JPH04294874A - 板金部材のスポット溶接装置及びそのスポット溶接方法 - Google Patents

板金部材のスポット溶接装置及びそのスポット溶接方法

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JPH04294874A
JPH04294874A JP3083190A JP8319091A JPH04294874A JP H04294874 A JPH04294874 A JP H04294874A JP 3083190 A JP3083190 A JP 3083190A JP 8319091 A JP8319091 A JP 8319091A JP H04294874 A JPH04294874 A JP H04294874A
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JP
Japan
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sheet metal
spot welding
flange portion
edge
outer panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP3083190A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Totsuka
戸塚 洋光
Masuo Takano
高野 益男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH04294874A publication Critical patent/JPH04294874A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端部に屈曲片から成る
フランジ部を有する板金部材の端縁部分をスポット溶接
するための装置及び方法に関するものであり、特に、溶
接面が狭い箇所、及び外観面にデフォームを生じ易い箇
所のスポット溶接に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】端部に屈曲片から成るフランジ部を有す
る板金部材は、例えば、自動車の車体パネルとして使用
されている。図3は自動車の車体構造の一部を示すもの
であって、同図において、1はサイドボディーアウタパ
ネル、2はルーフサイドアウタパネル(ルーフレール)
、3はルーフパネルである。
【0003】上述のサイドボディーアウタパネル1の上
端には、上方に向けて屈曲された屈曲片から成るフラン
ジ部4が形成されており、ルーフサイドアウタパネル2
の端縁部分2aが、サイドボディーアウタパネル1のフ
ランジ部4に連なる端縁部分1aの裏面に重ね合されて
スポット溶接されている。そして、サイドボディーアウ
タパネル1のフランジ部4にはルーフパネル3の屈曲端
縁部分3aがスポット溶接にて結合されている。
【0004】ところで、従来では、サイドボディーアウ
タパネル1とルーフサイドアウタパネル2とをスポット
溶接するに際しては、図4に示すように、これらの両パ
ネル1,2の端縁部分1a,2aを互いに重ね合せると
共に、平板状の薄いバックバー5を前記フランジ部4と
端縁部分1aとにより形成される角部内に配置し、しか
る後にスポット溶接ガン6の一対の電極(ガンチップ)
6a,6b間に、端縁部分1a,2a及びバックバー5
の重ね合せ箇所を加圧状態で挟持して溶接電流を流すこ
とによって、前記端縁部分1a,2aをスポット溶接す
るようにしているのが実状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなスポット溶
接を行なう場合には、サイドボディーアウタパネル1の
表面にデフォーム(波打ち形状のしわや変形等)の発生
を防止する対策として、図5においてXで示す寸法すな
わちフランジ部4とスポット溶接箇所7との間の間隔を
できるだけ小さくすることが必要である。換言すれば、
スポット溶接箇所7はできるだけフランジ部4の根元の
近くにすることがデフォーム防止対策として要求される
。その理由は、デフォームを生じ易い部分(図3におい
て符号Aで示す部分)からできるだけ遠くの箇所でスポ
ット溶接し、挟持による機械的応力や溶接電流による熱
的応力を当該部分に発生させないようにするためのであ
る。
【0006】しかしながら、デフォームの発生防止のた
めに、スポット溶接箇所7を無理してフランジ部4に近
づけようとすると、スポット溶接用の電極(ガンチップ
)6a,6bの先端の湾曲半径等の制約により、下記の
如き問題を生じる。
【0007】すなわち、バックバー5は両面がフラット
な平板から成り、かつ、厚さが8mm〜10mm程度と
薄いため、一方の電極6aがサイドボディーアウタパネ
ル1のフランジ部4に当接し、これによりフランジ部4
が変形されてしまうおそれがある。また、フランジ部4
に変形を生じないようにフランジ部4から離れた箇所を
スポット溶接すると、スポット溶接箇所がサイドボディ
ーアウタパネル1のボディー外板面に近い所となるため
、加圧挟持時のショックによる応力変形、通電時のナゲ
ット部の熱応力による歪み変形等の変形応力の影響を受
けやすくなり、サイドボディーアウタパネル1の端縁部
分1a付近の箇所A(図4参照)に大きなデフォームを
生じて外観が悪くなってしまうおそれがある。
【0008】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、端部にフランジ部を有す
る板金部材の外表面にデフォームが発生するのを効果的
に防止し得ると共に、前記フランジ部が変形されてしま
うことのないような板金部材のスポット溶接装置及びそ
のスポット溶接方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る板金部材のスポット溶接装置では、
端部に屈曲片から成るフランジ部を有する第1の板金部
材のうち前記フランジ部に連なる端縁部分に、第2の板
状部材の端縁部分を重ね合せ、これらの端縁部分とバッ
クバーとを一対の電極で加圧挟持してスポット溶接を行
なうようにした板金部材のスポット溶接装置において、
前記第1の板金部材のフランジ部及び端縁部分が当てが
われる前記バックバーの所定箇所に、前記フランジ部の
高さよりも肉厚が厚く、かつ、前記フランジ部及び端縁
部分に対応する表面形状を有する肉厚部を設けるように
している。また、本発明に係る板金のスポット溶接方法
では、スポット溶接すべき箇所の近傍に屈曲片から成る
フランジ部を有する板金部材のスポット溶接方法におい
て、前記フランジ部の高さよりも肉厚が厚く、かつ、前
記フランジ部及びこれに連なる端縁部分に対応する表面
形状を有するように前記バックバーに形成した肉厚部の
上に前記板金部材のフランジ部及び端縁部分を当てがう
と共に、前記板金部材の端縁部分に他の板金部材の端縁
部分を重ね合せた状態の下で、これらの板金部材の端部
部分及び前記バックバーを一対の電極で加圧挟持して前
記端縁部分をスポット溶接するようにしている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例に付き図1及び図2
を参照して説明する。なお、図1及び図2を参照して説
明する。なお、図1及び図2において図3〜図5と同一
の部分には共通の符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0011】図1は、本発明に係るスポット溶接装置1
0を示すものであって、本装置10は、互いに対向する
一対の電極(ガンチップ)6a,6bを有するスポット
溶接ガン6、及び、サイドボディーアウタパネル1とル
ーフサイドアウタパネル2とをスポット溶接するのに用
いられてるバックバー11をそれぞれ具備している。
【0012】上述のバックバー11は、クロム銅製であ
って、薄い板状の基体部12の端縁に肉厚部13を形成
したものである。この肉厚部13は、図1及び図2に示
すように、基体部12の端部から距離Yだけ離れた部分
に立上り断面14を有しており、この立上り断面14と
これに連なる肉厚部13の頂面15とによって形成され
る屈曲面形状は、スポット溶接すべきサイドボディーア
ウタパネル1のフランジ部4とこれに連なる端縁部分1
aとによって形成される屈曲面形状に対応(一致)する
ように構成されている。
【0013】そして、前記距離Yは前記フランジ部4の
板厚よりも大きく設定されると共に、肉厚部13の立上
り断面14の高さHは前記フランジ部4の高さよりも僅
かに大きく設定されている。
【0014】次に、本例のスポット溶接装置10を用い
てサイドボディーアウタパネル1及びルーフサイドアウ
タパネル2の端面部分1a,2aをスポット溶接する際
の操作に付き説明する。
【0015】まず、サイドボディーアウタパネル1端縁
部分1aの裏面1bにルーフサイドアウタパネル2の端
縁部分2aを重ね合せた状態に保持し、バックバー11
をサイドボディーアウタパネル1の表面1c側に対応配
置する。すなわち、バックバー11の立ち上り断面14
にサイドボディーアウタパネル1のフランジ部4を当接
させると共に、肉厚部13の頂面15の一部にサイドボ
ディーアウタパネル1の端縁部分1aを当接させた状態
にする。
【0016】次いで、スポット溶接ガン6を作動させる
ことによって、一対の電極6a,6b間にルーフサイド
アウタパネル2の端縁部分2a、サイドボディーアウタ
パネル1の端縁部分1a及びバックバー11の肉厚部1
3を加圧状態で挟持する。そして、この直後に、一対の
電極6a,6b間に溶接電流を流すことによって、前記
端縁部分1a,2aの接合箇所にナゲットを形成し、ス
ポット溶接を完了する。
【0017】上述の如きバックバー11を備えたスポッ
ト溶接装置10を用いてスポット溶接を行なった場合、
サイドボディーアウタパネル1のフランジ部4はバック
バー11の基体部12から突出することなく肉厚範囲内
に納められるため、電極6aと干渉するおそれがない。 そのため、加圧挟持時に電極6aがフランジ部4に当接
してフランジ部4が変形されてしまうような事態の発生
を防止できる。さらに、電極6aとバックバー11との
接点箇所をフランジ部4の配置に拘わりなく設定できる
ので、両パネル1,2の端縁部分1a,2aのスポット
溶接箇所をフランジ部4の近傍箇所(デフォームを生じ
易いパネル表面部分より遠い箇所)にすることが可能と
なる。これにより、スポット溶接時の機械的応力及び熱
的応力が分散・吸収され、サイドボディーアウタパネル
1の表面1cにおけるデフォームの発生を最小限に抑制
することができる。
【0018】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能で
ある。例えば、バックバー11の肉厚部13の表面形状
は、スポット溶接すべき板金部材のフランジ部の屈曲角
度等に応じて任意に変更すればよい。また、本発明は、
自動車のサイドボディーアウタパネル1とルーフサイド
アウタパネル2とをスポット溶接する場合に限らず、少
なくとも一方がフランジ部を有する各種の板金部材のス
ポット溶接に適用し得ることは言う迄もない。
【0019】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るスポット溶接
装置及びスポット溶接方法は、板金部材のフランジ部及
びこれに連なる端縁部分が当てがわれる箇所に、これら
の部分に対応する形状の肉厚部を有するバックバーを使
用するようにしたものであるから、フランジ部の近傍箇
所すなわちデフォームの生じ易い板金部材の裏面部分か
ら遠い箇所をスポット溶接することが可能となる。その
結果、スポット溶接時に発生する機械的応力及び熱的応
力が分散・吸収されることとなり、外観上好ましくない
デフォームが板金部材の表面に生じるのを効果的に抑制
することができる。さらに、溶接面が狭い場合であって
も、極めて容易な操作にてスポット溶接することができ
る上に、フランジ部と電極(ガンチップ)とが干渉を生
じることがないので、フランジ部に変形を生ぜしめるこ
となくスポット溶接を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスポット溶接装置にてスポット溶
接を行なっている状態を示す断面図である。
【図2】バックバーの要部を示す斜視図である。
【図3】サイドボディーアウタパネル、ルーフサイドア
ウタパネル及びルーフパネルのスポット溶接構造を示す
断面図である。
【図4】従来のスポット溶接装置及びスポット溶接方法
を示す断面図である。
【図5】サイドボディーアウタパネルとルーフサイドア
ウタパネルのスポット溶接箇所を示す断面図である。
【符号の説明】
1  サイドボディーアウタパネル 1a  端縁部分 1b  裏面 1c  表面 2  ルーフサイドアウタパネル 2a  端縁部分 4  フランジ部 6  スポット溶接ガン 6a,6b  電極 10  スポット溶接装置 11  バックバー 12  基体部 13  肉厚部 14  立上り断面 15  頂面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  端部に屈曲片から成るフランジ部を有
    する第1の板金部材のうち前記フランジ部に連なる端縁
    部分に、第2の板状部材の端縁部分を重ね合せ、これら
    の端縁部分とバックバーとを一対の電極で加圧挟持して
    スポット溶接を行なうようにした板金部材のスポット溶
    接装置において、前記第1の板金部材のフランジ部及び
    端縁部分が当てがわれる前記バックバーの所定箇所に、
    前記フランジ部の高さよりも肉厚が厚く、かつ、前記フ
    ランジ部及び端縁部分に対応する表面形状を有する肉厚
    部を設けたことを特徴とする板金部材のスポット溶接装
    置。
  2. 【請求項2】  スポット溶接すべき箇所の近傍に屈曲
    片から成るフランジ部を有する板金部材のスポット溶接
    方法において、前記フランジ部の高さよりも肉厚が厚く
    、かつ、前記フランジ部及びこれに連なる端縁部分に対
    応する表面形状を有するように前記バックバーに形成し
    た肉厚部の上に前記板金部材のフランジ部及び端縁部分
    を当てがうと共に、前記板金部材の端縁部分に他の板金
    部材の端縁部分を重ね合せた状態の下で、これらの板金
    部材の端部部分及び前記バックバーを一対の電極で加圧
    挟持して前記端縁部分をスポット溶接するようにしたこ
    とを特徴とする板金部材のスポット溶接方法。
JP3083190A 1991-03-22 1991-03-22 板金部材のスポット溶接装置及びそのスポット溶接方法 Pending JPH04294874A (ja)

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JP3083190A JPH04294874A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 板金部材のスポット溶接装置及びそのスポット溶接方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006118225A1 (en) * 2005-04-27 2006-11-09 Honda Motor Co., Ltd. Support structure for welding backbar

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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