JPH0428524B2 - - Google Patents
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- JPH0428524B2 JPH0428524B2 JP62080541A JP8054187A JPH0428524B2 JP H0428524 B2 JPH0428524 B2 JP H0428524B2 JP 62080541 A JP62080541 A JP 62080541A JP 8054187 A JP8054187 A JP 8054187A JP H0428524 B2 JPH0428524 B2 JP H0428524B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic foam
- panel
- foaming
- mesh
- voids
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明はプラスチツクフオームサンドイツチパ
ネルの製造方法の改良に関する。
ネルの製造方法の改良に関する。
（従来技術とその問題点）
従来、第３図に示すように、上下一対のパネル
Ｐ，Ｐ間にプラスチツクフオームＦ散布して発泡
充填し、サンドイツチパネルＳを製造している
が、第５図に示すようにプラスチツクフオームＦ
にはフオーム流れによる面材界面と空気巻き込み
によるボイド、密度分布の違いによるシヤーラ
インボイドおよび撹拌ムラによるフオーム内部
ボイドが発生する。特に、第４図に示すよう
に、プラスチツクフオームＦは一方から他方に向
けて充填発泡させる際、泡の立ち上がりが早い場
合、第６図に示すように、プラスチツクフオーム
Ｆと面材Ｐとの界面は、一端から500〜1000mmま
では正常ではあるものの、それ以上になると、形
状がまちまちなすじ状のボイドが発生して面材Ｐ
とプラスチツクフオームＦとの接着強度に影響を
与え、反応が進行すると、すじ状のボイドが繋が
りあつてより大きなボイドとなり、面材の凹みま
たは膨れの原因となると言う問題がある。
Ｐ，Ｐ間にプラスチツクフオームＦ散布して発泡
充填し、サンドイツチパネルＳを製造している
が、第５図に示すようにプラスチツクフオームＦ
にはフオーム流れによる面材界面と空気巻き込み
によるボイド、密度分布の違いによるシヤーラ
インボイドおよび撹拌ムラによるフオーム内部
ボイドが発生する。特に、第４図に示すよう
に、プラスチツクフオームＦは一方から他方に向
けて充填発泡させる際、泡の立ち上がりが早い場
合、第６図に示すように、プラスチツクフオーム
Ｆと面材Ｐとの界面は、一端から500〜1000mmま
では正常ではあるものの、それ以上になると、形
状がまちまちなすじ状のボイドが発生して面材Ｐ
とプラスチツクフオームＦとの接着強度に影響を
与え、反応が進行すると、すじ状のボイドが繋が
りあつてより大きなボイドとなり、面材の凹みま
たは膨れの原因となると言う問題がある。
（発明の目的）
本発明は、上下一対のパネル面材間にプラスチ
ツクフオームを充填発泡させてサンドイツチパネ
ルを製造するにあたり、プラスチツクフオームと
面材との接着強度に影響を与え、面材の凹みおよ
び膨れの原因となるボイドの発生のないサンドイ
ツチパネルを提供することを目的とする。
ツクフオームを充填発泡させてサンドイツチパネ
ルを製造するにあたり、プラスチツクフオームと
面材との接着強度に影響を与え、面材の凹みおよ
び膨れの原因となるボイドの発生のないサンドイ
ツチパネルを提供することを目的とする。
（目的を達成するための手段）
本発明は、発泡初期は面材とプラスチツクフオ
ームとの界面が正常に保たれるのに発泡の進行と
ともにかかる界面状態が悪化する原因を検討の結
果、発泡圧とタツクフリータイム等との関係から
正常な気泡がシヤーラインボイドの影響によつ
て合体成長して長形に変形し、ついには気泡の表
皮が切れるところが生じるためであり、かかる気
泡の合体成長によるボイドの発生を避けるために
は、気泡を面材とプラスチツクフオームとの界面
の随所において捕捉して成長を阻止するのが最適
であることとを見出して完成したもので、 「上下一対のパネルに囲まれた空間にプラスチ
ツクフオームを充填発泡させて上下一対のパネル
とプラスチツクフオームとを合体接合してなるサ
ンドイツチパネルを製造するにあたり、 サンドイツチパネルの上下パネル面とプラスチ
ツクフオーム間に約５〜30mm角メツシユの網目シ
ートを介在させ、充填発泡時に各網目を介してプ
ラスチツクフオームをパネル面に接触させる一
方、プラスチツクフオームとパネル面材との界面
に介在する気泡を各網目領域に捕捉させ、合体成
長を阻止しつつプラスチツクフオームの充填発泡
を完了させる」ことを要旨とするサンドイツチパ
ネルの製造方法にある。
ームとの界面が正常に保たれるのに発泡の進行と
ともにかかる界面状態が悪化する原因を検討の結
果、発泡圧とタツクフリータイム等との関係から
正常な気泡がシヤーラインボイドの影響によつ
て合体成長して長形に変形し、ついには気泡の表
皮が切れるところが生じるためであり、かかる気
泡の合体成長によるボイドの発生を避けるために
は、気泡を面材とプラスチツクフオームとの界面
の随所において捕捉して成長を阻止するのが最適
であることとを見出して完成したもので、 「上下一対のパネルに囲まれた空間にプラスチ
ツクフオームを充填発泡させて上下一対のパネル
とプラスチツクフオームとを合体接合してなるサ
ンドイツチパネルを製造するにあたり、 サンドイツチパネルの上下パネル面とプラスチ
ツクフオーム間に約５〜30mm角メツシユの網目シ
ートを介在させ、充填発泡時に各網目を介してプ
ラスチツクフオームをパネル面に接触させる一
方、プラスチツクフオームとパネル面材との界面
に介在する気泡を各網目領域に捕捉させ、合体成
長を阻止しつつプラスチツクフオームの充填発泡
を完了させる」ことを要旨とするサンドイツチパ
ネルの製造方法にある。
本発明は、ポリウレタンフオームを含め、広く
種々のプラスチツクフオームを利用してサンドイ
ツチパネルを製造する場合に適用可能である。
種々のプラスチツクフオームを利用してサンドイ
ツチパネルを製造する場合に適用可能である。
本発明において、網目シートＳは第１図に示す
ように、サンドイツチパネルの上下パネル面Ｐ，
ＰとプラスチツクフオームＦ間に介在させる。か
かる網目シートは、プラスチツクフオームとパネ
ル面材との界面に発生する気泡を捕捉するに有効
なメツシユ寸法に調節する必要があり、発生する
界面気泡寸法を考慮して決定される。概ね５〜30
mmメツシユ程度が最適である。５mm未満ではプラ
スチツクフオームとパネル面との接触比率が少な
くなり、合体強度が低下する。他方、30mmを超え
ると、気泡が合体成長率が増大して接着強度を害
し、パネル面材の凹みや膨れの原因となるからで
ある。
ように、サンドイツチパネルの上下パネル面Ｐ，
ＰとプラスチツクフオームＦ間に介在させる。か
かる網目シートは、プラスチツクフオームとパネ
ル面材との界面に発生する気泡を捕捉するに有効
なメツシユ寸法に調節する必要があり、発生する
界面気泡寸法を考慮して決定される。概ね５〜30
mmメツシユ程度が最適である。５mm未満ではプラ
スチツクフオームとパネル面との接触比率が少な
くなり、合体強度が低下する。他方、30mmを超え
ると、気泡が合体成長率が増大して接着強度を害
し、パネル面材の凹みや膨れの原因となるからで
ある。
網目を形成する材料は気泡を表面張力により付
着させたり、発泡圧のかかつたガスが逃げ込める
ように撚り糸形態にするのが望ましく、0.1〜0.5
mm程度のグラス繊維合わせ糸（グラスクロス）を
用いると強度補強の機能をも発揮するので好まし
い。
着させたり、発泡圧のかかつたガスが逃げ込める
ように撚り糸形態にするのが望ましく、0.1〜0.5
mm程度のグラス繊維合わせ糸（グラスクロス）を
用いると強度補強の機能をも発揮するので好まし
い。
（発明の作用効果）
このようにしてサンドイツチパネルを製造する
と、従来のようにプラスチツクフオームとパネル
面との接触を十分に図りつつ、充填発泡時にプラ
スチツクフオームとパネル面材との界面に介在す
る気泡は第２図に示すように、各網目領域に捕捉
され、合体成長をおこさないので、プラスチツク
フオームと面材との接着強度に影響を与えたり、
面材の凹みおよび膨れの原因となるボイドの発生
のないプラスチツクフオームを製造することがで
きる。
と、従来のようにプラスチツクフオームとパネル
面との接触を十分に図りつつ、充填発泡時にプラ
スチツクフオームとパネル面材との界面に介在す
る気泡は第２図に示すように、各網目領域に捕捉
され、合体成長をおこさないので、プラスチツク
フオームと面材との接着強度に影響を与えたり、
面材の凹みおよび膨れの原因となるボイドの発生
のないプラスチツクフオームを製造することがで
きる。
（実施例）
900mm巾、0.5mm厚のカラー鉄板を上下面材とし
て用い、ポリウレタンフオーム（商品名ソフラン
−Ｒ）上記面材間に発泡充填するにあたり、ポリ
ウレタンフオームと面材間に10mm角メツシユのグ
ラスクロス材を介在させた場合と、介在させない
場合のボイド発生について試験した。
て用い、ポリウレタンフオーム（商品名ソフラン
−Ｒ）上記面材間に発泡充填するにあたり、ポリ
ウレタンフオームと面材間に10mm角メツシユのグ
ラスクロス材を介在させた場合と、介在させない
場合のボイド発生について試験した。
その結果、グラスクロス材を介在させた本発明
の場合は面材の凹みおよび膨れの原因となるボイ
ド（30mmφ以上）の発生は見られなかつたのに対
し、グラスクロス材を介在させない従来例の場合
は上記寸法のボイドは１〜10個／m2見られ、しか
も60mmφにも及ぶ合体成長したボイドができる場
合も見られた。
の場合は面材の凹みおよび膨れの原因となるボイ
ド（30mmφ以上）の発生は見られなかつたのに対
し、グラスクロス材を介在させない従来例の場合
は上記寸法のボイドは１〜10個／m2見られ、しか
も60mmφにも及ぶ合体成長したボイドができる場
合も見られた。
かかる結果より、本発明のように面材とプラス
チツクフオームとの間に網目シートを介在させる
と、面材の凹みおよび膨れの生じないサンドイツ
チパネルを製造することができることがわかる。
チツクフオームとの間に網目シートを介在させる
と、面材の凹みおよび膨れの生じないサンドイツ
チパネルを製造することができることがわかる。
第１図は本発明によつて製造されるサンドイツ
チパネルの断面図、第２図はプラスチツクフオー
ムと面材の界面において気泡が捕捉される状態の
説明図、第３図は従来のサンドイツチパネルの製
造例を示す断面図、第４図はプラスチツクフオー
ムの発泡状態を示す断面図、第５図はサンドイツ
チパネル内のボイド発生状態を示す断面説明図、
第６図はサンドイツチパネルにおける面材とプラ
スチツクフオームの界面におけるボイドの発生状
態を示す平面説明図である。 Ｐ…パネル面材、Ｆ…プラスチツクフオーム、
Ｓ…網目シート。
チパネルの断面図、第２図はプラスチツクフオー
ムと面材の界面において気泡が捕捉される状態の
説明図、第３図は従来のサンドイツチパネルの製
造例を示す断面図、第４図はプラスチツクフオー
ムの発泡状態を示す断面図、第５図はサンドイツ
チパネル内のボイド発生状態を示す断面説明図、
第６図はサンドイツチパネルにおける面材とプラ
スチツクフオームの界面におけるボイドの発生状
態を示す平面説明図である。 Ｐ…パネル面材、Ｆ…プラスチツクフオーム、
Ｓ…網目シート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 上下一対のパネルに囲まれた空間にプラスチ
ツクフオームを充填発泡させて上下一対のパネル
とプラスチツクフオームとを合体接合してなるサ
ンドイツチパネルを製造するにあたり、 サンドイツチパネルの上下パネル面とプラスチ
ツクフオーム間に約５〜30mm角メツシユの網目シ
ートを介在させ、充填発泡時に各網目を介してプ
ラスチツクフオームをパネル面に接触させる一
方、プラスチツクフオームとパネル面材との界面
に介在する気泡を各網目領域に捕捉させ、合体成
長を阻止しつつプラスチツクフオームの充填発泡
を完了させることを特徴とするサンドイツチパネ
ルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62080541A JPS63246212A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | プラスチツクフオ−ムサンドイツチパネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62080541A JPS63246212A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | プラスチツクフオ−ムサンドイツチパネルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63246212A JPS63246212A (ja) | 1988-10-13 |
| JPH0428524B2 true JPH0428524B2 (ja) | 1992-05-14 |
Family
ID=13721211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62080541A Granted JPS63246212A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | プラスチツクフオ−ムサンドイツチパネルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63246212A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3838323B2 (ja) * | 1999-11-29 | 2006-10-25 | トヨタ自動車株式会社 | 高倍率発泡充填シール材 |
| CA2690881C (en) * | 2007-06-14 | 2015-10-06 | National Gypsum Properties, Llc | Improved gypsum wallboard and method of making same |
| JP2009073042A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Honda Motor Co Ltd | 積層樹脂成形体とその製造方法及びその装置 |
| US9889579B2 (en) | 2014-09-03 | 2018-02-13 | National Gypsum Properties, Llc | Gypsum wallboard and method of making same |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP62080541A patent/JPS63246212A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63246212A (ja) | 1988-10-13 |
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Legal Events
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