JPH042955Y2 - - Google Patents
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- JPH042955Y2 JPH042955Y2 JP1986125508U JP12550886U JPH042955Y2 JP H042955 Y2 JPH042955 Y2 JP H042955Y2 JP 1986125508 U JP1986125508 U JP 1986125508U JP 12550886 U JP12550886 U JP 12550886U JP H042955 Y2 JPH042955 Y2 JP H042955Y2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- steel cable
- piston
- steel
- pressure fluid
- Prior art date
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- Expired
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- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 52
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 8
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- 238000009933 burial Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は沈埋函等の沈設作業や各種係留に使用
される鋼索の巻取りや繰り出しを行う、鋼索の制
御装置に関するものである。
される鋼索の巻取りや繰り出しを行う、鋼索の制
御装置に関するものである。
〈従来の技術〉
従来、沈埋函の沈設作業には係留用の鋼索を小
さい力で巻取つたりあるいは繰り出すために、多
重滑車が用いられている。
さい力で巻取つたりあるいは繰り出すために、多
重滑車が用いられている。
そして、各多重滑車間にワイヤ等の鋼索を索取
りして巻回している。
りして巻回している。
〈本考案が解決しようとする問題点〉
前記した従来の鋼索の制御技術には次のような
問題点が存在する。
問題点が存在する。
(イ) 鋼索を弛緩させているときにも、鋼索にある
程度の外力を加えて緊張状態を維持させておく
ことが望ましいとされている。
程度の外力を加えて緊張状態を維持させておく
ことが望ましいとされている。
しかし、鋼索の緊張力に見合うだけの外力を
与え続けることは困難である。
与え続けることは困難である。
(ロ) 一つの沈埋函の沈設を終了すると多重滑車は
取り外して次の沈設予定の沈埋函に付け換えら
れる。
取り外して次の沈設予定の沈埋函に付け換えら
れる。
しかし、鋼索が幾重にも捲回された状態のま
ま多重滑車や鋼索を移設する作業には多大の時
間と労力を必要とするうえに鋼索類が損傷し易
い。
ま多重滑車や鋼索を移設する作業には多大の時
間と労力を必要とするうえに鋼索類が損傷し易
い。
〈本考案の目的〉
本考案は以上の問題点を解決するために成され
たもので、その目的とするところは滑車間に巻き
掛けた鋼索のたるみを防止して、鋼索の損傷や鋼
索の外れを防止できる、鋼索の制御装置を提供す
ることにある。
たもので、その目的とするところは滑車間に巻き
掛けた鋼索のたるみを防止して、鋼索の損傷や鋼
索の外れを防止できる、鋼索の制御装置を提供す
ることにある。
〈本考案の構成〉
以下、図面を参照しながら本考案の一実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
〈イ〉 制御装置の説明
第1図に制御装置1の全体図を示す。
図中2は筒体の一端を開放して形成したシリン
ダ、3はシリンダ2内に摺動自在に収容したピス
トン、4は多重滑車、5は自在滑車である。
ダ、3はシリンダ2内に摺動自在に収容したピス
トン、4は多重滑車、5は自在滑車である。
以下各部について詳述する。
〈ロ〉 シリンダ
シリンダ2は長尺の筒体であり、一端を閉塞し
他端を開放して形成する。
他端を開放して形成する。
このシリンダ2の底部の外周上には、シリンダ
2内に加圧水等の圧液を供給する注入口21を設
け、さらにシリンダ2の外周に固定用プレート2
2および吊り金具23を取り付ける。
2内に加圧水等の圧液を供給する注入口21を設
け、さらにシリンダ2の外周に固定用プレート2
2および吊り金具23を取り付ける。
またシリンダ2の注入口21と、圧送ポンプ7
との間を圧送ホース71で接続する。
との間を圧送ホース71で接続する。
〈ハ〉 ピストン
ピストン3は有底形の筒体であり、この筒体の
底面31の両面にはそれぞれ接続板32,33を
取り付ける。
底面31の両面にはそれぞれ接続板32,33を
取り付ける。
接続致33は被牽引部材と接続する接続片で、
被牽引部材に応じて設計する。
被牽引部材に応じて設計する。
また、ピストン3の外周にはリング状の止水シ
ール34を装着する。
ール34を装着する。
〈ニ〉 滑車と鋼索の捲回
シリンダ2内の底部面には多重滑車4を接続す
る。
る。
また、ピストン3内の接続板32には自在滑車
5を接続する。
5を接続する。
そして、これらの両滑車4,5の間には一端を
自在滑車5に接続して鋼索6を捲回する。
自在滑車5に接続して鋼索6を捲回する。
両滑車4,5の間に捲回した鋼索6の他端は、
シリンダ2の底部面に開設した取出口24を介し
て外部に案内して巻上機に接続する。
シリンダ2の底部面に開設した取出口24を介し
て外部に案内して巻上機に接続する。
この取出口24には、シール材を配置して取出
口24と鋼索6との間に止水処理を旋す。
口24と鋼索6との間に止水処理を旋す。
他方ピストン3の底面から突出する接続板33
には別途の鋼索61を接続する。
には別途の鋼索61を接続する。
その結果、鋼索6を巻き取るとこの巻取力の数
倍の牽引力で他の鋼索61を牽引することができ
る。
倍の牽引力で他の鋼索61を牽引することができ
る。
鋼索61に発生する牽引力の大きさは、自在滑
車5と多重滑車4間に捲回した鋼索6の本数によ
つて決定される。
車5と多重滑車4間に捲回した鋼索6の本数によ
つて決定される。
〈ホ〉 制御装置の作動
[鋼索の引き寄せ時](第2図)
ピストン3に接続する鋼索61を引き寄せる場
合は、鋼索6をウインチ等で巻き取る。
合は、鋼索6をウインチ等で巻き取る。
その結果、多重滑車4と自在滑車5との間に捲
回された鋼索6の捲回距離が短くなる。
回された鋼索6の捲回距離が短くなる。
多重滑車4はシリンダ2に接続しているから、
自在滑車5に接続するピストン3が多重滑車4の
方向すなわち、シリンダ2の底部側に引き寄せら
れ、同時にピストン3に接続する鋼索61がピス
トン3の移動と共にシリンダ2内に引き入れられ
る。
自在滑車5に接続するピストン3が多重滑車4の
方向すなわち、シリンダ2の底部側に引き寄せら
れ、同時にピストン3に接続する鋼索61がピス
トン3の移動と共にシリンダ2内に引き入れられ
る。
また、ピストン3がシリンダ2の底部側に戻る
結果、シリンダ2内に存在する圧液は外部に排出
される。
結果、シリンダ2内に存在する圧液は外部に排出
される。
このときの鋼索61に発生する牽引力は、鋼索
6を巻取つた力の数倍となり、また鋼索6の移動
量は鋼索61の巻取量の数分の一となる。
6を巻取つた力の数倍となり、また鋼索6の移動
量は鋼索61の巻取量の数分の一となる。
[鋼索の弛緩時](第3図)
また鋼索61を弛緩したいときは、圧液ユニツ
トである圧送ポンプ7を運転して、シリンダ2内
に圧液を供給する。
トである圧送ポンプ7を運転して、シリンダ2内
に圧液を供給する。
同時にウインチから鋼索6を巻き戻す。
シリンダ2内に圧液が供給され続けると、シリ
ンダ2の内圧が上昇してピストン3が押し出さ
れ、多重滑車4と自在滑車5との距離が徐々に離
れていく。
ンダ2の内圧が上昇してピストン3が押し出さ
れ、多重滑車4と自在滑車5との距離が徐々に離
れていく。
その結果、ピストン3に接続する鋼索61が戻
されて弛緩する。
されて弛緩する。
〈ヘ〉 利用例
前記構造の制御装置1は、例えば第4図に示す
ように沈埋函8の沈設位置を制御する場合に使用
できる。
ように沈埋函8の沈設位置を制御する場合に使用
できる。
具体的には、沈埋函8の上部スラブに前記構造
の制御装置1と圧送ポンプ7を多数固定する。
の制御装置1と圧送ポンプ7を多数固定する。
各制御装置1の鋼索6の端は、図示しない水上
の作業船上のウインチに接続する。
の作業船上のウインチに接続する。
またピストン3に接続した鋼索61の端は、水
底に打設したアンカー9に接続する。
底に打設したアンカー9に接続する。
そして、沈埋函8の移動方向に位置する鋼索6
1をシリンダ2内に取り込み、また他の鋼索61
は弛緩させて沈埋函8を所定の位置に修正する。
1をシリンダ2内に取り込み、また他の鋼索61
は弛緩させて沈埋函8を所定の位置に修正する。
各圧送ポンプ7の運転操作は作業船等から遠隔
で行うものとする。
で行うものとする。
これらの各鋼索61の引き寄せおよび弛緩操作
は前記した通りであるから説明を省略する。
は前記した通りであるから説明を省略する。
〈本考案の効果〉
本考案は以上説明したようになるから次のよう
な効果を得ることができる。
な効果を得ることができる。
(イ) 多重滑車や鋼索類の複数の機材をシリンダ内
に収容して単体にまとめてある。
に収容して単体にまとめてある。
従つて、制御装置の取り付け取り外しに手数
がかからず、従来に比べて大幅に省力化を図る
ことができる。
がかからず、従来に比べて大幅に省力化を図る
ことができる。
特に、移設回数が多い場合には好適である。
(ロ) 滑車間の対向距離が変化する際、シリンダ内
の圧液により鋼索に好適な張力が付与される。
の圧液により鋼索に好適な張力が付与される。
そのため、鋼索の損傷や外れを回避すること
ができる。
ができる。
(ハ) ピストンに接続する被牽引部材の牽引力を解
除する場合、ピストンに外部から引き戻し力を
加えたりしないで、シリンダ内に圧液の供給す
るだけの簡単な操作でピストンを摺動させるこ
とができる。
除する場合、ピストンに外部から引き戻し力を
加えたりしないで、シリンダ内に圧液の供給す
るだけの簡単な操作でピストンを摺動させるこ
とができる。
被牽引部材が係留用の鋼索等のように取り扱
いに大きな力を要する部材である場合は、鋼索
の取り外し操作を簡単に行える。
いに大きな力を要する部材である場合は、鋼索
の取り外し操作を簡単に行える。
第1図:本考案に係る一実施例の説明図、第2
図:鋼索の引き寄せ時の説明図、第3図:鋼索の
弛緩時の説明図、第4図:沈埋函の沈設例の説明
図。
図:鋼索の引き寄せ時の説明図、第3図:鋼索の
弛緩時の説明図、第4図:沈埋函の沈設例の説明
図。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 一方を開放した筒状のシリンダと、 シリンダ内に摺動自在に収容したピストンと、 ピストン内に接続した滑車と、 シリンダ底部に接続した固定式の滑車と、 前記両滑車間に巻き掛け、一端を固定し、他端
をシリンダ底部外へ案内した鋼索と、 シリンダ開放部に露出するピストン端面に設け
た別途の被牽引部材と接続する接続片と、 前記鋼索の巻き戻し時にシリンダ内に圧液を供
給し、鋼索の巻き取り時にシリンダ内から圧液を
排出する圧液ユニツトとにより構成した、 鋼索の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986125508U JPH042955Y2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986125508U JPH042955Y2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6332895U JPS6332895U (ja) | 1988-03-03 |
JPH042955Y2 true JPH042955Y2 (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=31018467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986125508U Expired JPH042955Y2 (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH042955Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638517A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-13 | May Michael G | Externallyyignited fourrcycle internal combustion engine with piston |
JPS5716076A (en) * | 1980-07-04 | 1982-01-27 | Canon Inc | Recording solution |
-
1986
- 1986-08-19 JP JP1986125508U patent/JPH042955Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638517A (en) * | 1979-08-28 | 1981-04-13 | May Michael G | Externallyyignited fourrcycle internal combustion engine with piston |
JPS5716076A (en) * | 1980-07-04 | 1982-01-27 | Canon Inc | Recording solution |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6332895U (ja) | 1988-03-03 |
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