JPH0428568Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0428568Y2 JPH0428568Y2 JP11813688U JP11813688U JPH0428568Y2 JP H0428568 Y2 JPH0428568 Y2 JP H0428568Y2 JP 11813688 U JP11813688 U JP 11813688U JP 11813688 U JP11813688 U JP 11813688U JP H0428568 Y2 JPH0428568 Y2 JP H0428568Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gastrointestinal
- gastrointestinal anastomosis
- hole
- anastomosis device
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003872 anastomosis Effects 0.000 claims description 35
- 230000002496 gastric effect Effects 0.000 claims description 26
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 5
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 4
- 210000000664 rectum Anatomy 0.000 description 11
- 210000000436 anus Anatomy 0.000 description 10
- 206010028980 Neoplasm Diseases 0.000 description 8
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 8
- 210000001035 gastrointestinal tract Anatomy 0.000 description 5
- 210000000056 organ Anatomy 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000002266 amputation Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002271 resection Methods 0.000 description 2
- 208000031481 Pathologic Constriction Diseases 0.000 description 1
- 230000003187 abdominal effect Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000007467 rectal resection Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 208000037804 stenosis Diseases 0.000 description 1
- 230000036262 stenosis Effects 0.000 description 1
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、消化管、特に直腸の底部の切断、吻
合の際、直視下に操作することができ、且つ消化
管吻合器を使用する際には、その補助器具として
役立つものである。
合の際、直視下に操作することができ、且つ消化
管吻合器を使用する際には、その補助器具として
役立つものである。
直腸等の消化管の切断、縫合等の手術におい
て、患部が開放部位より深い所、または他の臓器
の陰にあつて見え難い所等の切断、縫合は、困難
か不可能であつた。
て、患部が開放部位より深い所、または他の臓器
の陰にあつて見え難い所等の切断、縫合は、困難
か不可能であつた。
一般には、直腸切断術（マイルズ氏手術）が行
われていた。しかし、直腸切断術では人工肛門を
作らなければならず、術後患者が社会復帰した時
に生活、健康、衛生上極めて不利であつた。
われていた。しかし、直腸切断術では人工肛門を
作らなければならず、術後患者が社会復帰した時
に生活、健康、衛生上極めて不利であつた。
そこで、このような部位でも縫合、吻合のでき
る消化管吻合器の発達によつて、短時間に的確に
消化管の切断、吻合の手術が可能となり、多くの
成功例をあげているが、その手技は比較的難しい
ものであつた。
る消化管吻合器の発達によつて、短時間に的確に
消化管の切断、吻合の手術が可能となり、多くの
成功例をあげているが、その手技は比較的難しい
ものであつた。
前述の如く、最近開発された消化管吻合器の使
用によつて、消化管の相当な部分の手術が可能と
なつた。
用によつて、消化管の相当な部分の手術が可能と
なつた。
しかしながら、直腸を切断、吻合する場合、特
に直腸の低位に腫瘍ができ、これを切除する場合
は、当該部位が他の臓器あるいは腫瘍の陰とな
り、手術部位が見えず手術することができなかつ
たり、あるいはできても縫合不全、狭窄が発生す
ることが多かつた。
に直腸の低位に腫瘍ができ、これを切除する場合
は、当該部位が他の臓器あるいは腫瘍の陰とな
り、手術部位が見えず手術することができなかつ
たり、あるいはできても縫合不全、狭窄が発生す
ることが多かつた。
本考案は、このような低位の直腸の切断、吻合
に対してもマイルズ手術でなく容易に低部前方切
除術を可能とする器具を提供することを目的とす
るものである。
に対してもマイルズ手術でなく容易に低部前方切
除術を可能とする器具を提供することを目的とす
るものである。
本考案者は前記目的を達成するため鋭意試験研
究を行つたところ、直腸低位前方切除による直腸
の切断、吻合の際に、視野内に手術部位を的確に
もたらす器具として、肛門を外部より持ち上げ、
直腸を上部に押し上げる円錐台形の肛門押し上げ
器を考案した。さらに肛門を押し上げた状態で消
化管吻合器が使用できるように、この器具の中心
に消化管吻合器の中心軸を保持する貫通孔、並び
に消化管吻合器の挿入管をこの貫通孔に嵌納する
嵌入溝を穿設して成る器具を弾性材料で成形する
ことによつて上記目的を達成することができた。
究を行つたところ、直腸低位前方切除による直腸
の切断、吻合の際に、視野内に手術部位を的確に
もたらす器具として、肛門を外部より持ち上げ、
直腸を上部に押し上げる円錐台形の肛門押し上げ
器を考案した。さらに肛門を押し上げた状態で消
化管吻合器が使用できるように、この器具の中心
に消化管吻合器の中心軸を保持する貫通孔、並び
に消化管吻合器の挿入管をこの貫通孔に嵌納する
嵌入溝を穿設して成る器具を弾性材料で成形する
ことによつて上記目的を達成することができた。
本考案は、弾性材料で円錐台形に形成された部
材の中央部に消化管吻合器の中心軸を支持する貫
通孔、この貫通孔に消化管吻合器の中心軸を嵌納
する嵌入溝を有する消化管吻合器用器具である。
材の中央部に消化管吻合器の中心軸を支持する貫
通孔、この貫通孔に消化管吻合器の中心軸を嵌納
する嵌入溝を有する消化管吻合器用器具である。
本考案の消化管吻合器用器具を添付図面で説明
する。
する。
第１図は本考案の器具の斜視図である。
本考案の器具の本体１はゴム等の弾性材料で円
錐台形に成形したもので、その大きさは頂面が肛
門の径よりやや大きく、径40mm程度の面である。
錐台形に成形したもので、その大きさは頂面が肛
門の径よりやや大きく、径40mm程度の面である。
本体１の中央部に縦貫する貫通孔２は消化管吻
合器を嵌納支持するための貫通孔で、その径は消
化管吻合器の中心軸が嵌入される程度で、好適に
は15〜20mm位である。この貫通孔２には、本体１
の外部より消化管吻合器の中心軸を貫通孔２に嵌
納する嵌入溝３が連続して設けられている。
合器を嵌納支持するための貫通孔で、その径は消
化管吻合器の中心軸が嵌入される程度で、好適に
は15〜20mm位である。この貫通孔２には、本体１
の外部より消化管吻合器の中心軸を貫通孔２に嵌
納する嵌入溝３が連続して設けられている。
次に本考案の器具の使用法並びに作用を添付図
面によつて説明する。
面によつて説明する。
第２図は本考案の器具を使用して消化管を切
断、吻合する工程を示す説明図である。
断、吻合する工程を示す説明図である。
本例は直腸４の低部に腫瘍Ａができ、これを切
除する手術について説明する。
除する手術について説明する。
第２図ａの如く、腫瘍部位が直腸低部Ａにあ
り、開腹してもその周囲の臓器によつて外部から
見ることが困難である。この場合、肛門５の外部
から本考案の器具１の円錐台形の頂面を肛門５に
当接すると、肛門５は第２図ｂの如く押し上げら
れ、周囲の臓器は下方に移動し、腫瘍Ａが開腹創
から術者の視野に入る。この状態で腫瘍Ａを切除
し、第２図ｃの如く、直腸切断部６，７に糸を通
す。その後第２図ｄの如く、本考案器具１の中央
部に穿設された貫通孔２に消化管吻合器８の中心
軸９を嵌入溝３より嵌入し、消化管吻合器を用い
る通常の吻合手段により切断された直腸切断部
６，７を吻合する。
り、開腹してもその周囲の臓器によつて外部から
見ることが困難である。この場合、肛門５の外部
から本考案の器具１の円錐台形の頂面を肛門５に
当接すると、肛門５は第２図ｂの如く押し上げら
れ、周囲の臓器は下方に移動し、腫瘍Ａが開腹創
から術者の視野に入る。この状態で腫瘍Ａを切除
し、第２図ｃの如く、直腸切断部６，７に糸を通
す。その後第２図ｄの如く、本考案器具１の中央
部に穿設された貫通孔２に消化管吻合器８の中心
軸９を嵌入溝３より嵌入し、消化管吻合器を用い
る通常の吻合手段により切断された直腸切断部
６，７を吻合する。
なお、この消化管吻合器を用いる手術には
EEA消化管吻合器（アメリカン スーチヤ社
製）、ILS消化管吻合器（エチコン社製）を用い
ると良い。
EEA消化管吻合器（アメリカン スーチヤ社
製）、ILS消化管吻合器（エチコン社製）を用い
ると良い。
以上の如くして吻合が完了したら、消化管吻合
器を肛門部より取り出し、本考案の器具も外す。
器を肛門部より取り出し、本考案の器具も外す。
手術後は第２図ｅの如く、直腸低部の腫瘍は完
全に切除され、吻合された本器具を肛門部から外
すことにより、直腸は正常の位置に戻る。
全に切除され、吻合された本器具を肛門部から外
すことにより、直腸は正常の位置に戻る。
本考案の器具は各種の消化管吻合器と連結使用
することができる。そして、この器具を用いるこ
とによつて、従来できなかつた低位直腸の切断、
吻合等の前方切除が可能となり、人工肛門の造設
の必要がなくなる極めて有用な考案である。
することができる。そして、この器具を用いるこ
とによつて、従来できなかつた低位直腸の切断、
吻合等の前方切除が可能となり、人工肛門の造設
の必要がなくなる極めて有用な考案である。
第１図は本考案の消化管吻合用器具の斜面図で
ある。第２図は本考案の消化管吻合用器具を使用
する説明図である。 １……本体、２……貫通孔、３……嵌入溝、４
……直腸、５……肛門、６，７……直腸切断部、
８……消化管吻合器、９……消化管吻合器中心
軸。
ある。第２図は本考案の消化管吻合用器具を使用
する説明図である。 １……本体、２……貫通孔、３……嵌入溝、４
……直腸、５……肛門、６，７……直腸切断部、
８……消化管吻合器、９……消化管吻合器中心
軸。
Claims (1)
- 弾性材料で円錐台形に形成された部材の中央部
に消化管吻合器の挿入管を支持する貫通孔、この
貫通孔に消化管吻合器中心軸を嵌入する嵌入溝を
有する器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11813688U JPH0428568Y2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11813688U JPH0428568Y2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0237607U JPH0237607U (ja) | 1990-03-13 |
| JPH0428568Y2 true JPH0428568Y2 (ja) | 1992-07-10 |
Family
ID=31362228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11813688U Expired JPH0428568Y2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0428568Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-07 JP JP11813688U patent/JPH0428568Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0237607U (ja) | 1990-03-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20040082850A1 (en) | Methods and apparatus for locating body vessels and occlusions in body vessels | |
| US6743243B1 (en) | Support device for endoscopic suturless anastomosis | |
| JP4205306B2 (ja) | 縫合することなく生物接着剤を使用して吻合する技術及びそのための装置 | |
| US8480694B2 (en) | Method and apparatus for anastomosis including an expandable anchor | |
| EP1469781B1 (en) | Apparatus for endoscopic colectomy | |
| JP5425266B2 (ja) | 磁石留置具 | |
| US20060079917A1 (en) | Non-circular compression anastomotic devices | |
| US5222964A (en) | Intraluminal stent | |
| CA2206275A1 (en) | Apparatus and method for performing colon/rectal surgery | |
| JPS6035149B2 (ja) | 切断される受けワッシャ | |
| US6562053B2 (en) | Curved mandrel for assisting vessel eversion | |
| Shahinian et al. | Experience with the EEA stapling device | |
| JPH0428568Y2 (ja) | ||
| JP2011206558A (ja) | 肛門若しくは直腸の診察及び手術のための肛門内視鏡 | |
| SU1629040A1 (ru) | Способ двухэтапной резекции левой половины толстой кишки | |
| Steichen et al. | The modified Duhamel operation for Hirschsprung's disease performed entirely with mechanical sutures | |
| Xiu et al. | A new technique to anastomose vessels with great discrepancy in diameter | |
| RU2391053C1 (ru) | Способ хирургического лечения посттравматических стриктур уретры | |
| RU2253382C1 (ru) | Способ антеградной биполярной папиллосфинктеротомии | |
| Fortunoff et al. | End-to-end ureteral anastomosis using a stapling apparatus | |
| JPH0938119A (ja) | 生体吸収性連結管 | |
| CN113616257B (zh) | 一种痔上黏膜悬吊及肛周血流减积术用辅助设备及其应用 | |
| RU2410042C2 (ru) | Способ формирования инвагинационного мочеточниково-пузырного анастомоза | |
| RU2110956C1 (ru) | Способ холедоходуоденостомии | |
| Donovan et al. | Construction of the intestinal stoma with an intraluminal stapling device |