338052A (en) Enhanced preemption within a mobile telecommunications network
WO2018153453A1 (en) Network entity for flexibly managing radio resources for user equipments in a d2d communication network
JPH1127716A (ja) 移動体通信システムにおけるハンドオフ制御方法
JP2000083277A (ja) 無線通信システムにおけるチャネル割り当て方法および無線通信システム
KR19980032943A (ko) 이동통신시스템
JPH06224828A (ja) マイクロセル/マクロセル統合移動通信方式
KR100291613B1 (ko) 전기통신시스템및이전기통신시스템에사용하기위한주국및종국
JP4706879B2 (ja) 無線通信システム、基地局装置、およびチャネル割当方法
EP1545148B1 (en) Method, cellular communication system and mobile station for improved handling of direct mode communications between mobile stations.
JPH04304722A (ja) 移動通信無線チャネル切替え方式
JP3068369B2 (ja) 無線ゾーン切替え方式
JP2563805B2 (ja) 時分割多重移動通信方式
JP2794826B2 (ja) 移動体通信システムの優先移動局回線割当て方法および装置
JP2854961B2 (ja) 移動通信無線チャネル割り当て制御方式
JP2576777B2 (ja) 時分割多重通信における通信用スロットの割り当て方式
JPH0591555A (ja) 移動通信のチヤネル切替制御方式