JPH0429828Y2

JPH0429828Y2 -

Info

Publication number: JPH0429828Y2
Application number: JP5086089U
Authority: JP
Priority date: 1989-04-27
Filing date: 1989-04-27
Publication date: 1992-07-20
Also published as: JPH02141271U

Description

【考案の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本考案は、例えば雨天時にデパート等の玄関に
設置し、入店時に傘カバーボツクス本体のフツク
に掛けられたビニール等の傘カバー（傘袋）を使
用者が取り外し、出店時に、使用した傘カバーを
傘カバーボツクス本体内に捨てるようにして使用
する傘カバーボツクスに関する。

〈従来の技術〉従来、雨天時にデパート等の玄関に設置される
傘カバーボツクスは、傘カバーの提供用ポールや
傘カバーの廃棄用ボツクスをそれぞれ別個に用意
したものであつた。

〈考案が解決しようとする課題〉上記従来の傘カバーボツクスでは、傘カバーの
提供用のポールや傘カバーの廃棄用ボツクスをそ
れぞれ別個に用意しなければならないため不便で
あり、廃棄用ボツクスは段ボール箱等を用いてる
ため、スペース的に大となり、外観的にも望まし
くない。

本考案は上記課題に鑑み、便利でかつスペース
的に小となる傘カバーボツクスの提供を目的とす
る。

〈課題を解決するための手段〉本考案に係る課題解決手段は、傘カバーボツク
ス本体１が、前板２と、左右側板３と、背板４
と、天板５と、底板６とから細長の箱状に形成さ
れ、前記前板２の上端に傘カバー７を掛けるため
のフツク８が形成され、前記天板５に使用後の傘
カバー７を投入するための投入口９が形成され、
前記背板４の下部に、開口１０が形成され、該開
口１０に蓋１１が設けられ、前記フツク８から底
板６までの高さが傘カバー７より大に設定されて
いる。

〈作用〉上記課題解決手段において、雨天時に、フツク
８に傘カバー７を適当数だけ掛け、店頭に本装置
を設置する。来店した者は、フツク８から傘カバ
ー７を外し、この傘カバー７を投入口９から傘カ
バーボツクス本体１内に捨てる、傘カバーボツク
ス本体１内にたまつた使用後の傘カバーは、蓋１
１を傘カバーボツクス本体１から取外すことによ
つて容易に処理できる。

〈実施例〉以下、本考案傘カバーボツクスの実施例を第１
図の正面図、第２図の側面図、第３図の背面図、
第４図および第５図の拡大断面図に基づいて説明
する。

そして、図示の如く本考案の実施例における傘
カバーボツクスは、傘カバーボツクス本体１が、
前板２と、左右側板３と、背板４と、天板５と、
底板６とから細長の箱状に形成され、前記前板２
の上端に傘カバー７を掛けるためのフツク８が形
成され、前記天板５に使用後の傘カバー７を投入
するための投入口９が形成され、前記背板４の下
部に、開口１０が形成され、該開口１０に蓋１１
が設けられ、前記フツク８から底板６までの高さ
が傘カバー７より大に設定されたものである。

前記前板２、側板３、背板４、天板５、底板６
は合成樹脂で形成され、傘カバーボツクス本体１
の折曲部分（各板の接合部分）には、金属製補強
部材１５が固定されている。

第４図の如く、前記天板５の中央に前記投入口
９が形成され、前記蓋１１は背板４に固定された
案内板１６に案内されて上下方向に移動自在に設
けられ、蓋１１には把手１７が形成されている。

前記天板５の後面に表示板１８がねじや溶接等
によつて固定されている。

次に作用を説明すると、雨天時に、蓋１１に傘
カバー７を適当数だけ掛け、店頭に本装置を設置
する。来店した者は、蓋１１から傘カバー７を外
し、この傘カバー７を投入口９から傘カバーボツ
クス本体１内に捨てる。傘カバーボツクス本体１
内にたまつた使用後の傘カバーは、蓋１１を傘カ
バーボツクス本体１から取外すことによつて容易
に処理できる。

また、表示板１８や傘カバーボツクス本体１の
表面には、サービス用語（例えば「いらつしやい
ませ」、「使用後はこの中におすて下さい」）等の
文字を配してもよい。

〈考案の効果〉以上の説明から明らかな通り、本考案は、傘カ
バーボツクス本体が、前板と、背板と、天板とか
ら細長の箱状に形成され、前記前板の上端に傘カ
バーを掛けるためのフツクが形成され、前記天板
に使用後の傘カバーを投入するための投入口が形
成され、前記背板の下部に、開口が形成され、該
開口に蓋が設けられたものであるので、雨天時
に、蓋に傘カバーを適当数だけ掛け、店頭に本装
置を設置する。来店した者は、蓋から傘カバーを
外し、この傘カバーを投入口から傘カバーボツク
ス本体内に捨てる。傘カバーボツクス本体内にた
まつた使用後の傘カバーは、蓋を傘カバーボツク
ス本体から取外すことによつて容易に処理できる
といつた優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す傘カバーボツク
スの正面図、第２図は同じく側面図、第３図は同
じく背面図、第４図および第５図は同じく拡大断
面図である。１……傘カバーボツクス本体、２……前板、３
……左右側板、４……背板、５……天板、６……
底板、７……傘カバー、８……フツク、９……投
入口、１０……開口、１１……蓋。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

傘カバーボツクス本体が、前板と、背板と、天
板とから細長の箱状に形成され、前記前板の上端
に傘カバーを掛けるためのフツクが形成され、前
記天板に使用後の傘カバーを投入するための投入
口が形成され、前記背板の下部に、開口が形成さ
れ、該開口に蓋が設けられたことを特徴とする傘
カバーボツクス。