JPH04291964A - 積層型固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

積層型固体撮像素子及びその製造方法

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JPH04291964A
JPH04291964A JP3080425A JP8042591A JPH04291964A JP H04291964 A JPH04291964 A JP H04291964A JP 3080425 A JP3080425 A JP 3080425A JP 8042591 A JP8042591 A JP 8042591A JP H04291964 A JPH04291964 A JP H04291964A
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JP
Japan
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film
lower electrode
forming
conductivity type
image sensor
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JP3080425A
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Seiichi Suzuki
清市 鈴木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明上部電極断線の防
止、ノイズ発生の低減などに有効な構成をもつ積層型固
体撮像素子及びその製造方法に関する。一般に、固体撮
像素子は高密度化されつつあり、従って、フォトダイオ
ードの面積は小さくなっている。この為、一画素当たり
の入射光量が小さくなってしまうので、これに対処する
為、量子効率が大きい光電膜を用いた積層型固体撮像素
子の実用化が希求されている。然しながら、この積層型
固体撮像素子は、構造の如何に依ってノイズが発生し、
性能が不安定である為、その問題が解消されなければな
らない。
【0002】
【従来の技術】図19は従来例を説明する為の積層型固
体撮像素子の要部切断側面図を表している。図に於いて
、1はp型シリコン半導体基板、2はn−不純物拡散領
域、3は蓄積ダイオードを構成するためのn−不純物拡
散領域、4は絶縁膜、5はCCD転送電極、6は絶縁膜
、7はCCD転送電極、8は絶縁膜、9はAlSi合金
からなる下部電極、10はTiNからなる下部電極、1
1はアモルファス・シリコンからなる光電膜、12はI
TO(indium  tin  oxide)からな
る透明上部電極をそれぞれ示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図19に見られる従来
例の下部電極9及び10は、その側面が切り立ったよう
な形状にパターニングされていて、その形状に起因する
段差の影響は、光電膜11については勿論のこと、透明
上部電極12にまで及んでいる。従って、透明上部電極
12、特に、円で囲んである部分では断線が発生し易い
。また、下部電極9及び10の側面に於ける電界が一様
ではないことから、画素間で電界のバラツキが発生し、
それがノイズとなって現れる。更にまた、AlSi合金
の下部電極9の表面はTiNからなる下部電極10で覆
われているから問題は起こらないが、パターニングした
側面には下部電極9の側面も現れるから、AlSi合金
がアモルファス・シリコンからなる光電膜11に直接接
触することになり、下部電極9中のAlが光電膜11の
アモルファス・シリコンと反応し、Alが三価の不純物
であるかのようにアモルファス・シリコンに固溶して下
部電極9の電極面積が変化したり、光導電膜11の特性
劣化を引き起こす。
【0004】本発明は、極めて簡単な手段で、上部電極
の断線を防止し、また、画素間での電界のバラツキを抑
えてノイズの発生を防止し、更にまた、下部電極と光電
膜との反応を防止できるようにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明する為の積層型固体撮像素子の要部切断側面図を表し
ている。尚、図19に於いて用いた記号と同記号は同部
分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0006】図に於いて、13は下部電極、14は絶縁
物質からなる下部電極側面保護膜をそれぞれ示している
。尚、下部電極13は、実際には、図19に見られる下
部電極9や10と同様にAlSi合金膜とTiN膜との
二層構造になっているのであるが、簡明にする為、一層
で表してある。
【0007】図から明らかなように、本発明では、下部
電極13の側面に下部電極側面保護膜14を形成し、ア
モルファス・シリコンからなる光電膜11と下部電極1
3の側面とを絶縁することが基本になっている。従って
、本発明に依る積層型固体撮像素子及びその製造方法に
於いては、
【0008】(1)一導電型シリコン半導体基板(例え
ばp−シリコン半導体基板1)に形成されたCCD埋め
込み層を構成する反対導電型不純物拡散領域(例えばn
−不純物拡散領域2)に対して距離をおいて形成された
蓄積ダイオードを構成する反対導電型不純物拡散領域(
例えばn−不純物拡散領域3)と、前記蓄積ダイオード
を構成する反対導電型不純物領域に電気的に接続されて
いる下部電極(例えば下部電極9及び10)と、前記下
部電極の側面を覆って形成され且つ該下部電極の段差を
緩和する表面形状をなす絶縁物からなる下部電極側面保
護膜(例えば下部電極側面保護膜14)と、前記下部電
極表面及び下部電極側面保護膜表面を含む全面に形成さ
れた光電膜(例えば光電膜11)及びその上に形成され
た透明上部電極(例えば透明上部電極12)とを備えて
なるか、或いは、
【0009】(2)(1)に於いて、下部電極が多層金
属膜(例えばAlSi合金膜並びにTiN膜)で構成さ
れ且つ光電膜と接する最上層の金属膜(例えばTiN膜
)は該光電膜を構成する材料と反応しない材料で構成さ
れてなることを特徴とするか、或いは、
【0010】(
3)前記(1)に於いて、隣接する下部電極(例えば下
部電極13)間が下部電極側面保護膜の役割を果たし得
る絶縁物(例えばSiO2 からなる絶縁膜33)で完
全に埋められてなることを特徴とするか、或いは、
【0011】(4)一導電型シリコン半導体基板にCC
D埋め込み層を構成する反対導電型不純物拡散領域を形
成する工程と、次いで、前記反対導電型不純物拡散領域
に対して距離をおいた箇所に蓄積ダイオードを構成する
反対導電型不純物拡散領域を形成する工程と、次いで、
前記蓄積ダイオードを構成する反対導電型不純物領域に
電気的に接続された下部電極を形成する工程と、次いで
、全面に絶縁膜(例えばSiO2 からなる絶縁膜)を
形成してからエッチングを行って前記下部電極の側面を
覆い且つ該下部電極の段差を緩和する表面形状をなす下
部電極側面保護膜を形成する工程と、次いで、前記下部
電極表面及び下部電極側面保護膜表面を含む全面に光電
膜及び透明上部電極を順に積層形成する工程とを含んで
なることを特徴とするか、或いは、
【0012】(5)前記(4)に於いて、全面に絶縁膜
(例えばSiO2 からなる絶縁膜33)を形成してか
ら下部電極上に開口をもったレジスト膜(例えばレジス
ト膜34)を形成する工程と、次いで、前記レジスト膜
をマスクとして前記絶縁膜のエッチングを行って下部電
極の表面を露出させる工程と、次いで、前記レジスト膜
を除去してから隣接する下部電極間が前記絶縁膜で完全
に埋められている全面に光電膜及び透明上部電極を順に
形成する工程とが含まれてなることを特徴とする。
【0013】
【作用】前記手段を採ることに依り、下部電極に起因す
る段差は、その側面を覆う下部電極側面保護膜の存在で
緩和され、従って、透明上部電極は段差の部分で緩徐な
曲面をなしていて断線のおそれは皆無である。また、同
じく、下部電極の側面が下部電極側面保護膜で覆われて
いることから、当然のことではあるが、光電膜のステッ
プ・カバレイジは良好であり、且つ、膜厚分布も良好で
あって、下部電極と透明上部電極との間にある光電膜に
は均一で安定な電界が加わり、画素間で感度むらが発生
することはない。
【0014】
【実施例】図2は本発明の原理を説明する為の図である
図1に見られる積層型固体撮像素子を省略せずに詳細に
表した要部切断側面図であり、図1及び図19に於いて
用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を
持つものとする。
【0015】図では、図1に見られる下部電極13を図
19と同様に下部電極9及び下部電極10として表して
あり、図19の場合と同様、下部電極9がAlSi合金
で、そして、下部電極10がTiNでそれぞれ構成され
ているものとする。
【0016】図示例を実現するには、その下部電極側面
保護膜14として、Al合金並びにTiNの積層膜をパ
ターニングして下部電極9並びに10を形成した後、側
面にSiO2 からなる絶縁膜を形成すれば良いのであ
るが、その場合、MOS電界効果トランジスタに於ける
ゲート電極の側面に絶縁側壁を形成する技法を利用する
と良い。
【0017】図3乃至図11は図2に見られる実施例を
製造する場合について解説する為の工程要所に於ける積
層型固体撮像素子の要部切断側面図を表し、以下、これ
等の図を参照しつつ説明する。尚、図1及び図2、図1
3に於いて用いた記号と同記号は同部分を表すか或いは
同じ意味を持つものとする。
【0018】図3参照 3−(1) 通常のフォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プ
ロセス及びイオン注入法を適用することに依り、ドーズ
量を5×1012〔cm−2〕、加速エネルギを160
〔keV〕としてp型シリコン半導体基板1にAsイオ
ンの打ち込みを行って、CCD埋め込み層であるn−不
純物拡散領域2を形成する。 3−(2) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
を適用することに依り、n−不純物拡散領域2から距離
をおいた蓄積ダイオード形成予定部分に開口21Aをも
つフォト・レジスト膜21を形成する。 3−(3) イオン注入法を適用することに依り、ドーズ量を5×1
012〔cm−2〕、加速エネルギを160〔keV〕
とし、開口21Aを介してp型シリコン半導体基板1に
Asイオンの打ち込みを行って、蓄積ダイオードを構成
する為のn−不純物拡散領域3を形成する。
【0019】図4参照 4−(1) イオン注入マスクとして用いたフォト・レジスト膜21
を除去してから、熱酸化法を適用することに依り、厚さ
例えば500〔Å〕のSiO2 からなる絶縁膜4を形
成する。 4−(2) 化学気相堆積(chemical  vapor  d
eposition:CVD)法を適用することに依り
、厚さ例えば4000〔Å〕の多結晶シリコン膜を形成
する。 4−(3) 熱拡散法を適用することに依り、PCl3 液をソース
として、前記工程4−(2)で形成した多結晶シリコン
膜の全面にPイオンのドーピングを行う。 4−(4) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
を適用することに依り、CCD転送電極パターンをもつ
フォト・レジスト膜22を形成する。 4−(5) エッチング・ガスをCCl4 とするドライ・エッチン
グ法を適用することに依り、フォト・レジスト膜22を
マスクとし、前記工程4−(2)で形成した多結晶シリ
コン膜のパターニングを行ってCCD転送電極5を形成
する。
【0020】図5参照 5−(1) 多結晶シリコン膜をパターニングするマスクとして使用
したフォト・レジスト膜22を除去してから、熱酸化法
を適用することに依り、厚さ例えば500〔Å〕のSi
O2 からなる絶縁膜6を形成する。
【0021】図6参照 6−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば4000〔
Å〕の多結晶シリコン膜を形成する。 6−(2) 熱拡散法を適用することに依り、PCl3 液をソース
として、前記工程6−(1)で形成した多結晶シリコン
膜の全面にPをドーピングする。 6−(3) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
を適用することに依り、CCD転送電極パターンをもつ
フォト・レジスト膜23を形成する。 6−(4) エッチング・ガスをSF6 とするドライ・エッチング
法を適用することに依り、フォト・レジスト膜23をマ
スクとし、前記工程6−(1)で形成した多結晶シリコ
ン膜のパターニングを行ってCCD転送電極7を形成す
る。
【0022】図7参照 7−(1) 多結晶シリコン膜をパターニングするマスクとして用い
たフォト・レジスト膜23を除去してから、CVD法を
適用することに依り、厚さ例えば5000〔Å〕のPS
G(phospho−silicate  glass
)からなる絶縁膜8を形成する。 7−(2) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
を適用することに依り、開口24Aをもつフォト・レジ
スト膜24を形成する。 7−(3) エッチング・ガスをCHF3 とするRIE法を適用す
ることに依り、フォト・レジスト膜24をマスクとし、
絶縁膜8の選択的エッチングを行って電極コンタクト・
ホール8Aを形成する。
【0023】図8参照 8−(1) 絶縁膜8のエッチング・マスクとして用いたフォト・レ
ジスト膜24を除去してから、PVD(physica
l  vapor  deposision)法を適用
することに依り、厚さ例えば3000〔Å〕のAlSi
合金膜及び厚さ例えば1000〔Å〕のTiN膜を形成
する。 8−(2) フォト・リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセス
を適用することに依り、下部電極パターンをもつフォト
・レジスト膜25を形成する。 8−(3) エッチング・ガスをCl2 +BCl3 とするドライ
・エッチング法を適用することに依り、フォト・レジス
ト膜25をマスクとし、前記工程8−(1)で形成した
TiN膜及びAlSi膜のパターニングを行って下部電
極9及び10を形成する。
【0024】図9参照 9−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば4000〔
Å〕のSiO2 からなる絶縁膜を形成する。
【0025】図10参照 10−(1) エッチング・ガスをCHF3 とするドライ・エッチン
グ法を適用することに依り、前記工程9−(1)で形成
した絶縁膜のエッチングを行う。この工程を経ることに
依り、該絶縁膜は下部電極9及び10の側面にのみ残留
して下部電極側面保護膜14となるものである。
【0026】図11参照 11−(1) プラズマCVD法を適用することに依り、厚さ例えば1
〔μm〕のアモルファス・Siからなる光電膜11を形
成する。 11−(2) PVD法を適用することに依り、厚さ例えば2000〔
Å〕のITOからなる透明上部電極12を形成する。
【0027】このようにして作成された積層型固体撮像
素子を動作させる場合、蓄積ダイオードを構成するn−
不純物拡散領域3に対して、、n−不純物拡散領域2か
ら、通常、8〔V〕程度の電位が与えられる。下部電極
9及び10はn−不純物拡散領域3に電気的に接続され
ていることから、同じく、8〔V〕程度の電位が加わり
、そして、透明上部電極12には0〔V〕の電位が与え
られる。光電膜11には下部電極9及び10と透明上部
電極12とでバイアス電圧が印加される。そのような状
態で、透明上部電極12を透過した入射光が光電膜11
に達すると、該入射光は光電変換されるので電荷が発生
し、電子は、電位が高い下部電極9及び10の方向に流
れ、蓄積ダイオードをなすn−不純物拡散領域3に蓄積
され、任意のクロックに依って、CCD転送されるもの
である。
【0028】図12は図2の積層型固体撮像素子が動作
状態に在る場合を説明する為の要部切断側面図であり、
図1乃至図11及び図19に於いて用いた記号と同記号
は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものとする。
【0029】図から明らかなように、下部電極10と透
明上部電極12との間に在る光電膜11には均一な電界
が生じている。
【0030】前記実施例に於いては、下部電極側面保護
膜14を作成するに際し、SiO2 からなる絶縁膜の
形成、及び、該絶縁膜の異方性エッチングを行ったが、
これはSOG(spin  on  glass)を利
用して実施しても良い。
【0031】図13及び図14は本発明に於ける他の実
施例、即ち、SOGを用いた実施例を解説する為の工程
要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図を表
し、以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、図1
乃至図11に於いて用いた記号と同記号は同部分を表す
か或いは同じ意味を持つものとする。また、図2乃至図
12について解説した実施例に於ける工程の最初から工
程8−(3)までは本実施例に於いても同様であるから
省略し、次の段階から説明する。
【0032】図13参照 13−(1) スピン・コート法を適用することに依ってSOGの塗布
を行い、全面にSOG膜31を形成する。一般に、SO
Gは凹所に溜まり易いので、図に見られるような形状に
被着される。
【0033】図14参照 14−(1) エッチング・ガスをCF4 とするドライ・エッチング
法を適用することに依り、下部電極13の表面に在るS
OG膜31を除去する為、全面エッチングを行う。この
工程を経ることで、SOG膜31は下部電極側面保護膜
31′となるものを残して他は除去される。
【0034】図15は図13及び図14について説明し
た実施例を改良した実施例を解説する為の工程要所に於
ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図を表し、図1
3及び図14に於いて用いた記号と同記号は同部分を表
すか或いは同じ意味を持つものとする。本実施例では、
前記工程13−(1)でSOGを塗布する前に、CVD
法などを適用することに依って、下部電極13をカバー
するSiO2 からなるカバー膜32を形成し、その後
、SOGを塗布してから全面エッチングを行うようにし
ている。
【0035】図16乃至図18は本発明の更に他の実施
例を解説する為の工程要所に於ける積層型固体撮像素子
の要部切断側面図を表し、以下、これ等の図を参照しつ
つ説明する。尚、図13乃至図15に於いて用いた記号
と同記号は同部分を表すか或いは同じ意味を持つものと
する。また、図2乃至図12について解説した実施例に
於ける工程の最初から工程8−(3)までは、本実施例
でも同様であるから省略し、次の段階から説明する。
【0036】図16参照 16−(1) CVD法を適用することに依り、厚さ例えば3000〔
Å〕のSiO2 からなる絶縁膜33を形成する。
【0037】図17参照 17−(1) リソグラフィ技術に於けるレジスト・プロセスを適用す
ることに依り、下部電極13上に開口をもつレジスト膜
34を形成する。 17−(2) エッチング・ガスをCF4 とするドライ・エッチング
法を適用することに依り、レジスト膜34をマスクとし
て絶縁膜33の等方性エッチングを行って下部電極側面
保護膜33′を生成させる。尚、破線は絶縁膜33が存
在していたことを示している。
【0038】図18参照 18−(1) レジスト膜34を剥離してから光電膜35及び透明上部
電極36を形成して完成する。
【0039】
【発明の効果】本発明に依る積層型固体撮像素子及びそ
の製造方法に於いては、一導電型シリコン半導体基板に
形成された反対導電型不純物拡散領域に対して距離をお
いて蓄積ダイオードを構成する反対導電型不純物拡散領
域を形成し、蓄積ダイオードを構成する反対導電型不純
物領域と接続された下部電極を形成し、下部電極の側面
を覆い且つ下部電極の段差を緩和する形状の絶縁物から
なる下部電極側面保護膜を形成し、その上に光電膜及び
透明上部電極を形成してある。
【0040】前記構成を採ることに依り、下部電極に起
因する段差は、その側面を覆う下部電極側面保護膜の存
在で緩和され、従って、透明上部電極は段差の部分で緩
徐な曲面をなしていて断線のおそれは皆無である。また
、同じく、下部電極の側面が下部電極側面保護膜で覆わ
れていることから、当然のことではあるが、光電膜のス
テップ・カバレイジは良好であり、且つ、膜厚分布も良
好であって、下部電極と透明上部電極との間にある光電
膜には均一で安定な電界が加わり、画素間で感度むらが
発生することはない。更にまた、光電膜と反応を起こし
易い材料を用いても光電膜とは反応しない材料との多層
膜にすることで光電膜と直接接触することはないから、
下部電極と光電膜とが反応して光電膜の特性が劣化する
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する為の積層型固体撮像素
子の要部切断側面図である。
【図2】図1に見られる積層型固体撮像素子を省略せず
に詳細に表した要部切断側面図である。
【図3】実施例を製造する場合について解説する為の工
程要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図で
ある。
【図4】実施例を製造する場合について解説する為の工
程要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図で
ある。
【図5】実施例を製造する場合について解説する為の工
程要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図で
ある。
【図6】実施例を製造する場合について解説する為の工
程要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図で
ある。
【図7】実施例を製造する場合について解説する為の工
程要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図で
ある。
【図8】実施例を製造する場合について解説する為の工
程要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図で
ある。
【図9】実施例を製造する場合について解説する為の工
程要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図で
ある。
【図10】実施例を製造する場合について解説する為の
工程要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図
である。
【図11】実施例を製造する場合について解説する為の
工程要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図
である。
【図12】図2の積層型固体撮像素子が動作状態に在る
場合を説明する為の要部切断側面図である。
【図13】他の実施例、即ち、SOGを用いた実施例を
解説する為の工程要所に於ける積層型固体撮像素子の要
部切断側面図である。
【図14】他の実施例、即ち、SOGを用いた実施例を
解説する為の工程要所に於ける積層型固体撮像素子の要
部切断側面図である。
【図15】図13及び図14について説明した実施例を
改良した実施例を解説する為の工程要所に於ける積層型
固体撮像素子の要部切断側面図である。
【図16】本発明の更に他の実施例を解説する為の工程
要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図であ
る。
【図17】本発明の更に他の実施例を解説する為の工程
要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図であ
る。
【図18】本発明の更に他の実施例を解説する為の工程
要所に於ける積層型固体撮像素子の要部切断側面図であ
る。
【図19】従来例を説明する為の積層型固体撮像素子の
要部切断側面図である。
【符号の説明】
1  p型シリコン半導体基板 2  n−不純物拡散領域 3  蓄積ダイオードを構成するためのn−不純物拡散
領域 4  絶縁膜 5  CCD転送電極 6  絶縁膜 7  CCD転送電極 8  絶縁膜 9  AlSi合金からなる下部電極 10  TiNからなる下部電極 11  アモルファス・シリコンからなる光電膜12 
 ITO膜からなる透明上部電極13  下部電極 14  下部電極側面保護膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型シリコン半導体基板に形成された
    CCD埋め込み層を構成する反対導電型不純物拡散領域
    に対して距離をおいて形成された蓄積ダイオードを構成
    する反対導電型不純物拡散領域と、前記蓄積ダイオード
    を構成する反対導電型不純物領域に電気的に接続されて
    いる下部電極と、前記下部電極の側面を覆って形成され
    且つ該下部電極の段差を緩和する表面形状をなす絶縁物
    からなる下部電極側面保護膜と、前記下部電極表面及び
    下部電極側面保護膜表面を含む全面に形成された光電膜
    及びその上に形成された透明上部電極とを備えてなるこ
    とを特徴とする積層型固体撮像素子。
  2. 【請求項2】下部電極が多層金属膜で構成され且つ光電
    膜と接する最上層の金属膜は該光電膜を構成する材料と
    反応しない材料で構成されてなることを特徴とする請求
    項1記載の積層型固体撮像素子。
  3. 【請求項3】隣接する下部電極間が下部電極側面保護膜
    の役割を果たし得る絶縁物で完全に埋められてなること
    を特徴とする請求項1記載の積層型固体撮像素子。
  4. 【請求項4】一導電型シリコン半導体基板にCCD埋め
    込み層を構成する反対導電型不純物拡散領域を形成する
    工程と、次いで、前記反対導電型不純物拡散領域に対し
    て距離をおいた箇所に蓄積ダイオードを構成する反対導
    電型不純物拡散領域を形成する工程と、次いで、前記蓄
    積ダイオードを構成する反対導電型不純物領域に電気的
    に接続された下部電極を形成する工程と、次いで、全面
    に絶縁膜を形成してからエッチングを行って前記下部電
    極の側面を覆い且つ該下部電極の段差を緩和する表面形
    状をなす下部電極側面保護膜を形成する工程と、次いで
    、前記下部電極表面及び下部電極側面保護膜表面を含む
    全面に光電膜及び透明上部電極を順に積層形成する工程
    とを含んでなることを特徴とする積層型固体撮像素子の
    製造方法。
  5. 【請求項5】全面に絶縁膜を形成してから下部電極上に
    開口をもったレジスト膜を形成する工程と、次いで、前
    記レジスト膜をマスクとして前記絶縁膜のエッチングを
    行って下部電極の表面を露出させる工程と、次いで、前
    記レジスト膜を除去してから隣接する下部電極間が前記
    絶縁膜で完全に埋められている全面に光電膜及び透明上
    部電極を順に形成する工程とが含まれてなることを特徴
    とする請求項4記載の積層型固体撮像素子の製造方法。
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