JPH0429960Y2 - - Google Patents

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JPH0429960Y2
JPH0429960Y2 JP2704386U JP2704386U JPH0429960Y2 JP H0429960 Y2 JPH0429960 Y2 JP H0429960Y2 JP 2704386 U JP2704386 U JP 2704386U JP 2704386 U JP2704386 U JP 2704386U JP H0429960 Y2 JPH0429960 Y2 JP H0429960Y2
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JP
Japan
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tool
shutter
rod
swing arm
opening
Prior art date
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JP2704386U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、多数の工具を自動的に交換する工具
交換装置において、工具を収納する工具マガジン
への切削剤や切粉等の侵入を防止するためのカバ
ー装置に関する。
従来技術とその問題点 一般に工具交換装置は、加工機に併設されてお
り、多数の工具を保持した工具マガジンから任意
の一つを選択し、それを加工機の主軸に装着し、
また同時に主軸の工具を工具マガジンに納めるよ
うに動作する。また、加工時に加工機からの切粉
や切削剤等の上記工具マガジンへの侵入を防ぐた
め工具マガジンの加工機側に面した部分或は工具
マガジン全体をカバーで覆つているものがある。
この場合、工具マガジンの割出し位置と加工機
側の工具交換のための待機位置との間に、工具ポ
ツトをシフト移動させるために上記カバーに工具
ポツトが通過し得る開口部を設ける必要がある。
このためこの開口部から加工機側の切粉等が容易
に侵入してしまう。これを防止するため従来で
は、上記開口部に開閉自在の蓋を設け、この蓋を
工具ポツトのシフト移動時に開放し、かつシフト
終了時に閉じて必要時以外には開口部を常に閉じ
ておくようにその開閉動作を電気的に制御してい
た。
しかし、この方法では上記蓋を開閉動作するた
めの専用の駆動源を必要とし、また工具ポツトの
シフト動作に対して電気信号による間接連動であ
るため、機械的応答性や電気的トラブルによる誤
動作に対し問題点を有し、工具ポツトのシフト移
動と蓋開閉動作の正しいタイミングを確実に保持
できる保障がないという欠点を有していた。
考案の目的 ここに、本考案の目的は、上記カバーの開口部
を開閉するシヤツタの動作を工具ポツトのシフト
動作に機械的に連動させて、両動作を確実に同期
させ、さらに工具ポツトの開口部通過時にのみシ
ヤツタを開放し、通過後には必ず閉じるという正
しい同期動作を確実に保障させることにある。
考案の概要 本考案に係る工具マガジンのカバー装置は、カ
バーに摺動自在に取り付けられ上記開口部を開閉
するシヤツタを、工具ポツトのシフト用シリンダ
ロツドにこのロツドの前進と後退各方向の動作を
それぞれ1往復の動作に変換するリンクや揺動ア
ーム等からなる伝動機構を介して連結し、工具ポ
ツトのシフト動作に確実に同期して上記シヤツタ
の開閉動作を行わせるようにしている。
考案の実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基いて具体的
に説明する。
第1図において、工具マガジン1は主軸2が装
着された加工機3に隣接して配設されている。そ
して、このマガジン1と上記主軸2との間におい
て交換アーム4が回動自在に取り付けられてい
る。また上記主軸2の他側には操作盤および制御
盤5が設けられている。
上記工具マガジン1は無端状のチエーンCに取
付けられた複数のコ字状の保持部材6(第3図)
からなり、この各保持部材6内にそれぞれ工具T
を把持する工具ポツトPが一個づつ収納されるよ
うになつている。
また、上記工具マガジン1側の割出し位置Aに
おける保持部材6と対峙する上記加工機3側の工
具交換のための待機位置Bにはコ字状の保持枠7
が取り付けられている。
この保持枠7は、第3図に示すように上記工具
マガジン1の保持部材6に保持され割出し位置A
に割出された工具Tと工具ポツトPを、工具マガ
ジン1内部のフレームFに設けられたシフト用シ
リンダ8により取り出して待機位置Bに一時的に
保持するとともに、一方、主軸2から交換アーム
4によつて取り出された工具Tを、工具マガジン
1内部の割出し位置Aに工具ポツトPとともに戻
すために一時的に保持するものである。
上記シフト用シリンダ8は両ロツド型シリンダ
で、この一方のロツド8aには工具ポツトPのピ
ンPaと係合するシフトアーム9が取り付けられ、
このシフトアーム9はロツド8aの進退動作によ
つて工具ポツトPを保持部材6から保持枠7へお
よび保持枠7から保持部材6へと直線状に移し替
える作用をする。
また、上記工具マガジン1の全面および周側面
を覆うように、カバー10が設けられている。こ
のカバー10は少なくとも工具マガジン1に収納
されている工具Tを透視できるように一部透明に
形成され、加工中に加工機3側から飛び散る切粉
や切削剤等の工具マガジン1への侵入を遮断し工
具マガジン1に収納された工具Tや工具ポツトP
の汚染を防止する作用をなす。
このカバー10には、上記割出し位置Aと待機
位置Bとの間の経路中に位置して工具ポツトPと
ともに工具Tが通過可能な開口部10aが形成さ
れている。この開口部10aは、第6図のように
工具マガジン1の側面側と保持枠7の取付面側と
にL字形に開口されている。そして、この開口部
10aには開口部10aに沿つて断面L字形のシ
ヤツタ11が開閉自在に設けられ、このシヤツタ
11は上記カバー10の内面側に形成されたガイ
ド10b,10cに案内されてカバー10面に対
し上下方向に摺動自在に取り付けられている。
そして、このシヤツタ11の開閉動作は以下に
説明する伝動機構12によつて、上記シフト用シ
リンダ8の作動と連動されるようになつている。
伝動機構12は、第3図で示すようにリンク1
3、第1揺動アーム14、連結ロツド15、第2
揺動アーム16および軸17で構成される。
軸17はその上端でシヤツタ11を支持し、工
具マガジン1のフレームFに固定された軸受18
により上下摺動自在に取り付けられている。第1
揺動アーム14と第2揺動アーム16は、それぞ
れ略L字形状で上記フレームFに固定された軸1
9,20を中心に揺動自在に取り付けられ、たが
いに一端を連結ロツド15によつて回動自在に連
結されている。第1揺動アーム14の他端は、上
記シフト用シリンダ8の他方のロツド8bとリン
ク13を介して連結されている。一方、第2揺動
アーム14の他端は上記軸17に刻成された係合
凹溝17aに係合している。
実施例の作用 以上の構成により、まず、工具マガジン1はチ
エーンCを回転駆動させながら加工に必要な指定
された工具Tを挿入している工具ポツトPの割出
しを行ない、この工具ポツトPを割出し位置Aに
移動し停止する。これと同時に図左方向に後退し
ているロツド8aのシフトアーム9が第3図のよ
うに上記ポツトPのピンPaに係合し、シフト用
シリンダ8が右方向に作動してポツトPのシフト
動作が開始される。
これにより、ロツド8a,8bが右方へ前進移
動し、リンク13を介して第1揺動アーム14が
反時計方向に回動され、これと同時に連結ロツド
15を介して第2揺動アーム16も反時計方向に
回動される。この第2揺動アーム16の他端で軸
17を下降し、開口部10aを閉塞していたシヤ
ツタ11を下方向へスライドさせ、第4図のよう
にロツド8a,8bの前進ストローク中間位置で
完全に開口部10aが開放される。このとき工具
ポツトPがロツド8aにより開口部10aを通過
する。
リンク13が第4図に示すごとく垂直になり、
第1揺動アーム14の最大揺動限を超えてさらに
ロツド8a,8bが前進するとリンク13は第1
揺動アーム14を時計方向に反転させ、これと同
時に連結ロツド15を介して第2揺動アーム16
も反転して軸17を上昇させる。このとき工具ポ
ツトPは既に開口部10aを通過してしまつてお
り、外側の保持枠7へ移動している。
第5図のように、ロツド8a,8bが前進限に
至ると、工具ポツトPは待機位置Bに位置され、
開口部10aはシヤツタ11により完全に閉塞さ
れる。
そして、交換アーム4がこの待機位置での工具
Tを把持して工具ポツトPより抜き取り、180°回
転し、加工機3の主軸2に装着する動作を行う。
また、主軸2に加工の済んだ旧工具Tが装着され
ており、この工具Tを次の工具Tに差し替える場
合も、交換アーム4は同様な動作で両工具Tを同
時に把持して回転し、旧工具Tを待機位置Bの工
具ポツトPに、次工具Tを主軸2に同時に装着す
る。
工具マガジン1側では第5図のように待機位置
Bでの前進限位置にある工具ポツトPと係合した
状態のロツド8aが工具マガジン1への引き込み
動作を開始する。
これにより、シリンダ8のロツド8a,8bが
左方へ後退移動され、これに伴いロツド8bに連
結されたリンク13を介して第1揺動アーム14
が第5図の状態から反時計方向に回動され、同時
に第2揺動アーム16も反時計方向に回動されて
軸17を下降しシヤツタ11を下方向へスライド
させ、第4図のようにロツド8a,8bの後退ス
トロークの中間位置で完全に開口部10aが開放
される。このとき工具ポツトPがロツド8aによ
り開口部10aを通過する。
さらに、ロツド8a,8bが後退して第1揺動
アーム14が最大揺動限を超えると、リンク13
は第1揺動アーム14を時計方向に反転させ、こ
れと同時に第2揺動アーム16も反転して軸17
を上昇させる。このとき工具ポツトPは既に開口
部10aを通過してしまつており、マガジン1側
の保持部材6へ移動している。
第3図のようにロツド8a,8bが後退限に至
ると工具ポツトPは保持部材6に収納され、開口
部10aはシヤツタ11により閉塞される。つま
り、保持枠7への工具ポツトP移動時と全く逆の
動作をなす。
こののち、工具マガジン1は次の工具Tの割出
しを行ない、上記の動作と同様にシリンダ8の駆
動により次工具Tを工具ポツトPとともに外側の
保持枠7へ搬出する。このときも同様に工具ポツ
トPのシフト動作に同期して工具ポツトPの通過
時のみシヤツタ11は開口部10aを開放し、工
具ポツトPの通過後には完全に閉じるという確実
な動作が繰返される。
したがつて、加工時における切粉や切削剤等の
工具マガジン1内への侵入を確実にシヤツトアウ
トできる。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る工具マガジ
ンのカバー装置は、工具ポツトの割出し位置と待
機位置間に位置してカバーに形成された開口部に
開閉自在のシヤツタを設け、このシヤツタを工具
ポツトのシフト用シリンダのロツドにこのロツド
の前進と後退各方向の動作をそれぞれ1往復の動
作に変換するリンクや揺動アーム等からなる伝動
機構を介して連結し、工具ポツトのシフト動作に
同期してシヤツタの開閉動作を機械的に連動させ
たので、シヤツタ開閉駆動用の専用の駆動源を必
要とせず、しかも動作タイミングのずれもなく、
工具ポツトの開口部通過時にのみシヤツタを開放
し、通過後には必ず閉じるという動作が確実に保
障される。したがつて、本カバー装置によつて加
工機側からの切粉や切削剤等の工具マガジンへの
侵入を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカバー装置を備えた工具交換
装置の正面図、第2図はその要部を示す斜視図、
第3図は第2図のX−X矢視断面図でシリンダロ
ツドの後退限位置の状態を示し、第4図は同上中
間位置の状態を示し、第5図は同上前進限位置の
状態を示し、第6図は要部の水平断面図である。 1……工具マガジン、2……主軸、3……加工
機、4……交換アーム、8……シフト用シリン
ダ、8a,8b……ロツド、10……カバー、1
0a……開口部、11……シヤツタ、12……伝
動機構、13……リンク、14……第1揺動アー
ム、15……連結ロツド、16……第2揺動アー
ム、17……軸、T……工具、P……工具ポツ
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 各種工具を収納した複数個の工具ポツトを保
    持し、指定された工具ポツトを割出し位置へ移
    動させ、シフト用シリンダにより上記工具ポツ
    トを割出し位置と加工機側の工具交換のための
    待機位置との間を直線往復移動し得る工具マガ
    ジンにおいて、この工具マガジンの少なくとも
    加工機側に面した部分を切粉等の侵入防止用の
    カバーで覆い、かつ、このカバーに工具ポツト
    が通過可能な開口部を形成し、この開口部を開
    閉するシヤツタを上記カバーに摺接自在に取付
    け、このシヤツタを上記シフト用シリンダのロ
    ツドに、このロツドの前進と後退各方向の動作
    をそれぞれ1往復の動作に変換して伝達する伝
    動機構を介して連結し、シフト用シリンダのロ
    ツド位置が両移動終端にあるときシヤツタが完
    全に閉じるようにしたことを特徴とする工具マ
    ガジンのカバー装置。 (2) 上記伝動機構を、シフト用シリンダのロツド
    にリンクを介して連結されこのロツドの進退移
    動動作に連動して揺動運動する第1揺動アーム
    と、この第1揺動アームに連結ロツドを介して
    連結されこの第1揺動アームに連動して揺動運
    動する第2揺動アームと、上記シヤツタを支持
    して上記第2揺動アームに係合されこの第2揺
    動アームの揺動運動に連動してシヤツタの摺動
    方向に進退移動する軸とで構成したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の工
    具マガジンのカバー装置。
JP2704386U 1986-02-26 1986-02-26 Expired JPH0429960Y2 (ja)

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JPS62138548U JPS62138548U (ja) 1987-09-01
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JP2006095664A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Brother Ind Ltd 工作機械および工作機械の制御方法

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