JPH0429109B2 - - Google Patents
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- JPH0429109B2 JPH0429109B2 JP56123304A JP12330481A JPH0429109B2 JP H0429109 B2 JPH0429109 B2 JP H0429109B2 JP 56123304 A JP56123304 A JP 56123304A JP 12330481 A JP12330481 A JP 12330481A JP H0429109 B2 JPH0429109 B2 JP H0429109B2
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- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 18
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims description 9
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/403—Discrimination between the two tones in the picture signal of a two-tone original
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- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Character Input (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、画像を走査して得られるアナログ映
像信号の2値化装置に関する。
像信号の2値化装置に関する。
フアクシミリ等の撮像系においては、第1図の
タイムチヤートに示す波形Aのような映像信号を
電気・光変換して記録した画像を再び光・電気変
換した場合でも、得られる映像信号は波形Bの様
になまつてしまう。この様になまつたアナログ映
像信号Bを閾値Cで閾値処理して2値化すると、
細線部がかすれたり(“黒”が“白”に化ける)、
線と線の狭い間〓部がつぶれる(“白”が“黒”
に化ける)といつた現象が起こる。
タイムチヤートに示す波形Aのような映像信号を
電気・光変換して記録した画像を再び光・電気変
換した場合でも、得られる映像信号は波形Bの様
になまつてしまう。この様になまつたアナログ映
像信号Bを閾値Cで閾値処理して2値化すると、
細線部がかすれたり(“黒”が“白”に化ける)、
線と線の狭い間〓部がつぶれる(“白”が“黒”
に化ける)といつた現象が起こる。
このような画像のつぶれ、かすれを防ぐため
に、従来は、閾値処理に先立つてアナログ映像信
号の高周波成分を強調する走査を施している。こ
の操作で、波形Bのようなアナログ映像信号は波
形Dに示すように補償されるため、細線のかすれ
や、狭い線間〓のつぶれを改善することができ
る。しかしこの操作は、画像の走査方向と平行な
細い線や間〓に対しては効果を期待できず、また
ノイズを拾いやすいという欠点もある。
に、従来は、閾値処理に先立つてアナログ映像信
号の高周波成分を強調する走査を施している。こ
の操作で、波形Bのようなアナログ映像信号は波
形Dに示すように補償されるため、細線のかすれ
や、狭い線間〓のつぶれを改善することができ
る。しかしこの操作は、画像の走査方向と平行な
細い線や間〓に対しては効果を期待できず、また
ノイズを拾いやすいという欠点もある。
したがつて本発明の目的は、叙上の如き欠点の
解消を図つたアナログ映像信号の2値化装置を提
供することにある。
解消を図つたアナログ映像信号の2値化装置を提
供することにある。
しかして本発明にあつては、つぶれ、かすれの
影響が出やすい線図形の2次元の構造的情報であ
る尾根点や谷点をアナログ映像信号の観測によつ
て抽出し、この尾根点や谷点が忠実に反映するよ
うに閾値処理によつて得た2値映像信号に修正を
施す。この修正を確実に達成するには、尾根点や
谷点を確実に抽出することが前提となる。そこで
本発明では、基本的にはアナログ信号をあるサイ
ズの窓で観測し、中央の画素が2方向以上で極
大、極小の濃度値を持つときに、その中央画素を
尾根点、谷点としてそれぞれ抽出する。このよう
な抽出方法によれば、線図形の種々方向のストロ
ークや間〓部を高精度に尾根点、谷点として抽出
でき、漢字などの複雑な線図形のかすれ、つぶれ
の少ない2値映像信号を得ることができる。
影響が出やすい線図形の2次元の構造的情報であ
る尾根点や谷点をアナログ映像信号の観測によつ
て抽出し、この尾根点や谷点が忠実に反映するよ
うに閾値処理によつて得た2値映像信号に修正を
施す。この修正を確実に達成するには、尾根点や
谷点を確実に抽出することが前提となる。そこで
本発明では、基本的にはアナログ信号をあるサイ
ズの窓で観測し、中央の画素が2方向以上で極
大、極小の濃度値を持つときに、その中央画素を
尾根点、谷点としてそれぞれ抽出する。このよう
な抽出方法によれば、線図形の種々方向のストロ
ークや間〓部を高精度に尾根点、谷点として抽出
でき、漢字などの複雑な線図形のかすれ、つぶれ
の少ない2値映像信号を得ることができる。
以下、図面にそつて本発明の実施例について説
明する。
明する。
第2図は、本発明にかかるアナログ映像信号2
値化装置の原理構成を示すブロツク図である。
値化装置の原理構成を示すブロツク図である。
フアクシミリの撮像系のイメージセンサなどか
ら出力されるアナログ映像信号は、バツフアメモ
リ1に1時的に蓄積される。このバツフアメモリ
1は、BBD(Bucket Brigade Device)などのア
ナログ記憶素子で構成される。バツフアメモリ1
より画素単位にアナログ映像信号が2値化回路2
に順次入力され、ある閾値にて閾値処理されて2
値映像信号として出力される。
ら出力されるアナログ映像信号は、バツフアメモ
リ1に1時的に蓄積される。このバツフアメモリ
1は、BBD(Bucket Brigade Device)などのア
ナログ記憶素子で構成される。バツフアメモリ1
より画素単位にアナログ映像信号が2値化回路2
に順次入力され、ある閾値にて閾値処理されて2
値映像信号として出力される。
一方、尾根点/谷点抽出回路4は、バツフアメ
モリ1内のアナログ映像信号(画像)を第3図の
3×3画素の窓で観測する。ここで、x0が2値化
回路2で閾値処理中の画素である。尾根点/谷点
抽出回路4では、つぎのようにして、画素x0が尾
根点あるいは谷点であるか否かの判定を行なう。
モリ1内のアナログ映像信号(画像)を第3図の
3×3画素の窓で観測する。ここで、x0が2値化
回路2で閾値処理中の画素である。尾根点/谷点
抽出回路4では、つぎのようにして、画素x0が尾
根点あるいは谷点であるか否かの判定を行なう。
すなわち、注目画素x0を中心として第3図bに
示す4方向の画素の並びについて濃度(アナログ
映像信号のレベル)の比較判定を行なう。そし
て、注目画素x0の濃度が極大となる方向が2つ以
上あると、この注目画素x0を尾根点として抽出
し、尾根点抽出信号を出力する。例えば、注目画
素x0が上下に隣接する画素x3,x7のいずれよりも
濃度が高く、かつ左右に隣接する画素x1,x5のい
ずれよりも濃度が高いと、注目画素x0を尾根点と
して抽出する。逆に、注目画素x0の濃度が極小と
なる方向が2つ以上あると、この注目画素x0を谷
点として抽出し、谷点抽出信号を出力する。
示す4方向の画素の並びについて濃度(アナログ
映像信号のレベル)の比較判定を行なう。そし
て、注目画素x0の濃度が極大となる方向が2つ以
上あると、この注目画素x0を尾根点として抽出
し、尾根点抽出信号を出力する。例えば、注目画
素x0が上下に隣接する画素x3,x7のいずれよりも
濃度が高く、かつ左右に隣接する画素x1,x5のい
ずれよりも濃度が高いと、注目画素x0を尾根点と
して抽出する。逆に、注目画素x0の濃度が極小と
なる方向が2つ以上あると、この注目画素x0を谷
点として抽出し、谷点抽出信号を出力する。
なお、この方法では、高い空間周波数成分を含
まない太い線や広い間〓などに対しては尾根点や
谷点の抽出は困難である。しかし一般に、かすれ
や、つぶれが生じるのは細い線や狭い間〓であ
り、このような高い空間周波数成分を含む部分に
ついて尾根点や谷点を抽出できれば十分である。
まない太い線や広い間〓などに対しては尾根点や
谷点の抽出は困難である。しかし一般に、かすれ
や、つぶれが生じるのは細い線や狭い間〓であ
り、このような高い空間周波数成分を含む部分に
ついて尾根点や谷点を抽出できれば十分である。
以上のようにしてアナログ映像信号の観測によ
つて抽出される尾根点、谷点は、閾値処理後も
“絵”、“地”としてそれぞれ保存すべき構造的情
報である。すなわち、第1図において、尾根点は
1α、谷点は0αのレベルとしてそれぞれ2値映
像信号に反映されないと、かすれ、つぶれが起こ
るということである。
つて抽出される尾根点、谷点は、閾値処理後も
“絵”、“地”としてそれぞれ保存すべき構造的情
報である。すなわち、第1図において、尾根点は
1α、谷点は0αのレベルとしてそれぞれ2値映
像信号に反映されないと、かすれ、つぶれが起こ
るということである。
しかして、2値化回路2で閾値処理によつて得
られた2値映像信号は修正回路3で修正処理を施
されたのち、出力される。すなわち、尾根点/谷
点抽出回路4より尾根点抽出信号が出た画素につ
いては、修正回路3は入力された2値映像信号の
レベルを強制的に“1”黒レベルに修正する。谷
点抽出信号が出た画素については、修正回路3は
入力された2値映像信号のレベルを強制的に
“0”(白)レベルに修正する。
られた2値映像信号は修正回路3で修正処理を施
されたのち、出力される。すなわち、尾根点/谷
点抽出回路4より尾根点抽出信号が出た画素につ
いては、修正回路3は入力された2値映像信号の
レベルを強制的に“1”黒レベルに修正する。谷
点抽出信号が出た画素については、修正回路3は
入力された2値映像信号のレベルを強制的に
“0”(白)レベルに修正する。
なお、尾根点の抽出に関して、注目画素の濃度
レベルが明らかに“地”のレベルの場合には、そ
の注目画素の濃度レベルが2方向上で極大であつ
ても尾根点抽出信号を出力しないように尾根点/
谷点抽出回路4を構成することも容易である。こ
のようにすると、画像の文字や図形のない“地”
の部分にノイズが乗りにくくなり、一層好まし
い。
レベルが明らかに“地”のレベルの場合には、そ
の注目画素の濃度レベルが2方向上で極大であつ
ても尾根点抽出信号を出力しないように尾根点/
谷点抽出回路4を構成することも容易である。こ
のようにすると、画像の文字や図形のない“地”
の部分にノイズが乗りにくくなり、一層好まし
い。
つぎに、本発明にかかるアナログ映像信号2値
化装置の一実施例を第4図に示し、説明する。な
お、第2図と同等部分には同一符号を付してあ
る。
化装置の一実施例を第4図に示し、説明する。な
お、第2図と同等部分には同一符号を付してあ
る。
本例は、尾根点と谷点の修正に加えて、尾根点
と谷点が2値映像信号(修正前)に可及的忠実に
反映するように、2値化回路2の閾値を最適制御
する。修正については前例と同様であるので、閾
値制御についてのみ以下に説明する。
と谷点が2値映像信号(修正前)に可及的忠実に
反映するように、2値化回路2の閾値を最適制御
する。修正については前例と同様であるので、閾
値制御についてのみ以下に説明する。
尾根点エラー検出回路5および谷点エラー検出
回路6は、2値化回路2より出力される2値映像
信号に正しく反映されない尾根点および谷点をそ
れぞれ検出する。すなわち、尾根点/谷点抽出回
路4より尾根点抽出信号が出された時点で、2値
映像信号が“0”レベルであると、尾根点エラー
検出回路5よりエラー信号が出力される。また、
尾根点/谷点抽出回路4より谷点抽出信号が出さ
れた時点で2値映像信号が“1”レベルである
と、谷点エラー検出回路6よりエラー信号が出力
される。各エラー検出回路5,6から出るエラー
信号はカウンタ7,8によつてそれぞれ計数され
る。このカウンタ7,8の計数値に基づいて、演
算制御回路9は2値化回路2の閾値を制御する
が、尾根点、谷点のエラーと閾値との関係につい
て先ず説明する。
回路6は、2値化回路2より出力される2値映像
信号に正しく反映されない尾根点および谷点をそ
れぞれ検出する。すなわち、尾根点/谷点抽出回
路4より尾根点抽出信号が出された時点で、2値
映像信号が“0”レベルであると、尾根点エラー
検出回路5よりエラー信号が出力される。また、
尾根点/谷点抽出回路4より谷点抽出信号が出さ
れた時点で2値映像信号が“1”レベルである
と、谷点エラー検出回路6よりエラー信号が出力
される。各エラー検出回路5,6から出るエラー
信号はカウンタ7,8によつてそれぞれ計数され
る。このカウンタ7,8の計数値に基づいて、演
算制御回路9は2値化回路2の閾値を制御する
が、尾根点、谷点のエラーと閾値との関係につい
て先ず説明する。
第5図に、尾根点、谷点のエラー発生率と閾値
との関係についての実験結果を示す。曲線31は
尾根点の総数に対するそのエラー数の百分率、曲
線32は谷点の総数に対するそのエラー数の百分
率である。曲線33は、尾根点と谷点のエラーの
単純和の百分率である。基本的には、曲線33の
極小点の閾値でアナログ映像信号を閾値処理すれ
ば、尾根点と谷点のエラー数が最少になることに
なる。ただし、かすれ気味またはつぶれ気味の再
生画像を望むなら、尾根点エラー数と谷点エラー
とに適当な重み付けをして総合をとり、この荷重
和が最小となるような閾値を設定すればよい。実
験によれば、谷点エラーの重みを大きくした荷重
和が最小となるように閾値を設定し、かすれ気味
にした方が、一般に良好な画像を再現できるよう
である。
との関係についての実験結果を示す。曲線31は
尾根点の総数に対するそのエラー数の百分率、曲
線32は谷点の総数に対するそのエラー数の百分
率である。曲線33は、尾根点と谷点のエラーの
単純和の百分率である。基本的には、曲線33の
極小点の閾値でアナログ映像信号を閾値処理すれ
ば、尾根点と谷点のエラー数が最少になることに
なる。ただし、かすれ気味またはつぶれ気味の再
生画像を望むなら、尾根点エラー数と谷点エラー
とに適当な重み付けをして総合をとり、この荷重
和が最小となるような閾値を設定すればよい。実
験によれば、谷点エラーの重みを大きくした荷重
和が最小となるように閾値を設定し、かすれ気味
にした方が、一般に良好な画像を再現できるよう
である。
さて、第4図に戻つて、演算制御回路9は1走
査ライン毎にカウンタ7,8の計数値を取り込
み、また両カウンタをリセツトする。演算制御回
路9では、取り込んだカウンタ7,8の計数値
(尾根点エラー数、谷点エラー数)の単純和(ま
たは荷重和)を算出する。そしてこの単純和(ま
たは荷重和)と、前の数走査ラインのそれぞれに
ついて算出し保持してある単純和(または荷重
和)とを参照して、2値化回路2の閾値を制御す
る。すなわち、数走査ラインの尾根点と谷点のエ
ラー数の単純和(または荷重和)の変化から、2
値化回路2の閾値を第5図の曲線33の谷(また
はその近傍)へ接近させるように制御するわけで
ある。
査ライン毎にカウンタ7,8の計数値を取り込
み、また両カウンタをリセツトする。演算制御回
路9では、取り込んだカウンタ7,8の計数値
(尾根点エラー数、谷点エラー数)の単純和(ま
たは荷重和)を算出する。そしてこの単純和(ま
たは荷重和)と、前の数走査ラインのそれぞれに
ついて算出し保持してある単純和(または荷重
和)とを参照して、2値化回路2の閾値を制御す
る。すなわち、数走査ラインの尾根点と谷点のエ
ラー数の単純和(または荷重和)の変化から、2
値化回路2の閾値を第5図の曲線33の谷(また
はその近傍)へ接近させるように制御するわけで
ある。
本発明にかかるアナログ映像信号2値化装置の
他の実施例を第6図に示し、説明する。
他の実施例を第6図に示し、説明する。
イメージセンサより出力されるアナログ映像信
号は遅延回路10に順次入力される。この遅延回
路10は約1走査ライン分のアナログ映像信号を
保持するもので、例えばBBDなどで構成される。
号は遅延回路10に順次入力される。この遅延回
路10は約1走査ライン分のアナログ映像信号を
保持するもので、例えばBBDなどで構成される。
今、第7図に示すように走査ラインi上の画素
Qi,jのアナログ映像信号が遅延回路10に入力さ
れたとすると、この画素Qi,jとその4つの隣接画
素Qi,j-1,Qi-1,j-1,Qi-i,j,Qi-1,j+1のアナログ映像
信号が遅延回路10より比較回路11に入力され
る。比較回路11は、画素Qi,jとその4つの隣接
画素のそれぞれとレベル(濃度)の大小を比較
し、その結果を計8ビツトのデイジタル情報とし
てシフトレジスタ12に8ビツト並列に入力す
る。このシフトレジスタは、約1走査ライン分の
画素数に等しい桁数(8ビツト/桁)を有する。
Qi,jのアナログ映像信号が遅延回路10に入力さ
れたとすると、この画素Qi,jとその4つの隣接画
素Qi,j-1,Qi-1,j-1,Qi-i,j,Qi-1,j+1のアナログ映像
信号が遅延回路10より比較回路11に入力され
る。比較回路11は、画素Qi,jとその4つの隣接
画素のそれぞれとレベル(濃度)の大小を比較
し、その結果を計8ビツトのデイジタル情報とし
てシフトレジスタ12に8ビツト並列に入力す
る。このシフトレジスタは、約1走査ライン分の
画素数に等しい桁数(8ビツト/桁)を有する。
画素Qi,jに対する情報がシフトレジスタ12に
入力される時点で、画素Qi-1,j-1のアナログ映像
信号が遅延回路10より2値化回路161〜16o
に同時に入力される。2値化回路161〜16oは
それぞれ異なる閾値で入力アナログ映像信号を閾
値処理し、2値映像信号として出力する。この時
点では、2値化処理中の画素Qi-1,j-1とその8個
の隣接画素とのレベル比較結果の情報が全てシフ
トレジスタ12に蓄積されているので、この情報
から尾根点/谷点判定回路13は画素Qi-1,j-1が
尾根点または谷点であるか判定し、判定結果をエ
ラー検出回路141〜14oへ送出する。
入力される時点で、画素Qi-1,j-1のアナログ映像
信号が遅延回路10より2値化回路161〜16o
に同時に入力される。2値化回路161〜16oは
それぞれ異なる閾値で入力アナログ映像信号を閾
値処理し、2値映像信号として出力する。この時
点では、2値化処理中の画素Qi-1,j-1とその8個
の隣接画素とのレベル比較結果の情報が全てシフ
トレジスタ12に蓄積されているので、この情報
から尾根点/谷点判定回路13は画素Qi-1,j-1が
尾根点または谷点であるか判定し、判定結果をエ
ラー検出回路141〜14oへ送出する。
なお、尾根点、谷点の判定のためにシフトレジ
スタ12の特定の5桁の内容が参照されるが、実
際に参照される情報のビツト数は16ビツトであ
る。また、尾根点/谷点判定回路13の出力は2
ビツトである。
スタ12の特定の5桁の内容が参照されるが、実
際に参照される情報のビツト数は16ビツトであ
る。また、尾根点/谷点判定回路13の出力は2
ビツトである。
エラー検出回路141〜14oは、尾根点/谷点
判定回路13が尾根点を表示した時に対応する2
値化回路161〜16oの出力が“0”レベルであ
ると、尾根点エラー信号を出力する。また、尾根
点/谷点判定回路13が谷点を表示している時
に、対応する2値化回路出力が“1”レベルであ
ると、谷点エラー信号を出力する。カウンタ15
は、エラー検出回路141〜14oのそれぞれ毎に
尾根点エラー信号と谷点エラー信号とを分けて計
数する。
判定回路13が尾根点を表示した時に対応する2
値化回路161〜16oの出力が“0”レベルであ
ると、尾根点エラー信号を出力する。また、尾根
点/谷点判定回路13が谷点を表示している時
に、対応する2値化回路出力が“1”レベルであ
ると、谷点エラー信号を出力する。カウンタ15
は、エラー検出回路141〜14oのそれぞれ毎に
尾根点エラー信号と谷点エラー信号とを分けて計
数する。
演算制御回路18は1走査ライン毎にカウンタ
15の計数値を読み込み、ついでカウンタ15を
リセツトする。演算制御回路18は、読み込んだ
エラー計数値と、それ以前に読み込んで保持して
いた数走査ラインのエラー計数値とに基づいて、
尾根点エラーおよび谷点エラーが最少の1つの2
値化回路を2値化回路161〜16oから選び、そ
れを指定する信号をセレクタ回路17へ与える。
セレクタ回路17は、この指定信号で指定された
2値化回路の出力を選択して送出する。修正回路
19は、尾根点/谷点判定回路13から与えられ
る尾根点/谷点情報にしたがつて、セレクタ回路
17より入力される2値映像信号を修正したのち
出力する。
15の計数値を読み込み、ついでカウンタ15を
リセツトする。演算制御回路18は、読み込んだ
エラー計数値と、それ以前に読み込んで保持して
いた数走査ラインのエラー計数値とに基づいて、
尾根点エラーおよび谷点エラーが最少の1つの2
値化回路を2値化回路161〜16oから選び、そ
れを指定する信号をセレクタ回路17へ与える。
セレクタ回路17は、この指定信号で指定された
2値化回路の出力を選択して送出する。修正回路
19は、尾根点/谷点判定回路13から与えられ
る尾根点/谷点情報にしたがつて、セレクタ回路
17より入力される2値映像信号を修正したのち
出力する。
ここで、2値化回路161〜16oの閾値は必ず
しも固定値に限られるものではなく、アナログ映
像信号の平均レベル等に応じて制御するようにし
てもよい。
しも固定値に限られるものではなく、アナログ映
像信号の平均レベル等に応じて制御するようにし
てもよい。
以上に詳述したように、本発明はアナログ映像
信号の観測によつて尾根点と谷点を抽出し、それ
らを可及的忠実に反映させるように2値映像信号
に修正を施し、さらには閾値を適正制御するた
め、細い線のかすれや、狭い間〓のつぶれ等の現
象の本発明では、少ない2値映像信号を得ること
ができる。即ち、谷点は特に画像が汚れていた
り、線と線の間隔が狭い細字のときに有効であ
る。尾根点は画像がかすれている時や線が細い時
に有効である。このように線図形を入力する時に
は白と黒を対等に扱う必要があり、これにより
種々雑多な画質の画像を良い品質で入力できる。
特に、2方向以上で濃度が極大、極小の画素を尾
根点、谷点としてそれぞれ抽出するので、漢字な
どの種種方向のストロークを持つ線図形について
も尾根点、谷点を確実に抽出して修正処理、閾値
制御を行なうことができ、このような線図形のア
ナログ映像信号の2値化に適用すると極めて効果
的である。
信号の観測によつて尾根点と谷点を抽出し、それ
らを可及的忠実に反映させるように2値映像信号
に修正を施し、さらには閾値を適正制御するた
め、細い線のかすれや、狭い間〓のつぶれ等の現
象の本発明では、少ない2値映像信号を得ること
ができる。即ち、谷点は特に画像が汚れていた
り、線と線の間隔が狭い細字のときに有効であ
る。尾根点は画像がかすれている時や線が細い時
に有効である。このように線図形を入力する時に
は白と黒を対等に扱う必要があり、これにより
種々雑多な画質の画像を良い品質で入力できる。
特に、2方向以上で濃度が極大、極小の画素を尾
根点、谷点としてそれぞれ抽出するので、漢字な
どの種種方向のストロークを持つ線図形について
も尾根点、谷点を確実に抽出して修正処理、閾値
制御を行なうことができ、このような線図形のア
ナログ映像信号の2値化に適用すると極めて効果
的である。
第1図はアナログ映像信号の2値化に伴う問題
点を説明するためのタイムチヤートを示す図、第
2図は本発明にかかるアナログ映像信号2値化装
置の原理構成のブロツクを示す図、第3図は尾根
点と谷点の抽出方法を説明するための図、第4図
は本発明にかかるアナログ映像信号2値化装置の
一実施例のブロツク図を示す図、第5図は尾根点
および谷点のエラーと閾値との関係のグラフを示
す図、第6図は本発明にかかるアナログ映像信号
2値化装置の他の実施例のブロツク図を示す図、
第7図は第5図の装置のぢ動作説明のための図で
ある。 1……バツフアメモリ、2,161〜16o……
2値化回路、3,19……修正回路、4……尾根
点/谷点抽出回路、5,6,141〜14o……エ
ラー検出回路、7,8,15……カウンタ、9,
18……演算制御回路、10……遅延回路、11
……比較回路、12……シフトレジスタ、13…
…尾根点/谷点判定回路、17……セレクタ回
路。
点を説明するためのタイムチヤートを示す図、第
2図は本発明にかかるアナログ映像信号2値化装
置の原理構成のブロツクを示す図、第3図は尾根
点と谷点の抽出方法を説明するための図、第4図
は本発明にかかるアナログ映像信号2値化装置の
一実施例のブロツク図を示す図、第5図は尾根点
および谷点のエラーと閾値との関係のグラフを示
す図、第6図は本発明にかかるアナログ映像信号
2値化装置の他の実施例のブロツク図を示す図、
第7図は第5図の装置のぢ動作説明のための図で
ある。 1……バツフアメモリ、2,161〜16o……
2値化回路、3,19……修正回路、4……尾根
点/谷点抽出回路、5,6,141〜14o……エ
ラー検出回路、7,8,15……カウンタ、9,
18……演算制御回路、10……遅延回路、11
……比較回路、12……シフトレジスタ、13…
…尾根点/谷点判定回路、17……セレクタ回
路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原稿画像を走査して得られるアナログ映像信
号を所定の閾値と比較して、原稿の黒白レベルを
表す2値の映像信号に変換する2値化手段と、 前記アナログ映像信号を少なくとも3×3画素
の窓で観測し、原稿画像の濃度レベルの二次元的
尾根点及び谷点を抽出する尾根点・谷点抽出手段
と、 前記2値の映像信号を前記抽出した尾根点およ
び谷点と比較して、黒レベルに2値化されていな
い尾根点を尾根点エラーとし、白レベルに2値化
されていない谷点を谷点エラーとする尾根点・谷
点エラー検出手段と、 前記尾根点・谷点エラーの数を計数する計数手
段と、 前記尾根点・谷点エラーの計数値に応じて該エ
ラー数が最小となるように数走査ラインごとに前
記2値化手段の閾値を最適化する閾値制御手段
と、 前記2値化手段で変換された尾根点エラー・谷
点エラーを含む2値の映像信号について、前記尾
根点・谷点抽出手段で抽出された尾根点・谷点に
応じ、尾根エラーでは黒レベルの値に、谷点エラ
ーでは白レベルの値に修正する修正手段と、 を有することを特徴とするアナログ映像信号2値
化装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56123304A JPS58121863A (ja) | 1981-08-06 | 1981-08-06 | アナログ映像信号2値化方式 |
US06/405,766 US4525747A (en) | 1981-08-06 | 1982-08-06 | Analog-to-digital image signal conversion |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56123304A JPS58121863A (ja) | 1981-08-06 | 1981-08-06 | アナログ映像信号2値化方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58121863A JPS58121863A (ja) | 1983-07-20 |
JPH0429109B2 true JPH0429109B2 (ja) | 1992-05-18 |
Family
ID=14857220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56123304A Granted JPS58121863A (ja) | 1981-08-06 | 1981-08-06 | アナログ映像信号2値化方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58121863A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62105291A (ja) * | 1985-10-31 | 1987-05-15 | Yokogawa Electric Corp | 画像信号2値化方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299720A (en) * | 1976-02-18 | 1977-08-22 | Toshiba Corp | Method of converting analogous image signal to binary value |
-
1981
- 1981-08-06 JP JP56123304A patent/JPS58121863A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299720A (en) * | 1976-02-18 | 1977-08-22 | Toshiba Corp | Method of converting analogous image signal to binary value |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58121863A (ja) | 1983-07-20 |
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