JPH04297233A - 肝機能検査装置 - Google Patents

肝機能検査装置

Info

Publication number
JPH04297233A
JPH04297233A JP3061814A JP6181491A JPH04297233A JP H04297233 A JPH04297233 A JP H04297233A JP 3061814 A JP3061814 A JP 3061814A JP 6181491 A JP6181491 A JP 6181491A JP H04297233 A JPH04297233 A JP H04297233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
blood
wavelength
sampling
photoelectric conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3061814A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Awazu
邦男 粟津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP3061814A priority Critical patent/JPH04297233A/ja
Publication of JPH04297233A publication Critical patent/JPH04297233A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は肝機能検査装置に関し
、特に、選択的に肝臓でのみ摂取および排泄される特定
色素を血液中に注入して、血液中の酸素飽和度の変化の
影響を受けることなく、精度よく注入色素の濃度を測定
し、その色素の血漿消失率と停滞率とを算出して、肝機
能を検査診断するための測定処理を自動的に行なうよう
な肝機能検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】肝機能を検査診断するための従来の血漿
消失率と停滞率の測定法は、特定の色素としてインドシ
アニングリーン(以下、ICGと称する)を用いて採血
により測定する方法を用いていた。この方法によれば、
ICGを被験者に静注した後、注射後5分,10分,1
5分の3回採血が行なわれ、血餅の擬縮を待って血清が
分離され、分光光度計を用い、波長805nmにおける
吸光度が測定され、予め得ていた検量線(ICG血中対
応濃度V,S,吸光度)より、5分,10分,15分後
の血清中のICG濃度が求められ、この濃度変化から血
漿消失率と停滞率とが算出される。
【0003】また、ICG注入量を変化させて血漿消失
率を数回測定して肝細胞機能総量を表わす指標RMAX
 を求める測定法も最近さかんに行なわれるようになっ
た。 採血することなしに血漿消失率と停滞率を測定する方法
もまた特公昭60−58649号公報ですでに提案され
た。この提案された方法によれば、体表より光が照射さ
れ、ICGの吸光感度の高い波長の光と、ICG吸光感
度のほとんどない波長の光が生体から透過され、それぞ
れの光量が測定され、その光量の時間変化(色素消失曲
線)より血漿消失率と停滞率とが求められる。
【0004】採血することなく血中色素濃度を測定する
他の装置は、特開昭50−128387号公報において
提案されている。この装置は、ICGに感応する波長と
、ほとんど感応せず主に血液に感応する波長の2種類の
光を用いて、血液の脈動に起因するそれぞれの吸光度の
変化分の比φを求め、その比φより一定値Kを差引いた
値が組織の存在にかかわらず、色素濃度Cgに比例する
という事実に基づいて、血液中の色素の飽和度を求める
ものである。
【0005】その他に、血中色素濃度を測定する装置と
して、特開昭59−200640号公報において提案さ
れている。この装置は、脈動する血液を含む生体によっ
て吸収および散乱を受けた互いに異なる3種類の波長の
光量変化をそれぞれ検出し、これらの交流成分の変化幅
を演算し、これら3つの演算結果の相互の差の絶対値の
より大なるもの2つに応じて選択された2つの演算式を
用いて血中色素量に関する情報を演算するものである。
【0006】特開昭53−88775号公報においては
、3波長のオキシメータが提案されている。このオキシ
メータは、2波長は動脈血液中の吸収成分であるHb(
還元ヘモグロビン)およびHbO2 (酸素ヘミグロビ
ン)を測定し、光の3波長および3チャネルを用いてさ
らにHbC(一酸化炭素ヘモグロビン)に第3の吸収成
分の濃度を測定するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】最初に述べた従来の採
血法は、注射後の採血時間を正確に測定する必要がある
。しかしながら、実際の検査では、精度よく測定されて
おらず、測定操作も煩雑であった。また、採血により被
験者への精神的,肉体的負担が大きかった。さらに、I
CG注入量を変化させて血漿消失率を数回測定して求め
る指標RMAX 測定法は、十数回もの採血を必要とし
、被験者の負担はさらに大きくなるという問題点があっ
た。
【0008】第2に述べた前述の特公昭60−5864
9号公報に開示されている採血なしで測定する方法によ
れば、実際にセンサを生体に装着した場合、血管圧迫に
よる血流障害,被測定物である生体の揺動,生体内の脈
動や生体組織内の血液量の変化(たとえば、腕の上下だ
けで生体組織,血液量が変化する)などの影響により、
出力が変動し、正確な色素消失曲線を得ることができな
い。その結果、この曲線により得られる血漿消失率と停
滞率も正確なものということはできなかった。
【0009】さらに、前述の特開昭50−128387
号公報で開示されている装置は、以下のような問題点が
ある。すなわち、2波長(805mμ,900mμ)の
光のうち、波長900mμの光は、その吸光度が酸素飽
和度により変動するものであるにもかかわらず、本装置
においては、短い時間内では酸素飽和度があまり変化が
ないことを想定している。しかしながら、実際上は、酸
素飽和度の変化が無視できない時間、測定する場合があ
り、この場合はこの装置は適用できず、得られる色素濃
度の値は不正確なものであった。
【0010】前述の特開昭59−200640号公報に
開示されている装置は、この装置の目的である全酸素濃
度にわたって色素濃度を測定することは、演算式の選択
によってある程度可能であるが、以下のような問題点が
あった。すなわち、選択された2つの演算式により、各
光に対する血液の吸収係数,総ヘモグロビン濃度および
血中色素の吸収係数から血中色素濃度を求めており、こ
れは演算式が選択によって定められている間は、結果的
に酸素飽和度は考慮されていないことを意味している。 したがって、この装置により得られる色素濃度の精度は
必ずしも満足できるものではなかった。
【0011】さらに、特開昭53−88778号公報に
開示されている装置は、3波長の光を用いているが、H
b(還元ヘモグロビン),HbO2 (酸化ヘモグロビ
ン)およびHbC(一酸化炭素ヘモグロビン)を測定す
るものであって、この装置からは正確な血中色素濃度を
求めることはできない。
【0012】それゆえに、この発明の主たる目的は、セ
ンサの生体装着時における血流障害や生体の揺動,生体
内の脈動,生体組織内の血液量の変化のアーチファクト
を除去でき、正確な測定が可能な肝機能検査装置を提供
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は肝機能を検査
するための肝機能検査装置であって、生体組織の血液中
に投与されかつ肝臓で摂取および排泄される特定の色素
に吸光される波長の第1の光と、吸光されない波長の第
2の光と、特定の色素に吸光されかつ第1の光よりも吸
光の少ない波長の第3の光を生体組織に照射する光源手
段と、光源手段によって生体組織に照射され、生体組織
から得られる第1,第2および第3の光に対応する第1
,第2および第3の光電変換信号を出力する光電変換手
段と、光電変換信号をサンプリングするためのサンプリ
ング手段と、サンプリングされた第1,第2および第3
の光電変換信号に含まれる血液中の脈動変動成分と特定
色素の注入から予め定める時間を経過した所定の時間の
間におけるサンプリング信号とに基づいて、血液中の特
定色素濃度に相関する値を演算するように構成したもの
である。
【0014】
【作用】この発明に係る肝機能検査装置は、生体組織の
血液中に投与されかつ肝臓で摂取および排泄される特定
の色素に吸光される波長の第1の光と、吸光されない波
長の第2の光と、吸光されかつ第1の光より吸光の少な
い波長の第3の光が生体組織に照射され、生体組織から
得られる第1,第2および第3の光に対応する第1,第
2および第3の光電変換信号がサンプリングされ、サン
プリングされた第1,第2および第3の光電変換信号に
含まれる血液中の脈動変動成分と特定色素の注入から予
め定める時間を経過した所定の時間の間におけるサンプ
リング信号とに基づいて、血液中の特定色素濃度に相関
する値が演算される。したがって、センサの生体装着時
における血流障害や生体の揺動や脈動などのアーチファ
クトを生体キャリブレーションにより除去しなくても特
定色素濃度に相関する値を演算することができる。それ
によって、正確な特定色素消失曲線の時間管理が可能と
なり、正確なデータが得られる。さらに、従来の採血法
による数点のサンプルではなく、消失曲線の多数のデー
タから血漿消失率や停滞率や肝細胞機能総量を表わす指
標などをより正確に表わすことが可能となり、データへ
の信頼性が向上する。
【0015】
【発明の実施例】まず、この発明の実施例を説明するに
先立って、この発明に用いられるパルスオキシメータの
原理について説明する。血液の吸光は、そのほとんどが
ヘモグロビンによるものであり、ヘモグロビンの光吸光
係数は、酸素飽和度S(0〜1)および光波長によって
異なる。なお、酸素飽和度Sは、総ヘモグロビンすなわ
ちHb(還元ヘモグロビン)と、HbO2 (酸化ヘモ
グロビン)との和に対するHbO2 (酸化ヘモグロビ
ン)の比率を表わす。ヘモグロビンの光吸収係数Eは、
酸素飽和度Sとの間に次の関係を持つ。
【0016】E=Er−S(Er−E0 )ここで、E
rはE(S=0),E0 はE(S=1)である。
【0017】もし、動脈血がほぼ均一に分布している生
体組織の部分に、適当な2つの波長(λ1 ,λ2 )
の光を照射して、その脈動する透過光を求め、それによ
り次のような値を求める。サフィックス1,2は光波長
λ1 ,λ2 を示す。
【0018】Φ=ΔlogI1 /ΔlogI2 Δl
ogIは透過光Iの吸光度変化ΔAに相当し、脈動分の
吸光測定の原理から以下のようにして導かれる。
【0019】厚みDなる平行2平面の間に試料(色素を
含む液体)が満たされているとき、入射光I0 と透過
光Iとの間には、ビール(Beer)の法則により次の
式が成立する。
【0020】A=logI0 /I=ECDただし、E
は色素の光吸収係数,Cは色素の分布濃度である。
【0021】もし、厚みがΔDだけ増加して透過光がΔ
Iだけ減少したとすると、次の式が成立する。
【0022】 A+ΔA=EC(D+ΔD) =−log(I−ΔI)/I0  =−logI/I0 −log(I−ΔI)/Iしたが
って、   ΔA=−log(I−ΔI)/I=ECΔD=Δl
ogI上述の式は、試料の厚みが変化する場合には、透
過光の変化率を求めることによって、変化分に関する吸
光測定をすることができることを示すとともに、他の吸
収物がこれに重なっても、その影響を受けないことを示
す。
【0023】次に、もし脈動血による光の減衰が吸収だ
けによるものだとすれば、次の式が成立する。
【0024】   Φ=ΔlogI1 /ΔlogI2 =E1 /E
2     ={Er1 −S(Er1 −E01)}
/{Er2 −S(Er2 −E02)}したがって、
次の式により酸素飽和度Sを求めることができる。
【0025】   S=(Er1 −ΦEr2 )/{(Er1 −E
01)−Φ(Er2 −E02)}         
                         
                         
   …(1)上述の第(1)式がパルスオキシメータ
の原理である。 この原理によれば、試料の厚みの変化分だけを吸光測定
の対象とすることができるので、組織の色や厚み,静脈
血の共存などの影響を受けずに、動脈血だけを測定する
ことになる。
【0026】次に、3波長の光を用いた場合について、
上述のパルスオキシメータの原理について説明する。特
定色素の量に依存する波長λ1 (特定色素がICGの
場合は、たとえば805nm),特定色素の量に依存し
ない波長λ2 (特定色素がICGの場合は、たとえば
890nm)および特定色素の量に依存するが波長λ1
 よりも依存の小さい波長λ3 (特定色素がICGの
場合は、たとえば665nm)のそれぞれの光を用いた
場合は、次の第(2)式で表わされる。
【0027】   S02=(Er3 −ΦEr2 )/{(Er3 
−E03)−Φ(Er2 −E02)}       
                         
                         
     …(2)特定色素を加えた場合について、3
波長の光を用いることによって酸素飽和度の影響を受け
ずに、特定色素の絶対濃度を求める式を以下に導く。特
定色素の濃度Cgと酸素飽和度Sとの間には以下の第(
3)式〜第(5)式の連立方程式が成立する。
【0028】   Φ12=ΔA1 /ΔA2 =(Eh1 +Ed1
 ×Cg)/Eh2       …(3)  Φ32
=ΔA3 /ΔA2 =(Eh3 +Ed3 ×Cg)
/Eh2       …(4)  Eh=Er−S(
Er−E0 )                  
              …(5)ここで、Eは吸
収係数であり、サフィックスh,dはそれぞれヘモグロ
ビンおよび特定色素を示す。また、サフィックスr,o
はそれぞれ還元ヘモグロビンおよび酸化ヘモグロビンを
示す。上述の連立方程式において、未知数は特定色素の
濃度Cgと酸素飽和度Sである。第(5)式を第(3)
式および第(4)式に代入して、CgおよびSについて
解く。
【0029】上述の第(3)式は次の第(6)式で表わ
される。
【0030】   Φ12={Er1 −S(Er1 −E01)+E
d1 ×Cg}/{Er2 −S(Er2 −E02)
}                        
                         
 …(6)第(4)式は次の第(7)式で表わされる。
【0031】   Φ32={Er3 −S(Er3 −E03)+E
d3 ×Cg}/{Er2 −S(Er2 −E02)
}                        
                         
 …(7)第(6)式および第(7)式の分母を払い、
SとCgで括ると、   {Er2 −S(Er2 −E02)}Φ12=E
r1 −S(Er1 −E01)+Ed1 ×Cg  
                         
                         
    …(8)  {Er2 −S(Er2 −E0
2)}Φ32=Er3 −S(Er3 −E03)+E
d3 ×Cg                   
                         
            …(9)  Er2 Φ12
−Er1 −{(Er2 −E02)Φ12−(Er1
 −E01)}S=Ed1 ×Cg         
                         
                  …(10)  
Er2 Φ32−Er3 −{(Er2 −E02)Φ
32−(Er3 −E03)}S=Ed3 ×Cg  
                         
                         
…(11)上述の第(10)式より次の第(12)式が
得られる。
【0032】   S=(Er2 Φ12−Er1 −Ed1 Cg)
/{(Er2 −E02)Φ12−(Er1 −E01
)}                       
                         
…(12)第(12)式を第(11)式へ代入すると、
次の第(13)式が得られる。
【0033】   Er2 Φ32−Er3 −[{(Er2 −E0
2)Φ32−(Er3 −E03)}(Er2 Φ12
−Er1 −Ed1 Cg)/{(Er2 −E02)
Φ12−(Er1 −E01)]=Ed3 Cg   
                         
                    …(13)
第(13)式を整理すると、次の第(14)式に示すC
gすなわち、ICG相対濃度(mg/dl/Hb)が求
められる。
【0034】   Cg={(E02Er3 −Er2 E03)Φ1
2+(E01Er2 −Er1 E02)Φ32−(E
01Er3 −Er1 E03)}/{(Er2 −E
02)(Ed1 Φ32+Ed3 Φ12)−(Er3
 −E03)Ed1 −(Er1 −E01)Ed3 
        …(14)Cgより絶対濃度Cへ換算
するには、次式によればよい。
【0035】Cg=(mg/dl/(g/dl)よって
、Cを求めるには、Cg×CHbを演算すればよい。
【0036】Hbを求める理論の検討を行なうと、ヘモ
グロビンの吸光量E1 ,E2 をパルスオキシメトリ
で求める。
【0037】ΔA=ECΔd 波長λ1 については、 logΔI1 =ΔA1 =E1 CΔdlogΔI1
 ↓=ΔA1 ↓=E1 C↓Δd(↓は反転記号を示
す) 波長λ2 については、 ΔA2 =E2 CΔd ΔA2 ↓=E2 C↓Δd ΔA1 /ΔA1 ↓=C/C↓ 弾性キュベットで既知のヘモグロビン濃度とΔAとの関
係を求めておき、ICG相対濃度より、ICG絶対濃度
が求まり、酸素飽和度の影響を受けないICG測定が可
能となるとともに、SO2 も同時に測定することが可
能となる。
【0038】上述の説明で、この発明に用いられる測定
方法について説明したので、以下には上述の方法を用い
るこの発明の実施例について述べる。
【0039】図1はこの発明の一実施例の概略ブロック
図であり、図2は被測定物の所定の光路内を通過した後
における波長λ1 ,λ2 ,λ3 の光量を検出する
ためのタイミング図であり、図3は図1に示したRAM
に記憶されるデータを示す図である。
【0040】図1において、肝機能検査装置は、センサ
部10と測定処理部20とから構成されている。センサ
部10は第1の光源11と第2の光源12と第3の光源
13と受光素子14とプリアンプ16とを含む。第1の
光源11は特定色素の吸光度の大きい波長λ1 の光パ
ルスを発生し、第2の光源12は特定色素の吸光度のな
い波長λ2 の光パルスを発生し、第3の光源13は特
定色素に吸光されかつ波長λ1 の光よりも吸光の少な
い波長λ3 の光パルスを発生する。受光素子14は光
源11,12および13から生体組織15に照射され、
所定の光路内を通過した光の脈動成分を受光する。なお
、光源11,12および13は、それぞれ交互にパルス
動作で光を発光するように測定処理部20によって駆動
される。
【0041】測定処理部20は演算手段として動作する
CPU34を含む。CPU34はI/Oポート32を介
して、スタート信号を発振回路24とタイミング回路2
3とに与える。発振回路24は常時所定のクロック信号
を発振している。CPU34は、このクロック信号と前
記スタート信号とを用いて、タイミング回路23とデコ
ーダ22を介して定電流回路21より第1の光源11と
第2の光源12と第3の光源13とに定電流I1 とI
2 とI3 とを図2に示したタイミングTM11とT
M12とTM13とで与える。
【0042】第1の光源11と第2の光源12と第3の
光源13とによって発光された光は、生体組織15の所
定の光路内を通過して受光素子14に入射される。受光
素子14から発生した電流は、プリアンプ16に与えら
れて電流−電圧変換されるとともに、脈動成分の変化量
が増幅されて測定処理部20に与えられる。プリアンプ
14の出力は測定処理部20内に設けられたアンプ45
によって所定の範囲のレベルに増幅され、図2に示した
VPDのような出力が得られる。サンプルホールド回路
28はタイミング回路23とデコーダ25により発生さ
れた図2に示すタイミング信号TM20に基づいて、ア
ンプ45の出力をサンプルホールドする。
【0043】サンプルホールドされた信号はマルチプレ
クサ29によって選択され、A/D変換器30によって
デジタル信号に変換された後、データラッチ31により
データラッチされる。このとき、マルチプレクサ29と
A/D変換器30とデータラッチ31とのタイミングは
、タイミング回路23とデコーダ26により制御される
。ラッチされたデータは、CPU34からI/Oポート
32を介して出力されたセレクタ信号によりデコーダ2
7でタイミングがとられ、L1とL2 とL3 のデジ
タル信号としてRAM35のエリア8a1〜8a3に記
憶される。また、I/Oポート32には、ブザー33が
接続され、このブザー33は特定色素を注入するタイミ
ングを報知する。さらに、CPU34にはRAM35と
ROM36と表示部37とプリンタ38と操作部39と
が接続される。RAM35は図3に示すようなデータを
記憶し、ROM36は後述の図4〜図6に示すフロー図
に基づくプログラムを記憶する。表示部37は後述の図
7および図8に示すようなデータを表示する。プリンタ
38は肝機能検査結果を印字する。
【0044】操作部39はアラームLED40とスター
トキー41とプリンタキー42とを含む。アラームLE
D40は検査結果の信頼度が小さい場合に警報表示し、
スタートキー41は測定モードの開始を指令し、プリン
タキー42は計算結果のプリントアウトを指令する。
【0045】なお、図1に示した構成例では、第1,第
2および第3の光源11,12および13からそれぞれ
発光されかつ生体組織15を所定の光路内を通過した光
を1つの受光素子14によって受光するようにした。
【0046】しかし、これに限ることなく、第1,第2
および第3の光源11,12および13のそれぞれに対
応して受光素子を設け、それぞれの受光素子の出力をサ
ンプリングし、CPU34によって各サンプリング出力
を時分割的に読取るようにしてもよい。また、光源手段
として、特定の色素に吸光される波長λ1 と吸光され
ない波長λ2 と吸光されるが波長λ1 より小さい波
長λ3 との光を共通的に発光する1つの光源を設け、
各波長の光を個別的に透過させる3つのフィルタと各フ
ィルタのそれぞれに対応して受光素子を設けるようにし
てもよい。
【0047】図4〜図6はこの発明の一実施例の具体的
な動作を説明するためのフロー図であり、図7および図
8は図1に示した表示部の表示例を示す図である。
【0048】次に、図1〜図8を参照して、この発明の
一実施例の具体的な動作について説明する。この発明の
増幅の動作は、データサンプルモードと初期設定モード
および測定モードを含み、これらモードでの動作フロー
がそれぞれ図4,図5および図6に示されている。
【0049】まず、図4に示したデータサンプルモード
は、後述の測定モードの中のサブルーチンとして実行さ
れる。ステップ(図示ではSPと略称する)SP11な
いしSP18は、被測定物通過後の1組の波長λ1 ,
λ2およびλ3 の光の光量をサンプルして、RAM3
5に記憶するものである。すなわち、CPU34は、ス
テップSP11において、図1に示すI/Oポート32
を介してスタート信号を出力する。このスタート信号に
より、前述のごとく、L1 ,L2 .L3 の値がデ
ータラッチされる。CPU34はステップSP12にお
いてデータがラッチされるまで待機している。
【0050】次に、CPU34はステップSP13にお
いて、図1に示したI/Oポート32を介してセレクト
ラインにセレクト信号を出力し、ステップSP14にお
いてまずL1 のデータをI/Oポート32を介して読
込み、図3に示したRAM35記憶領域8a1に記憶す
る。同様にして、CPU34はステップSP15および
SP16においてL2 のデータをRAM35の記憶領
域8a2に記憶する。CPU34はステップSP17お
よびSP18において、L3 のデータをRAM35の
記憶領域8a3に記憶する。上述のステップSP18に
おける演算を完了すると、CPU34は元のステップに
リターンする。これについては、図6において説明する
【0051】次に、図5を参照して、初期設定動作につ
いて説明する。CPU34はステップSP23において
読込んだΔL1 ,ΔL2 ,ΔL3 がRAM35の
記憶領域8b1,8b2に記憶されている基準光量デー
タΔLMAX とΔLMIN の範囲内に入るように定
電流回路21を制御する。そして、CPU34は定電流
回路21によって設定された電流の設定値i1 ,i2
 .i3 をRAM35の記憶領域8d1,8d2,8
d3に記憶する。以後、電流i1 ,i2 ,i3 が
常時光源11,12,13に流れる。より詳細に説明す
ると、前述のごとく、波長λ1 ,λ2 ,λ3 の光
の光量データΔL1 ,ΔL2 ,ΔL3はRAM35
の記憶領域8b1,8b2,8b3に記憶されている。 CPU34はステップSP241において、光量データ
ΔL1 ,ΔL2 ,ΔL3 の値をLOλ1 ,LO
λ2 ,LOλ3 として、RAM35の記憶領域8j
1,8h2,8h3にそれぞれ記憶させる。そして、C
PU34はステップSP242ないしSP249を実行
し、LOλ1 ,LOλ2 ,LOλ3 がRAM35
に記憶領域8b1,8b2に記憶されている光量データ
LMAX とLMIN (LMAX >LMIN )の
間に設定されるように、定電流回路21から流れる電流
設定値を調整する。
【0052】より具体的には、ステップSP242では
、LOλ1 がLMAX よりも大きい場合にはステッ
プSP243に進み、電流設定値i1 を小さな値に設
定して、再度ステップSP23およびSP241を実行
し、ステップSP242において再びLOλ1 がLM
AX よりも大きいか否かが判別される。ここで、LM
AX よりLOλ1 が小さくなれば、ステップSP2
42に進み、LOλ1 がLMIN よりも小さいか否
かが判別される。LOλ1 がLMIN よりも小さい
場合には、ステップSP245において電流設定値i1
 の値を大きくして、前述のステップSP23に戻る。 この動作を繰返すことにより、LOλ1 がLMAX 
とLMIN の間に入るように電流設定値i1 が設定
される。
【0053】次に、ステップSP246ないしSP24
9では、ステップSP242ないしSP245と同様に
して、LOλ2 がLMAX とLMIN の間に入る
ように、電流設定値i2 が設定される。ステップSP
250〜SP253では、ステップSP242ないしS
P245と同様にして、LOλ3 がLMAX とLM
IN の間に入るように、電流設定値i3 が設定され
る。このようにして、ステップSP23ないしSP25
3で最終的に設定された電流設定値i1,i2 ,i3
 がRAM35の記憶領域8d1,8d2,8d3に記
憶される。
【0054】次に、図6を参照して、測定モードについ
て説明する。ステップSP41において、CPU34は
表示部37に特定色素を注入するための表示を行なう。 この表示に従って、測定者は特定色素を被験者に注入す
るための準備を行なう。次にCPU34はステップSP
42において、スタートキー41が操作されるまで待機
する。CPU34がスタートキー41が操作されたこと
を判別すると、ステップSP43において値特定色素の
注入すべきタイミングを表示するとともに、ブザー33
によって警報音を報知させる。測定者はこの音や表示が
発生したとき、特定色素の注入を行なう。CPU34は
ステップSP44において、タイマの初期値として“0
”を設定する。
【0055】次に、CPU34はSP45において、前
述の図4で説明したサブルーチンであるデータサンプル
プログラムを実行する。すると、サンプルデータがRA
M35の記憶領域8a1ないし8a3にL1 ないしL
3 としてそれぞれ記憶される。CPU34はステップ
SP46において、次の演算式に基づく演算を行なって
、Cg(I)をRAM35の記憶領域8i1に記憶する
【0056】   Cg={(E02Er3 −Er2 E03)Φ1
2+(E01Er2 −Er1 E02)Φ32−(E
01Er3 −Er1 E03)}/{(Er2 −E
02)(Ed1 Φ32+Ed3 Φ12)−(Er3
 −E03)Ed1 −(Er1 −E01)Ed3 
}このCg(I)の値はステップSP46において、た
とえば第7図に示すような態様で表示部37に表示され
る。図7において、横軸は特定色素注入後からの経過時
間を示し、縦軸はCg(I)の値である。ここで、特定
色素の消失曲線のサンプリング数をmとすると、Iは1
ないしmの整数であり、消失曲線の測定時間をTsとす
ると、1回のサンプリングタイムはITM=Ts/(m
−1)である。もちろん、I=1の場合は、特定色素の
注入時に一致する。ステップSP47において、CPU
34はこのサンプリングタイムITMの間待機する。
【0057】この待機時間を経過すると、CPU34は
ステップSP48において、iがmよりも大きいか否か
を判別する。iがmよりも大きい場合はステップSP4
9に進むが、小さい場合には再びステップSP45に戻
り、繰返しサンプリングを行なう。ここでRAM35の
記憶領域8i1〜8imに記憶されているデータCg(
I)は、たとえば図6に示すような特定色素の消失曲線
を描くが、CPU34はこの立上り点を検出し、ステッ
プSP49において、その前のデータをベースラインと
して、各Cg(I)より減算して、再度記憶領域8i1
ないし8imに記憶する。もちろん、測定精度を高める
ために、ステップSP45のL1 ないしL3 はk回
の平均値であってもよい。
【0058】次に、CPU34はステップSP51にお
いて、記憶領域8i1ないし8imに記憶されたCg(
I)のデータのうち、時間T1 ないしT2 (0<T
1 <T2 <Ts)の間のデータについて、Cg(I
)=AeBt I=Ts/(m−1)(分) シミュレーションカーブにて最小2乗法を用いて定数A
,Bを求める。
【0059】次に、CPU34は、ステップSP52に
おいて、血漿消失率k=−B,T分の停滞率R%=EB
tの演算を行なって、k,Rを求める。そして、CPU
34は求めたk,RをRAM35の記憶領域8g1,8
g2にそれぞれ記憶させる。このとき、CPU34は最
小2乗法での相関係数r2を演算して、演算した相関係
数r2 をRAM35の記憶領域8g3に記憶させる。 また、CPU34は、このときにブザー33から終了の
ブザー音を発生させる。
【0060】さらに、CPU34はkの値とR%の値を
たとえば、図7に示すような態様で表示部37に表示さ
せる。次に、CPU34はステップSP53において、
相関係数r2 がたとえば0.95よりも小さいか否か
を判別する。これは相関係数r2 が−1に近いほど相
関がよいため、その相関度をチェックするものである。 ただし、−0.95という値は、0ないし−1の間の値
であって、暫定的であり、もちろん−1に近ければ近い
ほど装置の信頼性が向上する。ここで、CPU34は相
関係数r2 が、たとえば0.95よりも大きい場合に
は、信頼度が小さいものと判別して、ステップSP54
においてアラームLED40を点灯し、ステップSP5
3において相関係数r2 がたとえば−0.95よりも
小さく、測定に信頼があることを判別した場合には、ア
ラームLED40を点滅することなくステップSP55
に進む。 そして、CPU34はステップSP55において、プリ
ントキー42が操作されているか否かを判別し、操作さ
れていれば、プリンタ38によってkの値とR%の値を
印字させる。
【0061】次に、肝細胞機能総量を表わす指標RMA
X を測定する実施例について説明する。
【0062】図9は指標RMAX を測定するための装
置に設けられるRAMに記憶されるデータを示す図であ
る。 指標RMAX を測定するための装置の構成は前述の図
1と同じであり、RAM35には、前述の図3に示した
記憶領域8g1ないし8g3に代えて、図9に示すよう
な記憶領域8k1ないし8k6および8l1,8l2が
設けられる。
【0063】図10および図11は指標RMAX を測
定するための測定モードを説明するためのフロー図であ
り、図12,図13および図14は指標RMAX を測
定する動作を説明するための図である。
【0064】なお、指標RMAX を測定する場合にお
けるデータサンプルモードは前述の図4と同じであり、
初期設定動作は図5と同じである。さら、図10および
図11に示した測定モードの動作のうち、ステップSP
41ないしSP51およびステップSP53ないしSP
56までは前述の図6と同じであるため、その部分の説
明は省略する。
【0065】指標RMAX を測定する場合には、図1
2に示すように、少なくとも2以上の区間において、最
小2乗法を用いて、その演算結果の時間変化におけるシ
ミュレーションカーブの関数を演算し、その関数に基づ
いて、特定色素の係数kを区間について求める必要があ
る。そこで、CPU34はステップSP51において、
特定色素を注入し、特定色素が血液中に一様に分布した
時間のうち、時間T1 ないしT2 の区間における定
数A1 ,B1 を演算する。ステップSP57におい
て、CPU34はk1 =−P1よりk1 を求めると
ともに、相関係数Rg1を求め、RAM35の記憶領域
8k1,8k2に記憶する。同様にして、CPU34は
ステップSP58において、時間T3 とT4 の区間
における定数A2 ,B2 を求め、ステップSP59
において、係数K2 と相関係数Rg2を求めて記憶領
域8k3,8k4に記憶する。さらに、CPU34はス
テップSP60において、定数A3 ,B3 を演算し
、ステップSP61において、係数k3 と相関係数R
g3を求めて記憶領域8k5,8k6に記憶する。そし
て、CPU34はステップSP62において指標RMA
X を演算する。
【0066】ここで、時間T1 ないしT6 と係数k
1ないしk3 の関係は図13に示すように対応付けら
れる。 そして、CPU34は時間T1 ,T3 ,T5 にお
ける特定色素濃度に対応する値をCg1 ,Cg2 ,
Cg3とし、図14に示すグラフを表示する。図14に
おいて、横軸は1/Cgで示され、縦軸は1/kで示さ
れる。これらのデータに基づいて、CPU34は次の演
算式により、最小2乗法を用いてa,bを演算する。
【0067】1/ki =a(1/Ci )+b(i=
1,2…m,m≧2,i=1は第1の区間)次に、CP
U34は次の演算式に従って、指標RMAX とrMA
X を演算してRAM35の記憶領域8l1,8l2に
記憶して表示または印字する。
【0068】RMAX =1/b なお、上述の説明では、時間の区間を3つとしたが、こ
れは2回以上であれば何回でもよく、時間区間の多いほ
ど精度が向上する。
【0069】ここで、図13において、横軸に1/Cg
1 ,1/Cg2 ,1/Cg3 をプロットしたが、
これは簡易型であり、次に示す演算式に基づいて、係数
A1 を求め、この係数A1 を係数C01とし、同様
にして係数C02,C03を求め、図12に示すような
データを作成すればより正確に指標RMAX を測定で
きる。この際、T1 =5分として、ICGの注入量を
D1 mg/kgとすれば、C01はD1 に対応し、
D2 =D1 ・C02/C01,D3 =D1 ・C
03/C01とすればよい。D1 は装置特有の値とし
て、たとえば2mg/kgとして予め設定しておくか、
あるいはCPU34に入力手段を接続して入力するよう
にすればよい。
【0070】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、生体
組織の血液中に投与されかつ肝臓で摂取および排泄され
る特定の色素に吸光される波長の第1の光と、吸光され
ない波長の第2の光と、吸光されるが第1の光よりも吸
光の少ない波長の第3の光を生体組織に照射し、生体組
織から得られる第1,第2および第3の光に対応する第
1,第2および第3の光電変換信号をサンプリングし、
サンプリングした光電変換信号に含まれる血液中の脈動
変動成分と特定色素の注入から予め定める時間を経過し
た所定の時間の間におけるサンプリング信号に基づいて
、血液中の特定色素濃度に相関する値を演算することが
できる。したがって、センサの生体装着時における血流
障害や生体の揺動や脈動などのアーチファクトを生体キ
ャリブレーションにより除去しなくても、特定色素濃度
に相関する値を演算することができる。それによって、
正確な特定色素の消失曲線の時間管理が可能となり、正
確なデータが得られる。さらに、従来の採血法による数
点のサンプルではなく、消失曲線の多数のデータから血
漿消失率や停滞率や肝細胞機能総量を表わす指標などを
より正確に表わすことが可能となり、データの信頼性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略ブロック図である。
【図2】被測定物の所定の光路内を通過した後における
波長λ1 ,λ2 ,λ3 の光量を検出するためのタ
イミング図である。
【図3】図1に示したRAMに記憶されるデータを示す
図である。
【図4】この発明の一実施例の動作を説明するためのフ
ロー図であってデータサンプルモードを示す。
【図5】この発明の一実施例の動作を説明するためのフ
ロー図であり、初期設定モード示す。
【図6】この発明の一実施例の動作を説明するためのフ
ロー図であり、測定モードを示す。
【図7】図1に示した表示部の表示例を示す図であり、
特定色素の消失曲線を表示した例を示す図である。
【図8】図1に示した表示部の表示例を示す図である。
【図9】指標RMAX を測定するための装置に設けら
れるRAMに記憶されるデータを示す図であ。
【図10】指標RMAX を測定するための測定モード
を説明するためのフロー図である。
【図11】指標RMAX を測定するための測定モード
を説明するためのフロー図である。
【図12】指標RMAX を測定する動作を説明するた
めの図であり、血漿消失曲線の時間変化を示した図であ
る。
【図13】指標RMAX を測定する方法を説明するた
めの図である。
【図14】指標RMAX を測定する方法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10  センサ部 11,12,13  光源 14  受光素子 20  測定処理部 21  定電流回路 22,25,26,27  デコーダ 23  タイミング回路 24  発振回路 28  サンプルホールド回路 29  マルチプレクサ 30  A/D変換器 31  データラッチ 32  I/Oポート 34  CPU 35  RAM 36  ROM 37  表示部 38  プリンタ 39  操作部 40  アラームLED 41  スタートキー 42  プリントキー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  肝機能を検査するための肝機能検査装
    置であって、生体組織の血液中に投与されかつ肝臓で摂
    取および排泄される特定の色素に吸光される波長の第1
    の光と、吸光されない波長の第2の光と、前記特定の色
    素に吸光されかつ前記第1の光よりも吸光の少ない波長
    の第3の光とを前記生体組織に照射する光源手段、前記
    光源手段によって前記生体組織に照射され、前記生体組
    織から得られる前記第1,第2および第3の光に対応す
    る第1,第2および第3の光電変換信号を出力する光電
    変換手段、前記光電変換手段からの前記第1,第2およ
    び第3の光電変換出力をサンプリングするためのサンプ
    リング手段、前記サンプリング手段によってサンプリン
    グされた前記第1,第2および第3の光電変換信号に含
    まれる血液中の変動成分と、前記特定色素の注入から所
    定の時間の間における前記サンプリング手段のサンプリ
    ング信号とに基づいて、前記血液中の特定色素濃度に相
    関する値を演算する演算手段を備えた、肝機能検査装置
  2. 【請求項2】  前記演算手段によって演算された前記
    特定色素濃度に相関する値に基づいて、最小2乗法を用
    いて、時間の関数としてのシミュレーション関数の係数
    を求め、その係数に基づいて前記特定色素の血漿消失率
    を求めるための手段を含む、請求項1の肝機能検査装置
JP3061814A 1991-03-26 1991-03-26 肝機能検査装置 Withdrawn JPH04297233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3061814A JPH04297233A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 肝機能検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3061814A JPH04297233A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 肝機能検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04297233A true JPH04297233A (ja) 1992-10-21

Family

ID=13181933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3061814A Withdrawn JPH04297233A (ja) 1991-03-26 1991-03-26 肝機能検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04297233A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103385695A (zh) * 2013-07-19 2013-11-13 武汉昊博科技有限公司 多波长肝脏储备功能检测仪及检测icg浓度的方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103385695A (zh) * 2013-07-19 2013-11-13 武汉昊博科技有限公司 多波长肝脏储备功能检测仪及检测icg浓度的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3275159B2 (ja) 循環血液量測定装置
US6456862B2 (en) Method for non-invasive spectrophotometric blood oxygenation monitoring
Pryds et al. Carbon dioxide-related changes in cerebral blood volume and cerebral blood flow in mechanically ventilated preterm neonates: comparison of near infrared spectrophotometry and 133Xenon clearance
EP0286142B1 (en) Reflection type oximeter
JPH11244267A (ja) 血中成分濃度測定装置
EP0860142A2 (en) Method & apparatus for improved photoplethysmographic monitoring of blood analyte parameters
JP3260472B2 (ja) 診断装置
JP3753650B2 (ja) 血流測定装置
JP3096331B2 (ja) 診断装置
JPH0657216B2 (ja) 肝機能検査装置
JP4856477B2 (ja) 生体光計測装置
EP0399482B1 (en) Liver function testing apparatus
KR910002651B1 (ko) 간 기능 검사 장치
EP0298122B1 (en) Liver function inspection apparatus
KR910002652B1 (ko) 간 기능 검사 장치
JPH04297233A (ja) 肝機能検査装置
JP3325145B2 (ja) 生体光計測装置
JP3972176B2 (ja) 血中吸光物質濃度測定装置および血中吸光物質濃度を演算するための補正関数決定方法
JP2795197B2 (ja) 光散乱・吸収体の光学的測定装置
JP3825459B2 (ja) 生体光計測装置
Aoyagi Pulse oximetry: Its origin and development
JP2006158611A (ja) インドシアニングリーン定量カテーテルシステム
JPH0534979B2 (ja)
JPH0351177B2 (ja)
JP2002372491A (ja) 生体光計測装置の信号表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514