JPH04291765A - 横型絶縁ゲートサイリスタ - Google Patents

横型絶縁ゲートサイリスタ

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JPH04291765A
JPH04291765A JP5520091A JP5520091A JPH04291765A JP H04291765 A JPH04291765 A JP H04291765A JP 5520091 A JP5520091 A JP 5520091A JP 5520091 A JP5520091 A JP 5520091A JP H04291765 A JPH04291765 A JP H04291765A
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JP
Japan
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conductivity type
region
base region
selectively formed
conductivity
Prior art date
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Pending
Application number
JP5520091A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Hoshi
保幸 星
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧で駆動できるサイ
リスタであって、基板の一主面上にアノード, カソー
ド両主電極の設けられる横型絶縁ゲートサイリスタ (
以下絶縁ゲートサイリスタをIGTHと記す) に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スイッチング用半導体素子は定常損失と
スイッチング損失の双方が小さいことが理想であり、こ
の目的のため各種の半導体素子が提案されている。しか
しながら、一般的には定常損失とスイッチング損失はト
レードオフの関係にあり、定常損失を低減しようとする
とスイッチング損失が増大するという問題がある。これ
は、定常損失を低下させるためには伝導度変調を利用し
たサイリスタ動作を行わせる必要があるが、サイリスタ
動作を行う場合には、少数キャリアが消滅するまでに時
間がかかり、ターンオフタイムの増大、すなわちスイッ
チング損失が増大することになる。この少数キャリアの
再結合を促進し、スイッチング損失を低減するためにラ
イフタイムキラーを導入すると、伝導度変調が少なくな
り、オン電圧、すなわち定常損失が増大する。
【0003】特にオン電圧を低下させるために、従来電
流駆動であったサイリスタ動作を入力損失を極端に低下
させる電圧駆動により行わせるIGTHが提案されてい
る。
【0004】図2は、横型IGTHの基本構造を示す。 この横型IGTHにおいては、n+基板1の表面に選択
的にn+ 埋込領域15が形成される。その上にp− 
層2をエピタキシャル法で成膜させて形成し、その中に
n+ 埋込領域15から拡散によって広がる領域につな
がるnベース領域3を形成してRESURF構造とし、
そのnベース領域3の一部を選択的に残しpベース領域
4が形成される。 さらにn+ ソース領域5がそのpベース領域4の中に
それぞれ選択的に形成される。pベース領域4とnベー
ス領域3の表面上にn+ ソース領域5の表面とその間
のpベース領域4の露出面を残してゲート酸化膜8を介
してゲート電極9が形成されている。そして、pベース
領域4の露出面とn+ ソース領域5の表面に共通に接
触するアノード電極13が形成される。また、p− 基
板2の一部にp+ バッファ領域10を形成し、その中
に選択的にn+ カソード領域11が形成され、その表
面に接触するカソード電極12が形成されている。なお
ゲート酸化膜8に連結された厚いフィールド酸化膜14
がp− 層2の上を覆っている。
【0005】このような横型IGTHでは、nベース領
域3上のゲート電極9にしきい値以上の負の電圧印加を
すると、IGBT電極13に加わる電圧によりpベース
領域4の半導体表面部からnベース領域3に正孔が注入
され、反転層がnベース領域3の表面層の第一チャネル
領域6に形成される。第一チャネル領域6に注入された
正孔が、p− 層2表面層をを通過し、pバッファ領域
10を抜けn+ カソード領域11に到達すると、n+
 カソード領域11からp+ バッファ領域10、p−
 層2に電子が注入され、いわゆる伝導度変調が生じる
。p− 層2に注入された電子の一部はnベース領域3
に到達する。nベース領域3とpベース領域4の間には
ビルトイン電圧が形成されているが、nベース領域3に
電子が蓄積することによってフェルミレベルを中央にシ
フトし、ビルトイン電圧を回復してアノード電極13直
下のpベース領域4からnベース領域3への正孔の注入
を引き起こし、それに対応してnベース領域3からpベ
ース領域4を経てアノード電極13へ電子が流れ、n+
カソード領域11, p− 層2, nベース領域3,
 pベース領域4よりなる第一のIGTHが駆動される
。また、p− 層2に注入された電子の一部はn+ 基
板1, n+ 埋込領域15を通過する。n+ カソー
ド領域11, p+ バッファ領域10, p− 層2
, n+ 基板1, n+ 埋込領域15, nベース
領域3, pベース領域4よりなる第二のIGTHは、
上記の第一のIGTHよりp− 層2の距離が短く、n
+ 拡散部分(n+ 基板1, n+ 埋込領域15)
 を含むことにより輸送効率がよく、アノード電極13
直下のpベース領域4とnベース領域3との間のビルト
イン電圧を超える電位差が生ずるのが速く、電流増幅率
が大きい。このようなRESURF構造をもつIGTH
では、この第一, 第二の2種類のサイリスタが並行し
て動作することになる。一方、本素子をオフさせるには
、ゲート電極9に正の電圧を印加する。正の電圧を印加
することで、nベース領域3表面層の第一チャネル領域
6の反転層を無くし、まずpベース領域4からの正孔の
注入を止める。次にpベース領域4表面層の第二チャネ
ル領域7に反転層を形成する。第二チャネル領域に生じ
た反転層とnベース領域3と導電型が同一になることで
、nベース領域3とpベース領域4は電気的に短絡され
る。nベース領域3とpベース領域4を同電位に保たれ
、pnpnサイリスタをオープンベースのpnpトラン
ジスタに変換することにより、ゲートをオフすると共に
IGTHのターンオフ時のhFEを急激に低下させるこ
とで、カソード側からの電子の注入を押さえると共にア
ノード側からの正孔の注入を押さえることができ、この
素子をオフすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような横型IGB
Tにおいても、素子のオン電圧の低下を図ることはでき
るが、基本的にサイリスタ駆動であるため図3のI−V
特性31に示すように、電流が0から素子が完全にオン
状態へ移行する間に順方向阻止領域が存在し、順方向阻
止電圧V1 が発生する。この順方向阻止電圧V1 は
、過渡オン損失等の損失の増加と共にノイズの発生原因
となるなどの問題があり、高周波駆動する際にも問題と
なる。
【0007】本発明の目的は、上記の欠点をできるだけ
除去し、順方向阻止電圧を低下させてオン時の電力損失
の小さい横型IGBTを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、第一導電型高比抵抗半導体層と、その
半導体層の表面部に選択的に形成された第二導電型ベー
ス領域と、そのベース領域の表面部に選択的に形成され
た第一導電型ベース領域と、そのベース領域の表面部に
選択的に形成された第二導電型ソース領域と、そのソー
ス領域および第一導電型ベース領域の双方に接続された
第一主電極と、第二導電型ベース領域およびソース領域
にはさまれた部分の表面の上に絶縁膜を介して設けられ
たゲート電極と、前記第一導電型高比抵抗半導体層の表
面部の第二導電型ベース領域からはなれた位置に選択的
に形成された第一導電型低比抵抗バッファ領域と、その
バッファ領域の表面部に選択的に形成された第二導電型
エミッタ領域と、そのエミッタ領域に接続された第二主
電極を有する横型IGBTにおいて、第一導電型ベース
領域の最深部の周縁部が尖った形状で突出しているもの
とする。そして、第二導電型ソース領域の少なくとも一
部が延びて第二導電型ベース領域に連結されたこと、ま
た第一導電型高比抵抗半導体層が第二導電型低比抵抗半
導体基板の上に設けられ、その基板の前記半導体層側の
表面層の第二導電型ベース領域の下に埋込まれた低比抵
抗第二導電型領域が第二導電型ベース領域と第二導電型
領域により接続されたことが有効である。さらに、第一
導電型がp型、第二導電型がn型であり、p型ベース領
域の中央部にその最深部に達しない深さのn型領域がn
型ソース領域の下に連続して形成されることが有効であ
る。
【0009】
【作用】第二導電型ベース領域内に形成される第一導電
型ベース領域の最深部の周縁部が尖った形状で突出して
いることにより、その部分で第二導電型ベース領域との
接合により生ずる電界が高くなり、オン時に第二主電極
側から第一導電型高比抵抗層に注入され、第二導電型ベ
ース領域に達するキャリアがこの部分に集中し、さらに
イオン比率の増倍効果により、短時間で蓄積されるキャ
リアの量が増すので、両導電型のベース領域間のビルト
イン電圧を超える電位差が生じ、第一主電極の接触する
第一導電型ベース領域から第二導電型ベース領域への逆
のキャリアの注入を引き起こすため、順方向阻止状態を
超えて完全なオン状態に移行するのが早くなる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例の横型IGBTを示
し、図2と共通の部分には同一の符号が付されている。 図2と比較すれば明らかなようにnベース領域3の中に
形成されたpベース領域の最深部の外周が鋭角をなす尖
った形状で突出している。この横型IGBTのゲート端
子Gに接続されたゲート電極9にしきい値以上の電圧印
加をすると、アノード電極13に加わる電圧によりpベ
ース領域3に正孔が注入され、反転層が第一チャネル領
域6に形成される。第一チャネル領域6に注入された正
孔は、p− 層2表面層を通過し、pバッファ領域10
を抜け、n+ アノード領域11に到達する。これに対
応してn+ アノード領域11よりp+ バッファ領域
10, p− 層2に電子が注入され、いわゆる伝導度
変調が生じる。p− 層2に注入された電子の一部はn
ベース領域3に到達する。nベース領域3に到達した電
子は、pベース領域4の最深部の周縁部が尖っているた
めにnベース領域3との間の接合により生ずる電界が高
くなっていることによって局部的に集中する。さらにイ
オン比率の増倍効果により電子の量を増すことで、nベ
ース領域3に電子の蓄積する時間を速くすることもでき
る。この結果、I−V特性は図3の32に示すようにな
り、順方向阻止電圧をV2 に低下させることができる
。これによりオン時の損失が低減する。
【0011】図1のようなpベース領域3の形状は、次
のようにして作った。すなわち、不純物の注入, 拡散
によって形成した平坦な最深部をもつp+ 領域の中に
選択的なイオン注入, 拡散により深いn領域16を形
成し、その表面層にさらに不純物を注入拡散してn+ 
ソース領域5を形成する。これらの拡散時に起こるいわ
ゆるエミッタ引戻し効果により、pベース領域4の最深
部の中央は浅くなり、周縁部に尖った領域41が残る。 しかし、局部的に高濃度のイオン注入をして尖った領域
41を形成することもできる。なお、この実施例では、
表面から凹部を形成し、その中にアノード電極13を充
填することにより、n領域16の底でpベース領域4と
接触させている。
【0012】さらに、この実施例ではn+ ソース領域
5がpベース領域4の表面層を横切ってnベース領域6
の表面層まで延びている。この結果、nベース領域6と
アノード電極13が短絡され、一般のサイリスタで行わ
れているようにdv/dt耐量の向上、ターンオフ時間
の短縮などの効果をもつアノード短絡構造ができ上がる
。しかしアノード短絡構造を持たないことも可能である
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、一方の主電極の接触す
る第一導電型のベース領域の最深部の周縁部を尖った形
状に外側の第二導電型のベース領域中に向けて突出させ
ることにより、完全にオン状態に移行することを速める
ことができ、順方向阻止電圧を低下させて、オン時の電
力損失を低減することが可能になり、ノイズの発生も少
なくなった。そして、そのような形状のベース領域は、
エミッタ引戻し効果を用いて容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の横型IGTHの断面図
【図
2】従来の横型IGTHの断面図
【図3】IGTHの電流−電圧特性図
【符号の説明】
1    n+ 基板 2    p− 層 3    nベース領域 4    pベース領域 5    n+ ソース領域 8    ゲート酸化膜 9    ゲート電極 10    p+ バッファ領域 11    n+ カソード領域 12    カソード電極 13    アノード電極 16    n領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一導電型高比抵抗半導体層と、その半導
    体層の表面部に選択的に形成された第二導電型ベース領
    域と、そのベース領域の表面部に選択的に形成された第
    一導電型ベース領域と、そのベース領域の表面部に選択
    的に形成された第二導電型ソース領域と、そのソース領
    域および第一導電型ベース領域の双方に接続された第一
    主電極と、第二導電型ベース領域およびソース領域には
    さまれた部分の表面の上に絶縁膜を介して設けられたゲ
    ート電極と、前記第一導電型高比抵抗半導体層の表面部
    の第二導電型ベース領域からはなれた位置に選択的に形
    成された第一導電型低比抵抗バッファ領域と、そのバッ
    ファ領域の表面部に選択的に形成された第二導電型エミ
    ッタ領域と、そのエミッタ領域に接続された第二主電極
    を有するものにおいて、第一導電型ベース領域の最深部
    の周縁部が尖った形状で突出していることを特徴とする
    横型絶縁ゲートサイリスタ。
  2. 【請求項2】第二導電型ソース領域の少なくとも一部が
    延びて第二導電型ベース領域に連結された請求項1記載
    の横型ゲートサイリスタ。
  3. 【請求項3】第一導電型高比抵抗半導体層が第二導電型
    低比抵抗半導体基板の上に設けられ、その基板の前記半
    導体層側の表面層の第二導電型ベース領域の下に埋込ま
    れた低比抵抗第二導電型領域が第二導電型ベース領域と
    第二導電型領域により接続された請求項1あるいは2記
    載の横型絶縁ゲートサイリスタ。
  4. 【請求項4】第一導電型がp型、第二導電型がn型であ
    り、p型ベース領域の中央部にその最深部に達しない深
    さのn型領域がn型ソース領域の下に連続して形成され
    た請求項1, 2あるいは3記載の横型絶縁ゲートサイ
    リスタ。
JP5520091A 1991-03-20 1991-03-20 横型絶縁ゲートサイリスタ Pending JPH04291765A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064562A1 (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 一般財団法人電力中央研究所 バイポーラ半導体装置およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015064562A1 (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 一般財団法人電力中央研究所 バイポーラ半導体装置およびその製造方法
JP2015088699A (ja) * 2013-11-01 2015-05-07 関西電力株式会社 バイポーラ半導体装置およびその製造方法

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