JPH0429108Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0429108Y2 JPH0429108Y2 JP1986060994U JP6099486U JPH0429108Y2 JP H0429108 Y2 JPH0429108 Y2 JP H0429108Y2 JP 1986060994 U JP1986060994 U JP 1986060994U JP 6099486 U JP6099486 U JP 6099486U JP H0429108 Y2 JPH0429108 Y2 JP H0429108Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- spline
- pump
- rotating shaft
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
＜産業上の利用分野＞
本考案は、同一回転軸心線上に複数のロータが
縦列され、それぞれのロータ間をハウジング等の
仕切部材によつて分断して複数のポンプ部を形成
したタンデムポンプに関するものである。
縦列され、それぞれのロータ間をハウジング等の
仕切部材によつて分断して複数のポンプ部を形成
したタンデムポンプに関するものである。
＜従来の技術＞
従来のタンデムポンプは、縦列された複数のロ
ータ間をそれぞれハウジングによつて分断して複
数のポンプ部を形成し、各ロータの軸穴に一本の
回転軸を挿通させ、各ロータと回転軸とを回転方
向を係合していた。
ータ間をそれぞれハウジングによつて分断して複
数のポンプ部を形成し、各ロータの軸穴に一本の
回転軸を挿通させ、各ロータと回転軸とを回転方
向を係合していた。
＜考案が解決しようとする問題点＞
上記従来のタンデムポンプは、縦列する複数の
ロータを一本の回転軸で駆動する構造である。ま
た、この回転軸の軸受部は芯ずれを許容する構造
となつていない。そのため、組付時に回転軸の円
滑な回転が得られず、組付けが容易ではなかつ
た。組付けガタを考えると軸受クリアランスを大
きくする必要があるが、軸受機能に支障が生じる
問題がある。また、一本の回転軸では、あまり軸
長を長くすることはできないので、せいぜい２ケ
のロータの２連ポンプが限度であり３連以上とす
ることは難しい。
ロータを一本の回転軸で駆動する構造である。ま
た、この回転軸の軸受部は芯ずれを許容する構造
となつていない。そのため、組付時に回転軸の円
滑な回転が得られず、組付けが容易ではなかつ
た。組付けガタを考えると軸受クリアランスを大
きくする必要があるが、軸受機能に支障が生じる
問題がある。また、一本の回転軸では、あまり軸
長を長くすることはできないので、せいぜい２ケ
のロータの２連ポンプが限度であり３連以上とす
ることは難しい。
＜問題点を解決するための手段＞
本考案は、上記従来の問題点を解決したタンデ
ムポンプを提供するものであり、その構成は同一
回転軸心線上に複数のロータが縦列され、それぞ
れのロータ間をハウジング等の仕切部材によつて
分断して複数のポンプ部を形成したタンデムポン
プにおいて、前記ロータの軸穴にインナスプライ
ンを設け、複数に分割して端部にアウタスプライ
ンを設けた回転軸を、各ロータの軸穴内で端面を
対向させつつスプライン嵌合して各ロータ間を結
合したものである。
ムポンプを提供するものであり、その構成は同一
回転軸心線上に複数のロータが縦列され、それぞ
れのロータ間をハウジング等の仕切部材によつて
分断して複数のポンプ部を形成したタンデムポン
プにおいて、前記ロータの軸穴にインナスプライ
ンを設け、複数に分割して端部にアウタスプライ
ンを設けた回転軸を、各ロータの軸穴内で端面を
対向させつつスプライン嵌合して各ロータ間を結
合したものである。
＜作用＞
本考案は、各ロータの軸穴内で分割した回転軸
がスプライン嵌合により各ロータを一連に結合し
ているので、１つめのロータに結合されている回
転軸に対してプーリを介して駆動力を付与するこ
とでこの１つのロータに回転が付与され、さらに
この回転は他のロータ同士を結合する次の回転軸
を介して２つめのロータに従動伝達される。
がスプライン嵌合により各ロータを一連に結合し
ているので、１つめのロータに結合されている回
転軸に対してプーリを介して駆動力を付与するこ
とでこの１つのロータに回転が付与され、さらに
この回転は他のロータ同士を結合する次の回転軸
を介して２つめのロータに従動伝達される。
＜実施例＞
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第１図において、１ａ，１ｂは分割されたハ
ウジングであり、ボルト３によつて一体に結合さ
れている。一方のハウジング１ａ内には第１ロー
タ２ａが、また他方のハウジング１ｂ内には第２
ロータ２ｂが同一回転軸心線上で回転可能に縦列
して設けられている。この第１、第２ロータ２
ａ，２ｂには周知のベーンポンプの構成要素であ
るブレードが設けられ、このブレードが偏心カム
リング１４ａ，１４ｂの内周に摺接する。そして
このハウジング１ａ，１ｂ内において第１、第２
ロータ２ａ，２ｂならびにカムリング１４ａ，１
４ｂによつて流体を吸引、圧縮、吐出作用を行う
No.１ポンプ部及びNo.２ポンプ部の２連のタンデム
ポンプを構成している。
る。第１図において、１ａ，１ｂは分割されたハ
ウジングであり、ボルト３によつて一体に結合さ
れている。一方のハウジング１ａ内には第１ロー
タ２ａが、また他方のハウジング１ｂ内には第２
ロータ２ｂが同一回転軸心線上で回転可能に縦列
して設けられている。この第１、第２ロータ２
ａ，２ｂには周知のベーンポンプの構成要素であ
るブレードが設けられ、このブレードが偏心カム
リング１４ａ，１４ｂの内周に摺接する。そして
このハウジング１ａ，１ｂ内において第１、第２
ロータ２ａ，２ｂならびにカムリング１４ａ，１
４ｂによつて流体を吸引、圧縮、吐出作用を行う
No.１ポンプ部及びNo.２ポンプ部の２連のタンデム
ポンプを構成している。
前記第１、第２ロータ２ａ，２ｂはインナスプ
ライン４を設けた軸穴を有している。第１ロータ
２ａの軸穴には、ハウジング１ａの軸受６に回転
自在に軸承した第１回転軸５が、その一端に設け
たアウタスプライン７によりスプライン嵌合され
ている。この第１回転軸５の他端はプーリが取付
けられ、駆動源よりベルトを介して回転力が伝達
される。従つて、第１回転軸５は駆動軸となる。
ライン４を設けた軸穴を有している。第１ロータ
２ａの軸穴には、ハウジング１ａの軸受６に回転
自在に軸承した第１回転軸５が、その一端に設け
たアウタスプライン７によりスプライン嵌合され
ている。この第１回転軸５の他端はプーリが取付
けられ、駆動源よりベルトを介して回転力が伝達
される。従つて、第１回転軸５は駆動軸となる。
第１ロータ２ａと第２ロータ２ｂの軸穴間に
は、両端にアウタスプライン１０が設けられ、か
つハウジング１ｂの軸受９に回転自在に軸承した
第２回転軸８をスプライン嵌合し、第１、第２ロ
ータ２ａ，２ｂを互いに結合している。従つて、
第１ロータ１ａの軸穴のインナスプライン４に
は、第１回転軸５のアウタスプライン７と第２回
転軸８の一端のアウタスプライン１０との両方を
スプライン嵌合している。１１はエンドカバーを
示す。
は、両端にアウタスプライン１０が設けられ、か
つハウジング１ｂの軸受９に回転自在に軸承した
第２回転軸８をスプライン嵌合し、第１、第２ロ
ータ２ａ，２ｂを互いに結合している。従つて、
第１ロータ１ａの軸穴のインナスプライン４に
は、第１回転軸５のアウタスプライン７と第２回
転軸８の一端のアウタスプライン１０との両方を
スプライン嵌合している。１１はエンドカバーを
示す。
第２図は上記第１図で示す２連のタンデムポン
プ構成をベースとして３連のタンデムポンプ構成
としたものである。すなわち、No.１ポンプ部とNo.
２ポンプとの間に、No.３ポンプ部を構成する第３
ロータ２ｃならびに偏心カムリング１４ｃを内設
したハウジング１ｃを組み込み、ボルト３によつ
て一体に結合する。そして、第１ロータ２ａの軸
穴と第３ロータ２ｃの軸穴とを、両端にアウタス
プライン１４が設けられかつハウジング１ｃの軸
受１３に回転自在に軸承した中間回転軸１２をス
プライン嵌合して結合する。また第３ロータ２ｃ
の軸穴と第２ロータ２ｂの軸穴とを第２回転軸８
によつてスプライン嵌合して結合したものであ
る。この場合、第１ロータ１ａの軸穴のインナス
プライン４は第１回転軸５のアウタスプライン７
と中間回転軸１２の一端のアウタスプライン１４
との両方がスプライン嵌合され、第３ロータ２ｃ
の軸穴のインナスプライン４は中間回転軸１２の
他端のアウタスプライン１４と第２回転軸８の一
端のアウタスプライン１０との両方がスプライン
嵌合される。前記ロータは、ギヤポンプの場合内
側ギヤに対応する。
プ構成をベースとして３連のタンデムポンプ構成
としたものである。すなわち、No.１ポンプ部とNo.
２ポンプとの間に、No.３ポンプ部を構成する第３
ロータ２ｃならびに偏心カムリング１４ｃを内設
したハウジング１ｃを組み込み、ボルト３によつ
て一体に結合する。そして、第１ロータ２ａの軸
穴と第３ロータ２ｃの軸穴とを、両端にアウタス
プライン１４が設けられかつハウジング１ｃの軸
受１３に回転自在に軸承した中間回転軸１２をス
プライン嵌合して結合する。また第３ロータ２ｃ
の軸穴と第２ロータ２ｂの軸穴とを第２回転軸８
によつてスプライン嵌合して結合したものであ
る。この場合、第１ロータ１ａの軸穴のインナス
プライン４は第１回転軸５のアウタスプライン７
と中間回転軸１２の一端のアウタスプライン１４
との両方がスプライン嵌合され、第３ロータ２ｃ
の軸穴のインナスプライン４は中間回転軸１２の
他端のアウタスプライン１４と第２回転軸８の一
端のアウタスプライン１０との両方がスプライン
嵌合される。前記ロータは、ギヤポンプの場合内
側ギヤに対応する。
本考案は上記の通りの構造であるから、第１図
で示す２連ポンプの場合は駆動軸である第１回転
軸５の回転力は第１ロータ２ａに伝達される。こ
の第２ロータ２ｂの回転により第２回転軸８が従
動回転し第２ロータ２ｂを回転するのである。
で示す２連ポンプの場合は駆動軸である第１回転
軸５の回転力は第１ロータ２ａに伝達される。こ
の第２ロータ２ｂの回転により第２回転軸８が従
動回転し第２ロータ２ｂを回転するのである。
第２図で示す３連ポンプは、第１ロータ２ａの
回転により中間回転軸１２が従動回転して第３ロ
ータ２ｃを回転し、第３ロータ２ｃの回転により
第２回転軸８を従動回転して第２ロータ２ｂを回
転する。
回転により中間回転軸１２が従動回転して第３ロ
ータ２ｃを回転し、第３ロータ２ｃの回転により
第２回転軸８を従動回転して第２ロータ２ｂを回
転する。
＜考案の効果＞
以上のように本考案によると、縦列した複数の
ロータの軸穴間を、各ロータの軸間で分割して端
部にアウタスプラインを設けた回転軸を、各ロー
タの軸穴内で端面を対向させつつスプライン嵌合
して各ロータ間を結合した構成であるから、特別
な継手を必要とすることなく省スペースで組付連
結することができる。
ロータの軸穴間を、各ロータの軸間で分割して端
部にアウタスプラインを設けた回転軸を、各ロー
タの軸穴内で端面を対向させつつスプライン嵌合
して各ロータ間を結合した構成であるから、特別
な継手を必要とすることなく省スペースで組付連
結することができる。
また、分割回転軸による各ロータ軸穴間のスプ
ライン嵌合連結により、組付結合のガタズレによ
る芯ズレが防止され回転軸は円滑に回転し組付け
を容易にする。さらに、各ロータ間を連結する回
転軸は、その両端にロータの負荷がかかるため、
軸受負荷が均等になり傾きによる偏摩耗が防止さ
れる等の効果がある。
ライン嵌合連結により、組付結合のガタズレによ
る芯ズレが防止され回転軸は円滑に回転し組付け
を容易にする。さらに、各ロータ間を連結する回
転軸は、その両端にロータの負荷がかかるため、
軸受負荷が均等になり傾きによる偏摩耗が防止さ
れる等の効果がある。
図面は本考案の実施例を示し、第１図は２連ポ
ンプの断面図、第２図は３連ポンプの断面図であ
る。 １ａ，１ｂ，１ｃ……ハウジング、２ａ……第
１ロータ、２ｂ……第２ロータ、２ｃ……第３ロ
ータ、４……インナスプライン、５……第１回転
軸、７……アウタスプライン、８……第２回転
軸、１０……アウタスプライン、１２……中間回
転軸、１４……アウタスプライン。
ンプの断面図、第２図は３連ポンプの断面図であ
る。 １ａ，１ｂ，１ｃ……ハウジング、２ａ……第
１ロータ、２ｂ……第２ロータ、２ｃ……第３ロ
ータ、４……インナスプライン、５……第１回転
軸、７……アウタスプライン、８……第２回転
軸、１０……アウタスプライン、１２……中間回
転軸、１４……アウタスプライン。
Claims (1)
- 同一回転軸心線上に複数のロータが縦列され、
それぞれのロータ間をハウジング等の仕切部材に
よつて分断して複数のポンプ部を形成したタンデ
ムポンプにおいて、前記ロータの軸穴にインナス
プラインを設け、複数に分割して端部にアウタス
プラインを設けた回転軸を、各ロータの軸穴内で
端面を対向させつつスプライン嵌合して各ロータ
間を結合したことを特徴とするタンデムポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986060994U JPH0429108Y2 (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986060994U JPH0429108Y2 (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62173575U JPS62173575U (ja) | 1987-11-04 |
| JPH0429108Y2 true JPH0429108Y2 (ja) | 1992-07-15 |
Family
ID=30893921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986060994U Expired JPH0429108Y2 (ja) | 1986-04-24 | 1986-04-24 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0429108Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5121362U (ja) * | 1974-08-05 | 1976-02-17 | ||
| JPS5960001A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-04-05 | ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 歯車流体機械 |
-
1986
- 1986-04-24 JP JP1986060994U patent/JPH0429108Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5121362U (ja) * | 1974-08-05 | 1976-02-17 | ||
| JPS5960001A (ja) * | 1982-08-27 | 1984-04-05 | ロ−ベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 歯車流体機械 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62173575U (ja) | 1987-11-04 |
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