JPH04303800A - 燃料集合体および制御棒 - Google Patents
燃料集合体および制御棒Info
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- JPH04303800A JPH04303800A JP3067377A JP6737791A JPH04303800A JP H04303800 A JPH04303800 A JP H04303800A JP 3067377 A JP3067377 A JP 3067377A JP 6737791 A JP6737791 A JP 6737791A JP H04303800 A JPH04303800 A JP H04303800A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は沸騰水型原子炉等の原子
炉に係り、特に炉心部に装荷される燃料集合体内の制御
要素案内鞘に下方から挿入されるロッドクラスタ型制御
棒を有する燃料集合体および制御棒に関する。
炉に係り、特に炉心部に装荷される燃料集合体内の制御
要素案内鞘に下方から挿入されるロッドクラスタ型制御
棒を有する燃料集合体および制御棒に関する。
【0003】
【従来の技術】従来の沸騰水型原子炉(以下、BWRと
いう。)は例えば図19,20および21に示すものが
ある。
いう。)は例えば図19,20および21に示すものが
ある。
【0004】図19において、原子炉は原子炉圧力容器
5の中に炉心シュラウド6で囲まれた炉心1を内蔵し、
この炉心1は炉心下部支持板15と炉心上部格子板16
によって燃料集合体2を保持している。4体1組の燃料
集合体2間に横断面十字状の制御棒3が炉心1の下部か
ら出し入れ可能に挿入される。制御棒3の駆動は制御棒
駆動装置8によって行なわれ、この駆動装置8は原子炉
圧力容器5の下鏡に設けられる。制御棒駆動装置8の駆
動により炉心1から制御棒3を引き抜いた時、制御棒3
は制御棒案内管4の内部に収容されるようになっている
。制御棒駆動装置8は、下部プレナム9の炉水より低温
の冷却水によって冷却され(またはパ―ジ水が注入され
)、制御棒案内管4の上端に位置する燃料支持金具下方
の空間に流入した冷却水は、燃料支持金具の中央の十字
形の開口からバイパス流路へ流れ、また上記制御棒駆動
部における冷却水は制御棒駆動水ポンプにより供給され
る。
5の中に炉心シュラウド6で囲まれた炉心1を内蔵し、
この炉心1は炉心下部支持板15と炉心上部格子板16
によって燃料集合体2を保持している。4体1組の燃料
集合体2間に横断面十字状の制御棒3が炉心1の下部か
ら出し入れ可能に挿入される。制御棒3の駆動は制御棒
駆動装置8によって行なわれ、この駆動装置8は原子炉
圧力容器5の下鏡に設けられる。制御棒駆動装置8の駆
動により炉心1から制御棒3を引き抜いた時、制御棒3
は制御棒案内管4の内部に収容されるようになっている
。制御棒駆動装置8は、下部プレナム9の炉水より低温
の冷却水によって冷却され(またはパ―ジ水が注入され
)、制御棒案内管4の上端に位置する燃料支持金具下方
の空間に流入した冷却水は、燃料支持金具の中央の十字
形の開口からバイパス流路へ流れ、また上記制御棒駆動
部における冷却水は制御棒駆動水ポンプにより供給され
る。
【0005】一方、図示しない復水器から出た冷却水は
、給水加熱器で加熱した後、給水ポンプで原子炉圧力容
器5の給水ノズル14を経て給水スパージャ18から注
入される。原子炉圧力容器5内における給水は、炉心1
から出た蒸気、水の気液二相流を蒸気セパレータ11お
よび蒸気乾燥器12によって蒸気と高温水とに分離され
、分離された高温水は炉水と混合されてダウンカマ(原
子炉圧力容器5と炉心シュラウド6との間の環状部)を
下降し、再循環ポンプ7によって加圧され下部プレナム
9へ入る。この下部プレナム9に入った炉水は、制御棒
案内管4の上部の開口と燃料支持金具の冷却材入口(オ
リフィス)を通り、さらに図20に示すように燃料集合
体2の下部プレート103の燃料棒支持部104に設け
られた貫通口(図20中では省略)を通って燃料棒10
1の間のチャンネルボックス109で囲まれた冷却水流
路に導かれる。ここで、冷却水の一部は下部タイプレー
トに設けられたリーク孔からバイパス流路(チャンネル
ボックス109の外側の冷却材流路)へ流れる。 この冷却水流路の水は燃料棒101の発熱により沸騰し
、燃料集合体2の流路を上昇して上部プレナム19でバ
イパス流と混合する。この上部プレナム19の気液二相
流はスタンドパイプを経て蒸気セパレータ11に入り水
が分離され、分離された水は上記給水と混合する。蒸気
セパレータ11を出た蒸気は、さらに蒸気ドーム10内
に配置された蒸気乾燥器12により湿分が除去され、蒸
気出口ノズル13から図示しないタービンへ向かう。
、給水加熱器で加熱した後、給水ポンプで原子炉圧力容
器5の給水ノズル14を経て給水スパージャ18から注
入される。原子炉圧力容器5内における給水は、炉心1
から出た蒸気、水の気液二相流を蒸気セパレータ11お
よび蒸気乾燥器12によって蒸気と高温水とに分離され
、分離された高温水は炉水と混合されてダウンカマ(原
子炉圧力容器5と炉心シュラウド6との間の環状部)を
下降し、再循環ポンプ7によって加圧され下部プレナム
9へ入る。この下部プレナム9に入った炉水は、制御棒
案内管4の上部の開口と燃料支持金具の冷却材入口(オ
リフィス)を通り、さらに図20に示すように燃料集合
体2の下部プレート103の燃料棒支持部104に設け
られた貫通口(図20中では省略)を通って燃料棒10
1の間のチャンネルボックス109で囲まれた冷却水流
路に導かれる。ここで、冷却水の一部は下部タイプレー
トに設けられたリーク孔からバイパス流路(チャンネル
ボックス109の外側の冷却材流路)へ流れる。 この冷却水流路の水は燃料棒101の発熱により沸騰し
、燃料集合体2の流路を上昇して上部プレナム19でバ
イパス流と混合する。この上部プレナム19の気液二相
流はスタンドパイプを経て蒸気セパレータ11に入り水
が分離され、分離された水は上記給水と混合する。蒸気
セパレータ11を出た蒸気は、さらに蒸気ドーム10内
に配置された蒸気乾燥器12により湿分が除去され、蒸
気出口ノズル13から図示しないタービンへ向かう。
【0006】BWRの炉心1に装荷される従来の燃料集
合体の一例としては、図20に示すように構成されたも
のがある。この燃料集合体2は角筒状のチャンネルボッ
クス109内に燃料バンドル113を収容している。こ
の燃料バンドル113は燃料棒101の複数本を、例え
ば8行8列の正方格子状に配列して、その中央部に太径
のウォータロッド105を配置し、これら燃料棒101
およびウォータロッド105は軸方向に間隔をおいて多
段に配設されたスペーサ108により結束されている。 また、各燃料棒101およびウォータロッド105の上
端部には上部端栓111が、下端部には下部端栓110
がそれぞれ固着され、さらに、上部端栓111が上部タ
イプレート102に、下部端栓110が下部タイプレー
ト103にそれぞれ支持されている。
合体の一例としては、図20に示すように構成されたも
のがある。この燃料集合体2は角筒状のチャンネルボッ
クス109内に燃料バンドル113を収容している。こ
の燃料バンドル113は燃料棒101の複数本を、例え
ば8行8列の正方格子状に配列して、その中央部に太径
のウォータロッド105を配置し、これら燃料棒101
およびウォータロッド105は軸方向に間隔をおいて多
段に配設されたスペーサ108により結束されている。 また、各燃料棒101およびウォータロッド105の上
端部には上部端栓111が、下端部には下部端栓110
がそれぞれ固着され、さらに、上部端栓111が上部タ
イプレート102に、下部端栓110が下部タイプレー
ト103にそれぞれ支持されている。
【0007】下部タイプレート103は、その開口から
減速材および冷却材としての機能を併せ持つ炉水を図2
0中の矢印に示すように内部に導入し、各燃料棒101
相互間の間隙を下から上へ向けて昇流させ、その際に各
燃料棒101から放出される熱を除去して炉心上部へ流
れ、気液二相流となる。
減速材および冷却材としての機能を併せ持つ炉水を図2
0中の矢印に示すように内部に導入し、各燃料棒101
相互間の間隙を下から上へ向けて昇流させ、その際に各
燃料棒101から放出される熱を除去して炉心上部へ流
れ、気液二相流となる。
【0008】その際、ウォータロッド105は下端開口
106より炉水を内部へ導入し、軸方向上方へ案内して
排出口107より外部へ流出させ、各燃料棒101の上
端部に案内している。ウォータロッド105内を流れる
炉水は主として減速材として作用し、緩かにウォータロ
ッド105内を流れ、炉心1上部で上記気液二相流と合
流して混合される。
106より炉水を内部へ導入し、軸方向上方へ案内して
排出口107より外部へ流出させ、各燃料棒101の上
端部に案内している。ウォータロッド105内を流れる
炉水は主として減速材として作用し、緩かにウォータロ
ッド105内を流れ、炉心1上部で上記気液二相流と合
流して混合される。
【0009】図21に炉心部の4体1組の燃料集合体2
間に挿入される従来の十字形制御棒を示す。制御棒3は
中性子の吸収物質(ポイズン:通常ボロンカーバイド)
を充填したポイズンチューブ(中性子吸収棒)118の
十数本を平板状の制御棒シース117の内部に並べ、中
央構造材119により横断面十字状に結合し、その上部
にガイドローラ116付きのハンドル115を取り付け
、下部に制御棒駆動装置ソケット122を取り付けて構
成される。この制御棒駆動装置ソケット122の下部が
制御棒駆動装置8に接続され、炉心1内部で上下動を行
ない、炉心の反応度と出力分布を制御している。また、
ガイドローラ116は制御棒3が滑かに燃料集合体2の
間に挿入できるようにハンドル115に設けられている
。このハンドル115は制御棒交換等の場合に掴む部分
である。また、結合切離しハンドル120は、制御棒駆
動装置8との切離しのために操作するハンドルである。 速度リミッタ121は制御棒3が何らかの不具合で制御
棒駆動装置8の軸から外れて、炉心1内に挿入状態のま
ま固着し、その後自由落下するような事故時の制御棒落
下速度を流体抵抗で一定速度以下に制限するものである
。そして、制御棒シース117には、ポイズンチューブ
118を冷却するために多数の通水孔117aが設けら
れている。
間に挿入される従来の十字形制御棒を示す。制御棒3は
中性子の吸収物質(ポイズン:通常ボロンカーバイド)
を充填したポイズンチューブ(中性子吸収棒)118の
十数本を平板状の制御棒シース117の内部に並べ、中
央構造材119により横断面十字状に結合し、その上部
にガイドローラ116付きのハンドル115を取り付け
、下部に制御棒駆動装置ソケット122を取り付けて構
成される。この制御棒駆動装置ソケット122の下部が
制御棒駆動装置8に接続され、炉心1内部で上下動を行
ない、炉心の反応度と出力分布を制御している。また、
ガイドローラ116は制御棒3が滑かに燃料集合体2の
間に挿入できるようにハンドル115に設けられている
。このハンドル115は制御棒交換等の場合に掴む部分
である。また、結合切離しハンドル120は、制御棒駆
動装置8との切離しのために操作するハンドルである。 速度リミッタ121は制御棒3が何らかの不具合で制御
棒駆動装置8の軸から外れて、炉心1内に挿入状態のま
ま固着し、その後自由落下するような事故時の制御棒落
下速度を流体抵抗で一定速度以下に制限するものである
。そして、制御棒シース117には、ポイズンチューブ
118を冷却するために多数の通水孔117aが設けら
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の制御棒3は、表面積が小さいため図22に示すよう
に、制御棒3が影響を及ぼす中性子吸収領域が制御棒3
に面している燃料棒の列のうち2列程度であり、燃料集
合体2の横断面一部だけである。その結果、制御棒3挿
入時の炉心1の中性子実効増倍率keffが通常0.9
5程度と大きく未臨界度合が小さい。このため、制御棒
3の中性子吸収効果を高めるべく、ボロンの中でも実際
に中性子を吸収するボロン10の濃度を高めたり、共鳴
吸収断面積の大きい物質であるユーロピウムを使用する
などの案が出されている。
来の制御棒3は、表面積が小さいため図22に示すよう
に、制御棒3が影響を及ぼす中性子吸収領域が制御棒3
に面している燃料棒の列のうち2列程度であり、燃料集
合体2の横断面一部だけである。その結果、制御棒3挿
入時の炉心1の中性子実効増倍率keffが通常0.9
5程度と大きく未臨界度合が小さい。このため、制御棒
3の中性子吸収効果を高めるべく、ボロンの中でも実際
に中性子を吸収するボロン10の濃度を高めたり、共鳴
吸収断面積の大きい物質であるユーロピウムを使用する
などの案が出されている。
【0011】また、加圧水型原子炉(PWR)ではロッ
ドクラスタ型の制御棒が用いられており、このタイプの
制御棒は、中性子吸収領域を大きくできることから、有
効な対策として沸騰水型原子炉でも検討されているが、
種々の問題があり、まだ実用化されていない。この問題
としては、下部挿入のロッドクラスタ型制御棒の制御要
素が冷却水の速い流れに晒されることとなって、水力振
動が発生し、これによりフレッティング腐食が起こる問
題がある。
ドクラスタ型の制御棒が用いられており、このタイプの
制御棒は、中性子吸収領域を大きくできることから、有
効な対策として沸騰水型原子炉でも検討されているが、
種々の問題があり、まだ実用化されていない。この問題
としては、下部挿入のロッドクラスタ型制御棒の制御要
素が冷却水の速い流れに晒されることとなって、水力振
動が発生し、これによりフレッティング腐食が起こる問
題がある。
【0012】また、ロッドクラスタ型制御棒では、制御
棒要素案内鞘の中に制御棒急速挿入時の制御要素の座屈
および撓み防止のため案内板が必要になる。そのため、
制御棒要素案内鞘の中では案内板が邪魔になり、制御棒
全体の回転操作ができず、接続の信頼性が低い問題があ
る。
棒要素案内鞘の中に制御棒急速挿入時の制御要素の座屈
および撓み防止のため案内板が必要になる。そのため、
制御棒要素案内鞘の中では案内板が邪魔になり、制御棒
全体の回転操作ができず、接続の信頼性が低い問題があ
る。
【0013】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、下部挿入のロッドクラスタ型制御棒の制御要素
が冷却水の速い流れに晒されることのない燃料集合体を
提供することを目的とする。
もので、下部挿入のロッドクラスタ型制御棒の制御要素
が冷却水の速い流れに晒されることのない燃料集合体を
提供することを目的とする。
【0014】また、本発明の他の目的とするところは、
交換操作が容易で、制御棒駆動軸との接続の信頼度を高
めた制御棒を提供することにある。 〔発明の構成〕
交換操作が容易で、制御棒駆動軸との接続の信頼度を高
めた制御棒を提供することにある。 〔発明の構成〕
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る燃料集合体
は、上述した課題を解決するために、チャンネルボック
スの内側に複数配置した燃料棒と、この燃料棒の上下両
端部を支持する上部および下部タイプレートと、上記燃
料棒の軸方向に多段に配設し燃料棒を結束するスペーサ
と、上記燃料棒間に配置しかつ前記上部および下部タイ
プレートおよびスペーサに固定された制御要素案内鞘と
を有し、この制御要素案内鞘の下端入口を上記燃料棒か
らの発熱を除去する冷却材の流れから隔離して配置した
ものである。
は、上述した課題を解決するために、チャンネルボック
スの内側に複数配置した燃料棒と、この燃料棒の上下両
端部を支持する上部および下部タイプレートと、上記燃
料棒の軸方向に多段に配設し燃料棒を結束するスペーサ
と、上記燃料棒間に配置しかつ前記上部および下部タイ
プレートおよびスペーサに固定された制御要素案内鞘と
を有し、この制御要素案内鞘の下端入口を上記燃料棒か
らの発熱を除去する冷却材の流れから隔離して配置した
ものである。
【0016】また、本発明に係る制御棒は、上述した課
題を解決するために、制御棒駆動軸との結合切離しを行
なうアンロッキング・ロッドと、このアンロッキング・
ロッドに接続したバヨネット・カップリング構造のロッ
キング・プラグとを有するロッドクラスタ型制御棒であ
る。
題を解決するために、制御棒駆動軸との結合切離しを行
なうアンロッキング・ロッドと、このアンロッキング・
ロッドに接続したバヨネット・カップリング構造のロッ
キング・プラグとを有するロッドクラスタ型制御棒であ
る。
【0017】
【作用】上記の構成を有する本発明に係る燃料集合体に
おいては、制御要素案内鞘の下端開口を燃料棒からの発
熱を除去する冷却水の流れから隔離して配置したので、
制御要素が冷却水の速い流れに晒されることがなく、制
御要素の水力振動が発生しないことになる。
おいては、制御要素案内鞘の下端開口を燃料棒からの発
熱を除去する冷却水の流れから隔離して配置したので、
制御要素が冷却水の速い流れに晒されることがなく、制
御要素の水力振動が発生しないことになる。
【0018】また、上記の構成を有する制御棒において
は、ロッドクラスタ型制御棒にアンロッキング・ロッド
を設けることにより、制御棒の交換操作がし易くなると
ともに、バヨネット・カップリング構造のロッキング・
プラグの構造により、制御棒と制御棒駆動軸との接続の
信頼度が高まる。
は、ロッドクラスタ型制御棒にアンロッキング・ロッド
を設けることにより、制御棒の交換操作がし易くなると
ともに、バヨネット・カップリング構造のロッキング・
プラグの構造により、制御棒と制御棒駆動軸との接続の
信頼度が高まる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、以下の実施例において従来のBWRと同一
または対応する部分には図19と同一の符号を用いて説
明する。
する。なお、以下の実施例において従来のBWRと同一
または対応する部分には図19と同一の符号を用いて説
明する。
【0020】図1は本発明に係る燃料集合体の一実施例
を示す。この燃料集合体2aは、燃料棒21、ウォータ
ロッド34、上部タイプレート22、下部タイプレート
23、燃料スペーサ26、チャンネルボックス32およ
び制御要素案内鞘25a,25bから大略構成されてい
る。燃料棒21およびウォータロッド34の下端部は、
下部タイプレート23にて保持される。制御要素案内鞘
25a,25bは、その上下両端部が上部タイプレート
22および下部タイプレート23に固定保持される。
を示す。この燃料集合体2aは、燃料棒21、ウォータ
ロッド34、上部タイプレート22、下部タイプレート
23、燃料スペーサ26、チャンネルボックス32およ
び制御要素案内鞘25a,25bから大略構成されてい
る。燃料棒21およびウォータロッド34の下端部は、
下部タイプレート23にて保持される。制御要素案内鞘
25a,25bは、その上下両端部が上部タイプレート
22および下部タイプレート23に固定保持される。
【0021】燃料集合体2aのチャンネルボックス32
内に収容される燃料スペーサ26は、燃料集合体2aの
軸方向に間隔をおいて複数配置され、燃料棒21、ウォ
ータロッド34および制御要素案内鞘25a,25bの
相互間の間隙を適切に保持している。燃料スペーサ26
の軸方向の位置は、制御要素案内鞘25a,25bによ
って固定保持される。
内に収容される燃料スペーサ26は、燃料集合体2aの
軸方向に間隔をおいて複数配置され、燃料棒21、ウォ
ータロッド34および制御要素案内鞘25a,25bの
相互間の間隙を適切に保持している。燃料スペーサ26
の軸方向の位置は、制御要素案内鞘25a,25bによ
って固定保持される。
【0022】チャンネルボックス32は、下部タイプレ
ート23にねじ27によって取り付けられ、燃料スペー
サ26で保持された燃料棒21、ウォータロッド34お
よび制御要素案内鞘25a,25bの束の外周を取り囲
み燃料集合体2aを構成している。下部タイプレート2
3は制御棒案内管4aに嵌め込まれ、上端部に燃料棒支
持部24を有する。燃料棒支持部24の下方に空間33
を形成している。燃料棒支持部24は、燃料棒21とウ
ォータロッド34の下端部を支持している。燃料棒21
は、上部端栓35および下部端栓36にて上下両端が密
封されたジルコニウム合金製の燃料被覆管内に多数の燃
料ペレットを充填したものであって、ガスプレナムが、
燃料被覆管内の上端部に設けられている。そして、ウォ
ータロッド34の直径は燃料棒21の外径より大きく設
定され、燃料集合体2aの横断面の中に分散配置されて
いる。また、ウォータロッド34は、ジルコニウム合金
製の中空管からなり、上部端栓35および下部端栓36
によって封じられており、中空管の上下端に冷却水の出
入口孔を有する。そして、燃料棒21およびウォータロ
ッド34の軸方向位置は、スペーサ26の格子の摩擦力
により上方に浮き上がらないように保持されている。
ート23にねじ27によって取り付けられ、燃料スペー
サ26で保持された燃料棒21、ウォータロッド34お
よび制御要素案内鞘25a,25bの束の外周を取り囲
み燃料集合体2aを構成している。下部タイプレート2
3は制御棒案内管4aに嵌め込まれ、上端部に燃料棒支
持部24を有する。燃料棒支持部24の下方に空間33
を形成している。燃料棒支持部24は、燃料棒21とウ
ォータロッド34の下端部を支持している。燃料棒21
は、上部端栓35および下部端栓36にて上下両端が密
封されたジルコニウム合金製の燃料被覆管内に多数の燃
料ペレットを充填したものであって、ガスプレナムが、
燃料被覆管内の上端部に設けられている。そして、ウォ
ータロッド34の直径は燃料棒21の外径より大きく設
定され、燃料集合体2aの横断面の中に分散配置されて
いる。また、ウォータロッド34は、ジルコニウム合金
製の中空管からなり、上部端栓35および下部端栓36
によって封じられており、中空管の上下端に冷却水の出
入口孔を有する。そして、燃料棒21およびウォータロ
ッド34の軸方向位置は、スペーサ26の格子の摩擦力
により上方に浮き上がらないように保持されている。
【0023】制御要素案内鞘25a,25bは、その上
下両端に開口を有した中空管であって、材質としては中
性子吸収の小さいジルコニウム合金製が望ましい。制御
要素案内鞘25a,25bは図11(a)に示すように
スペーサ26に溶接部87で溶接されたスペーサと同一
性質の材料のスリーブ85aに対して膨脹により、ある
いはローリングにより局部的な半径方向の変形もしくは
円周変形によって形成された拡管部86で固定されてい
る。
下両端に開口を有した中空管であって、材質としては中
性子吸収の小さいジルコニウム合金製が望ましい。制御
要素案内鞘25a,25bは図11(a)に示すように
スペーサ26に溶接部87で溶接されたスペーサと同一
性質の材料のスリーブ85aに対して膨脹により、ある
いはローリングにより局部的な半径方向の変形もしくは
円周変形によって形成された拡管部86で固定されてい
る。
【0024】また、制御要素案内鞘25a,25bと上
下タイプレート22,23は図11に示すようにタイプ
レートの格子部29および燃料棒支持部24に溶接され
たタイプレートと同一性質の材料(一般にステンレス鋼
)のスリーブ85bに対して膨脹により、あるいはロー
リングにより局部的な半径方向の変形もしくは円周変形
によって形成された拡管部86で固定されている。
下タイプレート22,23は図11に示すようにタイプ
レートの格子部29および燃料棒支持部24に溶接され
たタイプレートと同一性質の材料(一般にステンレス鋼
)のスリーブ85bに対して膨脹により、あるいはロー
リングにより局部的な半径方向の変形もしくは円周変形
によって形成された拡管部86で固定されている。
【0025】制御要素案内鞘25a,25bの下端は、
下部タイプレート23の燃料棒支持部24を貫通して延
び、さらに底板37を貫通して下方に開口している。こ
の開口は上記と同様にスリーブを介して底板37に固定
され、ラッパ状に開口が拡管され制御要素の挿入を滑か
にしている。上部タイプレート22は制御要素案内鞘2
5a,25bの上端を固定するための格子部29が冷却
材の流路開口部(図1中省略)に設けられ、箱型の燃料
取扱い用枠30と、制御棒スクラム時の燃料浮上がり防
止のための抑え用ホールドダウン・スプリング31とを
有している。
下部タイプレート23の燃料棒支持部24を貫通して延
び、さらに底板37を貫通して下方に開口している。こ
の開口は上記と同様にスリーブを介して底板37に固定
され、ラッパ状に開口が拡管され制御要素の挿入を滑か
にしている。上部タイプレート22は制御要素案内鞘2
5a,25bの上端を固定するための格子部29が冷却
材の流路開口部(図1中省略)に設けられ、箱型の燃料
取扱い用枠30と、制御棒スクラム時の燃料浮上がり防
止のための抑え用ホールドダウン・スプリング31とを
有している。
【0026】図2および図3は本発明のロッドクラスタ
型制御棒の一実施例を示す。
型制御棒の一実施例を示す。
【0027】制御棒3aは制御棒スパイダ49、制御棒
スパイダ49のベーンに取り付けられたロッド状の制御
要素46、制御棒スパイダ49下部の制御棒駆動装置8
の駆動軸56と接続するソケット部43およびソケット
部43に内蔵されたロッキング・プラグ45と接続した
アンロッキング・ロッド40より大略構成される。制御
要素46はステンレス鋼の被覆管48の中に中性子吸収
物質47が充填されており、この中性子吸収物質47は
銀・インジウム・カドミウム合金またはHf棒、ボロン
カーバイド、Gd、ユーロピウム等からなる。
スパイダ49のベーンに取り付けられたロッド状の制御
要素46、制御棒スパイダ49下部の制御棒駆動装置8
の駆動軸56と接続するソケット部43およびソケット
部43に内蔵されたロッキング・プラグ45と接続した
アンロッキング・ロッド40より大略構成される。制御
要素46はステンレス鋼の被覆管48の中に中性子吸収
物質47が充填されており、この中性子吸収物質47は
銀・インジウム・カドミウム合金またはHf棒、ボロン
カーバイド、Gd、ユーロピウム等からなる。
【0028】アンロッキング・ロッド40は制御要素4
6よりも太く、制御棒スパイダ49の中心軸に配され、
材質としてはステンレス鋼棒が望ましい。しかし、制御
要素46も兼ねて肉厚のステンレス管に中性子吸収物質
47を充填してもよい。アンロッキング・ロッド40の
先端部には、制御棒取扱い用のくびれ部41と回転操作
用縦溝42を形成してある。ロッキング・プラグ45は
ばねにより下方に押し下げられる構造であり、さらにプ
ラグ45と図9に示すカップリング・スパッド61の花
弁状片とは、バヨネット・カップリング構造を成してい
る。また、ロッキング・プラグ45によって制御棒全体
の荷重を受け、アンロッキング・ロッド40に伝えてい
る。
6よりも太く、制御棒スパイダ49の中心軸に配され、
材質としてはステンレス鋼棒が望ましい。しかし、制御
要素46も兼ねて肉厚のステンレス管に中性子吸収物質
47を充填してもよい。アンロッキング・ロッド40の
先端部には、制御棒取扱い用のくびれ部41と回転操作
用縦溝42を形成してある。ロッキング・プラグ45は
ばねにより下方に押し下げられる構造であり、さらにプ
ラグ45と図9に示すカップリング・スパッド61の花
弁状片とは、バヨネット・カップリング構造を成してい
る。また、ロッキング・プラグ45によって制御棒全体
の荷重を受け、アンロッキング・ロッド40に伝えてい
る。
【0029】図4には制御棒3aを上下駆動させる案内
となる制御棒案内管4aが示されている。制御棒案内管
4aは炉心下部格子板15に嵌め込まれ、燃料集合体2
aの荷重を受けるとともに、下部プレナム9における冷
却材の流れによる制御棒の水力振動を防ぐ役割も有する
。制御棒案内管4aの中には制御棒を案内するための案
内板58,58aが配設され、最上段の案内板58aは
座59に着座し、着脱自在である。そして、制御棒案内
管4aは制御棒駆動装置ハウジング55に接続されてい
る。また、下部タイプレート23は制御棒案内管4aの
上に嵌め込まれ、下部側面に冷却材入口28を制御棒案
内管の開口部60と一致する位置に複数個有している。
となる制御棒案内管4aが示されている。制御棒案内管
4aは炉心下部格子板15に嵌め込まれ、燃料集合体2
aの荷重を受けるとともに、下部プレナム9における冷
却材の流れによる制御棒の水力振動を防ぐ役割も有する
。制御棒案内管4aの中には制御棒を案内するための案
内板58,58aが配設され、最上段の案内板58aは
座59に着座し、着脱自在である。そして、制御棒案内
管4aは制御棒駆動装置ハウジング55に接続されてい
る。また、下部タイプレート23は制御棒案内管4aの
上に嵌め込まれ、下部側面に冷却材入口28を制御棒案
内管の開口部60と一致する位置に複数個有している。
【0030】本発明の燃料集合体および制御棒の一実施
例を使用した場合の作用を図8および図9によって説明
する。
例を使用した場合の作用を図8および図9によって説明
する。
【0031】再循環ポンプ7によって加圧された冷却水
は、下部プレナム9に流入する。次いで、下部プレナム
9に入った水は制御棒案内管4aの上部の開口部60と
下部タイプレート23の冷却材入口(オリフィス)28
を通り、下部タイプレート23内の空間33に入り、燃
料棒支持部24に設けられた貫通口(図8中では省略)
を通って燃料棒21の間のチャンネルボックス32で囲
まれた冷却水流路に導かれる。この際、冷却水の一部は
下部タイプレート23に設けられたリーク孔(図8では
省略)からバイパス流路(チャンネルボックス32の外
側の冷却材流路)へ流れる。
は、下部プレナム9に流入する。次いで、下部プレナム
9に入った水は制御棒案内管4aの上部の開口部60と
下部タイプレート23の冷却材入口(オリフィス)28
を通り、下部タイプレート23内の空間33に入り、燃
料棒支持部24に設けられた貫通口(図8中では省略)
を通って燃料棒21の間のチャンネルボックス32で囲
まれた冷却水流路に導かれる。この際、冷却水の一部は
下部タイプレート23に設けられたリーク孔(図8では
省略)からバイパス流路(チャンネルボックス32の外
側の冷却材流路)へ流れる。
【0032】この冷却水流路の水は燃料棒21の発熱に
より沸騰し、燃料集合体の流路を上昇して上部プレナム
19でバイパス流と混合する。制御棒3aの先端部は炉
心の燃料有効部(核燃料が装荷されている部位)から引
き抜かれている場合、図8に示すように制御棒の先端が
下部タイプレート23部分の制御要素案内鞘25a,2
5b内に納まっている。したがって、制御要素46の先
端は熱中性子束が充分減衰しているので、制御要素先端
の中性子吸収物質の消耗が緩和できる。燃料有効部下端
より15cm程度制御要素有効部の上端が下方にあれば
充分である。
より沸騰し、燃料集合体の流路を上昇して上部プレナム
19でバイパス流と混合する。制御棒3aの先端部は炉
心の燃料有効部(核燃料が装荷されている部位)から引
き抜かれている場合、図8に示すように制御棒の先端が
下部タイプレート23部分の制御要素案内鞘25a,2
5b内に納まっている。したがって、制御要素46の先
端は熱中性子束が充分減衰しているので、制御要素先端
の中性子吸収物質の消耗が緩和できる。燃料有効部下端
より15cm程度制御要素有効部の上端が下方にあれば
充分である。
【0033】また、下部タイプレート23の空間33内
では冷却材入口28から流入した冷却水が横流から上昇
流に流れ方向が変わるので、この空間33に存在する棒
状の抵抗体(ここでは制御要素案内鞘25a,25b)
は強い横流圧力を受ける。本実施例では、制御要素案内
鞘25a,25bが下部タイプレート23に固定され、
制御要素46が上記横流から隔離されて挿入されている
ので、制御要素46の水力振動が発生しない。
では冷却材入口28から流入した冷却水が横流から上昇
流に流れ方向が変わるので、この空間33に存在する棒
状の抵抗体(ここでは制御要素案内鞘25a,25b)
は強い横流圧力を受ける。本実施例では、制御要素案内
鞘25a,25bが下部タイプレート23に固定され、
制御要素46が上記横流から隔離されて挿入されている
ので、制御要素46の水力振動が発生しない。
【0034】図9に本実施例の制御棒と駆動装置との接
続部を示す。制御棒スパイダ49の下部は、接続ソケッ
ト部43が設けられ、このソケット部43の中空内へ制
御棒駆動軸56の先端部(カップリング・スパッド61
)を挿入し、さらにロッキング・プラグ45を押し下げ
、カップリング・スパッド61の花弁状片を広げて接続
を確実にし、外れないようにしている。ロッキング・プ
ラグ45は、アンロッキング・ロッド40と接続してお
り、制御棒の上下作動時にアンロッキング・ロッド40
が制御要素案内鞘25bとの摩擦力で上方に引っ張られ
、接続が外れるトラブルが発生する可能性がある。そこ
で、本実施例ではロッキング・プラグ45とスパッド6
1の花弁状片はバヨネット・カップリングの構造を成し
ており、ロッド40を治具で回転させて上方に引くこと
によって初めて、プラグ45がスパッド61の花弁状片
から引き抜かれてカップリングが分離するようになって
いる。
続部を示す。制御棒スパイダ49の下部は、接続ソケッ
ト部43が設けられ、このソケット部43の中空内へ制
御棒駆動軸56の先端部(カップリング・スパッド61
)を挿入し、さらにロッキング・プラグ45を押し下げ
、カップリング・スパッド61の花弁状片を広げて接続
を確実にし、外れないようにしている。ロッキング・プ
ラグ45は、アンロッキング・ロッド40と接続してお
り、制御棒の上下作動時にアンロッキング・ロッド40
が制御要素案内鞘25bとの摩擦力で上方に引っ張られ
、接続が外れるトラブルが発生する可能性がある。そこ
で、本実施例ではロッキング・プラグ45とスパッド6
1の花弁状片はバヨネット・カップリングの構造を成し
ており、ロッド40を治具で回転させて上方に引くこと
によって初めて、プラグ45がスパッド61の花弁状片
から引き抜かれてカップリングが分離するようになって
いる。
【0035】制御棒3aを取り扱う場合を図10で説明
する。図4に示すように制御棒3aを制御棒案内管4a
の中に引き込んだ状態で制御棒取扱い治具を降下させ、
水中テレビカメラで監視しながら、さらに治具先端部6
9を降下させる。先端には位置センサ67が設けられて
おり、アンロッキング・ロッド40の先端に触れると自
動的に先端部69の降下が停止し、アーム65を絞める
ことにより、制御棒のアンロッキング・ロッド40を掴
む。
する。図4に示すように制御棒3aを制御棒案内管4a
の中に引き込んだ状態で制御棒取扱い治具を降下させ、
水中テレビカメラで監視しながら、さらに治具先端部6
9を降下させる。先端には位置センサ67が設けられて
おり、アンロッキング・ロッド40の先端に触れると自
動的に先端部69の降下が停止し、アーム65を絞める
ことにより、制御棒のアンロッキング・ロッド40を掴
む。
【0036】次に、円板状で中央にロッド40のための
開口を有する抑え板68を固定した第2のアーム66を
降下させ制御要素46の先端に触れたことを圧力センサ
により検知して自動的に停止する。第2のアーム66の
先端部が拡大して制御棒案内板58aの孔80を掴む。 さらに第1のアーム65を押し下げて45°回転させた
後に引き上げる。これによって、図9におけるスパッド
61とプラグ45のバヨネット・カップリングは外れ、
スパッド61の花弁状片は開放される。
開口を有する抑え板68を固定した第2のアーム66を
降下させ制御要素46の先端に触れたことを圧力センサ
により検知して自動的に停止する。第2のアーム66の
先端部が拡大して制御棒案内板58aの孔80を掴む。 さらに第1のアーム65を押し下げて45°回転させた
後に引き上げる。これによって、図9におけるスパッド
61とプラグ45のバヨネット・カップリングは外れ、
スパッド61の花弁状片は開放される。
【0037】制御棒取扱い治具を上方に引き上げること
により、制御棒3aの接続部は外れて制御棒全体が引き
上げられる。制御棒3aを取り付ける場合はこの逆の作
業を行なう。
により、制御棒3aの接続部は外れて制御棒全体が引き
上げられる。制御棒3aを取り付ける場合はこの逆の作
業を行なう。
【0038】なお、制御棒移動中もロッドクラスタの先
端は案内板58aにより束ねられており、また横揺れに
よりロッド40の先端に大きな曲げ応力が掛らないよう
抑え板68が機能する。このように、制御棒3aと制御
棒駆動軸56との接続部の切離し操作をするアンロッキ
ング・ロッド40が制御棒3aの先端まで延びているの
で、制御棒3aを全引抜位置に下降させてからは、炉心
上部からだけの操作により作業できるので、作業が容易
である。
端は案内板58aにより束ねられており、また横揺れに
よりロッド40の先端に大きな曲げ応力が掛らないよう
抑え板68が機能する。このように、制御棒3aと制御
棒駆動軸56との接続部の切離し操作をするアンロッキ
ング・ロッド40が制御棒3aの先端まで延びているの
で、制御棒3aを全引抜位置に下降させてからは、炉心
上部からだけの操作により作業できるので、作業が容易
である。
【0039】原子炉炉心部に下方から挿入されるロッド
クラスタ型制御棒では、制御要素案内鞘25a,25b
の中に制御棒急速挿入時の制御要素の座屈と撓み防止の
ための案内板が必要になる。そのため、制御棒駆動軸5
6との接続を信頼の高いものにするバヨネット・カップ
リングを採用しようとしても制御棒案内管4aの中では
案内板が邪魔になり制御棒全体の回転操作ができない。 そこで、本実施例の接続方法は、制御棒全体は回転操作
せず、スパッド61を広げるロッキング・プラグ45を
バヨネット構造で、スパッド61の中へ出し入れする型
であり、信頼が高く、かつバヨネット構造の回転操作が
できる。
クラスタ型制御棒では、制御要素案内鞘25a,25b
の中に制御棒急速挿入時の制御要素の座屈と撓み防止の
ための案内板が必要になる。そのため、制御棒駆動軸5
6との接続を信頼の高いものにするバヨネット・カップ
リングを採用しようとしても制御棒案内管4aの中では
案内板が邪魔になり制御棒全体の回転操作ができない。 そこで、本実施例の接続方法は、制御棒全体は回転操作
せず、スパッド61を広げるロッキング・プラグ45を
バヨネット構造で、スパッド61の中へ出し入れする型
であり、信頼が高く、かつバヨネット構造の回転操作が
できる。
【0040】このように、本実施例によれば、下部挿入
のロッドクラスタ型制御棒の制御要素46が冷却水の速
い流れに晒されることによる水力振動、それによって生
じるフレッティング腐食を防止できる。また、ロッドク
ラスタ型制御棒にアンロッキング・ロッド40を設ける
ことにより、制御棒3aの交換操作がし易くなるととも
に、バヨネット・カップリング構造のロッキング・プラ
グ45とスパッド61の構造により、制御棒3aと制御
棒駆動軸56との接続の信頼度が高まる。さらに、ロッ
ドクラスタ型制御棒を使用することにより、制御棒価値
が増加し、炉心の核設計上必要な制御棒の本数が低減で
き、炉停止余裕が改善できる。
のロッドクラスタ型制御棒の制御要素46が冷却水の速
い流れに晒されることによる水力振動、それによって生
じるフレッティング腐食を防止できる。また、ロッドク
ラスタ型制御棒にアンロッキング・ロッド40を設ける
ことにより、制御棒3aの交換操作がし易くなるととも
に、バヨネット・カップリング構造のロッキング・プラ
グ45とスパッド61の構造により、制御棒3aと制御
棒駆動軸56との接続の信頼度が高まる。さらに、ロッ
ドクラスタ型制御棒を使用することにより、制御棒価値
が増加し、炉心の核設計上必要な制御棒の本数が低減で
き、炉停止余裕が改善できる。
【0041】図12および図13にロッドクラスタ型制
御棒の第2実施例を示す。このロッドクラスタ型制御棒
を説明するに当たり、第1実施例のロッドクラスタ型制
御棒と同一の部分には同一の符号を付して説明する。
御棒の第2実施例を示す。このロッドクラスタ型制御棒
を説明するに当たり、第1実施例のロッドクラスタ型制
御棒と同一の部分には同一の符号を付して説明する。
【0042】このロッドクラスタ型制御棒3bは図2の
実施例において示されているアンロッキング・ロッド4
0の制御棒全体の荷重を受ける役割と制御棒駆動軸との
接続操作棒との役割をポスト40bとアンロッキング・
ロッド40aに分けた例である。この場合、アンロッキ
ング・ロッド40aは短く形成するとともに、ポスト4
0bは制御棒スパイダ49と一体で同心円状の傘型を成
している。ポスト40bの中心をアンロッキング・ロッ
ド40aが貫いてロッキング・プラグ45と連続してい
る。
実施例において示されているアンロッキング・ロッド4
0の制御棒全体の荷重を受ける役割と制御棒駆動軸との
接続操作棒との役割をポスト40bとアンロッキング・
ロッド40aに分けた例である。この場合、アンロッキ
ング・ロッド40aは短く形成するとともに、ポスト4
0bは制御棒スパイダ49と一体で同心円状の傘型を成
している。ポスト40bの中心をアンロッキング・ロッ
ド40aが貫いてロッキング・プラグ45と連続してい
る。
【0043】アンロッキング・ロッド40aは制御要素
46よりも太く形成するとともに、ステンレス鋼棒で、
先端部には制御棒取扱い用のくびれ部41と回転操作用
縦溝42を形成してある。また、制御棒3bを燃料集合
体に全ストローク挿入した状態でも、アンロッキング・
ロッド40aは燃料集合体の燃料有効部の下方に位置す
る。ロッキング・プラグ45はばねにより下方に押し下
げられる構造であり、さらにプラグ45とカップリング
・スパッド61の花弁状片とはバヨネット・カップリン
グ構造を成している。
46よりも太く形成するとともに、ステンレス鋼棒で、
先端部には制御棒取扱い用のくびれ部41と回転操作用
縦溝42を形成してある。また、制御棒3bを燃料集合
体に全ストローク挿入した状態でも、アンロッキング・
ロッド40aは燃料集合体の燃料有効部の下方に位置す
る。ロッキング・プラグ45はばねにより下方に押し下
げられる構造であり、さらにプラグ45とカップリング
・スパッド61の花弁状片とはバヨネット・カップリン
グ構造を成している。
【0044】本実施例に対応した制御棒案内管4aを図
14〜16に示す。この場合は、最上段の案内板が制御
棒案内管4aに固定されており、穴の形状も下方の案内
板と同じであり、制御棒3bの着脱時にも制御棒案内管
4aに固定されている。また、本実施例に対応した燃料
集合体では、図1に示した制御要素案内鞘25a,25
bのうち一方の25bは不要であり、これをウォータロ
ッドに置き換えてもよい。
14〜16に示す。この場合は、最上段の案内板が制御
棒案内管4aに固定されており、穴の形状も下方の案内
板と同じであり、制御棒3bの着脱時にも制御棒案内管
4aに固定されている。また、本実施例に対応した燃料
集合体では、図1に示した制御要素案内鞘25a,25
bのうち一方の25bは不要であり、これをウォータロ
ッドに置き換えてもよい。
【0045】制御棒全体の荷重は、模擬燃料集合体の形
をした制御棒取扱い治具90のチャック92によってポ
スト40bの傘部を掴むことによってなされる。図17
に本実施例における制御棒取外しの操作を示している。 (1)では燃料集合体を制御棒案内管の上から取り
除く。このとき、制御棒3bは制御棒案内管4aの中へ
引き込まれている。 (2)では制御棒取扱い治具9
0を制御棒案内管4aの上にセットする。チャック92
の第1のアーム65でロッド40aを掴み、回転操作を
行なってスパッド61からロッキング・プラグ45を外
す。 その後、チャック92の第2のアームでポスト40bを
掴む。 (3)ではチャック92を上方に引くことに
よって制御棒3bと制御棒駆動軸との接続が分離される
。 (4)では制御棒3bを制御棒取扱い治具90の中
に収容後、制御棒と取扱い治具90を一体に上方に引き
上げ制御棒3bを移動する。
をした制御棒取扱い治具90のチャック92によってポ
スト40bの傘部を掴むことによってなされる。図17
に本実施例における制御棒取外しの操作を示している。 (1)では燃料集合体を制御棒案内管の上から取り
除く。このとき、制御棒3bは制御棒案内管4aの中へ
引き込まれている。 (2)では制御棒取扱い治具9
0を制御棒案内管4aの上にセットする。チャック92
の第1のアーム65でロッド40aを掴み、回転操作を
行なってスパッド61からロッキング・プラグ45を外
す。 その後、チャック92の第2のアームでポスト40bを
掴む。 (3)ではチャック92を上方に引くことに
よって制御棒3bと制御棒駆動軸との接続が分離される
。 (4)では制御棒3bを制御棒取扱い治具90の中
に収容後、制御棒と取扱い治具90を一体に上方に引き
上げ制御棒3bを移動する。
【0046】本実施例では、制御棒全体の荷重をポスト
40bで受けるので、ロッド40aは前記第1実施例よ
り細いものでもよい。したがって、プラグ45の荷重設
計が楽になる。
40bで受けるので、ロッド40aは前記第1実施例よ
り細いものでもよい。したがって、プラグ45の荷重設
計が楽になる。
【0047】図18に制御棒スパイダのソケット部43
の変形例を示す。この変形例では、スパッド61が制御
棒スパイダ49側に設けられている例である。プラグ4
5とスパッド61は、やはりバヨネット式の案内溝を有
しており、プラグ45をバヨネット部61aの位置まで
押し下げてスパッド61を広げた後、プラグ45を45
°回転させて固定する。これにより、一段と単純な接続
部が実現できる。
の変形例を示す。この変形例では、スパッド61が制御
棒スパイダ49側に設けられている例である。プラグ4
5とスパッド61は、やはりバヨネット式の案内溝を有
しており、プラグ45をバヨネット部61aの位置まで
押し下げてスパッド61を広げた後、プラグ45を45
°回転させて固定する。これにより、一段と単純な接続
部が実現できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、BWRにおいてこ
れまで下部挿入のロッドクラスタ型制御棒と燃料集合体
の具体案が示されていなかったが、本発明によって実現
可能なことが示される。本発明に係る燃料集合体によれ
ば下部挿入のロッドクラスタ型制御棒の制御要素が冷却
水の速い流れに晒されることによる水力振動、またそれ
によって生じるフレッティング腐食を防止できる。
れまで下部挿入のロッドクラスタ型制御棒と燃料集合体
の具体案が示されていなかったが、本発明によって実現
可能なことが示される。本発明に係る燃料集合体によれ
ば下部挿入のロッドクラスタ型制御棒の制御要素が冷却
水の速い流れに晒されることによる水力振動、またそれ
によって生じるフレッティング腐食を防止できる。
【0049】また、本発明に係る制御棒によれば、ロッ
ドクラスタ型制御棒にアンロッキング・ロッドを設ける
ことにより、制御棒の交換操作がし易くなるとともに、
バヨネット・カップリング構造のロッキング・プラグに
より制御棒と制御棒駆動軸との接続の信頼度が高まる。 さらに、ロッドクラスタ型制御棒を使用することにより
、制御棒価値が増加し、炉心の核設計上必要な制御棒の
本数が低減でき、炉停止余裕を改善できる。
ドクラスタ型制御棒にアンロッキング・ロッドを設ける
ことにより、制御棒の交換操作がし易くなるとともに、
バヨネット・カップリング構造のロッキング・プラグに
より制御棒と制御棒駆動軸との接続の信頼度が高まる。 さらに、ロッドクラスタ型制御棒を使用することにより
、制御棒価値が増加し、炉心の核設計上必要な制御棒の
本数が低減でき、炉停止余裕を改善できる。
【図1】本発明に係る燃料集合体の一実施例を示す縦断
面図。
面図。
【図2】本発明に係る制御棒の一実施例を示す全体図。
【図3】図2のA−A線による矢視図。
【図4】図2に示す制御棒を制御棒案内管に収容した状
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
【図5】図4のB−B線による断面図。
【図6】図4のC−C線による断面図。
【図7】図4のD−D線による断面図。
【図8】燃料集合体下部、制御棒上部および制御棒案内
管を組み合せた状態を示す縦断面図。
管を組み合せた状態を示す縦断面図。
【図9】図2の制御棒の接続ソケット部の詳細を示す部
分縦断面図。
分縦断面図。
【図10】制御棒取扱い治具による操作説明図。
【図11】(a),(b)は図2においてそれぞれ制御
要素案内鞘とスペーサまたは上下タイプレートとの固定
状態を示す断面図。
要素案内鞘とスペーサまたは上下タイプレートとの固定
状態を示す断面図。
【図12】制御棒の変形例を示す部分縦断面図。
【図13】図12の平面図。
【図14】図12の制御棒を制御棒案内管に収容した状
態を示す縦断面図。
態を示す縦断面図。
【図15】図4のE−E線による断面図。
【図16】図4のF−F線による断面図。
【図17】図12の制御棒において制御棒の取外し操作
順序を示す説明図。
順序を示す説明図。
【図18】制御棒の接続ソケットの変形例を示す部分縦
断面図。
断面図。
【図19】従来の原子炉を示す縦断面図。
【図20】従来の燃料集合体と制御棒の横断面を示す説
明図。
明図。
【図21】4体1組の燃料集合体間に挿入される従来の
横断面十字状の制御棒を示す図。
横断面十字状の制御棒を示す図。
【図22】従来の制御棒と燃料集合体の配置関係を示す
図。
図。
2a 燃料集合体
3a 制御棒
21 燃料棒
22 上部タイプレート
23 下部タイプレート
25a,25b 制御要素案内鞘
26 燃料スペーサ
28 冷却材入口
32 チャンネルボックス
40 アンロッキング・ロッド
43 ソケット部
45 ロッキング・プラグ
46 制御要素
49 制御棒スパイダ
61 カップリング・スパッド
Claims (2)
- 【請求項1】 チャンネルボックスの内側に複数配置
した燃料棒と、この燃料棒の上下両端部を支持する上部
および下部タイプレートと、上記燃料棒の軸方向に多段
に配設し燃料棒を結束するスペーサと、上記燃料棒間に
配置しかつ前記上部および下部タイプレートおよびスペ
ーサに固定された制御要素案内鞘とを有し、この制御要
素案内鞘の下端入口を上記燃料棒からの発熱を除去する
冷却材の流れから隔離して配置したことを特徴とする燃
料集合体。 - 【請求項2】 原子炉の炉心部に下方から挿入される
ロッドクラスタ型制御棒と、制御棒駆動軸との結合切離
しを行なうアンロッキング・ロッドと、このアンロッキ
ング・ロッドに接続したバヨネット・カップリング構造
のロッキング・プラグとを有することを特徴とする制御
棒。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3067377A JPH04303800A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 燃料集合体および制御棒 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3067377A JPH04303800A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 燃料集合体および制御棒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04303800A true JPH04303800A (ja) | 1992-10-27 |
Family
ID=13343263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3067377A Pending JPH04303800A (ja) | 1991-03-30 | 1991-03-30 | 燃料集合体および制御棒 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04303800A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002532255A (ja) * | 1998-12-22 | 2002-10-02 | ソシエテ フランコ ベルジュ ド ファブリカシオン ド コンビスティブル エフベーエフセ | 2つの同軸管状部品を連結する方法及び工具並びに用途 |
-
1991
- 1991-03-30 JP JP3067377A patent/JPH04303800A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002532255A (ja) * | 1998-12-22 | 2002-10-02 | ソシエテ フランコ ベルジュ ド ファブリカシオン ド コンビスティブル エフベーエフセ | 2つの同軸管状部品を連結する方法及び工具並びに用途 |
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