JPH04301581A - 3軸型グラジオメータ - Google Patents
3軸型グラジオメータInfo
- Publication number
- JPH04301581A JPH04301581A JP3066264A JP6626491A JPH04301581A JP H04301581 A JPH04301581 A JP H04301581A JP 3066264 A JP3066264 A JP 3066264A JP 6626491 A JP6626491 A JP 6626491A JP H04301581 A JPH04301581 A JP H04301581A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- gradiometer
- coils
- flexible material
- magnetic field
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 16
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims abstract description 13
- 239000010409 thin film Substances 0.000 claims abstract description 8
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 abstract description 6
- 239000002887 superconductor Substances 0.000 abstract description 6
- 238000009826 distribution Methods 0.000 abstract description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 3
- 239000010408 film Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 5
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 description 3
- 241000238366 Cephalopoda Species 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 229910020012 Nb—Ti Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 1
- 229910052681 coesite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 229910052906 cristobalite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 235000012239 silicon dioxide Nutrition 0.000 description 1
- 229910052682 stishovite Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052905 tridymite Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
- Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は生体磁気計測や航空
磁気探索等に用いられるSQUIDの、検出コイルとし
て使用される3軸型のグラジオメータに関する。
磁気探索等に用いられるSQUIDの、検出コイルとし
て使用される3軸型のグラジオメータに関する。
【0002】
【従来の技術】 極微弱磁界を計測するSQUIDに
おいては、被計測磁界を、超電導体製の検出コイルおよ
び入力コイルからなる磁束トランス等と称される入力回
路を介してピックアップすることが多用されるが、この
磁束トランスの検出コイルを、互いに逆巻きのコイルに
2分することにより、一様な磁界をキャンセルし、勾配
を有する磁界のみを検出するようにしたものはグラジオ
メータと称されている。
おいては、被計測磁界を、超電導体製の検出コイルおよ
び入力コイルからなる磁束トランス等と称される入力回
路を介してピックアップすることが多用されるが、この
磁束トランスの検出コイルを、互いに逆巻きのコイルに
2分することにより、一様な磁界をキャンセルし、勾配
を有する磁界のみを検出するようにしたものはグラジオ
メータと称されている。
【0003】このようなグラジオメータには、図5に示
すような軸型(立体型)と、図6に示すような平面型の
ものがある。軸型は、通常Nb−Ti などの超電導線
51をボビン材52に巻き付ける構造となっており、平
面型はガラス等のウエハ61の表面にNbをスパッタリ
ングし、フォトリソグラフィの手法を用いてNb薄膜パ
ターン62を形成することによって作られる。
すような軸型(立体型)と、図6に示すような平面型の
ものがある。軸型は、通常Nb−Ti などの超電導線
51をボビン材52に巻き付ける構造となっており、平
面型はガラス等のウエハ61の表面にNbをスパッタリ
ングし、フォトリソグラフィの手法を用いてNb薄膜パ
ターン62を形成することによって作られる。
【0004】また、以上のような軸型および平面型のも
のにおいて、3軸型のグラジオメータを得る場合、軸型
では図7に例示するように立方体状のコア材71の6面
に互いに直交するように3軸コイル72を手巻きにより
作成している。また、平面型で3軸グラジオメータを作
る場合には、図8に示すように、同じく立方体状のコア
材81の直交する3面に図7に示したものを貼り合わせ
ることで作成可能である。
のにおいて、3軸型のグラジオメータを得る場合、軸型
では図7に例示するように立方体状のコア材71の6面
に互いに直交するように3軸コイル72を手巻きにより
作成している。また、平面型で3軸グラジオメータを作
る場合には、図8に示すように、同じく立方体状のコア
材81の直交する3面に図7に示したものを貼り合わせ
ることで作成可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、以上の
ような従来のグラジオメータにおいて、軸型のものは、
超電導線をボビンに巻くに当たり、その巻付け精度を向
上させる目的でボビンにあらかじめ溝を形成してその溝
に沿って超電導線を巻く等の手法が採用されるが、溝の
寸法余裕(線とのクリアランス)、線の撓み等によって
コイル精度が出ず、2つのコイルの面積と平行度を一致
させることは困難である。
ような従来のグラジオメータにおいて、軸型のものは、
超電導線をボビンに巻くに当たり、その巻付け精度を向
上させる目的でボビンにあらかじめ溝を形成してその溝
に沿って超電導線を巻く等の手法が採用されるが、溝の
寸法余裕(線とのクリアランス)、線の撓み等によって
コイル精度が出ず、2つのコイルの面積と平行度を一致
させることは困難である。
【0006】また、平面型のものでは、コイル自体の精
度は高いものとすることができるものの、そのコイルに
よって得られた磁場の分布は歪み、その後の磁場源解析
が困難となるという欠点がある。また深い磁場源の情報
を得るためには、ベースライン(平行コイル間の距離)
を大きくしなければならないが、ベースラインの長さは
ウエハサイズによって制限を受けるという問題もある。 そしてこのような平面型のものによって3軸型のグラジ
オメータを作る場合、平面型を立方体のコア材に貼り合
わせたとき、全体の大きさがコイル径に比して非常に大
きくなってしまう関係上、各コイルの密な配置ができな
くなってしまう。
度は高いものとすることができるものの、そのコイルに
よって得られた磁場の分布は歪み、その後の磁場源解析
が困難となるという欠点がある。また深い磁場源の情報
を得るためには、ベースライン(平行コイル間の距離)
を大きくしなければならないが、ベースラインの長さは
ウエハサイズによって制限を受けるという問題もある。 そしてこのような平面型のものによって3軸型のグラジ
オメータを作る場合、平面型を立方体のコア材に貼り合
わせたとき、全体の大きさがコイル径に比して非常に大
きくなってしまう関係上、各コイルの密な配置ができな
くなってしまう。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
ので、コイル精度が高く、磁場の分布の歪みがなく、し
かもベースラインを大きくすることができるとともに、
比較的密な配置が可能な3軸型グラジオメータの提供を
目的としている。
ので、コイル精度が高く、磁場の分布の歪みがなく、し
かもベースラインを大きくすることができるとともに、
比較的密な配置が可能な3軸型グラジオメータの提供を
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成す
るための構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説
明すると、本発明は、耐低温性の可撓性材料(例えばポ
リイミドフィルム)1が円筒状に巻回され、その可撓性
材料1の表面には、所定の距離をあけて互いに平行で、
かつ逆巻きに相互に接続された超電導体薄膜製のコイル
対2,3および4が、互いの角度を相違させて3対形成
されていることによって特徴付けられる。
るための構成を、実施例に対応する図1を参照しつつ説
明すると、本発明は、耐低温性の可撓性材料(例えばポ
リイミドフィルム)1が円筒状に巻回され、その可撓性
材料1の表面には、所定の距離をあけて互いに平行で、
かつ逆巻きに相互に接続された超電導体薄膜製のコイル
対2,3および4が、互いの角度を相違させて3対形成
されていることによって特徴付けられる。
【0009】
【作用】 構造としては軸型であり、平面型のグラジ
オメータに固有の磁場分布の歪みや、ベースラインの制
限、および3軸型とした場合のコイル径と全体の大きさ
との関係による配置上の制限等はなくなる。また、各コ
イルは薄膜によって形成されているので、コイル精度は
平面型と同等のものが得られ、軸型のものにおける欠点
もない。
オメータに固有の磁場分布の歪みや、ベースラインの制
限、および3軸型とした場合のコイル径と全体の大きさ
との関係による配置上の制限等はなくなる。また、各コ
イルは薄膜によって形成されているので、コイル精度は
平面型と同等のものが得られ、軸型のものにおける欠点
もない。
【0010】すなわち、本発明の構造は、可撓性材料1
を平面状とした状態でフォトリソグラフィの技術を用い
て各コイル対2,3および4を図4に例示するようなパ
ターンで形成し、図4中A点とB点とを突き合わせるよ
うに可撓性材料1を円筒状に巻回することによって得ら
れる。この場合、コイルの幅等は平面型と同様に高精度
となり、後は可撓性材料1の巻回精度によってコイル精
度が決まる。この可撓性材料1の巻回は、可撓性材料1
の内側にボビン5を置き、その表面に巻くことによって
、ボビン5の真円度で決まり、容易に高精度化が達成で
きる。
を平面状とした状態でフォトリソグラフィの技術を用い
て各コイル対2,3および4を図4に例示するようなパ
ターンで形成し、図4中A点とB点とを突き合わせるよ
うに可撓性材料1を円筒状に巻回することによって得ら
れる。この場合、コイルの幅等は平面型と同様に高精度
となり、後は可撓性材料1の巻回精度によってコイル精
度が決まる。この可撓性材料1の巻回は、可撓性材料1
の内側にボビン5を置き、その表面に巻くことによって
、ボビン5の真円度で決まり、容易に高精度化が達成で
きる。
【0011】ここで、各対のコイル対2,3または4は
、例えば2aと2bに関してその中心軸は一致しいなが
、このことは一様な磁場(遠方磁場)のキャンセルとい
うグラジオメータの機能を損なわせることはない。
、例えば2aと2bに関してその中心軸は一致しいなが
、このことは一様な磁場(遠方磁場)のキャンセルとい
うグラジオメータの機能を損なわせることはない。
【0012】
【実施例】 図1は本発明実施例の構成を示す外観図
である。ポリイミドフィルム1が真円筒形のボビン5の
周囲に巻回されており、このポリイミドフィルム1の表
面には、互いに平行で、かつ、互いに逆巻きとなるよう
に接続された2aと2b、3aと3b、および4aと4
bとからなる、3対のコイル対2,3および4が積層形
成されており、この各コイル対2,3および4は、互い
に直交して形成されている。
である。ポリイミドフィルム1が真円筒形のボビン5の
周囲に巻回されており、このポリイミドフィルム1の表
面には、互いに平行で、かつ、互いに逆巻きとなるよう
に接続された2aと2b、3aと3b、および4aと4
bとからなる、3対のコイル対2,3および4が積層形
成されており、この各コイル対2,3および4は、互い
に直交して形成されている。
【0013】各コイル対2,3および4は、それぞれN
b超電導体薄膜によって形成されており、それぞれ上部
コイル2a,3aないしは4aにおいて形成された信号
取り出し用パッド21,31ないしは41を介して、S
QUIDに接続される。次に、以上の本発明実施例の製
造方法について述べる。まず、ポリイミドフィルム1を
平面状に伸ばした状態で、その表面に一様にNb超電導
体薄膜を形成し、フォトリソグラフィ技術により1層目
のコイル対2のパターニングを行う。
b超電導体薄膜によって形成されており、それぞれ上部
コイル2a,3aないしは4aにおいて形成された信号
取り出し用パッド21,31ないしは41を介して、S
QUIDに接続される。次に、以上の本発明実施例の製
造方法について述べる。まず、ポリイミドフィルム1を
平面状に伸ばした状態で、その表面に一様にNb超電導
体薄膜を形成し、フォトリソグラフィ技術により1層目
のコイル対2のパターニングを行う。
【0014】このコイルパターンについて説明すると、
基本となるのは、
基本となるのは、
【0015】
【数1】
【0016】で表される曲線であり、この曲線は図2の
ように表される。この曲線により下部コイル2bを形成
するとともに、これをベースラインに応じて所定距離だ
け上方に平行移動した形状で上部コイル2bを形成し、
そして、これらを図3(A)に示すようにその両端部分
において互いに接続し、かつ、上部コイル2a側には信
号取り出し用パッド21を形成したパターンとする。
ように表される。この曲線により下部コイル2bを形成
するとともに、これをベースラインに応じて所定距離だ
け上方に平行移動した形状で上部コイル2bを形成し、
そして、これらを図3(A)に示すようにその両端部分
において互いに接続し、かつ、上部コイル2a側には信
号取り出し用パッド21を形成したパターンとする。
【0017】このようなパターンを描いたフィルム1を
、図3(A)のA点とB点とを突き合わせるように半径
aの円筒状に巻くと、そのパターンは同図(B)に示す
ように互いに平行な上部コイル2aと下部コイル2bが
逆向きに接続されたグラジオメータ型のコイル対となる
。次に、この1層目のコイルパターンの上に例えばSi
O やSiO2等の絶縁層を介して、同様に2層目のコ
イルパターンを形成し、更に絶縁層を介して3層目のコ
イルパターンを形成する。
、図3(A)のA点とB点とを突き合わせるように半径
aの円筒状に巻くと、そのパターンは同図(B)に示す
ように互いに平行な上部コイル2aと下部コイル2bが
逆向きに接続されたグラジオメータ型のコイル対となる
。次に、この1層目のコイルパターンの上に例えばSi
O やSiO2等の絶縁層を介して、同様に2層目のコ
イルパターンを形成し、更に絶縁層を介して3層目のコ
イルパターンを形成する。
【0018】このとき、2層目および3層目は1層目と
全く同じパターンであるが、1層目と2層目、および2
層目と3層目は、図4に各層間の絶縁層を透視した状態
でフィルム1上のNb超電導体薄膜ののパターニング形
状を示すように、それぞれx方向に(2/3)πaだけ
シフトした形とする。そして図4に示すようなパターニ
ングが施されたフィルム1を、前記したようにA点とB
点を合わせるように半径aの円筒状ボビン5の周囲に巻
回し、適当な接着剤等によって適宜箇所を接着すること
によって、図1に示した本発明実施例の3軸型グラジオ
メータが得られる。
全く同じパターンであるが、1層目と2層目、および2
層目と3層目は、図4に各層間の絶縁層を透視した状態
でフィルム1上のNb超電導体薄膜ののパターニング形
状を示すように、それぞれx方向に(2/3)πaだけ
シフトした形とする。そして図4に示すようなパターニ
ングが施されたフィルム1を、前記したようにA点とB
点を合わせるように半径aの円筒状ボビン5の周囲に巻
回し、適当な接着剤等によって適宜箇所を接着すること
によって、図1に示した本発明実施例の3軸型グラジオ
メータが得られる。
【0019】以上の本発明実施例の構造によれば、基本
的には軸型のグラジオメータ構造であって、従来の平面
型グラジオメータにおける諸問題、例えば磁場の歪みや
ベースラインの制限等が解消される。また、上記したよ
うにフォトリソグラフィの手法により各コイル対を形成
することにより、従来の軸型グラジオメータのようにコ
イル精度に関する問題もなく、ボビン5の真円度をよく
することにより、極めて高精度のコイルを得ることがで
きる。各コイル対の上部および下部コイルの中心軸は、
図3(B)に示すように一致しないが、この上部および
下部コイルを貫通する一様磁束が相互に打ち消されるか
ら、遠方磁場のキャンセル効果は中心軸が一致した従来
構造のグラジオメータと全く同様に有効である。
的には軸型のグラジオメータ構造であって、従来の平面
型グラジオメータにおける諸問題、例えば磁場の歪みや
ベースラインの制限等が解消される。また、上記したよ
うにフォトリソグラフィの手法により各コイル対を形成
することにより、従来の軸型グラジオメータのようにコ
イル精度に関する問題もなく、ボビン5の真円度をよく
することにより、極めて高精度のコイルを得ることがで
きる。各コイル対の上部および下部コイルの中心軸は、
図3(B)に示すように一致しないが、この上部および
下部コイルを貫通する一様磁束が相互に打ち消されるか
ら、遠方磁場のキャンセル効果は中心軸が一致した従来
構造のグラジオメータと全く同様に有効である。
【0020】なお、以上の実施例では、3対のコイル対
を互いに直交して形成したが、必ずしもこれらが直交し
ている必要はなく、相互に既知の角度で交差していれば
、例えば信号処理回路側での補正により、3軸型グラジ
オメータとして差し支えなく使用することができる。 また、ボビン5の材料としては、耐低温性があり、かつ
、フィルム1と熱膨張率がほぼ等しいものを選定するこ
とが望ましい。ただし、このボビン5は、フィルム1の
巻回後に取り出してもよい。
を互いに直交して形成したが、必ずしもこれらが直交し
ている必要はなく、相互に既知の角度で交差していれば
、例えば信号処理回路側での補正により、3軸型グラジ
オメータとして差し支えなく使用することができる。 また、ボビン5の材料としては、耐低温性があり、かつ
、フィルム1と熱膨張率がほぼ等しいものを選定するこ
とが望ましい。ただし、このボビン5は、フィルム1の
巻回後に取り出してもよい。
【0021】更に、本発明の構造において、各上部コイ
ルを形成せずに、下部コイルのみを形成してそこから信
号を取り出すようにすれば、3軸のマグネトメータを得
ることができる。
ルを形成せずに、下部コイルのみを形成してそこから信
号を取り出すようにすれば、3軸のマグネトメータを得
ることができる。
【0022】
【発明の効果】 以上説明したように、本発明によれ
ば、可撓性材料の表面に、それぞれが超電導体薄膜から
なり、互いに平行で逆巻きのコイル対を、相互に異なる
角度で3対形成した構造としているので、基本的には軸
型のグラジオメータ構造であるが故に検出した磁場の分
布が歪むことがなく、磁場源の解析が容易となるととも
に、ポリイミドフィルム等の可撓性材料のサイズには特
に制限がなく、ウエハにパターニングする従来の平面型
グラジオメータに比してサイズ上の制限は大幅に緩和さ
れる。
ば、可撓性材料の表面に、それぞれが超電導体薄膜から
なり、互いに平行で逆巻きのコイル対を、相互に異なる
角度で3対形成した構造としているので、基本的には軸
型のグラジオメータ構造であるが故に検出した磁場の分
布が歪むことがなく、磁場源の解析が容易となるととも
に、ポリイミドフィルム等の可撓性材料のサイズには特
に制限がなく、ウエハにパターニングする従来の平面型
グラジオメータに比してサイズ上の制限は大幅に緩和さ
れる。
【0023】しかも、可撓性材料の表面にフォトリソグ
ラフィの技術を用いてコイルパターンを形成するととも
に、そのパターンを円筒状に1回だけ巻回するだけでい
いから、その作成が容易であるとともに、熟練を要する
ことなく、再現性よく良好なコイル精度の3軸型グラジ
オメータが得られる。また、本発明においては、3つの
コイル対がすべて中心に対して直交する構造とすること
ができ、相互インダクタンスが小さくとなり、クロスト
ークが小さくなるという利点もある。また、立方体状の
コアの各面に各コイルを配置する従来の軸型ないしは平
面型の3軸型のグラジオメータに比べて、理論的には3
倍密にコイルを配置することができる。
ラフィの技術を用いてコイルパターンを形成するととも
に、そのパターンを円筒状に1回だけ巻回するだけでい
いから、その作成が容易であるとともに、熟練を要する
ことなく、再現性よく良好なコイル精度の3軸型グラジ
オメータが得られる。また、本発明においては、3つの
コイル対がすべて中心に対して直交する構造とすること
ができ、相互インダクタンスが小さくとなり、クロスト
ークが小さくなるという利点もある。また、立方体状の
コアの各面に各コイルを配置する従来の軸型ないしは平
面型の3軸型のグラジオメータに比べて、理論的には3
倍密にコイルを配置することができる。
【図1】 本発明実施例の構成を示す外観図
【図2】
本発明実施例の各コイルのパターンの基本となる曲
線を示すグラフ
本発明実施例の各コイルのパターンの基本となる曲
線を示すグラフ
【図3】 本発明実施例の製造工程の説明図
【図4】
同じく本発明実施例の製造工程の説明図
同じく本発明実施例の製造工程の説明図
【図5】
従来の軸型グラジオメータの説明図
従来の軸型グラジオメータの説明図
【図6】 従来
の平面型グラジオメータの説明図
の平面型グラジオメータの説明図
【図7】 軸型を用
いた従来の3軸型グラジオメータの説明図
いた従来の3軸型グラジオメータの説明図
【図8】 平面型を用いた従来の3軸型グラジオメー
タの説明図
タの説明図
1・・・・ポリイミドフィルム
2,3,4・・・・コイル対
2a,3a,4a・・・・上部コイル
2b,3b,4b・・・・下部コイル
21,31,41・・・・信号取り出し用パッド5・・
・・ボビン
・・ボビン
Claims (1)
- 【請求項1】 耐低温性の可撓性材料が円筒状に巻回
され、その可撓性材料の表面には、所定の距離をあけて
互いに平行で、かつ逆巻きに相互に接続された超電導体
薄膜製のコイル対が、互いの角度を相違させて3対形成
されてなる3軸型グラジオメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3066264A JP3018540B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 3軸型グラジオメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3066264A JP3018540B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 3軸型グラジオメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04301581A true JPH04301581A (ja) | 1992-10-26 |
JP3018540B2 JP3018540B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=13310820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3066264A Expired - Fee Related JP3018540B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 3軸型グラジオメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018540B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0627192A1 (en) | 1993-06-04 | 1994-12-07 | Shimadzu Corporation | Method and apparatus for deducing bioelectric current sources |
WO2007054592A1 (es) * | 2005-11-08 | 2007-05-18 | Zertan, S.A. | Sistema de eliminación de perturbaciones para sensores inductivos |
ES2289938A1 (es) * | 2005-11-08 | 2008-02-01 | Zertan, S.A. | Mejoras en el objeto de la patente p200502717 por "sistema de eliminacion de perturbaciones para sensores inductivos". |
WO2009087781A1 (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-16 | The University Of Tokushima | 顎運動の測定装置 |
JP2018151382A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-09-27 | バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッドBiosense Webster (Israel), Ltd. | 折り畳まれた可撓性回路基板にプリントされた多軸位置センサ |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3066264A patent/JP3018540B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0627192A1 (en) | 1993-06-04 | 1994-12-07 | Shimadzu Corporation | Method and apparatus for deducing bioelectric current sources |
WO2007054592A1 (es) * | 2005-11-08 | 2007-05-18 | Zertan, S.A. | Sistema de eliminación de perturbaciones para sensores inductivos |
ES2289938A1 (es) * | 2005-11-08 | 2008-02-01 | Zertan, S.A. | Mejoras en el objeto de la patente p200502717 por "sistema de eliminacion de perturbaciones para sensores inductivos". |
WO2009087781A1 (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-16 | The University Of Tokushima | 顎運動の測定装置 |
JP4612914B2 (ja) * | 2008-01-11 | 2011-01-12 | 国立大学法人徳島大学 | 顎運動の測定装置 |
JPWO2009087781A1 (ja) * | 2008-01-11 | 2011-05-26 | 国立大学法人徳島大学 | 顎運動の測定装置 |
JP2018151382A (ja) * | 2017-02-15 | 2018-09-27 | バイオセンス・ウエブスター・(イスラエル)・リミテッドBiosense Webster (Israel), Ltd. | 折り畳まれた可撓性回路基板にプリントされた多軸位置センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3018540B2 (ja) | 2000-03-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103913709B (zh) | 一种单芯片三轴磁场传感器及其制备方法 | |
JP4630544B2 (ja) | ブリッジ構造を構成する複数の磁気素子のうち選択された磁気素子の磁性層の磁化方向を他の磁気素子の磁性層の磁化方向と反対方向に配向する方法 | |
US5199178A (en) | Thin film compass and method for manufacturing the same | |
US4280095A (en) | Extremely sensitive super conducting quantum interference device constructed as a double-helix array | |
JP3093135B2 (ja) | 平面ソレノイド及び平面ソレノイドを用いたsquid磁力計 | |
CA2494125C (en) | Superconducting quantum interference device | |
US4320341A (en) | Method and apparatus for balancing the magnetic field detecting loops of a cryogenic gradiometer using trimming coils and superconducting disks | |
US20150219730A1 (en) | High-temperature superconducting magnetic sensor | |
JP4302063B2 (ja) | 磁界感知装置 | |
CN101034145B (zh) | 一种集成的三维超导复合磁场传感器及其制法和用途 | |
JP2022100322A (ja) | 磁気検出装置 | |
EP0517885A1 (en) | Thin-film three-axis magnetometer and squid detectors for use therein | |
US11249148B2 (en) | Magnetic flux pickup and electronic device for sensing magnetic fields | |
JPH04301581A (ja) | 3軸型グラジオメータ | |
US5053706A (en) | Compact low-distortion squid magnetometer | |
JPH11507436A (ja) | 複合超電導量子干渉素子および回路 | |
JPH02272376A (ja) | 弱磁界測定用超伝導グラジオメータ及びその製造方法 | |
JPH08313609A (ja) | 径方向微分型squid磁束計 | |
JP2621623B2 (ja) | スクイド | |
JPH04309869A (ja) | ピックアップコイル | |
JP3042148B2 (ja) | 直交3軸ピックアップコイル | |
CN107329098A (zh) | 全张量磁场梯度测量组件及制备方法 | |
JP3022094B2 (ja) | 磁気センサ | |
JPH05180917A (ja) | 超伝導ピックアップコイル | |
JP2726218B2 (ja) | 3次元磁界検出コイル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |