JPH0429A - ディスクブレーキのピストン戻し機構 - Google Patents

ディスクブレーキのピストン戻し機構

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JPH0429A
JPH0429A JP2098900A JP9890090A JPH0429A JP H0429 A JPH0429 A JP H0429A JP 2098900 A JP2098900 A JP 2098900A JP 9890090 A JP9890090 A JP 9890090A JP H0429 A JPH0429 A JP H0429A
Authority
JP
Japan
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piston
brake
cylinder
pad
rotor
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Pending
Application number
JP2098900A
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English (en)
Inventor
Hironobu Saka
寛延 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPH0429A publication Critical patent/JPH0429A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディスクブレーキのピストン戻し機構、特
にディスクロータの軸方向の振れが大きくてもひきずり
による摺動抵抗が大きくならない戻し機構に関する。
〔従来の技術〕
サービス型のディスクブレーキは、殆んどのものが制動
解除時にブレーキピストンを制動位置から一定量引き戻
すようにしである。非制動時に摩擦パッド(以下は単に
バッドと云う)がディスクロータ(以下は単にロータと
云う)に圧力をもって接すると、いわゆる引きずりが起
こってロータ接線方向の摺動抵抗が大きくなり、車輌の
動力性能の低下、バンドの早期摩耗を招くからである。
ブレーキピストンの定量の戻しは、 (a)  ピストン外周に締め代をつけて嵌めたゴムリ
ングをピストン前進時に弾性変形させ、除圧時のゴムリ
ングの弾性復元力でピストンを引き戻すもの、 (b)  ビンとこれを挿入するスリーブをピストンと
キャリパに対応して取付け、この両者の除圧時のスプリ
ングによるディスク軸方向相対スライド量をビン外周に
一定の摺動抵抗をもつように嵌めたコイリングブツシュ
で規制するアジャスタ機構を用いてピストンの戻り量を
制限するもの、の2方式が多用されている。
パッドが摩耗すると、上記(a)の方式はゴムリングと
ピストンとの間に摩耗量に応したスリップが生し、一方
(b)の方式は、スリーブがビン上のコイリングブツシ
ュを摩耗量相当分引き動かしてブノンユとの間の戻し調
整用隙間を一定に保っていくので、両方式ともピストン
戻し量は常時一定になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の戻し機構は、ゴムリングに対するピスト
ンのスリップ、ビン上でのコイリングブツシュのスリッ
プが一旦生してしまうと、ピストンはそこから設定され
た量を戻るだけであって、それ以上はゴムリング或いは
コイリングブツシュによる規制があるため戻らない。
そのため、ロータの軸方向振れがピストンとパッド裏板
との間に生じているギャップより大きいと、パッドとロ
ータ間に大きな軸力が生してひきずりによる車輌の動力
性能の低下、パッドの早期摩耗が起こる。
シリンダ内に残圧があってピストンの戻りが不充分にな
る場合、或いは、浮動型ディスクブレーキでキャリパス
ライド部の摺動抵抗が大きくて対のパッドの戻りが不充
分になる場合には特に、そのような不具合が生し易い。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上述の課題を無くすため、シリンダとブレ
ーキピストンとの間にシリンダ内流体圧を後面に受ける
第2ピストンを介在し、この第2ピストンとブレーキピ
ストンとの間に第1シール部を、第2ピストンとシリン
ダとの間に第2シール部を、上記シリンダを有するキャ
リパに第2ピストンを摩擦パッドに届かない位置で停止
させるストッパを、このストッパ又はキャリパと第2ピ
ストンとの間に第2ピストンの復帰用弾性体を各々設け
る。そして、第2シール部による第2ピストンの摺動抵
抗を第1シール部によるブレーキピストンの摺動抵抗よ
りも小に設定する。
〔作用〕
シリンダ内に制動のための流体圧が導入されるとブレー
キピストンが前進してパッドを加圧する。
同時に、第2ピストンがストッパに規制される位置まで
前進して復帰用弾性体を圧縮する。従って、除圧時には
、第2ピストンが弾性体の復元力で一定量押し戻され、
第2ピストンに対して摺動抵抗をもつブレーキピストン
も一緒に同量復帰する。
また、パッドの摩耗に伴なってブレーキピストンが第2
ピストン内でスライドしていくので、除圧後のパッドと
ロータ間のギャップ量は従来と同様一定に保たれるが、
ロータの軸方向振れでパッドが軸方向に押されると、摺
動抵抗の小さい第2ピストンがブレーキピストンを伴な
って軽い力で押し動かされるため、ロータとパッドの間
に大きな軸力が生じない。
このように、この発明では、第2ピストンの逃げによる
軸力の緩和効果が生じるため、ブレーキピストンの復帰
規制、浮動型キャリパの復帰不良に起因した引きずりが
小さくなる。
また、対向ピストン型ディスクブレーキでは、後述する
ように、残圧による悪影響も排除される。
〔実施例〕 第1図にこの発明の一実施例を示す。図は、対向ピスト
ン型ディスクブレーキへの適用例であって、1は対向位
置にシリンダ2.3を備えるキャリパを示している。こ
のキャリパ1はディスクロータDを跨がらせて車体に固
定する。4は、各シリング2.3に挿入するブレーキピ
ストン、5.6は2つのピストン4で個別に押してロー
タDに摺接させる摩擦パッド、7はシリンダ2.3間の
連絡孔である。
このブレーキは、シリンダ2とその中に挿入したブレー
キピストン4との間に環状の第2ピストン8を挿入しで
ある。また、4と8との間にゴムシール9を、8と2と
の間に9よりも締付は力の弱いゴムシール10を各々設
けである。さらに、シリンダ2の内径部にストッパ11
 (図のそれはスナップリング)を取付けてこのストッ
パと第2ピストン8の先端外周に設けた段差部との間に
断面V字状の金属製のリングバネ12を保持しである。
シリンダ3側も同一構成である。
なお、ブレーキピストン4は、ゴムシール9の締付けに
よって生じる摺動抵抗がシリンダ内残圧に勝るように設
計する。リングバネ12のカも、シリンダ内残圧による
ピストン8の推力に対向して8を押し戻し得る大きさに
設計する。残圧の大きさはある程度は予測できるし、実
験によって求めるごともできる。
以上の如く構成した例示の戻し機構は、シリンダ2.3
内に制動のための流体圧が流入すると、その圧力を受け
てピストン4.8が共に前進する。
但し、第2ピストン8はストッパ11に当って途中で止
まるので、摩擦パッド5.6に押付は圧を加えるのはブ
レーキピストン4のみである。
次に、制動が解除されると制動時に圧縮されたリングバ
ネ12が復元して第1ピストン8が一定量図の矢印方向
に押し戻され、8に対して摺動抵抗をもつブレーキピス
トン4も一緒に引き戻される。
また、このとき、シリンダ2.3内に残圧があるとして
ロータDの軸方向の振れでパッド5が矢印方向に押され
たとすると、シリンダ2例の第2ピストン8が内部のブ
レーキピストン4を伴なって矢印方向に押込まれ、Dと
5との間の軸力が下がる。また、シリンダ2.3を図の
ように連通さセる対向ピストン型ディスクブレーキの場
合、2.8の押込みでシリンダ内圧力が高まり、シリン
ダ3例の第2ピストン8がブレーキピストン4を伴なっ
てシリンダ2.3内の圧力がバランスする位置まで前進
するのでパッドとロータ間のギャップ総量の変化が少な
く、次回制動時の応答性に影響が出ない。
第2図は、ストッパ11をキャリパと一体に形成し、こ
のストッパによる第2ピストン8の前進阻止位置で、リ
ングバネ12を収納する空間にある程度軸方向の隙間が
残されるようにしたものである。この構造であると、リ
ングバネ12の過剰な圧縮が防止されるので、耐久性が
増す。
なお、第2ピストン8は、後壁に貫通孔を設けたカップ
状ピストンであってもよい。弾性体12も図示のリング
バネに限定されない。
〔効果〕
以上述べたように、この発明では、ブレーキピストンと
シリンダ間にブレーキピストンよりも摺動抵抗の小さい
第2ピストンを設け、ロータの軸方向振れに起因して生
しるロータとパ・ノド間の軸力を第2ピストンのブレー
キピストンを伴なっての逃げ(後退)によって下げるよ
うにしたので、ロータの取付は精度が悪かったり、電車
のようにキャリパを支持する車体とロータを取付ける車
軸の軸方向相対移動量が大きかったりしても、ひきずり
による車輌の動力性能の低下、パッドの早期摩耗を効果
的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例の断面図、第2図は他の
実施例の断面図である。 1・・・・・・キャリパ、    2.3・・・・・・
シリンダ、4・・・・・・ブレーキピストン、 5.6・・・・・・摩擦パッド、7・・・・・・連絡孔
、8・・・・・・第2ピストン、 9.10・・・・・
・ゴムシール、11・・・・・−ストッパ、   12
・・・・・・リングバネ、D・・・・・・ディスクロー
タ。 特許出願人 住友電気工業株式会社 同 代理人  鎌  1) 文 他2名 第1図 )〕 〕2 第2図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダとシリンダ内流体圧で前進して摩擦パッ
    ドを押圧するブレーキピストンとの間にシリンダ内流体
    圧を後面に受ける第2ピストンを介在し、この第2ピス
    トンとブレーキピストンとの間に第1シール部を、第2
    ピストンとシリンダとの間に第2シール部を、上記シリ
    ンダを有するキャリパに第2ピストンを摩擦パッドに届
    かない位置で停止させるストッパを、このストッパ又は
    キャリパと第2ピストンとの間に第2ピストンの復帰用
    弾性体を各々設け、さらに、第2シール部による第2ピ
    ストンの摺動抵抗を第1シール部によるブレーキピスト
    ンの摺動抵抗よりも小に設定したことを特徴とするディ
    スクブレーキのピストン戻し機構。
  2. (2)第2ピストンが環状ピストンである請求項(1)
    記載のディスクブレーキのピストン戻し機構。
  3. (3)第2ピストンの復帰用弾性体が、断面V字状のリ
    ングバネであり、シリンダと第2ピストンの先端小径部
    の外周又はブレーキピストンの外周との間に設置されて
    いる請求項(1)又は(2)記載のディスクブレーキの
    ピストン戻し機構。
  4. (4)第2シール部のシール材としてリップシールを用
    いた請求項(1)、(2)又は(3)に記載のディスク
    ブレーキのピストン戻し機構。
JP2098900A 1990-04-13 1990-04-13 ディスクブレーキのピストン戻し機構 Pending JPH0429A (ja)

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JPH0429A true JPH0429A (ja) 1992-01-06

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ID=14232006

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JP2098900A Pending JPH0429A (ja) 1990-04-13 1990-04-13 ディスクブレーキのピストン戻し機構

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JP (1) JPH0429A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097783A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Sumitomo Denko Brake Systems Kk 鉄道車両用ディスクブレーキ
JP2010065786A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Toyota Motor Corp ディスクブレーキ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097783A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Sumitomo Denko Brake Systems Kk 鉄道車両用ディスクブレーキ
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