JPH04292597A - 扇風機 - Google Patents

扇風機

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Publication number
JPH04292597A
JPH04292597A JP5719791A JP5719791A JPH04292597A JP H04292597 A JPH04292597 A JP H04292597A JP 5719791 A JP5719791 A JP 5719791A JP 5719791 A JP5719791 A JP 5719791A JP H04292597 A JPH04292597 A JP H04292597A
Authority
JP
Japan
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motor
stand
oscillation
transmitter
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP5719791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyoshi Inazumi
秀吉 稲積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタンドの変形を防止
する扇風機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、扇風機はスタンドを合成樹脂にて
形成し、スタンド下部の基部の下面開口部を金属製の裏
蓋にて施蓋し、スタンドの基部と裏蓋にて囲まれる空間
に、送風ファン駆動制御用回路基板を配設している。し
かしながら、誤って人が基部上に乗った際等には、基部
の強度が比較的弱いため、基部が変形し、著しい場合に
は基部が破損する恐れがあった。その欠点を解決するた
め、スタンドの基部から複数のピンを突設して、そのピ
ンを裏蓋に当接させ、基部の変形を阻止することが考え
られるが、大きな荷重が基部に加わった場合にはピンが
変形してしまい、基部の変形を十分に阻止することがで
きない欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑み成されたもので、簡単な構成でスタンド下部の変形
を阻止し得る扇風機を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、送風ファンを
回転駆動する電動機を有する扇風機頭部と、該扇風機頭
部を支持する合成樹脂製のスタンドと、該スタンドの下
面開口部を施蓋する金属製の裏蓋と、前記スタンドと裏
蓋とで囲まれる空間に配設された回路基板とを備え、前
記スタンドに裏蓋に当接する複数のピンを形成すると共
に、前記回路基板にピンが貫通する貫通穴を形成したこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】スタンド上に誤って人が乗った際等、スタンド
に荷重が加わった場合には、スタンドに形成されたピン
の先端が裏蓋に当接しているため、ピンによってスタン
ドの変形が防止される。また、ピンが変形するほどの過
大な荷重がスタンドに加わった場合においてもピンは回
路基板に形成された貫通穴を貫通しているので、ピンは
貫通穴周縁に当接することにより変形が阻止され、スタ
ンドの変形が阻止される。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき以下に詳述
する。
【0007】1は下面を開口した合成樹脂製のスタンド
で、基部2と該基部2の略中央部から立設された支柱部
3とから構成されており、前記基部2は中央部から外周
になるにしたがって漸次なだらかに低くなるように形成
されている。4は前記スタンド1の下面開口部を施蓋す
る金属製の裏蓋で、スタンド1から垂下形成された複数
のリブ5にネジ固定されて装着されるようになっている
。6は前記スタンド1の支柱部3に昇降自在に支持され
る支柱で、上部に形成した二叉状部7に後述するネック
ピース46を介して扇風機頭部78を支持するようにな
っており、前記スタンド1、支柱2及び後述するネック
ピース46により基台8を構成している。
【0008】9は前記スタンド1の基部2に形成された
操作部で、後述する電動機79への給電を通断電制御す
る電源操作部10、電動機79の回転数を制御して後述
する送風ファン82による送風量を制御する風量調節操
作部11、電動機79の運転時間を制御するタイマー操
作部12、後述するネックピース46に対して首振中心
調整体58を揺動させて扇風機頭部78の首振を行う左
右首振用モータ50への通電制御を行い、首振運転制御
を行う首振調節操作部13、後述する首振中心調整体5
8に対して扇風機頭部78の枢軸80を回転させて扇風
機頭部78の首振中心を移動させる首振中心移動用モー
タ87を駆動制御し、扇風機頭部78を基台8に対して
左方向に移動する風向左移動操作部14、後述する首振
中心移動用モータ87を駆動制御し、扇風機頭部78を
基台8に対して右方向に移動する風向右移動操作部15
とを有している。16は後述する送信機114を略直立
状態に支持する凹所である。
【0009】17は前記スタンド1の基部2に設けられ
た受信部で、第1、第2、第3受光素子18、19、2
0を有する受信装置21とこの受信装置を被うレンズ2
2とから構成されている。前記受信装置21は受光素子
18、19、20を保持する保持部材23と、前記第1
、第2、第3受光素子18、19、20をシールドする
シールドケース24とを有しており、前記保持部材23
とシールドケース24との間で前記第1、第2、第3受
光素子18、19、20を挟持固定するようになってい
る。前記第1、第2、第3受光素子18、19、20は
後述する送信機114から送信される赤外線信号を受光
する受光素子からなり、第1受光素子18は基台8正面
に配設されている。前記第2受光素子19は基台8の正
面から見て第1受光素子18の左側に、また、第3受光
素子20は第1受光素子18の右側に配設されており、
前記各受光素子18、19、20の受光量の比により後
述する送信機114の基台8に対する位置を検出するよ
うになっている。
【0010】25は前記スタンド1の基部2と裏蓋4に
て囲まれる空間に配設される第1回路基板で、前記操作
部9に形成された電源操作部10、風量調節操作部11
、タイマー操作部12、首振調節操作部13、風向左移
動操作部14及び風向右移動操作部15にて操作される
スイッチ等の制御回路部品26、受信装置21及び前記
各操作部10、11、12、13、14、15の操作に
応じて点灯するLED27等を装着しており、前記スタ
ンド1から垂下形成された複数のボス28にネジ固定さ
れ、前記裏蓋4との間に間隔を形成するようになってい
る。29は前記スタンド1の基部2から垂下形成した複
数のピンで、前記第1回路基板25に形成した貫通穴3
0を貫通して先端を裏蓋4に近接、もしくは当接せしめ
、基部2の変形を阻止するようになっている。前記ピン
29は第1回路基板25の貫通穴30に当接して変形や
ズレが阻止されるので、基部2を誤って踏んだ際のよう
に、基部2に過大な荷重がかかった場合においても、ピ
ン29が変形することはなく、基部2が変形することは
ない。従って、前記第1回路基板25と裏蓋4間の間隔
が狭くなって第1回路基板25の絶縁が不良になるとい
った不都合も解消される。特に、前記受信装置21近傍
に設けられたピン29により受信装置21上方位置の基
台2の変形が防止され、受信装置21と裏蓋4間の間隔
が狭くなるのを防止して、受信装置21の絶縁不良を解
消している。31は前記裏蓋4と第1回路基板25との
間に介在される絶縁シートである。
【0011】32は前記スタンド1の基部2と裏蓋4に
て囲まれる空間に配設される第2回路基板で、前記受信
装置21からの出力を増幅する増幅回路を構成する電子
部品33等を装着している。
【0012】図15及び図16に示される34は前記ス
タンド1の基部2と裏蓋4にて囲まれる空間に配設され
る合成樹脂等の絶縁性材料からなる絶縁部材で、前記第
2回路基板32を装着する装着部35を有すると共に、
該装着部35には第2回路基板32をネジ固定する係止
リブ36を一体形成しており、該装着部35が第2回路
基板32と裏蓋4との間に位置して、第2回路基板32
と裏蓋4間の放電を防止するようになっている。37は
前記絶縁部材34に一体形成された区画部で、前記基部
2と裏蓋4とで囲まれる空間に電源コード38を収納す
るコード収納室39を区画形成するようになっている。 40は前記絶縁部材34に一体形成された延設部で、該
延設部40を前記スタンド1の基部2から一体に垂下形
成した環状の垂下壁41と裏蓋4との間に挟持固定する
ようになっている。42は前記絶縁部材34の区画部3
7とヒンジ部43を介して一体形成された開閉蓋で、前
記コード収納室39を開閉自在に閉成するようになって
いる。
【0013】図15及び図16に示した実施例では、第
2回路基板32を絶縁部材34にネジ固定したが、図3
0に示すごとく、絶縁部材34の装着部35に係止突起
44を一体形成し、第2回路基板32を係止突起44に
係止して固定するようにしてもよい。この構成にすれば
、第2回路基板32の絶縁部材34への取付作業性を向
上することができる。
【0014】また、図31に示すごとく、第2回路基板
32をシールドケース45内に収納し、シールドケース
45を係止突起36に係止して絶縁部材34の装着部3
5に固定するようにしてもよい。この構成であれば、第
2回路基板32の絶縁部材34への取付作業性を向上す
ることができると共に、第2回路基板32に装着された
電子部品33への外部電波等の影響を防止することがで
きる。
【0015】46は前記支柱6上部の二叉状部7に俯仰
角自在に枢支されるネックピースで、合成樹脂にて形成
されており、後述する首振中心調整体58の円筒部59
を回動自在に枢支する軸受部47とボス48とを一体形
成している。49は前記ネックピース46前方に、即ち
、前記軸受部47に対して後述する左右首振用モータ5
0と対向する位置に形成されたコード挿通部で、後述す
る電動機79への給電用電源線、後述する頭部位置検出
センサ74と第1回路基板25とを接続する後述の接続
線69等が挿通されるようになっている。
【0016】50は前記ネックピース46内に収納され
る左右首振用モータで、一方向にのみ回転する同期モー
タにより構成されており、前記ボス48にネジ固定して
装着されている。52は前記左右首振用モータ50の出
力軸51に回り止めして装着される回転板となるカム板
で、下面に偏心部53を一体形成すると共に、外周に上
方に向かって半円状に遮蔽壁54を一体形成しており、
該遮蔽壁54により遮光部を、遮蔽壁54のない部分に
よって透光部を構成している。55は一端に形成したリ
ング部56を前記カム板52の偏心部53に遊嵌する駆
動リンクで、他端に後述する首振中心調整体58の下部
偏心軸60に遊嵌する軸穴57を形成している。
【0017】58は後述する扇風機頭部78の枢軸80
を支持する首振中心調整体で、前記ネックピース46の
軸受部47に遊嵌支持される円筒部59と、該円筒部5
9の偏心位置から下方に向かって突設され、前記駆動リ
ンク55の軸穴57を遊嵌支持する下部偏心軸60と、
該下部偏心軸60の上方位置に上方に向かって突設され
、後述する揺動リンク108の軸穴110を遊嵌支持す
る上部偏心軸61と、後述の接続線69及び電動機79
への給電用電源線を挿通する挿通穴62を有している。
【0018】そして、前記左右首振用モータ50を駆動
すると、カム板52が回転し、このカム板52の回転に
より駆動リンク55が前記ネックピース46の軸受部4
7に対して首振中心調整体58を揺動せしめるようにな
っている。尚、この時、後述する扇風機頭部78の内蔵
する首振中心移動用モータ87が揺動リンク108を介
して首振中心調整体58に連結されているので、首振中
心移動用モータ87の非駆動状態においては扇風機頭部
78が首振中心調整体58と一体的となり、首振中心調
整体58の左右方向への移動に伴い扇風機頭部78が左
右首振を行う。本実施例では、左右首振用モータ50の
駆動により、首振中心に対して扇風機頭部78を左方向
に約33°、右方向に約33°首振を行うようになって
いる。
【0019】64は前記ネックピース46の上面開口部
を被う合成樹脂製の蓋体で、上面に後述する頭部位置検
出センサ74を装着する装着部65を形成しており、該
装着部65外周には上方に向かって後述するキャップ7
7が嵌合する嵌合リブ66を突設している。67は前記
装着部65に穿設された透孔で、後述する頭部位置検出
センサ74の発光素子75と受光素子76を挿入し、発
光素子75と受光素子76との間を前記カム板52の遮
蔽壁54が通過するようになっている。68は前記装着
部65に形成された案内部で、後述の頭部位置検出セン
サ74と前記第1回路基板25の制御回路部品26とを
接続する接続線69を、この接続線69がカム板52に
当接しないように前記ネックピース46のコード挿通部
49に向けて案内するようになっている。70は前記装
着部65の下面からネックピース46内に向けて垂下形
成した遮光板で、前記蓋体64によって被われていない
ネックピース46の上面開口部、即ち、首振中心調整体
58が上方に向けて突出する開口部からネックピース4
6内に進入するのを阻止し、後述の頭部位置検出センサ
74の受光素子76が外部光を受光するのを阻止するよ
うになっている。
【0020】71は前記装着部65に装着される後述の
頭部位置検出センサ74を有するセンサ基板で、頭部位
置検出センサ74の発光素子75と受光素子76が装着
部65の透孔67から挿入される位置に位置決めされ、
前記装着部65と後述のキャップ77との間に挟持固定
されるようになっている。72は前記センサ基板71に
設けられた端子で、前記第1回路基板25からネックピ
ース46のコード挿通部49を通して延設された接続線
69先端の端子73が着脱自在に接続されるようになっ
ている。
【0021】74は前記センサ基板71に設けられた頭
部位置検出センサで、発光素子75と受光素子76から
なる光学センサにより構成されている。前記頭部位置検
出センサ74は前記センサ基板71の装着部65への装
着により、装着部65の透孔67からネックピース46
内に挿入され、発光素子75と受光素子76との間にカ
ム板52の遮蔽壁54が通過する位置に位置決めされる
ようになっており、前記遮蔽壁54による受光素子76
の受光量変化によってカム板52の回転位置、即ち、後
述の扇風機頭部78の基台8に対する向きを検出するよ
うになっている。即ち、前記遮蔽壁54端部が発光素子
75と受光素子76との間を通過する際の受光素子76
の受光量変化により、扇風機頭部78が基台8に対して
右方向と左方向のどちら側の首振限度に位置しているか
を判別するようになっている。尚、前記受光素子76は
遮蔽壁54の外側に、受光面がネックピース46の内側
に向くように配設され、受光素子76が外部光を受光す
るのを極力減少するようにしている。
【0022】77は前記装着部65を被う合成樹脂製の
キャップで、前記装着部65の嵌合リブ66外周に嵌合
して装着されるようになっており、装着部65の近傍を
使用者が触れた際、人体に充電された静電気がセンサ基
板71に放電されないよう、嵌合リブ66とキャップ7
7との嵌合によりキャップ77外面からセンサ基板71
間での絶縁距離を大きくするようにしている。
【0023】組立時には、ネックピース46の軸受部4
7に首振中心調整体58を挿入し、ネックピース46内
に左右首振用モータ50、カム板52等を装着し、ネッ
クピース46の上面開口部を蓋体64にて施蓋する。そ
して、センサ基板71の端子72に接続線69の端子7
3を接続して、そのセンサ基板71を蓋体64の装着部
65に装着し、頭部位置検出センサ74の発光素子75
と受光素子76を装着部65の透孔67からネックピー
ス46内に挿入し、装着部65をキャップ77にて被う
。以上の如く、左右首振用モータ50等をネックピース
46内に組み込んだ後に、頭部位置検出センサ74のみ
を装着するので、組立作業及びそれに伴う配線処理を簡
素化することができる。
【0024】上記実施例では、蓋体64の上面側に装着
部65を形成し、ネックピース46に蓋体64を装着し
た後に頭部位置検出センサ74を装着するように構成し
たが、図29に示すごとく、蓋体64内面側に装着部6
5を形成してもよい。
【0025】この構成では、組立時には、ネックピース
46の軸受部47に首振中心調整体58を挿入し、ネッ
クピース46内に左右首振用モータ50、カム板52等
を装着する。 蓋体64の装着部65にセンサ基板71をネジ固定し、
センサ基板71の端子72を接続線69の端子73に接
続した後、蓋体64によりネックピース46の上面開口
部を覆うと、頭部位置検出センサ74の発光素子75と
受光素子76との間にカム板52の遮蔽壁54が位置す
る。以上の如く、左右首振用モータ50等をネックピー
ス46内に組み込んだ後、頭部位置検出センサ74を蓋
体64とともに装着するので、組立作業及びそれに伴う
配線処理を簡素化することができる。
【0026】次に、扇風機頭部78を説明する。
【0027】79は前記首振中心調整体58に挿入され
て遊嵌支持される枢軸80を有する電動機で、出力軸8
1に送風ファン82が着脱自在に装着されるようになっ
ている。83は前記電動機79の前部を被う合成樹脂製
の前カバ−で、前記送風ファン82を囲むガード84が
着脱自在に装着されるようになっている。
【0028】85は前記電動機79の後部に装着された
金属製の取付板で、後端に折曲部86を形成している。 87は前記取付板85上面に装着された首振中心移動用
モータで、通電切替により正逆転を切り替える可逆転同
期モータにより構成されている。前記首振中心移動用モ
ータ87は、その出力軸を、取付板85を貫通させ、出
力軸の取付板85下面側に合成樹脂製のカム88を固定
している。前記カム88には、上部に歯車89を、下部
に偏心軸90を一体形成しており、前記首振中心移動用
モータ87の出力軸とカム88に図示しないピンを貫通
させて出力軸に対してカム88を回り止めすると共に抜
け止めしている。前記歯車89の下部には、歯車89よ
り径大の鍔部91を形成し、この鍔部91によって前記
歯車89と噛み合う後述の歯車95を受け、後述の歯車
95が首振中心位置検出センサ92の回転軸から抜け落
ちるのを阻止するようになっている。
【0029】92は前記取付板85に上面に装着される
首振中心位置検出センサで、その回転軸を回転すること
により出力電圧を可変する可変抵抗により構成され、回
転軸を、前記取付板85に形成した貫通穴93に挿入し
、取付板85下面側からナット94を締めつけて固定さ
れている。95は前記首振中心位置検出センサ92の回
転軸のDカット部により回り止めして装着される合成樹
脂製の歯車で、前記カム88の歯車89と噛み合い、前
記首振中心移動用モータ87の回転を首振中心位置検出
センサ92に伝達して、首振中心位置検出センサ92を
首振中心移動用モータ87に連動させるようになってお
り、前記歯車95はカム88の鍔部91により首振中心
位置検出センサ92の回転軸から抜け止めするようにな
っている。また、前記歯車95は半円状に形成されてお
り、前記首振中心移動用モータ87が万一回転範囲以上
に回転した際に、首振中心位置検出センサ92が回転し
過ぎて破損するのを防止するようになっている。前記歯
車95には、前記扇風機頭部78が基台8の正面を向い
た状態においてカム88の歯車89に形成した相印96
と合致する相印97を形成し、首振中心位置検出センサ
92が所定の位置から回転した状態で組み込まれる等の
誤装着を防止するようになっている。従って、首振中心
位置検出センサ92は扇風機頭部78の向きに応じてあ
らかじめ設定された所定の値を出力することができ、扇
風機頭部78の首振中心位置を誤検出することがなくな
る。
【0030】98は前記取付板85の首振中心位置検出
センサ92取付部に装着される合成樹脂等の絶縁材料か
らなる絶縁体で、前記首振中心位置検出センサ92と取
付板85との間に位置する第1絶縁部99と、前記首振
中心位置検出センサ92取付用ナット94と取付板85
との間に位置する第2絶縁部100とからなり、前記第
1絶縁部99と第2絶縁部100とをヒンジ部101を
介して一体形成している。前記第1絶縁部99には、前
記首振中心移動用モータ87と首振中心位置検出センサ
92との間に位置する立上片102を一体形成し、この
立上片102により、人体に充電された静電気が、後述
する後カバー112固定用ネジ113、取付板85、首
振中心移動用モータ87を介して首振中心位置検出セン
サ92に放電され、首振中心位置検出センサ92から接
続線69を介して後述する制御回路140に流れて制御
回路140が破損するのを防止するようになっている。 また、第2絶縁部100には、取付板85の首振中心移
動用モータ87取付部と首振中心位置検出センサ92取
付部との間の段部及び首振中心位置検出センサ92取付
用ナット94の間に位置する垂下片103を一体形成し
、該垂下片103によって、人体に充電された静電気が
、後述する後カバー112固定用ネジ113、取付板8
5から首振中心位置検出センサ92の回転軸あるいは首
振中心位置検出センサ92取付用ナット94に放電する
のを防止するようになっている。
【0031】104は前記第1絶縁部99に一体形成さ
れ、前記取付板85の貫通穴93に挿入されて貫通穴9
3に嵌合する環状の第1突起、105は前記第1絶縁部
99に一体形成され、前記取付板85の貫通穴93に挿
入される第1突起104より小径の環状の第2突起10
6は前記第2絶縁部100に一体形成され、前記取付板
85の貫通穴93に嵌合する環状の第3突起で、第1突
起104と第2突起105との間に嵌合して取付板85
と首振中心位置検出センサ92との絶縁距離を大きく取
るように構成している。
【0032】107は前記首振中心位置検出センサ92
を被う合成樹脂等の絶縁性材料からなるキャップで、下
部を前記絶縁体98に係止して装着され、首振中心位置
検出センサ82への塵埃等の付着を阻止するようになっ
ている。
【0033】108は一端に形成した挿通穴109を、
前記カム88の偏心軸90に遊嵌した揺動リンクで、他
端に形成した挿通穴110を前記首振中心調整体58の
上部偏心軸61に遊嵌するようになっている。
【0034】そして、首振中心移動用モータ87を駆動
すると、カム88が回転し、カム88の回転により揺動
リンク108が首振中心調整体58に対して電動機79
の枢軸80を回動し、扇風機頭部78の首振中心を移動
するようになっている。尚、この時、首振中心調整体5
8は駆動リンク55を介して左右首振用モータ50に連
結されているので、左右首振用モータ50停止状態にお
いては首振中心調整体58はネックピース46、即ち、
基台8と一体的となり、首振中心調整体58は移動せず
、扇風機頭部78の枢軸80が首振中心調整体58に対
して左右方向に回転し、扇風機頭部78の首振中心が移
動する。本実施例では、首振中心移動用モータ87の駆
動により、扇風機頭部78の首振中心を基台8の正面に
対して左方向に約33°、右方向に約33°移動させる
ことができるようになっている。
【0035】111は前記電動機79駆動用コンデンサ
、112は前記電動機79、首振中心移動用モータ87
、首振中心位置検出センサ92等を被う後カバーで、前
端部を前記前カバー83に係合し、後部を前記取付板8
5の折曲部86にネジ113止めして固定するようにな
っている。
【0036】以上により扇風機本体78を構成している
【0037】次に、図18に基づき送信機114を説明
する。
【0038】114は電池(図示せず)及び電池を電源
として後述する各スイッチ115、116、117、1
18、119の操作に応じた赤外線信号を出力する送信
手段(図示せず)を有する送信機である。115は前記
送信機114に形成された風向調節スイッチで、扇風機
本体は風向調整スイッチ115の操作に応じた赤外線信
号を受信すると、電動機79の駆動状態では扇風機頭部
79を送信機114の方向に向け、電動機79停止状態
では電動機79を駆動すると共に扇風機頭部78を送信
機114の方向に向けるようになっている。116は風
量制御スイッチで、前記電動機79の回転数を制御して
送風量を制御する赤外線信号を出力するようになってい
る。117は首振調節スイッチで、前記左右首振用モー
タ50への通電制御を行い扇風機頭部78を左右首振せ
しめる赤外線信号を出力するようになっている。118
はタイマースイッチで、前記電動機79の運転時間を制
御する赤外線信号を出力するようになっている。119
は電源切スイッチで、前記電動機79を停止せしめる赤
外線信号を出力するようになっている。
【0039】次に、回路を図20に基づき詳述する。
【0040】120は前記送信機114からの赤外線信
号を受信する第1受光素子18を有する第1受信部で、
前記第1受光素子18の出力を増幅する増巾部121、
該増巾部121の出力から雑音信号を除去するバンドパ
スフィルタ部122、該バンドパスフィルタ部122の
出力を検波する検波部123、該検波部123の出力を
増幅し、後述する制御回路140に出力する増巾部12
4、後述するAGC調整部127を有している。前記検
波部123の出力は、後述する第2受信部128の検波
部131の出力及び第3受信部134の検波部137の
出力と共に波形整形部125に出力され、波形整形部1
25にて波形整形されて後述する制御回路140に出力
される。また、前記検波部123の出力は、後述する第
2受信部128の検波部131の出力及び第3受信部1
34の検波部137の出力と共にAGC増巾部126に
出力され、AGC増巾部126は、第1受信部120か
ら制御回路140への出力、第2受信部128から制御
回路140への出力及び第3受信部134から制御回路
140への出力のうち最大の出力が所定の値になるよう
に各受信部120、128、134のAGC調整部12
7、133、139を制御すると共に、後述する制御回
路140へも出力するようになっている。
【0041】128は前記送信機114からの赤外線信
号を受信する第2受光素子19を有する第2受信部で、
前記第2受光素子19の出力を増幅する増巾部129、
該増巾部129の出力から雑音信号を除去するバンドパ
スフィルタ部130、該バンドパスフィルタ部130の
出力を検波する検波部131、該検波部131の出力を
増幅し、後述する制御回路140に出力する増巾部13
2、前記AGC増巾部126の出力に基づき前記増巾部
132から後述する制御回路140の出力を調整するA
GC調整部133を有している。
【0042】134は前記送信機114からの赤外線信
号を受信する第3受光素子20を有する第3受信部で、
前記第3受光素子20の出力を増幅する増巾部135、
該増巾部135の出力から雑音信号を除去するバンドパ
スフィルタ部136、該バンドパスフィルタ部136の
出力を検波する検波部137、該検波部137の出力を
増幅し、後述する制御回路140に出力する増巾部13
8、前記AGC増巾部126の出力に基づき前記増巾部
138から後述する制御回路140への出力を調整する
AGC調整部139を有している。
【0043】140はマイクロコンピュータからなる制
御回路で、前記第1、第2、第3受信部120、128
、134、波形整形部125、基台8の操作部9に形成
された各操作部10、11、12、13、14、15を
有するスイッチ回路141、前記首振中心位置検出セン
サ92及び頭部位置検出センサ74から入力し、各入力
に応じて後述する電動機駆動部142、左右首振用モー
タ駆動部143、首振中心移動用モータ駆動部144に
出力するようになっている。
【0044】142は前記制御回路140の出力に基づ
いて電動機79を駆動制御する電動機駆動部、143は
前記制御回路89の出力に基づき左右首振用モータ50
を駆動制御する左右首振用モータ駆動部、144は前記
制御回路140の出力に基づき首振中心移動用モータ8
7を駆動する首振中心移動用モータ駆動部、145は前
記制御回路140の出力に基づきスタンド1に配設され
た風量表示用及びタイマ時間表示用LED27及び風向
調節表示LED146を点灯制御する表示灯制御部、1
47は前記制御回路140の出力に基づきスタンド1に
配設された発音装置(図示せず)を制御する発音装置制
御部である。
【0045】次に、動作を図22乃至図28に示すフロ
ーチャートに基づき詳述する。
【0046】まず、図22及び図23に基づきメインル
ーチンを説明すると、ステップS1において受信部21
が送信機114からの赤外線信号を受信したか否か判別
し、赤外線信号を受信すれば、ステップS2においてそ
の信号が風向調節スイッチ115が操作された際の信号
か否か判別し、風向調節スイッチ115の信号であれば
、後述する風向設定ルーチンに移行する。ステップS2
において受信部21の受信信号が風向調節スイッチ11
5の操作信号でなければ、ステップS3において電動機
79が駆動しているか否か判別する。送信機114には
風向調節スイッチ115以外には風量調節スイッチ11
6、首振調節スイッチ117、タイマースイッチ118
及び電源切スイッチ119が設けられているが、電動機
79非駆動状態でこれらのスイッチが操作されるのは誤
操作であるので、電動機79非駆動状態であれば、ステ
ップS1に移行する。
【0047】ステップS3において電動機79が駆動し
ていれば、ステップS4に移行し、送信機114からの
赤外線信号が風量調節スイッチ116の信号であるか否
か判別する。ステップS4において送信機114からの
信号が風量調節スイッチ116の信号であれば、後述す
る風量設定ルーチンに移行する。
【0048】ステップS4において送信機114からの
信号が風量調節スイッチ116の信号でなければ、ステ
ップS5に移行して首振調節スイッチ117の信号であ
るか否か判別し、首振調節スイッチ117の信号であれ
ば、ステップS6に移行して左右首振用モータ50が駆
動しているか否か判別する。ステップS6において左右
首振用モータ50が駆動していれば、ステップS7にお
いて左右首振用モータ50を停止し、扇風機頭部78の
左右首振を停止させ、扇風機頭部78を所望の向きに向
けた状態に保持することができる。ステップS6におい
て左右首振用モータ50が停止していれば、ステップS
8において左右首振用モータ50を駆動し、扇風機頭部
78を首振中心を中心として左右方向に首振させ、広範
囲に送風することができる。図10は扇風機頭部78が
正面に向いた状態を示し、図11は扇風機頭部78が左
方向に首振した状態を示す図、図12は扇風機頭部78
が右方向を向いた状態を示す図である。
【0049】ステップS5において送信機114からの
信号が首振調節スイッチ117の信号でなければ、ステ
ップS9に移行してタイマースイッチ118の信号であ
るか否か判別し、タイマースイッチ118の信号であれ
ば、後述するタイマー設定ルーチンに移行する。
【0050】ステップS9において送信機114からの
信号がタイマースイッチ118の信号でなければ、ステ
ップS10に移行して電源切スイッチ119の信号であ
るか否か判別し、電源切スイッチ119の信号であれば
、ステップS11に移行し、電動機79を停止して運転
を停止し、ステップS12において左右首振用モータ5
0と首振中心移動用モータ87を駆動して扇風機頭部7
8を基台8の正面に向ける。従って、扇風機頭部78の
首振中心が基台8の正面に向いた状態となり、再起動時
に、使用者が首振中心の位置を確実に判断することがで
き、使用性を向上することができる。また、扇風機頭部
78が基台8の正面に位置するので、再梱包を容易に行
うことができる。
【0051】次に、風向設定ルーチンを図24に基づき
説明すると、ステップS13において第1、第2、第3
受信部120、128、134の出力を検出する。これ
ら各受信部120、128、134の出力が有り得ない
出力であった場合、例えば、第2受信部128の出力と
第3受信部134の出力が共に第1受信部120の出力
より大きい場合、即ち、壁等に送信機120の信号が反
射されて入力された場合等には、その入力を無効とし、
作動しないようになっている。
【0052】この時、送信機114からの赤外線信号に
基づき第1、第2、第3受信部120、128、134
及び波形整形部125から制御回路140に出力される
信号を図21に基づいて説明する。図21(a)は波形
整形部125からの出力波形を示し、aは送信機114
からの赤外線信号であることを判別する判別信号、bは
制御内容信号で、この風向設定ルーチンを実行する場合
は、風向調節スイッチ115を操作した際の制御内容信
号が出力された場合となる。cは位置信号で、制御回路
140に風向制御スイッチ115を操作した際の制御内
容信号が入力された際、位置信号の入力開始から所定時
間後、実施例では、5msec経過後から位置信号を入
力している間だけ第1、第2、第3受信部120、12
8、134からの信号を入力するようになっている。
【0053】図21(b)は第1受信部120の出力波
形、(c)は第2受信部128の出力波形、(d)は第
3受信部134の出力波形を示し、制御回路140は各
受信部120、128、134の出力を入力し、送信機
114の赤外線信号に対する各受信部120、128、
134の相対的な受光強さを判別する。 この時、図21(b)、(c)、(d)に示す各受信部
120、128、134の波形は、図21(a)に示す
波形整形部125の出力の判別信号aに対応する部分が
AGC増幅部75及び各AGC調整部127、133、
139によって、各受信部120、128、134の出
力のうち最大の値が所定の値になるように調整され、大
きく減衰するが、波形整形部125の出力の制御内容信
号及び位置信号に対応する部分はほぼ一定の値となり、
制御回路140は位置信号に対応する部分を読み込むこ
とにより各受信部120、128、134の相対的な受
光強さを正確に検出することができる。特に、制御回路
140は波形整形部125の出力の位置信号の入力開始
から所定時間後に位置信号の入力を開始するようにして
いるので、入力レベルが一定となり、各受信部120、
128、134の相対的な受光強さをより確実に検出す
ることができる。
【0054】次に、ステップS14においてAGC増巾
部126からの出力を検出し、ステップS15において
第1、第2、第3受信部120、128、134の出力
とAGC増巾部126からの出力に基づき赤外線信号の
強さを検出する。
【0055】赤外線信号の強さは受信部17と送信機1
14との距離、送信機114の電池の残容量、周囲の明
るさ等によって変化し、赤外線信号の強さによって第1
、第2、第3受信部120、128、134の出力の比
から算出した送信機114の方向と実際の送信機114
の方向とにズレが生じることがあり、また、第1、第2
、第3受信部120、128、134の出力から算出し
た送信機63の方向に扇風機頭部78を向けても、受信
部17と扇風機頭部78の首振中心軸Oとの間隔によっ
て送信機114の方向と扇風機頭部78の向きとにズレ
が生じる恐れがある。そこで、制御回路140を構成す
るマイクロコンピュータのメモリー内に、赤外線信号の
強さ及び受信部17と扇風機頭部78の首振中心軸Oと
の間隔に応じた適数個の補正データを有するルックアッ
プテーブルを設け、ステップS16において、ステップ
S15で検出した赤外線信号の強さに応じて補正データ
をルックアップテーブルから導き出し、ステップS17
において第1、第2、第3受信部120、128、13
4の出力の比から算出した送信機114の方向を補正し
て送信機の方向を算出する。更に、その算出結果から、
ニュ−ラルネットワークの手法を用いて補正データ計算
式により補正データを算出し、より正確な送信機114
の方向を算出するようにしている。
【0056】ステップS18において左右首振用モータ
50が駆動しているか否か、即ち、左右首振を行ってい
るか否か判別し、左右首振を行っていれば、後述する首
振中心移動用モータ駆動ルーチンに移行する。
【0057】ステップS18において左右首振を行って
いなければ、ステップS19に移行し、ステップS19
においてステップS17で算出した送信機114の方向
が首振中心移動用モータ87を駆動することによって扇
風機頭部78を送風機114に向けることができる範囲
以内か否か、実施例では基台8の正面に対して左右方向
に夫々約33°以内か否か判別し、首振中心移動用モー
タ87による移動範囲内であれば、ステップS20にお
いて扇風機頭部78が首振中心調整体58に対して正面
に向いた状態で停止しているか否か判別する。ステップ
S20において扇風機頭部78が首振中心調整体58の
正面に向いた状態で停止していれば、首振中心移動用モ
ータ駆動ルーチンに移行する。また、ステップS18に
おいて送信機114の方向が首振中心移動用モータ87
による移動範囲以上であった場合、及びステップS19
において扇風機頭部78が首振中心調整体58の正面に
向いていない場合には、ステップS21において首振中
心移動用モータ駆動ルーチン及び左右首振用モータ駆動
ルーチンを実行する。
【0058】首振中心移動用モータ駆動ルーチンを図2
5に基づき説明すると、ステップS22において首振中
心位置検出センサ92の出力に基づき基台8に対する扇
風機頭部78の首振中心位置を検出し、ステップS23
において、ステップS17で算出した送信機114の方
向と首振中心位置の現在の向きが一致しているか否か判
別する。ステップS23において送信機114の方向と
首振中心位置が一致していなければ、ステップS24に
おいて扇風機頭部78がステップS17で算出した送信
機114の方向より右に向いているか否か判別し、右に
向いていれば、ステップS25において首振中心移動用
モータ87を駆動して扇風機頭部78の首振中心を左方
向に移動させる。ステップS22乃至ステップS25を
繰り返し、ステップS17で算出した送信機114の方
向と扇風機頭部78の首振中心の位置を一致させる。図
10は扇風機頭部78の首振中心を正面に向けた状態を
示す図、図13は扇風機頭部78の首振中心を左に向け
た状態を示す図、図14は扇風機頭部78の首振中心を
右に向けた状態を示す図である。
【0059】尚、ステップS23において扇風機頭部7
8の首振中心位置と送信機114の位置とが一致してい
るか否かを判別する際、首振中心位置がステップS17
で算出した送信機114の位置を中心として左右方向に
所定角度以内、本実施例では、夫々約2°の範囲内に送
信機114がある場合には、送信機114と首振中心位
置とが一致していると判断するようになっている。送風
ファン82の送風は拡散するため、扇風機頭部78の向
きを中心として比較的広い範囲に送風することができ、
約2°の範囲内であれば、扇風機頭部78を動かすこと
なく送風機114の方向に送風することができる。従っ
て、首振中心移動用モータ87の不必要な駆動を削減し
て、耐久性を向上することができる。
【0060】ステップS24において扇風機頭部78が
ステップS17で算出した送信機114の方向より右に
向いているか否か判別し、右に向いていなければ、即ち
、左に向いていれば、ステップS26において首振中心
移動用モータ87を駆動して扇風機頭部78の首振中心
を右方向に移動させる。ステップS22、S23、S2
4、S26を繰り返し、ステップS17で算出した送信
機114の方向と扇風機頭部78の首振中心の位置を一
致させる。この首振中心移動中及び後述する左右首振用
モータ駆動ルーチンによる首振中心に対する扇風機頭部
の向き調節中は、スタンド1の操作部9に設けた風向調
節表示LED146を点滅させ、風向調節中であること
を表示するようになっている。
【0061】ステップS23において送信機114の方
向と扇風機頭部78の首振中心位置が一致すると、ステ
ップS27において首振中心移動用モータ87を停止し
、ステップS28において、後述する左右首振用モータ
駆動ルーチンが終了したか否か、即ち、左右首振用モー
タ50の駆動制御が終了したか否かを判別する。尚、上
述の風向設定ルーチンにおけるステップS18、S19
、またはS20から首振中心移動用モータ駆動ルーチン
に移行した場合、即ち、首振中心移動用モータ87のみ
を駆動制御して扇風機頭部78を送信機114の方向に
向ける場合には、左右方向移動用モータ50の駆動終了
信号が入力されている。
【0062】ステップS28において左右首振用モータ
50の駆動制御が終了していれば、ステップS29にお
いて電動機79が駆動しているか否か判別し、電動機7
9が駆動していなければ、ステップS30において電動
機79を駆動させる。従って、送信機114の風向調節
スイッチ115を制御するだけで扇風機頭部78を送信
機114の方向に移動し、且つ送風を開始することがで
き、操作性を向上することができる。また、電動機79
は扇風機頭部78が送信機114の方向を向いてから駆
動して送風を開始することになり、扇風機頭部78を送
信機114の方向に向けるまでの間に不必要な場所に送
風して書類等を飛散させるといった不都合が生じること
はない。
【0063】次に、左右首振用モータ駆動ルーチンを図
26に基づき説明すると、ステップS31において左右
首振用モータ50を駆動し、ステップS32において頭
部位置検出センサ74がカム板52の遮蔽壁54の回転
方向先端側の端部を検出したか否か、即ち、発光素子7
5と受光素子76との間に遮蔽壁54端部が侵入したか
否かを判別し、頭部位置検出センサ74が遮蔽壁54の
端部を検出すると、ステップS33において上述した風
向設定ルーチンにおけるステップS17で算出した送信
機114の方向に基づいて左右首振用モータ50駆動タ
イマーを設定する。
【0064】ステップS32において頭部位置検出セン
サ74が遮蔽壁54の回転方向先端側の端部を検出しな
い場合には、ステップS34において頭部位置検出セン
サ74が遮蔽壁54の回転方向後端側の端部を検出した
か否か、即ち、発光素子75と受光素子76との間から
遮蔽壁54端部が出たか否かを判別し、頭部位置検出セ
ンサ74が遮蔽壁54の端部を検出すると、ステップS
35においてステップS17で算出した送信機114の
方向に基づいて左右首振用モータ50駆動タイマーを設
定する。
【0065】ステップS36においてステップS33ま
たはステップS35にて設定された左右首振用モータ5
0駆動タイマーが終了したか否か判別し、タイマーが終
了すると、ステップS37に移行して左右首振用モータ
50を停止し、ステップS38において首振中心移動用
モータ87の駆動制御が終了したか否か、即ち、首振中
心移動用モータ駆動ルーチンが終了したか否か判別する
【0066】この左右首振用モータ駆動ルーチンは、上
述した風向設定ルーチンのステップS19において、ス
テップS17で算出した送信機114の方向が首振中心
移動用モータ87を駆動することによって扇風機頭部7
8を送風機114に向けることができる範囲以上、実施
例では基台8の正面に対して左右方向に夫々約33°以
上であると判断された場合に実行され、ステップS32
またはステップS34にて設定される左右首振用モータ
50駆動タイマーは、首振中心移動用モータ87を駆動
して首振中心を送信機114の方向に移動限度まで移動
した状態で、その移動限度と送信機114の方向との差
の角度を移動する時間が設定されるようになっている。 従って、首振中心の移動範囲を越えた位置に送信機11
4が位置する際には、左右首振用モータ50と首振中心
移動用モータ87との両方が駆動し、扇風機頭部78を
送信機114の方向に向けることができる。
【0067】また、左右首振中心移動用モータ駆動ルー
チンは、上述した風向設定ルーチンのステップS20に
おいて、扇風機頭部78が首振中心位置に向いていない
場合にも実行され、ステップS32またはステップS3
4にて設定される左右首振用モータ50駆動タイマーは
、左右首振用モータ50がカム板52の遮蔽壁54端部
を検出してから扇風機頭部78を首振中心位置に向ける
までの時間が設定されるようになっている。従って、左
右首振用モータ50と首振中心移動用モータ87との両
方が駆動し、左右首振用モータ50により扇風機頭部7
8を首振中心位置に向け、首振中心を送信機114に向
けて、扇風機頭部78を送信機114に向けることがで
きる。
【0068】左右首振用モータ50と首振中心移動用モ
ータ87は同時に駆動されるので、迅速に送風機114
の方向に向けることができる。
【0069】また、送信機114の風向調節スイッチ1
15を操作した位置が、基台8に対して首振中心を移動
限度まで移動させ、且つ首振中心に対して扇風機頭部7
8を移動限度まで移動させた位置から所定の角度以内で
あれば、実施例では、基台8正面に対して左右方向に夫
々約65°から約75°の範囲であれば、扇風機頭部7
8を移動限度まで移動させると送風を行うことができる
ので、首振中心を移動限度まで移動させ、且つ首振中心
に対して扇風機頭部78を移動限度まで移動させた位置
まで扇風機頭部78を移動させる。また、上記範囲を越
えていれば、扇風機頭部78の移動を行わず、発音装置
制御回路147により発音制御装置を作動させて誤使用
であることを使用者に知らせる警報音を発生するように
なっている。
【0070】次に、風量設定ルーチンを図27に基づき
説明すると、ステップS39において「強」運転を行っ
ているか否か、即ち、電動機79が高速運転を行ってい
るか否かを判別し、「強」運転を行っていれば、ステッ
プS40において「微風」運転、即ち、電動機79を極
低速運転させる。ステップS39において「強」運転し
ていなければ、ステップS41において「中」運転を行
っているか否か、即ち、電動機42が中速運転を行って
いるか否か判別し、「中」運転していれば、ステップS
42において「強」運転を行う。ステップS41におい
て「中」運転していなければ、ステップS43において
「弱」運転を行っているか否か、即ち、電動機42が低
速運転しているか否か判別し、「弱」運転していれば、
ステップS44において「中」運転を行う。ステップS
43において「弱」運転していなければ、ステップS4
5において「弱」運転を行う。
【0071】タイマー設定ルーチンを図28に基づき説
明すると、ステップS46において4時間のタイマーが
設定されているか否か判別し、設定されていれば、ステ
ップS47においてタイマー設定を解除する。ステップ
S46において4時間のタイマーが設定されていなけれ
ば、ステップS48において2時間のタイマーが設定さ
れているか否か判別し、設定されていれば、ステップS
49において4時間のタイマーを設定する。ステップS
48において2時間のタイマーが設定されていなければ
、ステップS50において1時間のタイマーが設定され
ているか否か判別し、設定されていれば、ステップS5
1において2時間のタイマーを設定し、ステップS50
において1時間のタイマーが設定されていなければ、ス
テップS52において1時間のタイマーを設定する。
【0072】上記各ルーチンの各ステップ間において、
送信機114の赤外線信号を受信部17が受信すると、
実行中のルーチンを実行しつつ、再度メインルーチンに
移行し、受信部17が受信した赤外線信号に基づいた制
御を行うようになっている。
【0073】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、簡単な構成
でスタンドの変形を防止することができ、スタンドの外
観形状を比較的強度の弱い形状に形成することが可能と
なり、外観形状の自由度を増大させてデザイン性を向上
することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスタンドの要部断面図
である。
【図2】同スタンドの要部断面図である。
【図3】同要部分解斜視図である。
【図4】同要部分解斜視図である。
【図5】同扇風機頭部の断面図である。
【図6】同扇風機頭部の要部断面図である。
【図7】同要部拡大断面図である。
【図8】同扇風機頭部の断面図である。
【図9】同扇風機頭部を正面に向けた状態を説明する動
作説明図である。
【図10】同扇風機頭部を左右首振用モータにより左方
向に移動させた状態を示す動作説明図である。
【図11】同扇風機頭部を左右首振用モータにより右方
向に移動させた状態を示す動作説明図である。
【図12】同扇風機頭部を首振中心移動用モータにより
左方向に移動させた状態を示す動作説明図である。
【図13】同扇風機頭部を首振中心移動用モータにより
右方向に移動させた状態を示す動作説明図である。
【図14】同受信装置の断面図である。
【図15】同スタンドの要部断面図である。
【図16】同要部斜視図である。
【図17】同スタンドの上面図である。
【図18】同送信機の正面図である。
【図19】同扇風機の外観斜視図である。
【図20】同回路図である。
【図21】同制御回路への入力波形図である。
【図22】同メインルーチンのフローチャートを示す図
である。
【図23】同メインルーチンのフローチャートを示す図
である。
【図24】同風向設定ルーチンのフローチャートを示す
図である。
【図25】同首振中心移動用モータ駆動ルーチンのフロ
ーチャートを示す図である。
【図26】同左右首振用モータ駆動ルーチンのフローチ
ャートを示す図である。
【図27】同風量設定ルーチンのフローチャートを示す
図である。
【図28】同タイマー設定ルーチンのフローチャートを
示す図である。
【図29】本発明の他の実施例の扇風機頭部の断面図で
ある。
【図30】同スタンドの断面図である。
【図31】同スタンドの断面図である。
【符号の説明】
1      スタンド 4      裏蓋 25      回路基板 29      ピン 30      貫通穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  送風ファンを回転駆動する電動機を有
    する扇風機頭部と、該扇風機頭部を支持する合成樹脂製
    のスタンドと、該スタンドの下面開口部を施蓋する金属
    製の裏蓋と、前記スタンドと裏蓋とで囲まれる空間に配
    設された回路基板とを備え、前記スタンドに裏蓋に当接
    する複数のピンを形成すると共に、前記回路基板にピン
    が貫通する貫通穴を形成したことを特徴とする扇風機。
JP5719791A 1991-03-20 1991-03-20 扇風機 Pending JPH04292597A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6484798A (en) * 1987-09-28 1989-03-30 Matsushita Seiko Kk Apparatus equipped with circuit board

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6484798A (en) * 1987-09-28 1989-03-30 Matsushita Seiko Kk Apparatus equipped with circuit board

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