JPH04294672A - 画像入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ハンディタイプのイメ
ージスキャナなどの画像入力装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、ハンディタイプのイメージスキ
ャナでは本体に設けられた透視窓より原稿における文字
などの画像を見ながらスキャン操作すれば、本体低壁側
の読取用窓部を通して前記画像が読み取られるようにな
っている。

【０００３】しかしながら、従来のイメージスキャナは
読取幅有効範囲の表示手段がないため、ホスト側より読
取幅の有効範囲が指定された場合には、どの範囲が有効
に読み取られているのかを推測に頼るしかなかった。従
って、読取幅の有効範囲がフルサイズの時に較べて小さ
い場合、読み取った画像が欠けてしまう恐れがあった。

【０００４】上記の問題を解決するために、本発明者ら
は光に特願昭６３−２６５７０２号により、図５および
図６に示すハンディイメージスキャナを提案した。図に
おいて、本体１は合成樹脂製のベース２とベース２に嵌
着されるカバー３とからなっている。ベース２の低壁部
には読取用窓部４が形成されており、窓部４は透光性保
護板５で被覆されている。また、ベース２の低壁部には
副スキャン長を計測するローラ６が回転自在に支承され
ている。さらにベース２の内側で窓部４の近傍には、原
稿Ｍに光を照射する光源用の発光ダイオード（ＬＥＤ）
７が固定されている。また、本体１内には原稿Ｍからの
反射光を図示しないイメージセンサ側へ送るミラー８が
固定されている。

【０００５】ベース２の低壁部内側には、窓部４の近傍
に位置して読取幅の有効範囲を表示するための多数の表
示素子、例えばＬＥＤ９が読取幅の一端から他端にかけ
て所定間隔で隊列状に配設されている。また、カバー３
の上面には左右１対の読取幅設定スイッチ１０，１１と
スタートスイッチ１２とが設けられており、ホスト側か
らの読取幅の有効範囲指定信号または読取幅設定スイッ
チ１０，１１によりＬＥＤ９が点灯して読取幅の有効範
囲を表示する。そして、左側の設定スイッチ１０を押す
毎に読取幅が１単位ずつ減少し、右側の設定スイッチ１
１を押す毎に読取幅が１単位ずつ増大するようになって
いる。また、カバー３にはＬＥＤ９に対応して表示用開
口部１３が形成されており、開口部１３は透視窓１４で
被覆されている。

【０００６】上記のように構成された従来のイメージス
キャナによれば、ＬＥＤ９により読取幅有効範囲が明確
に表示されるので、画像入力のやり直しがなくなり、操
作性が向上する。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のイメージスキャナによると、読取幅有効範囲をＬ
ＥＤ９のピッチきざみでしか設定できず、精度の高い有
効範囲設定ができなかった。また、小さな点であるＬＥ
Ｄ９の点灯部を視認しなければならず、見にくかった。

【０００８】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、読取幅有効範囲を高精度で明確に視認する
ことのできる画像入力装置を提供することを目的とする
。

【０００９】

【課題を解決するための手段】請求項１に記載の画像入
力装置は、底面側に画像読取用窓部を有する本体と、窓
部の読取幅方向の任意の範囲を遮光する遮光手段とを具
備したことを特徴とする。

【００１０】請求項２に記載の画像入力装置は、遮光手
段は窓部の読取幅方向の一端から他端にかけて移動可能
なシャッタであることを特徴とする。

【００１１】請求項３に記載の画像入力装置は、遮光手
段は外部信号により任意の部分に遮光層を形成可能な液
晶であることを特徴とする。

【００１２】

【作用】請求項１の構成の画像入力装置においては、読
取幅有効範囲以外の窓部は遮光手段により遮光されるの
で、読取幅と原稿が見えている幅とが一致する。従って
、読取幅有効範囲を精度よく明確に視認することができ
る。

【００１３】請求項２の構成の画像入力装置においては
、遮光手段を機械的なシャッタとし、シャッタを読取幅
方向に移動させて読取幅有効範囲を設定することができ
る。

【００１４】請求項３の構成の画像入力装置においては
、遮光手段を液晶とし、外部信号による遮光部と遮光部
とを形成することにより同様の作用をなす。

【００１５】

【実施例】以下、本発明に係る画像入力装置の実施例を
図面を参照して説明する。

【００１６】図１および図２に本発明の第１の実施例を
示し、図３および図４に本発明の第２の実施例を示す。 これらの図において、図５および図６に示す従来例の部
分と対応する部分には同一符号を付してあり、その説明
は適宜省略する。また、本体１内の光学系の構成は、図
５に示す従来例と同様である。

【００１７】図１および図２において、本体１内の読取
幅方向の一端には支軸２１に巻回されたシート状のシャ
ッタ２２が設けられている。支軸２１は本体１に回転自
在に支持されており、図示しないスプリングによりシャ
ッタ２２を巻き取る方向に回動付勢されている。シャッ
タ２２の先端には、幅方向に案内金具２３が固定されて
おり、案内金具２３の一端は本体１内で読取用窓部４に
沿って設けられた案内部材２４に摺動自在に係合案内さ
れている。また、案内金具２３の一端は上方に折り曲げ
られ、窓部４に沿って片側に形成されたスリット２４を
介して外側に僅かに突出している。そして、この突出部
は保護板５に沿ってさらに折り曲げられている。

【００１８】本実施例によれば、本体１を裏返して案内
金具２３を窓部４に沿って移動させることにより、読取
幅有効範囲以外の窓部４を閉塞することができる。この
状態で原稿Ｍの読み取りを行えば、ＬＥＤ７で照射され
ている領域が読取領域となるので、読取領域を任意に設
定できるとともに、明確に視認することができる。

【００１９】図３および図４に示す第２の実施例は、シ
ード状のシャッタ２２の代わりに液晶シャッタ３１を設
けたものである。液晶シャッタ３１は図５に示すように
、ガラス基板３２上に多数の表示用電極３３がマトリッ
クス状に形成されており、電極３３の上部に配向膜３４
，３５に挟持された液晶層３６が積層されてなっている
。さらに、その上面には表示用電極３７、ガラス３８、
偏光板３９が積層されており、ガラス基板３２の下面に
は偏光板４０が設けられている。また、液晶層３６の両
端にはシール剤４１を介して保護樹脂４２で被覆された
ＩＣ４３が設けられており、ＩＣ４３は金線４４を介し
て多層金属薄膜４５に接続されている。

【００２０】上記のように構成された液晶シャッタ３１
は、図３および図４に示すように窓部４に嵌合装着され
ている。また本体１の上面には、液晶シャッタ３１を駆
動する押釦４６が設けられている。

【００２１】本実施例によれば、押釦４６を操作するこ
とにより、任意の位置の電極３３に電圧を印加してその
領域における液晶層の偏光方向を変え、ＬＥＤ７から原
稿Ｍに向かって発する光を遮断することができる。この
結果、第１の実施例の場合と同様な効果を得ることがで
きる。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像入力
装置によれば、画像読取用窓部の読取幅方向の任意の範
囲を遮光する遮光手段を設けたので、読取幅有効範囲を
高精度で明確に視認することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の画像入力装置の第１の実施例の構成を
示す下面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。

【図３】本発明の画像入力装置の第２の実施例の構成を
示す上面図である。

【図４】図１の液晶シャッタの構成を示す縦断面図であ
る。

【図５】従来の画像入力装置の一例の構成を示す要部縦
断面図である。

【図６】図１のカバーの一部を示す上面図である。

【符号の説明】

１　　本体 ４　　画像読取用窓部 ２２　　シャッタ（遮光手段） ３１　　液晶シャッタ（遮光手段）

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　底面側に画像読取用窓部を有する本体
   と、前記窓部の読取幅方向の任意の範囲を遮光する遮光
   手段とを具備したことを特徴とする画像入力装置。
2. 【請求項２】　　遮光手段は窓部の読取幅方向の一端か
   ら他端にかけて移動可能なシャッタであることを特徴と
   する請求項１記載の画像入力装置。
3. 【請求項３】　　遮光手段は外部信号により任意の部分
   に遮光層を形成可能な液晶であることを特徴とする請求
   項１記載の画像入力装置。