JPH04292424A - 溶融ガラスの温度調整方法 - Google Patents
溶融ガラスの温度調整方法Info
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- JPH04292424A JPH04292424A JP8078091A JP8078091A JPH04292424A JP H04292424 A JPH04292424 A JP H04292424A JP 8078091 A JP8078091 A JP 8078091A JP 8078091 A JP8078091 A JP 8078091A JP H04292424 A JPH04292424 A JP H04292424A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B7/00—Distributors for the molten glass; Means for taking-off charges of molten glass; Producing the gob, e.g. controlling the gob shape, weight or delivery tact
- C03B7/02—Forehearths, i.e. feeder channels
- C03B7/06—Means for thermal conditioning or controlling the temperature of the glass
- C03B7/07—Electric means
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融ガラスの温度調整
方法に関するものであり、さらに詳細には、ガラス原料
を溶解および清澄させた後の溶融ガラス素地の温度を電
気的に制御する方法に関するものである。
方法に関するものであり、さらに詳細には、ガラス原料
を溶解および清澄させた後の溶融ガラス素地の温度を電
気的に制御する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】板ガラス製造装置において、溶融ガラス
を成形工程の前に適切な温度に調節することは、非常に
重要なことである。しかしながら、フォアハースは特に
成形の行なわれる出口付近で溶融ガラスが冷え易く失透
が生成し易い。失透の生成は、ガラスの成形に支障があ
るばかりでなく、ガラス製品中の異物の原因となるので
好ましくない。したがって、フォアハースの出口部にお
ける溶融ガラスの温度を失透温度以上に保持することが
必要である。
を成形工程の前に適切な温度に調節することは、非常に
重要なことである。しかしながら、フォアハースは特に
成形の行なわれる出口付近で溶融ガラスが冷え易く失透
が生成し易い。失透の生成は、ガラスの成形に支障があ
るばかりでなく、ガラス製品中の異物の原因となるので
好ましくない。したがって、フォアハースの出口部にお
ける溶融ガラスの温度を失透温度以上に保持することが
必要である。
【0003】フォアハースにおける溶融ガラスの温度を
調整する従来の技術として、ガスバーナーとエアー冷却
とを組み合わせた方法が知られている(例えば特表昭5
8−501629号公報)。また、電気的に加熱する方
法も知られている(例えば特開昭55−130825号
公報および特表昭63−500937号公報)。
調整する従来の技術として、ガスバーナーとエアー冷却
とを組み合わせた方法が知られている(例えば特表昭5
8−501629号公報)。また、電気的に加熱する方
法も知られている(例えば特開昭55−130825号
公報および特表昭63−500937号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法においては、均一加熱が困難である。すなわち、失
透し易い側壁や底部近傍での溶融ガラスの温度を失透温
度以上に保持しようとすると、上部および中央部での溶
融ガラスの温度が必要以上に上昇してしまう。
方法においては、均一加熱が困難である。すなわち、失
透し易い側壁や底部近傍での溶融ガラスの温度を失透温
度以上に保持しようとすると、上部および中央部での溶
融ガラスの温度が必要以上に上昇してしまう。
【0005】また、後者の方法において、二珪化モリブ
デンあるいは炭化珪素などのヒーターを溶融ガラスの上
部に使用する場合には、ガスによる加熱方式と同様の問
題が生じる。さらに導電性耐火物に通電発熱させる方法
も知られているが(例えば特開昭55−14061号公
報)、長期間安定して使用できる耐食性のあること、溶
融ガラスに比較して比抵抗が大きいことなどが要求され
、これらを満足する耐火物の選択が困難である。
デンあるいは炭化珪素などのヒーターを溶融ガラスの上
部に使用する場合には、ガスによる加熱方式と同様の問
題が生じる。さらに導電性耐火物に通電発熱させる方法
も知られているが(例えば特開昭55−14061号公
報)、長期間安定して使用できる耐食性のあること、溶
融ガラスに比較して比抵抗が大きいことなどが要求され
、これらを満足する耐火物の選択が困難である。
【0006】一方、比較的簡便な手段として、電極対を
溶融ガラス中に挿入し、電極間に通電して溶融ガラスを
直接発熱させる方法が知られている。この方法を用いた
場合には、溶融ガラスをその内部から加熱するので温度
分布が比較的均一となり、また応答も速い。しかしなが
ら、フロート法の場合には錫を通して、またロール成形
法では成形用ロールを通してアースされる。このため、
使用電圧を制御しないと不要な部分で発熱するなどのト
ラブルが発生する。
溶融ガラス中に挿入し、電極間に通電して溶融ガラスを
直接発熱させる方法が知られている。この方法を用いた
場合には、溶融ガラスをその内部から加熱するので温度
分布が比較的均一となり、また応答も速い。しかしなが
ら、フロート法の場合には錫を通して、またロール成形
法では成形用ロールを通してアースされる。このため、
使用電圧を制御しないと不要な部分で発熱するなどのト
ラブルが発生する。
【0007】本発明は、上記した従来の問題点を解決す
るためになされたもので、板ガラス製造装置のフォアハ
ースの出口部における溶融ガラスの温度を失透温度以上
に保持する方法を提供することを目的とする。
るためになされたもので、板ガラス製造装置のフォアハ
ースの出口部における溶融ガラスの温度を失透温度以上
に保持する方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ガラ
ス溶融炉のフォアハースの出口部を通過する溶融ガラス
の温度を調整する方法であって、前記フォアハースの出
口部の底壁および両側壁で構成される溶融ガラス流路を
覆って耐熱耐食性の導電性材料層を設け、前記導電性材
料層に通電して前記フォアハースの出口部を加熱するよ
うにした溶融ガラスの温度調整方法である。
ス溶融炉のフォアハースの出口部を通過する溶融ガラス
の温度を調整する方法であって、前記フォアハースの出
口部の底壁および両側壁で構成される溶融ガラス流路を
覆って耐熱耐食性の導電性材料層を設け、前記導電性材
料層に通電して前記フォアハースの出口部を加熱するよ
うにした溶融ガラスの温度調整方法である。
【0009】この発明において前記導電性材料層は、薄
肉な部分と厚肉な部分とで構成することができる。また
、前記導電性材料層への通電は、特定部分に電力が集中
するようにして行なうことができる。
肉な部分と厚肉な部分とで構成することができる。また
、前記導電性材料層への通電は、特定部分に電力が集中
するようにして行なうことができる。
【0010】また、導電性材料層の材料としては、耐久
性を考慮して、製品がフロート法により製造される場合
には、モリブデン、あるいはタングステンを用い、また
ロール成形法による場合には、白金、白金−ロジウム合
金、あるいは酸化錫などを用いることが好ましい。
性を考慮して、製品がフロート法により製造される場合
には、モリブデン、あるいはタングステンを用い、また
ロール成形法による場合には、白金、白金−ロジウム合
金、あるいは酸化錫などを用いることが好ましい。
【0011】
【作用】本発明においては、フォアハースの出口部の溶
融ガラス流路を覆って耐熱耐食性の導電性材料層を形成
し、該導電性材料層に通電して前記フォアハースの出口
部を加熱することにより、フォアハースの出口部を通過
する溶融ガラスの温度を調整することができる。特に、
フォアハース出口部の先端部分、あるいは両側壁部分な
ど溶融ガラスが冷え易く失透を生成し易い部分を薄肉に
形成すれば、通電時に前記薄肉部分を集中的に加熱する
こともできる。また、フォアハースの出口部の先端部分
、あるいは両側壁部分など溶融ガラスが失透を生成し易
い部分に通電すれば、前記部分を集中的に加熱すること
ができ、溶融ガラスの温度をより均一化することが可能
となる。
融ガラス流路を覆って耐熱耐食性の導電性材料層を形成
し、該導電性材料層に通電して前記フォアハースの出口
部を加熱することにより、フォアハースの出口部を通過
する溶融ガラスの温度を調整することができる。特に、
フォアハース出口部の先端部分、あるいは両側壁部分な
ど溶融ガラスが冷え易く失透を生成し易い部分を薄肉に
形成すれば、通電時に前記薄肉部分を集中的に加熱する
こともできる。また、フォアハースの出口部の先端部分
、あるいは両側壁部分など溶融ガラスが失透を生成し易
い部分に通電すれば、前記部分を集中的に加熱すること
ができ、溶融ガラスの温度をより均一化することが可能
となる。
【0012】
【実施例】以下、 本発明を実施例によって詳細に説明
するが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
するが、本発明はこれのみに限定されるものではない。
【0013】実施例1
ロール成形法で製造されるガラス製造装置において、フ
ォアハースの出口部における溶融ガラス流路5を、図1
に示す白金製の導電性材料層1で覆った。この導電性材
料層1の厚みは、底壁2および側壁3を0.5mm、ま
た固定端部4を2mmに形成した。
ォアハースの出口部における溶融ガラス流路5を、図1
に示す白金製の導電性材料層1で覆った。この導電性材
料層1の厚みは、底壁2および側壁3を0.5mm、ま
た固定端部4を2mmに形成した。
【0014】しかる後、導電性材料層1のA−A’間に
電流を流すと、前記導電性材料層1の加熱に伴い、前記
導電性材料層1上を通過する溶融ガラスも加熱された。 この時、図2に示す導電性材料層1の展開図の等温分布
のとおり薄肉に形成された底壁2および側壁3が、厚肉
に形成された固定端部4に比較して通電しにくいためよ
り発熱して高温となった。
電流を流すと、前記導電性材料層1の加熱に伴い、前記
導電性材料層1上を通過する溶融ガラスも加熱された。 この時、図2に示す導電性材料層1の展開図の等温分布
のとおり薄肉に形成された底壁2および側壁3が、厚肉
に形成された固定端部4に比較して通電しにくいためよ
り発熱して高温となった。
【0015】この装置を用いてロール成形を行なった結
果、フォアハースの出口部を失透温度以上に保持するこ
とが可能であった。
果、フォアハースの出口部を失透温度以上に保持するこ
とが可能であった。
【0016】実施例2
実施例1では、フォアハースの出口部先端での溶融ガラ
スの温度が、手前側(上流側)での温度に比較して低く
なっていた。このため、図3に示すようにA−A’間の
みならずB−B’間にも通電し、フォアハースの出口部
先端にも電力が集中するように改善を行なった。ただし
交流電源を使用したので、AとBの位相およびA’とB
’の位相が同位相となるようにした。
スの温度が、手前側(上流側)での温度に比較して低く
なっていた。このため、図3に示すようにA−A’間の
みならずB−B’間にも通電し、フォアハースの出口部
先端にも電力が集中するように改善を行なった。ただし
交流電源を使用したので、AとBの位相およびA’とB
’の位相が同位相となるようにした。
【0017】しかる後、導電性材料層1のA−A’間お
よびB−B’間に電流を流すと、前記導電性材料層1の
加熱に伴い、前記導電性材料層1上を通過する溶融ガラ
スも加熱された。この時、図4に示す等温分布のとおり
フォアハースの出口部先端の温度が上昇し、フォアハー
スの出口部全体の温度が上昇していることが確認された
。
よびB−B’間に電流を流すと、前記導電性材料層1の
加熱に伴い、前記導電性材料層1上を通過する溶融ガラ
スも加熱された。この時、図4に示す等温分布のとおり
フォアハースの出口部先端の温度が上昇し、フォアハー
スの出口部全体の温度が上昇していることが確認された
。
【0018】この装置を用いてロール成形を行なった結
果、長時間フォアハースの出口部先端に失透の生成がな
く、安定した成形を実施することが可能であった。
果、長時間フォアハースの出口部先端に失透の生成がな
く、安定した成形を実施することが可能であった。
【0019】
【発明の効果】本発明により、フォアハースの出口部を
通過する溶融ガラスの温度が均一となるように制御する
ことができ、フロート法およびロール成形法による板ガ
ラス製造装置のフォアハースの出口部での溶融ガラスの
失透を軽減することができる。また、溶融ガラスの失透
は、温度が下がるフォアハースの出口部先端に生成し易
いので、先端部を集中的に加熱すれば一層効果的である
。
通過する溶融ガラスの温度が均一となるように制御する
ことができ、フロート法およびロール成形法による板ガ
ラス製造装置のフォアハースの出口部での溶融ガラスの
失透を軽減することができる。また、溶融ガラスの失透
は、温度が下がるフォアハースの出口部先端に生成し易
いので、先端部を集中的に加熱すれば一層効果的である
。
【0020】
【図1】 本発明の実施例1に係る溶融ガラス加
熱用の導電性材料層の斜視図
熱用の導電性材料層の斜視図
【図2】 図1の展開図における等温分布を示す
図
図
【図3】 本発明の実施例2に係る溶融ガラス
加熱用の導電性材料層の斜視図
加熱用の導電性材料層の斜視図
【図4】 図3の展開図における等温分布を示す
図
図
1 導電性材料層
2 底壁
3 側壁
4 固定端部
5 溶融ガラス流路
Claims (3)
- 【請求項1】 ガラス溶融炉のフォアハースの出
口部を通過する溶融ガラスの温度を調整する方法であっ
て、前記フォアハースの出口部の底壁および両側壁で構
成される溶融ガラス流路を覆って耐熱耐食性の導電性材
料層を設け、さらに前記導電性材料層に通電して前記フ
ォアハースの出口部を加熱するようにしたことを特徴と
する溶融ガラスの温度調整方法。 - 【請求項2】 前記導電性材料層は、部分的に厚
みを異ならせて形成される請求項1に記載の溶融ガラス
の温度調整方法。 - 【請求項3】 前記導電性材料層への通電は、電
力が特定部分に集中するようにして行なわれる請求項1
に記載の溶融ガラスの温度調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8078091A JPH04292424A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 溶融ガラスの温度調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8078091A JPH04292424A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 溶融ガラスの温度調整方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292424A true JPH04292424A (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=13727961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8078091A Pending JPH04292424A (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 溶融ガラスの温度調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04292424A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1524244A3 (de) * | 2003-10-13 | 2005-07-13 | Schott AG | Vorrichtung zum Läutern einer Glasschmelze oder Glaskeramik |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP8078091A patent/JPH04292424A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1524244A3 (de) * | 2003-10-13 | 2005-07-13 | Schott AG | Vorrichtung zum Läutern einer Glasschmelze oder Glaskeramik |
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