JPH04288571A - 現像剤担持体及びそれを用いる画像形成方法 - Google Patents

現像剤担持体及びそれを用いる画像形成方法

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JPH04288571A
JPH04288571A JP3106855A JP10685591A JPH04288571A JP H04288571 A JPH04288571 A JP H04288571A JP 3106855 A JP3106855 A JP 3106855A JP 10685591 A JP10685591 A JP 10685591A JP H04288571 A JPH04288571 A JP H04288571A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転駆動される現像剤
担持体に、必要に応じて補助剤を外添した非磁性一成分
系現像剤を供給し、該現像剤担持体の表面に前記現像剤
を担持して搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体が互
いに対向した現像領域にて、該潜像担持体に形成された
静電潜像を現像剤担持体に担持された前記現像剤によっ
て可視像化する画像形成方法に用いる現像剤担持体及び
それを用いる画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】潜像担持体に静電潜像を形成し、これを
現像剤によって可視像化して記録画像を得る電子複写機
、プリンタ或いはファクシミリ等の画像形成装置では、
粉体状の現像剤を用いる乾式の現像装置が広く採用され
ている。
【0003】かかる粉体状の現像剤としては、トナーと
キャリアを有する二成分系現像剤と、キャリアを含まな
い一成分系現像剤とが公知であり、前者の二成分系現像
剤を用いた二成分現像方式は、比較的安定した良好な記
録画像が得られる反面、キャリアの劣化やトナーとキャ
リアの混合比の変動が発生しやすく、装置の維持管理が
煩雑で、装置全体の構造が大型化しやすくなる欠点を有
している。
【0004】このような観点から、上述の欠点を有しな
い一成分系現像剤を用いた一成分現像方式が注目されて
いる。一成分系現像剤は、トナーのみから成るものと、
これに必要に応じて補助剤を外添しトナーと補助剤を混
合したものとがある。またトナーとしては、その各トナ
ー粒子自体に磁性粉を練り込んだ磁性トナーと、磁性体
を含まない非磁性トナーとがある。ここで、磁性体は一
般に不透明であるため、フルカラーやマルチカラーを含
めたカラー画像を磁性トナーによって形成すると、現像
された可視像が不鮮明となり、鮮やかなカラー画像を得
ることはできない。従って、特にカラー現像に対しては
、非磁性トナーを用いた一成分現像方式を採用すること
が望ましい。
【0005】ところで、一成分現像方式を採用した現像
装置においては、一成分系現像剤を現像剤担持体に担持
させて搬送し、この現像剤担持体と潜像担持体とが互い
に対向した現像領域において、潜像担持体に形成された
静電潜像を現像剤によって可視像化しているが、所定濃
度の高品質な可視像を形成するには、充分に帯電した多
量のトナーを現像領域に搬送し、かかるトナーによって
潜像を可視像化する必要がある。
【0006】磁性トナーを用いた場合には、現像剤担持
体に内設した磁石の磁力を利用して、該担持体にこの一
成分系現像剤を担持できるので、上述の要求を比較的容
易に満たすことが可能である。
【0007】ところが、非磁性の一成分系現像剤を用い
たときは、これを磁力によって現像剤担持体に担持させ
ることはできないため、上述の要求を満たすことは難し
い。これに対する対策も従来より各種提案されており、
例えば特開昭61−42672号公報には、フロート電
極を有する中抵抗(109〜1011Ω・cm)の現像
ローラ(現像剤担持体)に、スポンジローラ(導電性ポ
リウレタン)が逆回転しながら圧接し、そこにトナーが
機械的に搬送され、トナーが双方の表面間に挾まれ、摩
擦帯電によりトナーは帯電し、現像ローラに付着し、ブ
レードで層厚が規制され、現像ローラ上にトナー層を形
成し、そして感光体の静電潜像と接触し現像する方法が
提案されている。しかし、この方法によっても、現像ロ
ーラの誘電体表面の近傍に形成される電界の強さを充分
に高めることができないため、現像ローラの表面に多量
のトナーを担持させることは難しく、現像領域へ搬送で
きる現像剤量が不足し、高濃度の可視像を形成すること
は困難である。
【0008】また、現像ローラと現像剤供給部材の間に
、非磁性トナーが現像ローラ側へ静電的に移行する向き
の電界を印加する構成も公知であるが、このような構成
を付加しても、現像ローラへ充分な量のトナーを付着さ
せることは難しい。
【0009】なお、トナー供給部材としては、102〜
106Ω・cmの導電性発泡体(特開昭60−2290
67号公報)、スキン層付き弾性体(特開昭60−22
9060号公報)及びファーブラシ(特開昭61−42
672号公報)等を使用することが提案されており、ま
た現像ローラとしては、表面に凹凸を有する金属体(特
開昭60−53976号公報)、絶縁被覆ローラ体(特
開昭55−46768号公報)中抵抗体被覆ローラ(特
開昭58−132768号公報)及び絶縁面と導電面を
持つ電極ローラ(特開昭53−36245号公報)等が
開示されている。
【0010】また、非磁性一成分現像剤を用いる現像装
置において、特開昭60−229067号公報ではスポ
ンジローラ、特開昭62−229060号公報では弾性
ローラ、特開昭61−52663号公報ではファーブラ
シ等を用いて、トナーとトナー供給部材との摩擦帯電で
トナーに電荷を付与し、更に現像ローラとの接触におい
ての摩擦により、現像ローラへトナーを静電的に付着さ
せ、更にブレード等の層厚規制部材を用いて、トナー層
を制御して感光体の潜像を現像する。現像ローラの材料
としては、絶縁性のもの、中抵抗のもの、積層のものな
ど各種のものが用いられている。
【0011】これらの引例で示されている方式によると
、現像ローラへのトナー付着は、トナー供給部材と現像
ローラとの摩擦帯電によって行なわれるが、トナーの付
着した部材で摩擦するため、充分な帯電が得にくく、結
果的にトナー付着が不足してしまう。
【0012】非磁性一成分現像方式での最適付着量と帯
電量について説明すると、次のようになる。白黒用では
、帯電量が重視され、それは一般的に10〜20μC/
gである。この値より小さいと、地汚れ、シャープ性な
どの画質面で劣るものとなる。また、付着量に関しては
、現像ローラ上の付着量は0.1〜0.3mg/cm2
であるが、転写紙上には0.4〜0.5mg/cm2が
必要であり、現像ローラのスピードを感光体のスピード
の3〜4倍にすることによって、トナーの付着量をカバ
ーしている。ただ、3〜4倍の現像ローラの回転には、
“トナー後端より”という現象、すなわちベタ部を現像
した場合、画像の後端部の濃度が高くなるという現象を
、発生するという問題がある。この現象を防ぐには、現
像ローラのスピードを感光体のスピードに近ずけること
である。つまり、現像ローラ上の付着量を多くして、回
転数を小さくしなければならない。
【0013】一方、カラートナーでは、その色特性は黒
トナーに比べて着色度が小さく、また“トナー後端より
”を改良しようとすると、黒トナーに比べ更に多い0.
8〜1.2mg/cm2という現像ローラ上の付着量が
必要になる。また、帯電量に関しては、安定した画像を
得るためには、5〜20μC/g(好ましくは10〜1
5μC/g)の値が望まれる。そして、経時的に安定し
たトナー付着量とトナー帯電量を得るために、現像ロー
ラ表面にトナーが付着する、いわゆる“トナーフィルミ
ング”を防止することも強き望まれる。
【0014】これらの問題点を解消するために、本発明
者は、先に「回転駆動される現像剤担持体に、必要に応
じて補助剤を外添した非磁性トナーより成る一成分系現
像剤を供給し、該担持体の表面に前記現像剤を担持して
搬送し、潜像担持体と前記現像剤担持体が互いに対向し
た現像領域にて、該潜像担持体に形成された静電潜像を
現像剤担持体に担持された前記現像剤によって可視像化
する現像方法において、前記現像剤担持体の表面に選択
的に電荷を保持させることにより該担持体表面の近傍に
多数の微小閉電界を形成し、この閉電界により帯電トナ
ーを吸引し、現像剤を現像剤担持体表面に付着させて担
持し、該担持現像剤によって静電潜像を可視像化する画
像形成方法」を提案した。
【0015】かかる方法は、現像剤担持体の表面の近傍
に多数の微小閉電界(マイクロフィールド)が形成され
るので、その電界強度を従来よりも著しく増大させるこ
とができ、充分に帯電した多量の非磁性トナーを現像剤
担持体に担持して現像領域に搬送できるといった多くの
利点を有するものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ただ、前記のような現
像剤担持体表面の近傍に多数のマイクロフィールドが形
成される画像形成方法においても、現像剤担持体に必要
な他の特性、例えばトナー離型性、低摩擦係数、耐摩耗
性等を満足させるために、種々の材料を誘電体として使
用した場合、摩擦帯電特性が大巾に変化してしまうとい
う問題点がある。即ち、所望のトナー付着量、トナー帯
電量と他の特性とを同時に満足することは非常に難しい
【0017】従って、本発明の目的は、前記の画像形成
方法において、摩擦帯電特性を任意にコントロールして
、種々の誘電体材料に対して安定したトナー付着量とト
ナー帯電量を確保し得る現像剤担持体を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討し
た結果、現像剤担持体表面において、誘電体部にアミノ
系カップリング剤が含有されている現像剤担持体が、上
記目的に適合することを知見し、本発明を完成するに至
った。
【0019】即ち、本発明によれば、現像剤担持体の表
面上に、選択的に電荷を保持させることにより、現像剤
担持体表面近傍に多数の微小閉電界を形成し、この現像
剤担持体上に、必要に応じて補助剤を外添したトナーよ
りなる非磁性一成分系現像剤を供給し、前記微小閉電界
により前記現像剤を現像剤担持体表面に担持させ、該担
持現像剤によって静電潜像を可視像化する画像形成方法
に用いる現像剤担持体であって、その表面に誘電体部と
導電体部とが微小面積で混在してなり、しかも該誘電体
部にアミノ系カップリング剤が含有されていることを特
徴とする現像剤担持体が提供され、また該現像剤担持体
を用いることを特徴とする画像形成方法が提供される。
【0020】本発明の現像剤担持体を用いる画像形成方
法は、現像剤担持体表面の近傍に多数の微小閉電界が形
成されるので、その電界強度を従来よりも著しく増大さ
せることができる上に、本現像剤担持体は誘電体部にア
ミノ系カップリング剤が含有されているという構成とし
たことから、誘電体部の帯電性が向上し、充分なトナー
付着量とトナー帯電量を確保することができ、その結果
長期間安定して、充分に帯電した多量の非磁性トナーを
現像剤担持体に担持して現像領域に搬送できるものとな
る。
【0021】以下、かかる画像形成方法について説明す
る。図1にこの画像形成方法の実施に有用な代表的な現
像装置の現像剤担持体部を中心とした概要を示す。図1
において、トナータンク70に内蔵されているトナー6
0は、撹拌羽根(トナー供給補助部材)50によりトナ
ー供給部材(スポンジローラ又はファーブラシなど)4
0に強制的に寄せられ、トナー60はトナー供給部材4
0に供給される。一方、現像を終了した本発明の現像剤
担持体(現像ローラ)20は、矢印の方向に回転(例え
ば400rpm)し、トナー供給部材40との接触部に
至る。トナー供給部材40は現像剤担持体20と逆方向
に回転(例えば300rpm)し、現像剤担持体20と
トナー60に帯電を与え、現像剤担持体20上にトナー
60を付着させる。更に現像剤担持体20は回転し、現
像剤担持体20上の付着トナーは、トナー層厚規制部材
(弾性ブレード)30により、厚みを制御されながら帯
電も安定化され、現像領域80に達する。現像領域80
において、接触又は非接触現像により、潜像が現像され
る。ここで必要に応じて、現像剤担持体20、トナー供
給部材40に直流、交流、直流重畳交流、パルスなどの
バイアスなどを印加して、最適な画像を制御することが
できる。
【0022】次に、このタイプ(電極タイプ)の現像剤
担持体20へのトナー付着のメカニズムについて説明す
る。現像剤担持体20の例としては、例えば図2に示さ
れるように、その表面に誘電体部と導電体部とが微小面
積で混在するように構成されている。面積の大きさは、
形状が円形であるとした場合、径が10〜500μmの
大きさの微小面積がランダムに又はある規則にしたがっ
て分散している。面積比としては、導電体部の面積が2
0〜60%の範囲が好ましい。
【0023】トナー付着は次のようになる。まず、現像
を終了した現像剤担持体20は、矢印の方向に回転して
トナー供給部材40と接触する。ここで現像しなかった
非画像部の残トナーは、トナー供給部材40により機械
的、電気的にかきとられ、誘電体部は摩擦によって帯電
する。このとき前の現像による現像剤担持体20とトナ
ーの電荷は、摩擦により一定化され、初期化される。次
に、供給部材40によって運ばれたトナーは、摩擦によ
り帯電し、現像剤担持体20の誘電体部に静電的に付着
する。このときの極性は、感光体電荷に対してトナーは
逆極性にまた現像剤担持体20の誘電体部は同極性とな
る。
【0024】また、このときの現像剤担持体20上の電
界は、図2に示されるようにマイクロフィールド(閉電
界)となり、電界傾度の大きい電界となって、トナーを
多層に付着させることが可能となる。また、付着したト
ナーは閉電界となっているので、現像剤担持体20側に
強く引かれ離れにくい状態となる。
【0025】このトナー層は、更にトナー層厚規制部材
30によりトナー層厚が制御され、現像領域80に達す
る。現像領域80での現像剤担持体20と静電潜像担持
体(感光体)10間の電界は、電極効果が大きくなり、
現像剤担持体20上のトナーは静電潜像担持体10に付
着し易い電界となり、現像が行なわれる。
【0026】次に、本発明の現像剤担持体について説明
する。本発明の現像剤担持体は、前記したように、その
表面に導電体部と誘電体部とが微小面積で混在している
構成となっているが、その代表的な構成例としては、図
2に示されるV溝型ローラ以外に、図3(a)及び(b
)で示されるものが挙げられる。
【0027】誘電体部に用いる材料としては、絶縁性の
材料であれば使用可能である。ただ、1012Ω・cm
以上、特に1014Ω・cm以上のものが好ましい。そ
の具体例としては、次のような有機ポリマー類が挙げら
れる。
【0028】ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、
ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸
ビニル、ポリビニルホルマールなどのビニル系樹脂;ポ
リスチレン、スチレン/アクリロニトリル共重合体、ア
クリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体などの
ポリスチレン系樹脂;ポリエチレン、エチレン/酢酸ビ
ニル共重合体などのポリエチレン系樹脂;ポリメチルメ
タクリレート、ポリメチルメタクリレート/スチレン共
重合体などのアクリル系樹脂;ポリアセタール、ポリア
ミド、セルロース、ポリカーボネート、フェノキシ樹脂
、ポリエステル、フッ素樹脂、ポリウレタン、フェノー
ル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等の樹脂材料;天
然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン/
ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン/プロピレンゴ
ム、クロロプレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エピ
クロルヒドリンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、ウ
レタンゴム、多硫化ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム
、シリコーン変性エチレン/プロピレンゴムなどのゴム
材料など。
【0029】一方、導電体部に用いる導電性材料として
は、1012Ω・cm以下、好ましくは108Ω・cm
以下のものが使用できる。具体例としては、Al、SU
S、Fe、Niなどの金属類、セラミックス類などの他
に、有機ポリマー類に導電性付与剤を添加したものが挙
げられる。
【0030】この場合、有機ポリマー類としては、前記
誘電性材料として例示されたと同様のものが挙げられる
。また、導電性付与剤としては、Ni、Cuなどの金属
粉;ファーネスブラック、ランプブラック、サーマルブ
ラック、アセチレンブラック、チャンネルブラックなど
のカーボンブラック;酸化スズ、酸化亜鉛、酸化モリブ
デン、酸化アンチモン、チタン酸カリなどの導電性酸化
物;酸化チタン、雲母上などにめっきを施した無電界め
っき物;グラファイト、金属繊維、炭素繊維などの無機
系充填剤や界面活性剤などが挙げられる。
【0031】なお、ポリエチレンオキサイドやポリシロ
キサンなどのポリマーマトリックスに金属イオンを配位
させた有機イオン伝導体なども用いることができる。
【0032】本発明の現像剤担持体は、誘電体部にアミ
ノ系カップリング剤が含有されていることを特徴とする
。この場合のアミノ系カップリング剤としては、例えば
アミノシランカップリング剤や含アミノチタネート系カ
ップリング剤などがある。
【0033】アミノシランカップリング剤の具体例とし
ては、例えば次の化合物が挙げられる。 (1) H2NCH2CH2CH2Si(OCH3)3
  (2) H2NCH2CH2CH2Si(OC2H
5)3  (3) H2NCH2CH2CH2Si(C
H3)(OCH3)2  (4) H2NCH2CH2
NHCH2CH2CH2Si(CH3)(OCH3)2   (5) H2NCONHCH2CH2CH2Si(
OC2H5)3   (6) H2NCH2CH2NHCH2CH2CH
2Si(OCH3)3   (7) H2NCH2CH2NHCH2CH2NH
CH2CH2CH2Si(OCH3)3   (8) H5C2OCOCH2CH2NHCH2C
H2CH2Si(OCH3)3   (9) H5C2OCOCH2CH2NHCH2C
H2NHCH2CH2Si(OCH3)3 (10) H5C2OCOCH2CH2NHCH2CH
2NHCH2CH2NHCH2CH2NHCH2CH2
CH2Si(OCH3)3   (11) H3COCOCH2CH2NHCH2C
H2NHCH2CH2CH2Si(OCH3)3   (12) (H5C2)2NCH2CH2CH2S
i(OCH3)3  (13) H2N−Ph−Si(
OCH3)3  (14) Ph−NHCH2CH2C
H2Si(OCH3)3  (15) H2NCH2C
H2NHCH2−Ph−CH2CH2Si(OCH3)
3   (16) (H9C4)2NCH2CH2CH2S
i(OCH3)3
【0034】また、含アミノチタネー
ト系カップリング剤の具体例としては、例えば次の化合
物が挙げられる。         (H3C)2CH−O−Ti[−OC
2H4−NH−C2H4−NH2]3
【0035】なお、アミノ系カップリング剤の含有量は
、誘電体材料の固形分に対し、0.1〜10重量%が好
ましい。
【0036】本発明の現像剤担持体は、前記したように
、図1に示されるトナー供給部材40により摩擦帯電さ
れるが、現像剤担持体表面に形成されている誘電体部に
はアミノ系カップリング剤が含有されているため、本発
明の画像形成方法において、誘電体部は正に大きく帯電
する。このため、本方法においては、前記したように充
分に強い閉電界が形成可能となる。なお、このように本
発明の方法においては、現像剤担持体表面の誘電体部が
大きく正帯電を示すので、トナーとして負帯電性トナー
を用いるのが好ましい。
【0037】本発明の現像剤担持体を作製するには、ス
プレー、ディッピング、射出成型、押し出し成型、プレ
ス成型等の通常の成型方法を採用することができる。図
2に示したV溝型ローラの場合、例えば以下のようにし
て作製される。 (i)まず、表面をV溝加工した金属ローラを作製する
。格子状のV溝加工方法てとしては、アヤメローレット
加工などの方法で行なう。V溝は0.1〜0.5mmピ
ッチとし、ローラ長手方向に対して、約45゜の角度に
加工する。〔参照;図4(a)〕 (ii)次に、V溝加工した金属表面に、予めアミノ系
カップリング剤を含有させた前記誘電体材料をスプレー
、ディッピングなどの方法によりコーティングし、所定
の条件(温度、時間)で硬化若しくは乾燥する。塗布膜
の厚みはV溝が完全に埋まる状態にする。〔参照;図4
(b)〕 (iii)続いてローラの表面を切削又は研磨加工によ
り導電面と誘電面が微小面積で混在するように削り、導
電部面積が20〜60%になるように削る。〔参照;図
4(c)〕。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。なお、部は重量部を表わす。
【0039】実施例1 まず、下記組成からなる誘電体形成材料を調製した。 〔誘電体形成材料〕     シリコーン樹脂              
                         
      100部     (SR2411;トー
レダウコーニングシリコーン社製)    γ−(2−
アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン  
     5部     (SH6020;トーレダウ
コーニングシリコーン社製)    キシレン    
                         
                      200
部    n−ブタノール             
                         
       200部
【0040】次の要領により現
像剤担持体(現像ローラ)を作製した。 (i)アルミローラ(φ25)の表面にアヤメローレッ
ト加工により、V溝を設けた。V溝は0.2mmピッチ
とし、ローラ長手方向に対して約45度に加工した。 (ii)V溝加工したアルミローラ表面に、前記誘電体
形成材料をスプレー塗布した後、100℃、1時間で硬
化させた。コーティング膜の厚みは、V溝が完全に埋ま
る状態とした。 (iii)ローラの表面を研磨し、導電面(アルミ面)
と誘電面が微小面積で混在するようにして、導電体部面
積が35%となるようにした。
【0041】実施例2 誘電体形成材料として下記組成のものを使用した以外は
、実施例1と同様にして現像ローラを作製した。 〔誘電体形成材料〕     シリコーン樹脂(KR255;信越化学工業社
製)              100部    イ
ソプロピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チ
タネート    5部    トルエン       
                         
                    300部

0042】実施例3 誘電体形成材料として下記のものを使用した以外は、実
施例1と同様にして現像像ローラを作製した。 〔誘電体形成材料〕     フッ素系共重合体樹脂(ルミフロン601C;
旭硝子社製)         100部    N−
β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノ
プロピル         5部    トリメトキシ
シラン塩酸塩(SZ6032;トーレダウコーニングシ
リコーン社製)    メチルエチルケトン     
                         
            500部
【0043】実施例
4 誘電体形成材料として下記のものを使用した以外は、実
施例1と同様にして現像ローラを作製した。 〔誘電体形成材料〕     ウレタン樹脂(C−230L;広野化学社製)
                  100部   
 硬化剤(PU−614;広野化学社製)      
                    30部  
  γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン    
                      5部 
   (SZ6083;トーレダウコーニングシリコー
ン社製)    下記の溶剤A           
                         
              50部    メチルエ
チルケトン                    
                      200
部〔溶剤A〕     トルエン                 
                         
        39.0部    酢酸エチル   
                         
                    17.5部
    酢酸ブチル                
                         
       17.5部    エチルセロソルブア
セテート                     
           17.5部    メチルイソ
ブチルケトン                   
                   3.9部  
  キシレン                   
                         
        2.6部    シクロヘキサン  
                         
                   2.0部
【0
044】比較例1 実施例1における誘電体形成材料中、γ−(2−アミノ
エチル)アミノプロピルトリメトキシシランを用いなか
った以外は、実施例1と同様にして現像剤担持体を作製
した。
【0045】比較例2 実施例2における誘電体形成材料中、イソプロピルトリ
(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネートの代わ
りに、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(
KBM403;信越化学工業社製)を用いた以外は、実
施例2と同様にして現像剤担持体を作製した。
【0046】比較例3 実施例3における誘電体形成材料中、N−β−(N−ビ
ニルベンジルアミノエチル)−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン塩酸塩を含有しない以外は実施例3と同
様にして現像剤担持体を作製した。
【0047】比較例4 実施例4における誘電体形成材料中、γ−アニリノプロ
ピルトリメトキシシランを含有しない以外は実施例4と
同様にして現像剤担持体を作製した。
【0048】評価   各現像ローラを図1に示される現像装置に装着し、
且つ負帯電トナーを装填して、トナーの帯電量(ブロー
オフ法)及びトナーの付着量(テープ転写法)を測定し
た。それらの結果を表1に示す。なお、上記現像装置に
おいて、トナー薄層化ブレードはウレタンゴム製のもの
を、またトナー供給部材は導電性ウレタンスポンジ製の
ものを装填した。
【0049】
【表1】
【0050】表1の結果から、本発明の現像ローラによ
ると、トナー帯電量、トナー付着量が不足である誘電体
部にアミノ系シランカップリング剤を含有させるという
構成にしたことで、負帯電トナーに対し充分な帯電量と
付着量を得ることができることが分かる。
【0051】
【発明の効果】本発明の現像剤担持体は、その表面に誘
電体部と導電体部とが微小面積で混在し、且つ該誘電体
部にアミノ系カップリング剤が含有されているという構
成にしたことから、現像剤担持体の表面上に、選択的に
電荷を保持させることにより、現像剤担持体表面近傍に
多数の微小閉電界を形成し、この現像剤担持体上に、必
要に応じて補助剤を外添したトナーよりなる非磁性一成
分系現像剤を供給し、前記微小閉電界により前記現像剤
を現像剤担持体表面に担持させ、該担持現像剤によって
静電潜像を可視像化する画像形成方法に、本発明の現像
剤担持体を用いると、その誘電体部に充分に正帯電させ
ることが可能となり、多量のトナーを付着せしめるに足
る閉電界の形成が可能となる。更に誘電体材料が正に帯
電されるため、負帯電性トナーに対し充分な帯電量を付
与することが可能となる。従って、本発明の方法により
、充分に帯電した多量の非磁性一成分系現像剤を現像剤
担持体に担持して現像領域に搬送することができ、高濃
度の高品質画像を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に有用な現像剤担持体上にマイク
ロフィールドの電界を形成させた現像装置の一例を示す
現像剤担持体部を中心とした模式断面図である。
【図2】図1で示される装置において、現像剤担持体上
にマイクロフィールドによる閉電界が生成している状態
を説明するための模式断面図である。
【図3】図3(a)及び(b)は本発明の現像剤担持体
の表面の構成例を示す模式断面図である。
【図4】図4(a)〜(c)は、本発明の現像剤担持体
の作製過程における表面状態を示す模式断面図である。
【符号の説明】
10  静電潜像担持体 20  現像剤担持体 30  トナー層厚規制部材 40  トナー供給部材 50  撹拌羽根 60  トナー 70  トナータンク 80  現像領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  現像剤担持体の表面上に、選択的に電
    荷を保持させることにより、現像剤担持体表面近傍に多
    数の微小閉電界を形成し、この現像剤担持体上に、必要
    に応じて補助剤を外添したトナーよりなる非磁性一成分
    系現像剤を供給し、前記微小閉電界により前記現像剤を
    現像剤担持体表面に担持させ、該担持現像剤によって静
    電潜像を可視像化する画像形成方法に用いる現像剤担持
    体であって、その表面に誘電体部と導電体部とが微小面
    積で混在してなり、しかも該誘電体部にアミノ系カップ
    リング剤が含有されていることを特徴とする現像剤担持
    体。
  2. 【請求項2】  現像剤担持体の表面上に、選択的に電
    荷を保持させることにより、現像剤担持体表面近傍に多
    数の微小閉電界を形成し、この現像剤担持体上に、必要
    に応じて補助剤を外添したトナーよりなる非磁性一成分
    系現像剤を供給し、前記微小閉電界により前記現像剤を
    現像剤担持体表面に担持させ、該担持現像剤によって静
    電潜像を可視像化する画像形成方法であって、請求項1
    記載の現像剤担持体を用いることを特徴とする画像形成
    方法。
  3. 【請求項3】  前記非磁性一成分系現像剤が負帯電性
    トナーである請求項2記載の画像形成方法。
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