JPH0428456A

JPH0428456A - 引上げ連続鋳造用冷却鋳型

Info

Publication number: JPH0428456A
Application number: JP12943690A
Authority: JP
Inventors: Masao Furuta; 古田　正夫; Teruo Yoshimoto; 葭本　輝夫
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1990-05-18
Filing date: 1990-05-18
Publication date: 1992-01-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、引上げ連続鋳造用冷却鋳型に関するものであ
る。

（従来の技術）引上げ連続鋳造に使用する冷却鋳型は、第２図に示す如
く、筒状モールド（３）を環状の冷却ジャケット（４）
にて包囲し、該ジャケット（４）の外周を耐火物層（５
）で保護すると共に、モールド（３）に耐熱性に優れた
筒状スリーブ（２）を嵌合しており、該スリーブ（２）
の内面が、製造すべき管体の外径に対応する型孔を構成
している。

上記冷却鋳型を、上部は場面から臨出させ、下部を溶湯
（７）中に浸けてスリーブ（２）内に溶湯（７）を浸入
させる。

スリーブ（２）を包囲する冷却ジャケット（４）内の冷
却水によって、溶湯（７）を型孔に沿って冷却凝固させ
つつ、凝固層（８１）をピンチローラ等による引上げ装
置（６）にて逐次引上げて、管体（８）を連続鋳造する
ものである。

（発明が解決しようとする課題）均質な鋳造管体を形成するには、溶湯の清浄度を高める
必要があり、このため第３図に示す如く、溶解炉（９）
で溶解した溶湯を一旦貯蔵槽（９１）に溜め、該貯蔵槽
（９１）からフィルター（１）で濾過した清浄溶湯を作
業槽（９２）に供給し、該作業槽にて前記連続鋳造を行
なっている。

上記の場合、貯蔵槽（９１）と作業槽（９２）の２つの
槽が必要となって装置が大形化するばかりではなく、容
積をヒータ（図示せず）にて加熱しなければならず、コ
スト高を招来する問題がある。

本発明は、冷却鋳型自体に溶湯用フィルターを配備する
ことにＪす、前記問題を解決できると共に、肉厚の均一
度の高い管体を鋳造できる冷却鋳型を明らかにするもの
である。

（課題を解決する手段）本発明は、引トげ連続鋳造用冷却鋳型のスリーブ（２）
の下端位置に対応して溶湯用フィルター（１）を配備し
たものである。

（作用及び効果）冷却鋳型を、上部は湯面から臨出させ、下部を溶湯（７
）中に浸ける。

フィルター（１）を通じてスリーブ（２）の下端からス
リーブ（２）内に濾過された溶湯が流入する。

従って、従来の様に一旦溶湯槽に溜めた溶湯を濾過して
作業槽に供給せずとも、作業槽に直接に溶解炉から溶湯
を供給することができ、即ぢ、従来の貯蔵槽を省略して
、装置は小型化され、コストを低減できる。

溶湯（７）をスリーブ（２）の型孔に沿って冷却凝固さ
せ９つ、凝固層（８１）を逐次引上げるこ表ｉ−よって
管体（８）を連続鋳造できる。

管体（８）は濾過された清浄な溶湯が凝固したものであ
るから、均質度が高い。

又、スリーブ（２）に内に流入する溶湯は１、フィルタ
ー（１）によって湯流れが真上に向かう様に強制される
。これによって、湯流れが偏よった時に生じる管体の偏
肉は防止され、肉厚の均一度の高い管体を鋳造できる。

（実施例）第１図は本発明の冷却鋳型を示１７でおり、該冷却鋳型
は、銅製の筒状モールド（３）を環状の冷却ジャケット
（４）で包囲し５、該ジャケットの外周及び底面を耐火
物層（５）で保護している。

冷却ジャケラ１−（４）内部には冷却水が充満する氷室
（４１）が形成される。

モールド（３）の内面には、筒状スリーブ（２）が緊密
に嵌合される。

該スリーブ（２）は、黒鉛、窒化ホウ素等の耐熱性材料
にて形成され、上端にフランジが突設され、下端にフィ
ルター（１）が装着されている。

フィルター（１）は、従来より鋳鋼用溶湯の濾過に使用
しているものと同様のものであって、ジルコニア系の材
料にて多孔質体に形成されている。

然（２て、冷却鋳型を、上部は湯面から臨出させ、下部
を溶湯（７）中に浸ける。

フィルター（１）を通じてスリーブ（２）の下端から、
スリーブ（２）内に濾過された溶湯が流入する。

従って、従来の様に一旦溶湯槽に溜めた溶湯を濾過して
作業槽に供給せずとも、作業槽に直接に溶解炉から溶湯
を供給することができ、即ち、従来の貯蔵槽を省略でき
、装置の小型化及びコストの低減を画ることかできる。

溶湯（７）をスリーブ（２）の型孔に沿って冷却凝固さ
せつつ、凝固層（８１）を逐次引上げることによって管
体（８）を形成できる。

又、スリーブ（２）内に流入する溶湯は、フィルター（
１）によって湯流れが真上に向かう様に強制される。こ
れによって、湯流れが偏よってた時に生じる造管の偏肉
を防止でき、肉厚の均一度の高い管体を鋳造できる。

本発明は上記実施例の構成に限定されることはなく、特
許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は冷却鋳型の一例を示す断面図、第２図は従来例
の冷却鋳型の断面図、第３図は従来例のラインの説明図
である。（１）・・・フィルター　　（２）・・・スリーブ（３
）・・・モールド

Claims

【特許請求の範囲】〔１〕筒状のモールド（３）を冷却ジャケット（４）に
て包囲すると共に該ジャケット（４）を耐火物層（５）
で保護し、モールド（３）の内面に耐熱性のスリーブ（
２）を嵌合して構成した引上げ連続鋳造用冷却鋳型に於
て、スリーブ（２）の下端位置に対応して溶湯用フィル
ター（１）を配備した引上げ連続鋳造用鋳型。