JPH04286403A - 移動体受信装置 - Google Patents

移動体受信装置

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JPH04286403A
JPH04286403A JP5140791A JP5140791A JPH04286403A JP H04286403 A JPH04286403 A JP H04286403A JP 5140791 A JP5140791 A JP 5140791A JP 5140791 A JP5140791 A JP 5140791A JP H04286403 A JPH04286403 A JP H04286403A
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JP
Japan
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satellite
antenna elements
antenna
directivity
mobile
Prior art date
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Pending
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JP5140791A
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English (en)
Inventor
Akira Takahashi
章 高橋
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Yagi Antenna Co Ltd
Original Assignee
Yagi Antenna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信衛星や放送衛星等
、静止衛星や移動衛星からの衛星電波を自動車等の移動
体において受信する際に使用される移動体受信装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図3は移動体における衛星電波の受信状
態を示すもので、同図において、23は自動車の車体、
31はこの車体23のルーフ部に設置されたアンテナ、
32は衛星、24は上記アンテナ31の指向性である。
【0003】すなわち、この移動体における衛星電波の
受信方式では、車体23のルーフ部に設置されたアンテ
ナ31により仰角α°に位置する衛星32からの電波を
受信するもので、このような衛星通信は、地上通信に比
べ、効率的に日本全体を通信区域とするシステムである
【0004】つまり、衛星通信は、電波の到来仰角α°
が高いため、山岳等の地形の影響を受け難く、全国にお
いて均一で良好な通信を行なうことのできるもので、こ
れにより、例えば全国規模で移動している航空機,列車
,ハイウェイバス,トラック,乗用車等の移動体におい
て、各地域固有のチャネルに切換えることなく、同報通
信や個別通信における音声あるいは画像信号を送受信す
ることができる。
【0005】すなわち、上記図3において、通信衛星3
2は、赤道上空約35,600kmの静止軌道上に打上
げられており、通常は、地上からの受信電波を周波数変
換して再び地上に送り返すという性質を利用して衛星通
信が行なわれる。
【0006】しかしながら、衛星32は非常に遠方にあ
り、該衛星32との間の通信電波に対する自由空間損失
が大きいため、良好な衛星通信を行うには、上記車体2
3に設置したアンテナ31の利得を大きくする必要があ
る。
【0007】また、衛星32が車体23に対し仰角α°
に存在する場合、アンテナ指向性24は当然衛星32の
方向に設定されるが、車体23はその走行に伴ない全方
向に回転するので、上記アンテナ指向性24も回転対称
にする必要がある。
【0008】さらに、車体23が上り坂や下り坂を走行
すると、衛星32の方向が上記仰角α°に対してβ°あ
るいはγ°変化するため、この場合でも、ある程度の感
度、つまり、最大指向性に対して約3dB程度の電界強
度相対値が必要になる。
【0009】ここで、従来の移動体通信装置における衛
星32の自動追尾方式には、電子的追尾方式と機械的追
尾方式とが存在する。
【0010】電子的追尾方式は、多数のアレーアンテナ
それぞれの位相,振幅を制御し、素子単体の指向性によ
りその追尾範囲が定まるもので、この電子的追尾方式に
より衛星追尾範囲を広くとるには、素子サイズを小さく
、且つ素子数を多くする必要があり、構成が複雑になる
欠点がある。
【0011】一方、機械的追尾方式は、衛星電波の到来
方向を検知記憶し、その方向にアンテナ指向性24を可
変制御するもので、この機械的追尾方式では、その追尾
速度が遅いばかりでなく、衛星電波が遮断された状態で
移動体が向きを変えた場合には、アンテナ指向性24の
可変制御が行なわれなくなり、受信不能となる欠点があ
る。
【0012】このような、自動追尾方式における欠点を
解消するには、その他多数の異なる機能を付加しなけれ
ばならず、生産コストが高価になってしまう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、自動追尾
方式を用いない移動体通信装置において、その通信範囲
を広くとるためには、アンテナ半値幅を広くする必要が
あるが、該アンテナ半値幅を広くとると、当然その利得
は低くなり、搬送波電力対雑音電力比(C/N)を大き
くとることができない。
【0014】この場合、良好な通信品質が得られず、特
に、高速通信や画像通信が行なえないことになる。
【0015】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
、自動追尾方式を用いず、アンテナ指向性を広くした場
合でも、搬送波電力対雑音電力比(C/N)を大きくと
ることが可能になる移動体受信装置を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る移動体受信装置は、目標とする受信方向に対し半値幅
の広い指向性を有し移動体の複数箇所に離間配置された
複数の無追尾式アンテナ素子と、局部発振器と、上記複
数のアンテナ素子それぞれにより得られる各高周波受信
信号を上記局部発振器から分配供給される同一の局部発
振信号に基づき中間周波数に変換する周波数変換手段と
、この周波数変換手段により中間周波数に変換された上
記複数のアンテナ素子それぞれからの受信信号を合成す
る合成手段とを備えて構成したものである。
【0017】
【作用】つまり、例えば車体ルーフ部に設置した半値幅
の広い複数のヘリカルアンテナからの衛星受信信号を、
それぞれ周波数変換手段に与え、局部発振器からの局部
発振信号に基づき中間周波数IFに変換した後、合成器
にて合成出力することにより、広い指向性でありながら
大きなC/Nを得ることができ、高速通信や画像通信を
も良好に行なえるようになる。
【0018】
【実施例】以下図面により本発明の一実施例について説
明する。
【0019】図1は移動体受信装置の構成を示すもので
、この移動体受信装置は2基のヘリカルアンテナ11a
,11bを備えている。
【0020】ヘリカルアンテナ11a,11bは、それ
ぞれアース板12a,12b上に任意の間隔で設置され
るもので、このヘリカルアンテナ11a,11bにより
得られた衛星受信信号は、それぞれ対応するBPF(通
過型濾波器)13a,13bを介して必要な受信周波数
帯域に制限された後、ミキサ14a,14bに供給され
る。
【0021】このミキサ14a,14bには、局部発振
器15からの2分配された局部発振信号が供給される。
【0022】つまり、ミキサ14a,14bは、それぞ
れ上記BPF13a,13bを通して供給された高周波
の衛星受信信号を、上記局部発振器15から供給される
局部発振信号に基づき中間周波数(IF)に変換するも
ので、このミキサ13a,13bにより中間周波数(I
F)に変換された衛星受信信号は、増幅器16a,16
bを通して増幅され、合成器17にて合成される。
【0023】ここで、移動体通信を目的としたV型技術
試験衛星(ETS−V)は、搬送波周波数f0 =約1
.6GHzの円偏波を用いている。
【0024】この場合、上記ミキサ13a,13bにお
ける中間周波数IFは400MHzあるいは140MH
z付近に選択され、また、搬送波周波数f0 =約12
GHzとした場合には、その中間周波数IFは1GHz
付近に選択される。
【0025】すなわち、上記構成による移動体受信装置
では、2つのヘリカルアンテナ11a,11bにより得
られる2系列の衛星受信信号を合成して出力させるので
、1系列のみのアンテナ装置により得られる受信信号に
比較して、その搬送波電力対雑音電力比(C/N)を3
dB上昇させることができる。
【0026】つまり、従来のアンテナ装置を、図1にお
ける1系列のみの受信システムとし、その搬送波電力対
雑音電力比(C/N)=0dBとすると、この実施例に
おけるアンテナシステムでは、C/N=3dBとなり、
例えば同様にして10系列の受信合成によるアンテナシ
ステムとした場合、C/N=10dBとなる。
【0027】この場合、音楽放送等の良好な受信が可能
になる。
【0028】また、上記同様にして100系列以上の受
信合成システムを組み、各アンテナ素子単体の利得を上
げることにより、画像放送の良好な受信も可能になる。
【0029】つまり、各アンテナ素子11a,11b,
…単体の指向性を広げ、広いサービスエリアをカバーし
ても、多数系列の受信合成システムを構成することによ
り、良好なC/Nを得ることができる。
【0030】なお、上記移動体受信装置におけるアンテ
ナ素子としては、上記ヘリカルアンテナ11a,11b
やパッチアンテナを基本モードあるいは高次元モードを
用いて励振するか、または、反射板上に0.3〜0.4
5λの間隔で直線偏波のアンテナ素子を設置することに
より、円錐状のアンテナ指向性が得られる。
【0031】図2は3系列の受信合成システムとした移
動体受信装置の外観構成を示すもので、同図において、
21a,21b,21cはそれぞれアンテナ素子であり
、このアンテナ素子21a,21b,21cは、アクテ
ィブ装置22を基台にして所定間隔で立設される。
【0032】上記アクティブ装置22には、前記図1に
おける周波数変換部や増幅部,合成部等が収容されるも
ので、このアクティブ装置22には外部から電源Eが供
給され、また、このアクティブ装置22内の周波数変換
部,増幅部,合成部を通して、3系列の受信合成による
中間周波信号IFが出力される。
【0033】この図2における受信合成システム全体の
遠方指向性24は、各アンテナ素子21a,21b,2
1c単体の指向性と同等であり、C/Nだけが約4.7
dBと3倍に上昇することになる。
【0034】したがって、上記構成の移動体受信装置に
よれば、アース板12a,12b上に設置した複数のヘ
リカルアンテナ11a,1bからの衛星受信信号を、そ
れぞれBPF13a,13b及びミキサ14a,14b
を通過させ、局部発振器15からの局部発振信号に基づ
き中間周波数IFに変換した後、合成器17にて合成出
力することにより、広い指向性でありながら大きなC/
Nを得ることができ、高速通信や画像通信をも良好に行
なうことが可能になる。
【0035】尚、上記実施例において、ヘリカルアンテ
ナ11a,11bからの衛星受信信号を、予め高周波増
幅器を介して増幅させることにより、局部発振器15か
らの信号漏洩を防止でき、受信信号損失を低減すること
ができる。
【0036】また、上記実施例において、アクティブ素
子の合成数が多くなると、それに応じた設置面積が必要
になるが、この問題は、モノシリックICを用いること
で解決することができる。
【0037】さらに、上記実施例におけるアンテナ素子
の1つあるいは複数のアンテナ素子に送信器を付加する
か、あるいはその中間周波信号IFの分配後にそれぞれ
周波数変換を行ない各アンテナ素子に合成を図ることに
より、相互通信が可能である。
【0038】一方、我国の技術試験衛星V型(ETS−
V)で用いられた地球局モデル「1型」及び「2型」そ
れぞれの主要諸元は次の通りである。
【0039】先ず、アンテナ利得は「1型」が3dB、
「2型」が13dB、HPA出力は「1型」「2型」共
7dBW 、G/Tは「1型」が−23、「2型」が−
13、e,i,r,pは「1型」が10dBW 、「2
型」が20dBW 、そして、「1型」のデータ伝送速
度は0.51〜2.4Kbpsである。
【0040】ここで、「1型」には、無追尾式の円形パ
ッチアンテナや4巻線ヘリカルアンテナ等が用いられ、
「2型」には、追尾方式のパラボラアンテナやパッチフ
ェーズドアレーアンテナ等が用いられる。
【0041】したがって、上記「1型」アンテナに本発
明実施例を応用して約10系列の受信合成システムを付
加することにより、「2型」と同等のG/Tが得られ、
固定アンテナにて、音声信号及び非電話(G3 ファク
シミリ,パソコン)信号をデマンドアサインとして公衆
電話網との通信が可能になる。
【0042】上記ETS−Vは、現在、日本と北太平洋
の高域サービスをしているが、我国を1ビームまたはマ
ルチビームでサービスすることにより、さらに簡単な構
成になることが予想され、自動車電話,ポケットベル,
一般業務用無線等に広く使用されることになる。
【0043】なお、上記実施例における移動体受信装置
のアンテナ素子を、衛星放送(円偏波),衛星通信(直
線偏波)の受信用とし、さらに1桁上の合成を行なうこ
とにより、衛星画像受信装置をも実現できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、目標とす
る受信方向に対し半値幅の広い指向性を有し移動体の複
数箇所に離間配置された複数の無追尾式アンテナ素子と
、局部発振器と、上記複数のアンテナ素子それぞれによ
り得られる各高周波受信信号を上記局部発振器から分配
供給される同一の局部発振信号に基づき中間周波数に変
換する周波数変換手段と、この周波数変換手段により中
間周波数に変換された上記複数のアンテナ素子それぞれ
からの受信信号を合成する合成手段とを備えて構成した
ので、自動追尾方式を用いず、アンテナ指向性を広くし
た場合でも、搬送波電力対雑音電力比(C/N)を大き
くとることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる移動体受信装置の構
成を示す図。
【図2】3系列の受信合成システムとした移動体受信装
置の外観構成を示す図。
【図3】移動体における衛星電波の受信状態を示す図。
【符号の説明】
11a,11b…ヘリカルアンテナ、12a,12b…
アース板、13a,13b…通過型濾波器(BPF)、
14a,14b…ミキサ、15…局部発振器、16a,
16b…増幅器、17…合成器、21a,21b,21
c…アンテナ素子、22…アクティブ装置、23…車体
、24…アンテナ指向性、32…衛星。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  目標とする受信方向に対し半値幅の広
    い指向性を有し移動体の複数箇所に離間配置された複数
    の無追尾式アンテナ素子と、局部発振器と、上記複数の
    アンテナ素子それぞれにより得られる各高周波受信信号
    を上記局部発振器から分配供給される同一の局部発振信
    号に基づき中間周波数に変換する周波数変換手段と、こ
    の周波数変換手段により中間周波数に変換された上記複
    数のアンテナ素子それぞれからの受信信号を合成する合
    成手段とを具備したことを特徴とする移動体受信装置。
  2. 【請求項2】  上記複数のアンテナ素子それぞれによ
    り得られる高周波受信信号は予め増幅された後周波数変
    換されることを特徴とする請求項1記載の移動体受信装
    置。
  3. 【請求項3】  上記複数のアンテナ素子はアース板上
    に設置されることを特徴とする請求項1記載の移動体受
    信装置。
  4. 【請求項4】  上記複数のアンテナ素子はそれぞれ所
    定の仰角で回転対称となる指向性を有することを特徴と
    する請求項1記載の移動体受信装置。
JP5140791A 1991-03-15 1991-03-15 移動体受信装置 Pending JPH04286403A (ja)

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