JPH04292649A - シェルモールド用樹脂粘結剤 - Google Patents

シェルモールド用樹脂粘結剤

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Publication number
JPH04292649A
JPH04292649A JP5876391A JP5876391A JPH04292649A JP H04292649 A JPH04292649 A JP H04292649A JP 5876391 A JP5876391 A JP 5876391A JP 5876391 A JP5876391 A JP 5876391A JP H04292649 A JPH04292649 A JP H04292649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
anhydride
binder
component
phenolic resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP5876391A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Wada
勝 和田
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Mold Materials And Core Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシェルモールド用樹脂粘
結剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にシェルモールド法は、フェノール
とホルムアルデヒドを酸性またはアルカリ性で反応させ
て得られる樹脂、中でも酸性触媒で合成したノボラック
型フェノール樹脂を粘結剤に用い、ヘキサメチレンテト
ラミンで硬化する方法が広く用いられている。近年は、
鋳型の造型サイクルの増加に対応するため、シェルモー
ルド用粘結剤に対し、硬化時間の短縮つまり速硬化性が
強く望まれている。従来は、硬化性を改良する手法とし
て、安息香酸或いはサリチル酸などの有機酸を添加する
方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような低
分子の有機酸を添加すると硬化性は改良されるが、反面
融着点が低下するという問題点がある。本発明はかかる
状況に鑑みなされたもので、融着点が低下せず硬化性を
改良する手法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のシェルモールド
用樹脂粘結剤は、フェノール樹脂100重量部に対して
、環状酸無水物0.1〜5重量部を配合することを特徴
とする。本発明に使用されるフェノール樹脂は、通常用
いられてきたノボラック型フェノール樹脂の他、いわゆ
るハイオルソノボラック樹脂やクレゾール、ビスフェノ
ールAなどのアルキルフェノールで変性されたノボラッ
ク樹脂、カテコールなどの多価フェノールで変性された
ノボラック樹脂等が使用される。環状酸無水物としては
、無水マレイン酸、無水ミトラコン酸、無水イタコン酸
、無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリッ
ト酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フ
タル酸、無水エンドメチレンテトラヒドロフタル酸、無
水エンドメチルメチレンテトラヒドロフタル酸等の環状
酸無水物が使用できる。環状酸無水物の添加量は、フェ
ノール樹脂100重量部に対し0.1〜5重量部、好ま
しくは0.3〜3重量部が良い。0.1重量部以下では
硬化性向上の効果が無く、5重量部以上では効果が速す
ぎ強度が低下する。
【0005】環状酸無水物をフェノール樹脂に混融させ
る好ましい方法は、フェノール樹脂濃縮後、環状酸無水
物を添加し、均一に溶融する方法である。このことによ
り環状酸無水物は、フェノール樹脂の水酸基と反応し、
エステル結合を持つことで、融着点の低下を引き起こさ
ない。また、本発明の本質的な効果を阻害しない範囲で
必要に応じ、当業界において使用される滑剤、シランカ
ップリング剤、崩壊剤等を配合しても良い。
【0006】
【実施例】次に実施例により本発明を具体的に説明する
【0007】実施例1 攪拌機、還流コンデンサー、温度計を備えた四つ口フラ
スコにフェノール940g、37%ホルマリン568g
、シュウ酸1.9gを秤量し、攪拌しながら油浴上で加
熱し、還流温度で反応液が乳化するまで反応を行った。 その後、シュウ酸2.8gを加え、さらに還流温度で2
時間反応を行った。次に減圧下で濃縮を行った。濃縮後
、無水マレイン酸8.7gを加え、30分間攪拌し、ノ
ボラック型フェノール樹脂粘結剤884gを得た。
【0008】実施例2 実施例1と同じに反応を行い、減圧下で濃縮を行った。 濃縮後、無水フタル酸8.7gを加え、30分間攪拌し
、ノボラック型フェノール樹脂粘結剤884gを得た。
【0009】比較例1 攪拌機、還流コンデンサー、温度計を備えた四つ口フラ
スコにフェノール940g、37%ホルマリン568g
、シュウ酸1.9gを秤量し、攪拌しながら油浴上で加
熱し、還流温度で反応液が乳化するまで反応を行った。 その後、シュウ酸2.8gを加え、さらに還流温度で2
時間反応を行った。次に減圧下で濃縮を行い、ノボラッ
ク型フェノール樹脂粘結剤875gを得た。
【0010】比較例2 比較例1と同じに反応を行い、減圧下で濃縮を行った。 濃縮後、安息香酸8.7gを加え、30分間攪拌し、ノ
ボラック型フェノール樹脂粘結剤884gを得た。
【0011】実施例1、2および比較例1、2で得られ
た4種類のノボラック型フェノール樹脂について、ゲル
化時間をJISK−6910により測定した。次に、1
50℃に加熱したフラタリー珪砂10gと上記実施例1
、2および比較例1、2で得られた各粘結剤170gと
を、スピードミキサーで30秒間混練し、次いで17.
5%ヘキサメチレンテトラミン水溶液145.5gを添
加し、45秒間混練後、10gのステアリン酸カルシウ
ムを添加し、20秒間混合して排出し、樹脂被覆砂を得
た。得られた各被覆砂につき、融着点、曲げ強度を測定
した。 融着点    JACT試験法による。 まげ強度  JACT試験法による。 試験結果を第1表に示す。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】第1表の結果から明らかなように、本発
明のシェルモールド用フェノール樹脂粘結剤は、ゲル化
時間が短く、かつ樹脂被覆砂の融着点を低下することの
ない優れた粘結剤である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  フェノール樹脂100重量部に対し、
    環状酸無水物0.1〜5重量部を配合してなるシェルモ
    ールド用樹脂粘結剤。
JP5876391A 1991-03-22 1991-03-22 シェルモールド用樹脂粘結剤 Pending JPH04292649A (ja)

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