JPH04281760A - 低カロリー脂肪代用品としてのエステル化ポリオキシアルキレンブロック共重合体 - Google Patents

低カロリー脂肪代用品としてのエステル化ポリオキシアルキレンブロック共重合体

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JPH04281760A
JPH04281760A JP3293799A JP29379991A JPH04281760A JP H04281760 A JPH04281760 A JP H04281760A JP 3293799 A JP3293799 A JP 3293799A JP 29379991 A JP29379991 A JP 29379991A JP H04281760 A JPH04281760 A JP H04281760A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食物組成物において脂肪
模擬品として有用なエステル化ポリオキシアルキレンブ
ロック共重合体に関する。そのエステル化ポリオキシア
ルキレンブロック共重合体は天然に存在する食用油およ
び脂肪に似ている良好感覚受容特性および物理的性質を
有するがしかし実質的に非消化性であり、したがって組
成物の期待される口内感触および稠度を変えることなし
に食物組成物の有効カロリー含有量を減少させるのに適
している。本発明の脂肪模擬品はさらに他のタイプの非
消化性または非吸収性脂肪代用品が高い規定食水準で導
入された場合にときどき生ずる可能性がある肛門漏れの
問題を減少させる利点を有する。
【0002】
【発明の背景】高脂肪食の有害な健康へのかかりあい、
主として心臓発作、動脈硬化症および肥満症に関する最
近数年間に累積する医療上の徴候は消費者に彼等の食事
について極端に関心を寄せるようにさせて来た。米国民
成人女性の70〜80%は一年に少なくとも1回は体重
を減少させる規定食に従っていると予想される。男性は
また彼等の体重およびコレステロール水準について心配
になっている。
【0003】通常の肥満症は一般的市民において現在最
も広く罹患している代謝の問題の一つである。脂肪およ
び油はバランスのとれた栄養のために必要である。しか
しながら平均した消費者は適当な栄養のために必要とさ
れるより多くを簡単に消費している。代表的な西欧の食
事において脂質は全体のカロリーの約40%を占めてい
ると予想される。脂肪は肉類、スプレッド類、サラダ類
において、そしてナッツやアボカード油のような天然品
において直接に消費される。脂肪および油はまた焼き料
理および揚げ料理中食品中に吸収または取り入れられる
結果として消費される。即席食品の消費の急激な増大は
即席食品が脂肪および油を使用する揚げ調理にかなりた
よっているので食脂肪の量における増大の主要な原因と
なっている。さらに、スナック食品産業はポテトチップ
、コーンチップおよび他のスナック類の製造において多
量の脂肪および油を使用している。
【0004】実質的に非消化性であるかまたは減少した
カロリー値を有する脂肪代用品または脂肪模擬品につい
ての大きな潜在的市場があることが明らかである。食事
中の脂肪を非カロリー脂肪代用品と置き代えるとグラム
あたりのグラムで、サッカリンまたはアスパルテームの
ような代用品を用いて炭水化物含有量を減少させるより
も2倍以上も有効であるので食事における脂肪を非カロ
リー代用品と置き替えると砂糖および炭水化物をサッカ
リンやアスパルテームで置き替えより、一層有効なカロ
リー摂取を減少させる方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】食事から脂肪を排除
することにおける困難性の一つは脂肪および油が食品に
おいて完全に行きわたっている事実である。一部分、こ
れは、脂肪類が食品の感覚受容的に意にかなうことにお
いて重要な役割を演じているからである。一般的に云っ
て従来のトリグリセリドより少ないカロリーを提供する
脂肪代用品が非消化性でなければならない、即ち消化管
において加水分解してはならない。さらに,それは腸壁
を通過して直接吸収されるべきでない。或るタイプの脂
肪代用品は非消化性であるかもしれないがそれらが腸壁
を通過して吸収されるのを防ぐのに十分な高い分子量の
ものではない。親油性分子の非吸収性の分子量閾値は約
600であると思われる。
【0006】さらに、脂肪代用品は食摂取の高い水準で
それ自体非毒性でなければならない。それは毒性残留物
または不純物を含有してはならない。脂肪代用品が消化
管において部分的に加水分解される可能性がある程度に
まで、すべての加水分解生成物は非毒性であるかそして
(または)代謝可能でなければならない。もし、代謝可
能であるならばそれらは非常に低いカロリー値を有すべ
くである。一般に、脂肪代用品はなんらの重大な生理的
副作用があってはならない。
【0007】脂肪代用品は良好な感覚受容性質の口感触
をまた有しなければならなくそして食物組成物の味が意
にかなわないように変化してはならない。さらに、脂肪
代用品は食物組成物において使用するために適当な物理
的性質を有しなければならない。例えばそれらは、それ
らがオイルとしてかまたはショートニング代用品として
用いられるかに依存して液体か固体であるべきでありそ
して調理のために用いられる場合、熱的に安定でなけれ
ばならない。
【0008】今日まで開発された或る種の非消化性また
は非吸収性脂肪代用品の目立った欠点は、食事において
比較的高い水準で摂取されたときにそのような代用品が
望ましくない緩下剤作用を促進させる傾向があることで
ある。これらの脂肪代用品は胃腸管により変化されない
かまたは胃腸管から取り除かれないので、それらは油状
物理的状態のままでありそしてしたがってそれらの潤滑
性および食事の水性成分との一般的な不混和性に起因し
て肛門漏れを促進しそして腸通過時間を短かくする傾向
がある。この問題が、脂肪代用品と組み合わせて「肛門
漏れ防止剤」を用いることにより過去において指示され
ていた。そのような肛門漏れ防止剤(例えば、シリカ、
セルローズ繊維)はしかしながら、食物組成物の口あた
りおよび感覚受容的性質を望ましくないように変えた。
【0009】したがって食物組成物に配合されたときに
トリグリセリド油の性質を有するがしかし摂取された際
より少ない「油状」物理的状態に変化させそして肛門漏
れ防止剤と一緒に使用される必要がない改良された低カ
ロリー食用油代用品が必要とされることが明らかである
。これらの特性を有する脂肪代用品は現在知られている
多くの模擬品より多くの消費者の支持を恐らく受けるだ
ろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】
【発明の概要】
【0012】本発明は次の構造式・化17
【化17】 (式中、Aは少なくとも1個の活性水素を有する活性水
素含有開始剤から誘導された開始剤部分であり、IBは
2.5より小さい炭素/酸素モル比を有する親水性ポリ
オキシアルキレン内部ブロックであり、OBは摂取の際
加水分解に実質的に抵抗性である化18
【化18】 へのエステル結合を有しそして2.5より大きい炭素/
酸素モル比を有する親油性ポリオキシアルキレン外部ブ
ロックであり、RはC7 −C23炭化水素基でありそ
して、zは活性水素含有開始剤上の活性水素の数に相当
する)を有する脂肪模擬体化合物を提供する。
【0013】本発明はまた食用油成分が、従来のトリグ
リセリド脂質を含有する食物組成物に比較して食物組成
物のカロリー含有量を減少させるのに有効な量の、上記
構造式のエステル化ポリオキシアルキレンブロック共重
合体を含むことを特徴とする、減少した有効カロリーの
食用油成分を有する食物組成物を提供する。
【0014】本発明のエステル化ポリオキシアルキレン
ブロック共重合体は食摂取際に実質的に非消化性、非吸
収性、および非毒性でありそして従来の食用脂質に類似
の物理的および官能的性質を示す。本脂肪擬似品は熱的
に安定でありそしてしたがって揚げ料理および調理のよ
うな適用において高温で使用するのに適している。最も
重要なことには、本発明の脂肪代用品は小量の水と混合
した際予想外に粘度が非常に増大することが見い出され
た。消化の際、そして唾液や消化液と接触した際、本エ
ステル化ポリオキシアルキレンブロック共重合体は増粘
化するかまたはゲル化する傾向にある。食物組成物の他
の成分との均密な混合または合体が生じ、それにより脂
肪擬似品の分離を減少させるかまたは防止する。これら
の特有な性質の故に、本発明の脂肪擬似品が使用される
とき、肛門漏れ問題が最少にされそして腸通過時間が重
大に影響されない。したがって、食物組成物への肛門漏
れ防止剤の添加が必要ない。
【0015】
【発明の詳細な記載】本発明のエステル化ポリオキシア
ルキレンブロック共重合体は、四つのタイプの共有結合
された部分、即ち(1)開始剤部分A、(2)親水性ポ
リオキシアルキレン内部ブロックIB、(3)親油性ポ
リオキシアルキレン外部ブロックOBおよび(4)アシ
ル基・化19
【化19】 から構成されている。
【0016】親水性ポリオキシアルキレン内部ブロック
と親油性ポリオキシアルキレン外部ブロックとの両方の
存在は本発明の脂肪模擬品の所望の性能特性にとって重
要である。理論にとらわれることを望まないならば、内
部ブロックは脂肪模擬品を水と混合する際に観察される
粘度増大を促進するのを明らかに助ける。親水性内部ブ
ロックを欠いている類似のエステル化ポリオキシアルキ
レン重合体は粘度における同様な増大を示さない。親油
性外部ブロックの存在はそれが本エステル化ポリオキシ
アルキレンブロック共重合体を、親水性内部ブロックの
み含有する類似の物質よりも性質において一層油状にす
るので同様に必須である。親油性外部ブロックを含有し
ないエステル化ポリオキシエチレン重合体は第一級エス
テル結合の高い割合に起因して食摂取の際酵素加水分解
に非常に影響を受け安い。したがって、そのような物質
はずっとさらに容易に消化されそして本発明の脂肪模擬
品より非常に高い程度で有効カロリーが存在するだろう
【0017】開始剤部分Aは少なくとも1個の活性水素
基を有する活性水素含有開始剤から誘導される。好まし
くは、活性水素基の数は1〜8個(そして最も好ましく
は2または3)でありそして活性水素含有開始剤はアル
コールである。しかしながら、第一級アミンまたは第二
級アミンのような他のタイプの活性水素含有開始剤はま
た使用するのに適している。適当なアルコール開始剤は
、例えば、モノオール類、ジオール類、トリオール類、
テトロール類、糖類、および糖アルコール類である。好
ましいモノオール類の例はメタノール、エタノール、n
−プロパノール、2−プロパノール、およびC4 −C
24直鎖または分枝鎖脂肪族アルコールならびにフェノ
ールおよびクレゾールのような置換フェノールのような
脂肪族および芳香族アルコール類を包含する。適当なジ
オール類は、エチレングリコールおよびプロピレングリ
コールのような1,2−グリコールならびに1,3−プ
ロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、ジエチレングリコール、トリプロピレングリ
コール、2,4−ペンタンジオール、ピナコール等のよ
うなジヒドロキシ化合物を包含する(がしかしそれらに
限定されない)2つのヒドロキシル基を有する化合物で
ある。好ましいトリオール類(3つのヒドロキシル基を
有する化合物)の特定の例はグリセリン、トリメチロー
ルプロパン、トリヒドロキシブタン、トリヒドロキシペ
ンタン、トリヒドロキシヘキサン、およびそれらの混合
物を包含する(がしかしそれらに限定されない)。ペン
タエリトリトールおよびエリトリトールが適当なテトロ
ール開始剤の例である。適当な糖類は例えばグルコース
、フルクトース、マンノース、ガラクトース、アラビノ
ース、キシロース、ソルボース、スクロース等を包含す
る。一般式HOCH2 (CHOH2 )nCH2 O
H(ただしn=2〜6)に相当する糖アルコールがまた
適当である。好ましい開始剤はグリセリンである。
【0018】別法として、少なくとも1個の活性水素が
存在するとの条件で、開始剤として脂肪族または芳香族
アミンが使用されていてもよい。適当なアミン類は本明
細書中に記載されたアルコール開始剤のアミノ類似体を
包含する。エチレンジアミンのような脂肪族ジアミンが
特に好ましい。アルコール開始剤とアミン開始剤との混
合物が所望ならば使用されてもよい。別法として、開始
剤はアミノ基とヒドロキシ基との両方を含有してもよい
。オリゴ糖類、多糖類、ポリビニルアルコール、部分加
水分解ポリビニルアセテート、ポリグリセロール、セル
ロース等のような重合体活性水素含有開始剤はまた使用
するのに適している。
【0019】親水性ポリオキシアルキレン内部ブロック
IBは水に対する親和性を有するアルキレンオキシド繰
り返し単位のセグメントである。即ち、その内部ブロッ
クはそれらが本エステル化ポリオキシアルキレンブロッ
ク共重合体の他の成分セグメントから万一分離されたな
らば水への高い溶解性を有するだろう。この理由の故に
、内部ブロックにおける炭素/酸素モル比は2.5より
小さくなければならない。内部ブロックはエチレンオキ
シドから由来するオキシエチレン繰り返し単位からなる
のが好ましいがしかし他のタイプのオキシアルキレン繰
り返し単位を含有してもよい。好ましくは、オキシアル
キレン繰り返し単位の75モル%より少なくない単位は
オキシエチレン繰り返し単位である。一般に、多数の炭
素原子を有するエポキシドは内部ブロックの所望の親水
性特性を減少させる傾向があるので、他のオキシアルキ
レン繰り返し単位は4個より多くない炭素原子を含有す
るエポキシドから誘導されるのが好ましい。したがって
、プロピレンオキシド、1,2−ブテンオキシド、2,
3−ブテンオキシドおよびイソブテンオキシドのような
エポキシドは共単量体エポキシドとして使用するのに最
も好ましい。好ましくはエチレンオキシド繰り返し単位
と共単量体エポキシド繰り返し単位とは内部ブロックの
構造中にランダムに配置されている。しかしながら、内
部ブロック内に下位のブロックを有することがまた可能
である。例えば、全体の内部ブロックの最低の親水性要
件を満足するという条件で、内部ブロックはエチレンオ
キシドの下位ブロックおよび他のエポキシドの下位ブロ
ックを含有してもよい。内部ブロックの当量は平均約8
8〜1540が好ましい。もし内部ブロックがオキシエ
チレン繰り返し単位からなるならば、内部ブロックセグ
メントあたりのそのような繰り返し単位の数は平均約2
〜35であるのが好ましい。
【0020】親油性ポリオキシアルキレン外部ブロック
OBは水に対して内部ブロックより低い親和性を有する
重合体化アルキレンオキシド繰り返し単位のセグメント
である。即ち、外部ブロックはそれが本エステル化ポリ
オキシアルキレンブロック共重合体の他の成分部分から
万一分離されたならば、内部ブロックより水中に低い溶
解度を有しそして内部ブロックより炭化水素溶媒中に高
い溶解度を有するだろう。外部ブロックは3個またはそ
れ以上の炭素原子を有するエポキシドから由来するオキ
シアルキレン繰り返し単位からなるのが好ましい。適当
な親油性特性を維持するために外部ブロックにおける炭
素/酸素モル比は2.5より大きくなければならない。 好ましくは約25モル%より多くないオキシエチレン繰
り返し単位を含有し、好ましくはオキシエチレン繰り返
し単位は外部ブロック内にランダムに分散されている。 しかしながらまた外部ブロック内に下位ブロックを有す
ることが可能である。例えば、外部ブロックはプロピレ
ンオキシドの下位ブロックおよび1,2ブテンオキシド
または他のエポキシドの下位ブロックを有してもよい。 外部ブロックのための最低の新油性要件をいぜんとして
満足させなければならない。新油性ポリオキシアルキレ
ン外部ブロックは1種またはそれ以上のC3 −C10
エポキシドから由来するのが好ましい。この目的のため
にプロピレンオキシドが最も好ましいエポキシドである
けれども、1,2−ブテンオキシド、2,3−ブテンオ
キシド、イソブテンオキシド、1,2−ペンテンオキシ
ド、1,2−ヘキセンオキシド、1,2−ヘプテンオキ
シド、1,2−オクテンオキシド、フェニルグリシジル
エーテル、シクロヘキセンオキシド、シクロペンテンオ
キシド、メチルグリシジルエーテル、スチレンオキシド
、アリルグリシジルエーテルおよびエチルグリシジルエ
ーテルのような他のエポキシド類、ならびにこれらのエ
ポキシドの混合物がまた使用されることができる。本発
明の好ましい態様において、外部ブロックは少なくとも
約75モルパーセントのオキシプロピレン繰り返し単位
からなる。外部ブロックの当量は約110〜2030が
好ましい。もし外部ブロックがオキシプロピレン繰り返
し単位からなるならば外部ブロックセグメントあたりの
そのような繰り返しの数は平均して約2〜35であるの
が好ましい。
【0021】本エステル化ポリオキシアルキレンブロッ
ク共重合体におけるアシル基・化20
【化20】 はC7 −C23炭化水素部分(さらに好ましくはC1
1−21炭化水素部分)であるR基を有する。好ましく
は、この部分は構造においてパラフィン系またはオレフ
ィン系である。最も好ましくはアシル基は脂肪酸から由
来する。 例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリス
チン酸、ミリストレイン酸、ステアリン酸、パルミチン
酸、パルミトレイン酸、リンシノレイン酸、リノール酸
、リノレイン酸、エレオステアリン酸、アルキジン酸、
ベヘン酸、エルカ酸、オレイン酸およびヘプタデカン酸
を包含する任意の公知の天然または合成脂肪酸が使用さ
れることができる。エステル化ポリオキシアルキレンブ
ロック共重合体の物理的性質は炭化水素基Rの長さおよ
び構造を変化させることにより所望に応じて変化させて
よい、即ち液体油、脂肪、グリースまたは固体ワックス
である生成物がしたがって得られることができる。 脂肪酸の鎖長はまた、消化管において化合物を非吸収性
にすることによる本エステル化ポリオキシアルキレンブ
ロック共重合体の非消化性にすることに寄与すると信じ
られる。脂肪酸は合成脂肪酸または天然に存在する脂肪
酸のいずれであってもよくそして飽和または不飽和のい
ずれであってもよい。例えば、ナタネ油はC22酸(R
=C21)のための良好な源を提供する。C16−C1
8脂肪酸(R=C15−17)はタロー、大豆油または
綿実油から得られることができる。より短い鎖の脂肪酸
はココナッツ、やし仁油、またはババス油により提供さ
れることができる。コーン油、魚オイルラード、オリー
ブ油、やし油、ピーナッツ油、べにばな種子油、ごま種
子油、ジョジョバ(jojoba)油、ひまわり種子油
は脂肪酸成分の源として役に立つことができる他の天然
油の例である。脂肪酸の中で、約14〜約22個の炭素
原子(R=C13−21)を有する脂肪酸が好ましくそ
してミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレ
イン酸、ベヘン酸およびリノール酸からなる郡から選ば
れるのが最も好ましい。脂肪酸成分のための好ましい源
は、これらの脂肪酸の高い含有量を有する天然の脂肪お
よび油、例えば、大豆油、ナタネ油、オリーブ油、綿実
油、コーンオイル、タローおよびラードである。
【0022】新油性ポリオキシアルキレン外部ブロック
とアシル基・化21
【化21】 との間のエステル結合は食摂取の際加水分解に対して実
質的に抵抗性であることが重要である。それによって本
エステル化ポリオキシアルキレンブロック共重合体は非
消化性となりそして食摂取の際加水分解または消化され
る従来のトリグリセリド油および脂肪の低カロリー代替
品として使用するのに適合するようになる。これに関し
て、「加水分解に対して実質的に抵抗性である」とはオ
リーブ油標準の値の約30%より小さい、豚膵リパーゼ
を用いるインビトロリパーゼ加水分解速度値を物質が有
することを意味する。その加水分解速度値はオリーブ油
値の約10%より小さいのが好ましい。インビトロリパ
ーゼ加水分解速度を測定するための実験的方法は米国特
許第4,861,613号に記載されている(この米国
特許の教示を参照することにより本明細書に組み入れる
)。
【0023】本エステル化ポリオキシアルキレンブロッ
ク共重合体を消化管内において加水分解に対して実質的
に抵抗性にするために,エステル基・化22
【化22】 に結合している炭素は平均して約85〜100%第2級
および(または)第3級であるべきである。云い換える
と、この炭素は平均して15%より多くは第一級であっ
てはならない。この重要な構造的特徴は、化23
【化2
3】 へのエステル結合を形成するまえに、主として第2級お
よび(または)第3級ヒドロキシル基を有する外部ブロ
ックの使用により達成されることができる。
【0024】本発明のエステル化ポリオキシアルキレン
ブロック共重合体は任意の適当な合成法を用いてつくら
れることができる。一つのそのような方法はまず、ジオ
ール、トリオール、テトロール、糖類、糖アルコールあ
るいは第一級アミンまたは第二級アミンのような出発活
性水素含有開始剤を、所望の当量数の第1エポキシド(
またはエポキシド類の混合物)でアルコキシ化して内部
ブロックを形成しそして次にこのようにして形成された
アルコキシ化中間体を所望の量の第2エポキシド(また
はエポキシド類の混合物)と反応させて外部ブロックを
形成することを包含する、化24
【化24】 中間体のヒドロキシ基は次に1種またはそれ以上の脂肪
酸または脂肪酸誘導体を用いてエステル化される。
【0025】アルコキシ化工程は、例えば水酸化カリウ
ム、ナトリウムメトキシド、水素化ナトリウム、ナトリ
ウム金属分散液等のようなアルカリ金属触媒を用いる塩
基による触媒作用条件下で行なわれるのが好ましい。こ
の方法は、アルコキシ化開始剤中間体のアルコキシド末
端基の新核性攻撃がエポキシドの少なくとも置換炭素で
起る向があるので、アルコキシ化開始剤中間体上に主と
して第二級または第三級ヒドロキシ末端基を形成する利
点を有する。例えばエポキシドとしてプロピレンオキシ
ドを用いるグリセリン開始剤の塩基触媒作用アルコキシ
化は約98%の第二級ヒドロキシ末端基およびほんの約
2%の第一級ヒドロキシル末端基を提供する(ギブソン
(Gibson)等、ジャーナルオブアプリードポリマ
ーサイエンス(J.Appl.Polymer  Sc
i.)14,1059(1070))。まえに述べたよ
うに、最終生成物中のエステル基に最終的に結合されて
いる炭素(アルコキシ化開始剤中間体の末端炭素に相当
)は脂肪模擬品を実質的に非消化性にするために平均し
て少なくとも約85パーセントが第二級または第三級で
あることが重要である。この理由のために、もし少量の
オキシエチレン繰り返し単位が外部ブロックにおいて所
望されるならば、エチレンオキシドの実質的に全てが他
のエポキシド(例えばプロピレンオキシド)のすべての
消費を完了するまえに反応されるような方法でエチレン
オキシドは導入されるべきである。
【0026】中間体アルコキシ化開始剤のエステル化は
このタイプの合成転換について知られている任意の適当
な方法を用いて達成されることができる。例えば脂肪酸
または脂肪酸の混合物をアルコキシ化ポリオールと反応
させてエステル化ポリオキシアルキレンブロック共重合
体と共生成物として水とを生成してもよい。触媒、好ま
しくは鉱酸(例えば硫酸)またはスルホン酸(例えばp
−トルエンスルホン酸)のような酸性触媒が反応を促進
するために用いられてもよい。別法として脂肪酸エステ
ル、化25
【化25】 または脂肪酸エステルの混合物をアルコキシ化ポリオー
ルと反応させるエステル交換反応が使用されてもよい。 好ましくは脂肪酸エステルはC1 −C6 アルコキシ
部分(例えばR′=CH3 )を含有する。共生成物と
して形成される低佛点アルコールは平衡反応を所望の方
向に完成させるためにエステル交換反応混合物から除去
されてもよい。なお他の方法において、アルコキシ化ポ
リオールを1種またはそれ以上の脂肪酸のハロゲン化誘
導体、化26
【化26】 (但しX=Cl、Br等)と反応させてもよい。第三級
アミンのような塩基は生成したHXを除くために加えら
れてもよい。
【0027】エステル化ポリオキシアルキレンブロック
共重合体をつくるために用いられる化学反応の種類によ
り、得られた生成物は一般に、或る範囲の分子量を有し
そして或る構造的異性体を含んでよい各化合物の混合物
であることが理解されるべきである。確かな所望の性質
を有する脂肪模擬品を得るためにアルコキシ化の異なる
度合、異なる官能性(zの種々の値)および(または)
異なるR置換基を有する個別的につくられたエステル化
ポリオキシアルキレンブロック共重合体を慎重にブレン
ドすることが有用である可能性がある。
【0028】本発明のエステル化ポリオキシアルキレン
ブロック共重合体の都合のよい製造方法は非イオン性界
面活性剤として使用するために市販されているタイプの
エチレンオキシド−プロピレンオキシドブロック共重合
体をエステル化することである。エチレンオキシドブロ
ックが重合体鎖の内部にありそしてプロピレンオキシド
ブロック(単数または複数)が分子の外部にあるという
条件で、任意のこれらのタイプのブロック共重合体が使
用するのに適している。BASFコーポレーションから
市販されている「プルロニック(Pluronic)R
」および「テトロニック(Tetronic)R」界面
活性剤はこのタイプの適当なブロック共重合体の例であ
る。一つの中心ポリオキシエチレンブロックおよび2つ
の末端ポリオキシプロピレンブロックを有する「プルロ
ニックR」系列の界面活性剤は全体として約10〜80
重量パーセントのエチレンオキシドおよび約20〜90
重量パーセントのプロピレンオキシドを含有している。 各々のポリオキシプロピレンブロックの当量は約550
〜1550の範囲にある。「テトロニックR」系列の界
面活性剤は活性水素含有開始剤としてエチレンジアミン
を使用しておりそしてしたがって4つのポリオキシエチ
レン内部ブロックおよび4つのポリオキシプロピレン外
部ブロックを有する。これらの界面活性剤は10〜80
重量パーセントのポリオキシエチレンおよび20〜90
重量パーセントのポリオキシプロピレンを含有する。各
々の外部ブロックの当量は約525〜1675である。
【0029】中間体アルコキシ化開始剤の組成は親水性
対親油性バランス(HLB)値が約1〜30であるよう
に選ばれるのが好ましい。HLB値を測定する方法は周
知でありそして例えばベッヒャー(Becher)等の
ジャーナルオブアメリカンオイルケミストソサイエティ
(J.Am.Oil  Chemists  Soc.
)41,169(1964)に記載されている。
【0030】本発明のエステル化ポリオキシアルキレン
ブロック共重合体は任意の食用脂肪含有食物組成物中の
従来の脂質のための部分代替品または全代替品として使
用されることができる。脂肪模擬品の量は従来の完全に
消化性のトリグリセリド脂質を用いてつくられた食物組
成物に比較して食物組成物の有効カロリーを有効に減少
させるのに十分な量である。好ましくは組成物の食用油
成分の少なくとも約10%(さらに好ましくは少なくと
も約25パーセント)が本エステル化ポリオキシアルキ
レンブロック共重合体からなる。本発明の脂肪代用品は
例えば調理油、フライ用油、サラダオイルあるいはショ
ートニングにおけるトリグリセリド脂質の代りとなるこ
とができる。追加の用途はケーキ、パン、アイスクリー
ム、キャンデイ、マヨネーズ、マーガリン、チーズ、チ
ーズスプレッド、コルドカット、ポテトチップ等のよう
な食物組成物を形成するために本エステル化アルコキシ
化ブロック共重合体を他の成分と組み合わせることを包
含する。本発明の脂肪模擬品と組み合わせて使用するこ
とができる例示的な成分は炭水化物(でんぷん、砂糖、
セルロース)、食用脂質(トリグリセリド)、(動物源
または植物源からの)蛋白質、ビタミン類、酸化防止剤
、乳化剤、増粘剤、保存料、着色料、香味料、香料、糖
代用品、水、ミルク、スパイス、玉子等を包含する。 本発明のこのエステル化ポリオキシアルキレンブロック
共重合体は高温にさらすことを必要とする食物組成物の
製造に特に適している。蛋白質性マクロコロイドまたは
非エステル化ポリオキシアルキレンポリオールのような
他の提案された脂肪代用品と異なって本発明の脂肪模擬
品は例外的に熱に安定でありそして熱せられたとき容易
に分解しないしあるいはそれらの脂肪様性質を失わない
【0031】以上の記載から当業者は本発明の本質的特
徴を容易に確かめることが出来、そして本発明の精神お
よび範囲から離れることなしに本発明の種々の変更及び
修正を行なって種々の用途、条件および態様に適合させ
ることができる。
【0032】
【実施例】次の実施例は本発明の脂肪模擬品および食物
組成物をさらに例示するがしかしいかなる方法において
も本発明を限定するものではない。
【0033】
【実施例1】15時間にわたって窒素圧力(25トル)
下240℃で過剰のオレイン酸とともに1800重量部
の「プルラコール(Pluracol)12R3」ブロ
ック共重合体を加熱することによりエステル化ポリオキ
シアルキレンブロック共重合体をつくった。「プルラコ
ール12R3」は約30重量パーセント(36モルパー
セント)のポリオキシエチレンを含有するBASFコー
ポレーション市販のエチレンオキシド−プロピレンオキ
シドブロック共重合体である。2つのポリオキシプロピ
レン末端ブロックの各々の当量は約600である。「プ
ルラコール12R3」の構造は化27のとおりに表わさ
れることができる:
【化27】 (但し、Aは二官能性アルコキシ部分(即ち、−OCH
2 CH2O−)、xは平均約6そしてyは平均約10
である)。
【0034】未反応脂肪酸は1mmおよび240℃で真
空蒸気ストリッピングにより除去され、従来のトリグリ
セリド油の特徴的物理的性質を有するがしかし食摂取の
際加水分解に対して実質的に抵抗性であると予想される
透明な明るい黄色の液体を生じた。このエステル化ポリ
オキシアルキレンブロック共重合体生成物は主として化
合物、化28
【化28】 (式中、Aは二官能性アルコキシ部分であり、xは平均
約6でありそしてyは平均約10である)からなってい
た。
【0035】水と本発明の脂肪模擬品との有利な相互作
用を示すために、ブロック共重合体と10重量パーセン
トの水とを混合するまえおよび混合のあとにエステル化
ポリオキシアルキレンブロック共重合体の粘度を測定し
た。このようにして得られた粘度データを表1に示す。 粘度はブルックフィールドLV粘度計を用いて測定され
た。
【0036】
【表1】                          
       表  1              
                         
           粘度(cps)  温度(℃)
  スピンドルスピード(rpm)      純  
        10%水  26         
         6               
   350          580      
                60       
           198          4
21  40                  6
                  115    
      320                
      60                 
 110          148
【0037】これ
らの結果は、少量の水と混合されたときエステル化ポリ
オキシアルキレンブロック共重合体の粘度が有意義に増
大することを示している。しかしながらポリオキシプロ
ピレン繰り返し単位を含有するがしかしポリオキシエチ
レン繰り返し単位を含有しない類似のエステル化ポリオ
キシアルキレンポリオールに水を加えた場合粘度におけ
る同様の増加は観察されない。
【0038】
【実施例2】実施例1に記載された方法を用いてそして
「プルラコール12R3」の代わりに「プルラコール3
1R4」を用いてエステル化ポリオキシアルキレンブロ
ック共重合体をつくった。「プルラコール31R4」は
約40重量パーセント(47モルパーセント)のポリオ
キシエチレンを含有するBASFコーポレーション市販
のエチレンオキシド−プロピレンオキシドブロック共重
合体である。2つのポリオキシプロピレン末端ブロック
の各々の当量は約1550である。「プルラコール31
R4」の構造は化29のとおりに表わされることができ
る:
【化29】 (式中、Aは二官能性アルコキシ部分(即ち−OCH2
 CH2 O−)であり、xは平均約24でありそして
yは平均約27である)。
【0039】このようにして得られたエステル化ポリオ
キシアルキレンブロンクは皮膚感触および稠度において
従来の消化可能なトリグリセリド油に類似している透明
な油であった。生成物の主要部分は構造・化30
【化3
0】 (式中、Aは二官能性アルコキシ部分であり、xは平均
約24でありそしてyは平均27である)を有した。
【0040】エステル化ポリオキシアルキレンブロック
共重合体の粘度は表2において示されるように、10重
量パーセントの水と混合したときに実質的に増大した。 粘度における増大は室温においておよび37℃の普通の
体温に近いやや高い温度においての両方で観察された。
【0041】
【表2】                          
       表  2              
                         
       粘度(cps)温度(℃)  スピンド
ルスピード(rpm)    純          
10%水  26                 
 6                380    
    3500                 
     12                21
5        3450  40        
          6              
  260          800       
               12        
        125          768

0042】
【実施例3】「プルラコール12R3」の代わりに「プ
ルラコール25R4」を用いて実施例1を繰り返した。 「プルラコール25R4」は約40重量パーセントのポ
リオキシエチレンを含有するBASFコーポレーション
により市販されているエチレンオキシド−プロピレンオ
キシドブロック共重合体である。2つのポリオキシプロ
ピレン末端ブロックのそれぞれの当量は約1250であ
る。
【0043】生成したエステル化ポリオキシアルキレン
ブロック共重合体は良好な油状感覚受容特性を有する透
明な油であった。生成物は主として、化31
【化31】 (式中、Aは二官能性アルコキシ部分(即ち−OCH2
 CH2 O−)であり、xは平均約19でありそして
yは平均約22である)からなっていた。
【0044】10重量パーセントの水をエステル化ポリ
オキシアルキレンブロック共重合体と混合した際粘度に
おける実質的な増大が起こり(表3)、このことは生成
物が食摂取の際、肛門漏れを促進したりまたは腸通過時
間を短かくしたりする傾向が他の脂肪代用品より少ない
ことを示唆している。
【0045】
【表3】                          
       表  3              
                         
         粘度(cps)温度(℃)  スピ
ンドルスピード(rpm)    純        
  10%水  26               
   6                350  
      1400               
       12                
233        1335  40      
            6            
    300          600     
                 12      
          175          47
【0046】
【実施例4】この実施例は活性水素含有開始剤としてグ
リセリンおよび大豆脂肪酸を使用するエステル化ポリオ
キシアルキレンブロック共重合体の製造を示す。
【0047】1時間25トルの圧力下110℃でグリセ
リン(920部)を水酸化カリウム(25部)とともに
加熱する。エチレンオキシド(4400部)を圧力需要
基準で110℃で加える。添加が完了した後、混合物を
さらに4時間110℃で加熱してエチレンオキシドを完
全に重合させる。次にプロピレンオキシド(5800部
)を圧力需要基準で110℃で加える。プロピレンオキ
シドが完全に反応した時、1時間90℃でアルコキシ化
開始剤中間体を珪酸マグネシウム(150部)とともに
加熱し、そして次にろ過して残留カリウムおよび珪酸マ
グネシウムを除去する。
【0048】実施例1の条件下、アルコキシ化開始剤中
間体(1000部)を過剰の大豆脂肪酸(1140部)
とともに加熱する。未反応脂肪酸を240℃(1mm)
で真空蒸気蒸留により除去する。得られた生成物は大豆
油の物理的外観、においおよび味を有しそして水と混合
したとき粘度において有意義な増大を示す透明油である
と予想される。
【0049】生成したエステル化ポリオキシアルキレン
ブロック共重合体の構造は化32
【化32】 (式中、xおよびyはそれぞれ平均して3.3であり、
化33
【化33】 は大豆脂肪酸から由来するアシル部分である)である。
【0050】
【実施例5】活性水素含有開始剤としてソルビトールお
よび脂肪酸の混合物を用いるエステル化ポリオキシアル
キレンブロック共重合体の製造がこの例により例示され
る。
【0051】25mmの圧力で窒素下110℃でソルビ
トール(180部)を水酸化カリウム(5部)とともに
加熱する。次にエチレンオキシド(528部)およびプ
ロピレンオキシド(696部)を順次ソルビトールと反
応させてアルコキシ化ソルビトール中間体を生成する。 残留触媒を珪酸マグネシウムとともに加熱することによ
り除去する。
【0052】水を連続的に除去しながら、窒素下240
℃でアルコキシ化ソルビトール中間体(1000部)を
ステアリン酸とオレイン酸との1:2混合物(800部
)とともに加熱する。ヒドロキシ転換が95パーセント
またはそれより高いとき、過剰の未反応脂肪酸を240
℃(1mm)で真空蒸気ストリッピングにより除去する
。得られるエステル化ポリオキシアルキレンブロック共
重合体は一般構造・化34
【化34】 (式中、Aはソルビトールから由来する六官能性アルコ
キシ部分であり、xは平均約2であり、yは平均約2で
ありそしてRは−(CH2 )7 CH=CH(CH2
 )7 CH3 または−(CH2 )16CH3 の
いずれかである)を有す。
【0053】
【実施例6】この例は活性水素含有開始剤としてドデカ
ノールを用いるエステル化ポリオキシアルキレンブロッ
ク共重合体の製造を示す。
【0054】25mm圧力で窒素下110℃でドデカノ
ール(186部)を水酸化カリウム(5部)とともに加
熱する。次にエチレンオキシド(176部)とプロピレ
ンオキシド(58部)との混合物を圧力需要基準で加え
る。混合物を110℃で3時間加熱してエポキシドのす
べてを反応させ、その後、圧力需要基準でプロピレンオ
キシド(290部)の添加を開始する。プロピレンオキ
シドのすべてが完全に反応したときアルコキシ化ドデカ
ノール中間体を珪酸マグネシウムで処理しそしてろ過し
てカリウム触媒を除去した。
【0055】アルコキシ化ドデカノール中間体(709
部)を、実施例1の条件を用いて過剰のピーナッツ油脂
肪酸(340部)でエステル化し、構造、化35
【化3
5】 (式中、IBは4:1モル比でオキシエチレン繰り返し
単位とオキシプロピレン繰り返し単位との両方を含有す
る約234当量の内部ブロック(炭素/酸素=2.2)
であり、yは平均約5でありそして化36
【化36】 はピーナッツ油脂肪酸から由来するアシル基である)を
有するエステル化ポリオキシアルキレンブロック共重合
体を生成する。
【0056】
【実施例7】この実施例は活性水素含有開始剤としてエ
リトリトールを用いるエステル化ポリオキシアルキレン
ブロック共重合体の製造を示す。
【0057】25mm圧力で窒素下110℃でエリトリ
トール(122部)を水酸化カリウム(10部)ととも
に加熱する。エチレンオキシド(880部)を圧力需要
基準で110℃で加える。110℃で加熱をつづけてす
べてのエチレンオキシドを反応させた後、50モルパー
セントプロピレンオキシド(232部)と50モルパー
セント1,2−ブテンオキシド(288部)との混合物
を圧力需要基準で加える。プロピレンオキシドと1,2
−ブテンオキシドのすべてが完全に消費された後、アル
コキシ化エリトリトール中間体を珪酸マグネシウムで処
理して残留アルカリ金属触媒を除去する。
【0058】エステル化ポリオキシアルキレンブロック
共重合体を形成するために、メタノールを連続的に除去
しながち、150℃で3時間アルコキシ化エリトリトー
ル中間体(1522部)をオレイン酸メチル(325部
)およびカリウムメトキシド触媒(10部)と反応させ
る。90℃で2時間珪酸マグネシウム(50部)ととも
に加熱し、ろ過しそして次に真空蒸気ストリッピングに
より過剰のオレイン酸メチルを除去することにより生成
物を精製する。このようにして得られたエステル過ポリ
オキシアルキレン生成物は外観および物理的性質におい
て油状であり、食摂取の際加水分解および吸収に対して
実質的に抵抗性でありそして少量の水と混合されたとき
粘度増加させることができることが予想される。生成物
の構造は化37のとおりである:
【化37】 (式中、Aはエリトリトールから由来する四官能性アル
コキシ部分、化38
【化38】 であり、xは平均約5でありそしてOBは等しい量のオ
キシプロピレン繰り返し単位およびオキシブチレン繰り
返し単位を含有する約130当量の親油性外部ブロック
(炭素/酸素=3.5)である)。
【0059】
【実施例8】エチレンジアミンから由来する開始剤部分
の含有するエステル化ポリオキシアルキレンブロック共
重合体の製造がこの例において例示される。
【0060】実施例7において記載された方法を用いて
、「テトロニック(Tetronic)90R4」(7
240部:BASFコーポレーションより市販されそし
てエチレンジアミンに順次エチレンオキシドおよびプロ
ピレンオキシドを添加することによりつくられたエチレ
ンオキシド−プロピレンオキシドブロック共重合体界面
活性剤)を大豆脂肪酸メチルエステル(1780部:エ
メリーケミカルズ(Emery  Chemicals
)より市販)と反応させる。このようにして製造された
エステル化ポリオキシアルキレンブロック共重合体の構
造は、化39
【化39】 (式中、Aはエチレンジアミンから由来する開始剤部分
即ち、化40
【化40】 であり、xは平均約16〜17であり、yは平均約18
〜19でありそして化41
【化41】 は大豆脂肪酸メチルエステルから由来する)である。
【0061】
【実施例9】この実施例は本発明のエステル化ポリオキ
シアルキレンブロック共重合体を使用する低カロリーフ
ランス風ポテトフライの製造を示す。
【0062】じゃがいもの皮をむきそして約3/8イン
チ(0.95cm)幅細片に縦方向にカットする。適当
な深さの脂肪調理用容器中で実施例1のエステル化ポリ
オキシアルキレンブロック共重合体を360°F(18
2.22℃)に加熱する:容器中少なくとも約2インチ
(約5.1cm)の深さの層を提供するのに十分なブロ
ック共重合体が使用される。次にカットしたじゃがいも
細片を6〜7分間またはカリカリとして黄金色となるま
で熱いブロック共重合体中にいれる。ペーパータオル上
にのせそして塩をふりかけた。
【0063】このようにつくられたフランス風ポテトフ
ライは従来のトリグリセリド湯を用いてつくられたフラ
ンス風ポテトフライに味、においおよび外観において類
似していると予想される。しかしながらそれらの有効カ
ロリー含有量はエステル化ポリオキシアルキレンブロッ
ク共重合体の実質的に非消化特性および非吸収特性の故
にかなり減少する。
【0064】
【実施例10】本発明のエステル化ポリオキシアルキレ
ンブロック共重合体を用いてのにんじん−パイナップル
ケーキの製造がこの実施例により例示される。
【0064】ふるいにかけた全目的小麦粉(1  1/
2カップ)、砂糖(1カップ)、ベーキングパウダー(
1茶さじ)、ベーキングソーダ(1茶さじ)、粉砕シナ
モン(1茶さじ)、および食塩(1/2茶さじ)を一つ
のボール中に一緒にふるいにかけた。実施例2のエステ
ル化ポリオキシアルキレンブロック共重合体(2/3カ
ップ)、玉子(2個)、細かくきざんだにんじん(1カ
ップ)、シロップを入れてつぶしたパイナップル(1/
2カップ)およびバニラ(1茶さじ)を次に加えそして
湿潤するまで混合する。電気ミキサーを用いて中程度の
スピードで2分間この混合物を砕き混合し、油および小
麦粉をしいた9×9×2インチ(22.9×22.9×
5.1cm)パン中に置き、そして35分間または焼き
あがるまで350°F(176.7℃)で焼く。10分
間冷却しそしてパンから取り出す。このようにしてつく
られたケーキは、エステル化ポリオキシアルキレンブロ
ック共重合体の代わりに大豆油を用いてつくられたケー
キに、味、におい、外観および手ざわりにおいて類似し
ており、なお、本脂肪模擬体の加水分解に対する抵抗性
および吸収に対する抵抗性の故に、有効カロリーにおい
て実質的に低下していると予想される。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  食物組成物における低カロリー脂肪代
    替品として有用な次の構造式・化1 【化1】 (式中、Aは少なくとも1つの活性水素を有する活性水
    素含有開始剤から誘導された開始剤部分であり、IBは
    2.5より小さい炭素/酸素のモル比を有する親水性ポ
    リオキシアルキレン内部ブロックであり、OBは食摂取
    の際加水分解に対して実質的抵抗性である化2【化2】 へのエステル結合を有しそして2.5より大きい炭素/
    酸素のモル比を有する親油性ポリオキシアルキレン外部
    ブロックであり、RはC7 −C23炭化水素部分であ
    りそして、zは活性水素含有開始剤上の活性水素の数に
    相当する)を有する脂肪模擬体化合物。
  2. 【請求項2】  活性水素含有開始剤がアルコールであ
    る請求項1に記載の脂肪模擬体化合物。
  3. 【請求項3】  IBが親水性ポリオキシエチレン内部
    ブロックである請求項1に記載の脂肪模擬体化合物。
  4. 【請求項4】  OBが親油性ポリオキシプロピレン外
    部ブロックである請求項1に記載の脂肪模擬体化合物。
  5. 【請求項5】  化3 【化3】 が脂肪酸から由来する請求項1に記載の脂肪模擬体化合
    物。
  6. 【請求項6】  zが2または3である請求項1に記載
    の模擬体化合物。
  7. 【請求項7】  食物組成物における低カロリー脂肪代
    替品として有用な次の構造式・化4 【化4】 (式中、Aは2または3個のヒドロキシル基を有するア
    ルコールから誘導されたアルコキシ部分であり、IBは
    親水性ポリオキシエチレン内部ブロックであり、OBは
    食摂取の際加水分解に対して実質的に抵抗性である化5
    【化5】 へのエステル結合を有する親油性ポリオキシプロピレン
    外部ブロックであり、RはC11−C23パラフィン系
    またはオレフィン系炭化水素部分でありそしてzはアル
    コール上のヒドロキシル基の数に相当する)を有する脂
    肪模擬体化合物。
  8. 【請求項8】  IBおよびOBが約1〜30の親水性
    対親油性バランス値を有する請求項7に記載の脂肪模擬
    体化合物。
  9. 【請求項9】  IBの当量が平均約88〜1540で
    ありそしてOBの当量が平均約110〜2030である
    請求項7に記載の脂肪模擬体化合物。
  10. 【請求項10】  化6 【化6】 が脂肪酸から由来する請求項7に記載の脂肪模擬体化合
    物。
  11. 【請求項11】  食物組成物における低カロリー脂肪
    代替品として有用な次の構造式・化7 【化7】 (式中、Aは2または3個のヒドロキシ基を有するアル
    コールから誘導されたアルコキシ部分であり、xおよび
    yはそれぞれ、独立して平均約2〜35であり、RはC
    11〜C23パラフィン系またはオレフィン系炭化水素
    部分であり、化8 【化8】 は脂肪酸から由来し、そしてzはアルコール上のヒドロ
    キシル基の水に相当する)を有する脂肪模擬体化合物。
  12. 【請求項12】  Aがグリセリルである請求項11の
    脂肪模擬体化合物。
  13. 【請求項13】  食用油成分が食物組成物のカロリー
    含有量を減少させるのに有効な量のエステル化ポリオキ
    シアルキレンブロック共重合体を含み、しかもそのエス
    テル化ポリオキシアルキレンブロック共重合体が構造式
    ・化9 【化9】 (式中、Aは少なくとも1個の活性水素を有する活性水
    素含有開始剤から誘導される開始剤部分であり、IBは
    2.5より小さい炭素/酸素モル比を有する親水性ポリ
    オキシアルキレン内部ブロックであり、OBは食摂取の
    際加水分解に対して実質的に抵抗性である化10【化1
    0】 へのエステル結合を有しそして2.5より大きい炭素/
    酸素モル比を有する親油性ポリオキシアルキレン外部ブ
    ロックであり、RはC7 −C23炭化水素部分であり
    そしてzは開始剤上の活性水素の数に相当する)を有す
    ることを特徴とする低い有効カロリーの食用油成分を有
    する食物組成物。
  14. 【請求項14】  活性水素含有開始剤がアルコールで
    ある請求項13に記載の食物組成物。
  15. 【請求項15】  IBが親水性ポリオキシエチレン内
    部ブロックである請求項13に記載の食物組成物。
  16. 【請求項16】  OBが親油性ポリオキシプロピレン
    外部ブロックである請求項13に記載の食物組成物。
  17. 【請求項17】  化11 【化11】 が脂肪酸から由来する請求項13に記載の食物組成物。
  18. 【請求項18】  zが2または3である請求項13に
    記載の食物組成物。
  19. 【請求項19】  食用油成分の10〜100%が構造
    式・化12 【化12】 (式中、Aは2または3個のヒドロキシル基を有するア
    ルコールから誘導されたアルコキシ部分であり、IBは
    親水性ポリオキシエチレン内部ブロックでありそしてO
    Bは食摂取の際加水分解に対して実質的に抵抗性である
    化13 【化13】 へのエステル結合を有する親油性ポリオキシプロピレン
    外部ブロックであり、RはC11−C23パラフィン系
    またはオレフィン系炭化水素部分でありそしてzはアル
    コール上のヒドロキシル基の数に相当する)を有するエ
    ステル化ポリオキシアルキレンブロック共重合体から構
    成されていることを特徴とする、低い有効カロリーの食
    用油成分を有する食物組成物。
  20. 【請求項20】  IBおよびOBが約1〜30の親水
    性対親油性バランス値を有する請求項19に記載の食物
    組成物。
  21. 【請求項21】  IBの当量が平均約88〜1540
    でありそしてOBの当量が平均約110〜2030であ
    る請求項19に記載の食物組成物。
  22. 【請求項22】  化14 【化14】 が脂肪酸から由来する請求項19に記載の食物組成物。
  23. 【請求項23】  食用油成分の25〜100%が構造
    式・化15 【化15】 (式中、Aは2または3個のヒドロキシル基を有するア
    ルコールから誘導されたアルコキシ部分であり、xおよ
    びyは各々独立して平均約2〜35を有し、RはC11
    〜C23パラフィン系またはオレフィン系炭化水素部分
    であり、化16 【化16】 は脂肪酸から由来し、そしてzはアルコール上のヒドロ
    キシル基の数に相当する)を有するエステル化ポリオキ
    シアルキレンブロック共重合体からなることを特徴とす
    る、低い有効カロリーの食物油成分を有する食物組成物
  24. 【請求項24】  Aがグリセリルである請求項23に
    記載の食物組成物。
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